JP2001204657A - 電気掃除機用吸込具並びに電気掃除機 - Google Patents

電気掃除機用吸込具並びに電気掃除機

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JP2001204657A
JP2001204657A JP2000015315A JP2000015315A JP2001204657A JP 2001204657 A JP2001204657 A JP 2001204657A JP 2000015315 A JP2000015315 A JP 2000015315A JP 2000015315 A JP2000015315 A JP 2000015315A JP 2001204657 A JP2001204657 A JP 2001204657A
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brush
suction
suction tool
vacuum cleaner
electric motor
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JP2000015315A
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Shusuke Kitamura
秀典 北村
Katsutaka Murata
克孝 村田
Kazuma Suo
和馬 周防
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Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電動機によって回転される回転ブラシを具備
した電気掃除機用吸込具の小型化を図り、使い勝手の良
い電気掃除機を提供する。 【解決手段】 下面に設けた吸込口28に臨む回転ブラ
シ19と、回転ブラシ19を回転自在に挟持する少なく
とも上下2部品からなる吸込具本体18と、回転ブラシ
19の回転停止を制御する制御部37とを備え、回転ブ
ラシ19は、外周面に塵埃掻き上げ部を設けた略筒状の
ブラシホルダー30内に、回転ブラシ19を回転駆動す
る電動機32と、これを駆動する電池55とを有し、こ
の回転ブラシ19を吸込具本体18に対して着脱自在に
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電動機によって回
転される回転ブラシを具備した電気掃除機用吸込具、並
びにこの電気掃除機用吸込具を接続する電気掃除機に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の電気掃除機用吸込具は、
図20に示されるように構成されていた。以下、その構
成について説明する。
【0003】図に示すように、吸込具本体1は、絨毯な
どの被掃除面に付着した塵埃を遊離させる回転ブラシ2
を内蔵し、底面に吸込口を設け、後部に掃除機本体(図
示せず)と連通される接続パイプ3を回転自在に具備し
ている。回転ブラシ2の外周面にブラシ毛4を植毛し、
内部に回転ブラシ2の駆動源である電動機5と、この電
動機5の軸に装着し、回転を減速して回転ブラシ2に伝
達する遊星歯車6と、この電動機5と遊星歯車6の間に
配設した支持部材7とを内蔵している。
【0004】この支持部材7は複数のねじ8により電動
機5に固定され、電動機5と当接する端面には、電動機
5に設けた冷却孔からの換気をよくして放熱性を向上す
る溝9を形成し、他方の端面は遊星歯車6の内輪10に
嵌合するとともに、遊星歯車6の表面をカバーしてい
る。また、回転ブラシ2の内周面には、キー溝(図示せ
ず)を設け、このキー溝に遊星歯車6の外輪に突設した
凸部(図示せず)を嵌合するとともに、凹部2aを軸方
向に設けて冷却気流の流路を形成している。回転ブラシ
2の両端の開口部には軸受11を具備した蓋12を装着
している。
【0005】固定軸13は中空に形成し、一端を回転ブ
ラシ2の側方に突出させ、軸受11を介して回転ブラシ
2を回転自在に支持するとともに、電動機5に接続する
リード線を中空部に通し、他端は円筒状に形成して回転
ブラシ2の内部に配設し、電動機5の外周を支持してい
る。固定カバー14は回転ブラシ2の両端に装着し、回
転ブラシ2や軸受11の内部に塵埃が侵入しないように
している。
【0006】回転ブラシ2はこの固定カバー14と固定
軸13を介して、吸込具本体1に支持され、接続パイプ
3の吸気ロ15と対向する回転ブラシ2の略中央部に
は、回転ブラシ2の内部と外部を連通する複数の通気孔
16を形成している。洩らし穴17は固定軸13の中空
部を介して、回転ブラシ2の内部に電動機を冷却する外
気を連通させるもので、吸込具本体1の側面に形成して
いる。
【0007】上記構成において動作を説明すると、吸込
具本体1と掃除機本体に通電すると電動機5が回転し、
遊星歯車6によって減速されながら回転トルクが増大さ
れて回転ブラシ2に伝達され、ブラシ毛4により絨毯な
どに付着した塵埃を掻き出すとともに、掻き出された塵
埃は掃除機本体に吸引される。このとき、電動機5によ
って回転されるのは、遊星歯車6と回転ブラシ2と蓋1
2と軸受11の外輪のみで、電動機5と固定軸13と固
定カバー14とリード線は、吸込具本体1に固定保持さ
れている。
【0008】また、掃除機本体を運転すると、吸込具本
体1と床面で囲まれた空間に負圧がかかり、吸込具本体
1の外周より外気が流入して接続パイプ3の吸気口15
に流れ込み、この気流により床面上の塵埃も一緒に吸気
口15へ吸い込まれていく。
【0009】このとき、吸気口15と対向して設けた通
気孔16を通じて回転ブラシ2内部の通気孔16近傍に
も負圧が働くため、中空の固定軸13と洩らし穴17を
介して吸込具本体1の外部と連通された回転ブラシ2内
の側方部との間に圧力差が生じ、外気が洩らし穴17よ
り固定軸13の中空部を通って回転ブラシ2の内部に流
入し、回転ブラシ2の電動機5の周囲に設けた凹部2a
を通過して通気孔16に向かって流れ、回転ブラシ2の
内部よりさらに気圧が低い吸気口15に向かって通気孔
16より流出する気流が生じる。
【0010】また、図示はしないがその他の−般的な構
成としては、吸込具本体内部の前方に回転ブラシ、後方
に電動機を配置し、電動機の回転をタイミングベルト等
で回転ブラシに伝達して、これを回転駆動し、掃除面か
ら塵埃を掻き上げ吸引する吸込具もある。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の構成
では、電動機5は掃除機本体より供給される電力によっ
て駆動されているため、掃除機本体よりホース、延長管
および吸込具本体1内にリード線等で給電経路を配線形
成する必要があり、それぞれの構造が複雑になると同時
に組立に時間を要し、製品価格を高くするという課題を
有していた。
【0012】また、回転ブラシ2は吸込具本体1に保持
されていて外せない構造であるため、回転ブラシを外し
たのち塵埃で汚れた吸込具本体1内部を水洗いする等清
掃することができない。
【0013】一方図示はしないがその他の−般的な構成
としては、吸込具本体内部の前方に回転ブラシ、後方に
電動機を配置し、電動機の回転をタイミングベルト等で
回転ブラシに伝達して、これを回転駆動し、掃除面から
塵埃を掻き上げ吸引する吸込具の従来例では、回転ブラ
シそのものは外せる構成が採られたものもあるが、吸込
具本体内には電動機が残ったままであるため、塵埃の付
着した吸込具本体の清掃は手軽に水洗いできないもので
あった。
【0014】このような従来の構成では、回転ブラシ2
内部に配置された電動機5はその駆動力により回転ブラ
シ2に設けたブラシ毛4にて塵埃を掻き出す必要が有り
大きな回転トルクが必要となり、電動機5は大きく重い
ものを搭載する必要が有った。
【0015】また、電動機5は掃除機本体より供給され
る電力によって駆動されているため、掃除機本体よりホ
ース、延長管および吸込具本体1内にリード線等で給電
経路を配線形成する必要があり、それぞれの構造が複雑
になると同時に製品価格を高くするという課題を有して
いた。
【0016】さらに、回転ブラシ2を電動機5にて駆動
することは、電動機5へ常に電力を供給する必要があ
り、省エネを求められている現在においては消費電力量
を少なく押さえながら、効率的にじゅうたんやたたみ掃
除をすることも求められている。
【0017】本発明は上記従来の課題を解決するもの
で、電気掃除機により吸引口に発生した吸引風の風量に
てブラシホルダー外周に設けた凸状帯による回転と、前
記電動機による回転にて回転する構成とし電動機に必要
なトルク量を小さくすることにより小型軽量の電動機を
搭載し吸込具本体の軽量化を図るとともに、さらに、掃
除機本体から吸込具本体への電力供給の構造を簡素化し
て製品価格の低減を行うことで、吸込具本体の使用性、
省エネ性を高めることを目的としている。
【0018】本発明はこれらの課題を解決するもので、
掃除機本体から吸込具本体への電力供給の構造を簡素化
して製品価格の低減を行うと同時に、吸込具本体から回
転ブラシを取り外しできる構造にして吸込具本体のメン
テナンス性を高めることを目的としている。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、下面に設けた吸込口に臨む回転ブラシと、
この回転ブラシを回転自在に挟持する少なくとも上下2
部品からなる吸込具本体と、回転ブラシの回転停止を制
御する制御部とを備え、前記回転ブラシは、外周面に塵
埃掻き上げ部を設けた略筒状のブラシホルダー内に、回
転ブラシを回転駆動する電動機と、この電動機を駆動す
る電池とを有し、この回転ブラシを前記吸込具本体に対
して着脱自在にすることにより、掃除機本体から吸込具
本体へ電力を供給するための導電線をなくして吸込具本
体の構造と組み立てを簡素化できる。
【0020】また、繰り返しの使用により吸込具本体が
汚れたとき、回転ブラシを取り外した後の吸込具本体を
例えば水洗いして清掃できるとともに回転ブラシのメン
テナンスも容易に行える。さらに回転ブラシが損傷した
ときなどは、これを容易に交換できる。
【0021】さらには、内部に塵埃を集塵する集塵室と
電動送風機を備えた電気掃除機本体に、上記電気掃除機
用吸込具と連通するように接続される接続口を備えた電
気掃除機である。
【0022】これにより、掃除機本体から吸込具本体へ
電力を供給するための導電線をなくしてホース、延長管
の構造をも簡素化し、軽量化することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、下面に設けた吸込口に臨む回転ブラシと、前記回転
ブラシを回転自在に挟持する少なくとも上下2部品から
なる吸込具本体と、回転ブラシの回転を制御する制御部
とを備え、前記回転ブラシは、外周面に塵埃掻き上げ部
を設けた略筒状のブラシホルダーと、前記ブラシホルダ
ーに内蔵されブラシホルダーを回転駆動する電動機を有
し、前記回転ブラシは前記吸込具本体に対して着脱自在
にすることにより、吸込具本体からブラシホルダーに内
蔵された電動機へ電力を供給するための導電線をなくし
て繰り返しの使用により吸込具本体が汚れたとき、回転
ブラシを取り外した後の吸込具本体を、例えば水洗いし
て清掃できるとともに、回転ブラシが損傷したときなど
も交換が容易にできる。
【0024】本発明の請求項2に記載の発明は、下面に
設けた吸込口に臨む回転ブラシと、この回転ブラシを回
転自在に挟持する少なくとも上下2部品からなる吸込具
本体と、回転ブラシの回転停止を制御する制御部とを備
え、前記回転ブラシは、外周面に塵埃掻き上げ部を設け
た略筒状のブラシホルダー内に、回転ブラシを回転駆動
する電動機と、この電動機を駆動する電池とを有し、こ
の回転ブラシを前記吸込具本体に対して着脱自在にする
ことにより、掃除機本体から吸込具本体へ電力を供給す
るための導電線をなくして吸込具本体の構造と組み立て
を簡素化できる。
【0025】また、繰り返しの使用により吸込具本体が
汚れたとき、回転ブラシを取り外した後の吸込具本体
を、例えば水洗いして清掃できるとともに、回転ブラシ
が損傷したときなども交換が容易にできる。
【0026】本発明の請求項3に記載の発明は、回転ブ
ラシの上方を覆う上吸込具を、吸込口を形成する下吸込
具に回転ブラシの前後で着脱自在に係止することによ
り、回転ブラシ脱着のための操作は、上吸込具と下吸込
具の係止の解除だけででき、操作手順を非常に容易化で
きる。
【0027】本発明の請求項4に記載の発明は、回転ブ
ラシの回転停止を制御する制御部を回転ブラシに一体的
に保持させることにより、回転ブラシの脱着の際に制御
部も同時に脱着できてメンテナンス性を一層向上でき
る。
【0028】本発明の請求項5に記載の発明は、上記請
求項1〜4に記載の発明において、制御部には電池を充
電するための接続端子を設けることにより、通常の状態
でけでなく回転ブラシを取り外している状態でも電池に
充電できて使い勝手を向上できる。
【0029】本発明の請求項6に記載の発明は、内部に
塵埃を集塵する集塵室と電動送風機を備えた電気掃除機
本体に、請求項1〜5のいずれか1項に記載の電気掃除
機用吸込具と連通するように接続される接続口を備えた
電気掃除機であり、掃除機本体から吸込具本体へ電力を
供給するための導電線をなくしてホースや延長管などの
構造を簡素化することができ、それぞれを軽量ならぴに
低価格で製作、供給できる。また、回転ブラシや回転ブ
ラシを取り外した吸込具本体のメンテナンスを容易にで
きるものである。
【0030】本発明の請求項7に記載の発明は、下面に
吸込口を開口させた吸込具本体と、前記吸込口に臨むよ
うに前記吸込具本体内に回転自在に設けた回転ブラシと
を備え、前記回転ブラシは、外周面に複数の帯状に形成
された凸状帯を設けた略筒状のブラシホルダーに、回転
ブラシと回転軸心が略一致し回転駆動する電動機と、前
記電動機の回転を前記ブラシホルダーに伝達する動力伝
達部とを有し、前記回転ブラシを電動機により回転させ
るとともに、前記凸状帯が電気掃除機により吸引口に発
生した吸引風を受けることにより回転ブラシを回転させ
て、前記凸状帯が掃除面と接触し塵埃を掻き上げる構成
の電気掃除機用吸込具であり、吸込み風力により凸状帯
にてもブラシを回転させることにより、吸込具本体に搭
載する電動機を低トルクの小型モーターにすることがで
き吸込具本体の小型軽量化ができるものである。
【0031】本発明の請求項8に記載の発明は、前記回
転ブラシと回転軸心が略一致し、回転駆動する電動機を
回転ブラシ側面に配置し、前記電動機と回転ブラシ間に
回転を伝達する動力伝達部を有した構成の電気掃除機用
吸込具であり、吸込み風力により凸状帯にてもブラシを
回転させることにより、吸込具本体に搭載する電動機を
低トルクの薄型モーターにすることができ吸込具本体の
幅方向を大きくすること無く小型軽量化ができるもので
ある。
【0032】本発明の請求項9に記載の発明は、前記回
転ブラシと回転軸心が略一致し、回転駆動する電動機を
回転ブラシのブラシホルダー内周部に配置し、前記電動
機の回転を前記ブラシホルダーに伝達する動力伝達部を
有した電気掃除機用吸込具であり、吸込み風力により凸
状帯にてもブラシを回転させることにより、吸込具本体
に搭載する電動機を低トルクの外径が小さいモーターに
することができ回転ブラシの外径が小さくできるため、
吸込具本体の高さ方向及び長さ方向を大きくすること無
く小型軽量化ができるものである。
【0033】本発明の請求項10に記載の発明は、下面
に吸込口を開口させた吸込具本体と、前記吸込口に臨む
ように前記吸込具本体内に回転自在に設けた回転ブラシ
とを備え、前記回転ブラシは、外周面に複数の帯状に形
成された凸状帯を設けた略筒状のブラシホルダー内に、
回転ブラシを回転駆動する電動機と、この電動機を駆動
する電池と、前記電動機の回転を前記ブラシホルダーに
伝達する動力伝達部とを有し、前記電動機への給電回路
を構成するとともに、前記凸状帯は電気掃除機により吸
引口に発生した吸引風を受けることにより前記回転ブラ
シが回転し、前記凸状帯が掃除面と接触し塵埃を掻き上
げる構成の電気掃除機用吸込具であり、回転ブラシに内
蔵した電動機を電池で駆動することにより、掃除機本体
から吸込具本体へ電力を供給するための導電線をなくし
て、ホースや延長管、吸込具本体内に導電線を配線する
必要をなくし、ホースや延長管、吸込具本体の構造を簡
単にしてそれぞれを軽量化することができるととに、吸
い込み風力による回転駆動との併用により電池寿命延
長、使用時間の延長が行えるものである。
【0034】本発明の請求項11に記載の発明は、下面
に吸込口を開口させた吸込具本体と、前記吸込口に臨む
ように前記吸込具本体内に回転自在に設けた回転ブラシ
とを備え、前記回転ブラシは、外周面に複数の帯状に形
成された凸状帯を設けた略筒状のブラシホルダー内に、
回転ブラシを回転駆動する電動機と、この電動機を駆動
する電池と、前記電動機の回転を前記ブラシホルダーに
伝達する動力伝達部とを有し、電気掃除機により吸引口
に発生した吸引風の風量に応じて前記凸状帯による回転
もしくは前記電動機による回転のいずれかにて制御する
構成とすることにより、電池の寿命を長くするととも
に、電池駆動のみでの使用時間に対し、ゴミが多くたま
り風量低下するまでは吸引力により回転ブラシを駆動す
るため使用時間を長くすることができるものである。
【0035】本発明の請求項12に記載の発明は、下面
に吸込口を開口させた吸込具本体と、前記吸込口に臨む
ように前記吸込具本体内に回転自在に設けた回転ブラシ
とを備え、前記回転ブラシは、外周面に複数の帯状に形
成された凸状帯を設けた略筒状のブラシホルダー内に、
回転ブラシを回転駆動する電動機と、この電動機を駆動
する電池と、前記電動機の回転を前記ブラシホルダーに
伝達する動力伝達部と前記電池へ充電する発電手段を有
し、電気掃除機により吸引口に発生した吸引風にて前記
凸状帯により回転する回転ブラシに内蔵した前記発電手
段を動作させることにより、掃除中に電池への充電を行
うことができ掃除時間の延長と次回使用に際しての充電
時間の短縮が行えるものである。
【0036】本発明の請求項13に記載の発明は、下面
に吸込口を開口させた吸込具本体と、前記吸込口に臨む
ように前記吸込具本体内に回転自在に設けた回転ブラシ
とを備え、前記回転ブラシは、外周面に複数の帯状に形
成された凸状帯を設けた略筒状のブラシホルダー内に、
回転ブラシを回転駆動する電動機と、この電動機を駆動
する電池と、前記電動機の回転を前記ブラシホルダーに
伝達する動力伝達部とを有し、電気掃除機の吸引力を複
数段階に制御する操作手段を有し、吸引力により回転ブ
ラシの駆動手段を前記凸状帯または電動機のいずれか一
方とすることにより、吸い込み風力の弱い弱ポジション
選択時等のみ電動機による駆動を行い吸い込み風力の大
きい強ポジション時には電動機への給電を止めることに
より使用時間の延長ができるものである。
【0037】本発明の請求項14に記載の発明は、上記
請求項10〜12に記載の発明において、略筒状のブラシホ
ルダーの一端部から他端部に向かって、動力伝達部、電
動機、電池の順に配したことによって、電動機と電池の
電気的接続を容易に行えるとともに、ブラシホルダー内
への組み込みを非常に容易に行えるものである。
【0038】本発明の請求項15に記載の発明は、略筒
状のブラシホルダーの一端部から他端部に向かって、動
力伝達部、電動機、発電手段、電池、の順に配したこと
によって、電動機と発電手段と電池の電気的接続を容易
に行えるものである。
【0039】本発明の請求項16に記載の発明は、内部
に塵挨を集塵する集塵室と電動送風機を備えた電気掃除
機本体に、請求項7〜15のいずれか1項に記載の電気掃
除機用吸込具と連通するように接続される接続口を備え
た電気掃除機であり、掃除機本体から吸込具本体へ電力
を供給するための導電線をなくしてホースや延長管など
の構造を簡素化することができ、それぞれを軽量ならび
に低価格で製作、供給できるととに、吸い込み風力によ
る回転駆動との併用により電池寿命延長、使用時間の延
長が行えるものである。
【0040】
【実施例】(実施例1)以下、本発明の第1の実施例
を、図1〜4を用いて説明する。
【0041】図2に示すように、吸込具本体18は絨毯
などの被掃除面に付着した塵埃を遊離させる回転ブラシ
19(図1参照)を内蔵し、後部に延長管20と接続さ
れる連結体21を回転自在に備えている。掃除機本体2
2は、内部に塵埃を集塵する集塵室23と電動送風機2
4を備えており、この掃除機本体22に設けた接続口2
5に、延長管20に接続したホース26を接続し、吸込
具本体18の連結体21を接続口25に連通するように
構成している。
【0042】回転ブラシ19は、図1、図4に示すよう
に、吸込具本体18の略下側を構成する下吸込具27の
下面に開口した吸込口28に臨むように、下吸込具27
と吸込具本体18の略上側を構成する上吸込具29に挟
持されて吸込具本体18内に回転自在に取り付けられ、
上吸込具29は回転ブラシ19の前後で、下吸込具27
に設けた複数の爪27aに同数の係止孔29aを嵌合さ
せて下吸込具27に結合している。回転ブラシ19は、
ABS、ポリスチロール、ポリプロピレンなどの熱可塑
性樹脂で形成した略筒状のブラシホルダー30の外周面
に塵埃掻き上げ部を構成する複数のブラシ31を設けて
いる。なお、塵埃掻き上げ部は、ブラシ31の他、薄板
状のブレード、拭き効果のある帯状体(例えば、布製の
帯状体)などであってもよい。
【0043】ブラシホルダー30の内部には、図3に示
すように、回転ブラシ19を回転駆動する電動機32、
この電動機32の回転数を減速する減速装置33、減速
装置33の出力をブラシホルダー30に伝達するギヤ3
4などを内蔵している。ここで、回転ブラシ19は、電
動機32、減速装置33などを内蔵するためとともに、
電動機32のトルクと、外周面のブラシ31の先端での
塵埃の掻き上げ性能向上の面から、ブラシホルダー30
の直径を大きくすることが好ましい。
【0044】電動機32は、整流子電動機で構成し、整
流子32a側にリード線32eが結線された一対の端子
32bを設けている。また、電動機32内を冷却する冷
却風を取り入れる開口部32cと排出する開口部32d
とを設けている。電動機32はリード線32eより電圧
を印加されて給電駆動される。電動機32の回転数は、
減速装置33を介してブラシホルダー30に回転が伝え
られるため、毎分3000〜15000回転に設定して
いる。絨毯を掃除するときは、毎分3000〜1200
0回転が好ましい。過電流防止装置35は正特性サーミ
スタなどで構成し、電動機32に過電流が流れるのを防
止している。
【0045】リード線32eは、カバー36に収容さ
れ、カバー36の一側に設けられた制御部37に接続
し、制御部37に設けた回転ブラシ側給電端子37aに
本体側給電端子18aを接続することにより電動機32
へ給電できるように構成している。また、他端側は一対
の電動機32の端子32bに電気接続している。
【0046】電気回路上では、掃除機本体22またはホ
ース26の先端に設けた手元操作部26aからの光、電
波などによるオン、オフ信号を上吸込具29上部に設け
た信号孔29bに臨設した受信部37bで受け、電動機
32をオン、オフ制御するよう構成している。本体側給
電端子18aは、回転ブラシ側給電端子37aに圧接可
能にばね材で形成されている。また各々の給電端子の近
傍は防水構造が施され(図示せず)、外部より水等が侵
入しないように構成している。
【0047】減速装置33は遊星歯車により構成して電
動機32の出力軸38に連結し、電動機32の回転数を
減速して回転ブラシ19に伝達している。ここで、減速
装置33の減速比は、1/3〜1/9(好ましくは、1
/5〜1/7)としている。遮音筒39は、減速装置3
3の外周を覆って遮音するもので、アルミニウムダイカ
スト、またはプラスチック成型により形成している。こ
の遮音筒39を介して電動機32に保持固定して電動機
32と減速装置33とを一体に構成し、出力軸38にギ
ヤ34を嵌合している。軸受部40は電動機32と一体
に構成した減速装置33をブラシホルダー30に支持す
るもので、内輪を減速装置33の径小部41に固定し、
外輪をブラシホルダー30の内面部に突出して形成した
軸受支持部42により支持している。
【0048】リード線32eを収容した段付き円筒形状
のカバー36はポリアセタール、ポリアミドなどの工業
用プラスチックで形成され、一端を減速装置33と一体
化した電動機32にピン43で固定され、また他端側に
嵌着した支持ゴム44を介して上吸込具29と下吸込具
27に挟持されている。段付き径小部には軸受部45の
内輪が嵌合し、ブラシホルダー30の端部に固定したキ
ャップA46を外輪で支持してブラシホルダー30を回
転自在にしている。
【0049】ギヤ34は、ポリアセタール、ポリアミド
などの工業用プラスチックで構成し、ブラシホルダー3
0の内面部に形成したギヤ部47と噛み合い、ギヤ部4
7と噛み合う部分に、ゴム、エラストマーなどで形成し
た緩衝材48を介在させ、この弾力性により、歯形相互
間で発生する噛み合い音を低減させている。
【0050】ブラシホルダー30の電動機32側の端部
にはS45Cなどの工業用鋼材で造られた中空軸49を
一体に有するキャップB50が固定してある。中空軸4
9は吸込具本体18に保持されたメタル51で回転自在
に支持されている。空気取入口52はメタル51の保持
部の下吸込具27の側面外郭に設けられ、ブラシホルダ
ー30の外周面に設けた開口部53に連通している。5
4はフィルターで空気取入口52からブラシホルダー3
0の内部に塵埃が入るのを防止している。
【0051】次に上記構成における動作を説明する。
【0052】掃除機本体22に通電し、掃除機本体22
あるいはホース26の先端に設けた手元操作部26aか
ら光、電波などによるオン信号を出力すると、この信号
を制御部37に設けた受信部37bが受信し、回転ブラ
シ19に内蔵した電動機32を回転するように制御す
る。この電動機32の回転は減速装置33によって減速
され、回転トルクが増大されて回転ブラシ19に伝達さ
れ、これを回転駆動する。回転ブラシ19の回転によ
り、ブラシホルダー30の外周面に設けたブラシ31
が、床面や絨毯などに付着した塵埃を掻き上げるととも
に、掻き上げた塵埃は延長管20、ホース26を介して
掃除機本体22に吸引される。
【0053】ここで、回転ブラシ19は電動機32を内
蔵することによって、従来に比べて直径が大きくなる
が、直径が大きくなると、回転数を従来と同じとしたと
き、塵埃掻き上げ部の周速が速まり、被掃除面からの塵
埃の掻き上げ性能を向上することができる。
【0054】ところで、電動機32は、回転ブラシ側給
電端子37aに本体側給電端子18aを接続することに
より電圧を印加して給電駆動しているので、吸込具本体
18から回転ブラシ19に内蔵された電動機32へ電力
を供給するための導電線をなくすことができ、また回転
ブラシ19の両端は電動機32側のメタル51と制御部
37側の支持ゴム44が上吸込具29と下吸込具27に
挟持された構成であり、上吸込具29の係止孔29aと
下吸込具27の爪27aの係合を指先で解除すると、下
吸込具27から上吸込具29を簡単に外せ、この状態で
回転ブラシ19を下吸込具29から自由に脱着できる。
そして回転ブラシ19だけ、あるいは回転ブラシ19を
取り外した後の上吸込具29ならびに下吸込具27を手
軽に請掃するなど手入れすることができるし、回転ブラ
シ19の内蔵部品などが故障した際には、これを容易に
交換できる。特に回転ブラシ19以外は電気部品はな
く、従って水洗いで清潔に清掃ができることとなる。
【0055】なお、上吸込具29と下吸込具27の結合
は爪27aと係止孔29aの嵌合のみで行っているた
め、特別な係止装置を使用する必要も無く安価に構成で
きる。
【0056】また、制御部37が回転ブラシ19に一体
的に保持されているため、上吸込具29を外した状態の
吸込具本体18から回転ブラシ19を外す時には、電気
配線などの処理も不要となり、メンテナンス性を一層高
めることができる。
【0057】(実施例2)以下、本発明の第2の実施例
を、図5〜8を用いて説明する。
【0058】図2に示すように、吸込具本体18は絨毯
などの被掃除面に付着した塵埃を遊離させる回転ブラシ
19(図5参照)を内蔵し、後部に延長管20と接続さ
れる連結体21を回転自在に備えている。掃除機本体2
2は、内部に塵埃を集塵する集塵室23と電動送風機2
4を備えており、この掃除機本体22に設けた接続口2
5に、延長管20に接続したホース26を接続し、吸込
具本体18の連結体21を接続口25に連通するように
構成している。
【0059】回転ブラシ19は、図5、図7に示すよう
に、吸込具本体18の略下側を構成する下吸込具27の
下面に開口した吸込口28に臨むように、下吸込具27
と吸込具本体18の略上側を構成する上吸込具29に挟
持されて吸込具本体18内に回転自在に取り付けられ、
上吸込具29は回転ブラシ19の前後で、下吸込具27
に設けた複数の爪27aに同数の係止孔29aを嵌合さ
せて下吸込具27に結合している。回転ブラシ19は、
ABS、ポリスチロール、ポリプロピレンなどの熱可塑
性樹脂で形成した略筒状のブラシホルダー30の外周面
に塵埃掻き上げ部を構成する複数のブラシ31を設けて
いる。なお、塵埃掻き上げ部は、ブラシ31の他、薄板
状のブレード、拭き効果のある帯状体(例えば、布製の
帯状体)などであってもよい。
【0060】ブラシホルダー30の内部には、図6に示
すように、回転ブラシ19を回転駆動する電動機32、
この電動機32を駆動する電池55、電動機32の回転
数を減速する減速装置33、減速装置33の出力をブラ
シホルダー30に伝達するギヤ34などを内蔵してい
る。ここで、回転ブラシ19は、電動機32、減速装置
33などを内蔵するためとともに、電動機32のトルク
と、外周面のブラシ31の先端での塵埃の掻き上げ性能
向上の面から、ブラシホルダー30の直径を大きくする
ことが好ましい。
【0061】電動機32は、整流子電動機で構成し、整
流子32a側に電池55の電池端子55bに圧接可能に
ばね材で形成した一対の端子32bを設けている。ま
た、電動機32内を冷却する冷却風を取り入れる開口部
32cと排出する開口部32dとを設けている。電動機
32は電池55より電圧を印加されて給電駆動される。
電動機32の回転数は、減速装置33を介してブラシホ
ルダー30に回転が伝えられるため、毎分3000〜1
5000回転に設定している。絨毯を掃除するときは、
毎分3000〜12000回転が好ましい。過電流防止
装置35は正特性サーミスタなどで構成し、電動機32
に過電流が流れるのを防止している。
【0062】電池55は、ニッケルーカドミウム電池な
どの充電可能な電池で、電池ケース56に収容され、電
池ケース56の一側に設けられた一対の電池端子55a
を介して制御部37に接続し、制御部37に設けた充電
端子37cに充電器(図示せず)を接続することにより
充電できるように構成している。また、他端側には一対
の電池端子55bが電動機32の端子32bに圧接して
電気接続している。
【0063】制御部37は、回転ブラシ19の電池55
側端部に取り付けてある。電気回路上では電動機32と
電池55との間に位置し、掃除機本体22またはホース
26の先端に設けた手元操作部26aからの光、電波な
どによるオン、オフ信号を上吸込具29上部に設けた信
号孔29bに臨設した受信部37bで受け、電動機32
をオン、オフ制御するよう構成している。一対の制御部
端子37dは電池55の電池端子55aに圧接可能にば
ね材で形成されている。また充電端子37cに充電器
(図示せず)を接続することにより電池55を充電でき
るように構成している。
【0064】減速装置33は遊星歯車により構成して電
動機32の出力軸38に連結し、電動機32の回転数を
減速して回転ブラシ19に伝達している。ここで、減速
装置33の減速比は、1/3〜1/9(好ましくは、1
/5〜1/7)としている。遮音筒39は、減速装置3
3の外周を覆って遮音するもので、アルミニウムダイカ
スト、またはプラスチック成型により形成している。こ
の遮音筒39を介して電動機32に保持固定して電動機
32と減速装置33とを一体に構成し、出力軸38にギ
ヤ34を嵌合している。軸受部40は電動機32と一体
に構成した減速装置33をブラシホルダー30に支持す
るもので、内輪を減速装置33の径小部41に固定し、
外輪をブラシホルダー30の内面部に突出して形成した
軸受支持部42により支持している。
【0065】電池55を収容した段付き円筒形状の電池
カバー36aはポリアセタール、ポリアミドなどの工業
用プラスチックで形成され、一端を減速装置33と一体
化した電動機32にピン43で固定され、また他端側に
嵌着した支持ゴム44を介して上吸込具29と下吸込具
27に挟持されている。段付き径小部には軸受部45の
内輪が嵌合し、ブラシホルダー30の端部に固定したキ
ャップA46を外輪で支持してブラシホルダー30を回
転自在にしている。
【0066】ギヤ34は、ポリアセタール、ポリアミド
などの工業用プラスチックで構成し、ブラシホルダー3
0の内面部に形成したギヤ部47と噛み合い、ギヤ部4
7と噛み合う部分に、ゴム、エラストマーなどで形成し
た緩衝材48を介在させ、この弾力性により、歯形相互
間で発生する噛み合い音を低減させている。
【0067】ブラシホルダー30の電動機32側の端部
にはS45Cなどの工業用鋼材で造られた中空軸49を
一体に有するキャップB50が固定してある。中空軸4
9は吸込具本体18に保持されたメタル51で回転自在
に支持されている。空気取入口52はメタル51の保持
部の下吸込具27の側面外郭に設けられ、ブラシホルダ
ー30の外周面に設けた開口部53に連通している。5
4はフィルターで空気取入口52からブラシホルダー3
0の内部に塵埃が入るのを防止している。
【0068】次に上記構成における動作を説明する。
【0069】掃除機本体22に通電し、掃除機本体22
あるいはホース26の先端に設けた手元操作部26aか
ら光、電波などによるオン信号を出力すると、この信号
を制御部37に設けた受信部37bが受信し、回転ブラ
シ19に内蔵した電動機32を回転するように制御す
る。この電動機32の回転は減速装置33によって減速
され、回転トルクが増大されて回転ブラシ19に伝達さ
れ、これを回転駆動する。回転ブラシ19の回転によ
り、ブラシホルダー30の外周面に設けたブラシ31
が、床面や絨毯などに付着した塵埃を掻き上げるととも
に、掻き上げた塵埃は延長管20、ホース26を介して
掃除機本体22に吸引される。
【0070】ここで、回転ブラシ19は電動機32を内
蔵することによって、従来に比べて直径が大きくなる
が、直径が大きくなると、回転数を従来と同じとしたと
き、塵埃掻き上げ部の周速が速まり、被掃除面からの塵
埃の掻き上げ性能を向上することができる。
【0071】ところで、電動機32は、電池55より電
圧を印加して給電駆動しているので、掃除機本体22か
ら吸込具本体18へ電力を供給するための導電線をなく
すことができ、ホース26、延長管20、延長管20に
接続する連結体21や吸込具本体18内部に導電線を配
線する必要がなくなり、これらホース26、延長管2
0、連結体21、吸込具本体18の構造を簡単にして軽
量化できるとともにこれらを安価に製作、供給できるこ
とで製品価格を低減することができる。
【0072】さらに、ブラシホルダー30内では一端側
に電動機32、他端側に電池55の配置を行う結果、回
転ブラシ19の質量バランスがほぼ左右均等になり、例
えば掃除面に有る段差部を避けるために、吸込具本体1
8を掃除面から持ち上げる時でも、吸込具本体18の幅
方向の水平状態を保って持ち上げられ、次に接地させる
時に支障なく容易に行える。
【0073】さらに、回転ブラシ19の両端は電動機3
2側のメタル51と制御部37側の支持ゴム44が上吸
込具29と下吸込具27に挟持された構成であり、上吸
込具29の係止孔29aと下吸込具27の爪27aの係
合を指先で解除すると、下吸込具27から上吸込具29
を簡単に外せ、この状態で回転ブラシ19を下吸込具2
9から自由に脱着できる。そして回転ブラシ19だけ、
あるいは回転ブラシ19を取り外した後の上吸込具29
ならびに下吸込具27を手軽に請掃するなど手入れする
ことができるし、回転ブラシ19の内蔵部品などが故障
した際には、これを容易に交換できる。特に回転ブラシ
19以外は電気部品はなく、従って水洗いで清潔に清掃
ができることとなる。
【0074】また、上吸込具29ならびに下吸込具27
を手入れしている間に、さらには回転ブラシ19を手入
れしながらでも回転ブラシ19に保持された制御部37
の充電端子37cに充電器(図示せず)を接続し、時間
を有効に活用しながら電池55に充電することもでき
る。
【0075】なお、上吸込具29と下吸込具27の結合
は爪27aと係止孔29aの嵌合のみで行っているた
め、特別な係止装置を使用する必要も無く安価に構成で
きる。
【0076】また、制御部37が回転ブラシ19に一体
的に保持されているため、上吸込具29を外した状態の
吸込具本体18から回転ブラシ19を外す時には、電気
配線などの処理も不要となり、メンテナンス性を一層高
めることができる。
【0077】(実施例3)以下、本発明の第3の実施例
を、図9〜11を用いて説明する。
【0078】図に示すように、吸込具本体18は絨毯な
どの被掃除面に付着した塵埃を遊離させる回転ブラシ1
9(図9参照)を内蔵し、後部に延長管20と接続され
る連結体21を回転自在に備えている。掃除機本体22
は、内部に塵埃を集塵する集塵室23と電動送風機24
を備えており、この掃除機本体22に設けた接続口25
に、延長管20に接続したホース26を接続し、吸込具
本体18の連結体21を接続口25に連通するように構
成している。
【0079】回転ブラシ19は、図9に示すように、吸
込具本体18の下面に開口した吸込口28に臨むよう
に、吸込具本体18内に回転自在に設けている。この回
転ブラシ19は、ABS、ポリスチロール、ポリプロピ
レンなどの熱可塑性樹脂で形成した略筒状のブラシホル
ダー30の外周面に塵埃掻き上げ部を構成する複数の帯
状に形成された凸状帯31aを設け、前記吸込口28は
掃除機本体22にて吸引された吸引力により生じる吸引
風を吸込口28の前方より外気が流入する様に他の両側
面と後面よりも広く設けている。
【0080】なお、塵埃掻き上げ部は、凸状帯31aの
他、拭き効果のあるブラシ(例えば、ナイロン繊維等)
などとの併用であってもよい。
【0081】このブラシホルダー30の内部には、図2
に示すように、回転ブラシ19を回転駆動する電動機3
2、電動機32の回転数を減速する減速装置33、減速
装置33の出力をブラシホルダー30に伝達するギヤ3
4などが内蔵され、一端側からギヤ34、減速装置3
3、電動機32の順に配置してある。ここで、回転ブラ
シ19は、電動機32、減速装置33などを内蔵してい
ることに加え、電動機32のトルクを高め、外周面の凸
状帯31aの先端での塵埃の掻き上げ性能を高めるため
に、ブラシホルダー30の直径を大きくすることが好ま
しい。
【0082】電動機32は、整流子電動機で構成し、整
流子32a側に電動機32内を冷却する冷却風を取り入
れる開口部32cと排出する開口部32dとを設けてい
る。
【0083】ここで、電動機32の回転数は、減速装置
33を介してブラシホルダー30に回転が伝えられるた
め、毎分3000〜15000回転に設定している。絨
毯を掃除するときは、毎分3000〜12000回転が
好ましい。
【0084】電動機32への給電は電線57を介して制
御部37に接続し、制御部37より連結体21内に配線
した電線に(図示せず)接続することにより給電できる
ように構成している。
【0085】制御部37は、電気回路上では電動機32
と手元操作部26aとの間に位置し、掃除機本体22ま
たはホース26の先端に設けた手元操作部26aからの
光、電波などによるオン、オフ信号を受信部37bで受
け、電動機32をオン、オフ制御するよう構成してい
る。
【0086】減速装置33は遊星歯車により構成して電
動機32の出力軸38に連結し、電動機32の回転数を
減速して回転ブラシに伝達している。ここで、減速装置
33の減速比は、1/3〜1/9(好ましくは、1/5
〜1/7)としている。遮音筒39は、減速装置33の
外周を覆って遮音するもので、アルミニウムダイカス
ト、またはプラスチック成型により形成している。この
遮音筒39を介して電動機32に保持固定し、電動機3
2と減速装置33とを一体に構成し、出力軸38aにギ
ヤ34を嵌合している。軸受部40は電動機32と一体
に構成した減速装置33をブラシホルダー30に支持す
るもので、内輪を減速装置33の径小部41に固定し、
外輪をブラシホルダー30の内面部に突出して形成した
軸受支持部42により支持している。
【0087】また他端側は支持ゴム44を介して吸込具
本体18に保持されている。段付き径小部58には軸受
部45の内輪が嵌合し、ブラシホルダー30の端部に固
定したキャップA46を外輪で支持してブラシホルダー
30を回転自在にしている。
【0088】ギヤ34は、ポリアセタール、ポリアミド
などの工業用プラスチックで構成し、ブラシホルダー3
0の内面部に形成したギヤ部47と噛み合い、ギヤ部4
7と噛み合う部分に、ゴム、エラストマーなどで形成し
た緩衝材48を介在させ、ゴム、エラストマーなどの弾
力性により、歯形相互間で噛み合い音を緩衝させてい
る。またギヤ部47の外側には冷却風の通路孔59を設
けている。
【0089】ブラシホルダー30のギヤ34側の端部に
はS45Cなどで造られた軸49aを一体に有するキャ
ップB50が固定してある。軸49aは吸込具本体18
に保持されたメタル51で回転自在に支持されている。
空気取入口52は段付き径小部58の保持部の吸込具本
体18外郭に設けられ、この空気取入口52はギヤ部4
7の外側に設けた通路孔59に連通し、減速装置33の
外側を通る冷却風通路60に連通するとともに、ブラシ
ホルダー30の外周面に設けた開口部53に連通してい
る。54はフィルターで空気取入口52からブラシホル
ダー30の内部に塵埃が入るのを防止している。
【0090】次に上記構成における動作を説明する。
【0091】掃除機本体22に通電し、掃除機本体22
あるいはホース26の先端に設けた手元操作部26aか
ら光、電波などによるオン信号を出力すると、この信号
制御部37に設けた受信部37bで受信して、回転ブラ
シ19に内蔵した電動機32が回転し、減速装置33に
よって減速され、回転トルクが増大されて回転ブラシ1
9に伝達されてこれを回転駆動する。回転ブラシ19の
回転により、ブラシホルダー30の外周面に設けた凸状
帯31aにより、床面や絨毯などに付着した塵埃を掻き
上げるとともに、掻き上げた塵埃は延長管20、ホース
26を介して掃除機本体22に吸引される。
【0092】ここで、回転ブラシ19は電動機32を内
蔵することによって、従来に比べて直径が大きくなる
が、直径が大きくなると、回転数を従来と同じとしたと
き、塵埃掻き上げ部の周速が速まり、被掃除面からの塵
埃の掻き上げ性能を向上することができる。
【0093】また、掃除機本体22が運転状態では、吸
込具本体18と床面で囲まれた空間に電動送風機24の
動作によって発生した負圧がホース26、延長管20を
介してかかり、吸込具本体18の外周より吸い込む外気
の流入に対して吸込口28の前方を他の両側面や後面よ
り広く設けたことにより流入方向を凸状帯31aの前部
下方より側面に当たるように流入させ、凸状帯31aに
よりブラシホルダー30に回転力を加えるものであり、
かつ床面上の塵埃も連結体21を通して一緒に吸い込ま
れる。そして、開口部53を通して、回転ブラシ19内
部の開口部53の近傍にも負圧が働くため、外気が空気
取入口52より段付き径小部58を通って回転ブラシ1
9の内部に流入する。
【0094】この流入した外気により、電動機32およ
び減速装置33の外側を通る冷却風通路60や電動機3
2の内部を通って、開口部53から流出する冷却風が生
じ、電動機32などを冷却することができる。
【0095】また、本実施例においては電動機32をブ
ラシホルダー30内に配置しているが回転ブラシ19と
電動機32の回転軸が略同一であれば電動機32の取付
け位置は回転ブラシ19の中であっても外であってもよ
くようはブラシホルダー30の外周に設けた凸状帯31
aの風力による回転ブラシ19の回転により電動機32
の必要トルクが小さくでき電動機32の小型軽量化がは
かれることで吸込具本体18の小型軽量化ができればよ
いものである。
【0096】(実施例4)以下、本発明の第4の実施例
を、図11〜13を用いて説明する。なお上記第3の実
施例と同一構成部品については同一符号を付して、その
説明を省略する。
【0097】図に示すように、このブラシホルダー30
の内部には、図12に示すように、回転ブラシ19を回
転駆動する電動機32、この電動機32を駆動する電池
55、電動機32の回転数を減速する減速装置33、減
速装置33の出力をブラシホルダー30に伝達するギヤ
34などが内蔵され、一端側からギヤ34、減速装置3
3、電動機32、電池55の順に配置してある。ここ
で、回転ブラシ19は、電動機32、減速装置33など
を内蔵していることに加え、電動機32のトルクを高
め、外周面の凸状帯31aの先端での塵埃の掻き上げ性
能を高めるために、ブラシホルダー30の直径を大きく
することが好ましい。
【0098】電動機32は、整流子電動機で構成し、整
流子32a側に電池55の電池端子55bに圧接可能に
ばね材で形成した一対の端子32bを設けている。ま
た、電動機32内を冷却する冷却風を取り入れる開口部
32cと排出する開口部32dとを設けている。そして
電池55より電圧を印加されて給電駆動される。
【0099】ここで、電動機32の回転数は、減速装置
33を介してブラシホルダー30に回転が伝えられるた
め、毎分3000〜15000回転に設定している。絨
毯を掃除するときは、毎分3000〜12000回転が
好ましい。
【0100】電池55は、ニッケル−カドミウム電池な
どの充電可能な電池で、電池ケース56に収容され、電
池ケースの56の一側に設けられた一対の電池端子55
aを介して制御部37に接続し、制御部37に設けた充
電端子37cに充電器(図示せず)を接続することによ
り充電できるように構成している。また、他端側には一
対の電池端子55bが電動機32の端子32bに圧接し
て電気接続している。
【0101】制御部37は、電気回路上では電動機32
と電池55との間に位置し、掃除機本体22またはホー
ス26の先端に設けた手元操作部26aからの光、電波
などによるオン、オフ信号を受信部37bで受け、電動
機32をオン、オフ制御するよう構成している。一対の
制御部端子37dは電池55の電池端子55aに圧接可
能にばね材で形成されている。また充電端子37cに充
電器(図示せず)を接続することにより電池55を充電
できるように構成している。
【0102】減速装置33は遊星歯車により構成して電
動機32の出力軸38に連結し、電動機32の回転数を
減速して回転ブラシに伝達している。ここで、減速装置
33の減速比は、1/3〜1/9(好ましくは、1/5
〜1/7)としている。遮音筒39は、減速装置33の
外周を覆って遮音するもので、アルミニウムダイカス
ト、またはプラスチック成型により形成している。この
遮音筒39を介して電動機32に保持固定し、電動機3
2と減速装置33とを一体に構成し、出力軸38aにギ
ヤ34を嵌合している。軸受部40は電動機32と一体
に構成した減速装置33をブラシホルダー30に支持す
るもので、内輪を減速装置33の径小部41に固定し、
外輪をブラシホルダー30の内面部に突出して形成した
軸受支持部42により支持している。
【0103】電池55を収容した段付き円筒形状の電池
カバー31aはポリアセタール、ポリアミドなどの工業
用プラスチックで形成され、一端を減速装置33と一体
化した電動機32にピン43で固定され、また他端側は
支持ゴム44を介して吸込具本体18に保持されてい
る。段付き径小部には軸受部45の内輪が嵌合し、ブラ
シホルダー30の端部に固定したキャップA46を外輪
で支持してブラシホルダー30を回転自在にしている。
【0104】ギヤ34は、ポリアセタール、ポリアミド
などの工業用プラスチックで構成し、ブラシホルダー3
0の内面部に形成したギヤ部47と噛み合い、ギヤ部4
7と噛み合う部分に、ゴム、エラストマーなどで形成し
た緩衝材48を介在させ、ゴム、エラストマーなどの弾
力性により、歯形相互間で噛み合い音を緩衝させてい
る。またギヤ部47の外側には冷却風の通路孔59を設
けている。
【0105】ブラシホルダー30の電動機32側の端部
にはS45Cなどで造られた中空軸49を一体に有する
キャップB50が固定してある。中空軸49は吸込具本
体18に保持されたメタル51で回転自在に支持されて
いる。空気取入口52はメタル軸受け51の保持部の吸
込具本体18外郭に設けられ、この空気取入口52はギ
ヤ部47の外側に設けた通路孔59に連通し、減速装置
33の外側を通る冷却風通路60に連通するとともに、
ブラシホルダー30の外周面に設けた開口部53に連通
している。54はフィルターで空気取入口52からブラ
シホルダー30の内部に塵埃が入るのを防止している。
【0106】次に上記構成における動作を説明する。
【0107】掃除機本体22に通電し、掃除機本体22
あるいはホース26の先端に設けた手元操作部26aか
ら光、電波などによるオン信号を出力すると、この信号
制御部37に設けた受信部37bで受信して、回転ブラ
シ19に内蔵した電動機32が回転し、減速装置33に
よって減速され、回転トルクが増大されて回転ブラシ1
9に伝達されてこれを回転駆動する。回転ブラシ19の
回転により、ブラシホルダー30の外周面に設けた凸状
帯31aにより、床面や絨毯などに付着した塵埃を掻き
上げるとともに、掻き上げた塵埃は延長管20、ホース
26を介して掃除機本体22に吸引される。
【0108】ここで、回転ブラシ19は電動機32を内
蔵することによって、従来に比べて直径が大きくなる
が、直径が大きくなると、回転数を従来と同じとしたと
き、塵埃掻き上げ部の周速が速まり、被掃除面からの塵
埃の掻き上げ性能を向上することができる。
【0109】また、掃除機本体22が運転状態では、吸
込具本体18と床面で囲まれた空間に電動送風機24の
動作によって発生した負圧がホース26、延長管20を
介してかかり、吸込具本体18の外周より吸い込む外気
の流入に対して吸込口28の前方を他の両側面や後面よ
り広く設けたことにより流入方向を凸状帯31aの前部
下方より側面に当たるように流入させ、凸状帯31aに
よりブラシホルダー30に回転力を加えるものであり、
かつ床面上の塵埃も連結体21を通して一緒に吸い込ま
れる。そして、開口部53を通して、回転ブラシ19内
部の開口部53の近傍にも負圧が働くため、外気が空気
取入口52より中空軸49を通って回転ブラシ19の内
部に流入する。
【0110】この流入した外気により、電動機32およ
び減速装置33の外側を通る冷却風通路60や電動機3
2の内部を通って、開口部53から流出する冷却風が生
じ、電動機32などを冷却することができる。
【0111】ところで、電動機32は、電池55より電
圧を印加して給電駆動しているので、掃除機本体22か
ら吸込具本体18へ電力を供給するための導電線をなく
すことができ、ホース26、延長管20、延長管20に
接続する連結体21や吸込具本体18内部に導電線を配
線する必要がなくなり、これらホース26、延長管2
0、連結体21、吸込具本体18の構造を簡単にして軽
量化できるとともにこれらを安価に製作、供給できるこ
とで製品価格を低減することができる。
【0112】さらに、ブラシホルダー30内では一端側
よりギヤ34、減速装置33を一体化した電動機32、
電池55の配置で、質量の大きい電動機32と電池55
がブラシホルダー30内で両側に別れた配置となる結
果、回転ブラシ19の質量バランスがほぼ左右均等にな
り、例えば掃除面に有る段差部を避けるために、吸込具
本体18を掃除面から持ち上げる時でも、吸込具本体1
8の幅方向の水平状態を保って持ち上げられ、次に接地
させる時に支障なく容易に行える。
【0113】同時に、ブラシホルダー30と電動機32
の軸心に一致したギヤ34の中心軸は互いに一致させら
れるが、他端側は電動機32にピン43で固定した電池
カバー36に嵌合した軸受部45の外輪側に直接ブラシ
ホルダー30が嵌合しているためこちら側でも軸心を精
度良く合わせられ、回転ブラシ19の回転時の質量アン
バランスを最小化させ易い。
【0114】加えて、電動機32の端子32bと制御部
37の制御部端子37dをばね材で形成し、電池55の
電池端子55b、55aとの電気接続を圧接で行ってい
るため、電池55をブラシホルダー30内に差し込むだ
けで電動機32に電圧を印加して給電駆動する回路を構
成でき、回転ブラシ19内部での結線作業をなくしてこ
の組立をも簡素化できる。
【0115】なお、吸込具本体18を使用している間に
種々の振動や衝撃が回転ブラシ19に作用しても、それ
ぞれの接続をばね弾性を利用した圧接で行っているた
め、ブラシホルダー30内での電池55と電動機32の
電気的接続、電池55と制御部37の電気的接続を確実
に維持できるものである。
【0116】(実施例5)以下、本発明の第5の実施例
を、図14,図15を用いて説明する。なお上記第1の
実施例と同一構成部品については同一符号を付して、そ
の説明を省略する。
【0117】図に示すように、ブラシホルダー30に伝
達するギヤ34aは複数の可動爪61をギヤ34aに設
けた爪可動軸62を可動支点としバネ体63にてブラシ
ホルダー30側に回動自在に付勢し、前記ブラシホルダ
ー30の内面部に設けたギヤ部47aと噛み合い、前記
可動爪61はブラシホルダー30の回転方向には前記ギ
ヤ部47aと噛み合い、ブラシホルダー30に設けたギ
ヤ部47aが回転方向の後方より可動爪61に当接した
ときは図4−2爪可動軸62を回動支点とし軸中心方向
に可動しギヤ部47aは可動爪61を通過して回転する
ものである。
【0118】上記構成において動作を説明する。電気掃
除機により吸引口28に発生した吸引風は掃除機本体2
2に集塵した塵埃量が少ないときは大きな風量を吸引で
きこれにより生じた風力によりブラシホルダー30に設
けた凸状帯31aに風を受け回転するが、この回転数が
ブラシホルダー30内に搭載した電動機32を駆動源と
するギヤ34aの回転数より速い場合は電動機32へか
かる負荷を軽減できるものである。
【0119】また、毛足の長いじゅうたん等で凸状帯3
1aへの抵抗が大きくなった場合は風力によるブラシホ
ルダー30の回転力が低下し、電動機32を駆動源とし
て回転し、電動機32への負荷も増加するものである。
上記実施例3と同様にして、回転ブラシ19に内蔵した
電動機32または、ブラシホルダー30の外周面に設け
た凸状帯31aにより回転させることにより絨毯などに
付着した塵埃を掻き上げるとともに、掻き上げた塵埃は
延長管20、ホース26を介して掃除機本体22に吸引
される。
【0120】ところで長期間の使用では次第に電池55
の寿命が低下し、1回の充電による使用時間が短くなっ
て通常の掃除にも支障をきたすことが発生する。また、
電池55の故障が発生することも有る。さらには、1回
の使用時間が長くなる場合には使用途中に充電容量不足
となり、回転ブラシ19の回転が停止してしまうことが
起こる。これらの場合、電池55を交換する必要が発生
するが、この時もブラシホルダー30の外周に設けた凸
状帯31aを風力にて回転できるため電池55を次回充
電するまでの間掃除機が使用できなくなることを回避で
きるものである。
【0121】(実施例6)以下、本発明の第6の実施例
を、図16〜18を用いて説明する。なお上記第3〜第5
の実施例と同一構成部品については同一符号を付して、
その説明を省略する。
【0122】図16に示すように、ブラシホルダー30
の内部には、回転ブラシ64を回転駆動する電動機3
2、この電動機32を駆動する電池55、電動機32の
回転数を減速する減速装置33、減速装置33の出力を
ブラシホルダー30内面に設けたギヤ部47aに伝達す
るギヤ34aなどを内蔵している。電池55と電動機3
2の間には発電機65とギヤ34bが同一回転軸上に図
9の様に配置され、ギヤ34bはブラシホルダー30内
面に設けたギヤ部47bと噛み合っている。
【0123】また、図18に示す手元操作部26bには
掃除機本体運転状態にて電池55へ充電するための充電
ボタン66が設けられ、吸込具本体18に設けた制御部
67にて電池55と電動機32または発電機65との接
続を切り替えられるものである。
【0124】上記構成において動作を説明する。実施例
1と同様にして、回転ブラシ64に内蔵した電動機32
を回転させると、ブラシホルダー30に設けた凸状帯3
1aにより絨毯などに付着した塵埃を掻き上げるととも
に、掻き上げた塵埃は延長管20、ホース26を介して
掃除機本体22に吸引される。
【0125】ところで長期間の使用では次第に電池55
の寿命が低下するが、実施例3と同様に吸い込み力が強
いときにはブラシホルダー30の外周に設けた凸状帯3
1aによる風力で回転ブラシ64が回転するため、この
時手元操作部26bに設けた充電ボタン66をオンにす
ることにより吸込具本体18に設けた制御部67を操作
し内蔵した電池55と電動機32間の電源供給を遮断
し、発電機65との回路を接続させることにより風力で
回転する回転ブラシ64の回転力を前記発電機65に伝
えることができ電池55への充電を掃除中に行えるもの
である。
【0126】(実施例7)以下、本発明の第7の実施例
を、図19を用いて説明する。なお上記の実施例と同一
構成部品については同一符号を付して、その説明を省略
する。手元操作部26cからの光、電波などによるオ
ン、オフ信号を受信部68で受け、掃除機本体22に搭
載した電動送風機24の吸込力を強、中、弱等に制御す
るとともに吸込具本体18に搭載した受信部37bで受
け回転ブラシ19内に設けた電動機32の駆動を制御で
きるようにしたものである。
【0127】上記構成において動作を説明する。実施例
2と同様にして、回転ブラシ19に内蔵した電動機32
を回転させると、ブラシホルダー30に設けた凸状帯3
1aにより絨毯などに付着した塵埃を掻き上げるととも
に、掻き上げた塵埃は延長管20、ホース26を介して
掃除機本体22に吸引される。
【0128】ところで長期間の使用では次第に電池55
の寿命が低下するが、実施例3と同様に吸い込み力が強
いときにはブラシホルダー30の外周に設けた凸状帯3
1aによる風力で回転ブラシ19が回転するため、手元
操作部26cにて掃除機本体22の吸込力を強にて運転
する際には回転ブラシ19内の電動機32への給電を止
め電池55の消耗を少なくし、掃除機本体22の吸込力
を中または弱にした際には電動機32への給電を行うよ
うに制御することで掃除時間を長くするようにしたもの
である。
【0129】
【発明の効果】以上のように本発明の請求項1に記載の
発明によれば、下面に設けた吸込口に臨む回転ブラシ
と、前記回転ブラシを回転自在に挟持する少なくとも上
下2部品からなる吸込具本体と、回転ブラシの回転を制
御する制御部とを備え、前記回転ブラシは、外周面に塵
埃掻き上げ部を設けた略筒状のブラシホルダーと、前記
ブラシホルダーに内蔵されブラシホルダーを回転駆動す
る電動機を有し、前記回転ブラシは前記吸込具本体に対
して着脱自在にすることにより、吸込具本体からブラシ
ホルダーに内蔵された電動機へ電力を供給するための導
電線をなくして繰り返しの使用により吸込具本体が汚れ
たとき、回転ブラシを取り外した後の吸込具本体を、例
えば水洗いして清掃できるとともに、回転ブラシが損傷
したときなども交換が容易にできる。
【0130】以上のように本発明の請求項2に記載の発
明によれば、下面に設けた吸込口に臨む回転ブラシと、
前記回転ブラシを回転自在に挟持する少なくとも上下2
部品からなる吸込具本体と、回転ブラシの回転停止を制
御する制御部とを備え、前記回転ブラシは、外周面に塵
埃掻き上げ部を設けた略筒状のブラシホルダー内に、回
転ブラシを回転駆動する電動機と、この電動機を駆動す
る電池とを有し、前記回転ブラシは前記吸込具本体に対
して着脱自在に保持することにより、掃除機本体から吸
込具本体へ電力を供給するための導電線をなくして吸込
具本体の構造と組み立てを簡素化できる。また、繰り返
しの使用により吸込具本体が汚れたとき、回転ブラシを
取り外した後の吸込具本体を、例えば水洗いして清掃で
きるとともに、回転ブラシが損傷したときなどもこの交
換が容易にできる。
【0131】本発明の請求項3に記載の発明によれば、
回転ブラシの上方を覆う上吸込具を、吸込口を形成する
下吸込具に回転ブラシの前後で着脱自在に係止すること
により、回転ブラシ脱着のための操作は、上吸込具と下
吸込具の係止の解除だけででき、この操作手順を非常に
容易化できるとともに、余分な部品を使用することなく
安価に構成することができる。
【0132】本発明の請求項4に記載の発明によれば、
回転ブラシの回転停止を制御する制御部を回転ブラシに
一体的に保持させることにより、回転ブラシの脱着の際
に意識せずに制御部も同時に脱着でき、電気配線処理を
不要にしてメンテナンス性を一層向上できる。
【0133】本発明の請求項5に記載の発明によれば、
上記請求項1〜4に記載の発明において、制御部には電
池を充電するための接続端子を設けることにより、通常
の状態だけでなく回転ブラシを取り外している状態でも
電池に充電できて時間を有効に活用でき、使い勝手を向
上できる。
【0134】本発明の請求項6に記載の発明によれば、
内部に塵埃を集塵する集塵室と電動送風機を備えた電気
掃除機本体に、請求項1〜5のいずれか1項に記載の電
気掃除機用吸込具と連通するように接続される接続口を
備えた電気掃除機とすることで、掃除機本体から吸込具
本体へ電力を供給するための導電線をなくしてホースや
延長管などの構造を簡素化することができ、それぞれを
軽量ならぴに低価格で製作、供給できる。また、回転ブ
ラシや回転ブラシを取り外した吸込具本体のメンテナン
スを容易にできるものである。
【0135】本発明の請求項7に記載の発明によれば、
下面に吸込口を開口させた吸込具本体と、前記吸込口に
臨むように前記吸込具本体内に回転自在に設けた回転ブ
ラシとを備え、前記回転ブラシは、外周面に複数の帯状
に形成された凸状帯を設けた略筒状のブラシホルダー
に、回転ブラシと回転軸心が略一致し回転駆動する電動
機と、前記電動機の回転を前記ブラシホルダーに伝達す
る動力伝達部とを有し、前記回転ブラシを電動機により
回転させるとともに、前記凸状帯が電気掃除機により吸
引口に発生した吸引風を受けることにより回転ブラシを
回転させて、前記凸状帯が掃除面と接触し塵埃を掻き上
げる構成とすることにより電動機のトルクが小さくて回
転できるため電動機の小型がはかれ吸込具本体の小型軽
量化がはかれるものである。
【0136】本発明の請求項8に記載の発明によれば、
回転ブラシと回転軸心が略一致し、回転駆動する電動機
を回転ブラシ側面に配置し、前記電動機と回転ブラシ間
に回転を伝達する動力伝達部を有した構成にすることに
より小型の電動機を配置するため吸込具本体の全幅寸法
を大きくすること無く吸込具本体の小型軽量化がはかれ
るものである。
【0137】本発明の請求項9に記載の発明によれば、
回転ブラシと回転軸心が略一致し、回転駆動する電動機
を回転ブラシのブラシホルダー内周部に配置し、前記電
動機の回転を前記ブラシホルダーに伝達する動力伝達部
を有した構成とすることにより回転ブラシの外径を大き
くすること無く必要なかき揚げトルクが確保でき吸込具
本体の小型軽量化がはかれるものである。
【0138】本発明の請求項10に記載の発明によれば、
吸込具本体の下面に開口させた吸込口に臨むように、吸
込具本体内に回転ブラシを回転自在に設け、この回転ブ
ラシは、外周面に塵埃掻き上げ部を設けた略筒状のブラ
シホルダーの内部に、回転ブラシを回転駆動する電動機
と、この電動機を駆動する電池と、電動機の回転をブラ
シホルダーに伝達するための動力伝達部とを有し、この
電池はブラシホルダーに着脱自在に保持されるととも
に、ブラシホルダーに装着することにより電動機への給
電回路を構成するため、掃除機本体から吸込具本体へ電
力を供給するための導電線をなくして、ホース、延長管
等への導電線の配線を不要とし、ホース、延長管等の構
造を簡単にして軽量化することができるととに、吸い込
み風力による回転駆動との併用により電池寿命延長、使
用時間の延長が行えるものである。
【0139】また、電池をブラシホルダー内に装着する
だけで電動機を駆動する給電回路を構成できるため、回
転ブラシの組立も簡素化でき、製品価格を低減できる。
【0140】本発明の請求項11に記載の発明によれば、
下面に吸込口を開口させた吸込具本体と、前記吸込口に
臨むように前記吸込具本体内に回転自在に設けた回転ブ
ラシとを備え、前記回転ブラシは、外周面に複数の帯状
に形成された凸状帯を設けた略筒状のブラシホルダー内
に、回転ブラシを回転駆動する電動機と、この電動機を
駆動する電池と、前記電動機の回転を前記ブラシホルダ
ーに伝達する動力伝達部とを有し、電気掃除機により吸
引口に発生した吸引風の風量に応じて前記凸状帯による
回転もしくは前記電動機による回転のいずれかにて制御
する構成とすることにより、電池の寿命を長くするとと
もに、電池駆動のみでの使用時間に対し、ゴミが多くた
まり風量低下するまでは吸引力により回転ブラシを駆動
するため使用時間を長くすることができるものである。
【0141】また本発明の請求項12に記載の発明によれ
ば、ブラシホルダー内に、回転ブラシを回転駆動する電
動機と、この電動機を駆動する電池と、前記電動機の回
転を前記ブラシホルダーに伝達する動力伝達部と前記電
池へ充電する発電手段を有し、電気掃除機により吸引口
に発生した吸引風にて前記凸状帯により回転する回転ブ
ラシに内蔵した前記発電手段を動作させることにより、
掃除中に電池への充電を行うことができ掃除時間の延長
と次回使用に際しての充電時間の短縮が行えるものであ
る。
【0142】本発明の請求項13に記載の発明によれば、
電気掃除機の吸引力を複数段階に制御する操作手段を有
し、吸引力により回転ブラシの駆動手段を前記凸状帯ま
たは電動機のいずれか一方とすることにより、吸い込み
風力の弱い弱ポジション選択時等のみ電動機による駆動
を行い吸い込み風力の大きい強ポジション時には電動機
への給電を止めることにより使用時間の延長ができるも
のである。
【0143】本発明の請求項14に記載の発明によれば、
請求項10〜12のいずれか1項に記載の発明において、略
筒状のブラシホルダーの一端部から他端部に向かって、
動力伝達部、電動機、電池の順に配することによって、
電動機と電池の電気的接続、並びに、ブラシホルダー内
への組み込みを非常に容易に行えるとともに、回転ブラ
シの回転時の質量アンバランスを最小化させ易いもので
ある。
【0144】本発明の請求項15に記載の発明によれば、
ブラシホルダーの一端部から他端部に向かって、動力伝
達部、電動機、発電手段、電池、の順に配したことによ
って、電動機と発電手段と電池の電気的接続を容易に行
えるものである。
【0145】本発明の請求項16に記載の発明によれ
ば、内部に塵挨を集塵する集塵室と電動送風機を備えた
電気掃除機本体に、請求項7〜15のいずれか1項に記載
の電気掃除機用吸込具と連通するように接続される接続
口を備えたから、掃除機本体から吸込具本体へ電力を供
給するための導電線をなくしてホースや延長管などの構
造を簡素化することができ、それぞれを軽量ならびに低
価格で製作、供給できる。また、回転ブラシの質量バラ
ンスをほぼ左右均等にでき、吸込具本体を掃除面から持
ち上げた時の吸込具本体の傾き発生を防止して使い勝手
を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の電気掃除機用吸込具の
断面図
【図2】同電気掃除機用吸込具を備えた電気掃除機の斜
視図
【図3】同電気掃除機用吸込具の一部切欠した要部分解
斜視図
【図4】同電気掃除機用吸込具の要部断面図
【図5】本発明の第2の実施例の電気掃除機用吸込具の
断面図
【図6】同電気掃除機用吸込具の一部切欠した要部分解
斜視図
【図7】同電気掃除機用吸込具の要部断面図
【図8】図5におけるZ−Z断面図
【図9】本発明の第3の実施例の電気掃除機用吸込具の
断面図
【図10】同電気掃除機用吸込具の回転ブラシの分解斜
視図
【図11】同電気掃除機用吸込具を備えた電気掃除機の
全体斜視図
【図12】本発明の第4の実施例を示す電気掃除機用吸
込具の断面図
【図13】同電気掃除機用吸込具の回転ブラシの分解斜
視図
【図14】本発明の第5の実施例を示す掃除機用吸込具
の回転ブラシの要部断面図
【図15】同回転ブラシの要部断面図
【図16】本発明の第6の実施例の電気掃除機用吸込具
の断面図
【図17】同掃除機用吸込具の回転ブラシの要部断面図
【図18】同電気掃除機用吸込具を備えた電気掃除機の
斜視図
【図19】本発明の第7の実施例の電気掃除機用吸込具
を備えた電気掃除機の斜視図
【図20】従来の電気掃除機用吸込具の断面図
【符号の説明】
18 吸込具本体 19 回転ブラシ 28 吸込口 30 ブラシホルダー 31 ブラシ(塵埃掻き上げ部) 32 電動機 55 電池 37 制御部 31a 凸状帯 32b 端子 37c 制御部端子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 周防 和馬 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 3B057 DA09 DE01 DE03 3B061 AD05 AD12 AE02 AE05 AF02

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下面に設けた吸込口に臨む回転ブラシ
    と、前記回転ブラシを回転自在に挟持する少なくとも上
    下2部品からなる吸込具本体と、回転ブラシの回転を制
    御する制御部とを備え、前記回転ブラシは、外周面に塵
    埃掻き上げ部を設けた略筒状のブラシホルダーと、前記
    ブラシホルダーに内蔵されブラシホルダーを回転駆動す
    る電動機を有し、前記回転ブラシは前記吸込具本体に対
    して着脱自在に保持されてなる電気掃除機用吸込具。
  2. 【請求項2】 下面に設けた吸込口に臨む回転ブラシ
    と、前記回転ブラシを回転自在に挟持する少なくとも上
    下2部品からなる吸込具本体と、回転ブラシの回転を制
    御する制御部とを備え、前記回転ブラシは、外周面に塵
    埃掻き上げ部を設けた略筒状のブラシホルダーと、前記
    ブラシホルダーに内蔵されブラシホルダーを回転駆動す
    る電動機と、この電動機を駆動する電池とを有し、前記
    回転ブラシは前記吸込具本体に対して着脱自在に保持さ
    れてなる電気掃除機用吸込具。
  3. 【請求項3】 上下2部品を回転ブラシの上方を覆う上
    吸込具と、吸込口を形成する下吸込具で形成し、前記上
    吸込具と下吸込具を前記回転ブラシの前後で着脱自在に
    係止するようにした請求項1または2記載の電気掃除機
    用吸込具。
  4. 【請求項4】 制御部を回転ブラシに一体的に保持した
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の電気掃除機用吸込
    具。
  5. 【請求項5】 制御部に電池を充電するための接続端子
    を設けた請求項1〜4のいずれか1項に記載の電気掃除
    機用吸込具。
  6. 【請求項6】 内部に塵埃を集塵する集塵室と電動送風
    機を備えた電気掃除機本体に、請求項1〜5のいずれか
    1項に記載の電気掃除機用吸込具と連通するように接続
    される接続口を備えた電気掃除機。
  7. 【請求項7】 下面に吸込口を開口させた吸込具本体
    と、前記吸込口に臨むように前記吸込具本体内に回転自
    在に設けた回転ブラシとを備え、前記回転ブラシは、外
    周面に塵埃掻き揚げ用の凸状帯を帯状に複数設けた略筒
    状のブラシホルダーと、前記回転ブラシと回転軸心が略
    一致し動力伝達部を介して前記ブラシホルダーを回転さ
    せる電動機を有し、前記凸状帯が電気掃除機により吸引
    口に発生した吸引風を受けることにより回転ブラシを回
    転させるように電気掃除機用吸込具。
  8. 【請求項8】 電動機を回転ブラシの側面に配置した請
    求項7記載の電気掃除機用吸込具
  9. 【請求項9】 電動機を回転ブラシのブラシホルダー内
    に配置した構成の請求項7記載の電気掃除機用吸込具
  10. 【請求項10】 電動機を電池で駆動するようにした請
    求項7〜9のいずれかに記載の電気掃除機用吸込具。
  11. 【請求項11】 電気掃除機により吸引口に発生した吸
    引風の風量に応じてブラシホルダーを前記凸状帯に吸引
    風をあてて回転もしくは前記電動機で回転のいずれかに
    て回転させるようにした電気掃除機用吸込具。
  12. 【請求項12】 下面に吸込口を開口させた吸込具本体
    と、前記吸込口に臨むように前記吸込具本体内に回転自
    在に設けた回転ブラシとを備え、前記回転ブラシは、外
    周面に塵埃掻き揚げ用の凸状帯を複数設けた略筒状のブ
    ラシホルダーと、前記ブラシホルダー内に設けられた回
    転ブラシを回転駆動する電動機と、この電動機を駆動す
    る電池と、前記電動機の回転を前記ブラシホルダーに伝
    達する動力伝達部と前記電池へ充電する発電手段を有
    し、電気掃除機により吸引口に発生した吸引風を前記凸
    状帯にあてることにより回転する回転ブラシに内蔵した
    前記発電手段を動作させる構成の電気掃除機用吸込具。
  13. 【請求項13】 下面に吸込口を開口させた吸込具本体
    と、前記吸込口に臨むように前記吸込具本体内に回転自
    在に設けた回転ブラシとを備え、前記回転ブラシは、外
    周面に塵埃掻き揚げ用に帯状に形成された凸状帯を設け
    た略筒状のブラシホルダーと、回転ブラシを回転駆動す
    る電動機と、この電動機を駆動する電池と、前記電動機
    の回転を前記ブラシホルダーに伝達する動力伝達部とを
    有し、電気掃除機の吸引力を複数段階に制御する操作手
    段を有し、吸引力により回転ブラシの駆動手段を前記凸
    状帯または電動機のいずれか一方とした構成の電気掃除
    機用吸込具。
  14. 【請求項14】 略筒状のブラシホルダーの一端部から
    他端部に向かって、動力伝達部、電動機、電池の順に配
    した請求項10〜13のいずれか1項に記載の電気掃除
    機用吸込具。
  15. 【請求項15】 略筒状のブラシホルダーの一端部から
    他端部に向かって、動力伝達部、電動機、発電手段、電
    池、の順に配した請求項12〜13に記載の電気掃除機
    用吸込具。
  16. 【請求項16】 内部に塵挨を集塵する集塵室と電動送
    風機を備えた電気掃除機本体に、請求項7〜15のいず
    れか1項に記載の電気掃除機用吸込具と連通するように
    接続される接続口を備えた電気掃除機。
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