JP2571429Y2 - ファン装置におけるリード線の導出部分の遮蔽構造 - Google Patents

ファン装置におけるリード線の導出部分の遮蔽構造

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JP2571429Y2
JP2571429Y2 JP251292U JP251292U JP2571429Y2 JP 2571429 Y2 JP2571429 Y2 JP 2571429Y2 JP 251292 U JP251292 U JP 251292U JP 251292 U JP251292 U JP 251292U JP 2571429 Y2 JP2571429 Y2 JP 2571429Y2
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JP
Japan
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opening
shielding cover
lead wire
fan case
cover
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JP251292U
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洋伸 青田
勝己 竹川
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ファン装置においてリ
ード線を外部に導出するためにファンケースに設けた開
口部を遮蔽するための技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ファン装置においては、組み立て時にフ
ァンケースにプリント配線板を組み込み、このプリント
配線板に接続した先端にコネクタを有するリード線をフ
ァンケースの外に導出するためコネクターが通過できる
程度の大きさの開口部を設け、この開口部から外部にリ
ード線の先端部に設けたコネクタを通してリード線とコ
ネクタとを外部に導出するようにしている。
【0003】そして、従来にあっては、このリード線の
引出し部分であり開口部を電気的及び環境保護としてラ
ベルを貼り付けて閉じていた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところが、上記の従来
例にあっては、ラベルを貼ってリード線の引出し部分で
ある開口部を遮蔽しているので、リード線引出し部分に
ストレスがかかるとラベルが破れるという問題があり、
ラベルの破れたところから静電気が入り込みやすくなっ
て電気的破壊の原因となっていた。
【0005】そこで、改善策として、ファンケースと同
じ材料でリード線引き出し部となる開口部を塞ぐキャッ
プを設けることが考えられるが、そもそのこのリード線
引出し用の開口部は回路に半田付けされた状態の回路ブ
ロック(プリント配線板)をファンケースに組み込む時
にコネクタを外部に引き出すことができるような大きさ
が求められており、また、その開口部の大きさやサイズ
はファンケースの外形やサイズによって異なり一種類の
キャップにより複数種類の開口部を外部から塞ぐことが
できず、複数種類のキャップを必要としてコストアップ
になるという問題があった。
【0006】本考案は上記の従来例の問題点に鑑みて発
明したものであって、その目的とするところは、先端に
コネクタを有するリード線を引き出すためのファンケー
スに設けた開口部を確実に遮蔽してファンケース内に配
置するプリント基板の絶縁がはかれ、また、リード線を
押さえることができて外部よりの力でプリント基板側に
ストレスがかからないようにできるファン装置における
リード線の導出部分の遮蔽構造を提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案のファン装置にお
けるリード線の導出部分の遮蔽構造は、ファンケース1
内に切欠部2を有する遮蔽カバー3を回転自在に収納
し、ファンケース1にコネクタ4付きのリード線5を導
出するための開口部6を設け、該開口部6を遮蔽カバー
3の回転軌跡に位置させて遮蔽カバー3の任意の一部に
より開口部6を遮蔽したり遮蔽カバー3の切欠部2が開
口部6に位置した状態で開口部6を開放するように設定
し、遮蔽カバー3で開口部6を閉じた状態で開口部6か
ら導出するリード線5を遮蔽カバー3の縁部3aと開口
部6の縁部6aとで挟持して成るものであって、このよ
うな構成を採用することで、上記した従来例の問題点を
解決して本考案の目的を達成したものである。
【0008】
【作用】しかして、上記のような構成の本考案において
は、ファンケース1内に切欠部2を有する遮蔽カバー3
を回転自在に収納し、ファンケース1にコネクタ4付き
のリード線5を導出するための開口部6を設け、該開口
部6を遮蔽カバー3の回転軌跡に位置させて遮蔽カバー
3の任意の一部により開口部6を遮蔽したり遮蔽カバー
3の切欠部2が開口部6に位置した状態で開口部6を開
放するように設定することで、遮蔽カバー3の切欠部2
が開口部6に位置した状態で先端にコネクタ4を有する
リード線5を開口部6から外部に導出し、リード線5を
外部に導出した後に遮蔽カバー3を回転して開口部6を
遮蔽カバー3の任意の一部で覆うものであり、遮蔽カバ
ー3を種類ごとに異なる開口部6の最大の大きさ以上に
設定しておくことで、1種類の遮蔽カバー3で大きさの
異なる他のサイズの開口部6の遮蔽手段として用いるこ
とができるようになったものである。そして、遮蔽カバ
ー3で開口部6を閉じた状態で開口部6から導出するリ
ード線5を遮蔽カバー3の縁部3aと開口部6の縁部6
aとで挟持することで、リード線5に引っ張り力が作用
してもファンケース1内に配置したリード線5を接続し
ているプリント配線板7側にストレスがかからないよう
にできるものである。
【0009】
【実施例】本考案を以下添付図面に示す実施例に基づい
て詳述する。図4にはファンケース1の背面図(内部側
から見た図面)が示してあり、中央部に筒部8が設けて
あり、また開口部6が設けてある。この開口部6は後述
するファンケース1内に内装されるプリント配線板7に
接続される先端にコネクタ4を有するリード線5を導出
するためのものであり、コネクタ4を通すことができる
大きさとなっている。
【0010】図5には本考案に用いる遮蔽カバー3が示
してある。この遮蔽カバー3はドーナツの一部を切り欠
いた略C字状の形状をしており、一部に切欠部2を設け
てある。そしてこの略C字状の遮蔽カバー3は前述のフ
ァンケース1の筒部8に回転自在に被嵌されるものであ
る。ここで、回転時の摩擦抵抗を小さくするために遮蔽
カバー3の内周に複数の小突部9を設けてこの小突部9
を筒部8に当たるようにしてあり、このことにより点接
触となって回転時の摩擦抵抗を小さくすることができる
ようにしてある。遮蔽カバー3には複数個の操作孔10
が設けてあり、ファンケース1の上記操作孔10の回転
軌跡上には操作孔10よりも大きい孔部11が設けてあ
り、外部から孔部11に棒状の治具を入れ、操作孔10
に治具を挿入して遮蔽カバー3を少し回動し、少し回動
すると他の孔部11に他の操作孔10が連通して同様に
して遮蔽カバー3を少し回動するというようにして操作
カバー3を外部から回動できるようにしてある。
【0011】このようにしてファンケース1内に回転自
在に遮蔽カバー3を入れると共に遮蔽カバー3の切欠部
2が開口部6に位置して開口部6を全開状態にし、その
後、回路ブロックであるプリント配線板7等をファンケ
ース1内に組み込んで取付けるのであるが、プリント配
線板7の取付け時にプリント配線板7に一端を接続し且
つ先端にコネクタ4を有するリード線5を開口部6から
外部に導出するものである。そしてファンケース1内に
全ての部品を組み込んだ後、外部から遮蔽カバー3を回
動して図1に示すように遮蔽カバー3の任意の一部によ
り開口部6を遮蔽するものである。この場合、図7に示
すように開口部6から引き出すリード線5を遮蔽カバー
3の縁部3aと開口部6の縁部6aとで挟持すること
で、リード線5に引っ張り力が作用してもファンケース
1内に配置したリード線5を接続しているプリント配線
板7側にストレスがかからないようにしている。そし
て、最後に図1の状態でファンケース1の外面側から開
口部6を覆うように図6に示すようにラベル16を貼
る。このラベルは遮蔽カバー3にも貼着する。図6にお
いて17はファンである。
【0012】ところで、遮蔽カバー3はファンケース1
の内面とプリント配線板7との間に位置していてファン
ケース1の内面とプリント配線板7との間でがたつくの
で図6に示すようにプリント配線板7に実装している端
子ピン12を遮蔽カバー3に当ててがたつきを防止でき
るようにしている。しかして、本考案においては、遮蔽
カバー3は種類ごとに異なる開口部6の最大の大きさ以
上に設定してあり、1種類の遮蔽カバー3で大きさの異
なる他のサイズの開口部6の遮蔽手段として用いること
ができるものである。
【0013】なお、図2、図3、図4に示すようにファ
ンケース1に当たり部13を設け。遮蔽カバー3の外周
に被当たり部14を設けておくと、全開状態で遮蔽カバ
ー3の被当たり部14がファンケース1の当たり部13
に当たることで、遮蔽カバー3を外部からの操作で回転
して閉じる際に回し過ぎて再び開くといったことを防止
できるようにしてある。
【0014】
【考案の効果】本考案にあっては、上述のようにファン
ケース内に切欠部を有する遮蔽カバーを回転自在に収納
し、ファンケースにコネクタ付きのリード線を導出する
ための開口部を設け、該開口部を遮蔽カバーの回転軌跡
に位置させて遮蔽カバーの任意の一部により開口部を遮
蔽したり遮蔽カバーの切欠部が開口部に位置した状態で
開口部を開放するように設定してあるので、遮蔽カバー
の切欠部が開口部に位置した状態で先端にコネクタを有
するリード線を開口部から外部に導出し、リード線を外
部に導出した後に遮蔽カバーを回転して開口部を遮蔽カ
バーの任意の一部で覆うことができ、この結果、遮蔽カ
バーを種類ごとに異なる開口部の最大の大きさ以上に設
定しておくことで、1種類の遮蔽カバーで大きさの異な
る他のサイズの開口部の遮蔽手段として用いることがで
き、しかも開口部を遮蔽カバーで覆うので開口部にラベ
ルのみを貼ったもののように破れたりするおそれもな
く、従来のようにラベルの破れたところから静電気が入
って電気的破壊を生じるおそれがなく、また、遮蔽カバ
ーで開口部を閉じた状態で開口部から導出するリード線
を遮蔽カバーの縁部と開口部の縁部とで挟持するので、
リード線に引っ張り力が作用してもファンケース内に配
置したリード線を接続しているプリント配線板側にスト
レスがかからず、プリント配線板側に悪影響を及ぼすお
それがないものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の遮蔽カバーで開口部を遮蔽した状態の
正面図である。
【図2】同上のファンケースの内側から見た遮蔽カバー
で開口部を遮蔽した状態の背面図である。
【図3】同上のファンケースの内側から見た遮蔽カバー
で開口部を遮蔽していない状態の背面図である。
【図4】同上のファンケースの内側から見た背面図であ
る。
【図5】同上の遮蔽カバーの正面図である。
【図6】同上の組み込み状態の断面図である。
【図7】同上のリード線の挟持状態を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 ファンケース 2 切欠部 3 遮蔽カバー 3a 縁部 4 コネクタ 5 リード線 6 開口部 6a 縁部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F04D 25/08 303 F04D 29/00

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ファンケース内に切欠部を有する遮蔽カ
    バーを回転自在に収納し、ファンケースにコネクタ付き
    のリード線を導出するための開口部を設け、該開口部を
    遮蔽カバーの回転軌跡に位置させて遮蔽カバーの任意の
    一部により開口部を遮蔽したり遮蔽カバーの切欠部が開
    口部に位置した状態で開口部を開放すうように設定し、
    遮蔽カバーで開口部を閉じた状態で開口部から導出する
    リード線を遮蔽カバーの縁部と開口部の縁部とで挟持し
    て成るファン装置におけるリード線の導出部分の遮蔽構
    造。
JP251292U 1992-01-28 1992-01-28 ファン装置におけるリード線の導出部分の遮蔽構造 Expired - Lifetime JP2571429Y2 (ja)

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JPH0561495U JPH0561495U (ja) 1993-08-13
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