JPH0249377Y2 - - Google Patents

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JPH0249377Y2
JPH0249377Y2 JP1985135616U JP13561685U JPH0249377Y2 JP H0249377 Y2 JPH0249377 Y2 JP H0249377Y2 JP 1985135616 U JP1985135616 U JP 1985135616U JP 13561685 U JP13561685 U JP 13561685U JP H0249377 Y2 JPH0249377 Y2 JP H0249377Y2
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JP
Japan
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retaining ring
collar
inner diameter
circumferential groove
inner circumferential
Prior art date
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JP1985135616U
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JPS6244123U (ja
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Landscapes

  • Snaps, Bayonet Connections, Set Pins, And Snap Rings (AREA)
  • Gear-Shifting Mechanisms (AREA)
  • Mechanical Control Devices (AREA)
  • Control Of Transmission Device (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、中空軸内に嵌装される部材の軸方
向への移動を阻止するための止め輪保持機構に関
する。
[技術的背景及び問題点] 従来のこのような止め輪保持機構としては、例
えば第4図および第5図に示すようなものがあ
る。第4図は止め輪保持機構を有するシト機構の
断面図を示し、このシフト機構101は、両端部
をケース103に軸方向へ摺動自在に支持された
シフトロツド105と、このシフトロツド105
に両端部をカラー107を介して支持され、該シ
フトロツド105とともに移動可能なシフトフオ
ーク109とから構成されている。
前記カラー107は、シフトフオーク109の
内周溝111に着脱自在に嵌着された止め輪(サ
ークリツプ)113によつてシフトフオーク10
9に対する軸方向外方への移動が阻止されてい
る。また、左右のカラー107間には、カラー1
07をそれぞれシフトフオーク109に対して軸
方向外方へ付勢するコイルスプリング115が付
設されている。
前記カラー107は、第5図に示すように適宜
な肉厚を有する環状に形成されており、その中央
部にシフトロツド105を貫通する貫通孔107
aが穿設されるとともに、シフトフオーク109
の内径部109aに嵌合する大周縁部107b
と、この大周縁部107bの一側端部に連設され
た小周縁部107cを有している。そして、シフ
トフオーク109の内径部109aとカラー10
7の小周縁部107cとの間に形成される空間部
117は、前記止め輪113を図示しない穴用プ
ライヤによつて撓めて該止め輪113の外径をシ
フトフオーク109の内径部109aより小さく
した状態で容易に挿入できる大きさを有してい
る。
そして、止め輪113をシフトフオーク109
の内周溝111に組付ける場合は、図示しない穴
用プライヤによつて止め輪113の外径をシフト
フオーク109の内径部109aよりも小径にな
るまで撓めた後、シフトフオーク109の内径部
109aとカラー107の小周縁部107cとの
間に形成される空間部117内に挿入し、止め輪
113の外径を前記内周溝111に対応させて該
止め輪113の撓みを解放させることにより止め
輪113は内周溝111に嵌着される。
しかしながら、このような従来の止め輪保持機
構にあつては、止め輪の組付けを容易に行えると
いう利点がある反面、止め輪が内周溝から脱落し
やすいという問題点があつた。
[考案の目的] この考案は、このような従来の問題点に鑑み創
案されたもので、簡単な機構でありながら、止め
輪の内周溝からの脱落を確実に防止することがで
きるとともに止め輪の内周溝への嵌着状態の確認
を容易に行なうことができる止め輪保持機構の提
供を目的とする。
[考案の概要] 本考案は上記目的を達成するために、中空部材
の内径部に設けられた内周溝と、この内周溝に着
脱自在に嵌着され内径部側に突出する止め輪と、
上記中空部材の内径部に嵌合され止め輪の内径部
側に突出する部位に係止され軸方向の移動を阻止
されるカラーとからなり、上記カラーの止め輪側
に段部を形成し、該段部により止め輪の内径を保
持するように構成した。
[実施例] 以下、この考案の一実施例を図面に基づいて説
明する。
第1図は止め輪保持機構を有するシフト機構の
断面図を示し、このシフト機構1は、両端部をケ
ース3に軸方向へ摺動自在に支持されたシフトロ
ツド5と、このシフトロツド5に両端部をカラー
7を介して支持され、該シフトロツド5とともに
移動可能なシフトフオーク9とから構成されてい
る。
前記カラー7は、シフトフオーク9の内径部9
aに設けた内周溝11に着脱自在に嵌着され内径
部9b側に突出する止め輪(サークリツプ)13
によつてシフトフオーク9に対する軸方向外方へ
の移動が阻止されている。また、左右のカラー7
間には、カラー7をそれぞれシフトフオーク9に
対して軸方向外方へ付勢するコイルスプリング1
5が付勢されている。
前記カラー7は、適宜な肉厚を有する環状に形
成されており、その中央部にシフトロツド5を貫
通する貫通孔7aが穿設されるとともに、シフト
フオーク9の内径部9aに嵌合する大周縁部7b
と、この大周縁部7bの一側端部に連設され前記
止め輪13の内径より若干小径の環状段部7c
と、この環状段部7cの端部に連設された小周縁
部7dとを設けて構成されている。
つぎに、上記一実施例の作用について述べる。
今、止め輪13をシフトフオーク9の内周溝1
1に組付ける場合は、第2図に示すように、カラ
ー7を押圧してシフトフオーク9の内周溝11か
ら離反する方向へ移動させるシフトフオーク9の
内径部9aとカラー7の外周部との間に十分な空
間部を形成する。そして、図示しない穴用プライ
ヤによつて止め輪13の外径をシフトフオーク9
の内径部9aよりも小径になるまで撓めた後、前
記シフトフオーク9の内径部9aとカラー7の外
周部との間に形成された空間部に挿入し、止め輪
13の外径を前記内周溝11に対応させて該止め
輪13の撓みを解放させることにより、止め輪1
3は内周溝11に嵌着される。その後、カラー7
の押圧を解くと、カラー7はコイルスプリング1
5の付勢力によつて止め輪13側へ移動され、軸
方向外方への移動を止め輪13によつて阻止され
るとともに、この時、カラー7の環状段部7cが
止め輪13の内径を保持する第4図に示す状態と
なる。
従つて、カラー7の環状段部7cによつて止め
輪13の脱落が確実に防止されるとともに、若
し、止め輪13が確実に内周溝11内へ嵌着され
ていない場合には、カラー7の押圧を解いた際に
該カラー7の軸方向側方への移動によつて内周溝
11から止め輪13が外されることになるため、
止め輪13の内周溝11への嵌着状態の良否を確
認することができる。
[考案の効果] 以上の説明より明らかなように、この考案の構
成によれば中空部材の内径部に設けた内周溝と、
カラーに設けた段部とによつて止め輪を保持する
ようにしたため、止め輪の脱落を確実に防止する
ことができる。しかも組付けるときは中空部材の
端部外へ突出させたカラーの小周縁部を押し込め
ば中空部材の内周溝に対して段部ではなく、小周
縁部が対向する状態となり、内周溝周囲の空間が
大きく拡がることとなる。従つて止め輪の内周溝
への嵌着が著しく容易となる。更に止め輪が内周
溝に嵌着されず、カラーの段部と小周縁部との間
の側面に引掛かるなどした場合には中空部材の端
部から突出するカラーの小周縁部の長さが正規の
状態とは異なるため、止め輪の内周溝への嵌着状
態の良否を容易に確認することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例にかかる止め輪保
持機構を有するシフト機構の断面図、第2図及び
第3図は作用状態を示す要部の断面説明図、第4
図は従来例による止め輪保持機構を有するシフト
機構の断面図、第5図は第4図の要部を示す断面
図である。 (図面の主要部を表わす符号の説明) 7……カラー、7c……段部、9……シフトフ
オーク(中空部材)、9a……内径部、11……
内周溝、13……止め輪。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 中空部材の内径部に設けられた内周溝と、この
    内周溝に着脱自在に嵌着され内径部側に突出する
    止め輪と、上記中空部材の内径部に嵌合され止め
    輪の内径部側に突出する部位に係止され付勢力に
    より軸方向の移動を阻止されるカラーとからな
    り、該カラーの止め輪側に段部を形成し、該段部
    により止め輪の内径を保持するように構成し、カ
    ラーの小周縁部を中空部材の端部外へ突出させた
    ことを特徴とする止め輪保持機構。
JP1985135616U 1985-09-06 1985-09-06 Expired JPH0249377Y2 (ja)

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JP1985135616U JPH0249377Y2 (ja) 1985-09-06 1985-09-06

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JP1985135616U JPH0249377Y2 (ja) 1985-09-06 1985-09-06

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JPS6244123U JPS6244123U (ja) 1987-03-17
JPH0249377Y2 true JPH0249377Y2 (ja) 1990-12-26

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JP1985135616U Expired JPH0249377Y2 (ja) 1985-09-06 1985-09-06

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JPS5130975U (ja) * 1974-08-28 1976-03-05

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JPS6244123U (ja) 1987-03-17

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