JPH10207191A - 帯電器のワイヤ清掃装置 - Google Patents

帯電器のワイヤ清掃装置

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JPH10207191A
JPH10207191A JP1990797A JP1990797A JPH10207191A JP H10207191 A JPH10207191 A JP H10207191A JP 1990797 A JP1990797 A JP 1990797A JP 1990797 A JP1990797 A JP 1990797A JP H10207191 A JPH10207191 A JP H10207191A
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JP
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wire
cleaning
shield case
wire cleaning
posture
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JP1990797A
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English (en)
Inventor
Yasuhiro Matsuo
恭宏 松尾
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Kyocera Mita Industrial Co Ltd
Original Assignee
Mita Industrial Co Ltd
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  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 帯電域を大きくすることが、コストダウンを
図りつつ省スペース化の下で達成され、しかも、ワイヤ
の清掃が、スライダーのスライド動作を安定化させて行
わせられるようにする。 【解決手段】 シールドケース10に中間シールドプレ
ート11を設け、各シールドケース部分11aの底部相
当面板15に形成したガイドレール17,17には、往
復移動可能にスライダー18,18を保持させ、この一
対の各スライダーに放電ワイヤ12の清掃部材27を且
つ一対のスライダーにわたってはグリッドワイヤ13…
の清掃部材32を、それぞれワイヤ清掃姿勢Aと清掃解
除姿勢Bとに切り換え可能に設け、更に、往復移動に伴
ってワイヤ清掃部材27,32を姿勢変更させてスライ
ドさせる駆動手段37と、上記一対のスライダーを互い
に接近させる付勢部材31とを備えさせている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、静電写真複写機や
ファクシミリ、プリンターなどの画像形成装置に装備さ
れる帯電器のワイヤ清掃装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば静電写真複写機において、ドラム
表面に対する主帯電や、画像記録用紙に対するトナー画
像の転写、ドラム表面からの用紙分離、ドラム表面の残
留電荷の除電などのために、感光体ドラムのまわりに帯
電器が配置される。
【0003】この内の例えば主帯電用の帯電器として、
放電用の開口部が形成されたシールドケースに、シール
ドケースの長手方向に沿わせて放電ワイヤを張設し、か
つ、シールドケースの放電用開口部に、シールドケース
の長手方向に沿わせて複数本のグリッドワイヤを張設し
た所謂スコロトロンタイプの帯電器がある。この他に、
放電用の開口部が形成されたシールドケースに、シール
ドケースの長手方向に沿わせて放電ワイヤのみを張設し
たタイプの帯電器もある。
【0004】これら何れのタイプの帯電器にあっても、
ワイヤに対するトナーや紙粉などの付着に起因して、適
正なコロナ放電が得られなくなる不都合を解消するため
に、ワイヤ清掃装置が備えられている。
【0005】この内のスコロトロンタイプの帯電器とそ
のワイヤ清掃装置の一例を、図8に示している。この図
8において、図中の51がスコロトロンタイプの帯電器
で、放電用の開口部が形成されたシールドケース52の
幅方向中間部に放電ワイヤ53を、かつ、シールドケー
ス52の開口部に複数本のグリッドワイヤ54…を、そ
れぞれシールドケース52の長手方向に沿わせて張設し
ている。
【0006】55は放電ワイヤ53に相対峙するシール
ドケース52の底部相当面板56に形成された長孔で、
長孔両側の面板部分をガイドレールにしてスライド可能
にスライダ56,56が保持されている。このスライダ
56には、軸体57まわりで所定の範囲にわたってワイ
ヤ張設方向に回動可能なレバー58が枢着されており、
かつ、このレバー58には、レバー58の正逆の回動に
伴って、一方がワイヤ清掃姿勢Aにあるときに他方が清
掃解除姿勢Bに切り換えられるワイヤ清掃部材59,6
0が連係されている。
【0007】そして、所定の範囲にわたるレバー58の
回動後において、このレバー58に更なる回動の外力が
付与されると、その外力でスライダ56がワイヤ張設方
向にスライドし、ワイヤ清掃部材59,60によって放
電ワイヤ53とグリッドワイヤ54…とが択一的に清掃
されるようになっている。
【0008】図示はしないが、上記構成の帯電器51と
ワイヤ清掃装置61の内、グリッドワイヤ54と、この
ワイヤ54の清掃部材60とを省略することで、放電ワ
イヤのみをシールドケースに張設するタイプの帯電器
と、それのワイヤ清掃装置とが構成されるのである。
【0009】ところで、従来では、ドラム表面に対する
帯電域を大きくするために、図示したように、感光体ド
ラム62のまわりに2台の帯電器51,51を設置し
て、この2台の帯電器51,51のワイヤ清掃装置6
1,61を共通の駆動手段63で作動させるようにして
いる。
【0010】即ち、2台の帯電器51,51間に、回転
機構に連動連結されて正逆転駆動される螺旋軸64を設
け、この螺旋軸64に螺旋筒65を螺着すると共に、こ
の螺旋筒65の螺進方向の両側に連設した係止体67,
68間に前記レバー58,58を係入させて、独立した
二組のワイヤ清掃装置61,61を一組の駆動手段63
で共通に作動させるようにしている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記の構成
では、感光体ドラム62のまわりに広いスペースを要す
るだけでなく、2台の帯電器51,51間が帯電域外に
なる点で問題があり、加えて、二組のワイヤ清掃装置6
1,61のスライダ56,56が個々に独立してスライ
ドすることから、スライダ56が長孔55両側のガイド
レール間でガタつき易く、スライダ56,56が動作不
良に陥り易い問題もあった。
【0012】本発明は、実質的に帯電器の2台を用いな
がら、省スペース化を図った上で、帯電器間に帯電域を
形成できるようにし、しかも、ガタつきを伴わせない
で、スライダを安定的にスライドさせ得るようにするこ
とを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明によ
る帯電器のワイヤ清掃装置では、放電用の開口部が形成
されたシールドケースに、シールドケースを幅方向で二
分する中間シールドプレートを設け、二分された各シー
ルドケース部分に、シールドケースの長手方向に沿わせ
て放電ワイヤを張設し、シールドケースの放電用開口部
には、シールドケースの長手方向に沿わせて複数本のグ
リッドワイヤを張設する一方、シールドケース部分の底
部相当面板にワイヤ張設方向の長孔を形成し、この長孔
両側の面板部分をガイドレールにして往復移動可能にス
ライダを保持させると共に、この一対の各スライダに放
電ワイヤ清掃部材を、かつ、一対のスライダにわたって
グリッドワイヤ清掃部材を、それぞれワイヤ清掃姿勢と
清掃解除姿勢とに切り換え可能に設け、更に、往復移動
に伴って移動方向の切り換え時にワイヤ清掃部材を姿勢
変更させて、このワイヤ清掃部材をワイヤ張設方向にス
ライドさせる駆動手段と、一対のスライダを互いに接近
させる方向に付勢する付勢部材とを備えさせている。
【0014】かゝる構成によれば、スコロトロンタイプ
の帯電器において、それの実質的に2台を一体化させた
ことで、省スペース化と同時に、帯電器間をも帯電域に
形成することができるようになり、更に、一対のスライ
ダにわたって、実質的に2台の帯電器におけるグリッド
ワイヤの清掃部材を設けているので、部品点数の削減に
よるコストダウンが達成される。
【0015】加えて、二組のワイヤ清掃装置のスライダ
を互いに接近させるように付勢させたことで、この一対
のスライダが中央側のガイドレールを挟むようにしてス
ライドするようになることから、スライダの面板方向へ
のガタつきが生じ難くなり、スライダのスライド動作の
安定化を図ることができる。
【0016】請求項2記載の発明では、グリッドワイヤ
清掃部材の保持具を、弾性変形に伴って一対のスライダ
を接近方向に弾性的に挟み付ける門型に形成して、この
グリッドワイヤ清掃部材の保持具をスライダ接近用の付
勢部材に構成しているので、更なる部品点数の削減によ
るコストダウンが達成される。
【0017】請求項3記載の発明では、放電ワイヤ用と
グリッドワイヤ用の清掃部材を、一方がワイヤ清掃姿勢
にあるときに他方を清掃解除姿勢に切り換えさせるよう
に構成し、かつ、スライダの往復移動範囲終端への移動
に伴って、ワイヤ清掃姿勢にあるワイヤ清掃部材を清掃
解除姿勢に切り換えさせるように構成している。
【0018】この構成によれば、ワイヤの清掃に際し
て、ワイヤ清掃部材の何れか一方のみがワイヤ清掃姿勢
にあって、他方が清掃解除姿勢にあることから、駆動手
段に対する負荷が軽減される。また、スライダが往復移
動範囲の終端に移動した清掃完了の状態では、ワイヤ清
掃部材の何れもが清掃解除姿勢になることで、放電ワイ
ヤならびにグリッドワイヤが無負荷の張設状態に置かれ
ることになる。従って、予めワイヤを感光体ドラムと平
行になるように張設しておけば、清掃処理後は、ワイヤ
が感光体ドラムに対して常に平行になることから、感光
体ドラムの表面をドラムの回転軸線方向で均一に帯電さ
せることができる。
【0019】請求項4記載の発明では、放電用の開口部
が形成されたシールドケースに、シールドケースを幅方
向で二分する中間シールドプレートを設け、二分された
各シールドケース部分に、シールドケースの長手方向に
沿わせて放電ワイヤを張設する一方、シールドケース部
分の底部相当面板にワイヤ張設方向の長孔を形成し、こ
の長孔両側の面板部分をガイドレールにして往復移動可
能にスライダを保持させると共に、この各スライダに、
ワイヤ清掃姿勢と清掃解除姿勢とに切り換え可能にワイ
ヤ清掃部材を設け、更に、往復移動に伴って移動方向の
切り換え時にワイヤ清掃部材を姿勢変更させて、このワ
イヤ清掃部材をワイヤ張設方向にスライドさせる駆動手
段と、一対のスライダを互いに接近させる方向に付勢す
る付勢部材とを備えさせている。
【0020】この発明は、グリッドワイヤを備えず、放
電ワイヤのみを備えた帯電器を対象にしたもので、請求
項1記載の発明と同じように、実質的に2台のシールド
ケースを一体化させたことで、省スペース化と同時に、
実質的に2台の帯電器間に帯電域を形成することがで
き、更に、一対のスライダが中央側のガイドレールを挟
むようにしてスライドすることから、スライダのスライ
ド動作を安定させることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は静電写真複写機(画像形成
装置の一例)の作像部ならびに定着部の概略を示し、感
光体ドラム1のまわりに、主帯電用のスコロトロンタイ
プの帯電器2と、現像器3と、ドラムクリーニング装置
4とを配置すると共に、感光体ドラム1の下部側から定
着装置5にわたって転写・搬送装置6を設けている。図
中の7は、転写・搬送装置6の転写ベルト8を帯電させ
る帯電器であり、9はベルトクリーニング装置である。
【0022】上記のスコロトロンタイプの帯電器2は、
ドラム表面に対する帯電域を大きくするために、実質的
に2台の帯電器を一体化させた構成にしており、具体的
には図2に示すように、放電用の開口部が形成されたシ
ールドケース10に、このシールドケース10を幅方向
で二分する中間シールドプレート11を設け、二分され
た各シールドケース部分10aに、シールドケース10
の長手方向に沿わせて放電ワイヤ12を張設すると共
に、シールドケース10の放電用開口部に、シールドケ
ース10の長手方向に沿わせて複数本のグリッドワイヤ
13…を張設して成る。
【0023】上記の放電ワイヤ12,12ならびにグリ
ッドワイヤ13…のワイヤ清掃装置14は、次のように
構成されている。即ち、図3〜図5に示すように、各シ
ールドケース部分10aの底部相当面板15にワイヤ張
設方向の長孔16を形成し、この長孔16両側の面板部
分をガイドレール17,17にして往復移動可能にスラ
イダ18を保持させている。
【0024】上記のスライダ18には、軸線がワイヤ張
設方向に直交する方向の一対の軸支部19,19が設け
られ、かつ、軸支部19,19の外方にはストッパー部
材20,20が設けられ、更に、ワイヤ張設方向の両側
部分をストッパー21a,21bにする上下方向の貫通
部22が形成されている。そして、レバー23と一対の
ブラケット24,24とを軸体25に対して互いに逆向
きに連設した操作部材26を、その内のレバー23を貫
通部22に挿通させつつ、それの軸体25をスライダ1
8の軸支部19,19に枢着し、かつ、一対のブラケッ
ト24,24にわたっては、放電ワイヤ12の清掃部材
27を備えたコの字状部材28を嵌着保持させている。
【0025】更に、湾曲部材29の両側に一対の脚体3
0,30を内向き傾斜に連設した門型保持具31に対し
て、それの湾曲部材30にグリッドワイヤ13…の清掃
部材32を設けて、この保持具31を撓み変形させつ
つ、それの脚体遊端側の軸孔33を、一対の操作部材2
6,26の軸体25,25の外側に嵌め込んで、このグ
リッドワイヤ清掃部材32の保持具を31を付勢部材に
利用して、一対のスライダ18,18を互いに接近させ
る方向に付勢させるようにしている。
【0026】図中の34はスライダ18のストッパー部
材20に対する当たり部材、35は操作部材26のブラ
ケット24に対するストッパー部材、36はカムフォロ
アである。37は清掃部材27,32を姿勢変更させて
ワイヤ張設方向にスライドさせる駆動手段で、回転機構
38に連動連結された螺旋軸39を、ワイヤ張設方向に
沿わせてシールドケース部分10a,10a間のケース
外に配設し、この螺旋軸39に螺旋筒40を螺着すると
共に、前記操作部材26,26のレバー23,23に係
止する係止体41,42を、螺旋筒40の螺進方向両側
に連設して成る。
【0027】かゝる構成のワイヤ清掃装置14におい
て、図4に示すように、螺旋筒40をX方向に往動螺進
させると、螺進方向後方の係止体42が操作部材26の
レバー23に係止し、レバー23がストッパー21aに
当接するまで操作部材26が軸体25まわりで回動す
る。このレバー23の回動に伴って、放電ワイヤ12用
の清掃部材27がワイヤ清掃姿勢Aに切り換えられると
共に、この姿勢切り換え時にブラケット24がストッパ
ー部材35に当接して、自重に抗して保持具(付勢部
材)31を持ち上げることで、グリッドワイヤ13…用
の清掃部材32が清掃解除姿勢Bに切り換えられる。爾
後は、螺旋筒40の往動螺進に伴ってスライダ18がX
方向にスライドすることで、放電ワイヤ12のみが清掃
されることになる。
【0028】図5に示すように、螺旋筒40がY方向へ
の復動螺進を開始すると、螺進方向後方の係止体41が
操作部材26のレバー23に係止して、レバー23がス
トッパー21bに当接するまで操作部材26が軸体25
まわりで回動する。このレバー23の回動に伴って、放
電ワイヤ12用の清掃部材27が清掃解除姿勢Bに切り
換えられ、かつ、この姿勢切り換え時にブラケット24
がストッパー部材35から離間し、かつ、保持具(付勢
部材)31が自重で回動することで、グリッドワイヤ1
3…用の清掃部材32がワイヤ清掃姿勢Aに切り換えら
れる。爾後は、螺旋筒40の復動螺進に伴ってスライダ
18がY方向にスライドすることで、今度はグリッドワ
イヤ13…のみが清掃されることになる。
【0029】そして、復動螺進の終端部では、図2およ
び図6に示したように、シールドケース部分10aの内
側面部に形成したカム43に、保持具(付勢部材)31
に連設のカムフォロア36が乗り上げて、グリッドワイ
ヤ13…用の清掃部材32も清掃解除姿勢Bに切り換え
られるのであり、即ち、清掃完了の状態では、ワイヤ清
掃部材27,32の何れもが清掃解除姿勢Bになって、
放電ワイヤ12ならびにグリッドワイヤ13…が無負荷
の張設状態に置かれることになり、従って、予め放電ワ
イヤ12,12ならびにグリッドワイヤ13…を感光体
ドラム1と平行になるように張設しておけば、清掃処理
後は、ワイヤ12,12、13…が感光体ドラム1に対
して常に平行になることから、感光体ドラム1の表面を
ドラムの回転軸線方向で均一に帯電させることができ
る。
【0030】上記の実施形態では、スコロトロンタイプ
の帯電器2を対象にしているが、その内のグリッドワイ
ヤ13…と、グリッドワイヤ清掃部材32の保持具31
とを省略することで、図7に示したように、放電ワイヤ
12,12のみをシールドケース10に張設するタイプ
の帯電器2と、それのワイヤ清掃装置14が構成され
る。
【0031】かゝる構成のワイヤ清掃装置14におい
て、それの一対のスライダ18,18を互いに接近させ
るために、別途、付勢部材44を設けている。この付勢
部材44として、両スライダ18,18にわたる板状部
材44aの両側に、遊端側を内向きに傾斜させた一対の
脚体44a,44aを連設したものを用いており、脚体
44a,44aを外開きにするように付勢部材44を弾
性的に撓み変形させて、これの脚体44a,44aをス
ライダ18,18に形成の孔部aに係入させることで、
一対のスライダ18,18を互いに接近させるようにし
ている。
【0032】尚、図2に示したスコロトロンタイプの帯
電器2のワイヤ清掃装置14において、グリッドワイヤ
清掃部材32の保持具31をスライダ接近用の付勢部材
に構成して、部品点数の削減によるコストダウンを図っ
ているが、保持具31にはスライダ接近用の付勢機能を
有せしめずに、別途、図7に示したようなスライダ接近
用の付勢部材44を設けるようにしてもよい。
【0033】また、上記の実施形態では、ワイヤ清掃装
置14を主帯電用の帯電器2に適用して説明したが、そ
の他の帯電器、例えばトナー画像の転写用帯電器7や、
図1に示した作像部には装備させていないが、ドラム表
面からの用紙分離用の帯電器やドラム表面の残留電荷除
去用の帯電器などにも適用可能である。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、スコロトロンタイプの帯電器において、帯
電域を大きくすることが、コストダウンを図りつつ省ス
ペース化の下で達成され、加えて、ワイヤ清掃装置にお
いて、それの一対のスライダを中央側のガイドレールを
挟むようにしてスライドさせるようにしたことで、スラ
イダの面板方向へのガタつきが生じ難くなり、スライダ
のスライド動作を安定化させることができる。
【0035】請求項2記載の発明では、グリッドワイヤ
清掃部材の保持具をスライダ接近用の付勢部材に構成し
ているので、更なるコストダウンが達成され、請求項3
記載の発明では、ワイヤ清掃部材の何れか一方のみをワ
イヤ清掃姿勢にし、他方を清掃解除姿勢にあることか
ら、駆動手段に対する負荷が軽減される。また、清掃完
了の状態では、何れのワイヤ清掃部材をも清掃解除姿勢
にするので、予めワイヤを感光体ドラムと平行になるよ
うに張設しておけば、清掃処理後は、ワイヤが感光体ド
ラムに対して常に平行になることから、感光体ドラムの
表面をドラムの回転軸線方向で均一に帯電させることが
できる。
【0036】請求項4記載の発明では、グリッドワイヤ
を備えず、放電ワイヤのみを備えた帯電器を対象にし
て、それの帯電域を大きくすることが省スペース化の下
で達成され、かつ、スライダのスライド動作も安定化さ
せることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】静電写真複写機の作像部と定着部の概略縦断側
面図である。
【図2】スコロトロンタイプの帯電器とワイヤ清掃装置
の断面図である。
【図3】一方のスライダに組み込まれるワイヤ清掃装置
の分解斜視図である。
【図4】放電ワイヤ清掃部材のみをワイヤ清掃姿勢に切
り換えたワイヤ清掃状態の説明図である。
【図5】グリッドワイヤ清掃部材のみをワイヤ清掃姿勢
に切り換えたワイヤ清掃状態の説明図である。
【図6】放電ワイヤ清掃部材とグリッドワイヤ清掃部材
とを清掃解除姿勢に切り換えた清掃完了の状態を示す説
明図である。
【図7】放電ワイヤのみを備えた帯電器とワイヤ清掃装
置の断面図である。
【図8】帯電域の拡大を図る従来例の帯電器とワイヤ清
掃装置の断面図である。
【符号の説明】
10…シールドケース、10a…シールドケース部分、
11…中間シールドプレート、12…放電ワイヤ、13
…グリッドワイヤ、17…ガイドレール、18…スライ
ダ、27…放電ワイヤ清掃部材、31…グリッドワイヤ
清掃部材の保持具(付勢部材)、32…グリッドワイヤ
清掃部材、37…駆動手段、44…付勢部材、A…ワイ
ヤ清掃姿勢、B…清掃解除姿勢。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放電用の開口部が形成されたシールドケ
    ースに、シールドケースを幅方向で二分する中間シール
    ドプレートを設け、二分された各シールドケース部分
    に、シールドケースの長手方向に沿わせて放電ワイヤを
    張設し、シールドケースの放電用開口部には、シールド
    ケースの長手方向に沿わせて複数本のグリッドワイヤを
    張設する一方、シールドケース部分の底部相当面板にワ
    イヤ張設方向の長孔を形成し、この長孔両側の面板部分
    をガイドレールにして往復移動可能にスライダを保持さ
    せると共に、この一対の各スライダに放電ワイヤ清掃部
    材を、かつ、一対のスライダにわたってグリッドワイヤ
    清掃部材を、それぞれワイヤ清掃姿勢と清掃解除姿勢と
    に切り換え可能に設け、更に、往復移動に伴って移動方
    向の切り換え時にワイヤ清掃部材を姿勢変更させて、こ
    のワイヤ清掃部材をワイヤ張設方向にスライドさせる駆
    動手段と、一対のスライダを互いに接近させる方向に付
    勢する付勢部材とを備えて成る帯電器のワイヤ清掃装
    置。
  2. 【請求項2】 グリッドワイヤ清掃部材の保持具を、弾
    性変形に伴って一対のスライダを接近方向に弾性的に挟
    み付ける門型に形成して、このグリッドワイヤ清掃部材
    の保持具をスライダ接近用の付勢部材に構成してある請
    求項1記載のワイヤ清掃装置。
  3. 【請求項3】 放電ワイヤ用とグリッドワイヤ用の清掃
    部材を、一方がワイヤ清掃姿勢にあるときに他方を清掃
    解除姿勢に切り換えさせるように構成し、かつ、前記ス
    ライダの往復移動範囲終端への移動に伴って、ワイヤ清
    掃姿勢にあるワイヤ清掃部材を清掃解除姿勢に切り換え
    させるように構成してある請求項1記載のワイヤ清掃装
    置。
  4. 【請求項4】 放電用の開口部が形成されたシールドケ
    ースに、シールドケースを幅方向で二分する中間シール
    ドプレートを設け、二分された各シールドケース部分
    に、シールドケースの長手方向に沿わせて放電ワイヤを
    張設する一方、シールドケース部分の底部相当面板にワ
    イヤ張設方向の長孔を形成し、この長孔両側の面板部分
    をガイドレールにして往復移動可能にスライダを保持さ
    せると共に、この各スライダに、ワイヤ清掃姿勢と清掃
    解除姿勢とに切り換え可能にワイヤ清掃部材を設け、更
    に、往復移動に伴って移動方向の切り換え時にワイヤ清
    掃部材を姿勢変更させて、このワイヤ清掃部材をワイヤ
    張設方向にスライドさせる駆動手段と、一対のスライダ
    を互いに接近させる方向に付勢する付勢部材とを備えて
    成る帯電器のワイヤ清掃装置。
JP1990797A 1997-01-18 1997-01-18 帯電器のワイヤ清掃装置 Pending JPH10207191A (ja)

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