JP2647995B2 - 湧水処理装置 - Google Patents
湧水処理装置Info
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- Underground Structures, Protecting, Testing And Restoring Foundations (AREA)
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Description
底盤スラブ上に間隔を隔てて配置し、各湧水部材の凹溝
を管体で連結することにより、建造物の基礎強度を確保
しつつ、基礎床面を構成する底盤スラブに対する重量荷
重を軽減し、施工時の取扱いが容易で、しかも高い湧水
処理能力を有する安価な湧水処理装置を提供できるよう
にしたものである。
の湧水を防止する手段として、床面を構成する上部スラ
ブと底盤スラブとの間に湧水処理装置を設ける構造が知
られている。特公昭63−16537号には、建築物の地下室
に排水工事を施工する方法において、地下室の基礎とし
て打設された基礎コンクリート上へ、側面へ通じる凹部
が底面に形成された合成樹脂発泡板状体からなる防水ユ
ニットを、隣り合う防水ユニットの夫々の凹部が相互に
連通するように、順次並べて載置し、上方からコンクリ
ートを打設する地下室の排水工法が記載されている。
あり、その上に構築される構造物を支えるのに充分な構
造強度を有することが必須である。ところが、従来技術
においては、合成樹脂発泡板状体からなる防水ユニット
を、順次並べて載置し、上方からコンクリートを打設す
る構造であるため、湧水処理を施した基礎の大部分が、
水平方向に実質的に連続する合成樹脂発泡板状体の層を
含むことになる。合成樹脂発泡板状体の層の機械的強度
は極めて弱い。このため、構築物において要求される基
礎構造強度を確保できないという重大な問題点があっ
た。
つつ、基礎床面を構成する底盤スラブに対する重量荷重
を軽減し、施工時の取扱いが容易で、しかも高い湧水処
理能力を有する安価な湧水処理装置を提供することにあ
る。
は、底盤スラブと、湧水処理部材群と、管体と、上部ス
ラブとを含む湧水処理装置であって、 前記湧水処理部材群は複数群であって、それぞれの群
は、前記湧水処理部材の複数個を前記底盤スラブ上で密
着して並べて構成されていて、互いに間隔を隔てて、前
記底盤スラブ上に配置されており、 各群に属する前記湧水処理部材のそれぞれは、少なく
とも1面に、この面を横切る凹溝を有しており、前記凹
溝を有する前記面が前記底盤スラブと対面するようにし
て、前記底盤スラブ上に配置されており、 前記管体は、各群に属する前記湧水処理部材の各々の
凹溝を互いに連結するように、前記湧水処理部材群の相
互間に生じる間隔内に配置されており、 前記上部スラブは、前記湧水処理部材群及び前記管体
のまわりに配置されていること を特徴とする。
盤スラブ上に配置されており、管体は、各群に属する湧
水処理部材の各々の凹溝を互いに連結するように、湧水
処理部材群の相互間に生じる間隔内に配置されているか
ら、湧水処理部材の部の間に存在する間隔内に、上部ス
ラブが打設され、底盤スラブと上部スラブが一体化され
る。このため、建造物の基礎強度が従来よりも著しく増
大する。
隔てて底盤スラブ上に配置されているので、湧水処理部
材群の占める体積分だけ、上部スラブの打設量が減少す
る。このため、建造物の基礎強度を確保しつつ、基礎床
面を構成する底盤スラブに対する重量荷重を軽減でき
る。
盤スラブ上で密着して並べて構成されているので、施工
作業時には、個々の湧水処理部材を取扱うだけで良く、
施工作業が容易になる。
くとも1面に、この面を横切る凹溝を有しており、凹溝
を有する面が底盤スラブと対面するようにして、底盤ス
ラブ上に配置されており、管体は各群に属する湧水処理
部材の各々の凹溝を互いに連結するように配置されてい
るから、湧水処理部材及び管体による連続した湧水排出
路が形成される。これにより、底盤スラブ等からの湧水
が外部に能率良く排出される。
は湧水処理部材の配置状態を示す平面図、第3図は同じ
く拡大部分破断面図である。1は湧水処理部材、21、22
は凹溝、3は底盤スラブ、4は湧水処理部材群、5は管
体、6は止め具、7は上部スラブ、8は鉄筋である。
部分であり、一般には鉄筋コンクリートで構成される。
数個を底盤スラブ3上で密着して並べて構成されてい
て、互いに間隔d1を隔てて、底盤スラブ3上に配置され
ている。1つの湧水処理部材群4を構成する湧水処理部
材1の個数は或る程度任意に設定できる。実施例におい
ては、9個の湧水処理部材1によって1つの湧水処理部
材群4を構成してある。
部材1の斜視図である。湧水処理部材1はその全体が例
えば発泡スチロール等の軽量材料で構成されていて、横
幅W、縦幅l及び高さHの六面体状となっている。横幅
W、縦幅l及び高さHは、取扱い時に作業員に過度の重
量負担とならないような寸法に設定する。通常の条件で
は、横幅W及び縦幅lは約1m〜2m程度、高さHは0.5m以
下の範囲に設定すれば充分である。
に設けられている。これらの凹溝21、22は、使用時に湧
水排水路を構成する。凹溝21、22の本数、形状及び大き
さ等は任意である。
スラブ3と対面するようにして、底盤スラブ3上に配置
されている。湧水処理部材1の敷設に当っては、凹溝2
1、22が互いに連通するようにして、直接に密着して敷
詰め、湧水処理部材群4を構成する。そして、各群に属
する湧水処理部材1の凹溝21、22を、管体5によって連
通させる。
付けるために用いられている。この止め具6は金属また
はプラスチック等の部材によって構成し、上端縁を湧水
処理部材群4の端縁に掛け止め、下端縁を、接着または
ネジ等の結合具によって、底盤スラブ3に固着してあ
る。
処理部材1のまわりに配置されている。上部スラブ7は
鉄筋8の入ったコンクリートによって構成されるのが普
通である。
に間隔d1を隔てて底盤スラブ3上に配置されており、管
体5は各群に属する湧水処理部材1の各々の凹溝21、22
を互いに連結するように、湧水処理部材群4の相互間に
生じる間隔d1内に配置されているから、湧水処理部材群
4の間に存在する間隔d1内に、上部スラブ7が打設さ
れ、底盤スラブ3と上部スラブ7が一体化される。この
ため、構造物の基礎強度が従来よりも著しく増大する。
d1を隔てて底盤スラブ3上に配置されているので、湧水
処理部材群4の占める体積分だけ、上部スラブ7の打設
量が減少する。このため、建造物の基礎強度を確保しつ
つ、基礎床面を構成する底盤スラブ3に対する重量荷重
を軽減できる。
を底盤スラブ3上で密着して並べて構成されているの
で、施工作業時には、個々の湧水処理部材1を取扱うだ
けで良く、施工作業が容易になる。
なくとも1面101に、この面101を横切る凹溝21、22を有
しており、凹溝21、22を有する面が、底盤スラブ3と対
面するようにして、底盤スラブ3上に配置されており、
管体5は各群に属する湧水処理部材1の各々の凹溝21、
22を互いに連結するように配置されているから、湧水処
理部材1及び管体5による連続した湧水排出路が形成さ
れる。これにより、底盤スラブ3からの湧水が外部に能
率良く排出される。
合は、極めて軽量になる。このため、底盤スラブ3の設
置面に対する重量負担が一層軽減でき、施工時の取扱い
が容易になる。
水平勾配によって生じる高さの差を吸収するような高さ
とした場合でも、湧水処理部材1の著しい軽量化のため
に施工作業の困難化、底盤スラブ3の重量負担増及びコ
ストアップ等を回避できる。
ラブ3上に押え付けてあるため、上部スラブ7を形成す
るためのコンクリート打設時に、湧水処理部材群4に含
まれる湧水処理部材1の浮上がりを阻止できる。上部ス
ラブ7のためのコンクリート打設に当っては、湧水処理
部材群4の側部にコンクリート打設し、しかる後に、湧
水処理部材群4の上にコンクリートを打設する工程をと
ることが望ましい。この工程によると、湧水処理部材群
4の側面にコンクリート打設する工程において、湧水処
理部材群4の相互位置、及び湧水処理部材群と管体5と
の間の接続関係を確定した後に、全体にコンクリートを
打設できるので、湧水処理部材1及び管体5による湧水
排出路を確実に形成できるからである。このとき、上述
の止め具6があると、湧水処理部材群4の側面にコンク
リート打設する工程において、湧水処理部材1の浮上が
りを阻止できるので、極めて信頼性の高い湧水排出路を
形成できる。また、止め具6によって湧水処理部材1を
底盤スラブ3に密着させ、両者の接触界面にコンクリー
トが入らないようにし、湧水処理部材1に浮力が発生す
るのを抑制できる。浮力の発生を確実に抑制するために
は、止め具6は、湧水処理部材群4の側面全体を覆うよ
うに配置し、側部に上部スラブ7を打設する時のコンク
リトが、湧水処理部材1の各々に直接には接触しないよ
うにすることが望ましい。
が得られる。
て底盤スラブ上に配置されてり、管体は、各群に属する
湧水処理部材の各々の凹溝を互いに連結するように、湧
水処理部材群の相互間に生じる間隔内に配置されてお
り、上部スラブは、湧水処理部材群及び管体のまわりに
配置されているから、建造物の基礎強度を従来よりも著
しく増大させた湧水処理装置を提供できる。
て底盤スラブ上に配置されているので、建造物の基礎強
度を確保しつつ、基礎床面を構成する底盤スラブに対す
る重量荷重を軽減した湧水処理装置を提供する。
スラブ上で密着して並べて構成されているので、施工作
業の容易な湧水処理装置を提供できる。
とも1面に、この面を横切る凹溝を有しており、凹溝を
有する面が底盤スラブと対面するようにして、底盤スラ
ブ上に配置されており、管体は各群に属する湧水処理部
材の各々の凹溝を互いに連結するように配置されている
から、高い湧水処理能力を有する湧水処理装置を提供で
きる。
湧水処理部材の配置状態を示す平面図、第3図は同じく
拡大部分破断面図、第4図は湧水処理部材の斜視図であ
る。 1……湧水処理部材 21、22……凹溝 3……底盤スラブ、4……湧水処理部材 5……管体、7……上部スラブ
Claims (3)
- 【請求項1】底盤スラブと、湧水処理部材群と、管体
と、上部スラブとを含む湧水処理装置であって、 前記湧水処理部材群は複数群であって、それぞれの群
は、前記湧水処理部材の複数個を前記底盤スラブ上で密
着して並べて構成されていて、互いに間隔を隔てて、前
記底盤スラブ上に配置されており、 各群に属する前記湧水処理部材のそれぞれは、少なくと
も1面に、この面を横切る凹溝を有しており、前記凹溝
を有する前記面が前記底盤スラブと対面するようにし
て、前記底盤スラブ上に配置されており、 前記管体は、各群に属する前記湧水処理部材の各々の凹
溝を互いに連結するように、前記湧水処理部材群の相互
間に生じる間隔内に配置されており、 前記上部スラブは、前記湧水処理部材群及び前記管体の
まわりに配置されていること を特徴とする湧水処理装置。 - 【請求項2】前記湧水処理部材は、全体が発泡スチロー
ルで構成されていることを特徴とする請求項1に記載の
湧水処理装置。 - 【請求項3】前記湧水処理部材群を底盤スラブに押え付
ける止め具を有すること を特徴とする請求項1または2に記載の湧水処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13488690A JP2647995B2 (ja) | 1990-05-24 | 1990-05-24 | 湧水処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13488690A JP2647995B2 (ja) | 1990-05-24 | 1990-05-24 | 湧水処理装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0430027A JPH0430027A (ja) | 1992-02-03 |
JP2647995B2 true JP2647995B2 (ja) | 1997-08-27 |
Family
ID=15138812
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13488690A Expired - Fee Related JP2647995B2 (ja) | 1990-05-24 | 1990-05-24 | 湧水処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2647995B2 (ja) |
-
1990
- 1990-05-24 JP JP13488690A patent/JP2647995B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0430027A (ja) | 1992-02-03 |
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