JP2571134Y2 - 弾球遊技機用のレール - Google Patents

弾球遊技機用のレール

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JP2571134Y2
JP2571134Y2 JP1993069602U JP6960293U JP2571134Y2 JP 2571134 Y2 JP2571134 Y2 JP 2571134Y2 JP 1993069602 U JP1993069602 U JP 1993069602U JP 6960293 U JP6960293 U JP 6960293U JP 2571134 Y2 JP2571134 Y2 JP 2571134Y2
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道子 松元
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株式会社藤商事
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、パチンコ機等の弾球遊
技機用のレールに関するものであ。
【0002】
【従来の技術】弾球遊技機、例えばパチンコ機は、遊技
盤に外レールと内レールとを装着すると共に、これらレ
ールにより取り囲まれた範囲内に障害釘、入球口、入賞
装置等の各種の遊技部品を配置し、発射装置から発射さ
れた遊技球を外レールと内レールとの間の通路を経て遊
技盤の上部側まで案内した後、その遊技球を遊技盤に沿
って下方へと落下させ、その落下中に遊技球が入球口、
入賞装置等に入れば、それに応じて遊技球を賞球として
払い出すようになっている。
【0003】従来のパチンコ機では、内外のレールを帯
板状の薄いステンレス材により構成し、これをレール取
り付け釘を介して遊技盤に装着しているのが一般的であ
る。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】従来のパチンコ機は、
ステンレス製のレールを用いているため、遊技盤に装着
する前の状態では、レール自体の湾曲形状が定まり難
く、その取り扱いが非常に煩雑であって、不用意に扱え
ば簡単に変形して使用不能になる欠点がある。
【0005】また、レール自体に定形性がないため、遊
技盤に装着する時にも、特別な機械を用いてレールを所
定の曲率に湾曲させた後、その端縁側の取り付け釘を遊
技盤に打ち込んで取り付ける方法を採らなければならな
いため、レールの装着用として特別な機械を必要とする
欠点がある。
【0006】更に、従来の内レールは、帯状のステンレ
ス材により構成しているため、それ自体では何の変化も
なく装飾性に欠ける欠点があり、遊技盤の全体にわたっ
て変化に富んだ斬新な意匠的工夫を施すことが困難であ
る。
【0007】本考案は、かかる従来の課題に鑑み、レー
ルを合成樹脂化して遊技盤の全体にわたって斬新な意匠
的工夫を施し得るようにすると共に、レール自体の定形
性を確保し、遊技盤にレールを装着する際の作業性の向
上を図ることを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本考案
は、発射装置22により発射された遊技球を遊技盤5 の上
部側に案内するための弾球遊技機用のレールにおいて、
遊技盤5 の前面から前方に突出するように前後方向に所
定の幅を有しかつ内周側が遊技球の案内面となるように
遊技盤5 に沿って円弧状に湾曲する帯板状のレール本体
32と、このレール本体32の遊技盤5 側端部でかつ前記案
内面と反対側に、遊技盤5 の前面に沿うように該レール
本体32の湾曲方向の略全長にわたって設けられた板状の
取り付け基部33とを略断面L字状に備え、これらレール
本体32と取り付け基部33とを合成樹脂材料により一体に
成形したものである。
【0009】請求項2に記載の本考案は、請求項1に記
載の考案において、レール本体32の外周側に取り付け基
部33を設け、このレール本体32の下部側でかつ取り付け
基部33と反対側に、内側に突出する軌道修正リブ34をレ
ール本体32の長手方向に沿って一体に成形したものであ
る。
【0010】請求項3に記載の本考案は、請求項1又は
2に記載の考案において、レール本体32の案内面に耐摩
耗材層35を設けたものである。
【0011】
【作用】請求項1に記載の本考案では、遊技盤5 の前面
から前方に突出するように前後方向に所定の幅を有しか
つ内周側が遊技球の案内面となるように遊技盤5 に沿っ
て円弧状に湾曲する帯板状のレール本体32と、このレー
ル本体32の遊技盤5 側端部でかつ前記案内面と反対側
に、遊技盤5 の前面に沿うように該レール本体32の湾曲
方向の略全長にわたって設けられた板状の取り付け基部
33とを略断面L字状に備え、これらレール本体32と取り
付け基部33とを合成樹脂材料により一体に成形して、レ
ール28の合成樹脂化を図っているため、レール28自体に
変化を持たせ易くなり、他の遊技部品等と共に遊技盤5
の全体にわたって斬新な意匠的工夫を施すことが可能で
ある。
【0012】またレール28自体の定形性を確保できるた
め、遊技盤5 にレール28を装着する際の作業性の向上を
図ることができる。
【0013】請求項2に記載の本考案では、レール本体
32の外周側に取り付け基部33を設け、このレール本体32
の下部側でかつ取り付け基部33と反対側に、内側に突出
する軌道修正リブ34をレール本体32の長手方向に沿って
一体に成形しており、外レール28においても、前記と同
様の作用が得られると同時に、軌道修正リブ34によって
遊技球の軌道を修正し又は安定させ、レール本体32に沿
って確実に案内することが可能である。
【0014】請求項3に記載の本考案では、レール本体
32の案内面に耐摩耗材層35を設けているため、遊技球に
よるレール本体32の損傷を防止することができ、レール
28の耐久性が向上する。
【0015】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳述
する。図1乃至図9は本考案の第1実施例を例示する。
図1はパチンコ機の正面図、図2は遊技盤の正面図であ
る。図1及び図2において、1 は前枠で、矩形状の機枠
の前面側に開閉自在に枢着されている。前枠1 にはガラ
ス扉2 及び前板3 が装着され、またその後側に前面枠4
と一体に固定された遊技盤5 が着脱自在に装着されてい
る。
【0016】遊技盤5 の前面には障害釘の他、変動図柄
表示装置6 、入射口7 〜9 、左入賞装置10、右入賞装置
11,12 、通過ゲート13、始動ゲート14、下部入賞装置1
5、左右装飾体16,17 及び下部装飾体18等が設けられて
いる。
【0017】前板3 には上皿19が装着され、この上皿19
の前縁部に球抜きレバー20が設けられている。前枠1 の
下部には下皿21と発射装置用22の操作ハンドル23とが設
けられ、この操作ハンドル23を操作した時に、上皿21か
ら遊技球が1個ずつ発射部に供給され、その遊技球を発
射モーターの作動により発射するようになっている。
【0018】変動図柄表示装置6 、通過ゲート13、始動
ゲート14及び下部入賞装置15は遊技盤5 の左右方向の略
中央部に上下方向に配置され、これらの左側に入球口7,
8 、左入賞装置10が、また右側に右入賞装置11,12 及び
入球口9 が上下方向に配置されている。
【0019】前面枠4 は、合成樹脂材料による一体成形
品であって、図3乃至図5に示すように、下方が開放す
る門形枠部24と、この門形枠部24の左脚部の下端から内
方に張り出す張出部25と、これら門形枠部24及び張出部
25の前面に一体に形成された薄板状の前面板部26とを備
え、前面板部26の中央部に略円形状の開口部27が形成さ
れ、また開口部27の内周縁に沿って外レール28が円弧状
に設けられている。そして、この前面枠4 は門形枠部24
内に遊技盤5 が嵌合しかつ前面板部26が遊技盤5 の前面
に対応するように、遊技盤5 に前面から装着されてい
る。
【0020】遊技盤5 には、図7に示すように、張出部
25と干渉しないように左下部に切り欠き部が29設けられ
ている。また前面枠4 の張出部25には、図4に示すよう
に、前枠1 の裏側に装着された賞球払い出し装置と前板
3 の上皿19とを接続する払い出し通路を配置するための
切り欠き部30が下面側に設けられている。
【0021】開口部27は、図1乃至図5に示すように、
遊技盤5 に装着された入球口7 、入賞装置10等の各遊技
部品が収まる大きさであって、下端の略中央部が開放し
て、発射装置22により発射された遊技球が入る入射口29
となっている。
【0022】外レール28は、発射装置22により発射され
た遊技球を遊技盤5 の上部側に案内するためのもので、
図1乃至図6に示すように、入射口31の左側から開口部
27の右上にわたって円弧状に湾曲しかつ内周側が遊技球
の案内面となった帯板状のレール本体32と、このレール
本体32の幅方向の一端側の外周、即ち案内面と反対側に
一体に形成された板状の取り付け基部33とを略断面L字
状に備え、レール本体32の下端から開口部27の左下部分
にわたってレール本体32の幅方向の他端側に一体に形成
された遊技球用の軌道修正リブ34を有する。なお、この
実施例では、取り付け基部33は前面板部26と一体に構成
されている。
【0023】レール本体32及び軌道修正リブ34の案内面
側には、遊技球との接触による損傷を防止するために硬
質メッキ等による耐摩耗材層35が設けられている。入射
口31の前側には、レール本体32の下端部と前面板部26の
右下端部分の入射口31側とを橋絡する板状の橋絡部36が
設けられており、この橋絡部36で前面枠4の下部側の広
がりを防止するようになっている。
【0024】前面枠4 の前面板部26には、図1及び図2
に示すように、開口部27の外側に左上装飾体36、右上装
飾体37及び右下装飾体38が配置され、その左上装飾体36
には賞球切れ表示ランプ用のランプカバー39が、また右
上装飾体37には遊技表示ランプ用のランプカバー40が夫
々取り付けられている。なお、左上装飾体36及び右上装
飾体37は、その内周側がレール本体32の外周側に接する
ように配置されている。
【0025】下部装飾体18は、図2に示すように、左右
両側が高くなるように湾曲した略円弧状であって、遊技
盤5 の下部に形成されたアウト口41の下側近傍に配置さ
れている。この下部装飾体18には、図2及び図8に示す
ように、板状の連結部42の上縁側にアウト球受け部43
が、下縁側に下部内レール44及び補強部45が夫々合成樹
脂材料により一体に形成されており、そのアウト球受け
部43及び下部内レール44は、連結部42を介して略断面コ
字状となっている。
【0026】アウト球受け部43は、遊技盤5 の上部から
落下する遊技球が入賞装置10等に入球せずに下部まで落
ちた時に、その遊技球を所謂アウト球としてアウト口41
に案内するためのものである。そして、このアウト球受
け部43の上面には、図8に示すように、遊技球との接触
による摩耗を防止するための硬質メッキ等の耐摩耗材層
46が形成されている。
【0027】下部内レール44は外レール28と相対向する
ように、下部装飾体18の下縁側の左側部分に設けられて
おり、これら下部内レール44と外レール28との間には、
発射装置22により発射された遊技球が通るように所定の
間隔が確保されている。補強部45は下部内レール44以外
の部分で下部装飾体18を補強するものであって、下部内
レール44に連続して連結部42の下縁側に設けられてい
る。
【0028】下部装飾体18の内部には、図2に示すよう
に、中央部側の左右、及び左端側の3箇所に取り付けピ
ン47が連結部42に一体に設けられ、この取り付けピン47
を遊技盤5 の取り付け孔に挿入することによって、下部
装飾体18が遊技盤5 の下部に着脱自在に装着されてい
る。なお、下部装飾体18の内部には基板48を介してラン
プ49が設けられている。
【0029】左右装飾体16,17 は、図2、図7及び図9
に示すように、外側が円弧上に形成された板状の本体部
50と、この本体部50の前面に装着された上部ランプカバ
ー51及び下部ランプカバー52とから構成され、遊技盤5
の上下方向の略中央部で左右両側に配置されている。そ
して、上部ランプカバー51内に上部ランプ54が、下部ラ
ンプカバー53内に下部ランプ群55が夫々設けられ、また
下部ランプ群55は円弧方向に列状に配列された複数個の
下部ランプ56を有する。
【0030】本体部50は、外側が下部装飾体18の下部内
レール44と略同程度の曲率で湾曲するように全体として
略円弧状であって、この本体部50の外側形状に上部ラン
プカバー51及び下部ランプカバー52の外側形状が沿うよ
うに、本体部50の上下に上部ランプカバー51と下部ラン
プカバー52とが装着されている。
【0031】左右装飾体16,17 の内、外レール28に対応
する左装飾体16の外側は、本体部50、上部ランプカバー
51及び下部ランプカバー52の三者で上部内レール57を構
成するようになっている。そして、この左装飾体16は外
レール28と上部内レール57との間に遊技球の通路を形成
するように、外レール28の内側に所定の間隔をおいて配
置されている。
【0032】左装飾体16の上端には、その本体部50側の
上部内レール57に連続しかつ外レール28に沿って上方に
延びる延長内レール部58が一体に形成されている。この
延長内レール部58は帯板状であって、その上端部側に遊
技球の戻りを防止する球戻り防止具59が上方に突出する
ように取り付けられている。
【0033】上記構成のパチンコ機において、ゲームを
行う際には、発射装置22の操作ハンドル23を操作して遊
技球を1個ずつ発射する。すると遊技球は、前面枠4 の
入射口31側から外レール28と下部内レール44との間に入
り、この外レール28と下部内レール44、上部内レール57
及び延長内レール部58の間の通路を経て、外レール28の
レール本体32に案内されながら遊技盤5 の上部に達した
後、遊技盤5 に沿って下方に落下する。
【0034】入射口31から入った遊技球は外レール28の
下部に当たり、このレール本体32により案内されながら
その湾曲形状に沿って上昇するが、発射直後の遊技球は
軌道が定まり難い。このため、外レール28の下部側では
レール本体32に設けた軌道修正リブ34によって遊技球の
軌道を修正し又は安定させる。
【0035】遊技球は遊技盤5 の上部から障害釘等に当
たりながら落下し、この落下中に遊技球が入球口7 、入
賞装置10等に入球すれば、それに応じて遊技球が賞球と
して上皿19に払い出される。入球口7 、入賞装置10等に
入球せずに遊技盤5 の下部まで落ちた遊技球は、アウト
球受け部43上に落下した後、このアウト球受け部43によ
って左右両側から中央側に集められ、アウト口41を経て
遊技盤5 の裏側へと回収されて行く。
【0036】この実施例の構成によれば、前面枠4 の前
面板部26に、遊技盤5 の入球口7 、入賞装置10等の各種
遊技部品が収まる開口部27を形成すると共に、その開口
部27の内周に外レール28を一体に設ける一方、この前面
枠4 を遊技盤5 に装着しているため、製作に際しては、
遊技盤5 側と前面枠4 側とを別々に組み立てた後、遊技
盤5 に前面枠4 を装着することができる。
【0037】即ち、遊技盤5 側では、図7に示すよう
に、前面枠4 の開口部27に収まる範囲内において、この
遊技盤5 の前面に障害釘の他、変動図柄表示装置6 、入
球口7〜9 、左入賞装置10、右入賞装置11,12 、通過ゲ
ート13、始動ゲート14、下部入賞装置15、左右装飾体1
6,17 及び下部装飾体18等の各遊部品を装着する。
【0038】一方、前面枠4 側には、図4に示すよう
に、その前面板部26の開口部27の内周に予め外レール28
が一体に形成されているので、開口部27の外側に左上装
飾体36、右上装飾体37、右下装飾体38等の所要部品を夫
々装着する。
【0039】そして、遊技盤5 側及び前面枠4 側が夫々
組み上がれば、前面枠4 の裏側に遊技盤5 を嵌合させて
両者を一体化する。これで、図2に示すように、前面板
部26の開口部27内に、遊技盤5 側の変動図柄表示装置6
、入球口7 〜9 、左入賞装置10、右入賞装置11,12 、
通過ゲート13、始動ゲート14、下部入賞装置15、左右装
飾体16,17 及び下部装飾体18等の各遊部品が収まること
になるので、その後、これを前枠1 に裏側から装着す
る。
【0040】このように開口部27を有する前面枠4 を用
いれば、前面枠4 自体を見栄えの良い形状にする等、変
化に富んだ斬新な設計をすることができるので、従来に
比べて遊技盤5 を含む全体の意匠性が著しく向上する。
また前面枠4 にはその開口部27の内周に外レール28が一
体にあるため、外レール28を含めて前面枠4 側の形状、
構造等に変化を持たせながら、両者の意匠的デザインを
一体に決定することができ、調和のある設計が容易であ
る。
【0041】しかも、この前面枠4 は合成樹脂製であっ
て、この前面枠4 に外レール28が一体にあるため、前面
枠4 の成形時に外レール28を容易に成形することができ
ると共に、専用の機械による外レール28単独の取り付け
が不要であり、組み立て時の作業性が良く作業能率を大
幅に向上させることができる。勿論、部品点数も少なく
なる。
【0042】特に、外レール28はレール本体32が帯板状
で非常に長くなっているが、前面枠4 の前面板部26に一
体であるため、従来のステンレス製のもののように、そ
の取り扱いに格別な配慮を払う必要がなく、他の遊技部
品と同様に比較的容易に取り扱うことができ、この点で
も作業性が向上する。
【0043】レール本体32には、遊技球を案内する案内
面に耐摩耗材層35を設けているため、レール本体32が前
面枠4 と一体の合成樹脂製であるにも拘わらず、遊技球
によるレール本体32の損傷を防止することができ、前面
枠4 及びレール本体32の耐久性が向上する。
【0044】更に、この実施例では、下部装飾体18に下
部内レール44を、左装飾体16に上部内レール57を夫々一
体に設けているので、これら装飾体16,18 及び内レール
44,57 によって、遊技盤5 全体に斬新な変化を持たせる
ことができると共に、内レール44,57 の取り付けも容易
にすることができる。
【0045】図10乃至図11は本考案の第2実施例を
例示する。この実施例では、前面枠4 を使用しておら
ず、左上装飾体36、右上装飾体37、右下装飾体38は遊技
盤5 に装着されている。外レール28は円弧状に湾曲する
帯板状のレール本体32と、このレール本体32の幅方向の
一端側でかつ案内面と反対側の外周側に、その長手方向
の略全長にわたって設けられた略同一幅の取り付け基部
33と、レール本体32の下部側の幅方向の他端側に内側に
突出して設けられた軌道修正リブ34とを備え、これらレ
ール本体32、取り付け基部33及び軌道修正リブ34が合成
樹脂材料により一体に成形されている。取り付け基部33
には、所定間隔をおいて取り付け孔61が形成されてい
る。
【0046】そして、この外レール28は、その取り付け
基部33を遊技盤5 の前面に当てた状態で、取り付け孔61
に取り付けネジ62を挿入して遊技盤5 に固定する。この
実施例の場合にも、外レール28が合成樹脂製であるた
め、外レール28を容易に製作でき、しかもレール本体32
と取り付け基部33とが断面L字状になる等、従来に比較
して外レール28自体の剛性が大になり、装着前の状態で
も十分な保形性、定形性を確保することができる。従っ
て、外レール28を遊技盤5 に装着する際の作業も容易に
なり、作業能率が著しく向上する。
【0047】また外レール28は合成樹脂製であって、成
形時に形状的な制約が少なく、案内面以外の部分に変化
を持たせることができるので、外レール28を含む遊技盤
5 全体に斬新なデザインを採用することが可能である。
なお、各実施例では、専ら外レール28について説明した
が、これに限定されるものではなく、内レールにおいて
も同様に実施可能である。
【0048】また案内面の耐摩耗材層35,46 には、ステ
ンレス製等の薄い金属板を用いても良い。その場合、成
形時に金属板をインサートするようにすれば、外レール
28等を容易に製作することが可能である。
【0049】更に、第2実施例の場合には、取り付け基
部33に取り付けピンを一体に成形し、その取り付けピン
を遊技盤5 の取り付け孔に挿入することによって、外レ
ール28を遊技盤5 に取り付けるようにしても良い。取り
付け基部33は、レール本体32の長手方向に所定の間隔を
おいて設けても良い。
【0050】
【考案の効果】請求項1に記載の本考案にれば、遊技盤
5 の前面から前方に突出するように前後方向に所定の幅
を有しかつ内周側が遊技球の案内面となるように遊技盤
5 に沿って円弧状に湾曲する帯板状のレール本体32と、
このレール本体32の遊技盤5 側端部でかつ前記案内面と
反対側に、遊技盤5 の前面に沿うように該レール本体32
の湾曲方向の略全長にわたって設けられた板状の取り付
け基部33とを略断面L字状に備え、これらレール本体32
と取り付け基部33とを合成樹脂材料により一体に成形し
て、レール28の合成樹脂化を図っているので、レール28
自体に変化を持たせ易くなり、遊技盤5 の全体にわたっ
て斬新な意匠的工夫を施すことが可能であると共に、レ
ール28自体の定形性を確保できるため、レール28を遊技
盤5 に装着する際の作業性の向上を図ることができる。
またレール本体32が遊技盤5 の前面から前方に突出する
ように前後方向に所定の幅を有する帯板状であり、この
レール本体32の遊技盤5 側端部でかつ前記案内面と反対
側に、遊技盤5 の前面に沿うように板状の取り付け基部
33を設けて、レール28を全体として略断面L字状に構成
しているので、レール28を合成樹脂材料により一体成形
する場合の材料の無駄を防止でき、レール本体32と取り
付け基部33とを一体に備えた合成樹脂製であるにも拘わ
らずレール28自体を軽量化できる。しかもレール28が全
体として略断面L字状であって、その板状の取り付け基
部33からレール本体32が前側に突出する形状であるた
め、レール本体32の外側に装飾体等を配置した場合で
も、遊技盤5 の前側のガラス板と干渉することがなく、
レール28に制約されることなく装飾体等を容易に配置で
きる。更に円弧状に湾曲する帯板状のレール本体32に対
して、このレール本体32の案内面と反対の外周側に板状
の取り付け基部33を湾曲方向の略全長にわたって一体に
設けているので、レール本体32が帯板状であり、取り付
け基部33が板状であるにも拘わらず、略断面L字状に構
成して軽量化を図っているにも拘わらず、レール28の剛
性を十分に確保できる。
【0051】また請求項2に記載の本考案によれば、レ
ール本体32の外周側に取り付け基部33を設け、このレー
ル本体32の下部側でかつ取り付け基部33と反対側に、内
側に突出する軌道修正リブ34をレール本体32の長手方向
に沿って一体に成形しているため、外レール28において
も前記と同様の効果が得られると同時に、軌道修正リブ
34によって遊技球の軌道を修正し又は安定させ、レール
本体32に沿って遊技球を確実に案内することができる。
【0052】更に、請求項3に記載の本考案によれば、
レール本体32の案内面に耐摩耗材層35を設けているた
め、遊技球によるレール本体32の損傷を防止することが
でき、レール28の耐久性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例を示すパチンコ機の正面図
である。
【図2】本考案の第1実施例を示す前面枠を装着状態の
遊技盤側の正面図である。
【図3】本考案の第1実施例を示す前面枠の斜視図であ
る。
【図4】本考案の第1実施例を示す前面枠の正面図であ
る。
【図5】本考案の第1実施例を示す前面枠を装着状態の
遊技盤側の底面図である。
【図6】図2のA−A線拡大断面図である。
【図7】本考案の第1実施例を示す遊技盤単体の正面図
である。
【図8】図2のB−B線拡大断面図である。
【図9】本考案の第1実施例を示す左装飾体の断面側面
図である。
【図10】本考案の第2実施例を示す前面枠を装着状態
の遊技盤側の正面図である。
【図11】図11のC−C線拡大断面図である。
【符合の説明】
4 前面枠 5 遊技盤 22 発射装置 24 門形枠部 26 前面板 27 開口部 28 外レール 32 レール本体 33 取り付け基部 34 軌道修正リブ 35 耐摩耗材層

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発射装置(22)により発射された遊技球を
    遊技盤(5) の上部側に案内するための弾球遊技機用のレ
    ールにおいて、遊技盤(5) の前面から前方に突出するよ
    うに前後方向に所定の幅を有しかつ内周側が遊技球の案
    内面となるように遊技盤(5) に沿って円弧状に湾曲する
    帯板状のレール本体(32)と、このレール本体(32)の遊技
    盤(5) 側端部でかつ前記案内面と反対側に、遊技盤(5)
    の前面に沿うように該レール本体(32)の湾曲方向の略全
    長にわたって設けられた板状の取り付け基部(33)とを略
    断面L字状に備え、これらレール本体(32)と取り付け基
    部(33)とを合成樹脂材料により一体に成形したことを特
    徴とする弾球遊技機用のレール。
  2. 【請求項2】 レール本体(32)の外周側に取り付け基部
    (33)を設け、このレール本体(32)の下部側でかつ取り付
    け基部(33)と反対側に、内側に突出する軌道修正リブ(3
    4)をレール本体(32)の長手方向に沿って一体に成形した
    ことを特徴とする請求項1に記載の弾球遊技機用のレー
    ル。
  3. 【請求項3】 レール本体(32)の案内面に耐摩耗材層(3
    5)を設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載の弾
    球遊技機用のレール。
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