JPH0639583Y2 - 魚釣用スピニングリール - Google Patents

魚釣用スピニングリール

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JPH0639583Y2
JPH0639583Y2 JP1989014487U JP1448789U JPH0639583Y2 JP H0639583 Y2 JPH0639583 Y2 JP H0639583Y2 JP 1989014487 U JP1989014487 U JP 1989014487U JP 1448789 U JP1448789 U JP 1448789U JP H0639583 Y2 JPH0639583 Y2 JP H0639583Y2
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engagement
fishing
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JP1989014487U
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Inventor
信之 山口
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ダイワ精工株式会社
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、リヤドラグタイプの魚釣用スピニングリー
ルに関する。
〔従来技術〕
魚釣用スピニングリールのリヤドラグ式のスプール軸を
前後動する摺動機構は、前後動する摺動子に設けられた
係合板をスプール軸に軸方向移動不能でかつ回転可能に
係合させて、スプール軸の前後動及びドラグ作用させる
ようにしており、その係合構成として実開昭60-114667
号の偏芯カム方式の摺動機構で、フォーク状の係合部を
有する係合板を摺動子に弾性を利用して止めビスを使用
しないで抜け止め係止する方法が知られている。
又、実開昭63-187862号でトラバースカム軸を利用した
摺動機構で、係合ピン抜け止めも摺動子に取りつけられ
る係合板で兼ねるようにしたものが、知られている。
〔考案が解決すべき問題点〕
前記前者を図示すると第11図から第13図となり、係合板
24の係合部25を摺動子26の鈎部からなる長手方向の係止
部27に弾性を利用して止めビスを使用しないで抜け止め
係止しているので、捲取操作により第13図でスプール軸
5に破線矢印方向の力が作用すると、スプール軸との摩
擦抵抗で係合板は矢印P方向に力を受けて保持が不安定
となり、係合部が係止部から外れる欠点があった。
前記後者ではビス止めのため組込み作業性が悪く、部品
点数も多くなって高価になる欠点があった。
第14図から第16図はトラバースカム軸方式に前者と同様
構成の係合板24を組み込んだものである。この場合は係
合板は外れないが係合板の支持部28がトラバースカム軸
29に引っかかってトラブルとなる欠点がある。
本考案の目的は前記欠点に鑑み、係合支持板が駒体にビ
スなどを用いずに簡単に取り付けられると共に、捲取操
作でスプール軸との摩擦抵抗で係合板は回動力が働いて
も係合支持板の係合部が駒体の係止部から容易に外れ
ず、部品点数を削減して作業性を向上することが出来る
魚釣用スピニングリールを提供することである。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は前記問題点を解決するための構成として、ハン
ドルにより回転する駆動歯車に連動して前後動する駒体
に、筐体後部のドラグ装置により回転方向に制動力が付
与される前部にスプールを有するスプール軸を係合支持
板により回転可能にかつ軸方向に一体に移動可能に支持
してスプール軸を前後往復動する如く成した魚釣用スピ
ニングリールにおいて、前記係合支持板の長手方向の一
側に該係合支持板の他側方向の動きを規制する一対の支
持部を有する凹孔を形成すると共に該一対の支持部を前
記駒体を挟み込んで前記スプール軸に形成された二本の
周溝に該凹孔を係合可能に形成し、前記係合支持板の長
手方向の他側に弾性部を折曲形成すると共に該弾性部の
先端に係合部を形成し、前記駒体の軸線の周方向側部に
前記係合部が係合する係止部を形成し、前記スプール軸
の回動時スプール軸との摩擦抵抗で回動されてスプール
軸から離脱力を受ける前記係合支持板を一側の支持部と
前記駒体の係止部と係合する他側の係合部で外れ防止し
たことを要旨とするものである。
〔実施例〕
以下、図示の一実施例によって本考案を説明すると、第
1図で魚釣用スピニングリールは筐体1に回転自在に支
承された回転軸筒2が前部から突出されて回転軸筒2の
先端部にローター10が固定され、回転軸筒2の基端に一
体的に形成されたピニオン2aに駆動歯車3が噛合されて
いる。
駆動歯車3の軸筒3aは筐体1に回転自在に支承され、軸
筒3aに多角孔にはハンドル4の係合軸4aが左右交換自在
に挿入係合されている。
回転軸筒2の中心孔には先端にスプール11が取り付けら
れたスプール軸5が前後往復動可能に回動自在に挿入さ
れ、スプール軸5に駒体6が嵌合されると共に、スプー
ル軸5の二本の周溝5a、5aに係合支持板7の一対の支持
部7a、7aに形成された一側の凹孔7b、7bが嵌められて駒
体6がスプール軸5と一体に摺動される。
更にスプール軸5の末端部は筐体1の後部に回転自在に
嵌合された中空筒12に前後往復動可能に摺動自在に、か
つ回り止め挿入されている。
筐体1内の回転軸筒2のピニオン2aより前側に連動歯車
13が回転軸筒2に回り止め嵌合されている。
筐体1内にはスプール軸5と平行に回転軸8が支承され
て回転軸8にトラバースカム溝8aが刻設されている。
回転軸8の先端には小歯車14が回り止め嵌合されて小歯
車14は連動歯車13に噛合されている。
回転軸8には駒体6が嵌合されて駒体6に設けた係合子
15がトラバースカム溝8aに係合されている。
筐体1の後部に円筒部1aが形成されて内周に凹凸条1b
が、円筒部1aの外周に雄螺子1cが夫々形成されている。
円筒部1aの雄螺子1cにはドラグ調整ツマミ9の内周に形
成された雌螺子9aが螺合されている。
円筒部1a内の中空筒12の外周にはドラグ制動部材の複数
の制動板16、17が摩擦板18と交互に嵌合配置され、制動
板16は中空筒12に回り止めされ、制動板17は円筒部1aの
内周に回り止めされている。
ドラグ調整ツマミ9の内側底部の中心部に係止爪19が固
定されて係止爪19の先端の半球部は凹凸条1bに係合され
ている。
ドラグ調整ツマミ9の内側筒部9bの先端は制動板17に当
接されると共に、筒部9bの先端凹部に嵌められた発条20
が制動板17に当接されてドラグ調整ツマミ9の回動でド
ラグ制動力が設定される。
前記駒体6は第2図、第3図のようにスプール軸5が嵌
合される透孔6aと回転軸8が嵌合される透孔6bが穿設さ
れると共に、軸線の周方向側部に係止部6cと、側面に支
持部7a、7aが嵌まる凹部6d、6dと前記係合子15が嵌まる
透孔6eとが夫々形成されている。
前記係合支持板7は第4図、第5図のように前記一対の
支持部7a、7aと支持部7a、7aに形成された一側の凹孔7
b、7bと長手方向の他側に弾性部7cが折曲形成されると
共に弾性部7cの先端に係合部7dが形成されている。
係合支持板7は第6図の2点鎖線のように斜め方向から
一対の支持部7a、7aで前記駒体6を挟み込んでスプール
軸5に形成された二本の周溝5a、5aに一側の凹孔7b、7b
が嵌められ、実線のように時計方向に回動されて係合部
7dが係止部6cに係合されて外れ防止されている。
前記魚釣用スピニングリールのハンドル4が回転される
と、駆動歯車3が回転されてピニオン2aを介して回転軸
筒2が回転され、ローター10が回転される。
更に連動歯車13と小歯車14を介して回転軸8が連動回転
されてトラバースカム溝8aで駒体6とスプール軸5が前
後に往復動される。
スプール11には釣糸が巻回されて釣糸に引っ張り力が掛
かると、スプール軸5がドラグ調整ツマミ9で設定され
たドラグ制動力に抗して回動される。
ドラグ調整ツマミ9が螺合前進されると、ドラグ制動部
材の制動板16、17と摩擦板18が締め付けられてドラグ制
動力が強められ、螺合後退されるとドラグ制動力が弱め
られる。
前記のように魚釣用スピニングリールが構成されると、
スプール軸5が捲取操作により働く力で回動されて、係
合支持板7の一対の支持部7a、7aにスプール軸5との摩
擦抵抗で回動による離脱力が働いても、一側の凹孔7b、
7bは上向きに開口されているので、時計方向及び反時計
方向の回動力で一対の支持部7a、7aがスプール軸5から
外れず、かつ係合支持板7の長手方向は係合部7dが係止
部6cに係合されて、長手方向の前後方向で係合が外れな
いので、係合支持板7が駒体6から外れることがない。
更に駒体6に凹部6d、6dが形成されていると、一対の支
持部7a、7aが回転軸8のトラバースカム溝8aに引っかか
らないのでトラブルの発生が防止出来ると共に、前記係
合支持板7の長手方向の移動が係止されて係合支持板7
の駒体6からの外れ防止が更に確実になる。
又、係合支持板7が駒体6にビスなどを用いずに簡単に
取り付けられて組み立ての作業性が改善され、係合子15
は透孔6eに落し込むだけで係合支持板7で抜け止めされ
る。
第7図、第8図はカム方式の摺動機構で、駆動歯車3の
カム3bに連結板21で駒体6のピン22が連結されている。
駒体6にはスプール軸5が嵌合される透孔6aとガイド槙
23が嵌合される透孔6fが穿設されると共に、軸線の周方
向側部に係止部6cと、前記係合子15が嵌まる図示しない
透孔が夫々形成されている。
更に上面には前記連結用のピン22が固定されている。
係合支持板7は第4図、第5図と略同形である。
第9図、第10図は係合支持板7の変形例で、一対の支持
部7a、7aに形成された一側の凹孔7e、7eで前記駒体6を
挟み込んでスプール軸5に形成された二本の周溝5a、5a
に一側の凹孔7e、7eは係合部7d側向きに開口されてい
る。
この変形例の場合も、係合支持板7の一対の支持部7a、
7aにスプール軸5との摩擦抵抗で回動力が働いても、一
側の凹孔7e、7eは係合部7d側向きに開口されているの
で、反時計方向は勿論のこと時計方向の回動力で一対の
支持部7a、7aがスプール軸5から外れず、かつ係合支持
板7の長手方向は係合部7dが係止部6cに係合されて、長
手方向の前後方向で係合が外れないので、係合支持板7
が駒体6から外れることがない。
〔考案の効果〕
本考案は前述のように構成されたから、スプール軸が捲
取操作及びドラグスリップ等により働く力で回動され
て、係合支持板の一対の支持部にスプール軸との摩擦抵
抗で回動による離脱力が働いても、一側の凹孔の開口向
きで支持部がスプール軸から外れず、かつ係合支持板の
長手方向は係合部が係止部に係合されて、長手方向の前
後方向で係合が外れないので、係合支持板が駒体から外
れることがなく、係合支持板の駒体への取り付けが簡単
で組み立ての作業性が改善される等実用上優れた効果を
奏する魚釣用スピニングリールを提供することが出来
る。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例が示され、 第1図はトラバースカム方式の魚釣用スピニングリール
の要部断面側面図、 第2図は駒体の側面図、 第3図は同平面図、 第4図は係合支持板の側面図、 第5図は同平面図、 第6図は駒体に係合支持体が取り付けられる説明側面
図、 第7図は偏芯カム方式の魚釣用スピニングリールの要部
断面側面図、 第8図は駒体と係合支持板の分解斜視図、 第9図は係合支持板の変形例側面図、 第10図は同駒体の係合支持板が取り付けられる説明側面
図、 第11図以下は従来例で、 第11図偏芯カム方式の魚釣用スピニングリールの要部断
面側面図、 第12図は同駒体と係合支持板の分解斜視図、 第13図は同駒体に係合支持板が取り付けられる説明側面
図、 第14図はトラバースカム方式の魚釣用スピニングリール
の要部断面側面図、 第15図は同駒体と係合支持板の分解斜視図、 第16図は同駒体に係合支持板が取り付けられる説明側面
図、 第17図は従来例の駒体と係合支持板の係合状態を示す他
の側面図である。 1……筐体、3……駆動歯車、4……ハンドル、11……
スプール、5……スプール軸、5a……二本の周溝、6…
…駒体、6c……係止部、7……係合支持板、7a……一対
の支持部、7b、7e……一側の凹孔、7c……弾性部、7d…
…係合部、9、16、17、18……ドラグ装置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ハンドルにより回転する駆動歯車に連動し
    て前後動する駒体に、筐体後部のドラグ装置により回転
    方向に制動力が付与される前部にスプールを有するスプ
    ール軸を係合支持板により回転可能にかつ軸方向に一体
    に移動可能に支持してスプール軸を前後往復動する如く
    成した魚釣用スピニングリールにおいて、前記係合支持
    板の長手方向の一側に該係合支持板の他側方向の動きを
    規制する一対の支持部を有する凹孔を形成すると共に該
    一対の支持部を前記駒体を挟み込んで前記スプール軸に
    形成された二本の周溝に該凹孔を係合可能に形成し、前
    記係合支持板の長手方向の他側に弾性部を折曲形成する
    と共に該弾性部の先端に係合部を形成し、前記駒体の軸
    線の周方向側部に前記係合部が係合する係止部を形成
    し、前記スプール軸の回動時スピール軸との摩擦抵抗で
    回動されてスプール軸から離脱力を受ける前記係合支持
    板を一側の支持部と前記駒体の係止部と係合する他側の
    係合部で外れ防止したことを特徴とする魚釣用スプニン
    グリール。
JP1989014487U 1989-02-09 1989-02-09 魚釣用スピニングリール Expired - Lifetime JPH0639583Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS60114667U (ja) * 1984-01-09 1985-08-02 ダイワ精工株式会社 魚釣用スピニングリ−ル

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JPH02105351U (ja) 1990-08-22

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