JP2573387B2 - 湧水処理部材及び湧水処理装置 - Google Patents

湧水処理部材及び湧水処理装置

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JP2573387B2 JP2059709A JP5970990A JP2573387B2 JP 2573387 B2 JP2573387 B2 JP 2573387B2 JP 2059709 A JP2059709 A JP 2059709A JP 5970990 A JP5970990 A JP 5970990A JP 2573387 B2 JP2573387 B2 JP 2573387B2
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は、湧水処理部材及び湧水処理装置に関する。
<従来の技術> 各種の構造物において、地下水、雨水等による床面へ
の湧水を防止する手段として、床面を構成する上部クラ
ブと底盤との間に湧水処理層を設ける構造が知られてい
る。当業者によく知られている湧水処理構造は、一面側
が凹凸となっている湧水処理レンガを、凹凸面が底盤ス
ラブと対面するようにして、底盤スラブの上に敷詰め、
湧水処理レンガの上に上部スラブを打設する構造であっ
た。
<発明が解決しようとする課題> しかしながら、湧水処理レンガは極めて重量が重いた
め施工作業が重労働となること、量産性が低く、コスト
高になること等の難点がある。
そこで、本発明の課題は上述する従来の問題点を解決
し、軽量で、施工時の取扱いが容易であり、しかも充分
な湧水処理能力を有する安価な湧水処理部材及び湧水処
理装置を提供することである。
<課題を解決するための手段> 上述する課題解決のため、本発明に係る湧水処理部材
は、全体が不等水性板材で構成されていて、表裏をなす
2面のうちの一面を他面に向かってくぼませて、前記他
面側に突出するように形成された突起を多数個有し、前
記他面側において前記突起間に凹部が生じており、前記
凹部は表裏の方向に切断したときに現れる壁面断面が円
弧状となるように形成されている。
本発明に係る湧水処理装置は、底盤スラブ、湧水処理
部材と、上部スラブとを含む。
前記湧水処理部材は、全体が不透水性板材で構成され
ていて、表裏をなす2面のうちの一面を他面に向かって
くぼませて、前記他面側に突出するように形成された突
起を多数個有し、前記他面側において前記突起間に凹部
が生じており、前記凹部は表裏の方向に切断したときに
現れる壁面断面が円弧状となるように形成されている。
前記湧水処理部材は、前記他面が前記底盤スラブと対
面するようにして、前記底盤スラブ上に配置されてい
る。
前記上部スラブは、前記湧水処理部材の前記一面の上
に配置されている。
<作用> 湧水処理部材は、全体が不透水性板材で構成されいる
から、従来の湧水処理レンガに比較して、極めて軽量に
なる。
また、全体が板材で構成されていて、表裏をなす2面
のうちの一面を他面に向かってくぼませて、他面側に突
出するように形成された突起を、多数個有するから、モ
ールド成形、機械プレス加工等の手段によって、容易に
量産できる。このため、コストが安価になる。
しかも、凹部は、表裏の方向に切断したときに現れる
壁面断面が円弧状となるように形成されているので、凹
部を構成する壁面のアーチアクションによって、機械的
強度が増大し、大きな鉛直荷重を支えることができる。
上述の湧水処理部材を使用して湧水処理装置を構成す
るには、湧水処理部材の他面が底盤スラブと対面するよ
うにして、湧水処理部材を底盤スラブ上に配置する。そ
して、湧水処理部材の一面上に、上部スラブを配置す
る。
上述の構造により、湧水処理部材の他面側において、
湧水処理部材と底盤スラブとの間に、突起と突起との間
に生じる凹部による湧水排出路が形成される。これによ
り、底盤スラブ等からの湧水が外部に能率良く排出され
る。
しかも、凹部は表裏の方向に切断したときに現れる壁
面断面が円弧状となるように形成されているので、凹部
を構成する壁面のアーチアクションによって、機械的強
度が増大する。このため、上部スラブ等から加わる大き
な鉛直荷重を、確実に支えることができる。
<実施例> 第1図は本発明に係る湧水処理部材の平面図、第2図
は第1図A1−A1線上における正面断面図、第3図は第1
図A2−A2線上における断面図である。湧水処理部材は、
全体が例えば0.5〜5mm程度の不透水性板材で構成されい
る。具体的にはプラスチック、金属または非鉄金属等で
ある。好ましい例としては、塩化ビニル、スチレンまた
はステンレス等をあげることができる。
表裏をなす2面A、Bのうち、一面B側から他面A側
に向かってくぼませて形成された突起1が多数個設けら
れている。突起1は閉じられた底部を有している。突起
1は、横方向及び縦方向に、それぞれ、間隔d1、2dを隔
てて3個づつ設けられている。他面Aにおいて、隣り合
う突起1−1間には間隔d1、d2に応じた凹部2が形成さ
れる。この凹部2は他面Aにおいて全て連なり、使用時
に湧水排水路を構成する。突起1の個数は使用されてい
る板材の厚み、強度及び使用時に加わる荷重等を考慮し
て、設計すべき事項である。
突起1の形状は機械的強度に大きな影響を与える。機
械的強度を増大させる手段として、本発明では、凹部2
は、表裏の方向に切断したときに現れる壁面断面が円弧
状となるように形成されている。
他面Aと対向する一面Bは、他面A側の突起1に応じ
た凹部4を有する凹凸面となっている。このような形状
は、突起1の成形時にモーウド成形やプレス絞り加工等
を施すことによって容易に形成でき、軽量化、材料使用
量の削減及びコストダウンを図る上に有効である。
後で説明するように、一面B側には上部スラブ荷重が
加わるので、この荷重を支えるのに適した形状にするこ
とが望ましい。そのような手段の1つは一面Bを曲面の
連続する面とすることである。本発明において、凹部2
は、表裏の方向に切断したときに得られる壁面断面が円
弧状となるように形成されており、一面B側に生じる凹
部4に、凹部2の円弧部が現れる。このような構成にお
いては、凹部2を構成する壁面のアーチアクションによ
って、上部スラブ等から加わる鉛直荷重を支えることが
できる。
湧水処理部材の全体形状は方形状とし、その周辺部に
両面接着テープ5を備えることが望ましい。このような
構造であると、湧水処理装置を構成するに当って多数の
湧水処理部材を敷詰めるときに、相互間の配置及び接続
作業が容易になる。
湧水処理部材を構成する板材が薄い時は、湧水処理部
材の周辺部を上または下に折曲げて、隣接する湧水処理
部材相互間の当接面を増大させ、その上に両面接着テー
プ5を配置する。
第4図は本発明に係る湧水処理装置の断面図を示して
いる。図において、6は底盤スラブ、7は上述した本発
明に係る湧水処理部材、8は上部スラブ、9は鉄筋、10
は間隔規制部材である。
底盤スラブ6は、通常、鉄筋コンクリートで構成され
ている。湧水処理部材7は、突起1を有する他面Aが底
盤スラブ6と対面するようにして、底盤スラブ6上に配
置されている。湧水処理部材7は湧水処理の必要な面の
全面において、必要な枚数だけ敷詰める。隣接する湧水
処理部材7は、周辺部に設けた両面接着テープ5によっ
て互いに一体的に連結する。連結部は、両面接着テープ
5によって止水性が確保されている。
上部スラブ8は、表面が床面となる部分であり、湧水
処理部材7の一面Bの上に配置されている。上部スラブ
8は鉄筋9の入ったコンクリートによって構成されるの
が普通である。鉄筋9は、高さが例えば20〜40mmとなる
ように選定された間隔規制部材10によって予め支えてお
く。湧水処理部材7の一面B側には、突起1に応じた凹
部4が存在するので、上部スラブ8は凹部4を埋めるよ
うに打設される。
上述の構造により、湧水処理部材7と底盤スラブ6と
の間に、凹部2によって全面的に連なる湧水排出路が形
成されるから、底盤スラブ6側からの湧水を湧水排出路
を通して外部に能率良く排出できる。
他面A側おいて、突起1と突起1との間に生じる凹部
2が、円弧状となるように形成されており、一面B側に
生じる凹部4にも凹部2の円弧部が現れる。従って、凹
部2を構成する壁面のアーチアクションによって、上部
スラブ8から加わる鉛直荷重を確実に支えることができ
る。
<発明の効果> 以上述べたように、本発明によれば、次のような効果
が得られる。
(a)従来の湧水処理レンガに比較して、極めて軽量
で、取扱い、作業性の良好な湧水処理部材を提供でき
る。
(b)モールド成形、機械プレス加工等の手段によっ
て、容易に量産でき、コストの安価な湧水処理部材を提
供できる。
(c)アーチアクションによって、機械的強度が増大
し、大きな鉛直荷重を支え得る湧水処理部材を提供でき
る。
(d)湧水処理部材と底盤スラブとの間に、突起間の凹
部によって全面的に連なる湧水排出路が形成され、湧水
処理能力の高い湧水処理装置を提供できる。
(e)湧水処理部材の凹部を構成する壁面によるアーチ
アクションによって、機械的強度が増大し、上部スラブ
から加わる大きな鉛直荷重を確実に支え得る湧水処理装
置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る湧水処理部材の平面図、第2図は
第1図A1−A1線上における正面断面図、第3図は第1図
A2−A2線上における断面図、第4図は本発明に係る湧水
処理装置の断面図を示している。 1……突起、2……凹部 4……凹部 6……底盤スラブ、7……湧水処理部材 8……上部スラブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡辺 格 東京都新宿区西新宿1丁目25番1号 大 成建設株式会社内 (72)発明者 竹内 英夫 東京都葛飾区東金町1丁目38番2号 エ バタ株式会社内 (56)参考文献 特開 平3−212547(JP,A) 特開 平3−28424(JP,A)

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】全体が不透水性板材で構成されていて、表
    裏をなす2面(A、B)のうちの一面(B)を地面
    (A)に向かってくぼませて前記他面(A)側に突出す
    るように形成された突起(1)を多数個有し、前記他面
    (A)側において前記突起(1)と突起(1)との間に
    凹部(2)が生じており、前記凹部(2)は表裏の方向
    に切断したときに現れる壁面断面が円弧状となるように
    形成されていること を特徴とする湧水処理部材。
  2. 【請求項2】全体が方形状であって、周辺部に両面接着
    テープが備えられていることを特徴とする請求項1に記
    載の湧水処理部材。
  3. 【請求項3】プラスチック、金属及び非鉄金属から選ら
    ばれた1種の材料で構成されていること を特徴とする請求項1または2に記載の湧水処理部材。
  4. 【請求項4】底盤スラブと、湧水処理部材と、上部スラ
    ブとを含む湧水処理装置であって、 前記湧水処理部材は、全体が不透水性板材で構成されて
    いて、表裏をなす2面(A、B)のうちの一面(B)を
    他面(A)に向かってくぼませて前記他面(A)側に突
    出するように形成された突起(1)を多数個有し、前記
    他面(A)側において前記突起(1)と突起(1)との
    間に凹部(2)が生じており、前記凹部(2)は表裏の
    方向に切断したときに現れる壁面断面が円弧状となるよ
    うに形成されており、 前記湧水処理部材は、前記他面が前記底盤スラブと対面
    するようにして、前記底盤スラブ上に配置されており、 前記上部スラブは、前記湧水処理部材の上に配置されて
    いること を特徴とする湧水処理装置。
  5. 【請求項5】前記上部スラブは、鉄筋コンクリートであ
    り、前記鉄筋は前記湧水処理部材の上に配置された間隔
    規制部材上に配置されていること を特徴とする請求項4に記載の湧水処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2743964B2 (ja) * 1990-01-16 1998-04-28 株式会社トクヤマ 合成樹脂製パネル及び二重スラブ構造の構築方法

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