JP2572532B2 - ボックス型パレット - Google Patents

ボックス型パレット

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JP2572532B2
JP2572532B2 JP5225724A JP22572493A JP2572532B2 JP 2572532 B2 JP2572532 B2 JP 2572532B2 JP 5225724 A JP5225724 A JP 5225724A JP 22572493 A JP22572493 A JP 22572493A JP 2572532 B2 JP2572532 B2 JP 2572532B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば廃棄物やパー
ツの保管、搬送等に使用されるボックス型パレットに関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、工場廃棄物の保管、搬送用として
使用されるボトムオープン式のボックス型パレットは、
上下両端が開放されたボックス体の下端一側縁部に底蓋
の一側縁部が回転自在に取り付けられて、その底蓋によ
りボックス体の下端開放部が開閉自在に構成されてい
る。このようなパレットは、常時は、底蓋を閉じた状態
でロックして、工場内の適当な位置に設置しておき、上
端開放部から投入される廃棄物を一時的に保管してお
く。そして、パレット内の廃棄物を所定の排出箇所に排
出するような場合には、フォークリフトトラック等によ
りボックス型パレットを所定の排出箇所まで搬送してそ
の上空でレバー操作により上記ロックを解除して底蓋を
自重により開き、パレット内の廃棄物を所定の排出箇所
に投下することにより行われる。
【0003】また、底蓋を開いた状態において底蓋はそ
の一側縁部がボックス体の下端一側縁部に支持されるこ
とにより、直角よりも小さい所定の開き角度で、傾斜姿
勢に保持されている。そして底蓋を閉じる場合、吊持さ
れたボックス型パレットを地上に降ろして、底蓋を地面
により押し上げるようにして閉じることとなる。
【0004】ところで、上記廃棄物等の収納物が比較的
軽量のものである場合には、一度に多量の収納物の搬送
を行えるように大型のパレットを使用することが好まし
いが、パレットの大型化を図るにつれて、当然、底蓋が
大きくなって重量も増加してしまう。このため、底蓋を
開いた時に高重量の底蓋が、前記ボックス体の下端一側
縁部に当接することとなり、その部分に荷重が集中し
て、早期劣化を来してしまう。
【0005】さらに、上記したように底蓋は開いた状態
では傾斜姿勢に保持されるため、収納物は底蓋の上面を
滑って落下することとなり、収納物はパレット中心より
も側方にずれた位置に落下することとなる。このため、
収納物をホッパー等の小さい投入部に正確に投下するこ
とが困難であり、作業効率の低下を来すという問題が発
生する。
【0006】一方従来において、底蓋が2枚の開閉板に
よって構成されることにより、パレット底部を観音開き
可能に構成したボックス型パレットも存在している。こ
のようなパレットは、底蓋を2枚の開閉板により構成し
ているため、底蓋開放時の荷重を、一方側の開閉板と他
方側の開閉板との2か所に分散させることができ、荷重
集中が回避されて早期劣化を防止することができる。さ
らに底蓋が観音開き状に開放することにより、収納物は
パレット中心から落下することとなり、ホッパー等の投
入部の小さい箇所へも正確に投下することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、底蓋が
2枚の開閉板からなるボックス型パレットは、パレット
内の収納物を効率よく投下するために、開閉板の開き角
度を大きく、具体的には開き角度を60度程度確保する
必要がある。このため、開閉板が開かれた状態では垂直
姿勢に近くなり、パレットを下ろして底蓋を閉じようと
した場合、各開閉板の先端が地面に突き当たって係止し
てしまい、開閉板が地面に沿って閉じる方向に移動せ
ず、底蓋の閉じ操作を良好に行うことができないいう
問題があった。
【0008】この発明は、上記従来技術の問題を解消
し、底蓋開放時の底蓋荷重を分散させることにより早期
劣化を防止できるとともに、収納物を所望の位置へ正確
に投下することができ、さらに底蓋閉じ操作も良好に行
えるボックス型パレットを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明請求項1に係るボックス型パレットは、
上下両端が開放されたボックス体と、その下端開放部の
一領域および残りの領域にそれぞれ適合可能な2枚の開
閉板からなる底蓋とを有し、各開閉板のそれぞれの一端
がボックス体下端の相対向する縁部にそれぞれ枢着され
て、開閉板によりボックス体の下端開放部が開閉自在に
構成されたボックス型パレットであって、開閉板を開い
た状態において、その開閉板を直角よりも小さい所定の
開き角度で、傾斜姿勢に支持する開閉板ストッパーと、
前記開閉板の可動側端部に設けられ、開閉板を開いた状
態でボックス体を降下させて設置面に設置する際に設置
面に当たってその面に沿って移動することにより、前記
開閉板を閉じる方向へガイドするガイド手段と、を備
え、前記2枚の開閉板の可動側端部側面にフック受具が
固定され、前記ボックス体の側板外面における下縁部
に、前記フック受具に対応して後向フックの上部が回転
自在に取り付けられ、そのフックが、付勢機構の付勢力
によって後方に回転付勢されて前記フック受具に係合す
ることにより、前記開閉板が閉塞状態にロックされる一
方、前記後向フックの上端に取り付けられた連結レバー
に、連結ロッドの前端が回転自在に取り付けられるとと
もに、下端が前記ボックス体の側板外面における下縁部
後端に回転自在に取り付けられた操作レバーに、前記連
結ロッドの後端が回転自在に取り付けられて、前記連結
ロッドを後退させるように前記操作レバーを回転操作す
ることにより、前記連結レバーを前記後向フックととも
に前記付勢機構の付勢力に抗して回転させて、前記後向
フックの前記フック受具への係合を解除するよう構成さ
れてなり、更に前記フック受具の前記後向フックに対応
する位置に、前記開閉板が閉塞される際に前記後向フッ
クを前記付勢機構の付勢力に抗して係合解除方向へガイ
ドするためのフック係合用ガイド部材が設けられてなる
ことを要旨とするものである。
【0010】この発明の請求項2に係るボックス型パレ
ットは、請求項1のボックス型パレットにおいて、開閉
板を閉じた状態において2枚の開閉板の境界部が前記ボ
ックス体の下端中心に位置するように各開閉板が互いに
対称形状に形成されるとともに、前記ガイド手段が車輪
によって構成されてなるものである。
【0011】この発明の請求項3に係るボックス型パレ
ットは、請求項1のボックス型パレットにおいて、開閉
板を開いた状態において各開閉板の可動側端部が互いに
異なる高さ位置に配置されるように構成されてなるもの
である。
【0012】この発明の請求項4に係るボックス型パレ
ットは、請求項3のボックス型パレットにおいて、開閉
板を閉じた状態において2枚の開閉板の境界部が前記ボ
ックス体の下端中心から逸脱するように各開閉板が互い
に非対称形状に形成されてなるものである。
【0013】この発明の請求項5に係るボックス型パレ
ットは、請求項3または4のボックス型パレットにおい
て、開閉板を開いた状態において各開閉板が互いに異な
る開き角度で保持されるように構成されてなるものであ
る。
【0014】この発明の請求項6に係るボックス型パレ
ットは、請求項3ないし5のいずれかのボックス型パレ
ットにおいて、各開閉板に設けられるガイド手段のう
ち、開閉板を開いた状態において下方に位置する側のガ
イド手段が車輪によって構成されてなるものである。
【0015】
【作用】この発明のボックス型パレットは、底部が観音
開き可能となるように、底蓋を2枚の開閉板によって構
成しているため、開閉板を開いた際に、パレット内の収
納物は開閉板の上面に沿ってパレット中心部に導かれて
落下する。さらに、底蓋開放時の荷重を、一方側の開閉
板と他方側の開閉板との2か所に分散させることができ
る。また、開閉板の先端に車輪等のガイド手段を設けて
いるため、開閉板を開いた状態でボックス体を降下させ
て設置面に設置する際に、ガイド手段が設置面に当たっ
てその面に沿って移動することにより、開閉板が降下面
とボックス体との間で突っ張ることなく、閉じ方向にス
ムーズにガイドされることとなる。更に連結ロッドを後
退させるように操作レバーを回転操作することにより、
連結レバーを後向フックとともに付勢機構の付勢力に抗
して回転させてフックの係合を解除するよう構成される
ものであるため、連結レバーや操作レバー等によって規
定される梃の作用により、小さい操作力によってもフッ
クに多大な回転力を発生させることができ、底蓋を開く
時の操作性を良好に確保することができる。またフック
受具のフックに対応する位置に板状のフック係合用ガイ
ド部材が設けられるものであるため、開閉板が閉塞され
る直前に、後向フックがフック係合用ガイド部材に当た
って係合解除方向へガイドされるので、開閉板の閉塞が
完了するとフックがフック受具に自動的にスムーズに係
合することになる。
【0016】また、2枚の開閉板の境界部をボックス体
の下端中心に位置させるように各開閉板を互いに対称形
状に形成する場合には、開閉板を開いた際に、開閉板が
正確にボックス体の下端中心で分離するので、収納物が
正確にパレット中心部から落下し、しかも各開閉板を同
重量に形成できるので、底蓋開放時の荷重を、各開閉板
ごとに均等に分散させることができる。
【0017】また、2枚の開閉板の境界部をボックス体
の下端中心から逸脱させるように各開閉板を互いに非対
称形状に形成したり、あるいは各開閉板を互いに異なる
開き角度で保持されるように構成することにより、開閉
板を開いた状態において各開閉板の可動側端部が互いに
異なる高さ位置に配置されるように構成する場合には、
パレット降下時において各開閉板に設けたガイド手段を
設置面に時間をずらせて順番に当接させることができ、
より一層スムーズに、各開閉板を閉じる方向にガイドす
ることができる。
【0018】
【実施例】 <第1の実施例>図1はこの発明の第1の実施例である
ボックス型パレット(P1)を示す斜視図、図2はその
パレット(P1)の側面図、図3はそのパレット(P
1)における開閉板の側部枢着部を示す斜視図である。
これらの図に示すように、このパレット(P1)は、上
下両端が開放された角筒状のボックス体(10)と、ボ
ックス体(10)の下端開放部の一半部領域および他半
部領域にそれぞれ適合可能で、相互対称形状に形成され
た2枚の開閉板(20a)(20b)からなる底蓋(2
0)とを有している。そして、ボックス体(10)の下
端前縁部および後縁部に開閉板(20a)(20b)の
前縁部および後縁部がそれぞれ回転自在に取り付けられ
て、ボックス体(10)の下端開放部が開閉板(20
a)(20b)により開閉自在に構成され、これにより
パレット底部が観音開き可能に構成される。
【0019】ボックス体(10)の下端前縁部および後
縁部には、前脚部(31)および後脚部(33)が溶接
処理により固定される。さらに、各開閉板(20a)
(20b)のそれぞれの下面両側部には、枢着側端部を
除いて両側脚部(32)がそれぞれ溶接処理により固定
されるとともに、枢着側端部から両側脚部(32)の端
面にかけて厚さ16mmのL字型当たり金具(40)が
溶接処理により取り付けられている。
【0020】ボックス体(10)の下端両側部の前後両
端には、厚さ4.5mmのストッパープレート(41)
の上縁が溶接処理により固定される。ストッパープレー
ト(41)は、図3に示すように前記当り金具(40)
を外側方から被覆するように配置されており、当り金具
(40)に対向する領域が内方に折り曲げられ、その折
曲片(41a)の先端縁が、ボックス体(10)の前後
両脚部(31)(33)の両側端面に溶接処理により固
定される。このとき、ストッパープレート(41)の折
曲片(41a)は所定の傾斜角度で傾斜するように配置
されている。さらに折曲片(41a)の傾斜面上には、
硬質ウレタンゴム等からなる緩衝部材(42)がボルト
等の固着具(43)により固定されている。なお図1お
よび図2において、ボックス型パレット(P1)の図示
されていない反対側の側面も、上記と同様に構成されて
いる。
【0021】この構成により、ボックス型パレットが吊
持された状態で、図1ないし図3に示すように開閉板
(20a)(20b)が開くと、当り金具(40)が緩
衝部材(42)をそれぞれ介してストッパープレート
(41)にそれぞれ当接して支持され、開閉板(20
a)(20b)がそれぞれ所定の開き角度(60度程
度)で、それぞれ傾斜姿勢に保持されることとなる。な
お、開閉板開放時において、当たり金具(40)によっ
て緩衝部材(42)が圧縮変形した際に、緩衝部材(4
2)が外側方へ逃げるように変形しないように、緩衝部
材(42)を取り囲むように逃げ変形防止用の壁部を形
成するようにしてもよい。
【0022】両側脚部(32)の先端部側面にはそれぞ
れフック受金具(22)が側方に突出するようにして固
定されるとともに、各フック受金具(22)の上方に
は、後述するフック(51)の係合をスムーズに行うた
めの板状のフック係合用ガイド部材(23)がそれぞれ
配置されている。
【0023】また図4に示すように、両側脚部(32)
の先端下部には、ガイド手段を構成する直径50mmの
車輪(100)がそれぞれ回転自在に取り付けられてい
る。この車輪(100)は、各開閉板(20a)(20
b)のそれぞれの先端部両側に対応して計4個設けられ
ている。
【0024】一方、ボックス体(10)の両側板(10
b)の下端には、前記フック受金具(22)にそれぞれ
対応して、フック(51)の上部がそれぞれ回転自在に
取り付けられる。
【0025】各フック(51)の上端には、図5に示す
ように連結レバー(52)の下端が固定されるととも
に、両連結レバー(52)の上端がそれぞれ連結部材
(53)の両端部にそれぞれ回転自在に連結される。ま
た、ボックス体(10)の下端後縁部には、回転軸(5
4a)がその軸線回りに回転自在に配置されるととも
に、この回転軸(54a)の一端に操作レバー(54)
の下端が固定されている。これにより、操作レバー(5
4)がその下端を支点としてボックス体(10)の一側
面に沿って回転できるように構成されている。
【0026】また、回転軸(54a)の他端には回転レ
バー(54c)の下端が固定されている。この回転レバ
ー(54c)は上記操作レバー(54)と平行に配置さ
れており、操作レバー(54)の回転に同期して回転す
るようになされている。さらに操作レバー(54)およ
び回転レバー(54c)には、それぞれ連結ロッド(5
5)の後端が回転自在に連結されるとともに、各ロッド
(55)の前端が前記連結部材(53)の中央部に回転
自在に連結されている。
【0027】ボックス体(10)の一側面には、連結ロ
ッド(55)の略中央上方位置に対応してシリンダ(5
6)等からなる付勢機構が配置されている。シリンダ
(56)の内部には図示しない引張ばねが収容されると
ともに、そのばねの付勢力によりシリンダロッドが収納
方向に付勢されている。そのシリンダロッドの先端が連
結部材(57)を介して一方側の連結ロッド(55)に
連結され、これにより連結ロッド(55)がシリンダ
(56)の付勢力により前方に向けて進出付勢されてい
る。なお、シリンダ等の付勢機構は、このような構成の
ものだけに限られず、オイルタンパ、ガススプリングを
利用したものの他、周知の弾性部材等を利用したものに
よって構成してもよい。
【0028】そして、開閉板(20a)(20b)を閉
じた状態では、シリンダ(56)による連結ロッド(5
5)の進出付勢により、連結レバー(52)がフック
(51)(51)とともに、図2の紙面に向かって反時
計方向、すなわち係合方向に回転付勢されて、フック
(51)(51)がフック受金具(22)(22)に係
合する。これにより、開閉板(20a)(20b)が閉
じた状態にロックされることとなる。
【0029】またこの底蓋ロック状態から、シリンダ
(56)の付勢力に抗して、操作レバー(54)を下端
を支点として後方へ倒すように回転操作すると、それと
平行に回転レバー(54c)が回転するとともに、各連
結ロッド(55)が後方へ移動して、各フック(51)
が図2の紙面に向かって時計方向、すなわちロック解除
方向に回転するようになされている。これにより、各フ
ック(51)のフック受金具(22)への係合がそれぞ
れ解除される。このとき、ボックス型パレット(P1)
が吊持されていると、開閉板(20a)(20b)は自
重により開くこととなる。
【0030】また既述したように、開閉板(20a)
(20b)における両側脚部(32)の先端には車輪
(100)を回転自在に取り付けているため、図2に示
すように開閉板(20a)(20b)を開いたままボッ
クス型パレットを地面(G)に降ろしていくと、各車輪
(100)がそれぞれ地面(G)に当たった後、地面
(G)を転動することにより、図6(a)(b)に示す
ように開閉板(20a)(20b)が地面(G)とボッ
クス体(10)との間で突っ張るようなことはなく、そ
れぞれ閉じ方向にスムーズにガイドされて、開閉板(2
0a)(20b)閉じられる。
【0031】なおこのとき、フック(51)は、ガイド
部材(23)の傾斜面に押されて一旦係合解除方向に回
転した後、フック受金具(22)を乗り越えたところ
で、シリンダ(56)の付勢力により係合方向に回転し
て、フック受金具(22)に係合することにより、開閉
板(20a)(20b)が自動的に閉じた状態でロック
されることとなる。
【0032】ボックス体(10)の一側板(10b)に
は、連結ロッド(55)の後方に対応して、ストッパー
(61)が設けられる。図7および図8に示すようにこ
のストッパー(61)は、変形扇状に形成されており、
その外周部が、短辺部(66)と、その短辺部(66)
よりも長い寸法に設定された長辺部(67)と、短辺部
(66)および長辺部(67)を略円弧状に結ぶ弧部
(68)とで構成されている。
【0033】そして、このストッパー(61)の短辺部
(66)および長辺部(67)が交わる部分で規定され
る頂部(62)が、ボックス体(10)の一側板(10
b)に支持軸(70)を介して回転自在に取り付けられ
て、ストッパー(61)がボックス体(10)の一側面
に沿って回転自在に構成される。この場合、ストッパー
(61)は、その短辺部(66)が、長辺部(67)に
対し、図7の紙面に向かって反時計方向側に位置するよ
うに配置されて、弧部(68)の支持軸(70)からの
距離が時計方向に向かうにしたがって増加するように構
成されている。
【0034】このストッパー(61)を、図7の反時計
方向に回転させて、同図実線に示すようにストッパー
(61)を支持軸(70)と連結ロッド(55)の後端
面との間に介入させると、連結ロッド(55)がストッ
パー(61)および支持軸(70)を介してボックス体
(10)に係止されるとともに、連結ロッド(55)の
後方への移動が規制され、これによりフック(51)の
係合解除方向への回転が規制されて、開閉板(20a)
(20b)の開放が規制されることとなる。またその底
蓋開放規制状態から、図7の想像線に示すようにストッ
パー(61)を同図時計方向に回転させると、連結ロッ
ド(55)と支持軸(70)との間からストッパー(6
1)が抜け出して、連結ロッド(55)の移動が許容さ
れて、操作レバー(54)の回転操作により開閉板(2
0a)(20b)を開くことができる状態となる。
【0035】なお図8に示すように、ストッパー(6
1)には、その一面側に操作用レバー(65)が突設さ
れており、このレバー(65)を手で摘んでストッパー
(61)を操作することにより、ストッパー操作を簡単
に行えるようになる。さらに、ストッパー(61)に
は、回転過多防止用突起(64)が設けられており、ス
トッパー(61)を連結ロッド(55)と支持軸(7
0)との間から抜き取る際に、ストッパー(61)が時
計方向に勢い良く回転して、下方側から連結ロッド(5
5)と支持軸(70)間に介入しようとしても、突起
(64)が連結ロッド(55)の後端に当接することに
より、その介入を防止できる。
【0036】ところで、ストッパー(61)は前記した
ように変形扇状に形成して、短辺部(66)を、連結ロ
ッド(55)および支持軸(70)間への介入方向側に
配置するとともに、長辺部(67)を介入方向に対し反
対側に配置しているため、ストッパー(61)が連結ロ
ッド(55)および支持軸(70)間に介入した底蓋開
放規制状態において、例えばボックス型パレット(P
1)に振動等が発生した場合、その振動によりストッパ
ー(61)は、自重により下方に位置ずれしていく。こ
のとき、前記したように弧部(68)の支持軸(70)
からの距離が図7の時計方向に向かうにしたがって増加
するため、連結ロッド(55)はストッパー(61)の
弧部(68)に沿って前方に押し込まれていき、開閉板
(20a)(20b)の開放をより確実に規制すること
となる。このように振動等に対しても、ストッパー(6
1)による開放規制状態が解除されることはなく、充分
な安全性を具備している。
【0037】また、この実施例では、ストッパー(6
1)の連結ロッド(55)への当接位置が、ストッパー
(61)の回転支点位置よりも下方になるように設定し
ているため、ストッパー(61)を連結ロッド(55)
および支持軸(70)間に配置した状態において、仮に
開閉板(20a)(20b)のロックを解除するような
力が作用したとしても、換言すれば連結ロッド(55)
を後退させるような力が作用したとしても、ストッパー
(61)は、連結ロッド(55)に押し込まれて、介入
方向に回転し、抜け出し方向への回転が防止され、この
点からも、充分な安全性を具備している。
【0038】図9にボックス型パレットの上部の斜視図
を示す。同図に示すように、ボックス体(10)の前板
(10a)および後板(10c)には、それぞれ両側位
置にフォークリフトトラックのフォークを挿脱自在なフ
ォーク差込孔(12)が形成される。さらにボックス体
(10)上端の4つのコーナー部のやや内側に、吊金具
を兼用する段積時位置決め部材(13)がそれぞれ略上
方に突出するようにして取り付けられている。
【0039】この位置決め部材(13)は、クレーン等
による吊り上げ時に吊金具として利用できることはもち
ろんのこと、図9の想像線に示すように複数のボックス
型パレットを積み重ねる際に、下側のパレットの4つの
位置決め部材(13)が、上側のパレットの前脚部(3
1)、両側脚部(32)および後脚部(33)によって
形成される4つのコーナー部内側にそれぞれ係止するこ
とにより、水平四方向の位置決めがすべて図られること
になる。
【0040】なお、図1において、(80)は操作レバ
ー(54)を遠隔から操作するための紐、(81)は操
作レバー(54)の操作方向をガイドするとともに、操
作量を規制するためのガイド部材である。
【0041】このような構成のボックス型パレット(P
1)を、工場内で廃棄物処理用として使用する場合に
は、開閉板(20a)(20b)を閉じてロックした状
態で、ストッパー(61)を図7の実線に示すように底
蓋開放規制状態にセットし、その状態で設置しておく。
そして、工場で発生する廃棄物を上端開放部からパレッ
ト内に収納する。この収納時において、このボックス型
パレットでは、ボックス体(10)の上端の4コーナー
部にそれぞれ位置決め部材(13)を取り付けているた
め、廃棄物の収納作業をスムーズに行える。すなわち、
仮に位置決め部材が前板および後板の中央近くに取り付
けられていると、その位置決め部材に廃棄物が当接する
ことにより廃棄物の収納作業が妨げられるが、このパレ
ットでは、位置決め部材(13)がコーナー部に位置し
ているため、収納時に廃棄物が位置決め部材(13)に
当接することはほとんどなく、廃棄物の収納作業をスム
ーズに行うことができる。
【0042】次に、ボックス型パレット(P1)内に収
納された廃棄物を、所定の排出箇所まで搬送する場合に
は、ストッパー(61)を回転させて図7の想像線に示
すように底蓋開放許容状態に設定してから、フォークリ
フトトラックのフォークをフォーク差込孔(12)内に
差し込んでパレット(P1)を持ち上げながら、所定の
排出箇所まで搬送する。そして、パレット(P1)を排
出箇所の上方に配置した状態で、紐(80)を介して操
作レバー(54)を後方に引っ張って、開閉板(20
a)(20b)を開く。この場合、フック(51)の上
端に連結レバー(52)の下端を回転自在に取り付け
て、連結レバー(52)の回転によりフック(51)を
係合解除方向に回転させるようにしているため、連結レ
バー(52)等によって規定される梃の作用により、小
さい操作力によってもフック(51)に多大な回転力を
発生させることができる。このため、フック(51)に
開閉板(20a)(20b)および廃棄物の荷重が加わ
って、フック(51)とフック受金具(22)との間に
多大な摩擦力が発生するような場合でも、両者間の係合
をスムーズに解除できる。したがって、ボックス型パレ
ット(P1)を吊持したままの状態であっても、開閉板
(20a)(20b)を開くことができる等、開閉板開
放時の操作性を良好に確保できる。もっとも、開閉板
(20a)(20b)を開く場合、必ずしもパレット
(P1)を吊持した状態で行う必要はなく、パレット
(P1)を排出箇所の設置面上に載置した状態で開閉板
(20a)(20b)のロックをレバー操作により解除
して、パレット(P1)を持ち上げながら開閉板(20
a)(20b)を開くようにしてもよい。
【0043】こうして、開閉板(20a)(20b)が
開放されると、パレット内に収納された廃棄物がボック
ス体(10)の下端開放部から落とし出されて、開閉板
(20a)(20b)の上面をそれぞれ滑り落ちて所定
の排出箇所に投下される。このとき、パレット底部が観
音開き可能となるように、底蓋(20)を2枚の開閉板
(20a)(20b)により構成しているため、パレッ
ト内の廃棄物は開閉板(20a)(20b)の上面に沿
ってパレット中心部に導かれて落下するので、廃棄物を
所望位置に正確に投下することができる。したがって、
ホッパー等の小さい投入口へも廃棄物を正確に投下する
ことができる。この場合、本実施例においては、開閉板
(20a)(20b)の開き角度を60度と大きく設定
しているため、廃棄物を効率良く投下することができ
る。
【0044】さらに、開閉板(20a)(20b)の上
面両側縁部に、ガイドプレート(21)を取り付けてい
るため、そのガイドプレート(21)(21)により廃
棄物の散乱が防止されて、廃棄物を所望位置に、より一
層正確に投下することができる。
【0045】また、開閉板(20a)(20b)の枢着
側端部に当り金具(40)を取り付ける一方、当り金具
(40)を受け止めるストッパープレート(41)を、
ボックス体(10)に固定しているため、当り金具(4
0)が当接してストッパープレート(41)に開閉板
(20a)(20b)および廃棄物の荷重が加わったと
きに、その荷重はボックス体(10)の下端と脚部(3
1)(33)とに分散される。このため、荷重の局部集
中が回避され、ストッパープレート(41)等の底蓋支
持部位の早期劣化が防止されて耐久性能が向上する。さ
らに、ストッパープレート(41)の当り金具(40)
との当接領域に硬質ウレタンゴム等の緩衝部材(42)
を取り付けているため、その緩衝部材(42)により、
当り金具(40)の当接時におけるストッパープレート
(41)への衝撃力が緩和されて、この点からもストッ
パープレート(41)の早期劣化が防止されて、一層耐
久性が向上する。
【0046】廃棄物を投下した後は、パレット(P1)
を地面(G)に下ろして、開閉板(20a)(20b)
を閉じる。この場合、前記したように、開閉板(20
a)(20b)の先端に回転自在に車輪(100)を取
り付けているため、車輪(100)が地面(G)に当た
った後、地面(G)に沿って転動することにより、開閉
板(20a)(20b)が地面(G)とボックス体(1
0)との間で突っ張ることなく、それぞれ閉じ方向にス
ムーズにガイドされて、開閉板(20a)(20b)の
閉じ動作が良好に行われて、作業効率の向上を図ること
ができる。
【0047】なお、このような廃棄物の排出処理におい
て、フォークリフトトラックに代えて、クレーン等を使
用する場合には、クレーンのフックをパレット上端の位
置決め部材(13)に掛止して、パレット(P1)の昇
降および水平移動を行うようにすればよい。
【0048】一方、工場に載置したパレット(P1)の
移動を図るような場合、パレット移動中にフック(5
1)、連結レバー(52)、連結部材(53)、操作レ
バー(54)、回転レバー(54c)および連結ロッド
(55)等の底蓋開放機構が、作業者の身体や周辺機器
等に誤って接触したとしても、ストッパー(61)を図
7の実線に示す底蓋開放規制状態にセットしておけば、
底蓋開放機構の作動が防止されて、開閉板(20a)
(20b)が不用意に開くのを防止できる。
【0049】<第2の実施例>図10はこの発明の第2
の実施例であるボックス型パレット(P2)を示す下部
側面図である。同図に示すように、このパレット(P
2)は、一方側の開閉板(10a)を他方側の開閉板
(10a)よりも大きくなるように、詳述すると、大開
閉板(10b)の大きさ(回転半径)と小開閉板(10
a)の大きさ(回転半径)との比が6対4となるように
設定されて、互いに非対称形状に形成されている。ま
た、小開閉板(10a)の先端に設けられるガイド手段
として、円弧状の滑り部材(101)が溶接処理によっ
て取り付けられ、さらに小開閉板(10a)の開き角度
は大開閉板(10b)のそれより小さく設定されて、具
体的には小開閉板(10a)の開き角度は45度に設定
されるとともに、大開閉板(10b)の開き角度は60
度に設定されている。
【0050】その他の構成は上記第1の実施例における
パレット(P1)の構成と同様である。
【0051】このパレット(P2)において、開閉板
(20a)(20b)を開いた状態では、各開閉板(2
0a)(20b)の先端のガイド手段(100)(10
1)が、互いに異なる高さ位置に配置されるものであ
る。このため、開閉板(20a)(20b)を閉じるた
めにパレット(P2)を降下していくと、まず大開閉板
(20b)の先端における車輪(100)の先端が地面
に当たった後、上記第1の実施例と同様にして、車輪
(100)が地上を転動することにより、開閉板(20
b)が地面とボックス体(10)間で突っ張ることな
く、閉じ方向にスムーズにガイドされていく。つづいて
小開閉板(10a)が滑り部材(101)が地面に当た
って地上を滑りながら移動することにより、開閉板(2
0a)が突っ張ることなく閉じ方向にスムーズにガイド
されていき、両開閉板(20a)(20b)が同時に閉
塞されることとなる。
【0052】このパレット(P2)によれば、2枚の開
閉板(20a)(20b)を時間をずらして順番に地面
に当接することができるので、開閉板(20a)(20
b)の閉じ方向への移動を、上記第1の実施例のものよ
りも、一層スムーズに行える。
【0053】なお、この実施例においては、開閉板(2
0a)(20b)を、収納物の投下位置がパレット中心
部から少し側方へ位置ずれすることとなるが、この位置
ずれはごくわずかなものであるため、収納物の投下操作
等に支障を来すことはない。
【0054】<第3の実施例>図11はこの発明の第3
の実施例であるボックス型パレット(P3)を示す下部
側面図である。同図に示すように、このパレット(P
3)は、上記第2の実施例のパレット(P2)と同様
で、大きさが6対4となるような大開閉板(20b)と
小開閉板(20a)とを有しており、両開閉板(20
a)(20b)の先端にガイド手段として円弧状の滑り
部材(101)がそれぞれ取り付けられている。
【0055】その他の構成は、上記第1および第2の実
施例におけるパレット(P1)(P2)の構成と同様で
ある。
【0056】このボックス型パレット(P3)におい
て、開閉板(20a)(20b)を閉じるのにパレット
(P3)を降下していくと、まず大開閉板(20b)の
滑り部材(101)が地面に当たって地上を滑りながら
移動して、閉じ方向にスムーズにガイドされていき、つ
づいて小開閉板(10a)の滑り部材(101)が地面
に当たって地上を滑りながら移動して、閉じ方向にガイ
ドされ、両開閉板(20a)(20b)が同時に閉塞さ
れることとなる。
【0057】また、このパレット(P3)では、ガイド
手段として地上を滑りながら移動する滑り部材(10
1)を用いているため、転がり摩擦が大きくなる砂地等
の上にパレット(P3)を降下して底蓋を閉じるような
場合には、上記第1および第2の実施例のパレット(P
1)(P2)よりも、良好に底蓋閉じ操作を行うことが
できる。
【0058】なお、上記実施例においては、ボックス型
パレットを、廃棄物処理用として使用しているが、それ
だけに限られず、パーツ等の小物搬送用等としても使用
できる。
【0059】また、本発明においては、開閉板の大きさ
や、開き角度は、上記実施例のものだけに限られること
はない。
【0060】
【考案の効果】以上のように、この発明のボックス型パ
レットによれば、底部が観音開き可能となるように、底
蓋を2枚の開閉板によって構成しているため、開閉板を
開いた際に、パレット内の収納物は開閉板の上面に沿っ
てパレット中心部に導かれて落下するので、収納物を所
望の位置に正確に投下することができる。さらに、底蓋
開放時の荷重を、一方側の開閉板と他方側の開閉板との
2か所に分散させることができ、荷重の集中を回避でき
て早期劣化を防止することができる。また、開閉板の先
端に車輪等のガイド手段を設けているため、開閉板を開
いた状態でボックス体を降下させて設置面に設置する際
に、ガイド手段が設置面に当たってその面に沿って移動
することにより、開閉板が設置面とボックス体との間で
突っ張ることなく、閉じ方向にスムーズにガイドされる
ので、底蓋閉じ操作を良好に行える。更に連結ロッドを
後退させるように操作レバーを回転操作することによ
り、連結レバーを後向フックとともに付勢機構の付勢力
に抗して回転させてフックの係合を解除するよう構成さ
れるものであるため、連結レバーや操作レバー等によっ
て規定される梃の作用により、小さい操作力によっても
フックに多大な回転力を発生させることができ、底蓋を
開く時の操作性を良好に確保することができる。このた
め例えば、フックに底蓋等の荷重が加わってフックとフ
ック受具との間に多大な摩擦力が発生するような場合で
も、両者間の係合をスムーズに解除できるので、パレッ
ト吊持状態においても、底蓋を簡単に開くことができ
る。またフック受具のフックに対応する位置にフック係
合用ガイド部材が設けられるものであるため、開閉板が
閉塞される直前に、後向フックがフック係合用ガイド部
材に当たって係合解除方向へガイドされるので、開閉板
の閉塞が完了すると、フックがフック受具に自動的にス
ムーズに係合する。従って底蓋ロック操作を別途行う必
要がなく、その分、底蓋閉塞操作を簡単に行えるという
効果が得られる。
【0061】また、2枚の開閉板の境界部をボックス体
の下端中心に位置させるように各開閉板を互いに対称形
状に形成する場合には、開閉板を開いた際に、開閉板が
正確にボックス体の下端中心で分離するので、収納物が
正確にパレット中心部から落下し、より一層正確に、収
納物を所望位置に投下することができ、しかも各開閉板
を同重量に形成できるので、底蓋開放時の荷重を、各開
閉板ごとに均等に分散させることができるので、バラン
スの良いボックス型パレットを提供できるものである。
【0062】また、2枚の開閉板の境界部をボックス体
の下端中心から逸脱させるように各開閉板を互いに非対
称形状に形成したり、あるいは各開閉板を互いに異なる
開き角度で保持されるように構成することにより、開閉
板を開いた状態において各開閉板の可動側端部が互いに
異なる高さ位置に配置されるように構成する場合には、
パレット降下時において各開閉板に設けたガイド手段を
設置面に時間をずらせて順番に当接させることができ、
より一層スムーズに、各開閉板を閉じる方向にガイドで
き、底蓋閉じ操作を一層良好に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例であるボックス型パレ
ットを示す斜視図である。
【図2】第1実施例のボックス型パレットを示す側面図
である。
【図3】第1実施例のボックス型パレットの下端の一コ
ーナー部を示す斜視図である。
【図4】第1実施例における開閉板先端部を示す拡大側
面図である。
【図5】第1実施例のボックス型パレットの底板開放機
構を示す斜視図である。
【図6】第1実施例のボックス型パレットの下部を示す
側面図である。
【図7】第1実施例のボックス型パレットのストッパー
周辺部を示す側面図である。
【図8】第1実施例のボックス型パレットのストッパー
を示す斜視図である。
【図9】第1実施例のボックス型パレットの上部を示す
斜視図である。
【図10】この発明の第2の実施例であるボックス型パ
レットの下部を示す側面図である。
【図11】この発明の第3の実施例であるボックス型パ
レットの下部を示す側面図である。
【符号の説明】
10…ボックス体 20…底蓋 20a、20b…開閉板22…フック受具 23…フック係合用ガイド部材 41…ストッパープレート51…後向フック 52…連結レバー 54…操作レバー 55…連結ロッド 56…シリンダ(付勢機構) 100…車輪 101…滑り部材 G…地面 P1、P2、P3…ボックス型パレット

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下両端が開放されたボックス体と、そ
    の下端開放部の一領域および残りの領域にそれぞれ適合
    可能な2枚の開閉板からなる底蓋とを有し、各開閉板の
    それぞれの一端がボックス体下端の相対向する縁部にそ
    れぞれ枢着されて、開閉板によりボックス体の下端開放
    部が開閉自在に構成されたボックス型パレットであっ
    て、 開閉板を開いた状態において、その開閉板を直角よりも
    小さい所定の開き角度で、傾斜姿勢に支持する開閉板ス
    トッパーと、 前記開閉板の可動側端部に設けられ、開閉板を開いた状
    態でボックス体を降下させて設置面に設置する際に設置
    面に当たってその面に沿って移動することにより、前記
    開閉板を閉じる方向へガイドするガイド手段と、を備
    え、 前記2枚の開閉板の可動側端部側面にフック受具が固定
    され、 前記ボックス体の側板外面における下縁部に、前記フッ
    ク受具に対応して後向フックの上部が回転自在に取り付
    けられ、そのフックが、付勢機構の付勢力によって後方
    に回転付勢されて前記フック受具に係合することによ
    り、前記開閉板が閉塞状態にロックされる一方、 前記後向フックの上端に取り付けられた連結レバーに、
    連結ロッドの前端が回転自在に取り付けられるととも
    に、下端が前記ボックス体の側板外面における下縁部後
    端に回転自在に取り付けられた操作レバーに、前記連結
    ロッドの後端が回転自在に取り付けられて、前記連結ロ
    ッドを後退させるように前記操作レバーを回転操作する
    ことにより、前記連結レバーを前記後向フックとともに
    前記付勢機構の付勢力に抗して回転させて、前記後向フ
    ックの前記フック受具への係合を解除するよう構成され
    てなり、更に 前記フック受具の前記後向フックに対応する位置に、前
    記開閉板が閉塞される際に前記後向フックを前記付勢機
    構の付勢力に抗して係合解除方向へガイドするためのフ
    ック係合用ガイド部材が設けられて なることを特徴とす
    るボックス型パレット。
  2. 【請求項2】 開閉板を閉じた状態において2枚の開閉
    板の境界部が前記ボックス体の下端中心に位置するよう
    に各開閉板が互いに対称形状に形成されるとともに、前
    記ガイド手段が車輪によって構成されてなる請求項1に
    記載のボックス型パレット。
  3. 【請求項3】 開閉板を開いた状態において各開閉板の
    可動側端部が互いに異なる高さ位置に配置されるように
    構成されてなる請求項1に記載のボックス型パレット。
  4. 【請求項4】 開閉板を閉じた状態において2枚の開閉
    板の境界部が前記ボックス体の下端中心から逸脱するよ
    うに各開閉板が互いに非対称形状に形成されてなる請求
    項3に記載のボックス型パレット。
  5. 【請求項5】 開閉板を開いた状態において各開閉板が
    互いに異なる開き角度で保持されるように構成されてな
    る請求項3または4に記載のボックス型パレット。
  6. 【請求項6】 各開閉板に設けられるガイド手段のう
    ち、開閉板を開いた状態において下方に位置する側のガ
    イド手段が車輪によって構成されてなる請求項3ないし
    5のいずれかに記載のボックス型パレット。
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