JP3460455B2 - 電装品ホルダ - Google Patents

電装品ホルダ

Info

Publication number
JP3460455B2
JP3460455B2 JP18908296A JP18908296A JP3460455B2 JP 3460455 B2 JP3460455 B2 JP 3460455B2 JP 18908296 A JP18908296 A JP 18908296A JP 18908296 A JP18908296 A JP 18908296A JP 3460455 B2 JP3460455 B2 JP 3460455B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ground connection
hole
pinch prevention
bolt
ground
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP18908296A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH1032049A (ja
Inventor
友紀貴 斉藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority to JP18908296A priority Critical patent/JP3460455B2/ja
Publication of JPH1032049A publication Critical patent/JPH1032049A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3460455B2 publication Critical patent/JP3460455B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のボディに
取り付けられる電装品ホルダに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図8に示すように、従来の電装品ホルダ
71は、自動車のボディBに取り付けられる。この電装
品ホルダ71はホルダ本体72を備え、ホルダ本体72
にはコネクタを取り付けるための取付部73が設けられ
ている。又、ホルダ本体72には金属製のアース端子7
4が設けられている。このアース端子74は、電気接触
部75と、アース接続部76とによって構成されてい
る。電気接触部75はホルダ本体72に挿入固定され、
アース接続部76は電気接触部75に対し90°屈曲し
てホルダ本体72から外側方へ向かって突出している。
アース接続部76には固定孔76aが設けられている。
【0003】又、ボディBの表面77には遮音材78が
張り付けられ、遮音材78には孔79が設けられてい
る。ボディBにおける孔79に対応する位置には貫通孔
80が設けられている。前記電装品ホルダ71をボディ
Bに取り付けるには、アース接続部76を孔79に嵌
め、孔76とボディBの貫通孔80との位置を合わせ
る。
【0004】この状態で、ボルト81を固定孔76a及
び貫通孔80に挿入し、ボルト81の先端部をボディB
における遮音材78と反対側の面に固定されたナット8
2に螺入する。そして、ボルト81を締め付けてアース
接続部76をボディBに固定することにより、電装品ホ
ルダ71がボディBに取り付けられるようになってい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記電装品
ホルダ71では、下記(ア)〜(カ)に示す問題点があ
る。
【0006】(ア)電装品ホルダ71をボディBに取り
付ける際、ボルト81の頭部81aとアース接続部76
との間に電線83等が挟まると、その電線83に傷がつ
いたり電線83が断線したりする。
【0007】(イ)遮音材78に孔79を形成したた
め、遮音材78における前記孔79に対応する部分がボ
ディBから剥がれ易くなる。 (ウ)自動車が走行するときの振動等によりボルト81
が緩むと、アース接続部76ががたついてボデイBから
離れ易くなる。
【0008】(エ)孔79の内周面とアース接続部76
との間には遮音材78がないため、孔79の内周面とア
ース接続部76との間から音がもれ、エンジンの騒音が
自動車の室内へとどいてしまう。
【0009】(オ)アース接続部76が露出しているた
め、そのアース接続部76にて短絡が起き易くなる。 (カ)装品ホルダ71をボディBに取り付ける際、アー
ス接続部76の固定孔76aと、ボディBの貫通孔80
との位置合わせに手間がかかるため、電装品ホルダ71
をボディBに取り付けるための作業に手間がかかる。
【0010】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、第1の目的は、電線等に傷がついた
り断線したりするのを防止することにある。第2の目的
は、アース接続部をボルトで固定するときにおいて、ボ
ルトの頭部とアース接続部とが接触する直前に両者間に
電線等が入り込むのを防止することにある。
【0011】第3の目的は、ボルトの頭部とアース接続
部との間に電線等が挟まるのを確実に防止することにあ
る。第4の目的は、遮音材がボディから剥がれないよう
にすることにある。
【0012】第5の目的は、アース接続部をボディに固
定するボルトが緩んだ場合においても、前記アース接続
部がボディから離れにくくなるようにすることにある。
第6の目的は、孔とアース接続部との間から音がもれる
のを防止することにある。
【0013】第7の目的は、アース接続部にて短絡が起
きにくくなるようにすることにある。第8目的は、アー
ス接続部と挟み防止部とが離れてしまうのを防止するこ
とにある。
【0014】第9目的は、アース接続部をボディに固定
し易くすることにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成させるた
め、請求項1記載の発明では、アース端子が取り付けら
れるホルダ本体を備え、前記アース端子に設けられたア
ース接続部を、ボルトにより自動車のボディに対し接触
した状態で固定するようにした電装品ホルダにおいて、
アース接続部をボディに固定するときにボルトの頭部と
アース接続部との間に物が挟まらないように、アース接
続部を囲うように位置し、アース接続部及び前記ボルト
の頭部より高い挟み防止部を前記ホルダ本体に設け、そ
のホルダ本体には固定部を側方に突出するように設け、
前記アース接続部を固定部の延出方向に突出させ、前記
挟み防止部を固定部に設けた。
【0016】請求項2記載の発明では、請求項1におい
て、前記挟み防止部にはボディの表面に設けられた遮音
材をボディ側へ押し付けるための遮音材押付部を設け
た。請求項3記載の発明では、請求項1又は2におい
て、前記挟み防止部にはアース接続部をボディ側へ押し
付けるための端子押付部を設けた。
【0017】請求項4記載の発明では、請求項2又は3
において、前記アース接続部は遮音材に設けられた孔に
挿入されてボディに接触するものであり、挟み防止部は
孔の内側面とアース接続部の外縁との間に位置するもの
であって、遮音材押付部は挟み防止部と孔との間を塞ぐ
ように設けられ、端子押付部を挟み防止部とアース接続
部との間を塞ぐように設けた。
【0018】請求項5記載の発明では、請求項1〜4の
いずれかにおいて、前記アース接続部にはボルトを貫通
させるための固定孔が設けられ、端子押付部は絶縁性を
有する材料により形成され、且つアース接続部の外縁部
を覆うように設けられるものとした。
【0019】請求項6記載の発明では、請求項1〜5の
いずれかにおいて、前記挟み防止部をアース接続部に対
してずれないように固定する固定手段を設けた。請求項
7記載の発明では、請求項5又は6において、前記アー
ス接続部はボディ側に形成されたネジ孔へアース接続部
の固定孔を介してボルトを螺入することによりボディに
固定されるものであって、固定孔がネジ孔に対応して位
置するようにアース接続部をボディに対して位置決めす
る位置決め手段を設けた。
【0020】即ち、請求項1記載の発明では、アース接
続部をボルトによりボディに固定する際、挟み防止部に
よりボルトの頭部とアース接続部との間には電線等が挟
まれないようにされる。
【0021】請求項1記載の発明では、前記発明の作用
に加え、アース接続部をボディに固定するためにボルト
を締め付けると、そのボルトの頭部がボディに接近す
る。そして、ボルトの頭部がアース接続部に接触直前に
なると、アース接続部の側方に位置し且つボディ側から
突出する挟み防止部により、ボルトの頭部とアース接続
部との間に電線等が入り込まないようにされる。
【0022】請求項1記載の発明では、前記発明の作用
に加え、アース接続部を囲うように設けられた挟み防止
部により、電線等がボルトの頭部とアース接続部との間
に入り込むことが防止される。
【0023】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
発明の作用に加え、アース接続部をボディに固定する
と、そのボディの表面に設けられた遮音材が挟み防止部
に設けられた遮音材押付部によりボディ側へ押し付けら
れる。
【0024】請求項3記載の発明では、請求項1又は2
に記載の発明の作用に加え、アース接続部をボディに固
定するボルトが緩んでも、アース接続端子は挟み防止部
の内周側に設けられた端子押付部によりボディ側へ押し
付けられる。
【0025】請求項4記載の発明では、請求項2又は3
記載の発明の作用に加え、アース接続部をボディに固定
すると、挟み防止部と孔との間が遮音防止部により閉塞
され、挟み防止部とアース接続部との間が端子押付部に
より閉塞される。
【0026】請求項5記載の発明では、請求項1〜4の
いずれかに記載の発明の作用に加え、アース接続部の外
縁部は、絶縁性を有する材料により形成された端子押付
部で被覆される。
【0027】請求項6記載の発明では、請求項1〜5の
いずれかに記載の発明の作用に加え、挟み防止部とアー
ス接続部とは固定手段によりずれないように固定され
る。請求項7記載の発明では、請求項5又は6記載の発
明の作用に加え、位置決め手段によりアース接続部をボ
ディに対して位置決めすると、アース接続部に設けられ
た固定孔が、ボデイ側に形成されたネジ孔に対応して位
置する。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
形態を図1〜図5に従って説明する。図1,図2に示す
ように、電装品ホルダ11は合成樹脂により形成された
ホルダ本体12を備えている。ホルダ本体12には複数
の取付部13が設けられ、各取付部13には図示しない
コネクタを取り付けることが可能となっている。電装品
ホルダ11には合成樹脂製の固定部14が、ホルダ本体
12の図1における左端部から左側方へ突出するように
設けられている。
【0029】図3に示すように、固定部14は、挟み防
止部16、鍔状の遮音材押付部17及び前記挟み防止部
16と一体の端子押付部18によって構成されている。
又、固定部14には収容孔19が鉛直方向へ延びるよう
に設けられ、挟み防止部16、遮音材押付部17及び端
子押付部18は収容孔19を囲うように設けられ、前記
端子押付部18は、挟み防止部16の内周面側に位置し
て、収容孔19の内周面を形成している。遮音材押付部
17は挟み防止部16の上端から外側方へ突出してい
る。前記挟み防止部16と端子押付部18との間には嵌
込溝20が設けられている。図4に示すように、固定部
14の先端の前記嵌込溝20において、端子押付部18
の側面には挟み防止部16へ向かって突出する突起18
aが設けられている。突起18aの下面18bは、突起
18aの付け根部側が上下に幅広となるように斜状に形
成されている。
【0030】図2に示すように、ホルダ本体12には、
金属製のアース端子21が設けられている。このアース
端子21は、図5に示すように電気接触部22と、電気
接触部22から延びるアース接続部23とによって構成
されている。アース接続部23には固定孔24が設けら
れ、アース接続部23の外縁部には上方へ突出するフラ
ンジ25が前記アース接続部23の外縁に沿って延びる
ように設けられている。又、アース接続部23の先端に
は上方へ突出する固定片26が設けられ、固定片26に
は引掛孔27が設けられている。尚、本実施形態では、
前記突起18a及び引掛孔27により固定手段が構成さ
れている。上記のように構成されたアース端子21は、
その電気接触部22が図2に示すようにホルダ本体12
に挿入固定され、アース接続部23はホルダ本体12か
ら固定部14の延出方向へ突出している。又、図3に示
すように、アース接続部23は収容孔19の下端拡径部
内に収容されている。
【0031】アース接続部23が収容孔19の下端拡径
部内に収容された状態では、フランジ25が嵌込溝20
に嵌め込まれ、アース接続部23の外縁部が端子押付部
18により覆われている。アース接続部23は端子押付
部18により下方へ押圧されている。そして、端子押付
部18を除く挟み防止部16の外周側の部分は孔31の
内側面とアース接続部23の外縁との間に位置してい
る。又、図4に示すように、アース接続部23の先端部
に設けられた固定片26が嵌込溝20に挿入されると、
端子押付部18の突起18aが固定片26の引掛孔27
に挿入される。この突起18a及び引掛孔27により、
アース接続部23が端子押付部18を介して挟み防止部
16に固定されている。この状態では、アース接続部2
3の外側方に位置した挟み防止部16が、前記アース接
続部23を囲うようになっている。
【0032】上記のように構成された電装品ホルダ11
は、図2に示す自動車のボディ28に取り付けられるよ
うになっている。ボディ28の表面29には遮音材30
が張り付けられ、遮音材30には孔31が設けられてい
る。ボデイ28の孔31に対応する位置には、貫通孔3
2が設けられている。又、ボディ28の遮音材30と反
対側の面において、貫通孔32に対応する位置にはナッ
ト33が取り付けられている。そして、電装品ホルダ1
1は図3に示すように遮音材30の孔31に嵌め込ま
れ、アース接続部23はボルト34及びナット33によ
りボディ28に固定される。アース接続部23がボディ
28に固定されたとき、挟み防止部16のボディ28表
面からの突出量(図2〜図4の上方向へ突出量、すなわ
ち高さ)は、アース接続部23のボディ28表面からの
突出量(高さ)よりも大きい値となり、ボルト34の頭
部34aの高さよりも大きな値となる。なお、挟み防止
部16の上面と端子押付部18の上面とは同一で連続し
ている。
【0033】次に、上記のように構成された電装品ホル
ダ11の作用を説明する。電装品ホルダ11をボディ2
8に取り付けるには、図2に示す遮音材30の孔31に
電装品ホルダ11を嵌め込み、アース接続部23の固定
孔24をボディ28の貫通孔32及びナット33のネジ
孔33aに対応して位置させる。その後、ボルト34を
固定孔24及び貫通孔32に挿入するとともに、ボルト
34の先端部をネジ孔33aに螺入する。そして、ボル
ト34を締め付けると、ボルト34の頭部34aがアー
ス接続部23に接近して、図3の二点鎖線で示すように
固定部14の収容孔19内へ没入される。このとき、ボ
ルト34の頭部34aの周りが挟み防止部16によって
囲われるため、電線等がボルト34の頭部34aとアー
ス接続部23との間に入り込むのを防止可能になる。
【0034】ボルト34の螺入が進み、頭部34aがア
ース接続部23に接触することにより、アース接続部2
3がボディ28に接触した状態で固定される。アース接
続部23がボディ28に固定されると、前記のようにア
ース端子21の電気接触部22がホルダ本体12内に挿
入固定されているため、孔31の周囲に位置する遮音材
30は遮音材押付部17によりボディ28側へ押し付け
られる。又、アース接続部23は端子押付部18により
ボディ28側へ押し付けられる。従って、自動車が走行
するときにボディ28が振動しても、アース接続部23
が端子押付部18でボディ28側へ押し付けられること
により、アース接続部23がボディ28から離れにくく
なる。
【0035】アース接続部23がボディ28に固定され
ると、孔31の内周面と挟み防止部16の外周面との隙
間が遮音材押付部17により閉塞され、挟み防止部16
の外周面とアース接続部23の外縁部との隙間が端子押
付部18により閉塞される。
【0036】従って、孔31と挟みアース接続部23と
の間から音がもれるのを、前記遮音材押付部17と端子
押付部18により防止することが可能になる。以上詳述
した本実施形態では、下記(a)〜(i)に示す効果が
ある。
【0037】(a)挟み防止部16によりボルト34の
頭部34aとアース接続部23との間に電線等が挟まら
ないようにされるため、前記電線等に傷が付いたり断線
したりするのを防止することができる。
【0038】(b)挟み防止部16はアース接続部23
の外側方に位置するとともに、アース接続部23をボデ
ィ28に固定したときには、挟み防止部16のボディ2
8からの突出量が、アース接続部23のボディ28から
の突出量よりも大きい値になるとともに、ボルト34の
頭部34aの高さよりも大きな値となる。従って、挟み
防止部16の高さを十分に確保できて、アース接続部2
3を固定するときにおいて、ボルト34の頭部34aと
アース接続部23とが接触する直前に両者間に電線等が
入り込むのを、前記挟み防止部16により防止すること
ができる。
【0039】(c)アース接続部23を挟み防止部16
で囲むようにしたため、その挟み防止部16によりボル
ト34の頭部34aとアース接続部23との間に電線等
が挟まるのを確実に防止することができる。
【0040】(d)アース接続部23をボディ28に固
定すると、孔31の周囲に位置する遮音材30が遮音材
押付部18によりボディ28側へ押し付けられるため、
その遮音材30がボディ28から剥がれないようにする
ことができる。
【0041】(e)アース接続部23がボディ28に固
定されたとき、アース接続部23は端子押付部18によ
りボディ28側へ押し付けられる。従って、アース接続
部23をボディ28へ固定するためのボルト34が、自
動車の走行時の振動等により緩んだとしても、アース接
続部23をボディ28から離れにくくし、ボディ28に
対するアース接触部23の接触状態を保持し易くするこ
とができる。
【0042】(f)孔31の内周面と挟み防止部16の
外周面との隙間が遮音材押付部17により閉塞され、挟
み防止部16とアース接続部23の外縁部との隙間が端
子押付部18により挟み防止部16の内周側から閉塞さ
れる。従って、孔31とアース接続部23との間から音
がもれるのを、前記遮音材押付部17と端子押付部18
により防止することができ、エンジン等の騒音が自動車
の室内にとどくのを防止することができる。
【0043】(g)アース接続部23は、その外縁部が
合成樹脂製の端子押付部18により被覆され、固定孔2
4の付近の部分のみが露出する。従って、アース接続部
23にて短絡が起きにくくなる。
【0044】(h)アース接続部23は、端子押付部1
8の突起18aが固定片26の引掛孔27に挿入される
ことにより、端子押付部18を介して挟み防止部16に
固定される。従って、挟み防止部16とアース接続部2
3とがずれて、互いに離れてしまうのを防止することが
できる。
【0045】(g)アース接続部23は挟み防止部16
に固定されているため、アース接続部23に何らかの力
が働いたとき、その力をアース接続部23の基端と挟み
防止部16との両方で分担して受けることができる。従
って、アース接続部23の基端が受ける力が小さくなる
ため、アース接側部23の基端が折れにくくなる。
【0046】尚、本発明は、例えば以下のように変更し
て具体化することもできる
【0047】()本実施形態では、端子押付部18を
合成樹脂により形成したが、絶縁性を有するその他の材
料で端子押付部18を形成してもよい。 ()本実施形態では、固定片26に引掛孔27を設け
て端子押付部18に突起18aを設けたが、突起18a
を固定片26に設けて引掛孔27を端子押付部18に設
け、突起18aと端子押付部18との位置関係を逆にし
てもよい。
【0048】()本実施形態では、アース接続部23
に固定孔24を設けたが、これに代えてアース接続部2
3の先端から基端へ延びる切欠部を設けてもよい。この
場合、ボルト34を前記切欠部を介してボディ28の貫
通孔32へ挿入し、ボルト34の先端部をナット33に
螺入すればよい。
【0049】()本実施形態では、取付部13にコネ
クタを取り付けるようにしたが、これに代えてリレーや
ヒューズ等その他の電装品を取付部13に取り付けるよ
うにしてもよい。
【0050】()図6に示すように、アース接続部2
3の先端に下方へ突出する位置決め片35を設け、ボデ
ィ28には位置決め孔36を設ける。そして、位置決め
片35を位置決め孔36に挿入したとき、アース接続部
23の固定孔24がボディ28の貫通孔32及びナット
33のネジ孔33aに対応して位置するように、前記位
置決め片35及び位置決め孔36の位置を設定する。こ
の場合、位置決め片35を位置決め孔36に挿入するだ
けで、固定孔24と貫通孔32及びネジ孔33aとが対
応して位置するため、アース接続部23を容易にボルト
34により固定することができる。従って、従来と異な
り電装品ホルダ11のボディ28に対する取付作業を容
易にすることができる。尚、上記構成では、位置決め片
35及び位置決め孔36が位置決め手段となる。
【0051】()図7に示すように、電装品ホルダ1
1を並列に並べ、両者を取付板37により連結する。そ
して、取付板37に複数の取付部13を設けるようにし
てもよい。
【0052】
【発明の効果】請求項1記載の発明では、挟み防止部に
よりボルトの頭部とアース接続部との間には電線等が挟
まれないようにされるため、前記電線等に傷がついたり
断線したりするのを防止することができる。
【0053】請求項1記載の発明では、前記効果に加
え、挟む防止部のボデイからの突出量はアース接続部の
ボディからの突出量及びボルトの頭部の高さよりも大き
い。そのため、アース接続部をボルトで固定するときに
おいて、ボルトの頭部とアース接続部とが接触する直前
に両者間に電線等が入り込むのを、前記挟み防止部によ
り防止することができる。請求項1記載の発明では、前
記効果に加え、アース接続部は挟み防止部で囲まれてい
るため、その挟み防止部によりボルトの頭部とアース接
続部との間に電線等が挟まるのを確実に防止することが
できる。
【0054】請求項2記載の発明では、請求項1に記載
の発明の効果に加え、遮音材は挟み防止部に設けられた
遮音材押付部によりボディ側へ押し付けられるため、遮
音材がボディから剥がれないようにすることができる。
【0055】請求項3記載の発明では、請求項1又は2
に記載の発明の効果に加え、アース接続端子は挟み防止
の内周側に設けられた端子押付部によりボディ側へ押
し付けられる。従って、アース接続部をボディに固定す
るボルトが緩んだ場合においても、前記アース接続部を
ボディから離れにくくすることができる。
【0056】請求項4記載の発明では、請求項2又は3
記載の発明の効果に加え、挟み防止部と孔との間、及
び、挟み防止部とアース接続部との間は、遮音材押付部
及び端子押付部により閉塞される。従って、孔とアース
接続部との間から音がもれるのを防止することができ
る。
【0057】請求項5記載の発明では、請求項1〜4の
いずれかに記載の発明の効果に加え、アース接続部の外
縁部は、絶縁性を有する材料により形成された端子押付
部で被覆されるため、アース接続部にて短絡が起きにく
くなるようにすることができる。
【0058】請求項6記載の発明では、請求項1〜5の
いずれかに記載の発明の効果に加え、挟み防止部とアー
ス接続部とは固定手段によりずれないように固定される
ため、アース接続部と挟み防止部とが離れてしまうのを
防止することができる。
【0059】請求項7記載の発明では、請求項5又は6
記載の発明の効果に加え、位置決め手段によりアース接
続部をボディに対して位置決めすると、アース接続部に
設けられた固定孔が、ボデイ側に形成されたネジ孔に対
応して位置する。従って、ボルトを固定孔を介して容易
にネジ孔へ螺入することができるため、アース接続部を
ボディに容易に固定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の電装品ホルダを示す平面図。
【図2】電装品ホルダを示す側面図。
【図3】図1の電装品ホルダを矢印X−X方向から見た
断面図。
【図4】図1の電装品ホルダを矢印Y−Y方向から見た
拡大断面図。
【図5】アース端子を示す斜視図。
【図6】別例の電装品ホルダを示す部分側面図。
【図7】別例の電装品ホルダを示す平面図。
【図8】従来の電装品ホルダを示す側面図。
【符号の説明】
11…電装品ホルダ、12…ホルダ本体、16…挟み防
止部、17…遮音材押付部、18…端子押付部、18a
…固定手段としての突起、21…アース端子、23…ア
ース接続部、27…固定手段としての引掛孔、28…ボ
ディ、29…表面、30…遮音材、31…孔、33a…
ネジ孔、34…ボルト、34a…頭部、35…位置決め
手段としての位置決め片、36…位置決め手段としての
位置決め孔。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−17488(JP,A) 特開 平5−290924(JP,A) 実開 平3−131059(JP,U) 実開 平4−102567(JP,U) 実開 平6−54222(JP,U) 実開 昭62−193678(JP,U) 実開 昭62−91367(JP,U) 実開 平6−60061(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 13/652 H01R 4/64

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アース端子(21)が取り付けられるホ
    ルダ本体(12)を備え、前記アース端子(21)に設
    けられたアース接続部(23)を、ボルト(34)によ
    自動車のボディ(28)に対し接触した状態で固定す
    るようにした電装品ホルダにおいて、 ース接続部(23)をボディ(28)に固定するとき
    にボルト(34)の頭部(34a)とアース接続部(2
    3)との間に物が挟まらないように、アース接続部(2
    3)を囲うように位置し、アース接続部(23)及び前
    記ボルト(34)の頭部(34a)より高い挟み防止部
    (16)を前記ホルダ本体(12)に設け そのホルダ本体(12)には固定部(14)を側方に突
    出するように設け、前記アース接続部(23)を固定部
    (14)の延出方向に突出させ、前記挟み防止部(1
    6)を固定部(14)に設け た電装品ホルダ。
  2. 【請求項2】 前記挟み防止部(16)にはボディ(2
    8)の表面(29)に設けられた遮音材(30)をボデ
    ィ(28)側へ押し付けるための遮音材押付部(17)
    が設けられている請求項1に記載の電装品ホルダ。
  3. 【請求項3】 前記挟み防止部(16)の内周側にはア
    ース接続部(23)をボディ(28)側へ押し付けるた
    めの端子押付部(18)が設けられている請求項1又は
    2に記載の電装品ホルダ。
  4. 【請求項4】 前記アース接続部(23)は遮音材(3
    0)に設けられた孔(31)に挿入されてボディ(2
    8)に接触するものであり、前記端子押付部(18)を
    除く挟み防止部(16)の外周側の部分は孔(31)の
    内側面とアース接続部(23)の外縁との間に位置する
    ものであって、遮音材押付部(17)は挟み防止部(1
    6)と孔(31)との間を塞ぐように設けられ、端子押
    付部(18)は挟み防止部(16)とアース接続部(2
    3)との間を挟み防止部(16)の内周側から塞ぐよう
    に設けられている請求項2又は3記載の電装品ホルダ。
  5. 【請求項5】 前記アース接続部(23)にはボルト
    (34)を貫通させるための固定孔(24)が設けら
    れ、端子押付部(18)は絶縁性を有する材料に より形
    成され、且つアース接続部(23)の外縁部を覆うよう
    に設けられている請求項1〜4のいずれかに記載の電装
    品ホルダ。
  6. 【請求項6】 前記挟み防止部(16)をアース接続部
    (23)に対してずれないように固定する固定手段(1
    8a,27)が設けられている請求項1〜5のいずれか
    に記載の電装品ホルダ。
  7. 【請求項7】 前記アース接続部(23)はボディ(2
    8)側に形成されたネジ孔(33a)へアース接続部
    (23)の固定孔(24)を介してボルト(34)を螺
    入することによりボディ(28)に固定されるものであ
    って、固定孔(24)がネジ孔(33a)に対応して位
    置するようにアース接続部(23)をボディ(28)に
    対して位置決めする位置決め手段(35,36)が設け
    られている請求項5又は6記載の電装品ホルダ。
JP18908296A 1996-07-18 1996-07-18 電装品ホルダ Expired - Fee Related JP3460455B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18908296A JP3460455B2 (ja) 1996-07-18 1996-07-18 電装品ホルダ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18908296A JP3460455B2 (ja) 1996-07-18 1996-07-18 電装品ホルダ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1032049A JPH1032049A (ja) 1998-02-03
JP3460455B2 true JP3460455B2 (ja) 2003-10-27

Family

ID=16235019

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18908296A Expired - Fee Related JP3460455B2 (ja) 1996-07-18 1996-07-18 電装品ホルダ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3460455B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH1032049A (ja) 1998-02-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3947122B2 (ja) 機器のシールドケースへの電線接続構造
JP3827159B2 (ja) 車載用アンテナ装置
US6509824B2 (en) Fuse unit and method of manufacturing fuse unit
JP5096075B2 (ja) 電池パック
JP5246501B2 (ja) コネクタの取付構造
JP2003319530A (ja) 電気接続箱
US5889345A (en) Waterproof electric motor structure
JP3032954B2 (ja) 電線のシールド構造
JP3859972B2 (ja) 機器のシールドケースへの電線接続構造
EP1124246B1 (en) Fuse unit and method of manufacturing fuse unit
JP3460455B2 (ja) 電装品ホルダ
JP3827968B2 (ja) 機器用シールドコネクタ装置
JPH06267615A (ja) 電磁シールドコネクタ
JP3228870B2 (ja) コネクタの取付構造
JP3430816B2 (ja) バッテリポスト用カバー
JP3188391B2 (ja) ターミナルキャップ
US4952831A (en) Device for waterproofing around terminal bolt
WO2022079981A1 (ja) ケース構成部材
JP2004208429A (ja) 電気接続箱のアース接続構造
JP3691715B2 (ja) シールドコネクタ
JP3947089B2 (ja) シールド機能を備えた導電路
JP3504441B2 (ja) 防水コネクタ
JP3823124B2 (ja) コネクタの取付構造
JP7182095B2 (ja) 電気接続箱
JP2551069Y2 (ja) ワイヤハーネスのプロテクタ

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees