JP2572358B2 - 軽量畳床 - Google Patents

軽量畳床

Info

Publication number
JP2572358B2
JP2572358B2 JP16171094A JP16171094A JP2572358B2 JP 2572358 B2 JP2572358 B2 JP 2572358B2 JP 16171094 A JP16171094 A JP 16171094A JP 16171094 A JP16171094 A JP 16171094A JP 2572358 B2 JP2572358 B2 JP 2572358B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tatami floor
silk
fabric sheet
nonwoven fabric
tatami
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP16171094A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07139131A (ja
Inventor
芳憲 吉岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP16171094A priority Critical patent/JP2572358B2/ja
Publication of JPH07139131A publication Critical patent/JPH07139131A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2572358B2 publication Critical patent/JP2572358B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Floor Finish (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、縫い糸がよく締まっ
た、畳床の腰折れのない、使用に際しキシミ音が発生し
ない軽量畳床の改良型に関するものであり、更に、身体
に柔らかな感じを与え、クッション性に富んだ、健康的
な丈夫な軽量畳床に関するものである。
【0002】
【従来の技術】市販されている軽量畳床の多くは、図
3、図4に示された構造で、発泡プラスチックスボード
12をプラスチック製の中空積層板11a、11bにて
サンドウイッチ状に挟み込み、当該畳床10を1本の縫
い糸8aにて、上方よりミシンにて畳床10の長手方向
に上面より針を落として縫い上げる構成のものが殆どで
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そのため、次のような
欠点があった。図3、図4において、 (イ)効率よく縫える反面、縫い糸8aの締まりが悪
く、一本の糸8aで上面から縫あげるため、畳床10の
表面に縫い跡が残り、また畳床10弱く、腰折れがす
る。 (ロ)畳床10を持ち上げたり、畳床の上面を踏むと発
泡プラスチックスボード12がへたり、縫い糸8aが緩
み、キシミ音が発生する。 (ハ)畳床10に強度がないため、麻糸を用いた良品な
畳表(図示なし)を使用したとき、畳表に畳床10の腰
が負けて凹状に畳床10に反りが出て、畳表の皺が伸び
ない。 (ニ)畳床10の最上面が発泡クッションシート13だ
けでは弱く、この発泡クッションシート13のみなら
ず、又はその代わりに敷かれる不織布シート3aも設置
されていない畳床もあり、使用に当たり畳床10が簡単
に破れる。 本発明は、これらの欠点を解消するためになされたもの
である。
【0004】
【課題を解決するための手段】これらの欠点を解消する
ため実願平4−62506の軽量畳床が開示され、効果
を上げたが、さらに軽く丈夫にするため、建築用材料を
畳床1の内部に、上部と下部にサンドウイッチ状に組合
せ、これに畳床用の縫い糸8a、8bにて、畳床1の幅
方向に硬く締め上げた。また、更に畳床の構成材料に天
然繭の成分が人間の皮膚にもたらす作用効果が大なる絹
綿を利用し、天然の絹の持っている特別の性質である温
度の調節、吸湿性、排気性、防湿性、クッション性を兼
備した絹綿を畳床内部に組込ませる手段を講じたもので
ある。
【0005】
【作用】本発明は、上記の手段を講じたので、実願平4
−62506の軽量畳床よりも丈夫で以前にも増して軽
量な、また、構成材料に天然の絹綿を組合わせることに
より、しかも、人間の身体にも健康的な、内部がよく締
まった、縫い破れがしない、腰折れ強度に強く、しかも
キシミ音のしない、理想的な軽量畳床の提供が可能とな
った。
【0006】
【実施例】以下図1、図2に基づいて本発明の実施例に
ついて説明する。図1において、 (イ)畳床1の最低部に防湿、防虫加工を施したポリス
チレン・フォームシート2を設け、その上面に厚さ2ミ
リ程の不織布シート3bを重ね、さらに上部に建築材料
に使われている厚さ10ミリのJIS−T級インシュレ
ーションボード4を敷く。JIS−T級インシュレーシ
ョンボードは木材のチップをパルプ状にし、腐れ・ダニ
の耐久処理を施した後、板状にし、高温で乾燥熱処理で
製作される、軽量で適度な弾力性を備えた市販の建築材
料である。 (ロ)その上にサンドウイッチ状に厚さ25ミリ程のポ
リスチレン・フォーム5を敷き、その上に再び厚さ15
ミリのJIS−T級インシュレーションボード6を重ね
合わせる。 (ハ)イ、ロ、の構成によって形成された畳床1の表面
に、防湿、防虫加工を施した厚さ2ミリ程の不織布シー
ト3aを再び重ね、最上面には弾力性をもった厚さ3ミ
リのクッション性不織布シート7をかぶせる。 (ニ)イ、ロ、ハの構成によって形成された畳床1を、
畳床用の縫い糸8a、8bにて畳床1の幅方向によこ縫
いする。縫い糸8a、8bの糸の締め上げ状態を図2に
示す。即ち、縫い糸同士が交差する箇所はよく締まり、
このため締め上げの波及効果が畳床1の全体に及び、畳
床の上面は下面より締め上げられ、畳床1の中間部が圧
縮して構成されるため、畳床1の中央部がたれこむこれ
までの欠点が解消され、よく締まった高級畳と同等の価
値をもった軽く丈夫な軽量畳床を提供できた。 (ホ)また、イ、ロ、ハに示す個々の部品の組み合わせ
を変えることによっても、材料の板厚を変えても上述の
(ニ)に示す縫い上げ方法を行うことにより、同等のあ
るいはこれに近い価値をもった軽量畳床が得られた。
【0007】次に、図5、図6に基づいて絹綿を組込ん
だ、クッション性に富んだ、本発明の他の実施例につい
て説明する。図5において、 (ヘ)シルク畳床14の最低部に防湿、防虫加工を施し
たポリスチレン・フォームシート2を設け、その上面に
厚さ1ミリ程の不織布シート3cを重ね、さらに上部に
建築材料に使われている厚さ10ミリのJIS−T級イ
ンシュレーションボード4aを敷く。 (ト)その上にサンドウイッチ状に厚さ20ミリ程度の
発泡プラスチックスボード12を二重に厚さ1ミリ程度
の単板ベニヤ16を挟み込み重ね合わせる。 (チ)ヘ、ト、の構成によって形成された上面に、厚さ
3ミリの合板ベニヤ15を重ね、絹綿によって作られた
3ミリの厚さの薄層シルクマット17aを二重に重合わ
せ、最上面には弾力性をもった厚さ3ミリ程度のクッシ
ョン性不織布シート7をかぶせる。 (リ)ヘ、ト、チの構成によって形成されたシルク畳床
14を(ニ)にて述べた方法により、シルク畳床14の
幅方向に縫い糸8a、8bにてよこ縫いし、丈夫な、健
康性に富んだシルク畳床14が得られた。
【0008】また、図6に示すように、シルク畳床18
の中間部に底部の発泡プラスチックスボード12上に、
厚さ7ミリ程度のJIS−T級インシュレーションボー
ド4bを挟込み、その上に、絹綿によって作られた、厚
さ30ミリ程度の厚層シルクマット17bを組合わせて
構成し、(ニ)にて述べた方法により、シルク畳床18
の幅方向に、縫い糸8a、8bにて硬くよこ縫いするこ
とにより、畳床14より更にクッション性に富んだ、身
体に健康的な丈夫なシルク畳床18を得ることができ
た。
【0009】
【発明の効果】本発明は、実願平4−62506にて開
示された軽量畳床よりも軽量で、丈夫な、衛生的で、よ
く締まった腰の強い軽量な畳みを得ることができ、しか
も高級畳と同じ価値をもち、高級畳床とおなじく、畳表
をきれいに敷くことができ、使用に当たり縫い緩みがな
く、キシミ音のない畳床を提供することができた。ま
た、グリシン、アラニン、セリシンなど18種のアミノ
酸で構成された95パーセントのタンパク質によって構
成された天然の繭から生産された絹綿を構成材料に加え
ることにより、身体の皮膚に柔らかい感触を与え、吸湿
性、排出性、保温性、通気性等をもち、しかも畳床には
必須の条件とされるクッション性を十分に兼備えた、健
康的なシルク軽量畳床を得ることができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す斜視図。
【図2】本発明の一実施例の縫製状態を示す断面図。
【図3】従来の手法を示す斜視図。
【図4】従来の縫製状態を示す斜視図。
【図5】本発明の他の実施例を示す斜視図。
【図6】本発明の他の実施例を示す斜視図。
【符号の説明】
1 畳床 2 ポリスチレン・フォームシート 3a、3b、3c 不織布シート 4、4a、4b JIS−T級インシュレーションボ
ード 5 ポリスチレン・フォーム 6 JIS−T級インシュレーションボ
ード 7 クッション性不織布シート 8a、8b 縫い糸 9 針穴 10 従来の畳床 11a、11b プラスチック製中空積層板 12 発泡プラスチックスボード 13 発泡クッションシート 14 シルク畳床 15 合板ベニヤ 16 単板ベニヤ 17a 薄層シルクマット 17b 厚層シルクマット 18 シルク畳床

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 畳床(1)の最低部に防湿、防虫加工を
    施したポリスチレン・フォームシート(2)を設け、そ
    の上に、不織布シート(3b)を重ね、更にその上部
    に、建築材料JIS−T級インシュレーションボード
    (4)、ポリスチレン・フォーム(5)、建築材料JI
    S−T級インシュレーションボード(6)と不織布シー
    ト(3a)と重ね合わせて構成した畳床(1)の表面上
    に、さらに、クッション性不織布シート(7)を敷き、
    畳床用の縫い糸(8a)、(8b)にて畳床(1)の幅
    方向に硬く縫合せた軽量畳床。
  2. 【請求項2】 シルク畳床(14)の最低部に防湿、防
    虫加工を施したポリスチレン・フォームシート(2)を
    設け、その上に、不織布シート(3c)を重ねて、更に
    上部に、建築材料JIS−T級インシュレーションボー
    ド(4a)を敷き、その上に、サンドウイッチ状に発泡
    プラスチックスボード(12)を二重に単板ベニヤ(1
    6)を挟み込み重ね合わせ、上面に合板ベニヤ(15)
    を更に重ね、絹綿の薄層シルクマット(17a)を二重
    に重ね合わせて、その上面にクッション性不織布シート
    (7)をかぶせて構成した畳床(14)を、畳床用の縫
    い糸(8a)、(8b)にて畳床(14)の幅方向に硬
    く縫合せた軽量畳床。
  3. 【請求項3】 シルク畳床(18)の中間部に位置する
    発泡プラスチックスボード(12)の上面部に、JIS
    −T級インシュレーションボード(4b)を挟込み、そ
    の上部に、絹綿の厚層シルクマット(17b)を組合わ
    せ、その上面にクッション性不織布シート(7)をかぶ
    せて構成した請求項2記載の軽量畳床。
JP16171094A 1993-09-09 1994-06-08 軽量畳床 Expired - Fee Related JP2572358B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16171094A JP2572358B2 (ja) 1993-09-09 1994-06-08 軽量畳床

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5-56260 1993-03-17
JP5626093 1993-09-09
JP16171094A JP2572358B2 (ja) 1993-09-09 1994-06-08 軽量畳床

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07139131A JPH07139131A (ja) 1995-05-30
JP2572358B2 true JP2572358B2 (ja) 1997-01-16

Family

ID=26397211

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16171094A Expired - Fee Related JP2572358B2 (ja) 1993-09-09 1994-06-08 軽量畳床

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2572358B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH07139131A (ja) 1995-05-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2572358B2 (ja) 軽量畳床
JP3460035B2 (ja) 軽量畳床
JP2864223B2 (ja) 人工芝ブロック
JPH0651364U (ja) 軽量畳床
JP2779603B2 (ja) 畳 床
JP3826973B2 (ja) 畳床、畳床の製造方法、及び畳
JPH0535750Y2 (ja)
JP3213691B2 (ja) 薄 畳
JPH0355697Y2 (ja)
JPS6324184Y2 (ja)
JP3052799U (ja) ベッド用床
JP3033933U (ja) 畳 床
JP2003206619A (ja) 炭入り畳床
JP3026948U (ja)
JP3826371B2 (ja) 床材
JPH0536027Y2 (ja)
JPS6235793Y2 (ja)
JPH02153159A (ja) 畳床の製造法
KR20240000354U (ko) 대나무 매트
JP3714927B2 (ja)
JPH0355699Y2 (ja)
JPS581549Y2 (ja) 畳床
JPS5932669Y2 (ja) 畳床
JP3053967U (ja) 畳床、これを用いた畳及びベッド用畳
JP2000096810A (ja) 畳床およびこれを用いた畳

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees