JP2574351B2 - 感熱転写記録装置 - Google Patents

感熱転写記録装置

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JP2574351B2
JP2574351B2 JP33454487A JP33454487A JP2574351B2 JP 2574351 B2 JP2574351 B2 JP 2574351B2 JP 33454487 A JP33454487 A JP 33454487A JP 33454487 A JP33454487 A JP 33454487A JP 2574351 B2 JP2574351 B2 JP 2574351B2
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太一 伊藤
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章 竹岡
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勉 佐久間
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/315Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of heat to a heat sensitive printing or impression-transfer material
    • B41J2/32Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of heat to a heat sensitive printing or impression-transfer material using thermal heads
    • B41J2/35Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of heat to a heat sensitive printing or impression-transfer material using thermal heads providing current or voltage to the thermal head

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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、高精度で、しかも高速印字が可能な感熱転
写記録装置に関するものである。
従来の技術 近年、感熱転写記録装置は、高速化が図られており、
特に、印字スピードを早めるために、発熱素子の立ち上
がりを精度よく制御することが、望まれている。
以下、従来の感熱転写記録装置について、図面を参照
しながら説明する。
第4図は感熱転写記録装置の概略構成を示したもので
ある。1は感熱記録ヘッドであり、発熱素子1Rを、図の
紙面と直角の方向にライン状に配列してある。2は感熱
転写インクシートで、ベースフィルム2a上に熱溶融性イ
ンク2bを塗布してある。感熱記録ヘッド1とプラテン4
との間に、第4図に示すように感熱転写インクシート2
と記録紙3とを図の矢印の方向に走行させる。この時、
記録紙3と感熱転写インクシート2、及び感熱転写イン
クシート2と感熱記録ヘッド1の発熱素子1Rが十分密着
する様に、プラテン4は感熱記録ヘッド1に向かって押
圧するようにになっている。
第5図は、従来例における感熱記録ヘッド1の発熱素
子1R部の詳細を示す平面図である。
第5図に示すように、一対の電極1a間に1個の発熱体
1bを連結して、1個の発熱素子1Rを形成してある。感熱
記録ヘッド1の発熱素子1Rに、記録信号に応じて順次電
圧を印加すると、所定の発熱素子1Rが発熱し、感熱転写
インクシート2の、発熱した各発熱素子1Rに密着してい
た位置の熱溶融性インク2bが溶融し、記録紙3に転写さ
れて、所定の印字が順次行われていく。
第6図は、この時の感熱転写インクシート2に加えた
印加熱量Qと、記録紙3上に得られる画像の記録濃度D
との関係を示したものである。
第6図に示すように、印加熱量QのQ1からQ2までの記
録濃度Dの勾配は極端に大きく、又、Q2からQ3までの勾
配は非常にフラットになっている。
このように、感熱転写インクシート2の熱溶融性イン
ク2bは、所定の熱量が印加され、温度が上昇し、溶融熱
が与えられて初めて溶融し、記録紙3上に転写されるも
のであり、或る熱量のしきい値(第6図ではQ1〜Q2)を
鏡に、転写記録されるか、されないかの2次態を採るわ
けである。
ここで、転写動作について、さらに図面を参照しなが
ら説明する。
第7図(a),(b)は、発熱素子1Rの発熱温度とそ
のときの印加電圧を合わせて示したものであり、第7図
において、実線は印加電圧V、点線は発熱温度T、さら
に斜線で囲まれた部分は、転写に必要な熱量Qを示して
いる。また、T1は熱溶融性インク2bが溶融する温度(イ
ンク融点)、T2は感熱記録ヘッド1の発熱素子1Rと感熱
転写インクシート2が溶着して離れない温度(スティッ
クレベル)である。
従来、第7図(a)に示すように、印加電圧Vは、発
熱素子1Rの飽和温度がスティックレベルT2を越えないよ
うな電圧V1を印加していたが、これでは立ち上がりが鈍
く、転写に必要な熱量Qを得るまでに要する時間が長く
なるので、第7図(b)に示すように、最初印加電圧V
を飽和温度がスティックレベルT2を越えるような電圧V2
を印加し、その後発熱温度がスティックレベルT2を越え
ないような電圧V1を印加して、立ち上がりを鋭くし転写
に必要な熱量Qを得るまでに要する時間を短縮してい
た。
発明が解決しようとする問題点 しかしながら、上記従来の構成では、発熱素子1Rは、
一般に各発熱素子毎に抵抗値が異なるため、同一の立ち
上がり制御を行ったとしても、各発熱素子毎に立ち上が
りの早さが異なってきて、発熱素子によっては発熱温度
がステックレベルを越えてしまったり、あるいは、転写
に必要な熱量が十分に得られないという問題点があっ
た。また、発熱温度の立ち上がり制御を、発熱素子1Rに
印加する印加電圧を制御することにより行っていたた
め、ドット毎に立ち上がり制御をしようとすると、ドッ
ト毎に電圧を制御する電圧制御部が必要になり、回路が
複雑になるという問題点があった。
本発明は、上記従来の問題点を解決するものであり、
簡単な構成により、精度よくドット毎の立ち上がりを制
御することができる高速の感熱転写記録装置を提供する
ことを目的とする。
問題点を解決するための手段 この目的を達成するために、本発明の感熱転写記録装
置は、複数個の発熱素子と、前記発熱素子の飽和温度が
スティックレベルを越える電圧を前記各発熱素子に共通
に印加する電源部と、前記各発熱素子の抵抗値のバラツ
キに対応して補正が施された印字情報が入力された印字
データ部と、前記印字データ部の印字情報に対応して前
記発熱素子毎に通電開始時間を制御することにより前記
印字情報に対応する時間のみ前記電圧を前記各発熱素子
に印加した後、前記電圧を前記各発熱素子に断続的に印
加するパルス制御部とを備えた構成を有している。
作用 この構成により、発熱素子の通電制御は、各発熱素子
の抵抗値のバラツキに対して補正が施された印字情報に
対応して発熱素子に印加される電圧の通電開始時間を発
熱素子毎に制御することにより行われるため、各発熱素
子に共通に、しかも一定の電圧を印加した状態で常に一
定の立ち上がり温度が各発熱素子毎に得られる。さら
に、各発熱素子毎に通電を断続させることにより、立ち
上がり温度をそのまま印字可能な温度で維持することが
できる。
実施例 以下、本発明の一実施例について、図面を参照しなが
ら説明する。なお、発熱素子は従来例と同一のものを使
用しており、構造およびその特性については、説明を省
略する。
第1図は本発明の実施例における感熱転写記録装置の
要素ブロック図である。
第1図において、5は電源部であり、複数の発熱素子
1Rに共通に、飽和温度がスティックレベルT2を越える電
圧を印加している。6は駆動部であり、パルス制御部7
で作られたパルスに応じて、発熱素子1Rを各々オン、オ
フさせて、発熱素子1Rに電圧を印加する。8は印字デー
タ部であり、発熱素子1R毎に発熱素子の抵抗値のバラツ
キに対して補正が施された印字情報が入力されている。
そして、この情報に基づいて、発熱素子1R毎のパルスが
パルス制御部7で形成される。
次に、本発明の動作を第2図を用いて説明する。
第2図(a)は発熱素子の発熱温度と時間との関係を
示したものであり、第2図(b)は発熱温度に対応する
パルスを示したものである。
第2図において、立ち上がり区間Aは、発熱素子1Rを
最適転写温度T3まで上昇させる区間であり、発熱素子1R
に共通に飽和温度がスティックレベルT2を越える電圧が
印加されているため、立ち上がりのためのパルスa(開
始パルス)が駆動部6に印加されると、短時間で発熱温
度が最適転写温度T3まで上昇する。
ここで、各発熱素子1Rの抵抗値は少しづつ異なるた
め、第2図に示すように、発熱素子1Rの抵抗値が大きい
ときは、発熱素子の発熱が遅く、最適転写温度T3に到達
する時間が長くかかるので、パルスaの発生タイミング
を早めてパルスaの幅を広くすることにより、曲線Cの
ように印加電圧の通電開始時間を早くすると共に、通電
時間を長くしている。これにより、パルスaの時間にお
いて最適転写温度T3に到達できる。
また逆に、発熱素子1Rの抵抗値が小さいときは、発熱
素子の発熱が早く、最適転写温度T3を越えてスティック
レベルT2に近づくので、パルスa′の発生タイミングを
遅らせてパルスa′の幅を狭くすることにより、曲線
C′のように印加電圧の通電開始時間を遅くすると共
に、通電時間を短くしている。これによりパルスa'の時
間において最適転写温度T3を越えることはない。
このように、発熱素子1Rの抵抗値の差異により、通電
開始時間を変化させることにより、発熱素子1R毎の発熱
温度は発熱素子1Rの抵抗値の差異にかかわらず、最適転
写温度T3の範囲で常に一定になり、常に安定した熱量が
得られやすくなる。
次に、第2図において、印字区間Bは、転写に必要な
熱量Qを得るまで発熱素子1Rを最適転写温度T3で一定に
保つ区間である。発熱素子1Rには、飽和温度がスティッ
クレベルT2を越える電圧が印加されているため、印加を
続けるとスティックレベルT2を越えてしまうので、これ
を防ぐために断続的なパルスb(継続パルス)を駆動部
6に与えることにより、印加電圧を強制的にオン、オフ
させ、発熱素子1Rの発熱温度を最適転写温度T3の範囲で
一定に保って転写に必要な熱量Qを得ている。
なお、発熱素子で得られる熱量に応じて発熱面積が変
わる発熱体(特開昭60−58877号)を用いれば、階調記
録が可能になる。つまり、第3図(a)〜(c)に示す
ように、第2図に示すように発熱量Qが異なってくる。
このため、発熱量Qに応じて発熱体の発熱面積が変わる
発熱体であれば、第3図(d)〜(f)のように、ドッ
ト毎の記録面積を変えることができ、階調記録ができる
のである。
発明の効果 以上の説明より明らかなように、本発明の感熱転写記
録装置によれば、発熱素子の立ち上がりの制御が、発熱
素子に印加される電圧の通電開始時間を、各発熱素子の
抵抗値のバラツキに対して補正が施された印字情報に対
応して、発熱素子毎に制御することにより行われるた
め、簡単な構成により、精度よくドット毎の立ち上がり
制御をすることができる。
また、飽和温度がスティックレベルを越える電圧が発
熱素子に印加されているため、短時間で発熱温度が最適
転写温度に達し、高速印字が可能となる。
また、電圧を所定時間印加後、前記電圧を各素子に断
続的に印加するため、各素子の発熱温度を一定に保つこ
とができ、断続的な通電時間を制御することにより、各
素子毎に発熱量を変えることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例における感熱転写記録装置の
要素ブロック図、第2図(a),(b)は同実施例の発
熱素子の温度特性図、およびそれに対応するパルス波形
図、第3図(a)〜(c)はパルス数を各々変化させた
パルス波形図、第3図(d)〜(f)は第3図(a)〜
(c)のパルス波形を印加したときの発熱面積を示した
図、第4図は従来の感熱転写記録装置の構造と概略構成
図、第5図は同発熱素子の構成図、第6図は同発熱素子
の印加熱量と記録濃度との関係を示した特性図、第7図
(a),(b)は同発熱素子の温度特性と印加電圧波形
を重ね合わせた特性図である。 1R……発熱素子、5……電源、6……駆動部、7……パ
ルス制御部、8……印字データ部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 竹岡 章 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 野村 善一 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 佐久間 勉 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭52−93349(JP,A) 特開 昭62−179957(JP,A) 特開 昭62−51465(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数個の発熱素子と、前記発熱素子の飽和
    温度がスティックレベルを越える電圧を前記各発熱素子
    に共通に印加する電源部と、前記各発熱素子の抵抗値の
    バラツキに対応して補正が施された印字情報が入力され
    た印字データ部と、前記印字データ部の印字情報に対応
    して前記発熱素子毎に通電開始時間を制御することによ
    り前記印字情報に対応する時間のみ前記電圧を前記各発
    熱素子に印加した後、前記電圧を前記各発熱素子に断続
    的に印加するパルス制御部とを備え、前記各発熱素子の
    発熱温度をインクの融点からスティックレベルの範囲内
    に設定しかつ維持することを特徴とする感熱転写記録装
    置。
JP33454487A 1987-12-29 1987-12-29 感熱転写記録装置 Expired - Lifetime JP2574351B2 (ja)

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JPH01174469A JPH01174469A (ja) 1989-07-11
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5293349A (en) * 1976-01-31 1977-08-05 Nippon Signal Co Ltd:The Heating device for heating elements
JPS6251465A (ja) * 1985-08-30 1987-03-06 Nec Corp 熱転写プリンタにおけるサ−マルヘツドの駆動方式
JPS62179957A (ja) * 1986-02-04 1987-08-07 Canon Inc サ−マルヘツド駆動方式

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