JPH0427912Y2 - - Google Patents
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- JPH0427912Y2 JPH0427912Y2 JP6102787U JP6102787U JPH0427912Y2 JP H0427912 Y2 JPH0427912 Y2 JP H0427912Y2 JP 6102787 U JP6102787 U JP 6102787U JP 6102787 U JP6102787 U JP 6102787U JP H0427912 Y2 JPH0427912 Y2 JP H0427912Y2
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- Japan
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- lock
- locking
- bottom plate
- operating lever
- rod
- Prior art date
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- 230000000452 restraining effect Effects 0.000 claims description 7
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 8
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 8
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 2
- 240000007643 Phytolacca americana Species 0.000 description 1
- 238000007599 discharging Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Load-Engaging Elements For Cranes (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、スクラツプ等の荷役に使用する片開
き式の荷役バケツトに関する。
き式の荷役バケツトに関する。
従来、金属スクラツプ等の荷役作業では、バケ
ツトを利用し、クレーンで吊り下げて処理してい
た。この作業では、金属スクラツプを排出すると
きにバケツトを傾転させる必要があり、作業者の
負担が大きいという難点があつた。
ツトを利用し、クレーンで吊り下げて処理してい
た。この作業では、金属スクラツプを排出すると
きにバケツトを傾転させる必要があり、作業者の
負担が大きいという難点があつた。
このような傾転式のバケツトに代えて、たとえ
ば、実開昭61−154284号及び実開昭61−154285号
公報に記載されている構造のものが使用されるよ
うになつた。これは、人手を要することなく底板
を観音開き式に開閉でき、しかも玉懸け作業を必
要とせずに安全に荷役が行える構造としたもので
ある。
ば、実開昭61−154284号及び実開昭61−154285号
公報に記載されている構造のものが使用されるよ
うになつた。これは、人手を要することなく底板
を観音開き式に開閉でき、しかも玉懸け作業を必
要とせずに安全に荷役が行える構造としたもので
ある。
しかし、バケツトが傾斜した状態で地面に置か
れた場合には、一方の底板が開閉しないとか、ま
た、底板を閉じるに当たつては、一方の底板がバ
ケツト本体と地面との間で突つ張つて閉鎖できな
いという不便さがあつた。
れた場合には、一方の底板が開閉しないとか、ま
た、底板を閉じるに当たつては、一方の底板がバ
ケツト本体と地面との間で突つ張つて閉鎖できな
いという不便さがあつた。
このような問題に対し、本願の出願人は、実願
昭61−104574号(実開昭63−11485号)において、
片開き方式の底開き荷役バケツトを提案した。
昭61−104574号(実開昭63−11485号)において、
片開き方式の底開き荷役バケツトを提案した。
このバケツトは、第6図に示すように、箱状の
本体50の底部に底板51の一辺を回動自在に枢
着して、この底板51を開閉可能とし、更に底板
51のロツク保持機構を備えた構造である。底板
51は、底板51に設けた係合ピン52の周囲を
抱くように係合する保持アーム53によつて閉じ
た状態を保ち、図中の一点鎖線で示す方向へこの
保持アーム53が回動すると、係合ピン52は拘
束を解かれて底板51が開く。
本体50の底部に底板51の一辺を回動自在に枢
着して、この底板51を開閉可能とし、更に底板
51のロツク保持機構を備えた構造である。底板
51は、底板51に設けた係合ピン52の周囲を
抱くように係合する保持アーム53によつて閉じ
た状態を保ち、図中の一点鎖線で示す方向へこの
保持アーム53が回動すると、係合ピン52は拘
束を解かれて底板51が開く。
また、バケツトにスクラツプを入れて搬送する
際に、底板51が開くことを防止するため、ロツ
クレバー54及び受座55を本体50の側部に設
け、ピン係合により保持アーム53を受座55に
ロツクする。そして、ロツクレバー54のロツク
を解除したときにこの解除状態を維持するための
バー56をロツクレバー54の孔54aに嵌め込
む構造としている。
際に、底板51が開くことを防止するため、ロツ
クレバー54及び受座55を本体50の側部に設
け、ピン係合により保持アーム53を受座55に
ロツクする。そして、ロツクレバー54のロツク
を解除したときにこの解除状態を維持するための
バー56をロツクレバー54の孔54aに嵌め込
む構造としている。
このように、底板51を片開き式とすると共に
その作動用の保持アーム53を備えたことによつ
て、底板51を簡単に開くことができる。
その作動用の保持アーム53を備えたことによつ
て、底板51を簡単に開くことができる。
しかしながら、ロツクを解除した後にロツクレ
バー54の孔54aにバー56を嵌め込む作業
は、両手を使つて行う必要があり、操作がかなり
煩雑である。したがつて、底板51を閉じて再ぶ
スクラツプを入れ込む度毎にこの操作を必要とす
るので、作業員の負担が大きくなり、改善すべき
点が残つている。
バー54の孔54aにバー56を嵌め込む作業
は、両手を使つて行う必要があり、操作がかなり
煩雑である。したがつて、底板51を閉じて再ぶ
スクラツプを入れ込む度毎にこの操作を必要とす
るので、作業員の負担が大きくなり、改善すべき
点が残つている。
そこで、本考案は、ロツクの施錠及び解錠を保
持アームの作動に連動させ、簡単な操作で作業で
きるようにすることを目的とする。
持アームの作動に連動させ、簡単な操作で作業で
きるようにすることを目的とする。
本考案は、以上の目的を達成するために、本体
の下部に開閉自在に枢着した底板と、該底板に設
けたピンに係合するフツクを備え前記底板を閉じ
た状態に保持する操作レバーと、前記ピンとフツ
クとの係合を解く方向に前記操作レバーを付勢す
る手段とを有する片開き式の荷役バケツトにおい
て、前記ピンとフツクとが係合する状態に前記操
作レバーを拘束するロツク機構を前記本体の外壁
に設け、該ロツク機構は、前記本体の外壁及び操
作レバーに設けたロツク孔方向に弾性手段によつ
て付勢され且つこれらのロツク孔が整合したとき
に嵌入するロツクロツドと、該ロツクロツドをロ
ツク解除方向へ作動させる解除レバーと、前記ロ
ツクロツドを解除位置に保持するロツクロツド拘
束装置とを備え、更に該ロツクロツド拘束装置
は、前記フツク及びピンとの係合方向への前記操
作レバーの作動に連動して前記ロツクロツドの拘
束を解除可能としたことを特徴とする。
の下部に開閉自在に枢着した底板と、該底板に設
けたピンに係合するフツクを備え前記底板を閉じ
た状態に保持する操作レバーと、前記ピンとフツ
クとの係合を解く方向に前記操作レバーを付勢す
る手段とを有する片開き式の荷役バケツトにおい
て、前記ピンとフツクとが係合する状態に前記操
作レバーを拘束するロツク機構を前記本体の外壁
に設け、該ロツク機構は、前記本体の外壁及び操
作レバーに設けたロツク孔方向に弾性手段によつ
て付勢され且つこれらのロツク孔が整合したとき
に嵌入するロツクロツドと、該ロツクロツドをロ
ツク解除方向へ作動させる解除レバーと、前記ロ
ツクロツドを解除位置に保持するロツクロツド拘
束装置とを備え、更に該ロツクロツド拘束装置
は、前記フツク及びピンとの係合方向への前記操
作レバーの作動に連動して前記ロツクロツドの拘
束を解除可能としたことを特徴とする。
〔実施例〕
以下、図面に示す実施例により本考案の特徴を
具体的に説明する。
具体的に説明する。
第1図は本考案の一実施例を示す荷役用バケツ
トの斜視図である。
トの斜視図である。
箱状の本体1の上端にはロープ等を掛ける孔2
を設け、下端の底板3の一辺を本体1に枢着して
片開き式にこの底板3を開閉可能としている。底
板3の枢着辺と対向する側の本体1下部には、ロ
ツド4を回転自在に取り付けると共にその両端に
フツク5を固定している。このフツク5は、底板
3の両端に設けたピン6の周囲を若干の隙間を持
つて抱き込むようにして係合し、図示のように底
板3を閉じた状態に保持する。
を設け、下端の底板3の一辺を本体1に枢着して
片開き式にこの底板3を開閉可能としている。底
板3の枢着辺と対向する側の本体1下部には、ロ
ツド4を回転自在に取り付けると共にその両端に
フツク5を固定している。このフツク5は、底板
3の両端に設けたピン6の周囲を若干の隙間を持
つて抱き込むようにして係合し、図示のように底
板3を閉じた状態に保持する。
底板3の開閉操作は、本体1の側部に設けた操
作レバー7によつて行う。この操作レバー7の基
端は、フツク5と共にロツド4に固定され、中途
には引張コイルスプリング8を本体1の側壁との
間に取り付けている。引張コイルスプリング8は
図において、操作レバーを矢印方向へ付勢してい
る。また、操作レバー7は、第4図のように、ロ
ツク用リブ7a及びロツクロツド拘束装置(後
述)の拘束を解除するプツシヤ7bをそれぞれ本
体1側を向いた面に形成し、ロツク用リブ7aに
は操作レバー7の操作方向と平行な長孔としたロ
ツク孔7cを開設している。
作レバー7によつて行う。この操作レバー7の基
端は、フツク5と共にロツド4に固定され、中途
には引張コイルスプリング8を本体1の側壁との
間に取り付けている。引張コイルスプリング8は
図において、操作レバーを矢印方向へ付勢してい
る。また、操作レバー7は、第4図のように、ロ
ツク用リブ7a及びロツクロツド拘束装置(後
述)の拘束を解除するプツシヤ7bをそれぞれ本
体1側を向いた面に形成し、ロツク用リブ7aに
は操作レバー7の操作方向と平行な長孔としたロ
ツク孔7cを開設している。
更に、本体1の側壁には、操作レバー7をロツ
クするためのロツク機構Lを備える。このロツク
機構Lは、本体1の側壁の固定したベース9面に
設けられ、該ベース9に上下方向に旋回可能に枢
着された解除レバー10及びこの解除レバー10
に連動するロツクロツド11等を主な要素として
構成される。
クするためのロツク機構Lを備える。このロツク
機構Lは、本体1の側壁の固定したベース9面に
設けられ、該ベース9に上下方向に旋回可能に枢
着された解除レバー10及びこの解除レバー10
に連動するロツクロツド11等を主な要素として
構成される。
第2図はロツク機構Lを概略的に示す切欠正面
図である。ベース9の上端側には、操作レバー7
のロツク用リブ7aが挿入可能な上下方向の間隔
をおいてロツクプレート12,13が設けれら
る。そして、これらのロツクプレート12,13
には、ロツクロツド11の上端が挿入されるロツ
ク孔12a,13aをそれぞれ同軸上に開設して
いる。
図である。ベース9の上端側には、操作レバー7
のロツク用リブ7aが挿入可能な上下方向の間隔
をおいてロツクプレート12,13が設けれら
る。そして、これらのロツクプレート12,13
には、ロツクロツド11の上端が挿入されるロツ
ク孔12a,13aをそれぞれ同軸上に開設して
いる。
また、ベース9の下端側には、ロツクロツド1
1の上下方向の位置を拘束するロツクロツド拘束
装置Rが設けられる。このロツクロツド拘束装置
Rは、内部にロツクロツド11に係合する機構を
収納したチヤンバ状に形成されている。そして、
ロツクロツド11は、下端部に小径の係合杆14
をロツクロツド拘束装置Rの上下方向に貫通さ
せ、上部の大径部分との間には圧縮コイルスプリ
ング15を介装している。この圧縮コイルスプリ
ング15によつてロツクロツド11は上側へ付勢
され、ロツク時には、第2図bのように、上端が
ベース9側のロツク孔12a,13a及び操作レ
バー7のロツク孔7cを挿通した状態となる。
1の上下方向の位置を拘束するロツクロツド拘束
装置Rが設けられる。このロツクロツド拘束装置
Rは、内部にロツクロツド11に係合する機構を
収納したチヤンバ状に形成されている。そして、
ロツクロツド11は、下端部に小径の係合杆14
をロツクロツド拘束装置Rの上下方向に貫通さ
せ、上部の大径部分との間には圧縮コイルスプリ
ング15を介装している。この圧縮コイルスプリ
ング15によつてロツクロツド11は上側へ付勢
され、ロツク時には、第2図bのように、上端が
ベース9側のロツク孔12a,13a及び操作レ
バー7のロツク孔7cを挿通した状態となる。
ロツクロツド11の係合杆14には、その周面
を切欠した溝14aを上下方向に設け、ロツクロ
ツド拘束装置R内にこの溝14aに係合する移動
子16を摺動自在に設ける。移動子16は、左右
の両端にピンロツド17,18を固定し、更に圧
縮コイルスプリング19によつて左方向へ付勢さ
れている。これらピンロツド17,18はチヤン
バの外部へ突き出る長さを持ち、また圧縮コイル
スプリング19による付勢方向は操作レバー7が
ピン6を解放して底板3を開くときの傾斜方向と
同じである。
を切欠した溝14aを上下方向に設け、ロツクロ
ツド拘束装置R内にこの溝14aに係合する移動
子16を摺動自在に設ける。移動子16は、左右
の両端にピンロツド17,18を固定し、更に圧
縮コイルスプリング19によつて左方向へ付勢さ
れている。これらピンロツド17,18はチヤン
バの外部へ突き出る長さを持ち、また圧縮コイル
スプリング19による付勢方向は操作レバー7が
ピン6を解放して底板3を開くときの傾斜方向と
同じである。
更に、解除レバー10は、ロツクロツド11に
開設した孔11aを貫通して配置され、第2図a
のように枢着点周りに下に回転させることによ
り、ロツクロツド11を下降させてロツクを解く
ことが可能である。
開設した孔11aを貫通して配置され、第2図a
のように枢着点周りに下に回転させることによ
り、ロツクロツド11を下降させてロツクを解く
ことが可能である。
第3図は、操作レバー7の動作による移動子1
6の位置の変化を示すものであり、同図a,b及
びcは、第2図aの−線矢視による断面図で
ある。
6の位置の変化を示すものであり、同図a,b及
びcは、第2図aの−線矢視による断面図で
ある。
解除レバー10を押し下げると、ロツクロツド
11が下降し、圧縮コイルスプリング19の付勢
力によつて係合杆14の溝14a内に移動子16
が入り込む。そして、この移動子16と溝14a
との係合により、ロツクロツド11は第2図aの
位置に拘束され、その上端は下段のロツク孔13
a内に没して操作レバー7を自由な状態とする。
なお、このロツク解除の時点では、ピンロツド1
7はロツクロツド拘束装置Rから突き出ている。
11が下降し、圧縮コイルスプリング19の付勢
力によつて係合杆14の溝14a内に移動子16
が入り込む。そして、この移動子16と溝14a
との係合により、ロツクロツド11は第2図aの
位置に拘束され、その上端は下段のロツク孔13
a内に没して操作レバー7を自由な状態とする。
なお、このロツク解除の時点では、ピンロツド1
7はロツクロツド拘束装置Rから突き出ている。
ここで、操作レバー7を元の姿勢に戻すとき、
第3図bのようにプツシヤ7bが突き出ているピ
ンロツド17を内部側へ押し戻すようになる。し
たがつて、移動子16は溝14aから離脱する方
向へ移動し、その結果溝14aによる移動子16
との拘束がなくなる。したがつて、圧縮コイルス
プリング15によつて上側に付勢されているロツ
クロツド11はその付勢力によつて上昇する。そ
して、解除レバー10はロツクロツド11の上昇
に連動して上側に回転し、これと同時にロツクロ
ツド11の上端がロツク孔12a,13a内に入
り込む。このとき、操作レバー7のロツク用リブ
7aはロツクプレート12,13との間に位置し
ているので、ロツク孔7cにもロツクロツド11
の上端が嵌まりこみ、その結果操作レバー7がロ
ツクされ、第3図cに示す元の位置に戻る。な
お、第3図d,e及びfは、それぞれ同第3図の
a,b及びcに対応するロツクロツド11とロツ
ク用リブ7aとの位置関係を示す概略断面図であ
る。
第3図bのようにプツシヤ7bが突き出ているピ
ンロツド17を内部側へ押し戻すようになる。し
たがつて、移動子16は溝14aから離脱する方
向へ移動し、その結果溝14aによる移動子16
との拘束がなくなる。したがつて、圧縮コイルス
プリング15によつて上側に付勢されているロツ
クロツド11はその付勢力によつて上昇する。そ
して、解除レバー10はロツクロツド11の上昇
に連動して上側に回転し、これと同時にロツクロ
ツド11の上端がロツク孔12a,13a内に入
り込む。このとき、操作レバー7のロツク用リブ
7aはロツクプレート12,13との間に位置し
ているので、ロツク孔7cにもロツクロツド11
の上端が嵌まりこみ、その結果操作レバー7がロ
ツクされ、第3図cに示す元の位置に戻る。な
お、第3図d,e及びfは、それぞれ同第3図の
a,b及びcに対応するロツクロツド11とロツ
ク用リブ7aとの位置関係を示す概略断面図であ
る。
以上のように、ロツク解除は解除レバー10を
押し下げることにより行え、これに続いて操作レ
バー7を操作すれば、フツク5とピン6との係合
が解かれ、底板3が開く状態となる。また、操作
レバー7を元の位置に戻せば、ロツク機構L及び
ロツクロツド拘束装置Rはこれに連動し、ロツク
ロツド11による操作レバー7のロツクが同時に
行えることになる。
押し下げることにより行え、これに続いて操作レ
バー7を操作すれば、フツク5とピン6との係合
が解かれ、底板3が開く状態となる。また、操作
レバー7を元の位置に戻せば、ロツク機構L及び
ロツクロツド拘束装置Rはこれに連動し、ロツク
ロツド11による操作レバー7のロツクが同時に
行えることになる。
このような操作を第5図により順を追つて説明
する。
する。
まず、第1図のように、解除レバー10を上げ
てロツクロツド11により操作レバー7をロツク
した状態で、スクラツプ等を本体1内に投入す
る。なお、フツク5及びピン6によつて底板3を
閉じて全体を作業床面から浮かせたとき、ピン6
側の底板3と本体1との下端には隙間ができるよ
うな遊びを持たせておく。
てロツクロツド11により操作レバー7をロツク
した状態で、スクラツプ等を本体1内に投入す
る。なお、フツク5及びピン6によつて底板3を
閉じて全体を作業床面から浮かせたとき、ピン6
側の底板3と本体1との下端には隙間ができるよ
うな遊びを持たせておく。
次いで、第5図aのように、クレーンのフツク
30にロープ31を利用して吊り下げ、作業床面
から少し上げた状態とした後に、解除レバー10
を下に押し下げる。このとき、第2図aで示した
ように操作レバー7は自由となるが、本体1を作
業床面から上げたことにより、底板3のピン6側
は下に傾斜する姿勢となる。そして、収納したス
クラツプの重量も含めてピン6からフツク5に大
きな荷重が加わる。したがつて、引張コイルスプ
リング8によつて付勢されていても、ピン6周り
のフツク5面の摩擦力の方がこの付勢力よりも大
きく、操作レバー7は図示の状態に維持される。
30にロープ31を利用して吊り下げ、作業床面
から少し上げた状態とした後に、解除レバー10
を下に押し下げる。このとき、第2図aで示した
ように操作レバー7は自由となるが、本体1を作
業床面から上げたことにより、底板3のピン6側
は下に傾斜する姿勢となる。そして、収納したス
クラツプの重量も含めてピン6からフツク5に大
きな荷重が加わる。したがつて、引張コイルスプ
リング8によつて付勢されていても、ピン6周り
のフツク5面の摩擦力の方がこの付勢力よりも大
きく、操作レバー7は図示の状態に維持される。
クレーンによつてバケツトを搬送し、トラツク
等の荷台上に底板3を載せると、底板3と本体1
の下端との隙間が無くなる状態となる。そして、
底板3と本体1との間に生じていた隙間に相当す
る分フツク5とピン6周りに生じ、操作レバー7
を拘束していた摩擦力は作用しなくなる。その結
果、引張コイルスプリング8の付勢力により、同
図bのように操作レバー7が傾斜し、フツク5と
ピン6との係合が解かれる。(第5図b) このように底板3を本体1から自由にした後、
クレーンによつて本体1を上昇させると、既にフ
ツク5とピン6とは解離しているので、底板3が
次第に開いてゆき、本体1が或る高さまで達する
と第5図cのように底板3を開くことができる。
したがつて、作業員がクラツプの廃棄位置に待機
して作業する必要がなく、自動的に排出が行え
る。
等の荷台上に底板3を載せると、底板3と本体1
の下端との隙間が無くなる状態となる。そして、
底板3と本体1との間に生じていた隙間に相当す
る分フツク5とピン6周りに生じ、操作レバー7
を拘束していた摩擦力は作用しなくなる。その結
果、引張コイルスプリング8の付勢力により、同
図bのように操作レバー7が傾斜し、フツク5と
ピン6との係合が解かれる。(第5図b) このように底板3を本体1から自由にした後、
クレーンによつて本体1を上昇させると、既にフ
ツク5とピン6とは解離しているので、底板3が
次第に開いてゆき、本体1が或る高さまで達する
と第5図cのように底板3を開くことができる。
したがつて、作業員がクラツプの廃棄位置に待機
して作業する必要がなく、自動的に排出が行え
る。
次いで、底板3を開いたまま元の作業位置に搬
送して作業床面に置くと、底板3はピン6側が先
に着床するために、本体1に向け閉じる姿勢とな
る。そして、床面上に静止したら、操作レバー7
を同第5図dのように元の位置よりロツク孔7c
の長孔の分だけ行き過ぎる所まで操作する。この
操作によつて、前記のようにプツシヤ7bによつ
て移動子16が移動する等の連動(第2図b及び
第3図b参照)によつて、ロツクロツド11が上
昇し、ロツクプレート12,13間に入り込んだ
ロツク用リブ7aのロツク孔7cに嵌入し、また
操作レバー7は引張コイルスプリング8により元
の位置に戻る。したがつて、着床後に操作レバー
7を元の位置より若干行き過ぎる所まで操作する
ことによつて、底板3のロツクが同時に行える。
送して作業床面に置くと、底板3はピン6側が先
に着床するために、本体1に向け閉じる姿勢とな
る。そして、床面上に静止したら、操作レバー7
を同第5図dのように元の位置よりロツク孔7c
の長孔の分だけ行き過ぎる所まで操作する。この
操作によつて、前記のようにプツシヤ7bによつ
て移動子16が移動する等の連動(第2図b及び
第3図b参照)によつて、ロツクロツド11が上
昇し、ロツクプレート12,13間に入り込んだ
ロツク用リブ7aのロツク孔7cに嵌入し、また
操作レバー7は引張コイルスプリング8により元
の位置に戻る。したがつて、着床後に操作レバー
7を元の位置より若干行き過ぎる所まで操作する
ことによつて、底板3のロツクが同時に行える。
〔考案の効果〕
以上に説明したように、本考案の荷役用バケツ
トにおいては、底板を本体側に拘束して閉じる操
作レバーをロツクするロツクロツドの作動を、操
作レバーを底板の保持位置に戻すときの運動に連
動させ、底板の閉塞保持と同時に操作レバーをロ
ツクするようにしている。したがつて、操作レバ
ーをロツクするための作業を必要とせず、作業者
の負担が大幅に軽減される。また、スクラツプを
搬入するときの操作レバーによつて、ロツクロツ
ド拘束装置はその作動を拘束され、ロツクロツド
によるロツクが外力等によつて解かれることがな
く、安全に作業できる。
トにおいては、底板を本体側に拘束して閉じる操
作レバーをロツクするロツクロツドの作動を、操
作レバーを底板の保持位置に戻すときの運動に連
動させ、底板の閉塞保持と同時に操作レバーをロ
ツクするようにしている。したがつて、操作レバ
ーをロツクするための作業を必要とせず、作業者
の負担が大幅に軽減される。また、スクラツプを
搬入するときの操作レバーによつて、ロツクロツ
ド拘束装置はその作動を拘束され、ロツクロツド
によるロツクが外力等によつて解かれることがな
く、安全に作業できる。
第1図は本考案の一実施例を示す荷役バケツト
の斜視図、第2図はロツクロツドの作動を示す切
欠正面図、第3図は第2図における移動子による
ロツクロツド拘束を示す図、第4図は操作レバー
の斜視図、第5図は荷役作業を順に示す斜視図、
第6図は従来例を示すものである。 1……本体、2……孔、3……底板、4……ロ
ツド、5……フツク、6……ピン、7……操作レ
バー、7a……ロツク用リブ、7b……プツシ
ヤ、7c……ロツク孔、8……引張コイルスプリ
ング、9……ベース、10……解除レバー、11
……ロツクロツド、12……ロツクプレート、1
2a……ロツク孔、13……ロツクプレート、1
3a……ロツク孔、14……係合杆、14a……
溝、15……圧縮コイルスプリング、16……移
動子、17……ピンロツド、18……ピンロツ
ド、19……圧縮コイルスプリング、L……ロツ
ク機構、R……ロツクロツド拘束装置。
の斜視図、第2図はロツクロツドの作動を示す切
欠正面図、第3図は第2図における移動子による
ロツクロツド拘束を示す図、第4図は操作レバー
の斜視図、第5図は荷役作業を順に示す斜視図、
第6図は従来例を示すものである。 1……本体、2……孔、3……底板、4……ロ
ツド、5……フツク、6……ピン、7……操作レ
バー、7a……ロツク用リブ、7b……プツシ
ヤ、7c……ロツク孔、8……引張コイルスプリ
ング、9……ベース、10……解除レバー、11
……ロツクロツド、12……ロツクプレート、1
2a……ロツク孔、13……ロツクプレート、1
3a……ロツク孔、14……係合杆、14a……
溝、15……圧縮コイルスプリング、16……移
動子、17……ピンロツド、18……ピンロツ
ド、19……圧縮コイルスプリング、L……ロツ
ク機構、R……ロツクロツド拘束装置。
Claims (1)
- 本体の下部に開閉自在に枢着した底板と、該底
板に設けたピンに係合するフツクを備え前記底板
を閉じた状態に保持する操作レバーと、前記ピン
とフツクとの係合を解く方向に前記操作レバーを
付勢する手段とを有する片開き式の荷役バケツト
において、前記ピンとフツクとが係合する状態に
前記操作レバーを拘束するロツク機構を前記本体
の外壁に設け、該ロツク機構は、前記本体の外壁
及び操作レバーに設けたロツク孔方向に弾性手段
によつて付勢され且つこれらのロツク孔が整合し
たときに嵌入するロツクロツドと、該ロツクロツ
ド解除方向へ作動させる解除レバーと、前記ロツ
クロツドを解除位置に保持するロツクロツド拘束
装置とを備え、更に該ロツクロツド拘束装置は、
前記フツク及びピンとの係合方向への前記操作レ
バーの作動に連動して前記ロツクロツドの拘束を
解除可能としたことを特徴とする荷役バケツト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6102787U JPH0427912Y2 (ja) | 1987-04-21 | 1987-04-21 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6102787U JPH0427912Y2 (ja) | 1987-04-21 | 1987-04-21 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63167497U JPS63167497U (ja) | 1988-11-01 |
JPH0427912Y2 true JPH0427912Y2 (ja) | 1992-07-06 |
Family
ID=30893983
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6102787U Expired JPH0427912Y2 (ja) | 1987-04-21 | 1987-04-21 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0427912Y2 (ja) |
-
1987
- 1987-04-21 JP JP6102787U patent/JPH0427912Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63167497U (ja) | 1988-11-01 |
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