JP2007121460A - 帯電装置 - Google Patents

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伸吾 坂戸
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博幸 浜川
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美徳 堀内
Masayuki Fujishima
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Abstract

【課題】グリッドワイヤを備える帯電装置において、耐久性の向上と、画像品質の低下の防止とを達成すること。
【解決手段】グリッドワイヤ13には、放電生成物の吸着抑制材がコーティングされている。また、グリッドワイヤ13に付着した異物を静電気的に除去するブラシ32が設けられている。グリッドワイヤ13への放電生成物の吸着を抑制して、グリッドワイヤ13に錆などが生じることを防止する。また、グリッドワイヤ13に付着した異物を除去して、帯電ムラを防止する。ブラシ32は、異物を静電気的に除去するので、グリッドワイヤ13を強く擦って異物を除去する必要がなく、グリッドワイヤ13を傷つけることを防止できる。
【選択図】図2

Description

この発明は、電子写真方式を用いる画像形成装置に備えられる帯電装置に関する。
たとえば、電子写真方式を用いる複写機やプリンタやファクシミリなどの画像形成装置には、感光体ドラムを帯電するための帯電器が備えられている。帯電器は、通常、コロナ放電を行う放電ワイヤと、放電ワイヤと感光体ドラムとの間に配置されたグリッド電極とを含んでいる。グリッド電極は、適宜の電位のグリッド電圧が印加されることにより、放電ワイヤにより付与される電荷量を規制して感光体ドラムの表面における帯電電位を制御する。このようなグリッド電極には、タングステンなどにより形成されたグリッドワイヤ(たとえば、特許文献1参照)や、SUS材などの板金にエッチングなどによってパターン形成された板状グリッド(たとえば、特許文献2,3参照)がある。
特開平1−231072号公報 特開平11−40316号公報 特開2001−166569号公報
近年、画像形成装置には、印字速度の高速化や、耐久性の向上が求められている。グリッドワイヤを用いた帯電器において、印字速度の高速化のために、感光体ドラムの帯電に必要な時間を短縮すべく、ワイヤへの電流を高くすることが考えられる。しかしながら、この場合、放電ワイヤの放電に伴い生じる放電生成物(酸化物)が、グリッドワイヤ上に多く付着してしまう。放電生成物の付着は、グリッドワイヤの錆の原因となり、耐久性の点から好ましくない。
そこで、ワイヤ上の放電生成物を清掃部材で掻き落とすことが考えられる。しかしながら、放電生成物を掻き落とすためには、清掃部材をワイヤに強く擦りつける必要があり、ワイヤ削れが発生して耐久性の点から好ましくない。
また、通常、帯電器には、放電ワイヤやグリッドワイヤが収容されるケース内に風を吹き付けることにより、ケース内に発生した放電生成物やオゾン、およびケース内に入ってきたトナーをケース外に排出するようにしている。これにより、ケース内の放電生成物は低減されるが、ケース内に風が吹き付けられていることにより、埃がグリッドワイヤに付着してしまう。その結果、グリッドワイヤに帯電ムラが生じてしまい、感光体ドラムの一様な帯電を妨げ、画像品質の低下を招いてしまう。
この発明は、かかる背景のもとでなされたもので、耐久性に優れた帯電装置を提供することを目的とする。
また、この発明の別の目的は、画像品質の低下を防止することのできる帯電装置を提供することにある。
上記の目的を達成するための請求項1記載の発明は、放電生成物の吸着抑制材がコーティングされたグリッドワイヤ(13)を備え、像担持体(1)を帯電させるための帯電手段と、グリッドワイヤ(13)に付着した異物を静電気的に除去する清掃手段(14)と、を有していることを特徴とする帯電装置(2)である。
なお、括弧内の英数字は、後述の実施形態における対応構成要素などを表す。以下、この項において同じ。
この構成によれば、グリッドワイヤへの放電生成物の吸着を抑制でき、グリッドワイヤに錆などが生じることを防止できる。したがって、グリッドワイヤの耐久性の向上を通じて装置の耐久性を向上することができる。また、グリッドワイヤに付着した埃などの異物を清掃手段で除去することにより、グリッドワイヤに帯電ムラが生じることを防止でき、像担持体の帯電が妨げされることを防止できる。その結果、画像品質の低下を防止することができる。しかも、清掃手段は、異物を静電気的に除去するので、グリッドワイヤを強く擦って異物を除去する必要がなく、グリッドワイヤを傷つけることを防止できる。
請求項2記載の発明は、上記吸着抑制材は、金、白金、イリジウム、ロジウム、ルテニウム、およびパラジウムの少なくとも1つを含んでいることを特徴とする請求項1記載の帯電装置(2)である。この構成によれば、放電生成物の吸着を良好に抑制することができ、帯電ムラをより確実に防止することができる。
請求項3記載の発明は、上記清掃手段(14)は、グリッドワイヤ(13)に摺接移動するブラシ(32)と、ブラシ(32)と摩擦接触して当該ブラシ(32)に静電気を帯電させるための帯電部材(47)と、を含んでいることを特徴とする請求項1または2記載の帯電装置(2)である。この構成によれば、ブラシと帯電部材とを擦り合わせるという簡易な構成により、ブラシに静電気を帯電させることができる。
請求項4記載の発明は、上記グリッドワイヤ(13)から清掃手段(14)が除去した異物を回収する回収手段をさらに有していることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の帯電装置(2)である。この構成によれば、清掃手段によって除去された異物が再びグリッドワイヤに付着してしまうことを防止できる。
以下には、図面を参照して、この発明の実施形態について具体的に説明する。
図1は、この発明の一実施形態にかかる帯電装置を備える画像形成装置の要部の概略構成を示す図解的な側面図である。この画像形成装置は、たとえば、複写機や、プリンタや、ファクシミリであり、電子写真方式を用いて画像データに基づく画像を用紙に形成するようになっている。
図1を参照して、画像形成装置100は、感光体ドラム1(像担持体)を備えており、感光体ドラム1のまわりに、主帯電用のスコロトロンタイプの帯電装置2(帯電手段)と、現像装置3と、ドラムクリーニング装置4とが設けられている。また、用紙の搬送方向における感光体ドラム1の下流側には、定着装置5が設けられ、感光体ドラム1と定着装置5との間には、転写・搬送装置6が設けられている。
感光体ドラム1は、表面にアモルファスシリコンの感光体層を有しており、直径が、80mm程度とされている。感光体ドラム1の回転駆動時の表面の回転速度(周速)は、400mm/s程度とされている。
上記の構成により、帯電装置2で一様に帯電された後の感光体ドラム1に、画像データに基づく静電潜像が形成され、この静電潜像は現像装置3で現像されてトナー像となる。トナー像は、転写ベルト8と対向する部分で用紙に転写され、定着装置5で定着される。感光体ドラム1の残留トナーは、クリーニング装置4で除去される。
図2は、帯電装置2の要部の縦断面図である。図2を参照して、帯電装置2は、感光体ドラム1の表面に対する帯電域を大きくするために、実質的に2台の帯電器を一体化させた構成にしている。
具体的には、放電用の開口部が下面に形成された箱型のシールドケース10に、このシールドケース10を幅方向(感光体ドラム1の周方向)で二分する中間シールドプレート11が設けられている。シールドケース10内は、送風用のファン(図示せず)からの風が吹き抜けるようになっており、これにより、シールドケース10内で発生した放電生成物、オゾン、および現像装置3から飛散してきたトナーなどを、ケースの外に排出するようになっている。
二分された各シールドケース部分10a,10a内には、シールドケース10の長手方向(感光体ドラム1の軸方向。図2の紙面に垂直な方向)に沿う放電ワイヤ12が張設されている。また、シールドケース10の下側の放電用開口部には、シールドケース10の長手方向に沿って複数本のグリッドワイヤ13が張設されている。
各グリッドワイヤ13は、感光体ドラム1の周方向に略等間隔に配置されている。これらのグリッドワイヤ13は、電源(図示せず)から適宜の電位のグリッド電圧が印加されることにより、放電ワイヤ12により付与される電荷量を規制して、感光体ドラム1の表面における帯電電位を制御する。
各グリッドワイヤ13は、タングステンなどにより形成されており、その表面には、放電に伴い発生する放電生成物の吸着を抑制するための、吸着抑制材がコーティングされている。この吸着抑制材として、金、白金、イリジウム、ロジウム、ルテニウム、およびパラジウムを例示することができる。本実施の形態では、各グリッドワイヤ13の表面に、金メッキが施されている。
図3は、帯電装置2に備えられるワイヤ清掃装置14の要部の分解斜視図である。図2および図3を参照して、ワイヤ清掃装置14は、放電ワイヤ12およびグリッドワイヤ13を清掃するために設けられている。ワイヤ清掃装置14は、一対のスライダ18,18を有している。これらのスライダ18は、ワイヤ張設方向Xに移動可能となっている。
具体的には、各シールドケース部分10aの天板15に、ワイヤ張設方向Xに長い長孔16が形成されており、この長孔16の短手方向の両側にある天板15の部分が、ガイドレール17,17とされている。各シールドケース部分10a,10aのガイドレール17,17にスライダ18が保持され、ワイヤ張設方向Xに往復移動可能となっている。
以下では、一方のスライダ18側に関する構成と、他方のスライダ18側に関する構成のうち、互いに同様のものについては、一方のスライダ18側についてのみ説明する。
スライダ18には、ワイヤ張設方向Xに直交する直交方向Cに軸線を有する一対の軸受部19,19が設けられている。軸受部19,19の上方には、直交方向Cの外方に突出する一対のストッパ部材20,20が設けられている。また、スライダ18には、当該スライダ18を上下方向に貫通する貫通部22が形成されている。この貫通部22の周囲のうち、ワイヤ張設方向Xの両側部分に、ストッパ21a,21b(図4参照)が設けられている。
再び図2および図3を参照して、スライダ18は、操作部材26を保持している。操作部材26は、全体が一体的に形成された部材であり、上下方向に延びて貫通部22を挿通するレバー23と、レバー23の下方に設けられて直交方向Cに相対向する一対のブラケット24,24と、レバー23と一対のブラケット24,24との間に配置されて直交方向Cに延びる軸体25とを有している。
軸体25の両端部は、対応する軸受部19に回動自在に支持されている。一対のブラケット24,24には、保持部材28が取り付けられている。保持部材28は、ワイヤ張設方向Xに見て、コの字状をしており、コの字の底部の上方に、放電ワイヤ12を清掃するための清掃部材27を保持している。
感光体ドラム1の周方向に沿って湾曲して円弧状をなす湾曲部材29と、湾曲部材29の両端に設けられた脚体30とを有し、全体として門型をなす保持具31が設けられている。湾曲部材29の下面には、グリッドワイヤ13を清掃するための清掃部材としてのブラシ32が設けられている。各脚体30は、直交方向Cに見た形状が、上下方向に対して斜めに延びた形状となっている。
各脚体30の先端部には、軸孔33が形成されている。一方の軸孔33には、一方の操作部材26の軸体25の一端部(外側の端部)が回動自在に嵌められており、他方の軸孔33には、他方の操作部材26の軸体25の一端部(外側の端部)が回動自在に嵌められている。一対のスライダ18,18は、一対の脚体30に弾力的に挟まれており、互いに接近する方向に付勢されている。
各脚体30の先端部には、スライダ18の対応するストッパ部材20に当接可能な当たり部34が設けられている。各脚体30の長手方向の中間部には、操作部材26のブラケット24に当接可能なストッパ部35が設けられている。各脚体30の基端部には、直交方向Cの外側に突出し、後述するカム43と係合可能なカムフォロア36が設けられている。
スライダ18、操作部材26、保持部材28および保持具31は、駆動手段37によってワイヤ張設方向Xに往復移動されるようになっている。これらの部材がワイヤ張設方向Xに移動される際、清掃部材27およびブラシ32は、姿勢が変更するようになっている。
駆動手段37は、シールドケース10の上方に配置されてワイヤ張設方向Xに延びる入力軸としてのねじ軸39と、ねじ軸39に螺合する出力部材としてのナット部材40と、ナット部材40に設けられて直交方向Cの両側に延びる係止部41,42と、を有している。ねじ軸39は、回転機構38によって回転駆動されるようになっており、これに伴い、ナット部材40がワイヤ張設方向Xに沿って移動する。
係止部41,42は、ワイヤ張設方向Xに沿って並んでおり、これらの係止部41,42間に各操作部材26のレバー23の先端が挿通されている。レバー23の先端は、これらの係止部41,42に択一的に係止可能となっている。
図4に示すように、清掃部材27およびブラシ32が、放電ワイヤ12およびグリッドワイヤ13の清掃を行わない待機状態のとき、これら清掃部材27およびブラシ32は、シールドケース10の長手方向の一端の格納空間Dに格納されて、上記各ワイヤ12,13に当接しないようになっている。
具体的には、シールドケース部分10aの一端部の下端の内側面に設けられた傾斜面43aを含むカム43に、保持具31のカムフォロア36が乗り上がっている。これにより、ブラシ32は、グリッドワイヤ13との当接を解除された清掃解除姿勢になっている。
このとき、係止体41は、操作部材26のレバー23に係止し、当該レバー23がストッパ21bに当接している。これにより、放電ワイヤ12用の清掃部材27が清掃解除姿勢に保たれており、放電ワイヤ12と係合していない。
図5は、図4のブラシ32およびその周辺の要部の拡大図である。図4および図5を参照して、ブラシ32は、多数本の微細な毛45を有しており、これらの毛45がグリッドワイヤ13に摺接するようになっている。毛45は、たとえば、PTFE(Poly Tetra Fluoro Ethylene)などの、実質的に導電性を有しない材料(絶縁体)からなる。
カム43の傾斜面43aのうち、待機状態におけるブラシ32に対向する部分には、凹部46が形成されており、この凹部46に帯電部材47が嵌められている。この帯電部材47は、たとえば、ナイロン樹脂からなり、待機状態におけるブラシ32に接触している。帯電部材47とブラシ32との摩擦接触により、ブラシ32に静電気が帯電する。
また、待機状態において、グリッドワイヤ13からブラシ32が除去した埃などの異物を回収できるようになっている。具体的には、湾曲部材29、および湾曲部材29に保持されてブラシ32の毛45を固定するベース48のそれぞれが、導電性を有する材料によって構成されており、湾曲部材29に電源50が接続されている。電源50から湾曲部材29を介してベース48に電圧が印加されることで、毛45に付着した異物が除去される。このとき印加される電圧は、グリッドワイヤ13に印加される電圧と逆の極性を有している。
放電ワイヤ12およびグリッドワイヤ13の清掃は、以下のようにして行われる。すなわち、まず、待機状態において、ねじ軸39をその軸線回りに小刻みに往復運動させて、ナット部材40をワイヤ張設方向Xに振動させて、レバー23を軸体25回りに往復運動させる。
これにより、ブラケット24が保持具31のストッパ部35に当接した状態と、この当接が解除された状態とが繰り返されて、保持具31が軸体25回りに往復運動する。これにより、図5および図6に示すように、ブラシ32の毛45が帯電部材47に対して白抜き矢符方向に振動して摩擦が生じ、静電気が帯電する。
ブラシ32に静電気が帯電されると、図7に示すように、ワイヤ清掃装置14のねじ軸39を一方向に回転駆動して、ねじ部材40をX方向の一方X1に往動運動(前進)させる。これにより、係止体42が、操作部材26のレバー23に係合し、レバー23がストッパ21aに当接するまで、操作部材26が軸体25回りを回動する。このレバー23の回動に伴って、放電ワイヤ12用の清掃部材27がワイヤ清掃姿勢になり、放電ワイヤ12に当接する。
このとき、ブラケット24がストッパ部35に当接して、保持具31をその自重に抗して持ち上げることで、ブラシ32が、清掃解除姿勢になる。したがって、ねじ部材40の移動に伴ってスライダ18がX方向の一方X1にスライドすることで、放電ワイヤ12およびグリッドワイヤ13のうち、放電ワイヤ12のみが清掃されることになる。
スライダ18がX方向の一方X1への前進を終えると、ねじ軸39が反対方向に回転駆動されて、図8に示すように、ねじ部材40がX方向の他方X2への復動運動(後進)を開始する。これにより、係止体41が、操作部材26のレバー23に係合して、レバー23がストッパー21bに当接するまで、操作部材26が軸体25回りを回動する。このレバー23の回動に伴って、放電ワイヤ12用の清掃部材27が清掃解除姿勢に切り換わって放電ワイヤ12との係合を解除される。
このとき、ブラケット24とストッパ部35との係合が解除され、かつ、保持具31が軸体25の回りを自重によって回動することで、ブラシ32が、ワイヤ清掃姿勢に切り換わり、グリッドワイヤ13に摺接する。なお、このときの保持具31の回動量を所定量に規制することで、ブラシ32をグリッドワイヤ32に非接触に近接させるようにしてもよい。
ねじ部材40の復動運動に伴って、スライダ18がX方向の他方X2にスライドすることで、今度は、放電ワイヤ12およびグリッドワイヤ13のうち、グリッドワイヤ13のみが清掃されることになる。このとき、ブラシ32に静電気が帯電されていることにより、グリッドワイヤ13に付着した異物は、ブラシ32によって静電気的に除去される。
そして、後進運動の終端部では、図4に示すように、カム43に保持具31のカムフォロワ36が乗り上がる。これにより、ブラシ32は、軸体25の回りを回動してグリッドワイヤ13との当接を解除され、清掃解除姿勢に切り換わる。
すなわち、清掃完了の状態では、清掃部材27、ブラシ32の何れもが清掃解除姿勢になって待機状態に戻る。待機状態に戻ると、図5に示すように、電源50は、湾曲部材29を介してブラシ32のベース48に電圧を印加する。このときに印加される電圧の電位は、グリッドワイヤ13に印加される電圧の電位と逆になっている。これにより、ブラシ32に付着した異物がブラシ32から回収される。
以上説明したように、この実施形態によれば、グリッドワイヤ13に放電生成物の吸着抑制材をコーティングしていることにより、グリッドワイヤ13への放電生成物の吸着を抑制でき、グリッドワイヤ13に錆などが生じることを防止できる。したがって、グリッドワイヤ13の耐久性の向上を通じて帯電装置2の耐久性を向上することができる。
また、グリッドワイヤ13に付着した埃などの異物を、ブラシ32で除去することにより、グリッドワイヤ13に帯電ムラが生じることを防止でき、感光体ドラム1の帯電が妨げされることを防止できる。その結果、画像品質の低下を防止することができる。しかも、ブラシ32は、異物を静電気的に除去するので、グリッドワイヤ13を強く擦って異物を除去する必要がなく、グリッドワイヤ13を傷つけることを防止できる。
さらに、グリッドワイヤ13にコーティングされる吸着抑制材を、金、白金、イリジウム、ロジウム、ルテニウム、およびパラジウムの少なくとも1つを含むようにしていることにより、放電生成物の吸着を良好に抑制することができ、帯電ムラをより確実に防止することができる。
また、ブラシ32の毛45と、帯電部材47とを擦り合わせるという簡易な構成により、ブラシ32の毛45に静電気を容易に帯電させることができる。
さらに、グリッドワイヤ13からブラシ32が除去した異物を、ブラシ32のベース48に電圧を印加することで、回収するようになっている。これにより、ブラシ32によって除去された異物が、再びグリッドワイヤ13に付着してしまうことを防止できる。
この発明は、以上の実施形態の内容に限定されるものではなく、請求項記載の範囲内において種々の変更が可能である。たとえば、ブラシ32を機械的に擦ることにより、ブラシ32に付着した異物を回収するようにしてもよい。
この発明の一実施形態にかかる帯電装置を備える画像形成装置の要部の概略構成を示す図解的な側面図である。 帯電装置の要部の縦断面図である。 ワイヤ清掃装置の要部の分解斜視図である。 帯電装置の要部の一部断面側面図であり、放電ワイヤの清掃部材とグリッドワイヤの清掃部材とを清掃解除姿勢に切り換えた状態を示している。 ブラシおよびその周辺の要部の拡大図である。 ブラシおよびその周辺の要部の拡大図である。 放電ワイヤ清掃部材のみをワイヤ清掃姿勢に切り換えた状態を示している。 ブラシのみをワイヤ清掃姿勢に切り換えた状態を示している。
符号の説明
1 感光体ドラム(像担持体)
2 帯電装置
13 グリッドワイヤ
14 ワイヤ清掃装置(清掃手段)
32 ブラシ
47 帯電部材

Claims (4)

  1. 放電生成物の吸着抑制材がコーティングされたグリッドワイヤを備え、像担持体を帯電させるための帯電手段と、
    グリッドワイヤに付着した異物を静電気的に除去する清掃手段と、
    を有していることを特徴とする帯電装置。
  2. 上記吸着抑制材は、金、白金、イリジウム、ロジウム、ルテニウム、およびパラジウムの少なくとも1つを含んでいることを特徴とする請求項1記載の帯電装置。
  3. 上記清掃手段は、グリッドワイヤに摺接移動するブラシと、ブラシと摩擦接触して当該ブラシに静電気を帯電させるための帯電部材と、を含んでいることを特徴とする請求項1または2記載の帯電装置。
  4. 上記グリッドワイヤから清掃手段が除去した異物を回収する回収手段をさらに有していることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の帯電装置。

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