JP2572386B2 - 故障診断装置 - Google Patents

故障診断装置

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JP2572386B2
JP2572386B2 JP62055273A JP5527387A JP2572386B2 JP 2572386 B2 JP2572386 B2 JP 2572386B2 JP 62055273 A JP62055273 A JP 62055273A JP 5527387 A JP5527387 A JP 5527387A JP 2572386 B2 JP2572386 B2 JP 2572386B2
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隆司 吉澤
利満 武藤
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は故障診断装置に係わり、特にシーケンスコン
トローラの障害原因を診断するのに適した故障診断装置
に関する。
〔従来の技術〕
プラントの制御等に用いられるシーケンスコントロー
ラの故障診断に役立つ従来の装置としては、特開昭58-1
81158号に示されているように、トレースタイミングを
外部より指示できる様にしたものや、特開昭58-134349
号に示されているように、トレースメモリを節約する為
に前回値と同一であればトレースしないといつた方式の
ものがあつた。又、特開昭59-148908号に示されている
ように、シーケンス制御状況を表示する装置もあつた。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記の従来技術は、単に動作状態のトレースを行う
か、現在又は記録した過去の状態を表示することによつ
てオペレータに故障原因推定のためのデータを提供する
ものであつた。従つて、表示されたデータより原因推定
を行うには、何らかの技術的情報もしくは知識が必要で
あり、推定を行う人によつて個人差の入り込む余地も多
く、またオペレータの負担にもなつていた。
本発明の目的は、シーケンスコントローラに発生した
故障の原因を自動的に推定してこれを表示する故障診断
装置を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の目的は、シーケンスの1つの出力に異常が生じ
たときに、その出力に影響を与えるシーケンスの入力信
号のすべてをシーケンスプログラムの等価接続関係であ
って該出力を入力信号の状態のみで記述する等価接続関
係から抽出する入出力接続自動検索手段と、各入力信号
の動作をとり込んで保存する履歴記憶手段と、上記入出
力接続検索手段により抽出された入力信号の履歴を上記
記憶手段の内容から調べて状態変化が生じているものを
検出する保存データ自動検索手段と、該手段により検出
された入力信号の状態変化のタイミングから異常の原因
となつた入力信号を推定する判定手段とを設けることに
より達成される。
〔作用〕
シーケンスの入力信号はオンオフする接点であり、あ
る接点のオンまたはオフは、ある出力を直接オンまたは
オフする場合、並列又は直列に接続された他の接点の状
態との関係である出力をオン又はオフする場合、更には
直列に挿入されたリレーやタイマーの接点をオンまたは
オフすることにより間接的にある出力をオン又はオフす
る場合、これらの組み合わせの場合等がある。入出力接
続自動検索手段は、入力信号(接点)と注目している出
力との間に介在するリレーやタイマーがあればそれらを
とり除き、更に各入力信号が直列接続された等価接続関
係を導くことによつて当該出力の異常原因となるうる入
力信号を抽出する。保存データ自動検索手段は、この抽
出された入力信号の履歴をしらべて状態変化のあつたも
のをとり出し、判定手段でその状態変化のタイミングと
異常発生のタイミング関係をしらべて異常原因を推定す
る。このようにして、自動的に異常を生じている入力信
号を抽出でき作業能率の向上がはかれる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面により説明する。第1図
は本発明の装置の一実施例を示すもので、シーケンス制
御用のプログラムを格納したプログラムメモリ105、制
御対象の入出力ハードウエア109とのデータ授受を行う
入出力メモリ106及び入出力信号送受信機構108がプロセ
ツサ101に接続されてシーケンス制御系を構成してい
る。
本発明の装置は、入出力メモリ106からシーケンスの
各入出力信号の実際の値をとり出して保存するための入
出力データ保存機構104、この機構により取り出された
入出力データを格納する履歴メモリ107と、プログラム
メモリ105を調べて各出力とそれに関係のある入力信号
を抽出する入出力接続自動検索部102、この検索部102に
より抽出された入力信号の履歴をしらべて状態変化のあ
る入力信号を検出する保存データ自動検索部103、ここ
で検出された入力信号のタイミングから異常原因かどう
かの判定等を行う繰返し検索判定機構110等から構成さ
れている。
まず、入出力接続自動検索部102では、今、シーケン
ス中の1つの出力Y1が、第2図(1)のように接点X5
(常開)、R2(常閉)で与えられるとする。このうち接
点R2はリレーr2の接点であり、これは接点R1,X3,X4によ
りオンオフが決まり、更にその内の接点R1はリレーr1の
接点で、これは接点X1,X2によりオンオフが決まる。従
つて接点X1〜X5と同R1,R2が出力Y1を与えるが、接点R1,
R2はシーケンス内部にあるもので、外からの入力信号は
接点X1〜X5だけである。そこで本検索部102では、まず
この外からの入力信号X1〜X5と出力Y1の関係を抽出す
る。このためには、まず接点R1がX1とX2のアンド:R1=X
1・X2で与えられることから第2図の(1)は同図
(2)と書き換える。こうしても論理的には同じであ
る。更に接点R2は第2図(2)ではR2=(X1・X2+X3)
・X4(+はオア、・はアンド)であることから同図
(3)の等価回路がえられ、これで内部リレーはすべて
除かれて、外部よりの入力信号X1〜X5と出力Y1の関係が
導かれる。
次に内部レジスタ、つまりタイマーやカウンタ機能を
もつ回路がシーケンス内にあるときの入出力接続自動検
索部102における処理は第3図に示されている。つま
り、タイマーまたはカウンタ機能をもつ外部信号(第3
図の点線の丸で囲んだもの)が挿入されているものとす
る。
入出力接続自動検索部102では以上のようにして出力
に関係する入力信号のみをとり出すが、更にこれらを次
のように整理する。一般には障害は2通りあり、一方は
「オンしない不具合」、他方は「オフしない不具合」で
ある。今第4図のシーケンスの例において、(1)の場
合出力Y1は入力X1〜X3のオア条件で与えられ、(2)の
場合の出力Y2は入力X4〜X6のアンド条件で与えられ、
(3)の場合の出力Y3はアンド、オアが混在する。この
(1)の場合は、出力Y1をオンするのに3つのルートが
存在し、このY1の「オンしない」、「オフしない」原因
の検索が場合によつては全ルートに及ぶ可能性がある。
ところが(2)の場合は1つのルートしか存在しないた
め、検索ルートが固定されるという利点をもつ。従つて
(3)の場合は(4)のように分解し、1つのルートの
ロジツクに変換すると原因の検索がやり易くなるので、
できるだけこのような変形を行う。以上によつて入出力
接続自動検索部102による処理、つまり出力異常の原因
となり得る入力信号の抽出を検索し易い回路パターンへ
の変換が終わる。
この処理が終ると、次は保存データ自動検索部103に
よる処理に入る。ここでは、入出力接続自動検索部102
で限定された、障害の要因となり得る入力信号の履歴を
履歴メモリ107を検索してしらべ、変化点の有無を検出
する。そして状態変化のあつた入力信号のみをとり出し
てこれを繰り返し判定機構110へ入力する。これらの状
態変化のあつた入力信号は、今注目している出力の異常
原因である可能性をもつているので、繰り返し検出判定
機構110では、入力信号の変化の生じているタイミング
と出力異常のタイミングをしらべ、またタイマー等があ
るときにはその時間遅れ分も考慮してタイミングをしら
べ、一致しているとその入力信号が異常原因と考えられ
るので、これを表示部111へ表示してオペレータに知ら
せる。このタイミングのチエツクで原因が絞れない場
合、もしくは原因が2つ以上考えられる場合は、履歴メ
モリ107をしらべて更に古い状態に遡つて条件に合うも
のを検索する。そうして原因が絞り込めた場合はオペレ
ータに知らせる。
この処理での大きな問題は、原因が限定できない場合
である。1〜2ケの原因に絞り込める場合はそれを解と
すればよいが、どこまで履歴メモリ107を検索しても、
一定の原因を限定できない場合がある。その時の処理方
法は次のようにする。入力信号には、第5図に示すよう
に2つのタイプのものがある。1つは入力信号X2で、こ
れは出力Y0により制御対象を操作したときの応答であ
る。もう1つの入力信号X3で、これは動作指令Y0に関係
なく、制御対象の動作の途中で生じるものである。異常
の要因が絞り込めないときは、抽出された入力信号のう
ち、後者の入力信号X3のようなタイプのものを優先度の
高い原因として解答とする。これは第1図では設備条件
で示されている。
〔発明の効果〕
本発明によれば、シーケンス実行時に異常が発生した
とき、その信号の発生原因である入力条件を自動的に検
索し表示できるから、故障診断の効率が向上するという
効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示すブロツク図、第2図〜第
4図は出力異常の原因となり得る入力信号の抽出方法の
説明図、第5図は入力信号の種別の説明図である。 101……プロセツサ、102……入出力接続自動検索部、10
3……保存データ自動検索部、105……プログラムメモ
リ、107……履歴メモリ、110……繰り返し検出判定機
構。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シーケンスコントローラのシーケンスプロ
    グラムの実行履歴を格納する履歴メモリと、シーケンス
    コントローラからの出力に異常が発生した時に該異常出
    力に影響しうる入力信号のすべてを前記シーケンスプロ
    グラムの等価接続関係であって該出力を入力信号の状態
    のみで記述する等価接続関係から抽出する入出力接続自
    動検索手段と、該手段により抽出された入力信号のうち
    状態変化のあったものを上記履歴メモリを検索して取り
    出す保存データ自動検索手段と、該手段により出された
    入力信号の状態変化のタイミングと上記出力異常発生の
    タイミングを比較することによって異常発生の原因であ
    ると推定される入力信号を判定する判定手段とを備えた
    ことを特徴とする故障診断装置。
JP62055273A 1987-03-12 1987-03-12 故障診断装置 Expired - Lifetime JP2572386B2 (ja)

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JPS61813A (ja) * 1984-06-13 1986-01-06 Sanyo Electric Co Ltd シ−ケンス制御装置の故障個所判定方式
JPS61208516A (ja) * 1985-03-13 1986-09-16 Toshiba Corp 監視装置

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