JP2574898B2 - 色検出回路 - Google Patents

色検出回路

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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、テレビジョン受像機などの画像処理回路の
色補正系に適用して好適な色検出回路に関する。
〔従来の技術〕 画像処理では色の補正がしばしば必要となる場合があ
る。
例えばテレビジョン受像機等において、設定された復
調軸の位相、復調利得の関係やブラウン管の各螢光体の
発光スペクトラムの違い等の理由より、ある特定の色が
出にくくなる場合などがある。
このような場合、従来は、色相調整回路により色相を
全体的に変えたり、或いは、所定の色信号復調利得を制
御することにより、ホワイトバランスを変えることによ
り、所望の色が出るよう色補正が行なわれていた。
しかし、上述の色補正の方法では、ある部分の色は良
くなるが、他の部分の色が逆に所望の色が得られなくな
るという不具合があった。
上述の不具合の解決を目的として、特開昭61−52093
号公報に記載のように、特定の領域の色相のみの補正が
可能な色補正回路が提案されている。以下、これを第6
図により説明する。同図において、所定の色信号、例え
ばR−Yは加算器201に供給されると共に、抽出手段と
してのスライス回路202に供給されてその負成分(−R
−Y))が抽出される、抽出された負成分(−(R−
Y))は利得可変形増幅器203で増幅された後、加算器2
01に供給される。一方、R−Y以外の色信号、例えばB
−Yは、抽出手段としてのスライス回路207でB−Y信
号の負成分の信号レベルが抽出される。この信号レベル
に応じて利得制御を行なう利得制御回路206を介して、
前記利得可変形増幅器の利得を制御する構成となってい
る。
すなわち、同図においては、肌色が正しく調整した場
合に、黄緑がかった色になる緑色を、より緑に近い所に
補正するための回路構成となっている。かかる回路構成
においては、緑が黄緑っぽいということから、R−Yの
負(−)方向の成分のみを増幅し、その際、他の色への
影響を少なくするためにB−Yの負成分の信号レベルに
応じてR−Yの負成分の増幅率を制御するので、第3象
限の色相のなかのある範囲(第7図に斜線で示す範囲)
の色相だけ色相を変化させることができる。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記従来技術には次のような問題があ
る。
まず、第1に、第6図の構成においては、第7図の斜
線で示す色相補正範囲が、R−Y復調位相の直交位相か
ら、B−Y復調位相の直交位相までの位相範囲となる。
すなわち、色相補正可能な位相範囲は、色信号の復調位
相で一義的に決まってしまい、任意の範囲を設定できな
いという問題があった。
第2に、第7図では、色相補正範囲において、R−Y
の負成分を増大させてR−Y成分を減らすことにより、
G−Y成分を相対的に増大させ、緑の発色を補正するも
のである。すなわち、色相補正形の色補正であるため、
色飽和度の低い特定色の色補正については配慮がされて
おらず、色飽和度の補正ができないという問題があっ
た。
本発明の目的は、かかる問題点を解消し、任意の色相
補正位相範囲の設定が可能で、色相、色飽和度双方の補
正が可能な色補正回路を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本発明は、第1に色信号
を入力とし、2つの任意の復調軸を得る手段と、該2つ
の手段の出力信号のそれぞれ負成分または正成分のみを
抽出する2つの抽出手段と、該2つの抽出手段の出力信
号の論理積を得る演算増幅手段とを設ける。
該2つの抽出手段の一方へ入力する信号は所定の色信
号とする。
〔作用〕
色検出範囲は、2つの任意の復調軸を得る手段の出力
信号の論理積部分となるため、復調軸の設定により、任
意の範囲を設定することができる。また、前記色検出信
号を任意の色チャンネルに任意の割合いで加算・減算す
ることが可能であり、これにより、色相,色飽和度双方
の補正ができる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面によって説明する。
第1図は本発明による色検出回路の一実施例を示すブ
ロック図であり、画像処理の色補正系に設けたものであ
る。同図において、端子1〜3に供給されたR−Y〜B
−Yの色信号SR〜SB(その振幅レベルはER〜EB)は、加
算器7〜9に供給されると共に、色検出回路10に供給さ
れ、その特定色検出出力信号SA(その振幅レベルはEA)
は、補正レベル設定用の手段、この例ではボリュームVR
〜VBを介して前記加算器7〜9に供給され、該加算器出
力端子4〜6に色補正された色信号SR′〜SB′(その振
幅レベルはER′〜EB′)を得る。
色検出回路10は、復調軸を得る2つのマトリクス101,
102に色信号が供給され、それぞれの出力に、S1,S2の復
調軸の色成分(その振幅レベルはそれぞれE1,E2)を
得、該2つの色成分をそれぞれ負成分のみを抽出する2
つのスライス回路103,104に供給され、それぞれの出力
にS1′,S2′の負成分のみが抽出(その振幅レベルはそ
れぞれE1′,E2′)され、該2つの抽出手段は、論理積
を得る演算増幅手段105に供給され、出力に特定色検出
信号SAを得る構成となっている。
次に動作を色相を表わす第2図によって説明する。第
1図のマトリクス101,102で得られるS1,S2の復調軸を第
2図のS1,S2と設定する。この設定は、特定色の検出色
を緑と仮定した場合である。ここで、復調軸S1により検
出される色信号振幅は任意の色相が入力された場合のベ
クトル軌跡で示すと正成分はE1,負成分は−E1となる。
すなわち復調軸の振幅を直径とした円として同図上で表
わすことができる。復調軸S2においても同様に正成分は
E2、負成分は−E2となる。次にS1,S2を負成分のみを抽
出するスライス回路103,104に供給することにより、負
成分信号振幅E1′,E2′を得る。この2つの信号の論理
積を得る演算増幅回路105の出力信号SAの振幅成分は、
同図の斜線部のEAとなる。ここで、特定色検出信号SAの
検出色相は、同図に示すように、S1復調角+90゜からS2
復調角−90゜の色相範囲となる。
次に、以上より得た特定色検出信号(本実施例では緑
色検出信号)SAを用いた、色補正動作について説明す
る。第3図は、第1図に示すG−Y信号の色補正用加算
器8の動作について示したもので、G−Y信号SGの復調
軸がSG、この復調軸より得られる、正成分のベクトル軌
跡がEG、前記特定色検出信号の振幅成分が図中斜線で示
すEAである。今、前記加算器8において、信号SGと信号
SAを1対1の割合で加算した場合を考える。同図におい
て、SG信号振幅Egを与える色相の信号が入力したとき、
SA信号ではEaなる振幅が得られ、前記加算器8の出力の
振幅Eg′は、Eg+Eaとなる。したがって、第1図端子5
で得られるG−Y信号の色補正信号振幅は第3図EG′で
示すものとなる。第4図は、上記G−Y信号の色補正動
作をR−Y信号の色補正に適用した場合で、第1図の加
算器7の動作を示したものである。本図において、−ER
は、復調軸SRの負成分のベクトル軌跡、EAは第3図と同
様である。本図で、−Er′は、−ErからEaを減算した振
幅、すなわち−Er−Eaとなる。よって、第1図端子4で
得られるR−Y信号の色補正信号振幅は第4図ER′で示
すものとなる。
第3図、第4図で明らかなように、EG,ERともに、色
相の補正範囲は、上記SAの検出色相範囲と同様となる。
従来技術では、第2図に示す復調軸のR−Y,B−Y信
号の場合、色相の補正範囲が本図に示す−SBから−SRの
範囲になってしまい、例えば補正範囲が広すぎ、不必要
に補正されてしまう場合が生じるが、この実施例では、
特定色検出色相範囲を任意に設定することが可能とな
り、必要な色相だけ補正することができるという効果が
ある。また、特定色検出信号を任意の色信号に加算・減
算することにより、色相の補正に加えて、色飽和度の補
正も可能となる効果がある。
第5図は、第1図の具体的な回路構成の一例を示すも
のであって、マトリクス101はR1〜R3により、マトリク
ス102はR4,R5により構成している。スライス回路103,10
4と、論理積を得る演算増幅回路105は、Q1〜Q3,R6,電流
源I1,色信号の基準直流電圧源Vrefにより構成してい
る。加算器8は、Q5,R8で構成される電流ミラー回路と
負荷抵抗R12により構成している。加算器7は、Q6〜Q8,
R9〜R11で構成される2組の電流ミラー回路と負荷抵抗R
13により構成している。色検出回路の出力信号SAは、Q3
のコレクタ電流として出力される。
かかる構成の色検出回路による色補正動作は、R6の両
端に第2図に示す色検出振幅EAが印加され、このときR6
に流れる電流が色検出電流IAとなりQ3のコレクタ電流と
して出力される。
この電流はQ4,Q5で構成される電流ミラー回路により
負荷抵抗R12に流入する。ここでR12の両端に生じる補正
電圧VR12は、 VR12=R12・a・IA=(R12/R6)・a・EA となる。ここで、aはQ5のコレクタ電流とQ4のコレクタ
電流の電流ミラー比を表わす。よってR12=R6,a=1と
すれば VR12=EA となり、第3図に示す特性となる。また、aを変えるこ
とにより、補正電圧を任意に設定することが可能であ
る。これは、R7とR8の比率を設定することにより実現で
きる。
また、前記色検出電流IAは、Q4とQ5,Q7とQ8とで構成
される2組の電流ミラー回路により負荷抵抗R13より流
出する。ここでR13の両端に生じる補正電圧VR13は、 VR13=(R13/R6)・b・c・IA となる。ここで、bはQ5とQ4の電流ミラー比cはQ8とQ7
の電流ミラー比を表わす。前記同様に、R13=R6,b=c
=1とすれば VR13=EA となり、第4図に示す特性となる。また、前記同様にb,
cを設定することにより補正電圧を任意に設定すること
ができる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、任意の色相範
囲の色を検出することができるので、補正したい色相だ
けを選択して補正を施すことができ、他色に補正による
影響を与えないという効果がある。
また、特定色を検出できるのでこの信号を用いて複数
の色信号へ任意の極正で任意のレベルを補正可能である
ため、特定色の色相補正に加え、色飽和度補正ができ、
特定色を強調することができる効果もある。
また、第5図に示す用に、本発明による色検出回路
は、容量を用いない回路構成で実現可能であるため、IC
化が容易であり、IC化により性能の安定化、コスト低減
化などが見込めるという効果もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による色検出回路の一実施例を示すブロ
ック図をテレビジョン受像機に適用した場合の一例を示
す系統図、第2図はこの実施例の動作を説明する色相ベ
クトル図、第3図,第4図は、この実施例の色補正動作
の例を示す色相ベクトル図、第5図は第1図の具体的回
路構成を示す回路図、第6図は従来の色補正回路の一例
を示すブロック図、第7図はこの従来例の回路によって
補正される領域を示す色相ベクトル図である。 10は色検出回路、101,102は第1及び第2のマトリクス
回路、103,104は第1及び第2のスライス回路、105は論
理積を得る演算増幅回路、7〜9は加算器、VR〜VBはレ
ベル調整用ボリュームである。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1の復調軸を得る手段と第2の復調軸を
    得る手段に色信号が供給され、前記2つの復調軸で得た
    色成分に対し、それぞれ負成分のみ(正成分のみ)を抽
    出する第1,第2の抽出手段と、該2つの抽出した信号の
    論理積を得る演算増幅手段を備えたことを特徴とする色
    検出回路。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記第1の抽出手段へ
    入力する色成分は、所定の色信号であることを特徴とす
    る色検出回路。
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