JPH0355620Y2 - - Google Patents

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JPH0355620Y2
JPH0355620Y2 JP1987046665U JP4666587U JPH0355620Y2 JP H0355620 Y2 JPH0355620 Y2 JP H0355620Y2 JP 1987046665 U JP1987046665 U JP 1987046665U JP 4666587 U JP4666587 U JP 4666587U JP H0355620 Y2 JPH0355620 Y2 JP H0355620Y2
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JP
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waterway
vertical walls
reinforced plastic
thickness
water channel
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Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> この考案は、特に軟弱地盤に敷設する上で好ま
しい水路構造に関するものである。
<従来の技術及びその問題点> 従来一般に設けられていた水路構造は、第2図
に示すように断面U字状に形成されており、その
底面がフラツトに形成されていた。通常このよう
な従来の水路は、全体がコンクリート(RC)で
成型されているので重量もきわめて大であるだけ
でなく、底面が前記のようにフラツトであるため
に、泥炭地などの軟弱地盤に敷設すると、地盤と
の接触面積が小さいので、支持力がなく、そのた
めその自重によつて経年的に沈下したり、傾いた
りする傾向があり、本来存在すべき場所から移動
してしまうことがあつた。またこのことは継ぎ目
が分離し、水漏れの原因にもなり、さらに重いた
め施工作業の能率を低下せしめる原因にもなつて
いた。これらを防止するためには、一般には基礎
杭を打設しなければならないという要請もあり、
施工の簡易化及び工費等の点でも大いに問題のあ
るところであつた。さらに第2図に示す従来の水
路は、垂直壁もコンクリートで形成されていたの
で、この水路内の流水速度が低く、そのため水の
許容量を大にしなければならず、その分水路幅や
深さも大きくとらなければならいないという問題
も有していた。
また実公昭46−21006号公報に示されているよ
うに、水路用ブロツクの底面を垂直壁の肉圧より
も厚く形成したものも存在するが、これによる
と、前記底面の断面形状を逆山型状に形成してあ
るために、前記第2図に示すU字溝に比して沈下
し易いものとなつており、これを軟弱地盤に設置
するとその傾向は一層激しいものとなるという問
題を有していたのである。
<問題点を解決するための手段> そこでこの考案に係る水路構造は前記の問題点
を解決するために、両側に垂直壁を有する水路本
体において、前記垂直壁の上方に前記垂直壁より
も薄い肉厚の強化プラスチツク板を連結するとと
もに、この水路本体の底面全体を上方へ湾曲せし
め、水路本体の地盤への接地面積を大にして支持
力を高めるとともに軽減化を図り、さらに水路内
の流水速度を高め、しかも水路本体の底面の肉厚
を垂直壁の肉厚よりも厚く形成して、底面の強度
を保持するようにしたものである。
<実施例> 次にこの考案に係る水路構造に一実施例を第1
図に基いて述べると、1は両側に垂直壁2を有す
る水路本体であり、3はこの垂直壁2の上部に、
この垂直壁2に並行するように連結した強化ブラ
スチツク(FRP)板である。したがつてこの
FRP3も水路本体1の側壁となるものである。
4はこの水路本体1の底面であり、この底面4
は、全体として上方へ湾曲せしめて形成し、この
底面4の肉厚は、前記垂直壁2の肉厚よりも厚く
形成してある。またこの水路本体1は、前記
FRP板3を除いて、コンクリートで成型するこ
とも可能であるが、軽量化を図るため、全体的に
例えばおがくずを混入した強化プラスチツクで成
型してあるとともに、ここに使用するマトリツク
スは例えばメラミン樹脂を用いるものとする。5
は水路本体1の下面に打設したコンクリート層で
あり、6はさらにその下面位置に配設したIPM
シートである。7は基礎砕石層であり、8は有孔
状排水暗渠である。
<考案の効果> 前記のようにこの考案に係る水路構造によれ
ば、側に垂直壁を有する水路本体において、前記
垂直壁の上方に前記垂直壁よりも薄い肉厚の強化
プラスチツク板を連結するとともに、この水路本
体の底面全体を上方へ湾曲してあるので、フラツ
トに形成したものに比して接地面積が広くなり、
したがつて支持力が増強するとともに、前記
FRP板を除く水路本体を全体的に強化プラスチ
ツクで成型すると軽量化及び強化を図ることがで
きる。この軽量化についてその部分をコンクリー
ト製にしたものと比較すると、例えば1mの長さ
の水路本体に満水時で7.56t収納できる大きさと
した場合、全体をコンクリート製とした場合の全
重量は13.885t(水路本体のみの重量は6.325t)と
なとなるのに対し、この考案にかかるものにあつ
ては、9.483t(この場合、メラミン樹脂をマトリ
ツクスとして使用し、これが0.121t、強化材とし
ておがすずを使用し、これが1.802t、すなわち水
路本体のみの総重量は1.9023t)となり、格段の
計量化が図ることができることがわかる。また、
底面を垂直壁に比して厚くすると、強度の向上に
一層貢献することができるとともに、IMPシー
トと基礎コンクリートを併用することによつて、
又は他の基礎材に置換えることによつて一層の支
持力の増強を図ることができるのである。さらに
垂直壁にFRP板を連結したことによつて、水路
中を流れる流水の抵抗が低くなり、その分水路本
体全体を小型化することができる等の効果も有す
るのである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係る水路構造の一実施例を
示す断面図、第2図は従来例の断面図である。 1……水路本体、2……垂直壁、3……FRP
板、4……底面、5……コンクリート層、6……
IPMシート、7……基礎砕石層、8……排水暗
渠。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 両側に垂直壁を有する水路本体において、前
    記垂直壁の上方に前記垂直壁よりも薄い肉厚の
    強化プラスチツク板を連結するとともに、この
    水路本体の底面全体を上方へ湾曲せしめたこと
    を特徴とする水路構造。 2 強化プラスチツク板を除く水路本体を強化プ
    ラスチツクで成型した実用新案登録請求の範囲
    第1項記載の水路構造。 3 底面の肉厚を垂直壁の肉厚よりも厚く形成し
    た実用新案登録請求の範囲第1項又は第2項記
    載の水路構造。
JP1987046665U 1987-03-31 1987-03-31 Expired JPH0355620Y2 (ja)

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JPS63156222U JPS63156222U (ja) 1988-10-13
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2664871B2 (ja) * 1994-07-20 1997-10-22 株式会社ニュー・サンワ 定量フィーダ

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JPS5712068U (ja) * 1980-06-21 1982-01-21

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JPS5712068U (ja) * 1980-06-21 1982-01-21

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