JP2572917Y2 - 排水器の取付構造 - Google Patents

排水器の取付構造

Info

Publication number
JP2572917Y2
JP2572917Y2 JP1993021111U JP2111193U JP2572917Y2 JP 2572917 Y2 JP2572917 Y2 JP 2572917Y2 JP 1993021111 U JP1993021111 U JP 1993021111U JP 2111193 U JP2111193 U JP 2111193U JP 2572917 Y2 JP2572917 Y2 JP 2572917Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
link
main body
fulcrum
bending
tightening ring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1993021111U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0679864U (ja
Inventor
良登 瀧本
Original Assignee
株式会社伸晃
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社伸晃 filed Critical 株式会社伸晃
Priority to JP1993021111U priority Critical patent/JP2572917Y2/ja
Publication of JPH0679864U publication Critical patent/JPH0679864U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2572917Y2 publication Critical patent/JP2572917Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sink And Installation For Waste Water (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【利用分野】本考案は、流し・洗面台等のシンクに、排
水トラップを収容する筒状排水主体等の排水器を取り付
けるための取付構造、特に、シンクの排水器取付孔の周
縁部に、排水器本体の上部外周側に設けたフランジを対
接させて載置した後、このシンク下側から排水器を固定
する形式の排水器の取付構造に関するものである。
【0002】
【従来技術およびその問題点】従来、シンクへの排水器
の取付構造として、排水器に螺合するナットによりネジ
止めする方法が採用されていたが、この螺合部の直径が
大きいことから、ネジ込みトルクが大きく、作業性に問
題があった。そこで、排水器取付の際の作業性を改善す
るために、係合レバーを用いる方式が実開平2-42974 号
として提案されている。
【0003】このものは、図1に示すように、シンク
(S) の取付孔に挿入された排水器の筒状の本体(1) が、
その下方から締付リング(3) を本体(1) に外嵌挿着した
状態で、この締付リング(3) に装着された係合レバー(4
0)(40)を倒し込むことにより、本体(1) の上端のフラン
ジ(2) と締付リング(3) とを対向近接方向に締め付け
て、本体(1) をシンク(S) の取付孔周縁部に装着するも
のである。
【0004】前記本体(1) におけるフランジ(2) の下方
の外周面には、断面がC字状の環状凹部(11)が形成され
ており、本体(1) の下方から外嵌させた前記締付リング
(3)がシンク(S) の底面に対接した状態では、この環状
凹部(11)は締付リング(3) の内周側に位置する。そし
て、この締付リング(3) の複数箇所には、下方に向って
開放するスリットが形成され、各スリットの左右には、
相互に平行な一対のリブ(31)(31)が突出形成され、これ
らリブ(31)(31)間に、前記環状凹部(11)に圧入係合され
る係合突出部(41)を具備する係合体としての前記係合レ
バー(40)が上下方向に揺動可能に軸支されている。
【0005】前記係合突出部(41)は、図1に示すよう
に、全体が略三角形状に構成され、前記リブ(31)(31)の
上部相互を挿通する軸により係合突出部(41)の上端部が
軸支されている。そして、この係合突出部(41)の前記環
状凹部(11)側の先端部は、この環状凹部(11)の下部の形
状に適合させた略半円状に形成されており、この先端部
が後述のように前記環状凹部(11)の下部に圧入されるこ
ととなる。更に、係合レバー(40)における前記軸支部の
反対側には、レバー部が一体的に形成されている。尚、
フランジ(2) とシンク(S) との間にパッキン(P) を介在
させている。
【0006】このものでは、本体(1) をシンク(S) に取
りつける際、上記係合レバー(40)(40)のレバー部を本体
(1) 側に倒し込むと、各係合レバー(40)の係合突出部(4
1)の先端部が前記環状凹部(11)の下部の曲面を押し下げ
るようにして環状凹部(11)内に嵌り込むこととなる。こ
のことにより、本体(1) が下方に締付リング(3) が上方
に、即ち、フランジ(2) と締付リング(3) とが対向加圧
され、これらフランジ(2) と締付リング(3) との間に介
在されるシンク(S) の前記周縁部及びパッキン(P) が挟
圧保持される。
【0007】ところが、係合突出部(41)の下端が略水平
方向に押し込まれるとき、前記環状凹部(11)の下部は、
下方に押し下げられるように外側に向って下方に傾斜す
る曲面となることから、係合突出部(41)に作用する前記
環状凹部(11)からの加圧力の方向は傾斜したものとな
り、その水平分力は、係合突出部(41)を本体(1) の外側
に押す方向、即ち、係合レバー(40)のロック解除の方向
となり、この係合レバー(40)のロックが外れ易い。
【0008】
【技術的課題】本考案は、このような点に鑑みてなされ
たものであり、『シンク(S) の底部の取付孔から挿入し
た本体(1) の上端部から張り出すフランジ(2) と、この
本体(1) の下方から外嵌挿入した締付リング(3) との間
に、シンク(S) の前記取付孔周縁部及びこれの上面に対
接させたパッキン(P) を介在させ、前記本体(1) と締付
リング(3) との間に介装した複数の係合体によりフラン
ジ(2) と締付リング(3)を対向近接方向に加圧して、前
記取付孔周縁部とフランジ(2) との気密を確保する形式
の排水器の取付構造』において、取り付けの操作性を確
保しながら、その係合保持力を高めることをその課題と
する。
【0009】
【技術的手段】上記技術的課題を解決するために講じた
本考案の技術的手段は、『前記各係合体を、本体(1) 又
は締付リング(3) の一方に設けた支点部(5) によって回
動自在に軸支された第1リンク(42)とこれに回動自在に
連結した第2リンク(43)とからなる屈伸機構(4) とし、
前記本体(1) 又は締付リング(3) の他方には、前記第2
リンク(43)の自由端が着脱自在で且つ回動自在となる受
座部(6) を設けて、前記支点部(5) とこの受座部(6) と
を上下方向に対向させ、前記支点部(5) と受座部(6) と
の対向間隔を、屈伸機構(4) の最大伸長状態の長さより
僅かに小さく設定し、前記第2リンク(43)の自由端を受
座部(6) に嵌め込んだ状態において、前記第1リンク(4
2)と第2リンク(43)との連結支点部(44)がその死点を僅
かに越えた状態の屈伸機構(4) の近傍の一側に、ストッ
パー(7) を設けたこと』ことである。
【0010】
【作用】本考案の上記技術的手段は次のように作用す
る。このものでは、本体(1) をシンク(S) に取り付ける
際、シンク(S) の排水器取付孔に本体(1) を挿入して、
そのフランジ(2) と前記取付孔周縁部との間にパッキン
(P) を介在させた状態とする。その後、この本体(1) の
下方から締付リング(3) を外嵌挿入し、この締付リング
(3) をシンク(S) の前記取付孔周縁部の下面に対接させ
る。そして、各屈伸機構(4) の各部をストッパー(7) か
ら離反する方向に屈曲させた状態で、各第2リンク(43)
の自由端を受座部(6) に嵌め込む。
【0011】そして、前記連結支点部(44)を前記ストッ
パー(7) に向かって押し込むと、屈伸機構(4) が最大伸
長状態に近づくと共に、この屈伸機構(4) の突っ張り力
により、支点部(5) と受座部(6) とが離反方向に加圧さ
れる。このことにより、これら支点部(5) あるいは受座
部(6) を具備する本体(1) と締付リング(3) とが対向近
接方向に加圧され、更に前記連結支点部(44)を押し込む
と、この屈伸機構(4)は、最大伸長状態になった後、そ
の連結支点部(44)が死点を僅かに越えた状態で、ストッ
パー(7) に対接して止まり、屈伸機構(4) が僅かに屈曲
した状態に維持される。
【0012】従って、上記の本体(1) と締付リング(3)
との近接加圧状態が維持されることにより、シンク(S)
の前記取付孔周縁部及びパッキン(P) がフランジ(2) と
締付リング(3) とに挟圧された状態に維持されることと
なる。このことにより、本体(1) がシンク(S) に装着さ
れると共に、このフランジ(2) とシンク(S) との連結部
がシールされる。
【0013】更に、上記ロック状態において、フランジ
(2) がシンク(S) から離れるような外力が作用した場
合、前記外力により、支点部(5) と受座部(6) との間隔
が縮む傾向となり、これにより、屈伸機構(4) は、前記
ロック状態よりも更に屈曲する傾向となるが、この屈伸
機構(4) とストッパー(7) との加圧力が高まるだけで、
前記以上の屈伸機構(4) の屈曲は阻止されるから、この
屈伸機構(4) はロック状態に維持される。
【0014】
【効果】本考案は上記構成であるから次の特有の効果を
有する。このものでは、取り付け完了後に、フランジ
(2) とシンク(S) との圧接力が緩む方向の外力が作用し
ても、この外力によって、屈伸機構(4) に作用する力の
方向は、この屈伸機構(4) をロック状態に維持する方向
となるから、前記外力によって、屈伸機構(4) のロック
状態が解除されることがない。
【0015】又、このものでは、屈伸機構(4) の第2リ
ンク(43)の自由端を受座部(6) に係合させて、各屈伸機
構(4) をロック方向(ストッパー(7) の方向)に押し込
むだけでよいから、この取り付けの際の作業性がよい。
【0016】
【実施例】以下本考案の実施例を図2から図6に基づい
て説明する。 [実施例1について] この実施例は、図2及び図3に示すように、既述の各屈
伸機構(4) のリンクの回動方向を本体(1) の半径方向と
したものであり、この屈伸機構(4) の第1リンク(42)の
一方の端部を回動自在に軸支する支点部(5) を締付リン
グ(3) の下端面に設けると共に、前記第1リンク(42)の
他方の端部に回動自在に連結された第2リンク(43)の自
由端部が嵌着自在となる受座部(6) を、前記本体(1) の
外周胴部から突設したものである。
【0017】前記本体(1) は、その上端外周側に張り出
し形成されたフランジ(2) と、この下方に連続する大径
段部(12)と、この大径段部(12)に連続し且大径段部(12)
よりも小径の胴部(13)とから構成されており、前記大径
段部(12)に、その下方から後述の締付リング(3) が丁度
外嵌装着されると共に、胴部(13)の外周面には、後述の
受座部(6)(6)が配設されている。
【0018】前記締付リング(3) は、上端部外周側に上
フランジ(32)、下端部内周側に下フランジ(33)が形成さ
れた筒状体であり、この締付リング(3) の長さを所定に
設定して、この上フランジ(32)の上端面が前記排出孔周
縁部に対接すると、下フランジ(33)がこの大径段部(12)
の下端面に対向近接するようにしている。そして、この
下フランジ(33)の下端面から、一対の平行な略三角形状
の軸受板(51)(51)が、この下フランジ(33)の円周方向に
所定間隔で複数組配設されており、各軸受板(51)(51)間
に後述の第1リンク(42)が回動自在に軸支される。
【0019】屈伸機構(4) は、図2に示すように、棒状
の第1リンク(42)と矩形の枠体に構成した第2リンク(4
3)とからなる。そして、この第2リンク(43)の上端は本
体(1) の外周側に屈曲させた操作部(45)となっており、
この第2リンク(43)の矩形開口の中程に前記第1リンク
(42)の下方の自由端が丁度挿入された状態で軸支され、
この軸支部が連結支点部(44)となる。
【0020】従って、屈伸機構(4) は、本体(1) の半径
方向に屈伸可能となる。更に、前記第2リンク(43)の下
方の自由端縁は、断面円弧状となっており、この自由端
部が後述の受座部(6) との対接部となる。前記各受座部
(6) は、胴部(13)の外周面に突出形成され且つ上面が水
平な断面台形状のブロックとしてあり、この受座部(6)
の上面に、第2リンク(43)の前記先端縁の円弧のそれよ
りも大きい半径の半円形断面の係合溝(61)が形成されて
いる。これにより、前記第2リンク(43)の自由端は、こ
の係合溝(61)に嵌め込まれた状態で所定角度回動可能と
なる。
【0021】更に、前記支点部(5) からこの受座部(6)
の係合溝(61)までの間隔を、最大伸長状態の屈伸機構
(4) の先端までの長さよりも僅かに小さく設定すると共
に、前記支点部(5) の位置及びこの係合溝(61)の胴部(1
3)の外周面からの距離を所定に設定して、前記第2リン
ク(43)をこの係合溝(61)に嵌め込んだ状態において、前
記第1リンク(42)と第2リンク(43)との連結支点部(44)
がその死点を僅かに越えたときに、この第2リンク(43)
の前記操作部(45)のコーナー部が胴部(13)に対接するよ
うにしている。即ち、このものでは、この胴部(13)を既
述のストッパー(7) としている。
【0022】尚、前記シンク(S) の排水器取付孔周縁部
は、図3に示すように、その外周側よりも一段低い段孔
部(S1)となっており、この段孔部(S1)に前記本体(1) の
フランジ(2) が、環状のパッキン(P) を介在させた状態
で丁度嵌め込まれると共に、段孔部(S1)の外周側のシン
ク(S) の上面とフランジ(2) のそれとが同一面となるよ
うにしている。
【0023】更に、前記締付リング(3) の下フランジ(3
3)には、図2に示すように、その円周方向に所定間隔で
内周側に開放する矩形状の複数の切欠(34)(34)が設けら
れ、これら各切欠(34)の大きさは前記受座部(6) よりも
大きく設定されている。従って、締付リング(3) を本体
(1) に装着する際には、これら切欠(34)(34)に受座部
(6)(6)を挿通するようにして、締付リング(3) を前記本
体(1) に外嵌装着し、その後、前記支点部(5) と受座部
(6) とが対向するように、この締付リング(3) を所定角
度回動する。
【0024】次に、上記構成の排水器の取付構造を適用
する実際について以下に詳述する。このものでは、本体
(1) をシンク(S) に取り付ける際、シンク(S) の前記段
孔部(S1)にその上方からパッキン(P) を載置し、続い
て、本体(1) のフランジ(2)を段孔部(S1)に嵌め込む。
この後、この本体(1) の下方から上記のように締付リン
グ(3) を外嵌装着して、この締付リング(3) を前記段孔
部(S1)の下面に対接させる。そして、各屈伸機構(4) を
本体(1) の外周側に屈曲させた状態(図3の仮想線の状
態)で、第2リンク(43)の自由端を受座部(6) の係合溝
(61)に嵌め込む。
【0025】そして、前記操作部(45)を本体(1) の胴部
(13)に向けて押し込むと、屈伸機構(4) が最大伸長状態
になって、前記連結支点部(44)が死点を越えた直後に、
前記第2リンク(43)の操作部(45)のコーナー部が本体
(1) の胴部(13)に対接して、屈伸機構(4) は僅かに屈曲
したロック状態(図3の実線の状態)にセットされる。
この状態では、前記支点部(5) と受座部(6) との間隔及
び屈伸機構(4) の長さが所定の値に設定されていること
から、フランジ(2) と上フランジ(32)とが段孔部(S1)及
びパッキン(P) を挟圧する。これにより、本体(1) がシ
ンク(S) に装着されると共に、これら対接部がシールさ
れる。
【0026】この状態において、フランジ(2) とシンク
(S) との圧接力が緩む方向、つまり、フランジ(2) が段
孔部(S1)から離れる方向の外力が作用すると、支点部
(5) と受座部(6) との間隔が縮む傾向となって、各屈伸
機構(4) は、前記ロック状態よりも更に屈曲する傾向と
なるが、前記操作部(45)のコーナー部と胴部(13)との対
接により、これ以上の屈伸機構(4) の屈曲は阻止されて
いるから、この屈伸機構(4) はロック状態に維持され
る。このように、この実施例の胴部(13)が、既述の(7)
として機能する。
【0027】尚、この実施例1のものにおいては、図2
に示すように、各軸受板(51)(51)から円周方向に所定角
度ずれた位置に、前記軸受板(51)(51)と同様の第2軸受
板(52)(52)を配設し、この第2軸受板(52)(52)間に設け
られる軸部の高さを前記軸受板(51)(51)のそれと相違さ
せている。従って、前記シンク(S) の肉厚に適合させ
て、前記軸受板(51)(51)あるいは前記第2軸受板(52)(5
2)のいずれかに屈伸機構(4) を装着すれば、異なる肉厚
の前記シンク(S) への対応が可能となる。 [実施例2について] この実施例2は、図4及び図5に示すように、第1リン
ク(42)を回動自在に軸支する支点部(5) を本体(1) の胴
部(13)に設けると共に、第2リンク(43)の受座部(6) を
締付リング(3) の下面に設けて、各屈伸機構(4) を、本
体(1) の円周の接線方向に屈伸可能としたものである。
【0028】このため、前記屈伸機構(4) の第1リンク
(42)及び第2リンク(43)は、共に棒状体で構成され、第
1リンク(42)の前記支点部(5) の軸方向は、本体(1) の
断面の半径方向と一致し、前記連結支点部(44)の軸をこ
の支点部(5) の軸と平行にしている。更に、前記締付リ
ング(3) の下フランジ(33)の下面には、前記各支点部
(5) に対向する位置に、実施例1と同様の係合溝(61)を
形成して受座部(6) とし、この係合溝(61)と前記支点部
(5) との間隔を、実施例1と同様に伸長状態の屈伸機構
(4) の長さよりも僅かに小さく設定すると共に、前記第
2リンク(43)をこの係合溝(61)に嵌め込んだ状態におい
て、前記連結支点部(44)がその死点を僅かに越えた状態
の連結支点部(44)の近傍位置に、前記胴部(13)から突出
形成された板状のストッパー(7) を設けて、この連結支
点部(44)と対接可能としている。
【0029】尚、実施例1と同様に、上記屈伸機構(4)
及び前記ストッパー(7) は、前記下フランジ(33)に形成
された切欠(34)(34)に挿通可能となっている。更に、他
の構成については、実施例1と同様のものを使用してい
る。次に、上記構成の排水器の取付構造を適用する実際
について以下に詳述する。このものでは、実施例1と同
様にして、本体(1) をシンク(S) の取付孔に挿入し、こ
の本体(1) の下方から、締付リング(3) を外嵌装着し
て、この締付リング(3) の下面に設けた前記係合溝(61)
と屈伸機構(4) の支点部(5) とを上下に対向した状態と
する。
【0030】そして、各屈伸機構(4) をストッパー(7)
から離反する方向に屈曲させた状態(図4の実線の状
態)で、第2リンク(43)の自由端を係合溝(61)に嵌め込
み、連結支点部(44)をストッパー(7) に向けて押し込む
と、屈伸機構(4) が最大伸長状態になった後、この連結
支点部(44)が、死点を越えた直後にストッパー(7) に対
接して、屈伸機構(4) は僅かに屈曲したロック状態(図
4の仮想線の状態)にセットされ、本体(1) がシンク
(S) に装着される。
【0031】この状態においては、フランジ(2) が段孔
部(S1)から離れる方向の外力が作用しても、実施例1と
同様に、連結支点部(44)とストッパー(7) との対接によ
り、各屈伸機構(4) は、ロック状態に維持される。尚、
この実施例2において、第1リンク(42)と第2リンク(4
3)とを、図6に示すように、その連結支点部(44)で嵌着
自在としてもよい。
【0032】この図6のものでは、前記第2リンク(43)
の連結支点部(44)は、本体(1) の接線方向と平行な一対
の円板(46)(46)間にこれらと同心の軸(47)を設けた構成
とし、又、前記第1リンク(42)の連結支点部(44)は、内
周面が前記軸(47)と同径で且つ外周面が前記円板(46)(4
6)のそれと同径のC字状部(48)とし、その先端開放間隔
を前記軸(47)の直径よりも僅かに小さく設定した構成と
している。
【0033】この構成のものでは、C字状部(48)の開放
端部を軸(47)に一致させて押し込むと、第1リンク(42)
と第2リンク(43)とが連結されることとなり、この形式
の屈伸機構(4) を採用すれば、前記シンク(S) の肉厚に
適合させて、前記第2リンク(43)の長さを所定に設定す
るだけで、異なる肉厚の前記シンク(S) への対応が可能
となる。
【0034】更に、この実施例2では、連結支点部(44)
をストッパー(7) と対接可能としているが、これを、実
施例1と同様に、第1リンク(42)あるいは第2リンク(4
3)の何れかの連結側端部がストッパー(7) と対接するよ
うにしてもよい。また、本考案において、支点部(5)
は、締付リング(3) 又は本体(1) の何れかに形成されて
いてもよい。更に、締付リング(3) とフランジ(2) との
間隔を2段階に調節できるようにする方式としては、位
置の異なる2つの受座部(6)(6)を用意するようにしても
よい。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来例の排水器の一部切欠の断面図
【図2】実施例1の排水器の組み立て説明斜視図
【図3】実施例1の要部断面図
【図4】実施例2の正面図
【図5】実施例2の要部断面図
【図6】実施例2の第1リンク(42)及び第2リンク(43)
の斜視図
【符号の説明】
(S) ・・・シンク (1) ・・・本体 (2) ・・・フランジ (P) ・・・パッキン (3) ・・・係止リング (5) ・・・支点部 (4) ・・・屈伸機構 (42)・・・第1リンク (43)・・・第2リンク (6) ・・・受座部 (44)・・・連結支点部 (7) ・・・ストッパー

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】シンク(S) の底部の取付孔から挿入した本
    体(1) の上端部から張り出すフランジ(2) と、この本体
    (1) の下方から外嵌挿入した締付リング(3) との間に、
    シンク(S) の前記取付孔周縁部及びこれの上面に対接さ
    せたパッキン(P) を介在させ、前記本体(1) と締付リン
    グ(3) との間に介装した複数の係合体によりフランジ
    (2) と締付リング(3) を対向近接方向に加圧して、前記
    取付孔周縁部とフランジ(2) との気密を確保する形式の
    排水器の取付構造において、前記各係合体を、本体(1)
    又は締付リング(3) の一方に設けた支点部(5) によって
    回動自在に軸支された第1リンク(42)とこれに回動自在
    に連結した第2リンク(43)とからなる屈伸機構(4) と
    し、前記本体(1) 又は締付リング(3) の他方には、前記
    第2リンク(43)の自由端が着脱自在で且つ回動自在とな
    る受座部(6) を設けて、前記支点部(5) とこの受座部
    (6) とを上下方向に対向させ、前記支点部(5) と受座部
    (6) との対向間隔を、屈伸機構(4) の最大伸長状態の長
    さより僅かに小さく設定し、前記第2リンク(43)の自由
    端を受座部(6) に嵌め込んだ状態において、前記第1リ
    ンク(42)と第2リンク(43)との連結支点部(44)がその死
    点を僅かに越えた状態の屈伸機構(4) の近傍の一側に、
    ストッパー(7) を設けた排水器の取付構造。
JP1993021111U 1993-04-22 1993-04-22 排水器の取付構造 Expired - Lifetime JP2572917Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993021111U JP2572917Y2 (ja) 1993-04-22 1993-04-22 排水器の取付構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993021111U JP2572917Y2 (ja) 1993-04-22 1993-04-22 排水器の取付構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0679864U JPH0679864U (ja) 1994-11-08
JP2572917Y2 true JP2572917Y2 (ja) 1998-05-25

Family

ID=12045780

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1993021111U Expired - Lifetime JP2572917Y2 (ja) 1993-04-22 1993-04-22 排水器の取付構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2572917Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101354686B1 (ko) * 2013-03-20 2014-01-27 김창환 세면기 설치용 배수파이프 기구

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0679864U (ja) 1994-11-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0729593U (ja) シンバルの締付装置
JP2572917Y2 (ja) 排水器の取付構造
JP3185012B2 (ja) 便座の取付構造
JPH0214601Y2 (ja)
JP2572918Y2 (ja) 排水器の取付構造
JPH0345676Y2 (ja)
JPH0727202Y2 (ja) タイヤ取付装置
KR200142813Y1 (ko) 공기 스프링 조립장치
JP2535358Y2 (ja) パイプ連結金具
JPH0113448Y2 (ja)
JPH024487Y2 (ja)
JP2604775Y2 (ja) 回転機構付きテレビカメラ
JP2565447Y2 (ja) エンジン用圧力センサー
JPH0619271Y2 (ja) コンデンサマイクロホンユニツト
JPH0716018U (ja) ポップナットおよびポップナットの取付構造
JP2564329Y2 (ja) 浮床用支持装置
JPH0144752Y2 (ja)
JPH0130703Y2 (ja)
JP3538618B2 (ja) 排水器の取着装置
JPH0624094Y2 (ja) 碍管締付装置
JPH06640Y2 (ja) 軸流ファンの取付装置
JPS6222662Y2 (ja)
JP2582552Y2 (ja) メッセンジャワイヤ固定具
JPH02113107A (ja) 板体の取付装置
JPH0531129U (ja) スタータ

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term