JP2003062486A - 電気集塵機 - Google Patents

電気集塵機

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JP2003062486A
JP2003062486A JP2001252695A JP2001252695A JP2003062486A JP 2003062486 A JP2003062486 A JP 2003062486A JP 2001252695 A JP2001252695 A JP 2001252695A JP 2001252695 A JP2001252695 A JP 2001252695A JP 2003062486 A JP2003062486 A JP 2003062486A
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bristles
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discharge electrode
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JP2001252695A
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Katsuhisa Kojima
勝久 小嶋
Teruhiro Nakaniwa
彰宏 中庭
Yasutoshi Ueda
泰稔 上田
Katsuosa Masui
克修 桝井
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電気集塵機の金属ネットに付着した塵を払い
落とすためのブラシが、経時変化によってたとえ変形し
たとしても、塵払い落とし機能が低下しにくいというメ
ンテナンス費用を抑えることが可能な電気集塵機用ブラ
シを有する電気集塵機を提供することを目的とする。 【解決手段】 塵を含むガスの流れ方向に直交して配設
した放電電極と、循環移動する無端状の金属ネット13
を該放電電極のガス流下流側に該放電電極に対向して配
設してなる集塵電極と、該金属ネット13の面にほぼ垂
直に接触する毛50を有するブラシ42と、該ブラシを
電気集塵機に固定するための取付治具61とを含むこと
を特徴とする電気集塵機。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気集塵機に関す
るものである。さらに詳細には、本発明は、電気集塵機
の静電ネットに付着した塵を落とすためのブラシの改良
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、集塵装置は、集塵機のガス出口の
上流側に集塵電極を設けている。図8に示すように、こ
の集塵電極の金属ネット101をガス流れに直交するよ
うに設置されている。金属ネット101の上流・下流に
放電電極(図に示さず)を設置して、高電圧を印可し、
ガス中の塵が金属ネット101上に電気集塵される。金
属ネット101に捕集された塵を放置すると、その堆積
に伴って集塵性能が低下してしまう。そこで、従来の集
塵装置においては、回転ブラシ103を配設して、金属
ネット101に付着した塵を払い落とすようにしてい
る。なお、この回転ブラシ103は、金属ネット101
を駆動させるための下部ドラム102と同一の方向に、
モータ(図に示さず)によって回転駆動されている。
【0003】回転ブラシ103は回転駆動することによ
って金属ネット101に付着した塵を払い落としている
ため、経時変化につれ、回転ブラシ103のブラシ先端
部分が変形し、金属ネット101との接触が弱くなり、
塵の払い落し機能が低下するという問題がある。このた
め、払い落とし機能が低下した回転ブラシ103を定期
的に交換する必要があり、これらのメンテナンスにかか
る費用が必要になっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題を
鑑みてなされたのものであり、電気集塵機の金属ネット
に付着した塵を払い落とすためのブラシが、経時変化に
よってたとえ変形したとしても、塵払い落とし機能が低
下しにくいというメンテナンス費用を抑えることが可能
な電気集塵機用ブラシを有する電気集塵機を提供するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記問題を達成するため
に、本発明の電気集塵機は、塵を含むガスの流れ方向に
直交して配設した放電電極と、循環移動する無端状の金
属ネットを該放電電極のガス流下流側に該放電電極に対
向して配設してなる集塵電極と、該金属ネットの面にほ
ぼ垂直に接触する毛を有するブラシと、該ブラシを電気
集塵機に固定するための取付治具とを含む。
【0006】本発明の電気集塵機は、別の態様として、
塵を含むガスの流れ方向に直交して配設した放電電極
と、循環移動する無端状の金属ネットを該放電電極のガ
ス流下流側に該放電電極に対向して配設してなる集塵電
極と、該金属ネットの面に接触する毛を有するブラシ
と、該ブラシを回動可能に支持し、電気集塵機に固定す
るための取付治具とを含む。
【0007】本発明の電気集塵機は、別の態様として、
塵を含むガスの流れ方向に直交して配設した放電電極
と、循環移動する無端状の金属ネットを該放電電極のガ
ス流下流側に該放電電極に対向して配設してなる集塵電
極と、該金属ネットの面に斜めに接触する毛を有するブ
ラシと、該ブラシを電気集塵機に固定するための取付治
具と、該毛の上部に設置された板と、該板からつるされ
た錘とを含む。
【0008】本発明の電気集塵機は、別の態様として、
塵を含むガスの流れ方向に直交して配設した放電電極
と、循環移動する無端状の金属ネットを該放電電極のガ
ス流下流側に該放電電極に対向して配設してなる集塵電
極と、該金属ネットの第一の面に接触する毛を有するブ
ラシと、該ブラシを電気集塵機に固定するための取付治
具と、該金属ネットの第二の面に位置し、該電気集塵機
に固定された取付板と、該取付板と該取付治具とをつな
ぎ、該毛を該金属ネットの第一の面に常に接触するよう
に押さえつけるような弾性力を有する弾性体とを含む。
【0009】上述した本発明の電気集塵機において、前
記毛が、0.05〜0.20mmの直径を有するように
形成することが好適であるが、塵の大きさ、量などで適
宜直径を変化させてもよい。さらに、前記毛が、ステン
レスを用いて形成することが好ましいが、塵を取り払う
機能が劣化しにくく、腐食されにくいものならば他の合
金又は樹脂でもよい。さらに、前記毛が、2〜8mmの
厚さを有するように束ねるようにすることが好ましい
が、塵の大きさ、量などで適宜、束ねる厚さを変化させ
てもよい。
【0010】以上のような本発明に係る電気集塵機用ブ
ラシを有する電気集塵機では、経時変化によってたとえ
ブラシの毛が変形したとしても、電気集塵機内の金属ネ
ット等の塵払い落とし機能が低下しにくいので、電気集
塵機用ブラシのメンテナンス費用を抑えることが可能に
なる。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係る電気集塵機
用ブラシを有する電気集塵機の一形態を示した概略縦断
面図である。この図1において、ハウジング1に形成さ
れた第1集塵室2および第2集塵室3には、それぞれ放
電電極4と集塵電極5が対向配置されている。また、第
2集塵室3の下流側に位置した第3集塵室6には、放電
電極7と循環移動式の集塵電極8が対向配置されてい
る。
【0012】放電電極4と集塵電極5は、ガス入口9か
らガス出口10に至るガス流路に沿う態様で配設され、
また、放電電極7と集塵電極8は、該ガス流路に直交す
る態様で配設されている。上記放電電極7は、放電電極
4に準じた構成を有する。一方、集塵電極8は、図2に
示すように、上部ドラム11と下部ドラム12に巻掛け
た帯状の金属ネット13を備えている。
【0013】上記上部ドラム11は、その軸部11aの
一端部および他端部にスプロケット14Lおよび14R
がそれぞれ固着され、また、上記下部ドラム12も、そ
の軸部12aの一端部および他端部にスプロケット15
Lおよび15Rがそれぞれ固着されている。スプロケッ
ト14L,15Lには、チェーン16Lが巻掛けられ、
スプロケット14R,15Rには、チェーン16Rが巻
掛けられている。そして、チェーン16L,16R間に
は、複数本の支持ロッド17が所定の間隔をおいて横架
されている。
【0014】各支持ロッド17は、金属ネット13を横
断方向に貫通し、その一端部および他端部をそれぞれチ
ェーン16Lおよび16Rのローラ部(図に示さず)に
嵌合固着してある。したがって、金属ネット13は、各
支持ロッド17を介してチェーン15L,15Rに支持
されている。このように上記各支持ロッド17で金属ネ
ット13を支持すれば、ガス流の圧力の影響を受けるこ
となく、該金属ネット13を安定に循環移動することが
できる。上部ドラム11の軸部11aは、図示していな
い固定軸受よって回動可能に支持され、また、下部ドラ
ム12の軸部12aは、上下方向のみに移動自由度を有
する図示していない軸受によって回転可能に支持されて
いる。
【0015】上記構成の集塵電極8では、モータ18の
動力によって上記金属ネット13が循環移動される。す
なわち、モータ18によって上部ドラム11が図2にお
ける反時計回り方向に回転されると、金属ネット13が
各支持ロッド17と共に矢印方向に連続移動する。な
お、上記集塵電極8では、上記支持ロッド17の一端部
および他端部をそれぞれチェーン16Lおよび16Rの
ローラ部(図に示さず)に嵌合固着してあるので、該支
持ロッド17の軸心がスプロケット14,15のピッチ
円のセンタに位置している。したがって、金属ネット1
3とチェーン16L,16Rを同一の速度で円滑に移動
させることができる。
【0016】図1に示したガス入口9から導入された含
塵ガスは、第1集塵室2に配置された放電電極4と集塵
電極5間および第2集塵室3に配置された放電電極4と
集塵電極5間を通過する。このとき、上記含塵ガス中の
塵(ダスト)は、電極4,5間で発生するコロナ放電に
よって電荷を与えられた後、電極4,5間の電気力線に
沿って移動して集塵電極5に付着する。
【0017】第2集塵室3を通過したガス中に残存する
ダストは、第3集塵室6に流入し、放電電極7と金属ネ
ット13間において発生するコロナ放電によって電荷を
与えられた後、該金属ネット13に捕集される。かくし
て、この実施形態に係る電気集塵機によれば、含塵ガス
中のダストが第1、第2および第3集塵室2,3および
6において順次捕集されることになる。
【0018】ところで、上記金属ネット13に捕集され
た塵(ダスト)を放置すると、その堆積に伴って集塵性
能が低下する。そこで、電気集塵機においては、本発明
の実施の形態に係る各種電気集塵機用ブラシ40を配設
して、金属ネット13に付着したダストを払い落とすよ
うにしている。本実施の形態に係る電気集塵機用ブラシ
40は、高さが、下部ドラム12の軸心高さ以上である
のが好適である。
【0019】本実施の形態の電気集塵機における電気集
塵機用ブラシ40の例として、以下に説明するような各
種実施の形態1〜5を挙げる。
【0020】[実施の形態1:電気集塵機用長尺固定式
ブラシ]図3は、図2のx方向から見た、本発明に係る
電気集塵機用ブラシの一実施の形態である長尺固定式ブ
ラシ41と、金属ネット13と、金属ネット13の内側
に接触した下部ドラム12とを表した側面図である。
【0021】長尺固定式ブラシ41の毛50は、10c
m〜20cmの長さを有することが好ましいが、適宜、
拭き落とす塵(ダスト)の大きさ、量によって適宜変化
させてもよい。この毛50の長さは長尺固定式ブラシ取
付治具61から金属ネット13の面までの長さである。
毛50は図2に示される金属ネット13のx方向の幅と
ほぼ同定度の幅を有することが望ましい。毛50は、ス
テンレスなどの合金が好適である。例えば、毛50は、
SUS304などのステンレス製であることが好適であ
る。毛50の直径は0.05〜0.20mm程度が望ま
しいが、拭き落とす塵(ダスト)の大きさ、量によって
適宜変化させてもよい。毛50は束ねてブラシ自体の自
重で金属ネット13の面と斜めに接触している。毛50
は、長尺固定式ブラシ取付治具61により、電気集塵機
本体の一部(図に示さず)に固定されている。
【0022】下部ドラム12が図3で矢印aのように左
周りに回転すると、金属ネット13も矢印bのように左
回りに回転する。そうすると、毛50が接触している金
属ネット13の面は図3における矢印bのように下から
上へ移動する。そして、金属ネット13に付着した塵
(ダスト)は、金属ネット13の面に自重によって接触
している毛50によって拭き落とされる。経時変化し
て、たとえ、毛50が変形しても、長尺固定式ブラシ4
1の自重によってc方向に毛50は動き、常に長尺固定
式ブラシ41の毛50は金属ネット13の面に接触する
ことができているので、常に金属ネット13に付着した
塵(ダスト)を除去することができる。なお、本実施の
形態1では、金属ネット13の外周面から毛50を接触
させることによって、塵(ダスト)を除去する形態に限
定して記述したが、長尺固定式ブラシ41を金属ネット
13の内側に設け、毛50を金属ネット13の内周面に
接触させて塵(ダスト)を除去してもよい。
【0023】[実施の形態2:電気集塵機用垂直固定式
ブラシ]図4は、図2のx方向から見た、本発明に係る
電気集塵機用ブラシの一実施の形態である垂直固定式ブ
ラシ42と、金属ネット13と、金属ネット13の内側
に接触した下部ドラム12とを表した側面図である。
【0024】垂直固定式ブラシ42の毛50は、10c
m〜20cmの長さを有することが好ましいが、適宜、
拭き落とす塵(ダスト)の大きさ、量によって適宜変化
させてもよい。この毛50の長さは垂直固定式ブラシ取
付治具62から金属ネット13の面までの長さである。
毛50は図2に示される金属ネット13のx方向の幅と
ほぼ同定度の幅を有することが望ましい。毛50は、ス
テンレスなどの合金が好適である。例えば、毛50は、
SUS304などのステンレス製であることが好適であ
る。毛50の直径は0.05〜0.20mm程度が望ま
しいが、拭き落とす塵(ダスト)の大きさ、量によって
適宜変化させてもよい。毛50は束ねてブラシ自体の自
重で金属ネット13の面と垂直に接触している。毛50
は、垂直固定式ブラシ取付治具62により、電気集塵機
本体の一部(図に示さず)に固定されている。
【0025】下部ドラム12が図4の矢印dのように右
周りに回転すると、金属ネット13も矢印fのように右
回りに回転する。そうすると、毛50が接触している金
属ネット13の面は図4における矢印fのように上から
下へ移動する。そして、金属ネット13に付着した塵
(ダスト)は、金属ネット13の面に垂直に接触してい
る毛50によって拭き落とされる。このとき、毛50は
矢印h方向(下側)に動く。経時変化して、たとえ、毛
50が矢印h方向に変形しても、下部ドラム12が図4
の矢印eのように左回りに反転すると毛50が変形した
くせが直る。このように、常に垂直固定式ブラシ42の
毛50は金属ネット13の面に接触することができてい
るので、常に金属ネット13に付着した塵(ダスト)を
除去することができる。
【0026】詳細には、下部ドラム12が図4の矢印e
のように左周りに回転すると、金属ネット13も矢印g
のように左回りに回転する。そうすると、毛50が接触
している金属ネット13の面は図4における矢印gのよ
うに下から上へ移動する。そして、金属ネット13に付
着した塵(ダスト)は、金属ネット13の面に垂直に接
触している毛50によって拭き落とされる。このとき、
毛50は矢印i方向(上側)に動く。このため、毛50
が矢印h方向に変形したくせが、矢印i方向に力がかか
ることにより直る。
【0027】なお、本実施の形態2では、金属ネット1
3の外周面から毛50を接触させることによって、塵
(ダスト)を除去する形態に限定して記述したが、垂直
固定式ブラシ42を金属ネット13の内側に設け、毛5
0を金属ネット13の内周面に接触させて塵(ダスト)
を除去してもよい。
【0028】[実施の形態3:電気集塵機用自重式ブラ
シ]図5は、図2のx方向から見た、本発明に係る電気
集塵機用ブラシの一実施の形態である自重式ブラシ43
と、金属ネット13と、金属ネット13の内側に接触し
た下部ドラム12とを表した側面図である。
【0029】自重式ブラシ43の毛50は、10cm〜
20cmの長さを有することが好ましいが、適宜、拭き
落とす塵(ダスト)の大きさ、量によって適宜変化させ
てもよい。この毛50の長さは自重式ブラシ取付治具6
3から金属ネット13の面までの長さである。毛50は
図2に示される金属ネット13のx方向の幅とほぼ同定
度の幅を有することが望ましい。毛50は、ステンレス
などの合金が好適である。例えば、毛50は、SUS3
04などのステンレス製であることが好適である。毛5
0の直径は0.05〜0.20mm程度が望ましいが、
拭き落とす塵(ダスト)の大きさ、量によって適宜変化
させてもよい。毛50は束ねてブラシ自体の自重で金属
ネット13の面と斜めに接触している。毛50は、ちょ
うつがい70を介して枢支できるように、ちょうつがい
70を介して自重式ブラシ取付治具63により電気集塵
機本体の一部(図に示さず)に固定されている。ちょう
つがい70は、上下方向に枢軸可能なものならばよく限
定されるものではない。
【0030】下部ドラム12が図5で矢印jのように左
周りに回転すると、金属ネット13も矢印kのように左
回りに回転する。そうすると、毛50が接触している金
属ネット13の面は図5における矢印kのように下から
上へ移動する。そして、金属ネット13に付着した塵
(ダスト)は、金属ネット13の面に自重によって接触
している毛50によって拭き落とされる。経時変化し
て、たとえ、毛50が変形しても、ちょうつがい70に
よって自重式ブラシ43は矢印l方向に自由に動くの
で、自重式ブラシ43の自重によって、常に自重式ブラ
シ43の毛50は金属ネット13の面に接触することが
できている。よって、自重式ブラシ43は、常に金属ネ
ット13に付着した塵(ダスト)を除去することができ
る。なお、本実施の形態3では、金属ネット13の外周
面から毛50を接触させることによって、塵(ダスト)
を除去する形態に限定して記述したが、自重式ブラシ4
3を金属ネット13の内側に設け、毛50を金属ネット
13の内周面に接触させて塵(ダスト)を除去してもよ
い。
【0031】[実施の形態4:電気集塵機用錘式ブラ
シ]図6は、図2のx方向から見た、本発明に係る電気
集塵機用ブラシの一実施の形態である錘式ブラシ44
と、金属ネット13と、金属ネット13の内側に接触し
た下部ドラム12とを表した側面図である。
【0032】錘式ブラシ44の毛50は、10cm〜2
0cmの長さを有することが好ましいが、適宜、拭き落
とす塵(ダスト)の大きさ、量によって適宜変化させて
もよい。この毛50の長さは錘式ブラシ取付治具64か
ら金属ネット13の面までの長さである。毛50は図2
に示される金属ネット13のx方向の幅とほぼ同定度の
幅を有することが望ましい。毛50は、ステンレスなど
の合金が好適である。例えば、毛50は、SUS304
などのステンレス製であることが好適である。毛50の
直径は0.05〜0.20mm程度が望ましいが、拭き
落とす塵(ダスト)の大きさ、量によって適宜変化させ
てもよい。
【0033】毛50は束ねてブラシ自体の自重で金属ネ
ット13の面と斜めに接触している。毛50の上面に
は、毛50の上面全体を覆う程度の面積を有する板71
が設けてあり、板71にはぶら下がっている錘72が設
けてある。板71の素材はステンレスなどの耐腐食性材
料が好ましいが限定されない。錘72の素材はステンレ
スなどの耐腐食性材料が好ましいが限定されなく、重さ
は、板71を介して常に毛50を金属ネット13の面に
接触させられるような重さにしておく。毛50は、錘式
ブラシ取付治具64により、電気集塵機本体の一部(図
に示さず)に固定されている。
【0034】下部ドラム12が図6で矢印mのように左
周りに回転すると、金属ネット13も矢印nのように左
回りに回転する。そうすると、毛50が接触している金
属ネット13の面は図6における矢印oのように下から
上へ移動する。そして、金属ネット13に付着した塵
(ダスト)は、金属ネット13の面に自重によって接触
している毛50によって拭き落とされる。経時変化し
て、たとえ、毛50が変形しても、錘72の重さによっ
て、板71を介して錘式ブラシ44は矢印o方向に動く
ので、常に錘式ブラシ44の毛50は金属ネット13の
面に接触することができる。よって、錘式ブラシ44
は、常に金属ネット13に付着した塵(ダスト)を除去
することができる。なお、本実施の形態4では、金属ネ
ット13の外周面から毛50を接触させることによっ
て、塵(ダスト)を除去する形態に限定して記述した
が、錘式ブラシ44を金属ネット13の内側に設け、毛
50を金属ネット13の内周面に接触させて塵(ダス
ト)を除去してもよい。
【0035】[実施の形態5:電気集塵機用ばね式ブラ
シ]図7は、図2のy方向から見た、本発明に係る電気
集塵機用ブラシの一実施の形態であるばね式ブラシ45
と、金属ネット13と、ばね式ブラシ取付治具65と、
ばね73と、取付板74とを表した上面図である。
【0036】ばね式ブラシ45の毛50は、10cm〜
20cmの長さを有することが好ましいが、適宜、拭き
落とす塵(ダスト)の大きさ、量によって適宜変化させ
てもよい。この毛50の長さは、ばね式ブラシ取付治具
65から金属ネット13の面までの長さである。毛50
は図2に示される金属ネット13のx方向の幅とほぼ同
定度の幅を有することが望ましい。毛50は、ステンレ
スなどの合金が好適である。例えば、毛50は、SUS
304などのステンレス製であることが好適である。毛
50の直径は0.05〜0.20mm程度が望ましい
が、拭き落とす塵(ダスト)の大きさ、量によって適宜
変化させてもよい。
【0037】毛50は、ばね73の弾性力で金属ネット
13の面と垂直に接触している。毛50が固定されてい
るばね式ブラシ取付治具65はばね73を介して、取付
板74につながっている。取付板74は電気集塵機の一
部(図に示さず)に固定されている。
【0038】下部ドラム12が回転すると、金属ネット
13も回転する。金属ネット13に付着した塵(ダス
ト)は、金属ネット13の面に自重によって接触してい
る毛50によって拭き落とされる。経時変化して、たと
え、毛50が変形しても、ばね74の弾性力によって、
取付板74の方にばね式ブラシ取付治具65が引き寄せ
られ、毛50は金属ネット13の面に押えつけられるの
で、常にばね式ブラシ45の毛50は金属ネット13の
面に接触することができる。よって、ばね式ブラシ45
は、常に金属ネット13に付着した塵(ダスト)を除去
することができる。なお、本実施の形態5では、金属ネ
ット13の外周面から毛50を接触させることによっ
て、塵(ダスト)を除去する形態に限定して記述した
が、ばね式ブラシ45を金属ネット13の内側に設け、
毛50を金属ネット13の内周面に接触させて塵(ダス
ト)を除去してもよい。
【0039】
【発明の効果】上記したところから明らかなように、本
発明による電気集塵機用ブラシによって、経時変化によ
ってたとえ電気集塵機用ブラシの毛が変形したとして
も、電気集塵機内の金属ネット等の塵払い落とし機能が
低下しにくいので、電気集塵機用ブラシのメンテナンス
費用を抑えることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電気集塵機用ブラシを設けた電気
集塵機の一形態を示した概略縦断面図である。
【図2】本発明に係る電気集塵機用ブラシによって、塵
が除去される集塵電極内の金属ネットの一形態を示した
斜視図である。
【図3】本発明に係る電気集塵機用ブラシの一実施の形
態を示した側面図である。
【図4】本発明に係る電気集塵機用ブラシの他の実施の
形態を示した側面図である。
【図5】本発明に係る電気集塵機用ブラシの他の実施の
形態を示した側面図である。
【図6】本発明に係る電気集塵機用ブラシの他の実施の
形態を示した側面図である。
【図7】本発明に係る電気集塵機用ブラシの他の実施の
形態を示した側面図である。
【図8】従来の電気集塵機用ブラシの一形態を示した側
面図である。
【符号の説明】
1 ハウジング 2 第1集塵室 3 第2集塵室 4 放電電極 5 集塵電極 6 第3集塵室 7 放電電極 8 集塵電極 9 ガス入口 10 ガス出口 11 上部ドラム 12 下部ドラム 13 金属ネット 14L、14R スプロケット 15L、15R スプロケット 16L、16R チェーン 17 支持ロッド 18 モータ 40 電気集塵機用ブラシ 41 長尺固定式ブラシ 42 垂直固定式ブラシ 43 自重式ブラシ 44 錘式ブラシ 45 ばね式ブラシ 50 毛 60 電気集塵機用ブラシ 61 長尺固定式ブラシ 62 垂直固定式ブラシ 63 自重式ブラシ 64 錘式ブラシ 65 ばね式ブラシ 70 ちょうつがい 71 板 72 錘 73 ばね 74 取付板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上田 泰稔 兵庫県高砂市荒井町新浜2丁目1番1号 三菱重工業株式会社高砂研究所内 (72)発明者 桝井 克修 兵庫県神戸市兵庫区和田崎町一丁目1番1 号 三菱重工業株式会社神戸造船所内 Fターム(参考) 4D054 BC08 BC28 DA05 DA11

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 塵を含むガスの流れ方向に直交して配設
    した放電電極と、 循環移動する無端状の金属ネットを該放電電極のガス流
    下流側に該放電電極に対向して配設してなる集塵電極
    と、 該金属ネットの面にほぼ垂直に接触する毛を有するブラ
    シと、 該ブラシを電気集塵機に固定するための取付治具とを含
    むことを特徴とする電気集塵機。
  2. 【請求項2】 塵を含むガスの流れ方向に直交して配設
    した放電電極と、 循環移動する無端状の金属ネットを該放電電極のガス流
    下流側に該放電電極に対向して配設してなる集塵電極
    と、 該金属ネットの面に接触する毛を有するブラシと、 該ブラシを回動可能に支持し、電気集塵機に固定するた
    めの取付治具とを含むことを特徴とする電気集塵機。
  3. 【請求項3】 塵を含むガスの流れ方向に直交して配設
    した放電電極と、 循環移動する無端状の金属ネットを該放電電極のガス流
    下流側に該放電電極に対向して配設してなる集塵電極
    と、 該金属ネットの面に斜めに接触する毛を有するブラシ
    と、 該ブラシを電気集塵機に固定するための取付治具と該毛
    の上部に設置された板と該板からつるされた錘とを含む
    電気集塵機。
  4. 【請求項4】 塵を含むガスの流れ方向に直交して配設
    した放電電極と、 循環移動する無端状の金属ネットを該放電電極のガス流
    下流側に該放電電極に対向して配設してなる集塵電極
    と、 該金属ネットの第一の面に接触する毛を有するブラシ
    と、 該ブラシを電気集塵機に固定するための取付治具と、 該金属ネットの第二の面に位置し、該電気集塵機に固定
    された取付板と、 該取付板と該取付治具とをつなぎ、該毛を該金属ネット
    の第一の面に常に接触するように押さえつけるような弾
    性力を有する弾性体とを含む電気集塵機。
  5. 【請求項5】 前記毛が、0.05〜0.20mmの直
    径を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに
    記載の電気集塵機。
  6. 【請求項6】 前記毛が、ステンレスを用いて形成され
    ていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載
    の電気集塵機。
  7. 【請求項7】 前記毛が、2〜8mmの厚さを有するよ
    うに束ねられていることを特徴とする請求項1〜6のい
    ずれかに記載の電気集塵機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100836346B1 (ko) * 2007-01-19 2008-06-09 엘지전자 주식회사 전기 집진 유닛 및 이를 구비하는 에어 컨디셔너
JP2011183297A (ja) * 2010-03-08 2011-09-22 Hitachi Plant Technologies Ltd 移動電極式電気集塵装置
JP2011230029A (ja) * 2010-04-26 2011-11-17 Hitachi Plant Technologies Ltd 移動電極式電気集塵装置
CN104646183A (zh) * 2015-02-06 2015-05-27 浙江天洁环境科技股份有限公司 一种移动极板除尘器用清灰装置
CN105080726A (zh) * 2015-09-01 2015-11-25 厦门理工学院 一种移动电极清灰装置及清灰方法

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