JP2572673Y2 - 帯電器 - Google Patents

帯電器

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JP2572673Y2
JP2572673Y2 JP1991101804U JP10180491U JP2572673Y2 JP 2572673 Y2 JP2572673 Y2 JP 2572673Y2 JP 1991101804 U JP1991101804 U JP 1991101804U JP 10180491 U JP10180491 U JP 10180491U JP 2572673 Y2 JP2572673 Y2 JP 2572673Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は,複写機において感光体
ドラムの表面に正電位を均一に帯電する帯電器に関し,
特に,帯電器におけるコロナワイヤの清掃手段に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に,この種の帯電器は,細いコロナ
ワイヤが感光体ドラムの表面近傍の軸方向に緊張して張
設され,このコロナワイヤに高電圧を印加してコロナ放
電することにより,感光体ドラムの回転に伴いその表面
に正電位を帯電するように構成されている。このような
構成により,コロナワイヤが長期間使用されると,トナ
ー等の異物が表面に付着して帯電が不均一になり,画像
異常等を生じるため,コロナワイヤには更に清掃手段が
装着されて,定期的に清掃することが可能になってい
る。
【0003】従来,上記帯電器におけるコロナワイヤの
清掃手段に関しては,例えば,実開昭64−2252号
公報(考案の名称:清掃装置付コロナ放電器)の先行技
術があり,コロナワイヤに沿って移動する部材を有し,
この部材に清掃パッドを備えた保持部材を回転してワイ
ヤに弾性接触するように設けることが開示されている。
しかしながら,上記先行技術の清掃手段は複雑な構成
で,全体の構造が複雑になる等の不具合があった。
【0004】そこで、特開平1−100571号公報
(発明の名称:プロセスユニット)の先行技術があり、
コロナ帯電器内のコロナワイヤが、該コロナワイヤを清
掃するための部材を貫通させた構成をとり、該清掃する
ための部材の構成は、コロナワイヤ清掃部材の外周に圧
縮チューブを被せることによりコロナワイヤ清掃部材を
中心に向かって圧縮するように構成したものである。こ
の清掃するための部材をコロナワイヤの張設方向に動か
すことで、簡単な構成で、コロナワイヤの清掃を容易に
行える。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記先
行技術(特開平1−100571号公報)にあっては、
コロナワイヤを帯電器に対して張設した後に、清掃する
ための部材をコロナワイヤに設置することはできず、ま
た、複数回の清掃処理の後、コロナワイヤから清掃する
ための部材を取り外す場合にも、一旦帯電器よりコロナ
ワイヤの張設を解除し、該部材を取り外した後、再度、
新たな清掃するための部材をコロナワイヤに設置し、再
度帯電器にコロナワイヤを張設しなければならず、清掃
するための部材のコロナワイヤに対する取り付け、取り
外しの作業が煩雑になり、組付性、交換する際のメンテ
ナンス性が悪いという問題点があった。
【0006】本考案は,上記の点に鑑みてなされたもの
で,コロナワイヤを帯電器に張設した状態でコロナワイ
ヤに対する清掃手段の取り外し、取り付けを行うことが
でき、清掃手段の設置・交換という作業の効率を向上さ
せ、組付性、交換する際のメンテナンス性を向上させる
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め,本考案は,コロナワイヤの清掃手段を有する帯電器
であって、前記清掃手段は、前記コロナワイヤの張設方
向に前記コロナワイヤを挟み込むための切込みを有する
清掃部材と、前記清掃部材の切込みに前記コロナワイヤ
を固定保持する、前記清掃部材から着脱自在な保持部材
と、を備えたものである。
【0008】また、前記保持部材は、可撓性を有し、前
記コロナワイヤの張設方向にスリットが設けられ、前記
スリットを介して保持部材に前記コロナワイヤを招き入
れるとともに、前記清掃部材の切込みに前記コロナワイ
ヤを挟み込んで固定保持した状態で、前記可撓性を利用
して前記清掃部材を嵌合するものである。
【0009】また、前記保持部材は、内側方向に付勢力
を有する帯状のクリップにより構成され、前記清掃部材
の切込みに前記コロナワイヤを挟み込んで固定保持した
状態で、前記付勢力を利用して前記清掃部材を嵌合する
ものである。
【0010】
【作用】上記構成に基づき,コロナワイヤを帯電器に張
設した状態でコロナワイヤに対する清掃手段の取り外
し、取り付けを行うことができ、保守管理の際にはその
清掃手段をコロナワイヤに沿い押圧移動することで,そ
の表面に付着する異物が除去されるようになる。
【0011】
【実施例】以下,本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。図1において,複写機の帯電器の全体の構成につ
いて説明すると,100は帯電器であり,細長いU字形
電面の金属製のケーシング101を有し,このケーシン
グ101の前端に方形の絶縁性エンドブロック102が
固着され,後端にも同様のエンドブロック103が固着
され,これらのエンドブロック102,103にそれぞ
れカバー104が閉塞するように設けられる。両エンド
ブロック102,103はケーシング101の内部と連
通する溝105,位置決め部材106,端子107を有
し,ケーシング101の内部中心と両エンドブロック1
02,103との間にコロナワイヤ110が張設されて
いる。
【0012】即ち,ケーシング101の内部のコロナワ
イヤ110の両端が溝105を介して両エンドブロック
102,103に入り,位置決め部材106に掛けて位
置決めされ,そのコロナワイヤ110の前端が端子10
7に固定される。また,コロナワイヤ110の後端は引
張りスプリング111に連結し,所定の張力を付与して
弛みが防止され,この状態で端子107に固定される。
両端子107は図示しない本体側の高電圧電源に接続さ
れる。また,上述のように張設されるコロナワイヤ11
0の所定の位置に,清掃手段200が装着されている。
【0013】図2と図3において,清掃手段200につ
いて説明すると,プラスチック等の材料で形成される円
筒状の筒体201を有し,この筒体201の内部にスポ
ンジ等の発泡材料で形成される清掃部材210が収容さ
れ,これら両者によりコロナワイヤ110の共振を防止
すると共に清掃することが可能になっている。また,コ
ロナワイヤ110の張設状態での組付け,交換を可能に
するため,筒体201の両端には大径の開口202と小
径の開口203が設けられ,円周上一箇所の軸方向にス
リット204が設けられる。清掃部材210は円柱状で
筒体201の大径の開口202より少し大径の寸法を有
して,筒体201に着脱可能に形成され,円周上一箇所
の軸方向と径方向に中心に達する深さの切込み211が
設けられる。
【0014】そこで,清掃部材210を切込み211に
よりコロナワイヤ110に挟むように取付け,且つ筒体
201をスリット204によりコロナワイヤ110に遊
嵌して,切込み211とスリット204の位置をずらし
た状態で,その筒体201の内部に清掃部材210を大
径の開口202から押込んで小径の開口203との間
に,収縮した状態で収容して装着される。こうして,筒
体201の内部に清掃部材210がその切込み211を
閉じて離脱しないように設置され,この場合の清掃部材
210による大きい摩擦力により筒体201と清掃部材
210とが一体的に装着位置に固定保持され,その摩擦
力に抗して押すことでコロナワイヤ110に沿って移動
することが可能になる。また,交換時は逆に筒体201
から清掃部材210を引出すことにより,容易に分離す
ることが可能に構成される。
【0015】次に,この実施例の作用について説明す
る。先ず,帯電器100の組付け時にはコロナワイヤ1
10が,ケーシング101とその両端のエンドブロック
102,103の間に,スプリング111で所定の張力
を付与して一直線上に張設される。その後,そのコロナ
ワイヤ110の所定の位置に清掃手段200が,上述の
ように筒体201の内部に清掃部材210を収容し,且
つ,摩擦力により固定保持した状態で装着される。そし
て,この帯電器100が複写機の感光体ドラムの円周上
の所定の箇所において,軸方向に沿って配設される。
【0016】次いで,複写時に帯電器100のコロナワ
イヤ110に高電圧を印加すると,感光体ドラムとの間
でコロナ放電して,ドラムの回転に伴いその表面に正電
位が均一に帯電される。また,保守管理の際に清掃手段
200の筒体201を指で挟み,摩擦力に抗して押圧し
ながらコロナワイヤ110に沿って移動すると,清掃部
材210の切込み211がコロナワイヤ110の円周面
を擦ることになり,こうしてコロナワイヤ110の表面
に付着するトナー等の異物が除去される。
【0017】この清掃時には筒体201を挟む指の挟持
力により筒体201と清掃部材210が弾性的に収縮し
て,コロナワイヤ110に対して清掃部材210で擦る
度合いが変化するので,コロナワイヤ110の被覆や異
物の付着状態に応じて良好に清掃することができる。ま
た,清掃部材210を交換する場合は,筒体201から
清掃部材210を引出すことにより分離され,上述の組
付け時のようにコロナワイヤ110の張設状態で新しい
ものに交換して装着される。
【0018】図4と図5において,本考案の他の実施例
について説明する。この実施例では,清掃手段400の
筒体401が可撓性の材料により両端を閉じて形成さ
れ,筒部402の軸方向にスリット403を,両端部4
04の径方向に切込み405を設けて,清掃を行うよう
ことが可能になっている。また,筒体401の両端には
突起406が設けられ,この突起406の間に帯状のク
リップ410を嵌着してコロナワイヤ110に対し着脱
可能に構成される。
【0019】そこで,この実施例においては,張設され
たコロナワイヤ110に対して筒体401を,スリット
403を介して両端部404の切込み405に挿入する
ように取付け,この筒体401の周囲にクリップ410
を押し広げて嵌着することで,切込み211の中心にコ
ロナワイヤ110を挟み込んで離脱しないように装着さ
れる。そして、筒体401をコロナワイヤ110に沿っ
て移動することで両端部404の切込み405により異
物が除去される。また,クリップ410を外すことによ
り筒体401は直ちにコロナワイヤ110から取外され
て,新しいものに交換することが可能になる。
【0020】
【考案の効果】以上説明したように,本考案によれば,
帯電器のコロナワイヤに単一の清掃手段が装着され,こ
の手段によりコロナワイヤを清掃するように構成される
ので,部品点数が減少して構造が大幅に簡素化し,低コ
スト化が図られる。清掃手段は摩擦力で固定保持され,
清掃時にはこの摩擦力に抗して押圧移動すれば良いの
で,作業が簡単になる。清掃手段は張設されたコロナワ
イヤに着脱可能に装着される構成であるから,組付け時
にコロナワイヤにいちいち挿通することが不要になり,
組付性が向上し,交換する際のメンテナンス性も向上す
る。
【0021】実施例では清掃部材がスポンジ状の材料で
形成されているので,コロナワイヤがカーボン等で被覆
される場合に,その被膜を損うことなく異物のみを確実
に除去することができる。また,筒体に対して清掃部材
が分割構成されているので,清掃部材のみを交換するこ
とが可能で,コストを低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る帯電器の全体構成を示す斜視図で
ある。
【図2】図1に示した清掃手段を示す斜視図である。
【図3】図2に示した清掃手段の分解斜視図である。
【図4】図1に示した清掃手段の他の実施例を示す斜視
図である。
【図5】図4に示した清掃手段の分解斜視図である。
【符号の説明】
100 帯電器 101 ケーシング 102 エンドブロック 103 エンドブロック 111 コロナワイヤ 200 清掃手段 400 清掃手段

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コロナワイヤの清掃手段を有する帯電器
    であって、 前記清掃手段は、 前記コロナワイヤの張設方向に前記コロナワイヤを挟み
    込むための切込みを有する清掃部材と、 前記清掃部材の切込みに前記コロナワイヤを固定保持す
    る、前記清掃部材から着脱自在な保持部材と、 を備え 前記保持部材は、可撓性を有し、前記コロナワイヤの張
    設方向にスリットが設けられ、前記スリットを介して保
    持部材に前記コロナワイヤを招き入れるとともに、前記
    清掃部材の切込みに前記コロナワイヤを挟み込んで固定
    保持した状態で、前記可撓性を利用して前記清掃部材を
    嵌合すること を特徴とする帯電器。
  2. 【請求項2】 コロナワイヤの清掃手段を有する帯電器
    であって、 前記清掃手段は、 前記コロナワイヤの張設方向に前記コロナワイヤを挟み
    込むための切込みを有する清掃部材と、 前記清掃部材の切込みに前記コロナワイヤを固定保持す
    る、前記清掃部材から着脱自在な保持部材と、 を備え、 前記保持部材は、内側方向に付勢力を有する帯状のクリ
    ップにより構成され、 前記清掃部材の切込みに前記コロナワイヤを挟み込んで
    固定保持した状態で、前記付勢力を利用して前記清掃部
    材を嵌合することを特徴とする 帯電器。
JP1991101804U 1991-11-14 1991-11-14 帯電器 Expired - Lifetime JP2572673Y2 (ja)

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