JP2573721Y2 - 低摺動抵抗のピストンパッキン - Google Patents

低摺動抵抗のピストンパッキン

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JP2573721Y2 JP1991071974U JP7197491U JP2573721Y2 JP 2573721 Y2 JP2573721 Y2 JP 2573721Y2 JP 1991071974 U JP1991071974 U JP 1991071974U JP 7197491 U JP7197491 U JP 7197491U JP 2573721 Y2 JP2573721 Y2 JP 2573721Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の技術分野】本考案は、エアーシリンダなどのピ
ストンなどに使用される低摺動抵抗のピストンパッキン
の改良に関する。
【0002】
【考案の技術的背景】一般に、ピストンパッキンは、合
成ゴム等の弾性材料により構成され、ピストン外周面に
形成された断面凹状のパッキン溝内に嵌装され、ピスト
ン外周面とシリンダ内周面との間の隙間をシールするた
めに用いられている。
【0003】このような場合、エアーシリンダなどのピ
ストンでは、その両面から加圧されるため、両方向の圧
力をシールする必要があるが、近年では、1個のピスト
ンでもって両方向の圧力をシールする両圧型のピストン
パッキンが提案されている。このような両圧型の従来の
ピストンパッキンには、図5に示すように、断面形状を
ほぼW型としたもの(実開昭59-85,456 号公報参照)、
図6に示すように、断面のほぼ中央部を薄肉で形成し、
かつ、外周側摺動面の中央部と内周側の両端部とを膨出
させて上下対称断面形状としたもの(特開昭62-171,506
号公報参照)、図7に示すように、断面のほぼ中央部を
括れさせた瓢箪形のもの(実公昭62-24,133 号公報参
照)等が提案されている。
【0004】これらは、いずれの形状であっても、その
断面形状によりクッション効果を得てパッキン溝1の底
面2及びシリンダ3の内周面3aにソフトに圧接し、摺
動抵抗の上昇を防止している。また、ピストン4の移動
中においてもクッション効果によりピストンパッキン5
が変形し、シリンダ3の内周面3aに追従し、シリンダ
3の内周面3aとのシールが損なわれにくいようになっ
ている。
【0005】ところが、このように構成されたピストン
パッキンであっても、摺動抵抗の低減が未だ不十分とさ
れ、一層の努力が望まれている。特に、無給油空気圧シ
リンダでは、長期間無給油のまま放置され、その後、直
ちに始動を開始することもある。このような場合でも、
無給油空気圧シリンダは、ピストンパッキン5がシリン
ダ3の内周面3aに付着せず、安定的に作動し、作動時
の摺動抵抗も小さいことが好ましい。
【0006】
【考案の目的】本考案は、上述した従来技術が有する課
題を解決するためになされたもので、無給油空気圧シリ
ンダの分野において使用されるピストンパッキンであっ
ても、シール性を維持し、摺動抵抗が少なく、ひいては
摩耗を抑えて長寿命化を図ると共に、パッキン溝への装
着も容易なピストンパッキンを提供することを目的とす
る。
【0007】
【考案の概要】かかる目的を達成するための本考案は、
ピストン外周面に形成したパッキン溝内に嵌装され、こ
のピストン外周面とシリンダ内周面との間の隙間をシー
ルする低摺動抵抗のピストンパッキンにおいて、このピ
ストンパッキンは、シリンダの内周面に圧接する先端部
と、パッキン溝の底面に圧接する基端部と、これら先端
部と基端部とを連結する連結部とからなり、前記先端部
は、シリンダ内周面に圧接する圧接面の断面が円弧状で
中央ほど凸となるように曲線状に形成してあると共に、
パッキン溝の側壁に対面する部位に所定間隙の通路を規
定するように不連続に形成された複数個の突起を有し、
前記基端部は、パッキン溝の底面に圧接する圧接面の断
面が平坦な直線状に形成してあり、前記連結部は、パッ
キン溝の側面に対面する部位に、前記先端部から基端部
にわたって、第1凹状部、凸状部、第2凹状部を、この
順に有するとともに、これら第1凹状部、凸状部、第2
凹状部の間に形成される各周壁の深さをそれぞれ略同一
に形成したことを特徴とする低摺動抵抗のピストンパッ
キンである。
【0008】かかる構成によれば、ピストンパッキンの
先端部は自由状態で曲線状に形成されているので、ピス
トンパッキンがシリンダの内周面に圧接されると、その
先端部は圧縮されて当接する。このような状態で上記曲
線状の先端部がシリンダに当接すると、シリンダとの圧
接応力は、先端部の当接するその部位によって不均等に
なる。従って、先端部の形状が曲線状の場合には、先端
部の形状が平坦な場合に生じ易い、シリンダへの粘着と
いった問題がない。また、先端部が不均等な応力で押圧
されているので、シリンダを長期に亘り放置しても作動
初期の摺動抵抗が大きくなるといった問題がなく、長時
間間隔をおいて作動させてもピストンをスムースに摺動
させることができる。
【0009】また、かかる構成ではピストンパッキンの
連結部に、凸部を境に両側に2ヶ所の凹部を設けている
ので、材料自体の特性とも相俟って、この形状特性によ
り優れたクッション効果を発揮させることができ、摺動
抵抗を低く抑えることができる。
【0010】さらにかかる構成では、パッキン溝に接す
る基端部は、平坦な直線状に形成されているので、圧力
が作用した状態では、基端部をピストン溝底部に確実に
固定することができ、これにより摺動による移動を抑え
て内周面の摩耗を防止することができる。
【0011】さらにかかる構成では、連結部の両側に不
連続の突起を複数個設けているので、これら突起間の通
路から両側に空気を導入し、空気の導入による圧力増加
により自己密封作用を促すことができ、従ってシール性
を良好に維持し、シール部の吹き抜け現象を防止するこ
とができる。
【0012】このように、上記構成によるピストンパッ
キンでは、優れたクッション効果が得られるとともに、
良好なシール性を維持し、摺動抵抗を低く抑えて、摩耗
の虞れを少なくし、長寿命化を図ることができる。
【0013】さらに、かかる構成によれば、優れたクッ
ション性によりパッキン溝への装着が容易となる。加え
て、連結部に設けた不連続な突起間の通路から凹部内に
潤滑剤を導入し、その潤滑剤を保持させることができる
ので、シリンダへの張り付きを防止するとともに、シー
ルの耐久性も向上させることが可能となる。
【0014】
【考案の具体的説明】以下、本考案を図面に示す実施例
に基づき詳細に説明する。図1は本考案の一実施例を示
すもので、両圧型ピストンパッキンの破断斜視図、図2
は同ピストンパッキンの断面図、図3はパッキン溝内に
嵌装された状態のピストンパッキンを示す説明図であ
る。
【0015】本実施例のピストンパッキン10は、両圧
型であり、図1,2,3に示すように、全体的には、合
成ゴム等の弾性材料により形成されたリング状のもの
で、ピストン11の外周面11aに形成された断面凹状
のパッキン溝12内に嵌装され、ピストン外周面11a
とシリンダ13の内周面13aとの間の隙間Sをシール
するものである。
【0016】このピストンパッキン10の断面構成は、
図2,3に示すように、パッキン溝12の底面12aよ
り僅かに小さな幅をもって圧接する基端部15と、シリ
ンダ13の内周面13aと圧接する側が中高状に形成さ
れ、かつパッキン溝12の幅より僅かに小さな幅を有す
る先端部16と、この基端部15と先端部16とを連結
する連結部17とを有するものである。
【0017】上記基端部15は、二段構成をなし、パッ
キン溝12の底面12aに圧接される幅の狭い第1部分
15aと、パッキン溝12の側壁12bに圧接され、前
記第1部分15aに対して幅の広い第2部分15bとか
らなり、第1部分15aの有する圧接面15cの断面形
状は図示したように平坦な直線状に形成されている。ま
た、第1部分15aと第2部分15bとの間に画成され
る段差D,D’は、第2部分15bの撓み代として構成
される。
【0018】上記先端部16は、シリンダ内周面13a
に圧接する圧接面16aの断面が円弧状であり、中央ほ
ど凸となるように曲線状に形成されている。具体的に
は、比較的広い円弧状に形成されている。また、先端部
16は、パッキン溝12の側壁12bに対面する部位
に、各々不連続に複数個の突起18,18…が周方向に
形成されている。また、突起18と相隣る突起18との
間には、各々通路Tが構成されている。これらの通路T
は、パッキン溝12の側面12bにピストンパッキン1
0が張りついたとき、空気をピストンパッキン10とパ
ッキン溝12との間に空気を導入し、安定したシール性
を発揮させるためのものである。
【0019】上記連結部17は、パッキン溝12の側面
12bとの間に周溝mが形成されるように、先端部16
側から基端部15側に渡って、肉の薄い部分と肉の厚い
部分とを交互に設け、これにより、上記連結部17で
は、先端部16側から基端部15側に渡って、それぞれ
円弧状の第1凹状部19、凸状部20、第2凹状部21
がこの順で配置され、中央部が両側に膨出した対称形状
に形成されている。
【0020】本考案の一実施例によるピストンパッキン
は以上のように構成されるが、以下に、この作用につい
て説明する。図3は、本考案のピストンパッキン10の
自由状態を実線で示し、ピストン11のパッキン溝12
と、シリンダ13の内周面13aは一点鎖線で示してい
る。
【0021】本実施例では、特に、パッキン10の形状
特性に係るクッション性により、充分なシール性を発揮
すると共に、摺動抵抗を著しく低減している。先ず、シ
ール性については、以下の3つの面から把握することが
できる。
【0022】ピストンパッキン10の基端部15がパッ
キン溝12の底面12aに圧接し、先端部16がシリン
ダ13の内周面13aに圧接している自由状態から明ら
かなように、ピストンパッキン10は、その形状と材料
自体によりクッション性を発揮し、弾性的にパッキン溝
12の底面12aやシリンダ13の内周面13aに圧接
することになり、シール機能が発揮される。
【0023】また、シール機能は、圧力負荷による自緊
状態にシール作用によっても行なわれる。ピストンパッ
キン10の周溝m内に潤滑油あるいは空気などの流体圧
が入り込むと、基端部15と先端部16とが押し拡げら
れ、ピストンパッキン10の先端部16がシリンダ13
の内周面13aに圧接し、自緊状態となり、これによっ
てもシール作用を発揮することになる。
【0024】特に、a方向から空気圧が負荷された場合
には、空気は、パッキン溝12の側面12bを通り、パ
ッキン10の周溝m内に空気が入り込み、基端部15と
先端部16とが押し拡げられ、ピストンパッキン10の
基端部15がパッキン溝12の底面12aに圧接し、先
端部16がシリンダ13の内周面13aに圧接すること
により、自緊状態にシール作用をする。一方、b方向か
ら空気圧が負荷された場合、空気は、パッキン溝12の
側面12bを通り、パッキン10の周溝m内に空気が入
り込み、基端部15と先端部16とが押し拡げられ、ピ
ストンパッキン10の先端部16がシリンダ13の内周
面13aに圧接し、自緊状態のシール作用をすることに
なる。したがって、いずれの方向から加圧流体が作用し
ても自緊状態のシール作用は行なわれることになり、シ
ール性の完全化が図られることになる。
【0025】このように、パッキン10の形状特性に係
るクッション性により、充分なシール性が発揮される
が、さらに、このクッション性により、以下に述べるよ
うに摺動抵抗も著しく低減することができる。
【0026】先ず、連結部17に第1凹状部19、凸状
部20および第2凹状部21が形成してあり、連結部1
7は、両側が同じ深さの周溝mに囲まれて、非常に柔軟
な構造となっているため、優れたクッション性を発揮す
ることができる。これにより、圧接面16aをシリンダ
内周面13aに極めて柔軟に圧接することができ、摺動
抵抗を極めて低く抑えることができる。
【0027】さらに、ピストンパッキン10の先端部1
は円弧状に形成され、自由状態で圧接面16aが中央
ほど凸となっているので、圧接面16aがシリンダ13
の内周面13aに圧接されると、中央ほど強く圧縮され
る。このように、この先端部16での圧接応力は、圧接
するその部位によって不均等になる。従って、長期に亘
り放置しても、例えばピストンパッキンの先端が平坦な
ため、圧接面全域にわたり、同等の圧力で圧接される場
合のように、ピストンパッキンがシリンダの内周面に粘
着する虞はない。さらに先端部は不均等な応力でシリン
ダに押圧されているので、特に長期に亘り放置した場合
であっても作動初期の摺動抵抗が大きくならず、スムー
スな作動を行うことができる。
【0028】さらに、パッキン溝12に接する基端部1
5は、断面形状で平坦に形成されているので、図3にお
いて圧力がa,b両方向から作用しても、その基端部1
5をパッキン溝12の底面12aに確実に固定すること
ができ、これにより摺動による移動を抑えて、基端部内
周面の摩耗を防止することができる。
【0029】さらに、連結部17の両側に不連続の突起
18を複数個設けているので、これら突起18,18間
の通路Tから両側に空気を導入し、空気の導入による流
体圧の増加により自己密封作用を促すことができ、よっ
てシール性を良好に維持し、シール部の吹き抜け現象を
防止することができる。加えて、この突起18,18間
に通路Tが形成されることにより、ピストンパッキン1
0がパッキン溝12の側面12bに張りついたとして
も、この通路Tを通って空気がピストンパッキン10と
パッキン溝12との間に導入され、パッキン溝12の側
面12bへの張りつきが防止され、ピストンパッキン1
0は安定的に動作し、優れたシール性を発揮することが
できる。
【0030】さらに、ピストンパッキン10の断面形状
による優れたクッション性によって、ピストンパッキン
10自体をパッキン溝12内に容易に装着することがで
きる。
【0031】このように、上記ピストンパッキン10で
は、優れたクッション効果が得られるとともに、良好な
シール性を維持しながら摺動抵抗を低く抑えて摩耗を少
なくすることができる。また、上記通路Tを通って潤滑
油が周溝m内に、大量に入り込むので、無給油のまま放
置しても潤滑不足になり難く、耐久性が向上する。特
に、ピストンパッキン10の優れた摺動抵抗は、従来の
ものとの比較した下記の表から容易に理解することがで
きる。
【0032】
【表1】
【0033】
【表2】
【0034】これら両表から明らかなように、本考案に
係るピストンパッキン10は、従来品より相当摺動抵抗
が小さいことがわかる。以上、本考案の一実施例につい
て説明したが、本考案は、上述した実施例のみに限定さ
れるものではなく、種々改変することができる。例え
ば、以上の実施例では、両圧型のピストンパッキンが示
されているが、本考案は、片方からの圧力のみをシール
するタイプのピストンパッキンにも適用できる。さらに
本実施例で形成した凸状部20の頂部に、相隣る溝m,
m間を連通させるための凹所を形成し、該凹所により溝
m,m間の流通を積極的に行なうこともできる。
【0035】また、図4に示したように上記実施例で形
成された各溝m内に、合成ゴムあるいは樹脂からなる同
形状のリブ22を配設し、これら複数個のリブ22によ
りクッション効果を調整することもできる。また、本考
案に係るピストンパッキンの材料も合成ゴムのみでな
く、天然ゴムなど他の材料であっても良い。
【0036】
【考案の効果】以上説明したように、本考案に係るピス
トンパッキンによれば、先端部および連結部の形状と材
料自体によるクッション性、圧力負荷による自緊状態に
より、優れたシール作用が行われることは勿論、優れた
クッション性により摺動抵抗を低くでき、摩耗を著しく
少なくできる。またこのクッション性により、ピストン
パッキン自体の装着性も向上する。さらに、曲線状に形
成された先端部は不均等な応力でシリンダに押圧される
ので、シリンダを無給油で長期に亘り放置しても、作動
初期の摺動抵抗が大きくなるといった問題がなく、長寿
命化に寄与する。また、ピストンパッキンの先端部に形
成されている突起間の通路を通って導入される空気によ
り自己密封作用が向上し、良好なシール性が維持される
と共に、シール部の吹き抜け現象を防止することができ
る。さらに、平坦な直線状に形成された基端部はシリン
ダ内周面に安定して固定されるので、摩耗が防止され、
この摩耗の防止と上述した摺動抵抗が少ないことと相俟
って長寿命化が達成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本考案の一実施例を示すもので、ピスト
ンパッキンの破断斜視図である。
【図2】図2は図1の断面図である。
【図3】図3はパッキン溝内に嵌装された状態のピスト
ンパッキンを示す説明図である。
【図4】図4は本考案の他実施例を示す断面図である。
【図5】図5は従来のピストンパッキンの一例を示す断
面図である。
【図6】図6は従来のピストンパッキンの他の例を示す
断面図である。
【図7】図7は従来のピストンパッキンの更に他の例を
示す断面図である。
【符号の説明】
10 ピストンパッキン 11 ピストン 11a ピストン外周面 12 パッキン溝 13 シリンダ 13a シリンダ内周面 15 基端部 16 先端部 17 連結部 18 突起 19 第1凹状部 20 凸状部 21 第2凹状部 m 周溝 T 通路

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ピストン外周面に形成したパッキン溝内
    に嵌装され、このピストン外周面とシリンダ内周面との
    間の隙間をシールする低摺動抵抗のピストンパッキンに
    おいて、 このピストンパッキンは、シリンダの内周面に圧接する
    先端部と、パッキン溝の底面に圧接する基端部と、これ
    ら先端部と基端部とを連結する連結部とからなり、 前記先端部は、シリンダ内周面に圧接する圧接面の断面
    円弧状で中央ほど凸となるように曲線状に形成してあ
    ると共に、パッキン溝の側壁に対面する部位に、所定間
    隙の通路を規定するように不連続に形成された複数個の
    突起を有し、 前記基端部は、パッキン溝の底面に圧接する圧接面の断
    面が平坦な直線状に形成してあり、 前記連結部は、パッキン溝の側面に対面する部位に、前
    記先端部から基端部にわたって、第1凹状部、凸状部、
    第2凹状部を、この順に有するとともに、これら第1凹
    状部、凸状部、第2凹状部の間に形成される各周壁の深
    さをそれぞれ略同一に形成したことを特徴とする低摺動
    抵抗のピストンパッキン。
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