JP2573478C - - Google Patents

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JP2573478C
JP2573478C JP2573478C JP 2573478 C JP2573478 C JP 2573478C JP 2573478 C JP2573478 C JP 2573478C
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electric motor
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motor
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【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】 本発明は、下ケースと上ケースとを結合して吸込口本体を形成し、該下ケース
の前部に下面に吸塵開口部を有する回転ブラシ室を設け、上記下ケースの後部中
央に該回転ブラシ室と連通する連絡路を設けた電気掃除機の吸込口に関するもの
である。 【0002】 【従来の技術】 この種の吸込口は、下ケースと上ケースとを結合して吸込口本体を形成し、該
下ケースの前部に下面に吸塵開口部を有し回転ブラシを配設した回転ブラシ室を
設け、上記下ケースの後部中央に該回転ブラシ室と連通する連絡路を設け、上記
連絡路の両側の一方に電動機を配設した電動機室を設けるとともに、他方に上記
電動機へ電源を供給するための部品を収納する収納室を設け、上記連絡路に回動
自在に駆動パイプを回動軸により軸支して構成しており、上記電動機により回転 ブラシを回転させてじゅうたんからごみを効果的にかき出すことにより、じゅう
たん掃除を効果的に行なえるようになっている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】 ところが、上記吸込口においては、下ケースの中央部分、即ち、連絡路部分に
おいて下ケースが底面のみになりこの部分の強度が弱く、掃除を行なう時に操作
力の集中するこの中央部分が変形し、この変形により吸塵開口部以外の部分から
空気流入が生じ、吸塵効率が低下するという問題があった。 【0004】 また、下面に吸塵開口部を有し回転ブラシを配設した回転ブラシ室を設け、上
記下ケースの後部中央に該回転ブラシ室と連通する連絡路を設け、上記連絡路の
両側の一方に電動機を配設した電動機室を設けるとともに、他方に上記電動機へ
電源を供給するための部品を収納する収納室を設けたものにおいては、電動機室
と収納室との間に連絡路が必ず位置するため、電動機と収納室の部品とを接続す
る接続部品が連絡路に位置することになる。上記連絡路は吸塵開口部から吸い込
まれたごみが通るので、接続部品をごみから保護するために別途接続部品保護用
のカバーが必要であった。 【0005】 【課題を解決するための手段】 本発明は上記問題を解決するためのもので、下ケースと上ケースとを結合して
吸込口本体を形成し、該下ケースの前部に下面に吸塵開口部を有し回転ブラシを
配設した回転ブラシ室を設け、上記下ケースの後部中央に該回転ブラシ室と連通
する連絡路を設け、上記連絡路の両側の一方に電動機を配設した電動機室を設け
るとともに、他方に上記電動機へ電源を供給するための部品を収納する収納室を
設け、上記連絡路の上記回転ブラシ室側の上部に通路カバーを架設し、該通路カ
バーの上部に設けられた凹部に上記電動機と上記収納室の部品とを接続するため
の接続部品を配設し、該通路カバーの凹部を上記電動機を冷却した冷却空気を流
す通路としている。 【0006】 【作用】 上記構成の吸込口であれば、連絡路の上部に通路カバーを架設しているので、
下ケースの中央部分(連絡路部分)の強度を向上させることができ、掃除中の変
形を防止する。 【0007】 また、連絡路の上部に架設されている通路カバーに接続部品を配設しているの
で、連絡路を通るごみから接続部品を保護することができる。そして、電動機を
冷却した冷却空気にて通路カバーに配設した接続部品を冷却することができる。 【0008】 【実施例】 以下図面に示した本発明の実施例について詳細に説明する。 【0009】 吸込口本体1は上ケース5、下ケース6及びカバー7により外郭を構成し、後
端部に上下回動自在な駆動パイプ8を備え、さらにこの先端に回転自在な吸口パ
イプ9を連結する。 【0010】 下ケース6はじゅうたん用のそりとして作用するもので、その下面前部に横長
の吸塵開口部10を形成しかつ該開口部10の後方にてゴム製のシール材11を
横方向に配設している。又、下ケース6は下面前部にてローラ12を、後部にて
車輪13を備え、このローラ12と車輪13とによって下ケース6の下面と床面
との間に一定の間隙を生じるようになっている。 【0011】 吸込口本体1の内部には上ケース5と下ケース6との結合により回転ブラシ室
14と該ブラシ室14を駆動パイプ8側に連通させる連絡路15とを形成し、こ
の回転ブラシ室14と連絡路15により吸塵開口部10から駆動パイプ8に至る
吸塵通路を形成する。又、吸込口本体1の内側両側には機構室16,17を形成
し、かつこの内側で連絡路15の両側には電動機室18とコンセント収納室19
を形成しており、この各室16乃至19は上記吸塵通路に対して適宜区画されて
いる。 【0012】 上ケース5の開口部20は回転ブラシ室14に対面し回転ブラシ2にからみつ
いた糸くず等を容易に除去できるようにするためのもので、通常は着脱自在なカ
バー7により閉塞している。 【0013】 バンパー21は両ケース5,6間に挾着され吸込口本体1の外周に位置するも
ので、両ケース5,6の結合面の密閉作用と障害物に対する緩衝作用とをなす。
回転ブラシ2は外周面にビーター22及びブラシ毛23を1条または複数条螺旋
状に設けた構造であり、回転ブラシ室14内にあって両端の軸24を機械室16
,17内に突出し該室16,17内で軸受組品25により回転自在に枢支されて
いる。 【0014】 上記軸受組品25は軸受26、軸受ホルダー27及びこの両者間に介在する弾
性体28よりなり、機械室16,17内において上下動自在に保持するものであ
る。即ち、機械室16,17を構成する下ケース6側において対峙する一対のリ
ブ29,29を一体に形成し、この両リブ29,29間の溝30内に軸受組品2
5を位置させて該組品25が溝30に沿って上下動できるようになっている。 【0015】 従って、このような軸受組品25に枢支される回転ブラシ2も上下動自在に設
けられることになり、該回転ブラシ2は通常自重及びスプリング31の作用によ
り最下位に位置する。このスプリング31は、平行に形成された軸受26の上面
と上ケース5の上面の間に該軸受26の上面に対し垂直に設けている。 【0016】 尚、回転ブラシ室14と機械室16,17間の区画壁には回転ブラシ2の端部
が挿通しかつ該回転ブラシ2の上下動を許す程度の開口部32を設けてある。 【0017】 電動機3は吸込口を小型、軽量にするのに適した交流マグネット電動機を用い
、該電動機3は電動機室18内に設置され、その回転軸33を機械室16内に突
出し、該機械室16内において回転ブラシ2の一方の軸24との間に伝達機構4
を介設する。 【0018】 この伝達機構4は電動機3の回転軸33に設けたプーリ34、回転ブラシ2の
一方の軸24に設けたギャプーリ35、及び両プーリ34,35間に張設したタ
イミングベルト36よりなり、電動機3の回転を回転ブラシ2に伝達する。 【0019】 電動機3の回転方向は、掃除をするときの進行方向に合わせて回転ブラシ2が
回転するようにプーリ34側から見て反時計方向に設定している。 【0020】 そして、上記機械室17内に上記電動機3の回転軸33の自由端側をプーリ3
4を介して支持する軸受組品37を設けている。尚、電動機3は前・後部に通気
口を有し、この通気口を介して内部を空気が流通できる構造になっている。 【0021】 吸込口本体1はコンセント収納室19にはコンセント38を納め、その接続面
を外表面に臨ませており、このコンセント38から正特性サーミスタ39、抵抗
器40を介して電動機3に給電する。上記正特性サーミスタ39は一定負荷電流
以上になると、自己発熱により抵抗値が急激に上昇して電動機3を停止させ、該
電動機3を保護するものである。又、抵抗器40は交流100Vを減圧して電動
機3に印加させるための電圧降下用の抵抗器である。 【0022】 図中、41は電波障害防止用コンデンサ、42は電動機3に内蔵されている全
波整流器である。上記抵抗器40は連絡路15の上部を横切って設けた通路カバ
ー43に保持されるもので、該カバー43は連絡路15と区画した空間部内に抵
抗器40を収納し、該抵抗器40を介して電動機室18の電動機3とコンセント
収納室19のコンセント38とを接続している。そして、上記通路カバー43に
より下ケース6の中央部分(連絡路15部分)の強度を向上させ、掃除時、上記
駆動パイプ8を介して加わる操作力による下ケース6の変形を防止し、吸塵開口
部10以外の部分からの空気流入を防ぎ吸塵力の低下を防止するとともに、連絡
路15を通過するごみから抵抗器40を保護している。 【0023】 図1において、矢印は冷却空気の流れを示すもので、この流れについて説明す
る。この冷却空気の流れは後記掃除機本体内の電動送風機の運転により発生する ものであり、電動機3近傍にて上ケース5に設けた空気孔(図示せず)から外気
が電動機室18内に入り、電動機3内部、抵抗器40の周囲を経て連絡路15壁
の透孔(図示せず)から吸塵通路に流れ、電動機3及び抵抗器40を冷却する。
従って、抵抗器40には安価なセメント抵抗器等を使用できることになり、勿論
発熱による問題も招くことがない。 【0024】 図5は吸込口の使用状態を示す図であり、44は掃除機本体、45は吸込ホー
ス、46は延長管、47は吸込ホース45の曲り管部48に設けた手元スイッチ
、49は曲り管部48に設けたコンセント、50はコンセント38、49間を接
続する電源コード、51は掃除機本体44に設けた交流100Vを取り出すため
のコンセント、52はコンセント51に接続して吸込口本体1側に給電する電源
コードである。 【0025】 以上の構成において、吸込口本体1の吸ロパイプ9に延長管46の一端を連結
し、さらにこの延長管46の他端を吸込ホース45を介して掃除機本体44に連
結した状態で、電源コード50をコンセント38、49に、今一つの電源コード
52をコンセント51に夫々接続する(図5参照)。 【0026】 而して、掃除機本体44より引き出したコードを電源コンセントに接続して、
手元スイッチ47を床・畳側にONすると、掃除機本体44の電動送風機のみが
給電されて吸塵作業を行うことになる。 【0027】 手元スイッチ4はじゅうたん側にONすると、上記電動送風機と共にコンセン
ト38側にも交流100Vが印加される。すると、電動機3は抵抗器40を通し
て給電されることにより駆動し、伝達機構4を介して回転ブラシ2を回転駆動さ
せる。この状態で、回転ブラシ2の回転によるかき出し作用と、電動送風機によ
り吸塵開口部10から回転ブラシ室14、連絡路15を経て流れる空気流の吸込
作用とによってじゅうたん掃除を効果的に行うことができる。 【0028】 じゅうたん掃除は吸込口本体1をじゅうたん上に移動させながら行うものであ り、この時回転ブラシ2は上下動によって受ける抵抗を自動的に調節し、電動機
3に加わる負荷を小さく保つことになる。即ち、じゅうたんの毛足が長い場合や
じゅうたん面に強く押し付けられた場合、回転ブラシ2は非常に大きな抵抗を受
けることになるが、この際、回転ブラシ2を支える軸受組品25が溝30内に上
下動できるようになっている為に、回転ブラシ2は上動(本実施例では斜め上方
へ移動)によりじゅうたん面から後退して、受ける抵抗が小さくなるよう自動的
に調節する。 【0029】 これにより、電動機3に加わる負荷は小さく抑えられ、負荷電流の上昇も抑え
られる。従って、電動機3に交流マグネット電動機を使用しても、実用上支障を
来すことなくじゅうたん掃除を行うことができる。 【0030】 尚、回転ブラシ2に上動により吸収できない大きな負荷がかかり、電動機3が
ロック状態になった場合、過負荷電流が流れることになるが、この時には正特性
サーミスタ39が安全装置として働き、電動機3を保護する。 【0031】 【発明の効果】 本発明の電気掃除機の吸込口は、連絡路の上部に通路カバーを架設しているの
で、通路カバーにより下ケースの中央部分(連絡路部分)の強度を向上させるこ
とができ、掃除中の下ケースの変形を防止し、吸塵開口部以外の部分からの空気
流入を防ぎ吸塵力の低下を防止し、吸込口の吸塵効率を向上させることができる
。また、連絡路の上部に架設されている通路カバーに接続部品を配設しているの
で、連絡路の通風抵抗を増加させることなく、連絡路を通るごみから接続部品を
別個の保護部材を用いることなく保護することができる。 そして、電動機を冷却した冷却空気にて通路カバーに配設した接続部品を冷却
することができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】 本発明の実施例における吸込口を示し上ケースを除き一部を断面図示した平面
図である。 【図2】 図1のA−A′断面図である。 【図3】 図1のB−B′断面図である。 【図4】 本発明の吸込口の電気回路図である。 【図5】 本発明の吸込口の使用状態を示す図である。 【符号の説明】 1 吸込口本体 2 回転ブラシ 3 電動機 8 駆動パイプ 9 吸口パイプ 10 吸塵開口部 14 回転ブラシ室 15 連絡路 18 電動機室 40 抵抗器 43 通路カバー

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 下ケースと上ケースとを結合して吸込口本体を形成し、 該下ケースの前部に下面に吸塵開口部を有し回転ブラシを配設した回転ブラシ
    室を設け、 上記下ケースの後部中央に該回転ブラシ室と連通する連絡路を設け、 上記連絡路の両側の一方に電動機を配設した電動機室を設けるとともに、他方
    に上記電動機へ電源を供給するための部品を収納する収納室を設けた電気掃除機
    の吸込口において、 上記連絡路の上記回転ブラシ室側の上部に通路カバーを架設し、 該通路カバーの上部に設けられた凹部に上記電動機と上記収納室の部品とを接
    続するための接続部品を配設し、 該通路カバーの凹部を上記電動機を冷却した冷却空気を流す通路としたことを
    特徴とする電気掃除機の吸込口。

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