JP4067430B2 - 帯電器の清掃装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、デジタル複写機、ファクシミリ、プリンター等の画像形成装置に用いられる帯電器の清掃装置であって、帯電器が有する放電用ワイヤを清掃する清掃部材を有する帯電器の清掃装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図13は、一般に用いられているデジタル複写機、ファクシミリ、プリンター等の画像形成装置における画像形成装置本体内の主要部の構成を概略的に示す正面図である。当該主要部は、一方向(図中の矢印方向)に回転する感光体ドラム1、感光体ドラム1に対向するとともに、当該感光体ドラム1の上記回転方向に沿って配設された帯電ユニット2、現像ユニット3、転写ユニット4、分離ユニット5、及びクリーニングユニット6から構成されている。
【0003】
この様な構成のもとで、不図示の原稿読取部により、複写原稿の画像が読み取られ、これとともに図中の矢印方向に回転する感光体ドラム1の表面は帯電ユニット2により一様に帯電させられる。次いで、原稿読取部によって読み取られた画像に基づく光が、露光ユニット7により感光体ドラム1の表面に照射されてその画像の静電潜像が形成され、その後、現像ユニット3によりその静電潜像にトナーを付着させトナー像が形成される。
【0004】
更に、用紙供給経路8を経由して感光体ドラム1と転写ユニット4との間に供給された用紙(不図示)上に、転写ユニット4により感光体ドラム1からトナー像が引き寄せられて転写される。その後、トナー像が転写された用紙は分離ユニット5により感光体ドラム1から分離されて、不図示の定着ユニットに搬送され、この定着ユニットによりそのトナー像が転写紙上に定着される。
【0005】
一方、転写ユニット4によるトナー像転写後、感光体ドラム1の表面に残留するトナーは、クリーニングユニット6により完全に除去される。そして、残留トナーが除去された感光体ドラム1は、複数のLED等で構成された不図示の除電部によりその表面の残留電荷が除去され、帯電ユニット2に至る。
【0006】
この様な画像形成装置において、上述の動作を繰り返していると、トナー飛散や紙粉等により、帯電ユニット2、転写ユニット4、及び分離ユニット5等のコロナ帯電器に設けられた放電用ワイヤが汚れてくる。特に、トナーやグリースに含まれるシリコンと、放電により空気中に発生したオゾンとの反応により、シリカ(SiO2)が発生し、これが放電用ワイヤに付着するといった問題が生じる。この様な汚れを放置しておくと、放電性能が減少して帯電均一性が失われ、画像濃度の変化に伴う放電ムラ等が発生し、複写画質が低下するとともに、これらの帯電器の寿命が短くなってしまうという問題が生じてしまう。そこで、これらのコロナ帯電器を定期的に清掃し、上記不都合を回避する必要がある。
【0007】
図14、図15は、従来における帯電器の清掃装置の断面図である。当該清掃装置において、開閉可能な二又状脚部を有する支持部材50の脚部51の各内面に清掃部材52が設けられており、上記脚部51に形成された突起部53を、移動部材54に形成された開口部55に係合させ、支持部材50を移動部材54に保持する構成となっている。又、この際、図14に示す様に、清掃部材52が放電用ワイヤ56を両側から挟み込む様に、突起部53を開口部55に係合させる。又、チャージャーケース57に形成された穴部58に移動部材54の下部を嵌合し、当該移動部材54を放電用ワイヤ56の張架方向(長手方向)に沿って移動させることにより、放電用ワイヤの清掃を行う構成となっている。(例えば、特許文献1参照)。
【0008】
【特許文献1】
特開平3−48871号公報(第5−6頁、第3−4図)
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来の清掃装置においては、上述のごとく、清掃部材52が放電用ワイヤ56を両側から挟み込む構成となっており、清掃部材52が放電用ワイヤ56の両側面にのみ当接する構成となっているため、この状態下で、移動部材54を放電用ワイヤ56の張架方向(長手方向)に沿って移動させても、放電用ワイヤ56の全面を清掃することができない。従って、上述の放電用ワイヤ56の汚れを完全に除去することが出来ず、結果として、画像濃度の変化に伴う放電ムラ等の発生や、複写画質の低下を回避することが困難になり、又、帯電器の寿命が短命化するという不都合が生じていた。
【0010】
本発明は、上記問題点を解決し、簡単な構成で放電用ワイヤの全面を清掃するとともに、画像濃度の変化に伴う放電ムラ等の発生や、複写画質の低下を回避し、帯電器の長寿命化を図ることができる帯電器の清掃装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明は、帯電器が有する放電用ワイヤと当接する清掃部材と、前記清掃部材を保持する保持部材とを有し、前記清掃部材を往復移動させることにより、前記放電用ワイヤを清掃する帯電器の清掃装置において、前記保持部材の移動方向前後の端部両側面それぞれに、相対向する一対の、全部で4つの突起部を設けると共に、前記往復移動の両方の端部に、前記突起部に係合するガイド面が形成された二つの突出部と、前記ガイド面により摺動案内される前記突起部を収容する二つの溝とを備える回転用ガイド部材を、前記放電用ワイヤを挿通させてそれぞれ配設して、前記往復移動の際に前記保持部材を、該保持部材の移動方向の前部に備える一対の突起部をそれぞれ前記ガイド面に同時に当接させて回転し、さらにその回転位置を規制する前記溝に収容した後で反転させることにより、前記清掃部材の往路と復路における前記放電用ワイヤと前記清掃部材の当接面を変化させ、前記放電用ワイヤの全面を清掃することを特徴とする。
【0012】
この構成によると、清掃部材の往復移動の際に、清掃部材が収容された保持部材を、その移動端部にて、保持部材が備える突起部に係合して回転させるガイド面と、回転する突起部を収容する溝を備える回転用ガイド部材を介して、保持部材を規制される回転位置まで回転して反転させることで、清掃部材の往路と復路における放電用ワイヤと清掃部材の当接面を変化させることが可能になる。そのため、清掃部材を保持する保持部材を往復移動させて放電用ワイヤの全面を清掃することが可能になり、当該放電用ワイヤの汚れを効果的に除去することが可能になる。
【0015】
ここで、本発明においては、上記保持部材の回転角度を90度とすることができる。この構成によると、清掃部材を1往復移動させれば、清掃部材の往路と復路における放電用ワイヤと清掃部材の当接面を変化させ、放電用ワイヤの全面を清掃することが可能になるため、簡単な構成で当該放電用ワイヤの汚れを効果的かつ容易に除去することが可能になる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。本発明は、帯電器が有する放電用ワイヤと当接する清掃部材と、清掃部材を保持する保持部材とを有し、清掃部材を往復移動させることにより、放電用ワイヤを清掃する帯電器の清掃装置に関するものであり、図1は、本発明の実施形態に係る帯電器の清掃装置が装着された帯電ユニットの全体構成を示す斜視図であり、図2は、本発明の実施形態に係る帯電器の清掃装置の概略構成を示す断面図であり、図3は、本発明の実施形態に係る帯電器の清掃装置における保持部材を示す斜視図であり、図4は、本発明の実施形態に係る帯電器の清掃装置が装着された帯電ユニットの全体構成を示す側面図である。
【0017】
尚、本実施形態は、帯電ユニット、転写ユニット、及び分離ユニット等のコロナ帯電器のうち、帯電ユニットを例にとって適用したものであり、転写ユニット、及び分離ユニット等の他のコロナ帯電器にも適用可能であることは言うまでもない。
【0018】
図1に示す様に、帯電ユニット5のシールドケース10には、当該シールドケース10に設けられた前側ハウジング11から後側ハウジング12へ向けて、放電用ワイヤ13が張架されている。この放電用ワイヤ13は、図示しない所定の電源と接続されており、図13において示した感光体ドラム1に向けて放電を行い、感光体ドラム1の表面を一様に帯電する。
【0019】
又、本実施形態にかかる清掃装置は、帯電ユニット5が有する放電用ワイヤ13と当接する清掃部材15と、清掃部材15を保持する保持部材16と、保持部材16が取り付けられる移動部材17と、放電用ワイヤ13が挿通された回転用ガイド部材23、24から構成されている。
【0020】
より詳しくは、図3に示す様に、清掃部材15は、2個の清掃用パッド15a、15bにより構成されており、これらの清掃用パッド15a、15bは、略円筒形状を有する保持部材16の内面に保持され、保持部材16内に収納されている。又、保持部材16には、略円筒形状を有する4つの突起部16c〜16fが設けられており、このうち、突起部16c、16dは、端部16aの両側面に設けられ、突起部16e、16fは、端部16bの両側面に設けられている。
【0021】
又、図2、図4に示す様に、保持部材16は、胴体部16b'を介して移動部材17に嵌着されており、保持部材16を移動部材17に対し回動自在に保持する構成となっている。即ち、保持部材16は、移動部材17に対して、図2に示す矢印の方向に回転可能となる様に保持されている。尚、保持部材の回転機構に関しては、後に詳しく説明する。
【0022】
又、図1、図2に示す様に、シールドケース10の底板部18には、放電用ワイヤ13の張架方向に沿って穴部19が形成されており、移動部材17の両端に形成された2ヶ所の溝部17aに底板部18を挿入することにより、当該移動部材17を穴部19に嵌合し、清掃部材15が収容された保持部材16を嵌着した移動部材17を放電用ワイヤ13の張架方向(長手方向)に沿って往復移動させることにより、放電用ワイヤ13と当接する清掃部材15を往復移動させ、放電用ワイヤ13の清掃を行う構成となっている。
【0023】
尚、本実施形態においては、移動部材17の駆動手段としてモータを使用している。即ち、図1、図4に示す様に、シールドケース10に設けられた後側ハウジング12の下方に駆動用モータ20を設け、放電用ワイヤ13の張架方向(長手方向)に沿って設けられたスパイラル形状を有するネジ21を当該モータ20に接続する。そして、図2に示す移動部材17の下側突起部17bに形成されたネジ穴17cを当該ネジ21に挿入し、モータ20を駆動することにより、移動部材17を放電用ワイヤ13の張架方向(長手方向)に沿って往復移動させ、放電用ワイヤ13の清掃を行う構成となっている。尚、上記ネジ21の代わりに駆動式のワイヤを用いる構成としても良い。
【0024】
又、図1に示す様に、シールドケース10内には、放電用ワイヤ13が挿通された2個の回転用ガイド部材23、24が設けられており、このうち、回転用ガイド部材23は後側ハウジング12に隣接して設けられ、回転用ガイド部材24は前側ハウジング11に隣接して設けられている。この回転用ガイド部材23には、図5に示す様に、2つ突出部23a、23bと、2つの溝23c、23dが形成されており、更に2つの突出部23a、23bには、各々、ガイド面23e、23fが形成されている。又、同様に、回転用ガイド部材24には、2つ突出部24a、24bと、2つの溝24c、24dが形成されており、更に2つの突出部24a、24bには、各々、ガイド面24e、24fが形成されている。
【0025】
以上に説明した構成の下で、本実施形態においては、上記清掃部材15の往復移動の際に、清掃部材15が収容された保持部材16を回転させることにより、清掃部材15の往路と復路における放電用ワイヤ13と清掃部材15の当接面を変化させる点に特徴がある。
【0026】
即ち、保持部材16が、回転用ガイド部材24に収容された状態から、放電用ワイヤ13の張架方向(長手方向)に沿って図1に示した矢印22の往路方向(即ち、前側ハウジング11から後側ハウジング12へと移動する方向)に移動する場合は、図6に示す様に、清掃部材15を構成する清掃用パッド15a、15bが放電用ワイヤ13を両側から挟み込む状態となっており、清掃部材15が放電用ワイヤ13の両側面に当接する構成となっているため、この状態下においては、放電用ワイヤ13の外周面のうち両側面を清掃することが可能となる。尚、図1においては、図3において説明した端部16a、16bのうち、前側ハウジング11側に端部16aを、後側ハウジング12側に端部16bを向ける構成で保持部材16を装着しているが、当該端部16a、16bが逆向きとなる様に保持部材16を装着しても良いことは言うまでもない。
【0027】
そして、保持部材16が後側ハウジング12付近まで移動すると、図7に示す様に、当該保持部材16は、後側ハウジング12に隣接して設けられた回転用ガイド部材23に接触する。即ち、保持部材16の端部16b側に設けられた突起部16e(又は、16f)が、回転用ガイド部材23に設けられた突出部23a(又は、23b)に接触するとともに、突出部23a(又は、23b)に形成されたガイド面23e(又は、23f)に当接した状態になる。又、この際、図示はしていないが、保持部材16の端部16b側に設けられた他方の突起部16f(又は、16e)は、回転用ガイド部材23に設けられた他方の突出部23b(又は、23a)に接触するとともに、突出部23b(又は、23a)に形成されたガイド面23f(又は、23e)に当接した状態になる。
【0028】
ここで、保持部材16は前述の駆動用モータ20の駆動力により、更に往路方向22に移動するため、保持部材16の端部16b側に設けられた突起部16e(又は、16f)は、ガイド面23e(又は、23f)に当接した状態で、当該ガイド面23e(又は、23f)に沿って図中の矢印25の方向に摺動する。又、図示はしていないが、この際、保持部材16の端部16b側に設けられた他方の突起部16f(又は、16e)は、他方のガイド面23f(又は、23e)に当接した状態で、当該ガイド面23f(又は、23e)に沿って摺動する。
【0029】
又、この際、これらのガイド面23e、23fは、突起部16e、16fがガイド面23e、23fに沿って摺動しながら図中の矢印26の方向に回転する様に、これらのガイド面を案内する。
【0030】
そして、保持部材16が駆動用モータ20の駆動力により、更に往路方向22に移動すると、突起部16e(又は、16f)が回転用ガイド部材23に形成された溝23c(又は、23d)に係合するとともに、他方の突起部16f(又は、16e)が回転用ガイド部材23に形成された他方の溝23d(又は、23c)に係合する。そうすると、図8に示す様に、保持部材16が放電用ワイヤ13を中心として90度回転し、当該保持部材16が、回転用ガイド部材23に収容された状態になる。
【0031】
保持部材16が、回転用ガイド部材23に収容されると、図2に示す様に、清掃部材15を構成する清掃用パッド15a、15bが放電用ワイヤ13を両側から挟み込む状態となり、清掃部材15が放電用ワイヤ13の上下面に当接する状態となる。即ち、清掃部材15と放電用ワイヤ13との当接面が、図6に示した両側面から図2に示す上下面へと変化する。
【0032】
次いで、この状態下において、駆動用モータ20の駆動方向が逆転し、図9に示す様に、清掃部材15を保持する保持部材16が、放電用ワイヤ13の張架方向(長手方向)に沿って図中の矢印27で示す復路方向(即ち、後側ハウジング12から前側ハウジング11へと移動する方向)に移動を開始する。そして、放電用ワイヤ13の上下面に当接する清掃部材15が、放電用ワイヤ13の上下面の清掃を行いながら、図10に示す状態まで保持部材16が移動してくる。
【0033】
保持部材16が前側ハウジング11付近まで移動すると、図11に示す様に、当該保持部材16は、前側ハウジング11に隣接して設けられた回転用ガイド部材24に接触し、保持部材16の端部16a側に設けられた突起部16c(又は、16d)が、回転用ガイド部材24に設けられた突出部24a(又は、24b)に接触するとともに、突出部24a(又は、24b)に形成されたガイド面24e(又は、24f)に当接した状態になる。又、この際、図示はしていないが、保持部材16の端部16a側に設けられた他方の突起部16d(又は、16c)は、回転用ガイド部材24に設けられた他方の突出部24b(又は、24a)に接触するとともに、突出部24b(又は、24a)に形成されたガイド面24f(又は、24e)に当接した状態になる。
【0034】
又、保持部材16は、前述の駆動用モータ20の駆動力により、更に復路方向27に移動するため、突起部16c(又は、16d)は、ガイド面24e(又は、24f)に当接した状態で、当該ガイド面24e(又は、24f)に沿って図中の矢印28の方向に摺動する。又、図示はしていないが、この際、保持部材16の端部16a側に設けられた他方の突起部16d(又は、16c)は、他方のガイド面24f(又は、24e)に当接した状態で、当該ガイド面24f(又は、24e)に沿って摺動する。即ち、これらのガイド面24e、24fは、突起部16c、16dがガイド面24e、24fに沿って摺動しながら図中の矢印29の方向に回転する様に、これらのガイド面を案内する。
【0035】
そして、保持部材16が駆動用モータ20の駆動力により、更に復路方向27に移動すると、突起部16c(又は、16d)が溝24c(又は、24d)に係合するとともに、他方の突起部16d(又は、16c)が回転用ガイド部材24に形成された他方の溝24d(又は、24c)に係合する。そうすると、図12に示す様に、保持部材16が放電用ワイヤ13を中心として90度回転し、当該保持部材16が、回転用ガイド部材24に収容された状態に戻る。これにより、清掃部材15の往復移動が終了し、放電用ワイヤ13の全面(即ち、上下左右面)の清掃が完了する。
【0036】
尚、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて各部の構造、形状等を適宜変更することが可能であり、それらを本発明の範囲から除外するものではない。
【0037】
例えば、上記実施形態においては、2個の清掃用パッドにより清掃部材を構成したが、清掃用パッドの個数はこれに制限されず、1個であっても3個以上であっても良い。例えば、上記実施形態において説明した2個の清掃用パッドのうち1個を削除し、清掃部材を2回往復移動させることにより、放電用ワイヤの全面(即ち、上下左右面)の清掃を行う構成としても良い。
【0038】
【発明の効果】
以上説明した様に、本発明においては、清掃部材の往復移動の際に、当該清掃部材が収容された保持部材を回転用ガイド部材を用いて回転させ、清掃部材の往路と復路における放電用ワイヤと清掃部材の当接面を変化させることにより、放電用ワイヤの全面を清掃することが可能になる。従って、簡単な構成で放電用ワイヤの汚れを効果的に除去することができ、結果として、画像濃度の変化に伴う放電ムラ等の発生や、複写画質の低下を回避することができる。又、帯電器の長寿命化を図ることが可能になる。
【0039】
又、本発明においては、保持部材を放電用ワイヤを中心として90度回転させ、往路と復路の移動方向を変更する構成となっているため、清掃部材を1往復移動させさえすれば、清掃部材の往路と復路における放電用ワイヤと清掃部材の当接面を変化させ、放電用ワイヤの全面を清掃することが可能になる。従って、当該放電用ワイヤの汚れを容易かつ効果的に除去することができ、結果として、画像濃度の変化に伴う放電ムラ等の発生や、複写画質の低下を回避することができる。又、帯電器の長寿命化を図ることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】は、本発明の実施形態に係る帯電器の清掃装置が装着された帯電ユニットの全体構成を示す斜視図である。
【図2】は、本発明の実施形態に係る帯電器の清掃装置の概略構成を示す断面図である。
【図3】は、本発明の実施形態に係る帯電器の清掃装置における保持部材を示す斜視図である。
【図4】は、本発明の実施形態に係る帯電器の清掃装置が装着された帯電ユニットの全体構成を示す側面図である。
【図5】は、本発明の実施形態に係る帯電器の清掃装置における回転用ガイド部材の概略を示す斜視図である。
【図6】は、本発明の実施形態に係る帯電器の清掃装置の概略構成を示す断面図である。
【図7】は、本発明の実施形態に係る帯電器の清掃装置における保持部材と回転用ガイド部材が接触した状態を示す斜視図である。
【図8】は、本発明の実施形態に係る帯電器の清掃装置における保持部材が回転用ガイド部材に収容された状態を示す斜視図である。
【図9】は、本発明の実施形態に係る帯電器の清掃装置において復路の移動が開始された状態を示す斜視図である。
【図10】は、本発明の実施形態に係る帯電器の清掃装置において復路の移動が終了する直前の状態を示す斜視図である。
【図11】は、本発明の実施形態に係る帯電器の清掃装置における保持部材と回転用ガイド部材が接触した状態を示す斜視図である。
【図12】は、本発明の実施形態に係る帯電器の清掃装置における保持部材が回転用ガイド部材に収容された状態を示す斜視図である。
【図13】は、画像形成装置における画像形成装置本体内の主要部の構成を概略的に示す正面図である。
【図14】は、従来に係る帯電器の清掃装置を示す正面図である。
【図15】は、従来に係る帯電器の清掃装置を示す正面図である。
【符号の説明】
1 感光体ドラム
2 帯電ユニット
3 現像ユニット
4 転写ユニット
5 分離ユニット
6 クリーニングユニット
7 露光ユニット
8 用紙供給経路
10 シールドケース
13 放電用ワイヤ
15 清掃部材
15a、15b 清掃用パッド
16 保持部材
16a、16b、16c、16d 突起部
17 移動部材
20 駆動用モータ
21 ネジ
23 回転用ガイド部材
23a、23b 突出部
23c、23d 溝
24 回転用ガイド部材
24a、24b 突出部
24c、24d 溝
Claims (2)
- 帯電器が有する放電用ワイヤと当接する清掃部材と、前記清掃部材を保持する保持部材とを有し、前記清掃部材を往復移動させることにより、前記放電用ワイヤを清掃する帯電器の清掃装置において、
前記保持部材の移動方向前後の端部両側面それぞれに、相対向する一対の、全部で4つの突起部を設けると共に、前記往復移動の両方の端部に、前記突起部に係合するガイド面が形成された二つの突出部と、前記ガイド面により摺動案内される前記突起部を収容する二つの溝とを備える回転用ガイド部材を、前記放電用ワイヤを挿通させてそれぞれ配設して、
前記往復移動の際に前記保持部材を、該保持部材の移動方向の前部に備える一対の突起部をそれぞれ前記ガイド面に同時に当接させて回転し、さらにその回転位置を規制する前記溝に収容した後で反転させることにより、前記清掃部材の往路と復路における前記放電用ワイヤと前記清掃部材の当接面を変化させ、前記放電用ワイヤの全面を清掃することを特徴とする帯電器の清掃装置。 - 前記保持部材の回転角度が90度であることを特徴とする請求項1に記載の帯電器の清掃装置。
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