JP2575225B2 - 磁気記録媒体 - Google Patents
磁気記録媒体Info
- Publication number
- JP2575225B2 JP2575225B2 JP2099708A JP9970890A JP2575225B2 JP 2575225 B2 JP2575225 B2 JP 2575225B2 JP 2099708 A JP2099708 A JP 2099708A JP 9970890 A JP9970890 A JP 9970890A JP 2575225 B2 JP2575225 B2 JP 2575225B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnetic
- recording
- magnetic recording
- recording medium
- fluid
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Paints Or Removers (AREA)
- Magnetic Record Carriers (AREA)
- Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)
- Recording Or Reproducing By Magnetic Means (AREA)
- Soft Magnetic Materials (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、高密度磁気記録装置（高密度光磁気記録装
置を含む。）に用いる記録媒体に関するものである。
置を含む。）に用いる記録媒体に関するものである。
従来の技術 従来の磁気記録装置は、磁気記録媒体表面に対し任意
のギャップでもって記録読取用ヘッドを配し、走査によ
って情報を記録したり読取るものであり、高密度記録を
達成しようとすれば、ギャップをできるだけ小さくする
必要があるものである。
のギャップでもって記録読取用ヘッドを配し、走査によ
って情報を記録したり読取るものであり、高密度記録を
達成しようとすれば、ギャップをできるだけ小さくする
必要があるものである。
発明が解決しようとする課題 ところが前記ギャップを小さくするとヘッドと磁気記
録媒体表面がぶつかりドライブ時に装置が破壊されてし
まうので、ギャップを小さくすることにも限界があり、
高密度記録用としては性能が不十分であった。
録媒体表面がぶつかりドライブ時に装置が破壊されてし
まうので、ギャップを小さくすることにも限界があり、
高密度記録用としては性能が不十分であった。
又磁気記録媒体の記録層とヘッドの記録あるいは読取
部との距離をできるだけ小さくするためには、記録層の
上に形成する保護膜や潤滑性を与えるための滑剤をでき
るだけ薄く塗布する必要がある。
部との距離をできるだけ小さくするためには、記録層の
上に形成する保護膜や潤滑性を与えるための滑剤をでき
るだけ薄く塗布する必要がある。
ところが、保護膜形成や滑剤の塗布は、薄くするほど
不均一になり十分な耐久性が得られ無くなるという問題
点があり、十分な信頼性を得ることと高密度化とは相反
するものであった。
不均一になり十分な耐久性が得られ無くなるという問題
点があり、十分な信頼性を得ることと高密度化とは相反
するものであった。
本発明は、従来装置の上記欠点に鑑み、磁気記録媒体
の記録層とヘッドの記録あるいは読取部との距離を小さ
くすることなく、小さくした場合の効果と同一の効果を
発現させて実質的に高密度記録を実現させるとともに磁
気記録装置の信頼性を向上させることを目的とする。
の記録層とヘッドの記録あるいは読取部との距離を小さ
くすることなく、小さくした場合の効果と同一の効果を
発現させて実質的に高密度記録を実現させるとともに磁
気記録装置の信頼性を向上させることを目的とする。
課題を解決するための手段 本発明は、磁気記録面の表面に磁性流体を塗布して磁
気記録媒体を構成し、記録読取用ヘッドと磁気記録媒体
表面を磁性流体を介して接触させて駆動することができ
るように構成したことにより、実質的に磁気記録媒体の
記録層とヘッドの記録あるいは読取部との距離を極端に
小さくすることなく、極端に小さくした場合の効果と同
一の効果を発現させて実質的に高密度記録を実現させる
とともに磁気記録装置の信頼性を向上させたことを特徴
とするものである。
気記録媒体を構成し、記録読取用ヘッドと磁気記録媒体
表面を磁性流体を介して接触させて駆動することができ
るように構成したことにより、実質的に磁気記録媒体の
記録層とヘッドの記録あるいは読取部との距離を極端に
小さくすることなく、極端に小さくした場合の効果と同
一の効果を発現させて実質的に高密度記録を実現させる
とともに磁気記録装置の信頼性を向上させたことを特徴
とするものである。
前記磁気記録媒体には、通常の磁気記録媒体はもちろ
ん、光磁気記録媒体も含まれる。又磁性流体としてはフ
ッ素系オイルと磁気微粒子とで構成されているものが好
適である。
ん、光磁気記録媒体も含まれる。又磁性流体としてはフ
ッ素系オイルと磁気微粒子とで構成されているものが好
適である。
作 用 記録読取用ヘッドと磁気記録媒体表面を磁性流体を介
して接触させて駆動することにより、記録読取用ヘッド
と磁気記録媒体表面の磁界を流動性磁石で接続できるの
で、実質的に記録媒体の記録層とヘッドの記録あるいは
読取部を接触させた作用がある。従って、記録読取用ヘ
ッドと磁気記録媒体表面を接触させなくとも、ギャップ
を非常に狭くした場合と同一の効果があり、高密度記録
を達成でき、しかも磁気記録面の表面に磁性流体を塗布
して磁気記録媒体を構成しているので、磁気記録装置と
して通常のものを用いても上記作用を営むことができ
る。
して接触させて駆動することにより、記録読取用ヘッド
と磁気記録媒体表面の磁界を流動性磁石で接続できるの
で、実質的に記録媒体の記録層とヘッドの記録あるいは
読取部を接触させた作用がある。従って、記録読取用ヘ
ッドと磁気記録媒体表面を接触させなくとも、ギャップ
を非常に狭くした場合と同一の効果があり、高密度記録
を達成でき、しかも磁気記録面の表面に磁性流体を塗布
して磁気記録媒体を構成しているので、磁気記録装置と
して通常のものを用いても上記作用を営むことができ
る。
実施例 以下、本発明の一実施例を第１図〜第３図を用いて説
明する。
明する。
磁気記録媒体６は、第１図に示すように、磁気記録用
ディスク基板（媒体基体）１上にスパッタリング法等に
より磁気記録層２−（Fe−Ni、Ni−Co……等の磁性金属
や磁性金属酸化膜）を形成した後、表面にSiO2等の保護
膜３を形成してなるものである。この磁気記録媒体６の
表面に、スピンナー等でフッ素系オイルをベースとし、
磁性微粒子を混入してなる磁性流体４を所定の厚み（１
ミクロン以下が適当である）でコーティングする。
ディスク基板（媒体基体）１上にスパッタリング法等に
より磁気記録層２−（Fe−Ni、Ni−Co……等の磁性金属
や磁性金属酸化膜）を形成した後、表面にSiO2等の保護
膜３を形成してなるものである。この磁気記録媒体６の
表面に、スピンナー等でフッ素系オイルをベースとし、
磁性微粒子を混入してなる磁性流体４を所定の厚み（１
ミクロン以下が適当である）でコーティングする。
一方、磁気記録ヘッド５の方にも、第２図に示すよう
に、ディッピング法で磁性流体４を塗布する。
に、ディッピング法で磁性流体４を塗布する。
その後、第３図に示すようにディスクドライブ装置に
組込んで、記録読取用ヘッド５と磁気記録媒体６の表面
とを磁性流体４を介して接触させて駆動できるように調
整する。
組込んで、記録読取用ヘッド５と磁気記録媒体６の表面
とを磁性流体４を介して接触させて駆動できるように調
整する。
このような構成では、磁性流体４が滑材の働きをする
ので、記録読取用ヘッド５と磁気記録媒体６表面を磁性
流体４を介して接触させて駆動することが可能となっ
た。又記録読取用ヘッド５と磁気記録媒体６表面の磁界
を流動性磁石で接続できるので、実質的に記録媒体の記
録層とヘッドの記録あるいは読取部とを接触させたこと
と同様の効果が得られた。従って、記録読取用ヘッド５
と磁気記録媒体６表面とは接触していないが、記録読取
用ヘッド５のギャップを狭くするだけで、従来のフロッ
ピーディスク（20Mbit程度／直径3.5インチ）に比較
し、大幅な高密度記録（100Mbit/直径3.5インチ）が達
成できた。
ので、記録読取用ヘッド５と磁気記録媒体６表面を磁性
流体４を介して接触させて駆動することが可能となっ
た。又記録読取用ヘッド５と磁気記録媒体６表面の磁界
を流動性磁石で接続できるので、実質的に記録媒体の記
録層とヘッドの記録あるいは読取部とを接触させたこと
と同様の効果が得られた。従って、記録読取用ヘッド５
と磁気記録媒体６表面とは接触していないが、記録読取
用ヘッド５のギャップを狭くするだけで、従来のフロッ
ピーディスク（20Mbit程度／直径3.5インチ）に比較
し、大幅な高密度記録（100Mbit/直径3.5インチ）が達
成できた。
尚、使用する磁性流体４としては、フッ素系オイルを
ベースとする磁性流体以外にも、炭化水素系やSi系オイ
ルをベースとしたものも使用可能であったが、フッ素系
オイルをベースとする磁性流体を用いた場合が、最も耐
久性に優れていた。一方、磁性流体４の磁性微粒子とし
てはマグネタイトを用いたが、マグネタイトの粒度はヘ
ッドギャップ並みかそれ以下が望ましい。
ベースとする磁性流体以外にも、炭化水素系やSi系オイ
ルをベースとしたものも使用可能であったが、フッ素系
オイルをベースとする磁性流体を用いた場合が、最も耐
久性に優れていた。一方、磁性流体４の磁性微粒子とし
てはマグネタイトを用いたが、マグネタイトの粒度はヘ
ッドギャップ並みかそれ以下が望ましい。
又上記実施例では、磁気ディスク装置を例にして説明
したが、本発明と同様の構成で、磁気テープ、磁気カー
ド、更に媒体基体にPMMA等の透明体を用いた光磁気記録
媒体及びそれを用いた光記録装置に応用できることはい
うまでもない。
したが、本発明と同様の構成で、磁気テープ、磁気カー
ド、更に媒体基体にPMMA等の透明体を用いた光磁気記録
媒体及びそれを用いた光記録装置に応用できることはい
うまでもない。
例えば、光磁気記録装置を作成するためには、少なく
とも光照射光学系と光磁気記録読取用ヘッドと光磁気記
録媒体とから構成された光磁気記録装置において、媒体
基体としてPMMA等の透明な物質を用いた光磁気記録媒体
を作成しておけば容易に裏面より光ビームを照射でき、
一方、光磁気記録読取用ヘッドと光磁気記録媒体表面と
は、磁性流体を介して接触させて駆動させることが可能
なので光磁気記録装置でも高密度記録を達成できる。
とも光照射光学系と光磁気記録読取用ヘッドと光磁気記
録媒体とから構成された光磁気記録装置において、媒体
基体としてPMMA等の透明な物質を用いた光磁気記録媒体
を作成しておけば容易に裏面より光ビームを照射でき、
一方、光磁気記録読取用ヘッドと光磁気記録媒体表面と
は、磁性流体を介して接触させて駆動させることが可能
なので光磁気記録装置でも高密度記録を達成できる。
発明の効果 本発明によれば、実質的に磁気記録媒体の記録層と記
録読取用ヘッドの記録あるいは読取部との距離を極端に
小さくすることなく、高密度記録を実現できるととも
に、磁気記録装置の信頼性を向上させることができる。
録読取用ヘッドの記録あるいは読取部との距離を極端に
小さくすることなく、高密度記録を実現できるととも
に、磁気記録装置の信頼性を向上させることができる。
第１図は本発明の一実施例の磁気記録媒体を示す断面
図、第２図はその記録読取用ヘッドを示す断面図、第３
図はその磁気記録装置を示す断面図である。 ４……磁性流体 ５……磁気記録ヘッド ６……磁気記録媒体
図、第２図はその記録読取用ヘッドを示す断面図、第３
図はその磁気記録装置を示す断面図である。 ４……磁性流体 ５……磁気記録ヘッド ６……磁気記録媒体
Claims (2)
- 【請求項１】磁気記録面の表面に磁性流体が塗布されて
いることを特徴とする磁気記録媒体。 - 【請求項２】磁性流体がフッ素系オイルと磁性微粒子で
構成されていることを特徴とする請求項１記載の磁気記
録媒体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2099708A JP2575225B2 (ja) | 1990-04-16 | 1990-04-16 | 磁気記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2099708A JP2575225B2 (ja) | 1990-04-16 | 1990-04-16 | 磁気記録媒体 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03296902A JPH03296902A (ja) | 1991-12-27 |
| JP2575225B2 true JP2575225B2 (ja) | 1997-01-22 |
Family
ID=14254571
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2099708A Expired - Fee Related JP2575225B2 (ja) | 1990-04-16 | 1990-04-16 | 磁気記録媒体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2575225B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN110910910A (zh) * | 2019-12-06 | 2020-03-24 | 南方科技大学 | 一种硬盘读写装置 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5663455A (en) * | 1979-10-30 | 1981-05-30 | Ricoh Co Ltd | Magnetic recording system |
| JPS63293719A (ja) * | 1987-05-27 | 1988-11-30 | Hitachi Maxell Ltd | 磁気記録媒体 |
| JPH0278016A (ja) * | 1988-09-14 | 1990-03-19 | Sony Corp | 磁気記録媒体 |
-
1990
- 1990-04-16 JP JP2099708A patent/JP2575225B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH03296902A (ja) | 1991-12-27 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US20020071214A1 (en) | Perpendicular magnetic recording media with patterned soft magnetic underlayer | |
| JPH0997419A (ja) | 磁気ディスク、磁気ディスクの製造方法、及び磁気記録装置 | |
| EP1143434A3 (en) | A magnetooptical recording medium and information recording and reproducing methods using the recording medium | |
| EP0827143A3 (en) | Magneto-optical recording/reproducing device | |
| EP0940803A3 (en) | Magnetic recording/reproducing method | |
| WO1999008262A1 (fr) | Enregistreur/lecteur magnetique et procede associe | |
| JP2575225B2 (ja) | 磁気記録媒体 | |
| JPH0237501A (ja) | 磁気記録方式及び磁気記録装置 | |
| JPS6171437A (ja) | 光磁気デイスク | |
| US5355270A (en) | Magnetic recording medium having a reference track structure for improved optical tracking | |
| JP2660569B2 (ja) | 光磁気記録媒体 | |
| JPS6029927A (ja) | 垂直磁気記録媒体 | |
| JPH0421945A (ja) | 光磁気記録再生装置 | |
| JP2001297435A (ja) | マスター情報垂直磁気記録方法 | |
| JPH06162568A (ja) | 光記録媒体 | |
| JP3069135B2 (ja) | 光磁気記録媒体の製造方法 | |
| JP2714085B2 (ja) | 情報記録方法 | |
| JP3441444B2 (ja) | 着磁用ヘッド | |
| JPH0754592B2 (ja) | 磁気記録媒体 | |
| JPH04298816A (ja) | セクタサーボ型磁気記録再生装置 | |
| JP3245190B2 (ja) | 情報記憶装置 | |
| JP2961787B2 (ja) | 磁気記録媒体 | |
| JP3112504B2 (ja) | 光磁気記録媒体 | |
| JP2003296917A (ja) | 磁気記録媒体 | |
| JP2000331340A (ja) | 磁気記録媒体 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081024 Year of fee payment: 12 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091024 Year of fee payment: 13 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |