JP3047286U - 鍵盤楽器用譜面台 - Google Patents

鍵盤楽器用譜面台

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JP3047286U
JP3047286U JP1997006612U JP661297U JP3047286U JP 3047286 U JP3047286 U JP 3047286U JP 1997006612 U JP1997006612 U JP 1997006612U JP 661297 U JP661297 U JP 661297U JP 3047286 U JP3047286 U JP 3047286U
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JP1997006612U
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孝志 田村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各種鍵盤楽器に取り付け可能な鍵盤楽器用譜
面台を提供することが課題である。 【解決手段】 コ字形状をなすフレームの右辺1b及び
左辺1cの適所に突起部4を形成し、且つ、譜面受け2
の嵌着部には前記突起部と係合して固定可能な凹部6を
複数箇所に形成し、突起部4と任意の凹部6とを係合さ
せることにより、譜面受け2の取り付け高さを調整する
ことができる。このため、譜面台を取り付ける鍵盤楽器
7の裏面形状によらず、各種鍵盤楽器7について容易に
取り付けが可能となる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、シンセサイザや電子ピアノ等の鍵盤楽器に固定して楽譜を載置する 鍵盤楽器用譜面台に係り、特に、各種鍵盤楽器に対し汎用性をもって使用できる ようにする技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、シンセサイザや電子ピアノ等の鍵盤楽器においては、楽器演奏時に奏 者が楽譜を見るために、譜面台が取り付けられている。図7は従来における譜面 台の構成を示す(a)正面図、(b)側面図であり、図示のようにこの譜面台は 金属製の棒状部材にて形成されたフレーム101の、右辺101a及び左辺10 1bの間に、断面略鍵型形状の金属製の譜面受け102を溶接により固定し、右 辺101a及び左辺101bの各先端部101c、101dを図8に示す如く、 鍵盤楽器103裏面に形成された固定孔104内に挿着することにより鍵盤楽器 103に固定する。そして、譜面受け102上に演奏用の楽譜を載置することに より演奏者は楽譜を見ながら当該鍵盤楽器103を演奏することができる。
【0003】 ところが、鍵盤楽器103の裏面側の形状は各機種により異なり、例えば、図 9に示す如くの形状を有する鍵盤楽器103aには譜面台101を取り付けるこ とができない。このため、各鍵盤楽器毎にその裏面の形状に合った譜面台を用意 する必要があり、煩雑であり且つコストが高くなるという欠点がある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上記したように、従来における譜面台では、譜面受け102の取り付け位置が フレーム101に対して一箇所に決められているので、鍵盤楽器103の裏面の 形状によっては取り付けられないことがあり、なんとか各種鍵盤楽器に対応でき る汎用性のある譜面台の考案が望まれていた。
【0005】 この考案はこのような従来の課題を解決するためになされたものであり、その 目的とするところは、手動による調節により容易に譜面受けの高さを調整するこ とができ、各種鍵盤楽器に適用できる汎用性に富んだ鍵盤楽器用譜面台を提供す ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本考案は、左辺、右辺、上辺からなるコ字形状を有 し、且つ、左辺及び右辺の両先端部が鈍角的に屈曲された棒状部材により形成さ れたフレームと、該フレームの左右両辺間に渡すように配置された譜面受けと、 から構成され、前記左辺、右辺の各先端部を鍵盤楽器適所に形成された固定孔に 挿着させて該鍵盤楽器に固定可能な鍵盤楽器用譜面台において、前記譜面受けは フレーム固定用の嵌着部を有し、該嵌着部には係止用凹部(凸部)が複数箇所に 形成され、前記フレームの左辺、及び右辺の適所には前記係止用凹部(凸部)と 係合して前記譜面受けを固定するための突起部(窪み部)が形成されたことが特 徴である。また、前記フレームの右辺及び左辺にはそれぞれ粗面が形成され、且 つ、前記譜面受けの嵌着部には前記粗面と接触して摩擦固定される粗面が形成さ れたことを特徴とする。
【0007】 上述の如く構成された本考案によれば、譜面受けの嵌着部に形成された複数の 係止用凹部のうちいずれかを選択してフレームに形成された突起部を係合させる ことにより、フレームに対する譜面受けの取り付け高さを任意に設定することが できるようになる。また、譜面受けの嵌着部に粗面を形成し、且つフレームの左 辺及び右辺にそれぞれ粗面を形成すれば、各粗面どうしの摩擦接触によりフレー ムと譜面受けとが固定されるので、より細かく高さ調整ができるようになる。
【0008】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は本考案の第1の実 施形態に係る鍵盤楽器用譜面台の構成を示す斜視図、図2(a)は該譜面台の正 面図、(b)は側面図をそれぞれ示している。図1に示すように、この譜面台は 上辺1a、右辺1b、左辺1c及び先端部1d、1eからなるフレーム1と、該 フレーム1の右辺1b、左辺1c間を渡すように配置される樹脂製の譜面受け2 と、から構成されている。フレーム1は、金属製丸棒を略コ字形状に屈曲して構 成され、右辺1b及び左辺1cの各先端部1d、1eは鈍角的に屈曲されている 。また、譜面受け2は図2(b)に示すように断面L字形状を成し、楽譜載置面 2aには滑り止め用の細溝3が複数本形成されている。
【0009】 図3(a)はフレーム1の右辺1bの詳細を示す説明図、同図(b)は譜面受 け2の右端部の詳細な構成を示す説明図であり、同図(a)に示すように、右辺 1bの適所にはフレーム1を構成する金属製丸棒の一部を潰し加工した突起部4 が形成されている。また、同図(b)に示すように、譜面受け2の端部には、フ レーム1に固定するための係止体5a,5b,5cが形成されており、係止体5 aと、係止体5b,5cとの間にフレーム1の丸棒を挿通させることにより、各 係止体5a〜5cによる圧接力にて譜面受け2がフレーム1に固定されるように なっている。また、係止体5bの上側、係止体5bと5cとの間、及び係止体5 cの下側、のそれぞれの部位が凹部6なっており、いずれかの凹部6に前記した フレーム1の突起部4を係合させることにより、所望高さに譜面受け2を固定す ることができるようになっている。なお、フレーム1の左辺1c側(図1参照) については右辺1bと鏡像形状であるので説明を省略する。
【0010】 次に、上記の如く構成された本実施形態の作用について説明すると、まず、取 り付ける対象となる鍵盤楽器の裏面側の形状に応じて、フレーム1に対する譜面 受け2の取り付け高さを好適な位置に設定する。即ち、一旦フレーム1から譜面 受け2を取り外し、所望の高さとなる凹部6(この場合は3ヶ所から1つを選択 する)にフレーム1の突起部4を嵌合させ、更に、フレーム1を係止体5a〜5 cの間に填め合わせることにより、フレーム1に譜面受け2を固定する。これに より図4(a)、(b)に示すように、譜面受け2は係止体5a〜5cにより係 止され、且つ、突起部4と凹部6との嵌合により上下方向のスライド移動が阻止 される。
【0011】 その後、図1,図2に示す右辺1b、左辺1cの各先端部1d、1eを図5( a)に示すように、鍵盤楽器7裏面側に形成された固定孔8に挿着することによ りこの譜面台を鍵盤楽器7に固定することができる。また、鍵盤楽器7の裏面側 の形状が異なる場合においても図5(b)に示すように、譜面受け2の高さを任 意(この場合は3段階)に設定することができるので、各種鍵盤楽器に対応する ことができ、汎用性に富むものである。なお、本実施形態では凹部6が3ヶ所に 形成された例について説明したが、本考案はこれに限定されるものではなく、凹 部6の数は使用状況に応じて任意に設定し得るものである。
【0012】 また、本実施形態では、フレーム1側に突起部4を形成し、譜面受け2側に凹 部6を形成する例について説明したが、これとは反対に、フレーム1側に窪み部 を形成し、譜面受け2側に凸部を形成する構成としても同様の効果を得ることが できる。
【0013】 図6は、本考案の第2の実施形態に係る鍵盤楽器用譜面台の構成を示す説明図 であり、フレーム1と譜面受け2との接合部分のみを示している。他の部分は前 記した第1の実施形態と同一であるので詳細な説明を省略する。同図に示される ように、この実施形態では、譜面受け2の側壁9の内側面が粗面状に形成されて おり、更に、フレーム1の右辺1b(及び左辺1c)も同様に粗面状に形成され ている。従って、係止体5aと側壁9とによりフレーム1の右辺1bを挟み付け ると、粗面どうしの摩擦によりフレーム1に対して譜面受け2が上下方向にスラ イドしない。つまり、図4に示した突起部4及び凹部6と同様の機能を発揮する ことになり、フレーム1に対して任意の高さに譜面受け2を取り付けて固定する ことができるようになる。なお、図6では理解を促進するために粗面部分を誇張 し、鋸歯状に示している。
【0014】 このようにして、第2の実施形態における鍵盤楽器用譜面台においては、側壁 9に形成された粗面とフレーム1に形成された粗面との摩擦接触によりフレーム 1と譜面受け2とを固定しているので、高さ設定をより細かくして譜面受けを固 定することができるようになる。また、図6に示されるように左右の固定位置を 正確に設定するために、フレーム1の右辺1b(及び左辺1c)にそれぞれ所定 ピッチの目盛り10を刻設することが望ましい。
【0015】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案の鍵盤楽器用譜面台では、フレームに対して任意 の高さに譜面受けを固定することができるので、鍵盤楽器裏面の形状によらず各 種鍵盤楽器に対して汎用性をもって使用することができる。このため、従来のよ うに、各種鍵盤楽器毎に譜面台を用意する必要は無く、また、コストの削減を図 ることができるという効果が得られる。
【提出日】平成9年10月13日
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本考案は、左辺、右辺、上辺からなるコ字形状を有 し、且つ、左辺及び右辺の両先端部が鈍角的に屈曲された棒状部材により形成さ れたフレームと、該フレームの左右両辺間に渡すように配置された譜面受けと、 から構成され、前記左辺、右辺の各先端部を鍵盤楽器適所に形成された固定孔に 挿着させて該鍵盤楽器に固定可能な鍵盤楽器用譜面台において、前記譜面受けは フレーム固定用の嵌着部を有し、該嵌着部には係止用凹部または凸部が複数箇所 に形成され、前記フレームの左辺、及び右辺の適所には前記係止用凹部または凸 と係合して前記譜面受けを固定するための突起部または窪み部が形成されたこ とが特徴である。また、前記フレームの右辺及び左辺にはそれぞれ粗面が形成さ れ、且つ、前記譜面受けの嵌着部には前記粗面と接触して摩擦固定される粗面が 形成されたことを特徴とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1の実施形態に係る鍵盤楽器用譜面
台の構成を示す斜視図。
【図2】第1の実施形態に係る鍵盤楽器用譜面台の構成
を示す説明図であり(a)は正面図、(b)は側面図で
ある。
【図3】(a)は第1の実施形態に係るフレームの右辺
の詳細構成を示す説明図、(b)は譜面受けの右端部の
詳細を示す説明図。
【図4】(a)はフレームと譜面受けの接続の状態を示
す説明図、(b)は(a)における「A−A」断面図。
【図5】鍵盤楽器の裏面側に譜面台を取り付ける様子を
示す説明図であり、(a)、(b)はそれぞれ異なる裏
面形状を有している。
【図6】本考案の第2の実施形態に係り、フレームと譜
面受けとの接続の状態を示す説明図。
【図7】従来における鍵盤楽器用譜面台の構成を示す説
明図であり、(a)は正面図、(b)は側面図をそれぞ
れ示している。
【図8】従来における鍵盤楽器用譜面台を鍵盤楽器に取
り付けた様子を示す説明図。
【図9】従来における鍵盤楽器用譜面台を他の機種の鍵
盤楽器に取り付ける様子を示す説明図。
【符号の説明】
1 フレーム 1a 上辺 1b 右辺 1c 左辺 1d,1e 先端部 2 譜面受け 2a 載置面 3 細溝 4 突起部 5a〜5c 係止体 6 凹部 7 鍵盤楽器 8 固定孔 9 側壁 10 目盛り
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年10月13日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左辺、右辺、上辺からなるコ字形状を有
    し、且つ、左辺及び右辺の両先端部が鈍角的に屈曲され
    た棒状部材により形成されたフレームと、該フレームの
    左右両辺間に渡すように配置された譜面受けと、から構
    成され、前記左辺、右辺の各先端部を鍵盤楽器適所に形
    成された固定孔に挿着させて該鍵盤楽器に固定可能な鍵
    盤楽器用譜面台において、 前記譜面受けはフレーム固定用の嵌着部を有し、該嵌着
    部には係止用凹部(凸部)が複数箇所に形成され、 前記フレームの左辺、及び右辺の適所には前記係止用凹
    部(凸部)と係合して前記譜面受けを固定するための突
    起部(窪み部)が形成されたことを特徴とする鍵盤楽器
    用譜面台。
  2. 【請求項2】 前記フレームの右辺及び左辺にはそれぞ
    れ粗面が形成され、且つ、前記譜面受けの嵌着部には前
    記粗面と接触して摩擦固定される粗面が形成されたこと
    を特徴とする請求項1記載の鍵盤楽器用譜面台。
JP1997006612U 1997-07-14 1997-07-14 鍵盤楽器用譜面台 Expired - Lifetime JP3047286U (ja)

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ID=43181599

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0634059U (ja) * 1992-09-30 1994-05-06 株式会社クボタ バックホウ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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