JPS61140963A - コロナ放電装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、複写機等に用いられるコロナ放電装置に関し
、特に放電ワイヤー等のクリーニング装置を備え九コロ
ナ放電装置に関するものである。

〔従来の技術〕

従来、電子写真複写機においては、第７図に示すよ、う
に矢印Ａ方向へ回動する感光体（ａ）の表面をコロナ放
電器（ｂｌによシ帯電し、かつこの表面に光学系（ｃ）
を用いて静電潜像を形成し、この潜像を現像器（ｄ）に
よシトナー現像してトナー像ｔｅｌとした後、このトナ
ー像（ｅ）をトナー転写用コロナ放電器（ｆ）Ｋよシ用
紙（ｇ）上に転写すると共に、この用紙（ｇ）を用紙剥
離用コロナ放電器（ｈ）にて上記感光体（ａｔから剥が
し、かつ定着器（ｉ）により上記トナーを定着して複写
物を得ている。

一方、上記用紙（ｇ）が剥がされた後の感光体（ａｌは
、必要に応じ除電用コロナ放電器（ｊ）により除電され
、かつその表面に残留するトナーがクリーニング装置（
ｋ）によシ除去されて、再使用に供されるように構成さ
れている。

このようにコロナ放電装置は、感光体（ａ）の帯電ある
いは除電装置として、もしくはトナー像（ｅ）の転写装
置、用紙（−の剥離装置等に用いられているが、このコ
ロナ放電装置は、第８図に示すように感光体側が開放さ
れた横断面略コ字状のシールド（１）と、このシールド
（１）内に張架され、コロナイオンを発生する放電ワイ
ヤー（ホ）とから一般に構成されており、帯電用のコロ
ナ放電装置においては、必要に応じて第９図に示すよう
に上記シールド（１１の開放端側にグリッド（ｎ）が取
付は争れ、上記感光体（ａ）表面を均一に帯電できるよ
うに構成されている。

ところでこのコロナ放電装置においては、複写機内の浮
遊トナーや放電に伴うガス生成物等が上記シールド（幻
、放電ワイヤー−あるいはグリッド（ｎ）に付着し易す
く、その結果放電機能が低下するという欠点があった。

すなわちグリッド（ｎ）を備えたコロナ放電装置におい
ては、第９図に示すように、感光体（ａ）から２〜３１
１１１程度離れた位置Ｋ　１０００ボルト前後の電圧が
印加される多数のグリッド（ｎ）が配設されており、こ
の強い電場によシ浮遊トナー等が上記グリッド（ｎ）に
吸着され易いからである。

このグリッド（ｎ）は、その電場によって感光体（ａｌ
の電位の過不足を均一化し、これによシ感光体（ａ）上
に均一な複写画像を形成する作用を有しているため、こ
れが汚染されるとその部分だけ電位が上昇し、電場が大
きくなるので、その部分に対応した感光体（耐電位が上
昇し、その結果、局部的に画像濃度が高くなるという弊
害を引起こすものであった。

また放電ワイヤー（ｍ）にもトナー粉等の粉塵が付着し
易すく、かつコロナ放電に伴う吸着現象により珪素を主
体とした生成物も付着するため、この放電ワイヤー（ｍ
）から発生するコロナイオン量が減少し、放電機能が著
しく低下するものであった。

この九め第Ｉ０図に示すように、上記シールド（Ｊり内
にゴム、不織布等よ構成るクリーニングパッド（ｏ）を
備え、このクリーニングパッド（ｏ）に上記放電ワイヤ
ー−等を摺動可能に挿通させたクリーニング装置（ｐ）
を配設し、このクリーニング装置（ｐ）を上記シールド
（幻の長さ方向に沿って移動させて上記クリーニングパ
ッド（ｏ）により放電ワイヤー（ホ）等の外周面に付着
するトナー粉等を削り、もって上記弊害の防止を図って
いる。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかしながら、このクリーニング装置（ｐ）を備えたコ
ロナ放電装置においては、上記クリーニングパッド（ｏ
）が上記装置（ｐ）に固定されて設けられているため、
上記放電ワイヤー−１必要に応じてグリッド（ｎ）　ｔ
−シールド（１）に取付けたシ、新しいワイヤー（ホ）
等と交換するときに、あるいはトナー粉等で汚染された
クリーニングパッド（ｏ）ｔ−新しいものと交換すると
きに、その取付作業が煩雑で時間がかかるという欠点が
あった。

すなわち、上記放電ワイヤー−は、通常線径が５０μｍ
〜１００μｍの極細のタングステンあるいはステンレス
ＩＮ等で構成されているため、剪断力が弱く、上記クリ
ーニングパッド（ｏ）に上記放電ワイヤー−を挿通させ
るときに、その抑圧にょシワイヤーに）が切れたり折曲
がったシしその作業が煩雑となる欠点があり、このこと
は、上記グリッド−に右いても同様であった。

また上記放電ワイヤー−あるいはグリッド（ｎＪを、ク
リーニングパッド（ｏ）に挿通ぢせて上記シールド（幻
内に張架させたとき、上記パッド（０１の反発力等によ
シ放電ワイヤー−等の取付位置がずれて感光体（ａｌと
の距離が変化してしまう場合があシ、帯電むらを起こす
原因となっていた。

しかも上記作業は、放電ワイヤー−、グリッド（ｎ）、
あるい鉱クリーニングパッド（０）等、細かい部品を取
扱うため手間がかかり、これらの取付作業が煩雑で時間
がかかる欠点があった。

〔問題点を解決するための手段及び作用〕本発明は、以
上のような事情に鑑みてなされたもので、□、クリーニ
ング装置を備えたコロナ放電装置を前提とし、上記放電
ワイヤー、グリッド尋の取付作業もしくはこの放電ワイ
ヤー等、あるいはクリーニングパッドの交換作業を簡略
化させたコロナ放電装置を提供することを目的とするも
のである。

すなわち本発明は、感光体の近傍位置に配設され、感光
体側が開放されたシールドと、このシールド内に張架さ
れた放電ワイヤーと、必要に応じて上記シールドの開放
端側に取付けられたグリッドとを備え、かつ上記シール
ド内にこの長さ方向に泊って移動可能に配設され、少な
くとも上記放電ワイヤーの外周面に摺接してその汚れを
清掃するクリーニング装置とを備えた複写機のコロナ放
電装置において、上記クリーニング装置を、上記シール
ド内にその長さ方向に沿って移動可能に配設された移動
部材と、少なくとも上記放電ワイヤーの外周面をクリー
ナー材によシ摺動可能に被覆したクリーニングパッド部
材とで構成し、かつこのクリーニングパッド部材を上記
移動部材に着脱可能に取付けると共に、上記移動部材に
はクリーニングパッド部材の着脱を容易にするための係
合部を形成することにより、上記放電ワイヤー等、ある
いはクリーナー材の取付作業もしくは交換作業を簡略化
させたものである。

〔実施例〕

以下本発明の実施例について図面を参照にして説明する
と、本発明のコロナ放電装置は、第１図に示すようにシ
ールド（１）と、このシールド（１）内に配設されたヨ
ーク（２）と、このヨーク（２）に取付けられるクリー
ニングパッド（３１と、及び上記シールド（１）内に張
架されるコロトロンワイヤー（４）とから構成されるも
のである。

まず上記シールド（１）は、導電性材料を横断面略コ字
状に形成して成るもので、その両端側には絶縁性材料に
て形成されたワイヤー取付部材（５１＋６１がそれぞれ
配設されていると共に、その底面（７）には上記ヨーク
（２）を案内するためのガイド（８）が上記シールド（
１）の長さ方向に沿って開設されている。尚第１図にお
いて、上記シールド（１）の一方の側面は、本発明の理
解を容易にするため図示されずに省略されている。

また上記ヨーク（２）は、第２図に示すようにその上面
側に上記シールド（１）の幅方向と平行に形成され、上
記クリーニングパッド（３）を嵌着させる断面略コ字状
の凹溝（９）と、この凹溝（９）の前壁（１０）及び後
壁（１１）に形成され、上記コロトロンワイヤー（４）
を通す略コ字状の切欠凹部（１２）（１３）とを備えた
箱型状の絶縁体くで構成されておシ、この底面外側に設
けられた凸部（図示せず）を上記シールド（１）のガイ
ド（８）に遊嵌させて配設されている。

またこのヨーク（２）の前壁（１０）下方側には、上記
ワイヤー取付部材（５）に遊買させて設けられたシャツ
）　（１４）が取付けられておシ、このシャフト（１４
）を摺動させることによシ、上記ヨーク（２）がシール
ド（１）の長さ方向に沿って移動するように形成されて
いる。

一方、上記コロトロンワイヤー（４）には、第１図に示
すようにその両端側に、このワイヤー（４）を上記ワイ
ヤー取付部材１５）１６）のスタッド（１５）に取付け
るための端子（１６）　（１７）が配設されておシ、こ
の一方の端子（１６）には、ワイヤー（４）に一定の張
力を付与するスプリング（１８）が着脱自在に取付けら
れていると共に、このワイヤー（４）上をクリーニング
パッド（３）が摺動可能に取付けられている。

このクリーニングパッド（３）は、第２図に示すように
２枚のクリーナー材（１９）　（２のにて構成されてお
り、このクリーナー材（１９）　（２０間に上記コロト
ロンワイヤー（４）を挾み込み、かつ接着剤によシクリ
ーナー材（１９）　（２のの接触面を接着させて上記ワ
イヤー（４）上を、その長さ方向に沿って所定の摩擦力
を伴いっつ摺動できるように取付けられたものである。

そして本発明のコロナ放電装置は、上記クリーニングパ
ッド（３）を上記ヨーク（２）の係合部である凹溝（９
）の所定の位置に嵌着させて成るものである。

従って本発明のコロナ放電装置においては、上記クリー
ニングパッド（３）とヨーク（２）とが着脱可能に形成
されていると共に、ヨーク（２）には、上記着脱を容易
にするための係合部が形成されているため、旧くなった
コロトロンワイヤー（４）を新しいワイヤー（４）と交
換する場合には以下のようにして簡単に行うことができ
る。

マス上記コロトロンワイヤー（４）のスプリング（１８
）をワイヤー取付部材（５）のスタッド（１５）から取
外すし、かつこのワイヤー（４）を上方に引上げて、上
記ヨーク（２）の係合部である凹溝（９）からクリーニ
ングパッド（３ンを取出しながら上記ワイヤー（４）を
シールド（ｌンから取外すす。

次に７１Ｊ−ニングパツド（３）が予め取付けられた新
しいコロトロンワイヤー（４）を、その一方の端子（１
６）についてはスプリング（１８）を介して、又他方の
端子（１υについては直接上記ワイヤー取付部材（５１
（６１のスタッド（１５）に係合させて、上記シールド
（１）内に取付ける。

そして上記クリーニングパッド（３）を上記ヨーク【２
）の凹溝（９）内に嵌入し、かつこのパッド（３）を上
下方向に移動させながらコロトロンワイヤー（４）と、
上記パッド（３１のワイヤー（４）挿通位置とが一直線
上に並ぶように調整した後、適宜手段によシ上記パッド
（３）ヲヨーク（２）に固定させ、もってコロトロンワ
イヤー（４）の交換を行うものである。

尚、上記クリーニングパッド（３）並びにコロトロンワ
イヤー（４）と、上記ヨーク（２）凹溝（９）の取付位
置との位置関係を予め設定しておくことにより上記ワイ
ヤー（４）の交換作業を更に簡略化させることができる
。

また上記クリーナー材（１９）　（２０）としては、ウ
ール、レーヨン、ナイロン、アクリル等の繊維から構成
される不織布、又はＳＢＲ，シリコーン、ナイロン等の
ゴム状物、あるいは熱収縮性材料にて形成されたチュー
ブ等より選ばれる耐オゾン性の優れた材料を使用するこ
とができ、かつ上記コロトロンワイヤー（４）外周面の
全面に上記クリーナー材（１Ｇ）（２のが圧接するよう
に取付けることが好ましい。

更に上記クリーナー材（１９）（２ののコロトロンワイ
ヤー（４）と接触する部分に、ガラスピーズ、金属粉等
の研摩材を分散付着させておくことによシ、クリーニン
グ効果をより向上させることができる。

尚、上記実施例においては、上記クリーニングパッド（
３）が２枚のクリーナー材（１９）　（２０）にて構成
されているが、２枚のクリーナー材を使用する替わりに
１枚のクリーナー材を使用し、これを折曲げてその間に
上記ワイヤーを挾み込む構成にしてもよく、又第３図に
示すように、一部に切込み（２）”ｉｉＡ　Ｏ’Ｋ　’
）　”Ｏ’７　’ＣＩ’　：／ワイヤー（４）を挾み込
み、かつ接着剤にて接着させた直方体状のクリーナー材
（２２）を使用してもよく任意である。

また上記実施例においては、コロトロンワイヤー（４）
のみを清掃する構成となっているが、第４図に示すよう
にヨーク（２）の両側下方部分にシールド（１）の長さ
方向と平行に断面路り字形状の切欠き凹ｆ！１１（ｚ３
）（２ａ）を形成し、この凹部（２３）（２３）と上記
シールド（１）の底面（７）間にクリーナー材（２４）
　（２４）を介在させる構成にすることにより、シール
ド（１）底面（７）側をも清掃することができる。

ここで上記実施例のコロナ放電装置は、シールド（１）
の開放端側にグリッドを備えていないタイプのものであ
るが、本発明はグリッドを備えたコロナ放電装置にも応
用することができる。

すなわち第５図に示すように、グリッド（２５）をその
両側から２枚のクリーナー材（２６）（２７）にて挾み
込み、かつ接着剤によシクリーナー材（２６）　（２７
）を接着させてクリーニングパッド（２８）とし、この
パッド（２８）を底面外側に係合凹部（図示せず）を備
えた第２ヨーク（２９）の凹溝（３０）内に嵌着させ、
かつこの第２ヨーク（２９）を、上記係合凹部上嵌合す
る係合凸部（ａｘ）（ｓｋ）（３１）（ｓｌ）を上面側
に備えたヨーク（２）に着脱自在に取付ける（第６図参
照）構成とすればよい。

〔発明の効果〕

本発明は以上のように、クリーニング装置を備えた複写
機のコロナ放電装置において、このクリーニング装置を
、放電ワイヤー等外周面を被覆するクリーニングパッド
部材と移動部材とで構成し、かつクリーニングパッド部
材を移動部材に着脱可能に取付けると共に、この移動部
材にはクリーニングパッド部材の着脱を容易にするため
の係合部を形成して成るため上記放電ワイヤー等、ある
いはクリーナー材の取付作業、交換作業を簡略化させる
効果を有しており、その実用上の効果は多大である。

【図面の簡単な説明】

第１図〜第６図は本発明の実施例を示すもので、第１図
はシールドｆＩＪ内にコロトロンワイヤー（４）を取付
ける状態の本発明のコロナ放電装置の斜視図、第２図は
このクリーニングパッド（３）を嵌着させたヨーク（２
）の斜視図、第３図は他の実施例に係るクリーニングパ
ッドの斜視図、第４図は他の実施例に係るコロナ放電装
置の部分断面図、第５図は他の実施例に係る第２ヨーク
（２９）並びにヨーク（２）の斜視図、第６図はその保
合状態の斜視図を示し、又第７図は従来の電子写真複写
機の構成説明図、第８図〜第１０図は従来のコロナ放電
装置の斜視図である。 〔符号説明〕 （１１・・・・・・シール）”　　　　　ｆ２１（ｚ９
）甲・・・ヨークｆ３１（ｚｓ）・・・・・・クリーニ
ングパッドｆ４＋・・・・・・コロトロンワイヤー＋５
１　＋６＋・・・・・・ワイヤー取付部材　　（７）・
・・１・・底面（８）・・・・・・ガイド　　　　　（
９１（ａｏ）・・・・・・凹溝（１０）・・・・・・前
壁　　　　　（１１〕・・・・・・後壁（１２）（１３
）（２３）・・・・・・凹部　　（１４）・・・・・・
シャフト（１５）・・・・・・スタッド　　　（１６）
（１７）・・・・・・端子（１８）・・・・・・スプリ
ング （１９）（２０）（２２）（２４）（２６）（２７）　
　・・・・・・クリーナー材（２す・・・・・・切込み
　　　　（２５）・・・・・・グリッド（３１）・・・
・・・保合凸部

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 感光体の近傍位置に配設され、感光体側が開放されたシ
   ールドと、このシールド内に張架された放電ワイヤーと
   、必要に応じて上記シールドの開放端側に取付けられた
   グリッドとを備え、かつ上記シールド内にこの長さ方向
   に沿つて移動可能に配設され、少なくとも上記放電ワイ
   ヤーの外周面に摺接してその汚れを清掃するクリーニン
   グ装置とを備えた複写機のコロナ放電装置において、上
   記クリーニング装置を、上記シールド内にその長さ方向
   に沿つて移動可能に配設された移動部材と、少なくとも
   上記放電ワイヤーの外周面をクリーナー材により摺動可
   能に被覆したクリーニングパッド部材とで構成し、かつ
   このクリーニングパッド部材を上記移動部材に着脱可能
   に取付けると共に、上記移動部材にはクリーニングパッ
   ド部材の着脱を容易にするための係合部を形成したこと
   を特徴とするコロナ放電装置。