JP2574784Y2 - フュエルタンクプロテクタ - Google Patents

フュエルタンクプロテクタ

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JP2574784Y2
JP2574784Y2 JP1993001343U JP134393U JP2574784Y2 JP 2574784 Y2 JP2574784 Y2 JP 2574784Y2 JP 1993001343 U JP1993001343 U JP 1993001343U JP 134393 U JP134393 U JP 134393U JP 2574784 Y2 JP2574784 Y2 JP 2574784Y2
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JP
Japan
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protector
fuel tank
rear bumper
vibration
bumper
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JP1993001343U
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JPH0657719U (ja
Inventor
良治 松岡
卓二 永田
明 山内
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Toyoda Gosei Co Ltd
Original Assignee
Toyoda Gosei Co Ltd
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  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はフュエルタンクプロテク
タに関するものであり、特に、自動車のホイルハウス後
部のフュエルタンク等を保護するプロテクタ部の周縁部
の一部に、バンパとの間での異音の発生を防止する部分
を設けたフュエルタンクプロテクタに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のフュエルタンクプロテク
タとして、図4及び図5に示す技術を挙げることができ
る。
【0003】図4は従来のフュエルタンクプロテクタを
示す背面図、図5は図4のB−B線断面図である。
【0004】図において、フュエルタンクプロテクタ5
0は、プロテクタ部51の周縁に複数の取付部52,5
3を形成し、取付部52,53の挿通孔52a,53a
にクリップ等の締結具(図示略)を挿着してホイルハウ
スに取付けられる。また、前記プロテクタ部51の左側
縁とリヤバンパ4のサイド部4a内面との間には所定の
間隙が設けられている。そして、プロテクタ部51の左
側縁には前記間隙を閉塞するコーキングスポンジ54が
貼付され、リヤバンパ4のサイド部4aからの振動を吸
収してプロテクタ部51へ伝達しないようにしている。
【0005】上記のように構成された従来のフュエルタ
ンクプロテクタ50は、ホイルハウスの後方に配設され
るフュエルタンク及びホイルハウスの上方のフュエルリ
ッドからフュエルタンクに接続するフィラパイプ等を外
部から遮蔽して、自動車の走行等に伴い外部から飛散す
る小石等の異物からフュエルタンク等を保護する。この
とき、ホイルハウス後部に位置するプロテクタ部51の
側方に貼付したコーキングスポンジ54が、リヤバンパ
4のサイド部4aの内面にその側面を当接させ、リヤバ
ンパ4のサイド部4a内面とプロテクタ部51側縁との
間隙を閉塞している。したがって、自動車の走行に伴い
リヤバンパ4等に発生する振動が、リヤバンパ4のサイ
ド部4aに伝達された場合、かかる振動は、フュエルタ
ンクプロテクタ50のコーキングスポンジ54に吸収さ
れ、プロテクタ部51に伝達されることはない。したが
って、リヤバンパ4等に発生した振動によりフュエルタ
ンクプロテクタ50との間で異音を発生することはな
い。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】従来のフュエルタンク
プロテクタは、上記のように構成されているから、リヤ
バンパ4等からの振動による異音防止のために、リヤバ
ンパ4のサイド部4a内面とプロテクタ部51との間に
所定の間隙を設け、プロテクタ部51の側縁に貼付した
コーキングスポンジ54により前記間隙を閉塞する構成
としていたため、別部材としてのコーキングスポンジ5
4を用意する必要があり、製品コストが増加するとも
に、コーキングスポンジ54の貼付作業により全体の作
業性が低下する可能性があった。一方、他の先行技術と
して、実開昭55−23977号公報、実開昭59−1
676号公報に掲載の技術がある。 実開昭55−239
77号公報に掲載の技術では、自動車のリヤホイルハウ
ス内に装着されたフュエルフィラープロテクタを開示す
るものであるが、車体との間に発生する異音を防止する
技術を開示するものがない。 また、実開昭59−167
6号公報に掲載の技術は、プロテクタプレートの折曲縁
の端部を斜めに立上げてフェンダーの内面に当接した際
に、撓みを助長する傾斜片とし、更に、この傾斜片の先
端をアール面としたから、自動車の走行時に発生する振
動によって、前記傾斜片の先端がフェンダーの内面に当
接しても、傾斜片がその折曲基部を支点として当接圧を
弱める方向に撓むと共に、該当接をアール面にて行わ
せ、両者の相乗効果により衝撃的な衝突が回避され、そ
の結果として、フェンダー内面の損傷、塗膜の剥離を可
及的に防止してフェンダーの腐蝕を未然に防止する技術
を開示している。しかし、この公報に掲載の技術は、金
属板の折曲による技術であり、フュエルタンクプロテク
タのように、リヤバンパ等からの振動による異音防止の
ために、リヤバンパのサイド部内面とプロテクタ部との
間に所定の間隙を設ける技術に使用することができな
い。
【0007】そこで、本考案は、コーキングスポンジを
省略でき、かつ、バンパとの間での異音の発生を防止で
きるフュエルタンクプロテクタの提供を課題とするもの
である。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案にかかるフュエル
タンクプロテクタは、自動車のホイルハウス内に取付け
られ、ホイルハウスの後部を外部から遮蔽するプロテク
タ部と、前記プロテクタ部の周縁部のリヤバンパに対向
する内面に対応する部位に一体成形され、前記リヤバン
パの内面に先端を当接させる前記バンパの内面形状に当
接させるようにその側縁形状を形成してなるリップ部と
を具備するものである。
【0009】
【作用】本考案においては、リップ部がバンパに当接
し、バンパから発生する振動がリップ部により吸収され
るとともに、リップ部からプロテクタ部に振動が伝達さ
れた場合でも、かかる振動はプロテクタ部により吸収さ
れるため、バンパとの間で異音を発生することはない。
その結果、プロテクタ部に貼付されるコーキングスポン
ジを省略できるとともに、コーキングスポンジの取付作
業をも省略でき、製品コストを低減できる。
【0010】
【実施例】以下、本考案の実施例を説明する。
【0011】図1は本考案の一実施例のフュエルタンク
プロテクタの背面図、図2は図1のA−A線断面図であ
る。図3は本考案の一実施例のフュエルタンクプロテク
タを装着した自動車の側面図である。
【0012】なお、図中、従来例と同一符号及び同一記
号は、従来例の構成部分と同一または相当部分を示すも
のであるから、ここでは、重複する説明を省略する。
【0013】図において、本実施例のフュエルタンクプ
ロテクタ10は、自動車1のボディ2の後部に設けられ
た左側のホイルハウス3の内部に取付けられるものであ
り、ホイルハウス3の後部の彎曲形状に対応する形状の
板状をなすプロテクタ部11の周縁上端部には短フラン
ジ状の上部取付部12が一体成形され、上部取付部12
にはクリップ等の締結具(図示略)を挿着する挿通孔1
2aが穿設されている。また、プロテクタ部11の右側
部には締結具挿着用の挿通孔13aを穿設した短フラン
ジ状の側部取付部13が、左側部には締結具挿着用の挿
通孔14aを上下方向に複数(図示の例では3個)穿設
した長フランジ状の側部取付部14が一体成形されてい
る。プロテクタ部11の側部取付部14側には更に左方
へ張出す張出部15が一体形成され、張出部15の周縁
下端部には締結具挿着用の挿通孔16aを穿設した短フ
ランジ状の下部取付部16が一体成形されている。な
お、本実施例では、上部取付部12、側部取付部13及
び側部取付部14はボディ2に締結具を介して取付けら
れ、下部取付部16はリヤバンパ4のサイド部4aに締
結具を介して取付けられる。
【0014】前記張出部15の左側縁(リヤバンパ4の
サイド部4a側)には上下に延びるリップ部17が一体
成形されている。リップ部17は、ホイルハウス3の後
部と重複するリヤバンパ4のサイド部4aの内面形状に
対応する側縁形状をなし、プロテクタ部11及び張出部
15を取付部12,13,14,16を介してホイルハ
ウス3及びリヤバンパ4のサイド部4aに取付けたとき
に、リヤバンパ4のサイド部4aの内面に当接するよう
になっている。前記プロテクタ部11、上部取付部1
2、側部取付部13、側部取付部14、張出部15、下
部取付部16及びリップ部17は、ポリエチレン(P
E)を使用して、圧縮成形等により全体を一体成形され
ている。なお、全体としてホイルハウス3内に装着した
ときに、外部からの振動等によりクラック等を生じない
程度の可撓性を有し、リヤバンパ4からの振動を吸収す
る制振機能を発揮するものであれば、ポリエチレンの代
わりに、ポリプロピレン(PP)等の他の樹脂材料を使
用することができる。
【0015】次に、上記のように構成された本実施例の
フュエルタンクプロテクタ10の作用を説明する。
【0016】本実施例のフュエルタンクプロテクタ10
は、上部取付部12、側部取付部13及び側部取付部1
4を締結具を介してホイルハウス3後部を構成するボデ
ィ2に固定するとともに、下部取付部16を締結具を介
してリヤバンパ4のサイド部4aに固定することによ
り、ホイルハウス3の後部に装着される。このようにし
てホイルハウス3後部に装着されたフュエルタンクプロ
テクタ10は、ホイルハウス3の後方に配設されるフュ
エルタンク(図示略)及びホイルハウス3の上方のフュ
エルリッド5からフュエルタンクに接続するフィラパイ
プ(図示略)等を外部から遮蔽して、自動車1の走行等
に伴い外部から飛散する小石等の異物からフュエルタン
ク等を保護する。
【0017】このとき、ホイルハウス3後部に位置する
プロテクタ部11の側方のリップ部17は、リヤバンパ
4のサイド部4aの内面にその側縁を当接させ、リヤバ
ンパ4のサイド部4a内面とリップ部17側縁との間に
は間隙は設けられていない。したがって、自動車の走行
に伴いボディ2及びリヤバンパ4等に発生する振動が、
リヤバンパ4のサイド部4aに伝達された場合、かかる
振動は、フュエルタンクプロテクタ10のリップ部17
に伝達され、制振機能を有する材料からなるリップ部1
7に吸収される。また、かかる振動がリップ部17のみ
によっては吸収されず、張出部15またはプロテクタ部
11に伝達された場合でも、かかる振動は、リップ部1
7と同一の制振機能を有する材料からなる張出部15ま
たはプロテクタ部17に吸収される。したがって、リヤ
バンパ4等に発生した振動によりフュエルタンクプロテ
クタ10との間で異音を発生することはない。
【0018】このように、上記実施例のフュエルタンク
プロテクタは、制振性を有する樹脂材料により全体を一
体成形するとともに、プロテクタ部11の側部の張出部
15の左側縁(リヤバンパ4のサイド部4a側)に、上
下に延びるリップ部17を一体成形し、リップ部17を
リヤバンパ4のサイド部4aの内面形状に対応する側縁
形状として、プロテクタ部11及び張出部15を取付部
12,13,14,16を介してホイルハウス3及びリ
ヤバンパ4のサイド部4aに取付けたときに、リヤバン
パ4のサイド部4aの内面に当接するようにしたもので
ある。
【0019】したがって、上記実施例は、リップ部17
の側縁がリヤバンパ4のサイド部4aに当接し、リヤバ
ンパ4のサイド部4aから発生する振動がリップ部17
により吸収されるとともに、リップ部17から張出部1
5またはプロテクタ部11に振動が伝達された場合で
も、かかる振動は張出部15またはプロテクタ部17に
より吸収されるため、リヤバンパ4のサイド部4aとの
間で異音を発生することはない。その結果、従来例とは
異なり、プロテクタ部11に貼付されるコーキングスポ
ンジを省略できるとともに、コーキングスポンジの取付
作業をも省略でき、全体の作業性を向上し、また、製品
コストを低減できる。
【0020】ところで、上記実施例のリップ部17は、
プロテクタ部11の側部の張出部15に設けたが、本考
案を実施する場合には、これに限定されるものではな
く、リヤバンパ4のサイド部1の内面に当接して振動を
吸収すべく機能するものであればよく、例えば、張出部
15を設けることなく直接プロテクタ部11に設けても
よい。また、上記実施例のフュエルタンクプロテクタ1
0は、上部取付部12、側部取付部13及び側部取付部
14をボディ2に、下部取付部16をリヤバンパ4のサ
イド部4aに取付ける構成とされているが、これら取付
部の構成を変更することも無論可能であり、その全体形
状も車種に応じて適宜変更される。そして、上記実施例
のフュエルタンクプロテクタ10は自動車1の左側のホ
イルハウス3に取付ける構成とされているが、フュエル
タンク等の保護が要求される側に設けられるものであれ
ばよく、右側のホイルハウス3に設けられることもあ
る。
【0021】
【考案の効果】以上のように、本考案のフュエルタンク
プロテクタは、自動車のホイルハウス内に取付けられ、
ホイルハウスの後部を外部から遮蔽するプロテクタ部の
周縁部のリヤバンパに対向する内面に対応する部位に一
体成形され、前記リヤバンパの内面に先端を当接させる
前記リヤバンパの内面形状に当接させるようにその側縁
形状を形成してなるリップ部を具備するものである。し
たがって、本考案においては、リップ部が前記リヤバン
パの内面に当接し、前記リヤバンパの振動がリップ部に
よって吸収されるとともに、リップ部からプロテクタ部
に振動が伝達された場合でも、かかる振動はプロテクタ
部の相対振動となるため、前記リヤバンパとの間で異音
を発生することはない。その結果、プロテクタ部に貼付
されるコーキングスポンジを省略できるとともに、コー
キングスポンジの取付作業をも省略でき、製品コストを
低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本考案の一実施例のフュエルタンクプロ
テクタの背面図である。
【図2】図2は図1のA−A線断面図である。
【図3】図3は本考案の一実施例のフュエルタンクプロ
テクタを装着した自動車の側面図である。
【図4】図4は従来のフュエルタンクプロテクタを示す
背面図である。
【図5】図5は図4のB−B線断面図である。
【符号の説明】
1 自動車 3 ホイルハウス 4 リヤバンパ 11 プロテクタ部 17 リップ部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭55−23977(JP,U) 実開 昭59−1676(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60K 15/00 - 15/10

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車のホイルハウス内に取付けられ、
    ホイルハウスの後部を外部から遮蔽するプロテクタ部
    と、 前記プロテクタ部の周縁部のリヤバンパに対向する内面
    に対応する部位に一体成形され、前記リヤバンパの内面
    に先端を当接させる前記バンパの内面形状に当接させる
    ようにその側縁形状を形成してなるリップ部とを具備す
    ることを特徴とするフュエルタンクプロテクタ。
JP1993001343U 1993-01-22 1993-01-22 フュエルタンクプロテクタ Expired - Lifetime JP2574784Y2 (ja)

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JPH0657719U JPH0657719U (ja) 1994-08-12
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6017418Y2 (ja) * 1978-08-04 1985-05-28 日産自動車株式会社 フユエルフイラ−プロテクタ
JPS591676U (ja) * 1982-06-28 1984-01-07 山川工業株式会社 車輛におけるフエンダ−プロテクタプレ−ト

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