JP2573281Y2 - サッシ用外装枠 - Google Patents
サッシ用外装枠Info
- Publication number
- JP2573281Y2 JP2573281Y2 JP1993031141U JP3114193U JP2573281Y2 JP 2573281 Y2 JP2573281 Y2 JP 2573281Y2 JP 1993031141 U JP1993031141 U JP 1993031141U JP 3114193 U JP3114193 U JP 3114193U JP 2573281 Y2 JP2573281 Y2 JP 2573281Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- frame
- sash
- members
- vertical
- exterior
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Door And Window Frames Mounted To Openings (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、主として軽量型材に
て窓台を構成し、躯体の室外側に外装材を取付け、窓台
の開口部にサッシ枠を取付ける建物おいて、開口部の室
外側に取付けるサッシ用外装枠に関する。
て窓台を構成し、躯体の室外側に外装材を取付け、窓台
の開口部にサッシ枠を取付ける建物おいて、開口部の室
外側に取付けるサッシ用外装枠に関する。
【0002】
【従来の技術】建物の開口部を軽量形鋼で構成し、その
開口部にサッシ枠を取付ける建築にあっては、躯体の室
外側に外装材を取付ける場合、一般に開口部の上縁と外
装材の下端を一致し、開口部の下縁と外装材の上端を一
致するように取付けると共に、開口部の側縁と外装材の
側端を一致するように取付けるか、サッシ枠に取付け可
能となる新たな外装枠を構成し、該外装枠を室外側より
開口部に嵌挿し、これをサッシ枠にビス止め固定した
後、外装枠と外装材の隙間にコーキングを施していた。
(例えば実開昭62−135782号公報)
開口部にサッシ枠を取付ける建築にあっては、躯体の室
外側に外装材を取付ける場合、一般に開口部の上縁と外
装材の下端を一致し、開口部の下縁と外装材の上端を一
致するように取付けると共に、開口部の側縁と外装材の
側端を一致するように取付けるか、サッシ枠に取付け可
能となる新たな外装枠を構成し、該外装枠を室外側より
開口部に嵌挿し、これをサッシ枠にビス止め固定した
後、外装枠と外装材の隙間にコーキングを施していた。
(例えば実開昭62−135782号公報)
【0003】
【考案が解決しようとする課題】サッシ枠を取付けた開
口部に室外側より外装枠を嵌挿し、これをサッシ枠にビ
ス止め固定する場合、高層建築物にあっては危険が伴う
ので、躯体の室外側に足場を組み、足場から外装枠を取
付けていたが、足場を用いた取付けであっても、外装枠
の取付けが複雑であると、高度の熟練を要し、しかも不
安定な状態で時間もかかる問題点があった。又サッシ枠
の室外側に予め外装枠を取付けても、外装枠と外装材の
隙間が一定しないので、コーキング幅が不揃いとなり外
観も悪くなる問題点があった。本考案は、従来技術の有
するこのような問題点に鑑みてなされたものであり、そ
の目的とするところは、外装材の取付けが容易で、しか
もサッシ取付部の防水に適したサッシ用外装枠を提供す
ることにある。
口部に室外側より外装枠を嵌挿し、これをサッシ枠にビ
ス止め固定する場合、高層建築物にあっては危険が伴う
ので、躯体の室外側に足場を組み、足場から外装枠を取
付けていたが、足場を用いた取付けであっても、外装枠
の取付けが複雑であると、高度の熟練を要し、しかも不
安定な状態で時間もかかる問題点があった。又サッシ枠
の室外側に予め外装枠を取付けても、外装枠と外装材の
隙間が一定しないので、コーキング幅が不揃いとなり外
観も悪くなる問題点があった。本考案は、従来技術の有
するこのような問題点に鑑みてなされたものであり、そ
の目的とするところは、外装材の取付けが容易で、しか
もサッシ取付部の防水に適したサッシ用外装枠を提供す
ることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案におけるサッシ用外装枠は、サッシ枠の室外
側に増設する枠本体と、サッシ上枠材と左右縦枠材の室
外側に取付ける固定材とから成り、枠本体は上部材と下
部材、及び左右竪部材とから構成され、上部材は主体部
の上部に外装材の接続部を設け、接続部は室内側と室外
側の上部に突片を相対設し、突片間に外装材の下部突条
が挿入する上向溝を設け、下部材は室内より室外に下降
傾斜する傾斜壁に、外装材の室外側に垂下する水切壁
と、外装材の上部凹溝に嵌合する脚部を設け、脚部は上
段脚部と下段脚部から成り、しかも下段脚部が切取り可
能で、上部材と竪部材は内周側に内外周方向に変形可能
となる内向係止部を突設し、竪部材は外周側に外装材の
嵌挿溝を設け、固定材は枠本体の内向係止部に係止する
外向係止部を設け、固定材により枠本体を仮止めし、且
つビス止め固定する。
に、本考案におけるサッシ用外装枠は、サッシ枠の室外
側に増設する枠本体と、サッシ上枠材と左右縦枠材の室
外側に取付ける固定材とから成り、枠本体は上部材と下
部材、及び左右竪部材とから構成され、上部材は主体部
の上部に外装材の接続部を設け、接続部は室内側と室外
側の上部に突片を相対設し、突片間に外装材の下部突条
が挿入する上向溝を設け、下部材は室内より室外に下降
傾斜する傾斜壁に、外装材の室外側に垂下する水切壁
と、外装材の上部凹溝に嵌合する脚部を設け、脚部は上
段脚部と下段脚部から成り、しかも下段脚部が切取り可
能で、上部材と竪部材は内周側に内外周方向に変形可能
となる内向係止部を突設し、竪部材は外周側に外装材の
嵌挿溝を設け、固定材は枠本体の内向係止部に係止する
外向係止部を設け、固定材により枠本体を仮止めし、且
つビス止め固定する。
【0005】
【実施例】先ずサッシ枠Fを取付ける建築物開口部Hの
構造を図5(A)に基づき説明すれば、開口部Hはリッ
プ溝型材Dを縦横に配置して枠状に構築し、開口部Hの
室内側にサッシ枠Fを取付け、開口部Hを除く躯体の室
外側に外装材Pを取付けるものである。外装材Pは図5
(B)の如く適宜厚さtを有し、上部の室外側に凹欠部
p5を設け、室外側を削いだ薄肉上部p1を形成し、薄
肉上部p1の頂部に上向きに開口する凹溝p2を設け、
下部に下位外装材Pの上部凹溝p2に挿入する下部突条
p4と、凹欠部p5の室外側に垂下する前垂部p3を設
けている。薄肉上部p1と上部凹溝p2、前垂部p3、
下部突条p4、及び凹欠部p5は、左右方向に平行し、
この外装材Pを上下に連続する場合、上部凹溝p2にパ
ッキンSを嵌挿して連続することが望ましい。
構造を図5(A)に基づき説明すれば、開口部Hはリッ
プ溝型材Dを縦横に配置して枠状に構築し、開口部Hの
室内側にサッシ枠Fを取付け、開口部Hを除く躯体の室
外側に外装材Pを取付けるものである。外装材Pは図5
(B)の如く適宜厚さtを有し、上部の室外側に凹欠部
p5を設け、室外側を削いだ薄肉上部p1を形成し、薄
肉上部p1の頂部に上向きに開口する凹溝p2を設け、
下部に下位外装材Pの上部凹溝p2に挿入する下部突条
p4と、凹欠部p5の室外側に垂下する前垂部p3を設
けている。薄肉上部p1と上部凹溝p2、前垂部p3、
下部突条p4、及び凹欠部p5は、左右方向に平行し、
この外装材Pを上下に連続する場合、上部凹溝p2にパ
ッキンSを嵌挿して連続することが望ましい。
【0006】サッシ枠Fは図1乃至図4の如く、上枠材
F1と下枠材F2、及び左右縦枠材F3,F4より構成
され、上枠材F1は室内壁a1と室外壁a2の外周側に
内向突片f1を相対設し、下枠材F2は室内壁b1と室
外壁b2の間に底壁b3を設け、室内壁b1と底壁b3
の外周側に内向突片f2を相対設し、且つ底壁b3の室
外側に取付片b4を垂下し、左縦枠材F3は室内壁c1
と室外壁c2の外周に内向突片f3を、右縦枠材F4は
室内壁d1と室外壁d2の外周に内向突片f4を夫々相
対設する。右縦枠材F4は左縦枠材F3と略対称形状を
成すので、以下の説明において、縦枠材F3は右縦枠材
F4を含むものとする。
F1と下枠材F2、及び左右縦枠材F3,F4より構成
され、上枠材F1は室内壁a1と室外壁a2の外周側に
内向突片f1を相対設し、下枠材F2は室内壁b1と室
外壁b2の間に底壁b3を設け、室内壁b1と底壁b3
の外周側に内向突片f2を相対設し、且つ底壁b3の室
外側に取付片b4を垂下し、左縦枠材F3は室内壁c1
と室外壁c2の外周に内向突片f3を、右縦枠材F4は
室内壁d1と室外壁d2の外周に内向突片f4を夫々相
対設する。右縦枠材F4は左縦枠材F3と略対称形状を
成すので、以下の説明において、縦枠材F3は右縦枠材
F4を含むものとする。
【0007】次に本考案におけるサッシ用外装枠の構造
を図1乃至図4に基づいて説明すると、開口部Hの室外
側に取付ける枠本体10と、枠本体10をサッシ枠Fに
取付ける固定材6,7,8とから成り、枠本体10は上
部材1と下部材2、及び左右竪部材3,4より構成さ
れ、固定材6,7,8は、サッシ上枠材F1に固定し上
部材1に嵌合係止する上部固定材6と、サッシ縦枠材F
3,F4に固定し竪部材3,4に嵌合係止する竪部固定
材7,8として用いる。
を図1乃至図4に基づいて説明すると、開口部Hの室外
側に取付ける枠本体10と、枠本体10をサッシ枠Fに
取付ける固定材6,7,8とから成り、枠本体10は上
部材1と下部材2、及び左右竪部材3,4より構成さ
れ、固定材6,7,8は、サッシ上枠材F1に固定し上
部材1に嵌合係止する上部固定材6と、サッシ縦枠材F
3,F4に固定し竪部材3,4に嵌合係止する竪部固定
材7,8として用いる。
【0008】上部材1は上部固定材6を介して上枠材F
1に取付ける主体部11と、外装材Pの下部に係合する
接続部12とから成り、主体部11は外側壁15と、外
側壁15の外周側から室内向きに突出する外周壁16
と、外側壁15の内周側に内外周方向に変形可能となる
内向係止部17とを設け、外周壁16は内向係止部17
より室内側に長く、その室内側に当接壁14を垂下し、
接続部12は外周壁16の上部に設けられ、接続部12
の室外側に外装材Pの凹欠部p5と同様の凹部19を設
け、室内側と室外側の上部に突片1a,1bを相対設
し、突片1a,1b間に外装材Pの上部凹溝p2と同様
の上向溝13を設け、外装材Pの薄肉上部p1と同様の
形状を成す。
1に取付ける主体部11と、外装材Pの下部に係合する
接続部12とから成り、主体部11は外側壁15と、外
側壁15の外周側から室内向きに突出する外周壁16
と、外側壁15の内周側に内外周方向に変形可能となる
内向係止部17とを設け、外周壁16は内向係止部17
より室内側に長く、その室内側に当接壁14を垂下し、
接続部12は外周壁16の上部に設けられ、接続部12
の室外側に外装材Pの凹欠部p5と同様の凹部19を設
け、室内側と室外側の上部に突片1a,1bを相対設
し、突片1a,1b間に外装材Pの上部凹溝p2と同様
の上向溝13を設け、外装材Pの薄肉上部p1と同様の
形状を成す。
【0009】下部材2は下枠材F2の取付片b4に外接
する内側壁22と、内側壁22より室外に向けて下降傾
斜する傾斜壁21と、傾斜壁21の室外側に垂下する水
切壁23と、傾斜壁21の下方に外装材Pの下部突条p
4に相当する脚部24とを設け、脚部24は上段脚部2
4aと下段脚部24bとから成り、少なくとも下段脚部
24bの連続部に切込み26を設け、下段脚部24bを
必要に応じて切取り、又は折取り可能にするもので、内
側壁22を下枠材F2の取付片b4に外接し、水切壁2
3は外装材Pの前垂部p3と同様に外装材薄肉上部p1
の室外側に垂下し、脚部24を外装材Pの上部凹溝p2
に挿入し、内側壁22と取付片b4とをビス止め固定す
る。
する内側壁22と、内側壁22より室外に向けて下降傾
斜する傾斜壁21と、傾斜壁21の室外側に垂下する水
切壁23と、傾斜壁21の下方に外装材Pの下部突条p
4に相当する脚部24とを設け、脚部24は上段脚部2
4aと下段脚部24bとから成り、少なくとも下段脚部
24bの連続部に切込み26を設け、下段脚部24bを
必要に応じて切取り、又は折取り可能にするもので、内
側壁22を下枠材F2の取付片b4に外接し、水切壁2
3は外装材Pの前垂部p3と同様に外装材薄肉上部p1
の室外側に垂下し、脚部24を外装材Pの上部凹溝p2
に挿入し、内側壁22と取付片b4とをビス止め固定す
る。
【0010】左竪部材3は外側壁35と、外側壁35の
外周側から室内向きに突出する外周壁36と、外側壁3
5の内周側に内外周方向に変形可能となる内向係止部3
7とを設け、外側壁35の外周側に延長片39を、外周
壁36の室内側に延長片39に相対する当接壁34を設
け、延長片39と当接壁34の間に外装材Pの嵌挿溝3
0を形成している。右竪部材4は左竪部材3と左右対称
形状を成し、左竪部材3の左右を反転して用いるもので
あるから、以下の説明において、竪部材3は右竪部材4
を含むものとする。
外周側から室内向きに突出する外周壁36と、外側壁3
5の内周側に内外周方向に変形可能となる内向係止部3
7とを設け、外側壁35の外周側に延長片39を、外周
壁36の室内側に延長片39に相対する当接壁34を設
け、延長片39と当接壁34の間に外装材Pの嵌挿溝3
0を形成している。右竪部材4は左竪部材3と左右対称
形状を成し、左竪部材3の左右を反転して用いるもので
あるから、以下の説明において、竪部材3は右竪部材4
を含むものとする。
【0011】上部固定材6は上枠材F1の室外壁a2に
外接する当接片6aと、当接片6aの上端部より僅かに
室外側に屈曲し外周向きに突出する段状片6bと、当接
片6aの途中より室内側に突出する規制片6eと、当接
片6aの下端部より室外側に突出し上部材1の内向係止
部17に係止する外向係止部6cとから成り、外向係止
部6cを室外側に向け、段状片6bを上枠材F1の外周
に向け、当接片6aを上枠材室外壁a2の室外側に外接
し、規制片6eを上枠材F1の外周に係止し、当接片6
aを室外壁a2にビス止めする。
外接する当接片6aと、当接片6aの上端部より僅かに
室外側に屈曲し外周向きに突出する段状片6bと、当接
片6aの途中より室内側に突出する規制片6eと、当接
片6aの下端部より室外側に突出し上部材1の内向係止
部17に係止する外向係止部6cとから成り、外向係止
部6cを室外側に向け、段状片6bを上枠材F1の外周
に向け、当接片6aを上枠材室外壁a2の室外側に外接
し、規制片6eを上枠材F1の外周に係止し、当接片6
aを室外壁a2にビス止めする。
【0012】竪部固定材7は縦枠材F3の室外壁c2に
外接する当接片7aと、当接片7aの外周端より室内側
に屈曲し外周向きに突出する段状片7bと、当接片7a
の途中より室内側に突出する規制片7eと、当接片7a
の内周端より室外側に突出し竪部材3の内向係止部37
に係止する外向係止部7cとから成り、全体が階段状を
成すもので、外向係止部7cを室外側に向け、段状片7
bを縦枠材F3の外周に向けて、当接片7aを縦枠材室
外壁c2の室外側に外接し、規制片7eを縦枠材F3の
外周に係止し、当接片7aを室外壁c2にビス止めす
る。
外接する当接片7aと、当接片7aの外周端より室内側
に屈曲し外周向きに突出する段状片7bと、当接片7a
の途中より室内側に突出する規制片7eと、当接片7a
の内周端より室外側に突出し竪部材3の内向係止部37
に係止する外向係止部7cとから成り、全体が階段状を
成すもので、外向係止部7cを室外側に向け、段状片7
bを縦枠材F3の外周に向けて、当接片7aを縦枠材室
外壁c2の室外側に外接し、規制片7eを縦枠材F3の
外周に係止し、当接片7aを室外壁c2にビス止めす
る。
【0013】上部材1の内向係止部17と上部固定材6
の外向係止部6cの係止手段は、例えば内向係止部17
の室内側先部に外周側に折返す外鈎片18を設け、外向
係止部6cの先部に内周側に折返し外鈎片18に係止す
る内鈎部6dを設ける。竪部材3の内向係止部37と竪
部固定材7の外向係止部7cの係止手段は、例えば内向
係止部37の室内側先部に外周側に折返す外鈎部38を
設け、外向係止部7cの先部に内周側に折返し外鈎部3
8に係止する内鈎片7dを設ける。
の外向係止部6cの係止手段は、例えば内向係止部17
の室内側先部に外周側に折返す外鈎片18を設け、外向
係止部6cの先部に内周側に折返し外鈎片18に係止す
る内鈎部6dを設ける。竪部材3の内向係止部37と竪
部固定材7の外向係止部7cの係止手段は、例えば内向
係止部37の室内側先部に外周側に折返す外鈎部38を
設け、外向係止部7cの先部に内周側に折返し外鈎部3
8に係止する内鈎片7dを設ける。
【0014】図中、9は開口部Hにサッシ枠Fを取付け
る固定金具で、固定金具9は例えばサッシ上枠材F1と
下枠材F2の内向突縁f1,f2、及び縦枠材F3,F
4の内向突縁f3,f4に夫々2個づつ嵌挿し、開口部
Hを構成するリップ溝型材Dに溶接するものである。枠
本体10を構成する上下部材1,2と竪部材3,4、及
び枠本体10をサッシ枠Fに取付ける固定材6,7,8
は、サッシ枠Fを構成する上下枠材F1,F2や縦枠材
F3,F4と同様に、軽金属より押出し成形するもので
ある。
る固定金具で、固定金具9は例えばサッシ上枠材F1と
下枠材F2の内向突縁f1,f2、及び縦枠材F3,F
4の内向突縁f3,f4に夫々2個づつ嵌挿し、開口部
Hを構成するリップ溝型材Dに溶接するものである。枠
本体10を構成する上下部材1,2と竪部材3,4、及
び枠本体10をサッシ枠Fに取付ける固定材6,7,8
は、サッシ枠Fを構成する上下枠材F1,F2や縦枠材
F3,F4と同様に、軽金属より押出し成形するもので
ある。
【0015】本案のサッシ用外装枠は上記構造であるか
ら、予め上部材1と下部材2、及び竪部材3,4にて枠
本体10を組立てる一方、上部固定材6の段状片6bを
室内向きにし、且つ外向係止部6cを室外向きにして当
接片6aをサッシ上枠材F1の室外壁a2に外接し、こ
れをビスbにて固定すると共に、竪部固定材7の段状片
7bを室内向きにし、且つ外向係止部7cを室外向きに
して当接片7aをサッシ縦枠材F3の室外壁c2に外接
し、これをビスbにて固定しておく。竪部固定材8は竪
部固定材7と同様の手段でビス止めする。
ら、予め上部材1と下部材2、及び竪部材3,4にて枠
本体10を組立てる一方、上部固定材6の段状片6bを
室内向きにし、且つ外向係止部6cを室外向きにして当
接片6aをサッシ上枠材F1の室外壁a2に外接し、こ
れをビスbにて固定すると共に、竪部固定材7の段状片
7bを室内向きにし、且つ外向係止部7cを室外向きに
して当接片7aをサッシ縦枠材F3の室外壁c2に外接
し、これをビスbにて固定しておく。竪部固定材8は竪
部固定材7と同様の手段でビス止めする。
【0016】本案のサッシ用外装枠を開口部Hに取付け
る場合、先ず開口部Hに固定材6,7,8を取付けたサ
ッシ枠Fを嵌挿し、そのサッシ枠Fを出入り調整し、固
定金具9を用いて溝型材Dに固定する。例えば上枠材F
1と縦枠材F3,F4の内向突片f1,f3,f4に固
定金具9を夫々2個づつ嵌挿し、下部材2の取付片b4
に固定金具9を2個嵌挿し、各固定金具9を開口部Hを
構成するリップ溝型材Dに夫々溶接して取付ける。
る場合、先ず開口部Hに固定材6,7,8を取付けたサ
ッシ枠Fを嵌挿し、そのサッシ枠Fを出入り調整し、固
定金具9を用いて溝型材Dに固定する。例えば上枠材F
1と縦枠材F3,F4の内向突片f1,f3,f4に固
定金具9を夫々2個づつ嵌挿し、下部材2の取付片b4
に固定金具9を2個嵌挿し、各固定金具9を開口部Hを
構成するリップ溝型材Dに夫々溶接して取付ける。
【0017】次に枠本体10を建物の室外側から開口部
H内に向けて引寄せ、例えば上部材1の当接壁14を上
枠材F1に取付けた上部固定材6の段状片6bに、下部
材2の内側壁22を下枠材F2の取付片b4に外接する
ように引寄せ、且つ竪部材3の当接壁34を縦枠材F3
に取付けた竪部固定材7の段状片7bに当接するように
引寄せれば、上部材1の内向係止部17は外向係止部6
cに変形しながら弾力的に係止し、竪部材3の内向係止
部37は竪部固定材7の外向係止部7cに変形しながら
弾力的に係止して、枠本体10が固定材6,7,8に仮
止めされる。即ち、サッシ枠Fに仮止めされる。
H内に向けて引寄せ、例えば上部材1の当接壁14を上
枠材F1に取付けた上部固定材6の段状片6bに、下部
材2の内側壁22を下枠材F2の取付片b4に外接する
ように引寄せ、且つ竪部材3の当接壁34を縦枠材F3
に取付けた竪部固定材7の段状片7bに当接するように
引寄せれば、上部材1の内向係止部17は外向係止部6
cに変形しながら弾力的に係止し、竪部材3の内向係止
部37は竪部固定材7の外向係止部7cに変形しながら
弾力的に係止して、枠本体10が固定材6,7,8に仮
止めされる。即ち、サッシ枠Fに仮止めされる。
【0018】枠本体10をサッシ枠Fに仮止めした時、
上部材1の接続部12はリップ溝型材Dに、当接壁14
は上部固定材6の当接片6aに外接し、下部材2の内側
壁22はサッシ下枠材F2の取付片b4に外接し、竪部
材3,4の当接壁34,44は竪部固定材7,8の段状
片7b,8bに外接するので、内側壁22を取付片b4
に、当接壁34,44を段状片7b,8bにビスbで固
定し、枠本体10を強力に取付ける。更に、接続部12
をリップ溝型材Dにビス止めすることも可能ある。
上部材1の接続部12はリップ溝型材Dに、当接壁14
は上部固定材6の当接片6aに外接し、下部材2の内側
壁22はサッシ下枠材F2の取付片b4に外接し、竪部
材3,4の当接壁34,44は竪部固定材7,8の段状
片7b,8bに外接するので、内側壁22を取付片b4
に、当接壁34,44を段状片7b,8bにビスbで固
定し、枠本体10を強力に取付ける。更に、接続部12
をリップ溝型材Dにビス止めすることも可能ある。
【0019】枠本体10の取付後、図1(B)の如く上
部材1の接続部12に上方から外装材Pを嵌挿し、外装
材Pの下部突条p4を、上向溝13を形成している突片
1a,1bの間に挿入すると共に、前垂部p3を接続部
12の室外側に垂れ下げ、下部材2に下方から外装材P
を嵌挿し、脚部24を外装材Pの凹溝p2に嵌挿すると
共に、水切壁23を薄肉上部p1の室外側に垂れ下げ、
図2(B)の如く竪部材3,4の嵌挿溝30,40に外
装材Pを呑込ませる。水密性を向上するため、少なくと
も枠本体10とサッシ枠Fの接合部、及び竪部材3,4
と外装材Pの隙間にコーキングCを施すことが望まし
い。
部材1の接続部12に上方から外装材Pを嵌挿し、外装
材Pの下部突条p4を、上向溝13を形成している突片
1a,1bの間に挿入すると共に、前垂部p3を接続部
12の室外側に垂れ下げ、下部材2に下方から外装材P
を嵌挿し、脚部24を外装材Pの凹溝p2に嵌挿すると
共に、水切壁23を薄肉上部p1の室外側に垂れ下げ、
図2(B)の如く竪部材3,4の嵌挿溝30,40に外
装材Pを呑込ませる。水密性を向上するため、少なくと
も枠本体10とサッシ枠Fの接合部、及び竪部材3,4
と外装材Pの隙間にコーキングCを施すことが望まし
い。
【0020】尚、枠本体10の取付け手順は上記例に限
定されるものではなく、例えば躯体開口部Hの室内側に
サッシ枠Fを取付けた後、その上枠材F1の室外側に上
部固定材6を取付け、縦枠材F3,F4の室外側に竪部
固定材7,8を取付け、これに枠本体10を弾力的に係
止することも可能である。また固定材6,7,8の外向
係止部6c,7c,8cと、枠本体10の内向係止部1
7,37,47を反対に形成しても同様の目的を達成す
る。枠本体10を構成する上下部材2,3と竪部材3,
4、及びサッシ枠Fに取付ける固定材6,7,8は、サ
ッシ枠Fの上下枠材F1,F2や縦枠材F3,F4と同
様に軽金属より押出し成形するものであり、その形状構
造は本案の要旨に反しない限り適宜変更可能である。
定されるものではなく、例えば躯体開口部Hの室内側に
サッシ枠Fを取付けた後、その上枠材F1の室外側に上
部固定材6を取付け、縦枠材F3,F4の室外側に竪部
固定材7,8を取付け、これに枠本体10を弾力的に係
止することも可能である。また固定材6,7,8の外向
係止部6c,7c,8cと、枠本体10の内向係止部1
7,37,47を反対に形成しても同様の目的を達成す
る。枠本体10を構成する上下部材2,3と竪部材3,
4、及びサッシ枠Fに取付ける固定材6,7,8は、サ
ッシ枠Fの上下枠材F1,F2や縦枠材F3,F4と同
様に軽金属より押出し成形するものであり、その形状構
造は本案の要旨に反しない限り適宜変更可能である。
【0021】
【考案の効果】本案サッシ用外装枠は、上記のとおり構
成されているので、次に記載する効果を奏する。枠本体
は、上部材の上部に外装材の薄肉上部に相当する接続部
を設け、下部材に外装材の前垂部に相当する水切片と、
下部突条に相当する脚部を設けているので、枠本体の上
下に取付ける外装材を、躯体に取付ける外装材と同様の
手段で、簡単、且つ容易に取付け得るし、竪部材の外周
側に嵌挿溝を有するので、枠本体の左右取付ける外装材
を嵌挿溝まで挿入して取付け得る。その結果、枠本体と
その周囲に取付け外装材の防水効果が向上するばかり
か、窓取付部の外観も向上する。
成されているので、次に記載する効果を奏する。枠本体
は、上部材の上部に外装材の薄肉上部に相当する接続部
を設け、下部材に外装材の前垂部に相当する水切片と、
下部突条に相当する脚部を設けているので、枠本体の上
下に取付ける外装材を、躯体に取付ける外装材と同様の
手段で、簡単、且つ容易に取付け得るし、竪部材の外周
側に嵌挿溝を有するので、枠本体の左右取付ける外装材
を嵌挿溝まで挿入して取付け得る。その結果、枠本体と
その周囲に取付け外装材の防水効果が向上するばかり
か、窓取付部の外観も向上する。
【0022】また枠本体の構造が簡単で、組立て構成も
容易であるばかりか、枠本体の取付けにおいても、枠本
体の上部材と竪部材に、内外周方向に変形可能となる内
向係止部を設け、サッシ枠に取付ける固定材に内向係止
部と係止する外向係止部を設けているので、枠本体を室
外側よりサッシ枠に引寄せるだけで、枠本体を固定材に
仮止めし、その枠本体をビス止め固定し得るため、枠本
体を安定した状態で実に簡単容易に取付け得る。しかも
建物の外装更新時や外装変更時に、既存の開口部にも取
付け可能である。特に下部材の脚部を上下二段に設け、
脚部を必要に応じて切取り、又は折取り得るように工夫
してあるため、外装材の取付けも容易になる。
容易であるばかりか、枠本体の取付けにおいても、枠本
体の上部材と竪部材に、内外周方向に変形可能となる内
向係止部を設け、サッシ枠に取付ける固定材に内向係止
部と係止する外向係止部を設けているので、枠本体を室
外側よりサッシ枠に引寄せるだけで、枠本体を固定材に
仮止めし、その枠本体をビス止め固定し得るため、枠本
体を安定した状態で実に簡単容易に取付け得る。しかも
建物の外装更新時や外装変更時に、既存の開口部にも取
付け可能である。特に下部材の脚部を上下二段に設け、
脚部を必要に応じて切取り、又は折取り得るように工夫
してあるため、外装材の取付けも容易になる。
【図1】(A)(B)本案サッシ用外装枠の縦断面図と
その使用例を示す要部縦断面図である。
その使用例を示す要部縦断面図である。
【図2】(A)(B)本案外装枠の横断面図とその使用
例を示す要部横断面図である。
例を示す要部横断面図である。
【図3】(A)(B)枠本体の縦断面図と、固定材の取
付け例を示すサッシ枠の縦断面図である。
付け例を示すサッシ枠の縦断面図である。
【図4】(A)(B)枠本体の横断面図と、固定材の取
付け例を示すサッシ枠の横断面図である。
付け例を示すサッシ枠の横断面図である。
【図5】(A)(B)躯体開口部の構造例を示す要部縦
断面図と外装材の側面図である。
断面図と外装材の側面図である。
1 上部材 2 下部材 3,4 竪部材 6,7,8 固定材 6a,7a,8a 当接片、6b,7b,8b 段状片 6c,7c,8c 外向係止部、6d,7d,8d 内
鈎部 9 固定金具 10 枠本体 11 主体部、12 接続部、13 上向溝、14,3
4,44 当接壁 15,35,45 外側壁、16,36,46 外周壁 17,37,47 内向係止部、18,38,48 外
鈎部 21 傾斜壁、22 内側壁、23 水切壁、24,2
4a,24b 脚部 30,40 嵌挿溝 P 外装材、p1 薄肉上部、p2 上部凹溝、p3
前垂部、p4 下部突条 F サッシ枠、F1 上枠材、F2 下枠材、F3,F
4 縦枠材 f1,f2,f3,f4 内向突片 D リップ溝型材、S パッキン t 外装材厚さ H 躯体開口部
鈎部 9 固定金具 10 枠本体 11 主体部、12 接続部、13 上向溝、14,3
4,44 当接壁 15,35,45 外側壁、16,36,46 外周壁 17,37,47 内向係止部、18,38,48 外
鈎部 21 傾斜壁、22 内側壁、23 水切壁、24,2
4a,24b 脚部 30,40 嵌挿溝 P 外装材、p1 薄肉上部、p2 上部凹溝、p3
前垂部、p4 下部突条 F サッシ枠、F1 上枠材、F2 下枠材、F3,F
4 縦枠材 f1,f2,f3,f4 内向突片 D リップ溝型材、S パッキン t 外装材厚さ H 躯体開口部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 三橋 保治 富山県高岡市早川550番地 立山アルミ ニウム工業株式会社内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E06B 1/02 - 1/14 E06B 1/62
Claims (2)
- 【請求項1】 サッシ枠(F)の室外側に増設する枠本
体(10)と、サッシ上枠材(F1)と左右縦枠材(F
3,F4)の室外側に取付ける固定材(6,7,8)と
から成り、枠本体(10)は上部材(1)と下部材
(2)、及び左右竪部材(3,4)とから構成され、上
部材(1)は主体部(11)の上部に外装材(P)の接
続部(12)を設け、下部材(2)は室内より室外に下
降傾斜する傾斜壁(21)に、外装材(P)の室外側に
垂下する水切壁(23)と、外装材(P)の上部凹溝
(p2)に嵌合する脚部(24)を設け、上部材(1)
と竪部材(3,4)は内周側に内外周方向に変形可能と
なる内向係止部(17,37,47)を突設し、固定材
(6,7,8)は枠本体(10)の内向係止部(17,
37,47)に係止する外向係止部(6c,7c,8
c)を設け、固定材(6,7,8)に枠本体(10)を
仮止めし、ビス止め固定するサッシ用外装枠。 - 【請求項2】 上部材(1)の接続部(12)は室内側
と室外側の上部に突片(1a,1b)を相対設し、突片
(1a,1b)間に外装材(P)の下部突条(p4)が
挿入する上向溝(13)を設け、下部材(2)の脚部
(24)は、上段脚部(24a)と下段脚部(24b)
とから成り、少なくとも下段脚部(24b)が切取り可
能となり、竪部材(3,4)は外周側に外装材(P)の
嵌挿溝(30,40)を設け、上部固定材(6)が上枠
材(F1)に固定し上部材(1)と嵌合係止し、竪部固
定材(7,8)が左右縦枠材(F3,F4)に固定し竪
部材(3,4)と嵌合係止する請求項1記載のサッシ用
外装枠。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993031141U JP2573281Y2 (ja) | 1993-05-17 | 1993-05-17 | サッシ用外装枠 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993031141U JP2573281Y2 (ja) | 1993-05-17 | 1993-05-17 | サッシ用外装枠 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0683893U JPH0683893U (ja) | 1994-12-02 |
JP2573281Y2 true JP2573281Y2 (ja) | 1998-05-28 |
Family
ID=12323166
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993031141U Expired - Lifetime JP2573281Y2 (ja) | 1993-05-17 | 1993-05-17 | サッシ用外装枠 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2573281Y2 (ja) |
-
1993
- 1993-05-17 JP JP1993031141U patent/JP2573281Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0683893U (ja) | 1994-12-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2829826B2 (ja) | カーテンウォールのパネル材取付構造 | |
JP2573281Y2 (ja) | サッシ用外装枠 | |
JP3355525B2 (ja) | サッシ窓用窓枠の上枠 | |
JPH033746Y2 (ja) | ||
JP2575490Y2 (ja) | サッシ用外装枠 | |
JP2789511B2 (ja) | 化粧額縁の取付構造 | |
JP2722042B2 (ja) | 建築用分割方立 | |
JPH0423193Y2 (ja) | ||
JPS6321617Y2 (ja) | ||
JPS6028772Y2 (ja) | 改装窓枠用内部額縁 | |
JPH0126860Y2 (ja) | ||
JPH0126859Y2 (ja) | ||
JPS5835832Y2 (ja) | 手摺取付構造 | |
JPS6122156Y2 (ja) | ||
JP2525052Y2 (ja) | 連段窓の取付装置 | |
JP2575477Y2 (ja) | カーテンウォールにおけるパネル取付装置 | |
JPS6339288Y2 (ja) | ||
KR200323398Y1 (ko) | 보조창틀 | |
JPS62388Y2 (ja) | ||
JPS597991Y2 (ja) | 組子付小窓の組立構造 | |
JPS588860Y2 (ja) | アルミサッシ取付用付加サッシ | |
JPS5838147Y2 (ja) | サッシ用額縁材 | |
JPS5856308Y2 (ja) | 出窓 | |
JPH0425511Y2 (ja) | ||
JP2769759B2 (ja) | フレームレス金属製外壁パネルを用いたカーテンウォール構造 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19980127 |