JP2572088Y2 - 釣り用リール - Google Patents

釣り用リール

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JP2572088Y2
JP2572088Y2 JP1991103197U JP10319791U JP2572088Y2 JP 2572088 Y2 JP2572088 Y2 JP 2572088Y2 JP 1991103197 U JP1991103197 U JP 1991103197U JP 10319791 U JP10319791 U JP 10319791U JP 2572088 Y2 JP2572088 Y2 JP 2572088Y2
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純 佐藤
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は釣り糸巻き取り用の回転
体等のメインテナンスを行い易くする為に、リールの分
解組付けを容易迅速に行うべく、釣り糸巻き取り用の回
転体を挟んで配置されるサイド枠に対して着脱自在にサ
イドケースを取り付けてある釣り用リールに関する。
【0002】
【従来の技術】この種の釣り用リールとして、サイド枠
に対してサイドケースを着脱する構成のものとして、従
来、サイドケースに環状の係合爪を形成し、サイド枠の
側面とその側面の周方向複数箇所に設けた突起とで形成
された係合凹部をそのサイド枠に取り付けたものがあっ
た(特開昭57−22637号公報)。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記構成のものにおい
ては、係合爪を係合凹部に係合させて両者が嵌合した状
態で、係合爪と係合凹部とが相対向する側面同士を圧接
させているだけであった。このような係合爪や係合凹部
は、係合時の互いの圧接力によって嵌合固定状態を維持
するものであるために、その圧接力に負けない比較的強
度の高い状態に形成する必要があるとともに、係合を開
始して嵌合固定時の圧接状態まで至るには、両者の固体
差を吸収して圧接状態へ導くための変形し易い側面を有
しなければならないといった、言うならば相反する機能
を備えていなければならない難しい機構を構成するもの
である。したがって、サイド枠やサイドケース等と同一
材料で形成されることの多い係合爪等にあっては、強度
の高い状態を優先させて構成されるのが通常であるの
で、変形し易い側面を有する点が欠けることが多く、長
期使用に亘る場合には、嵌合固定状態に緩みを生ずるよ
うになることもあった。本考案の目的は係合爪と係合凹
部との間に簡単な機構を設けることによって、サイドケ
ースのサイド枠に対する嵌合固定状態を、長期使用によ
っても緩みの少ない操作性のよい釣り用リールを提供す
る点にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る本考案の
特徴構成は、釣り糸巻き取り用の回転体を挟んで配置さ
れるサイド枠に対して着脱自在にサイドケースを取り付
けるとともに、互いに嵌係合し一軸芯回りの相対回動に
よって所定の嵌合状態に至る、係合爪とその係合爪を嵌
入する係合凹部とからなるサイドケース用の着脱機構
を、前記サイド枠と前記サイドケースとの一方に前記係
合爪、他方に前記係合凹部を、夫々、形成して構成し、
前記係合爪の側壁とその側壁に対向する係合凹部の側壁
間に、前記係合爪と係合凹部とに圧接する弾性部材を設
けてある、請求項2に係る本考案の特徴構成は、請求項
1にかかる特徴構成において、前記弾性部材を前記係合
凹部内に装着してある、点にあり、その作用効果は次の
通りである。
【0005】
【作用】(請求項1) 弾性部材を設けることによって、この弾性部材が係合爪
の側壁とその側壁に対向する係合凹部の側壁とに直接圧
接することによって、係合爪と係合凹部との嵌合固定状
態を強固なものにする。しかも、係合爪と係合凹部と
が、サイドケースとサイド枠との相対回動によって嵌合
状態に移行する際に、係合爪と係合凹部との製作状態が
所期通りでなくても、弾性部材が弾性変形することによ
って係合爪と係合凹部とを所定の嵌合状態に導き、係合
爪の側壁と係合凹部との側壁に圧接することによって嵌
合固定状態に維持する。 (請求項2) 弾性部材が係合凹部内にあるので、サイドケースをサイ
ド枠より取り外した状態であっても、弾性部材が他物と
触れることを少なくできる。
【0006】
【考案の効果】したがって、係合爪と係合凹部とが、サ
イドケースとサイド枠との相対回動によって嵌合状態に
移行する際に、係合爪と係合凹部とを嵌合固定状態に導
く為に無理な操作力を必要とせずに弾性部材を弾性変形
させるだけの軽い操作力でよく、係合爪自体を弾性変形
移動可能なものとする必要はない。そして、係合爪自体
は嵌合固定状態を維持するに必要な強度のあるもの、つ
まり強度の高い状態を優先させた構成とすることがで
き、嵌合固定状態をガタツキの少ないものにできる。
の上に、係合爪と係合凹部との側壁が弾性部材を介在さ
せて圧接することになるので、係合爪と係合凹部とは異
なる表面粗性例えば摩擦係数等が異なる特性をもった弾
性部材を選定することができ、これによって、係合爪と
係合凹部とののみが圧接する場合に比べて、嵌合固定状
態を解除しにくい状態のものにもできるのである。請求
項2のように構成すると、弾性部材の保護を図ることが
でき、長期に亘って安定した嵌合維持機能を発揮させる
ことができる。
【0007】
【実施例】図5に示すように、右サイドボデイ1に糸巻
き上げ用のハンドル2とドラグ操作具3を軸支するとと
もに、釣り糸巻き取り用回転体としてのスプール4を挟
んで左サイドボデイ5を対向配置し、左右サイドボデイ
5、1の間でスプール4の後方にクラッチ操作具14を
装備して、両軸受リールを構成する。左サイドボデイ5
は、左サイドケース6と左サイド枠7とからなり、この
左サイド枠7を右サイドボデイ1の右サイド枠8にサム
レスト9及び脚部取り付け用ロアフレーム15で連結し
て、右サイドボデイ1に繋がっている。次に、左サイド
ボデイ5の構成について説明する。図1に示すように、
左サイドケース6の内壁より内向きにボス部6Bを延出
し、このボス部6Bに、スプール軸11の一端を受け止
める軸受け13を装着するとともに、ボス部6Bより大
径の筒状部6Aを延出してある。左サイド枠7に開口7
Aを形成し、開口7Aの内周面にブレーキシュウ21を
取り付けるとともに、スプール軸11に固着した保持体
12より支軸22を立設し、この支軸22にブレーキブ
ロック23をスライド移動可能に装着し、スプール軸1
1の回転によって、ブレーキブロック23がブレーキシ
ュウ21に作用する遠心ブレーキ機構を構成する。図1
及び図2に示すように、左サイド枠7の開口7Aにおけ
る縁部に肉圧部を形成するとともに、この肉圧部に一側
壁が連続壁で他側壁が円周方向4箇所に配置された不連
続壁7Bとからなる環状の係合凹部18を形成してあ
る。筒状部6Aの外周面に、環状の係合爪20を突設
し、この係合爪20の周方向4箇所に切欠き部19を形
成し、不連続壁7Bと切欠き部19との位相を合致させ
た状態で左サイドケース6をスプール軸芯方向に相対移
動させると、係合爪20を係合凹部18内に挿入係合で
きる。
【0008】以上のような構成より、左サイドケース6
を左サイド枠7に取り付けるに、図3に示すように、不
連続壁7Bを切欠き部19に位置合わせを行った状態
で、左サイドケース6をスプール軸芯方向に押し込むと
係合爪20が係合凹部18内に入る。その状態より、図
2に示すように、左サイドケース6を左サイド枠7に対
してスプール軸芯周りで右回転させると、係合爪20を
係合凹部18で固定位置させることが出来る。この状態
で、左サイドケース6を左サイド枠7に取り付け固定す
ることができる。左サイドケース6を取り外すには、手
順を逆に行えばよい。このように左サイドケース6を着
脱できる構成によって、スプール4の交換等を容易に行
える。
【0009】図1に示すように、係合凹部18に弾性部
材としての0リング16を装着し、係合爪20と係合凹
部18との係合状態を維持する機構として採用できる
が、ストッパピンを係合孔に差し込んで左サイドケース
6と左サイド枠7とを連結する構成を採ってもよい。図
1に示すように、係合爪20の形成位置を、左サイドケ
ース6の懐空間a内に設定し、左サイドケース6の左サ
イド枠7に対する接合面より突出しない構成をとり、係
合爪20の保護を図っている。
【0010】図4(イ),(ロ)に示すように、クラッ
チ操作具14の下端部を側面視で内側に入り込ませると
ともに、ガイド孔14Aを穿設し、右サイド枠8より延
出されたガイドピン17にガイド孔14Aを外嵌させ
て、クラッチ操作具14を取り付け、(イ)に示すよう
に、クラッチ入り状態より、(ロ)に示すように、クラ
ッチ切り状態に押し込み操作すると、クラッチ操作具1
4がガイド孔14Aに沿って移動し、スプール4の下方
に入り込む。このように、クラッチ操作具14の下端が
スプール4の下方に入り込む構成によって、リールシー
トのフード等との干渉を避けて、充分なストロークをか
せぎ得る。 〔別実施例〕 図6及び図7に示すように、係合爪20を筒状部6
Aの先端に立設するとともに、左サイド枠7の開口7A
の内周壁に環状の係合凹部18を形成し、この係合凹部
18の筒状部6Aに向かう側壁7Bに、係合爪20が係
合凹部18内に入り込むのを許す切欠き部24を形成
し、更に、側壁7Bの内面に弾性部材としての山形の板
バネ25を装着し、この板バネ25を係合爪20の一側
壁に接当させて、係合爪20が係合凹部18に密着係合
するように構成してもよい。 係合爪20と係合凹部18とは、夫々、形成対象を
入れ換えて形成してもよく、これらを左サイドケース6
の左サイド枠7に対する着脱機構と称する。
【0011】尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面と
の対照を便利にするために符号を記すが、該記入により
本考案は添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】サイドケースの着脱機構を示す縦断背面図
【図2】サイドケースの着脱機構を示す縦断側面図
【図3】係合爪と切欠き部との位相合わせを行った状態
を示す縦断側面図
【図4】 (イ) 入り状態でのクラッチ操作具を示す側面図 (ロ) 切り状態でのクラッチ操作具を示す側面図
【図5】両軸受リールの背面図
【図6】サイドケースの着脱機構の別実施例を示す縦断
背面図
【図7】図6における横断平面図
【符号の説明】
4 回転体 6 サイドケース 7 サイド枠 18 係合凹部 20 係合爪 a 懐空間

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 釣り糸巻き取り用の回転体(4)を挟ん
    で配置されるサイド枠(7)に対して着脱自在にサイド
    ケース(6)を取り付けるとともに、互いに嵌係合し一
    軸芯回りの相対回動によって所定の嵌合状態に至る、係
    合爪(20)とその係合爪(20)を嵌入する係合凹部
    (18)とからなるサイドケース用の着脱機構を、前記
    サイド枠(7)と前記サイドケース(6)との一方に前
    記係合爪(20)、他方に前記係合凹部(18)を、夫
    々、形成して構成し、前記係合爪(20)の側壁とその
    側壁に対向する係合凹部(18)の側壁間に、前記係合
    爪(20)と係合凹部(18)とに圧接する弾性部材
    (16又は25)を設けてある釣り用リール。
  2. 【請求項2】 前記弾性部材(16又は25)を前記係
    合凹部(18)内に装着してある請求項1記載の釣り用
    リール
JP1991103197U 1991-12-16 1991-12-16 釣り用リール Expired - Lifetime JP2572088Y2 (ja)

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JPS63263033A (ja) * 1987-04-20 1988-10-31 ダイワ精工株式会社 魚釣用両軸受型リ−ル

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