JP2570940B2 - 鍵盤楽器の譜面台取付構造 - Google Patents

鍵盤楽器の譜面台取付構造

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電子オルガン,電子
ピアノ等の鍵盤楽器を演奏する際に譜面等を置くために
使用する譜面台を楽器本体に取り付ける鍵盤楽器の譜面
台取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子オルガン,電子ピアノ等の鍵
盤楽器を演奏する際に譜面等を置くために使用する譜面
台を鍵盤の鍵の並び方向の任意の位置に設置できるよう
にしたものとして、例えば実公昭54−42900号公
報に記載されているようなものがある。それは、楽器本
体の上前板に横設したスライド棒を、譜面台の背面に固
定されたスプリングキャッチによって摺動自在に握むよ
うにして、譜面台をスライド棒に沿って楽器本体の幅方
向に自由に移動できるようになっている。
【0003】また、例えば実開平2−81591号公報
に記載されているように、譜面台を楽器本体に傾斜角度
可変に取付けたものもある。この譜面台取付構造は、図
10に示すようにキーボード本体(楽器本体)1の傾斜
した背面1aの長手方向の両端付近に軸挿入穴2,2が
形成されていて、その各穴内に譜面台3の両端に突設し
ている取付け軸部4,4を差し込んで装着するものであ
り、その譜面台3の譜面板5の部分は、角度調整支持具
6,6によって同図に仮想線で示す水平位置(角度0°)
と実線で示す約90°の演奏時使用位置の間の複数の傾
斜位置で任意に固定できるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前者のような譜面台取
付構造の場合には、譜面台をスライド棒に沿って自在に
移動させることができるため伴奏を弾くときとメロディ
を弾くときとで譜面を見やすい位置に移動させることが
できるため便利であるが、作曲等の記譜時には譜面台が
立っているために音符等を記入しにくいということがあ
った。
【0005】また、後者のような譜面台取付構造の場合
には、譜面台が角度調整支持具を支点として水平位置ま
で倒すことができるので記譜作業はしやすくなるが、譜
面板の部分がその角度調整支持具のみによる片持ち支持
構造で楽器本体に支持されているため不安定であり、作
曲等の際に譜面に音符等を記入しようとすると譜面板が
動いてしまうため、結局記譜作業は五線紙や譜面等を楽
器本体(キーボード本体)の上に置いて行わざるを得な
かった。
【0006】さらに、このような譜面台取付構造の場合
には、暗譜で演奏する場合のように譜面台が不必要なと
きは、譜面台をキーボード本体から取り外すことができ
るが、それを取り外した際には本体後方から見たとき
に、図10に示すようにキーボード本体1の傾斜した背
面1aに形成されている軸挿入穴2,2が見えてしまう
ため、例えばライブ演奏時等においてそれが観客の視覚
内に入ってしまうため外観上の見栄えの点で好ましくな
かった。
【0007】この発明は上記の問題点に鑑みてなされた
ものであり、譜面台を鍵盤の鍵の並び方向の任意の位置
に移動させて設置することができ、作曲をする際等の記
譜作業もしやすく、多数枚の譜面を譜面台上に一度に並
べることもでき、さらに譜面台を取り外した時の外観上
の見栄えも良い鍵盤楽器の譜面台取付構造を提供するこ
とを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の目的
を達成するため、鍵盤を備えた楽器本体の上部に、押出
成形により押出し方向の長さが鍵盤の鍵の並び方向の全
長と略同じかそれ以上の長さに成形されたパネルを取り
付け、そのパネルの後部背面に後方へ突出する突出部を
パネルの上面から下げた位置にそのパネルの上面から突
出しないように上記押出し方向に沿ってパネルの全長に
亘って形成すると共に、その突出部の上面に上記押出し
方向に沿う譜面台取付溝を全長に亘って均一な幅で形成
してその譜面台取付溝に譜面台を挾持可能にする突起状
の譜面台押えを全長に亘って形成し、譜面台の下部に譜
面台取付溝の任意の位置に差し込んだ際に譜面台押えに
より保持される差込部を形成した鍵盤楽器の譜面台取付
構造を提供するものである。また、その譜面台を、譜面
受け部とその譜面受け部から上方に延びる譜面板部とで
L字形に形成し、譜面受け部の裏側の面に上記差込部を
突設し、その差込部の長さを、その差込部を譜面台取付
溝に所定の位置まで差し込んだときに譜面受け部がパネ
ルの上面と略同一平面になる長さにするとよい。
【0009】
【作用】このように構成した鍵盤楽器の譜面台取付構造
によれば、譜面台取付溝は鍵盤の鍵の並び方向の鍵盤全
長と略同じかそれ以上の長さに形成され、そこに譜面台
の差込部を差し込むだけで譜面台を任意の位置に取り付
けることができ、その譜面台取付溝は押出成形によって
パネルの押出し方向に沿って形成されているのでパネル
全長に亘って幅が均一であるため、譜面台をどこの位置
においても均一な接触圧で固定保持できる。
【0010】また、パネルは押出成形によって形成され
るため上面に凹凸が無く、譜面台を挾持可能に保持する
譜面台取付溝は、パネルの後部背面に形成されているの
で、譜面台を取り付けた状態でもパネル上面を広く使え
るため五線紙等を置いて行う記譜作業がやりやすい。さ
らに、譜面台取付部はパネルの全長に亘って形成されて
いるので、複数の譜面台をその取付部内に各差込部を差
し込んで連設することもできるので、多数枚の譜面を横
並びに一度に並べて置くこともできる。
【0011】そして、その譜面台の取付けは、パネルの
後部背面に形成している譜面台取付溝によって行い、パ
ネルには譜面台を取付けるための穴等を形成していない
ので、譜面台をパネルから取外した際の外観上の見栄え
もよい。また、その譜面台を譜面受け部と譜面板部とで
L字形に形成し、譜面受け部の裏側の差込部の長さを、
その差込部を譜面台取付溝に所定の位置まで差し込んだ
ときに譜面受け部がパネルの上面と略同一平面になる長
さにすれば、譜面台の取付時にパネルの上面と譜面受け
部とが略同一平面となってさらに広い平面状のスペース
ができる。
【0012】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて具
体的に説明する。図1はこの発明を実施した鍵盤楽器の
一実施例を示す平面図、図2はその鍵盤楽器のパネルに
形成した譜面台取付溝に譜面台を差し込んで固定保持し
た状態を拡大して示す縦断面図、図3は同じくその鍵盤
楽器の側面図である。
【0013】この鍵盤楽器は、図1に示すように整列配
置した複数の鍵11a等によって構成される鍵盤11を
備えた楽器本体10の上部に、押出成形により押出し方
向(矢示A方向)の長さが鍵盤11の鍵11aの並び方
向の全長Lと略同じかそれ以上の長さに成形されたパネ
ル12を取り付け、そのパネル12の図で上側の後部背
面12aに、矢示A方向の押出し方向に沿う譜面台取付
溝14を均一な溝幅でそのパネル12の全長に亘って形
成すると共に、図2に示すように譜面台13の下部に譜
面台取付溝14の任意の位置に差し込み可能な差込部1
3aを形成している。
【0014】楽器本体10は、その両側部に図1に示す
ように樹脂で形成した腕木15,16を配設すると共に
その間にパネル12を配設し、その腕木15,16をパ
ネル12の内面(裏面)側に形成しているリブ(図示せ
ず)にネジ止め固定している。そして、その組付状態に
おいて、腕木15の内側の側縁15aの上面とパネル1
2の右端縁12bの上面とが、また腕木16の内側の側
縁16aの上面とパネル12の左端縁12cの上面とが
それぞれ略同一の高さに揃うようにして、その腕木15
と16の間の前方に鍵盤11を配設している。
【0015】この楽器本体10は、図3に示すように妻
土台17の両端(図で奥と手前側の端部)上面に垂直に
固定した一対の側板18,19(側板19は18の奥側
にある)によって固定保持されている。パネル12は、
例えばアルミ製とし、それを図2に示す断面形状に押出
成形により形成する。したがって、パネル12の表面は
その押出し方向に凹凸のない平面に仕上がると共に、後
部背面12aに形成される譜面台取付溝14の溝幅が押
出し方向(図1の矢示A方向)に沿って全長に亘って均
一になる。
【0016】その後部背面12aには段部12dを形成
し、その段部12dの付近に図4に示すように後部背面
12aとの間に譜面台13の差込部13aの板厚tに等
しいか、それよりも若干広くした隙間Sの譜面台取付溝
14を形成する譜面台押え25a,25bを形成してい
る。
【0017】そして、このパネル12は、それが押出し
成形された後で図1示すスピーカ21,22を取付ける
ための孔や、操作子23,24等を取付けるための各種
の孔をプレス加工により打ち抜く。そのため、パネル1
2を製作するための金型はその型構造が簡単であると共
に製造工程も単純であるため低コストでできる。また、
譜面台取付溝14を切削等の後加工を行うことなしに押
出成形により均一な溝幅にすることができるので、それ
だけ低コストになる。
【0018】譜面台13は、例えば全体が樹脂製の茶色
の透明カラーパネルで形成されており、その縦断面形状
は図2に示すような形状をしていて、下方にパネル12
の譜面台取付溝14に対応させて板厚を長手方向(図1
の矢示A方向)に亘って均一にした差込部13aを形成
すると共に、その上に浅い筋状の複数の溝を長手方向
(図1の矢示A方向)に沿って設けた譜面受け部13b
を形成し、その一端から斜め上方に延びる譜面板部13
cを形成している。
【0019】また、差込部13aと譜面受け部13bの
裏面側には補強用リブ28を、図5に示すように所定の
間隔を置いて複数個設けて譜面台13が変形しにくいよ
うにしている。そして、この実施例では、この譜面台1
3の長手方向(図1の矢示A方向)の長さを、パネル1
2の譜面台取付溝14の長さの1/2よりも若干短くし
ている。
【0020】この鍵盤楽器は、演奏する際に譜面等を使
用したいときには、譜面台13の差込部13aを見やす
い位置で譜面台取付溝14に図4に示す所定の深さまで
差し込んで固定した後、譜面受け部13bの上に譜面等
を載置する。また、譜面を見て演奏する際にページをめ
くるタイミングは必ずしも次頁に移る瞬間だけとは限ら
ないので、例えば譜面を2部用意して、その1部目を2
頁分を見開き状態にして譜面台上に置き、その横に2部
目を次頁を開いた状態で置いたり、あるいは8頁ぐらい
の譜面の全頁を予めコピーしておき、その全頁を一度に
見られるようにそれを全開きにした状態で置きたい場合
がある。
【0021】このような場合でも、この実施例では、前
述したように譜面台取付溝14の溝の長さをパネル12
の長手方向の全長に亘って形成してあると共に、譜面台
13の長手方向の長さをその譜面台取付溝14の長さの
1/2よりも若干短くしてあるので、譜面台13を譜面
台取付溝14内に2個を横に並べて取り付けることがで
きるため、上記のような希望どうりの譜面の置き方がで
きる。
【0022】さらに、この譜面台取付構造では、譜面台
13の取付けに図10で説明したような譜面台を取付け
るための取付孔を必要としないので、暗譜で演奏する場
合のように譜面台を取り外しているときであっても、楽
器後方から見て譜面台が取り付けられるような機種であ
るようには見えないので、デザイン的にスマートで見栄
えがよい。
【0023】また、パネル12は押出成形によって形成
されているため、上面には譜面受けや譜面台を取付ける
ための凹凸が無いので、パネル12上に五線紙等を置い
て行う記譜作業がやりやすい。さらに、譜面台取付溝1
4の溝幅である図4に示す隙間Sは、パネル12の全長
に亘って均一であるためその隙間Sを最適な寸法に設定
すれば、譜面台13を溝のどこの位置に差し込んだ時で
も図4に示すようにその差込部13aにはパネル12の
譜面台押え25a,25bの先端が同一の接触圧で接す
るのでガタが発生しない。
【0024】ところで、図6の(イ)に示したパネル1
2の譜面台取付溝14の付近を矢示B方向から見た外観
形状(意匠的形状)は、図6の(ロ)に示したパネル3
2を矢示C方向から見たものと同様であるが、材料力学
的にみて剛性面では図6の(イ)に示した形状のものの
方が高い剛性を有する。
【0025】そこで、例えばこの鍵盤楽器において、子
供などが遊びでパネル12の後方角部12eにおいて長
手方向の中央に乗ったとすると、その後方角部12eの
部分には応力Fが作用するが、図6の(イ)と(ロ)の比
較では後方角部12e付近のパネル上面から段部12d
迄の寸法L1 と後方角部32e付近のパネル上面から段
部32d迄の寸法L2 はL1 >L2 の関係にあるので、
パネル12の剛性の方が高い(断面係数の相違)ため、
パネル12のa部は変形しにくい。
【0026】また、パネル12の形状の場合には、d部
が撓んで変形しようとする際に長さL3 の垂直部bがそ
れを受け止める働きをc部と共にするため、応力Fに対
して図6の(ロ)のパネル32よりも変形しにくい。一
方、剛性面で考えた場合には、図7に示す断面形状のパ
ネル42の方が更に高い剛性を有する。
【0027】しかしながら、このパネル42の場合には
ループ部42aがあるため、この形状を押出成形によっ
て製作するためには、そのループ部42aを形成するた
めに型の一部を宙ずり構造にしなければならず、これは
大変難しい型構成(例えば型の宙ずり部を所定位置にス
テー等で精度よく固定する)となり、大幅な金型コスト
の上昇となる。
【0028】また、そのループ部42aを無くしてその
部分を全て材料で埋めてしまうことも考えられるが、こ
のようにした場合は材料費が増大すると共に製品重量も
増してしまうので好ましくない。そこで、図6の(イ)
に示したパネル12の形状にすれば、上述したような高
い剛性が得られると共に金型も安価になり、外観形状
(意匠的)においても見栄えの良いパネルにすることが
できる。
【0029】図8はこの発明を実施した鍵盤楽器の他の
実施例を示す側面図であり、図2及び図3と対応する部
分には同一の符号を付してある。この鍵盤楽器は、図1
乃至図6の実施例に対し譜面台53を譜面台取付溝14
に所定の位置まで差し込んたときに譜面受け部53bが
パネル12の上面12fと略同一平面になるようにする
と共に、その譜面受け部53bの面積(奥行き)を広く
した点のみが異なる。
【0030】この実施例によれば、パネルの上面12f
と譜面受け部53bとが略同一平面となるため、図示の
ように譜面50等をそこに載置すれば前述の実施例に対
し記譜作業が更に容易になると共に大きなサイズの五線
紙等にも記譜ができる(スコア作成可)。なお、この実
施例において譜面台53は、楽器本体10の背面からの
突出量が図3の譜面台13に比べて多いので、強度面を
考慮して差込部53aを長くすると共にそれに対応して
譜面台取付溝14を深くするとよい。
【0031】図9はこの発明を実施した鍵盤楽器のさら
に他の実施例を示す要部側断面図であり、図4と対応す
る部分には同一の符号を付してある。この実施例は、前
述の各実施例における譜面台取付部が溝に譜面台に形成
したシングルの差込部を差し込んで固定する構成であっ
たのに対し、譜面台取付部が突条であり、そこに譜面台
に形成したダブルの差込部を差し込んで固定するように
した点のみが異なる。
【0032】すなわち、パネル12の後部に設けた譜面
台取付突条65の内側に鍵盤の幅方向に一様に凹部65
aを形成し、この凹部65aに二又差込部63の一方6
3aの内側に形成した突起63bが嵌合するまで譜面台
13をパネル12の譜面台取付突条65へ差し込んだ時
に、差込部基部に設けた突部64がパネル12の後方角
部のすぐ下方の直下部12gに当接し、二又差込部63
と譜面台取付突条65とからなる嵌合部及び突部64と
直下部12gとからなる当接部とによって譜面台13が
パネル12に強固に固定される構造にしている。このよ
うな構造にしても、前述の各実施例と同様の効果が得ら
れる。
【0033】以上、各実施例について説明したが、その
各実施例においてパネル12の上面に載置した譜面は、
その先端側が譜面板部13cあるいは53cによってそ
れ以上背面側に行かないので、それが鍵盤楽器の背面側
に落下してしまうようなことがない。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、譜面台の差込部を譜面台取付溝または突条に差し込
むだけで譜面台を任意の位置に取り付けることができ、
その譜面台取付溝または突条はパネル全長に亘って幅が
均一であるため、譜面台をどこの位置に差し込んでも均
一な接触圧でガタのない固定ができる。また、パネルは
押出成形によって形成されるため上面に凹凸が無く、譜
面台取付溝または突条はパネルの後部背面に形成されて
いるので、パネル上面を広く使えるため五線紙等を置い
て行う記譜作業がやりやすい。そして、パネルは押出成
形した後にスピーカ孔や操作子取付孔をプレスで打ち抜
くだけで製作できるので低コストでできる。
【0035】さらに、譜面台取付溝または突条はパネル
の全長に亘って形成されているため、そこに複数の譜面
台を差し込んで連設することもできるので、多数枚の譜
面を譜面台上に一度に並べることもできる。また、パネ
ルの後部背面には譜面台を取付けるための穴等を形成し
ていないので、譜面台をパネルから取外した際の外観上
の見栄えもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を実施した鍵盤楽器の一実施例を示す
平面図である。
【図2】同じくその鍵盤楽器のパネルに譜面台を差し込
んで固定保持した状態を拡大して示す縦断面図である。
【図3】同じくその鍵盤楽器の側面図である。
【図4】パネルの譜面台取付溝14に差し込まれた譜面
台13の差込部13a付近を拡大して示す断面図であ
る。
【図5】同じくその譜面台13を示す正面図である。
【図6】パネルの断面形状の相違によって剛性が異なる
ことを説明するために異なる断面形状を対比させて示し
た断面図である。
【図7】後部背面にループ部のあるパネルの例を示した
断面図である。
【図8】この発明を実施した鍵盤楽器の他の実施例を示
す側面図である。
【図9】この発明を実施した鍵盤楽器のさらに他の実施
例を示す要部側断面図である。
【図10】従来の譜面台を楽器本体に傾斜角度可変に取
り付けた鍵盤楽器の例を示す側面図である。
【符号の説明】
10…楽器本体、11…鍵盤、11a…鍵、12,3
2,42…パネル、12a…後部背面、13,53…譜
面台、13a,53a…差込部、14…譜面台取付溝、
15,16…腕木、18,19…側板、25a,25b
…譜面台押え、63…二又差込部、65…譜面台取付突

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鍵盤を備えた楽器本体の上部に、押出成
    形により押出し方向の長さが前記鍵盤の鍵の並び方向の
    全長と略同じかそれ以上の長さに成形されたパネルを取
    り付け、該パネルの後部背面に後方へ突出する突出部を
    前記パネルの上面から下げた位置に該パネルの上面から
    突出しないように前記押出し方向に沿って前記パネルの
    全長に亘って形成すると共に、該突出部の上面に前記押
    出し方向に沿う譜面台取付溝を全長に亘って均一な幅で
    形成して該譜面台取付溝に譜面台を挾持可能にする突起
    状の譜面台押えを全長に亘って形成し、前記譜面台の下
    部に前記譜面台取付溝の任意の位置に差し込んだ際に前
    記譜面台押えにより保持される差込部を形成したことを
    特徴とする鍵盤楽器の譜面台取付構造。
  2. 【請求項2】 前記譜面台は、譜面受け部とその譜面受
    け部から上方に延びる譜面板部とでL字形に形成され、
    前記譜面受け部の裏側の面に前記差込部が突設され、該
    差込部の長さがその差込部を前記譜面台取付溝に所定の
    位置まで差し込んだときに前記譜面受け部が前記パネル
    の上面と略同一平面になる長さに形成されていることを
    特徴とする請求項1記載の鍵盤楽器の譜面台取付構造。
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