JP2572212Y2 - 低騒音型建設機械のラジエータの保護装置 - Google Patents

低騒音型建設機械のラジエータの保護装置

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JP2572212Y2
JP2572212Y2 JP1992007467U JP746792U JP2572212Y2 JP 2572212 Y2 JP2572212 Y2 JP 2572212Y2 JP 1992007467 U JP1992007467 U JP 1992007467U JP 746792 U JP746792 U JP 746792U JP 2572212 Y2 JP2572212 Y2 JP 2572212Y2
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JP
Japan
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radiator
front mask
protector
protection device
opening
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JP1992007467U
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JPH0561425U (ja
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育雄 森
政信 小倉
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Komatsu Ltd
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Komatsu Ltd
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Publication date
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  • Component Parts Of Construction Machinery (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、低騒音型建設機械に装
備されるラジエータ、オイルクーラ等の保護装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来技術における低騒音型建設機械のラ
ジエータの導風装置を図5により説明すれば、上部に空
気取り入れ孔を有するボンネット7、左右の側部は図示
していないサイドカバー、下部はアンダーカバー14、
後部は図示していないダッシュボードとフロアフレー
ム、前部をラジエータガード11に装着されたフロント
マスク12にて囲まれてエンジンルームが構成され、該
エンジンルーム内には押出式冷却ファンを装備したエン
ジン1が設置され、その前方にはラジエータ4必要に応
じてはオイルクーラ5等の熱交換器が配置されている。
【0003】エンジン1に装備した押出式冷却ファン2
により発生された冷却風3は、ファン2の前方に設置し
たラジエータ4及び、該ラジエータ4の前方に併設され
たオイルクーラ5を通過し、さらに前記オイルクーラ5
の前方に設置されたフロントマスクのフローガイド12
d に導かれ,斜め上方及び最下部に各々開口部12a,
12b を有するフロントマスク12の前記開口部12
a,12b を通過してエンジンルームの外に排出され
る。従って冷却風3と共に発生した騒音は車両の斜め上
方の開口部12a,より上空に放出され、またフロント
マスク最下部の開口部12b,より冷却風3と共に排出さ
れた騒音は、前記フロントマスク12の前方に位置する
図示していない排土板により遮断され、車両周囲騒音を
低減する事ができる。
【0004】しかし冷却風及び騒音を上空に排出すべく
設けた排出口12a は上向きに開口している為、図示し
ていない排土板の上方を乗り越えた土砂が、該開口部1
2aよりボンネット7内に落下し、ラジエータ4及びオ
イルクーラ5に損傷を与えることがある。またボンネッ
ト7内に進入した土砂は狭く清掃困難なラジエータ4と
フロントマスク12間の下部13に堆積し易い。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】従来技術における低騒
音型建設機械の導風装置においては、上記の如く車両の
周囲騒音を低減させる為開口部を上向きに設置している
ので、該開口部より土砂がボンネット内に進入し、ラジ
エータ及びオイルクーラに衝突して損傷を与え、又ボン
ネット内に進入した土砂は狭く清掃困難なラジエータと
フロントマスク間に堆積し易い課題がある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1においてはラジ
エータとフロントマスクの間にプロテクタを設置してラ
ジエータ及びオイルクーラを保護し、請求項2において
は、前記プロテクタの下部と、フロントマスク下部に前
方に傾斜する傾斜板をプロテクタと隙間を設けて取付
け、該隙間と対向する位置に土砂を車両の外部に排出す
る開口部を設ける。
【0007】
【作用】上記の如き構成によりフロントマスク上部の開
口部より進入した土砂は、本考案よりなるプロテクタに
よりラジエータ及びオイルクーラに損傷を与える事が無
く、またボンネット内に進入した土砂は、プロテクタ下
部とフロントマスク下部の傾斜板との隙間よりフロント
マスク下部の開口部を経て外部に排出され堆積する事が
無い。
【0008】
【実施例】図1は本考案の第1実施例の低騒音型建設機
械のラジエータの保護装置の断面図であり、上部に空気
取り入れ孔を有するボンネット7、左右の側部は図示し
ていないサイドカバー、下部はアンダーカバー10、後
部は図示していないダッシュボードとフロアフレーム、
前部をラジエータガード11に装着されたフロントマス
ク6にて囲まれてエンジンルームが構成されている。該
エンジンルーム内には押出式冷却ファン2を装備したエ
ンジン1が設置され、その前方にはラジエータ4及びオ
イルクーラ5が併設され、さらに前記オイルクーラ5の
前面とフロントマスク6の中間には、図3に示す如き頑
強な金網もしくはパンチメタルよりなり上部をラジエー
タ側に屈曲させ、下部を垂直又はフロントマスク側に屈
曲させたプロテクタ8を設置している。
【0009】エンジン1に装備された押出式冷却ファン
2により発生された冷却風3は、エンジン1の前方に設
置したラジエータ4及び、該ラジエータ4の前方に併設
されたオイルクーラ5を通過し、さらにプロテクタ8を
通過し、前記フロントマスク6のフローガイド6c に導
かれて上部の開口部6aより上空に放出される。従って
冷却風3と共に発生した騒音も上空に放出され車両周囲
騒音を低減する事ができると共に、前記フロントマスク
6の開口部6aより進入した土砂は、プロテクタ8によ
りラジエータ4及びオイルクーラ5を損傷させる事が無
い。又プロテクタ8は頑強な金網もしくはパンチメタル
により構成されている為、ラジエータ4及びオイルクー
ラ5の冷却効果を損なう事も無い。
【0010】図2は本考案の第2実施例の低騒音型建設
機械のラジエータの保護装置の断面図であり、図1と同
一符号は同一の部材を示しプロテクタ8の下部と、フロ
ントマスク9下部の傾斜板9e との間に隙間Aを設け、
該フロントマスク9には該隙間Aに対向する位置に図4
に示す如く土砂を外部に排出する開口部9c を設けてい
る。
【0011】前記フロントマスク9の開口部9aよりボ
ンネット7内に進入した粒が荒くラジエータに損傷を与
えるような土砂は、プロテクタ8とフロントマスク9の
間を落下し、また前記プロテクタ8の穴を通過した細か
な土砂は、前記の隙間Aを通り、何れもフロントマスク
9の開口部9c を通過して外部に排出される。従って狭
く清掃困難な該箇所のメンテナンスが不要になる。
【0012】
【考案の効果】一般的な低騒音型建設機械においては、
上空に向つた開口部を有する導風装置を設置しており、
従って開口部より土砂がボンネット内に進入し易く、こ
の為ラジエータやオイルクーラを損傷する事があるが、
本考案による装置によればラジエータ及びオイルクーラ
の損傷を防ぎ、さらに土砂の堆積が無いのでメンテナン
ス不要の低騒音型建設機械のラジエータの保護装置を提
供する事ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例の低騒音型建設機械のラジ
エータの保護装置の断面図である。
【図2】本考案の第1実施例の低騒音型建設機械のラジ
エータの保護装置の断面図である。
【図3】図1のプロテクタの斜視図である。
【図4】図2のフロントマスクの正面図である。
【図5】従来技術によりなる冷却風導風装置の断面図で
ある。
【符号の説明】
1 エンジン 2 押出式冷却ファン 3 冷却風 4 ラジエータ 5 オイルクーラ 6 フロントマスク 7 ボンネット 8 プロテクタ 9 フロントマスク 10 アンダーカバー 11 ラジエータガード

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 押出式冷却ファンにより冷却風を熱交換
    器を通過させ、該冷却風をラジエータガードに取付けた
    フロントマスクのガイド板により上部の開口部及び下部
    の開口部より放出する低騒音型建設機械の熱交換器の導
    風装置において、前記熱交換器とフロントマスクの間に
    冷却風通過穴を有するプロテクタを設置したことを特徴
    とする低騒音型建設機械のラジエータの保護装置。
  2. 【請求項2】 フロントマスクの下部に、前方に傾斜す
    る傾斜板をプロテクタと隙間を設けて取付け、該隙間と
    対向する位置に開口部を設けたフロントマスクからなる
    ことを特徴とする請求項1に記載の低騒音型建設機械の
    ラジエータの保護装置。
JP1992007467U 1992-01-24 1992-01-24 低騒音型建設機械のラジエータの保護装置 Expired - Lifetime JP2572212Y2 (ja)

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JPH0561425U JPH0561425U (ja) 1993-08-13
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JP2005248650A (ja) * 2004-03-08 2005-09-15 Shin Caterpillar Mitsubishi Ltd 建設機械の熱風排気口構造
KR102441325B1 (ko) * 2020-12-31 2022-09-07 주식회사 티와이엠 이식용 작업기의 냉각 및 보호장치

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