JP3007865B2 - 製本ファスナー - Google Patents

製本ファスナー

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JP3007865B2
JP3007865B2 JP9322770A JP32277097A JP3007865B2 JP 3007865 B2 JP3007865 B2 JP 3007865B2 JP 9322770 A JP9322770 A JP 9322770A JP 32277097 A JP32277097 A JP 32277097A JP 3007865 B2 JP3007865 B2 JP 3007865B2
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吉史 曾我部
宏政 田中
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Kokuyo Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は製本ファスナーに係
り、更に詳しくは、製本作業の容易化を図りつつ、綴じ
足を綴じ板に強固に保持することのできる製本ファスナ
ーに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の製本ファスナーとしては、特公平
6−59755号公報に記載のものが知られている。こ
の製本ファスナーは、綴じ足が複数立設された長片状の
本体片と、綴じ足が受容可能な溝が形成された綴じ板と
を備えて構成されている。綴じ足としては、一本の丸軸
状となる形状が採用されている他、丸軸を軸方向に略二
分割した形状等が採用されている。この製本ファスナー
を用いて製本を行う場合には、製本対象物の綴じ代側に
複数の穴を明け、当該穴に綴じ足を挿通して製本対象物
に綴じ足を貫通させる。その後、製本対象物から突出し
た綴じ足を綴じ板に設けられた穴に挿通しながら、綴じ
板を製本対象物に押え付ける。そして、綴じ板の穴から
突出した綴じ足を、綴じ板の延出方向に沿う一方向に折
り曲げたり、或いは相互に離反する方向に折り曲げて前
記溝に綴じ足を受容させることで、溝と綴じ足との相互
係合が可能となる。この際、溝の開口縁には、綴じ足の
直径より幅狭となる突起が設けられているため、綴じ足
は溝に強制嵌合された状態となり、綴じ足は綴じ板から
脱落しないように保持される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな製本ファスナーにあっては、特に前述した二分割型
綴じ足の場合、綴じ板の穴から突出した綴じ足は、これ
を指で開くようにして相互に離反する方向に折り曲げる
作業が必要となり、綴じ足を綴じ板に係合させる作業が
面倒になるという不都合がある。しかも、既提案の綴じ
足にあっては、その断面形状が丸軸若しくは半円状とな
っているため、これを係合させるための溝深さも一定以
上に設けなければならない。従って、綴じ板側は、少な
くとも溝の深さを確保できる十分な厚みとする必要があ
り、これが簿型の製本ファスナーを提供する妨げとなっ
ている。
【0004】
【発明の目的】本発明は、このような不都合に着目して
案出されたものであり、その目的は、綴じ足の折り畳み
動作を容易に行えるとともに、全体としての厚みを簿型
にすることのできる製本ファスナーを提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、長片状の本体片と、この本体片の上面側
に所定の間隔をもって立設された複数の綴じ足と、これ
ら綴じ足に係合可能な長片状の綴じ板とを備え、製本対
象物の綴じ代近傍に設けられた複数の穴に前記綴じ足を
それぞれ挿通した後、当該綴じ足と前記綴じ板とを相互
に係合する製本ファスナーにおいて、前記綴じ足は上端
側が相互に連なる閉ループ状に形成され、その上端を押
圧したときに、基部位置を略中間に位置させるように折
り畳み可能に設けられ、当該綴じ足が略偏平に折り畳ま
れた状態で、前記綴じ板に係合可能に設けられる、とい
う構成を採っている。このような構成によれば、綴じ足
の上端を指で押圧することにより、綴じ足を略偏平に折
り畳むように変形させることができ、製本作業の効率化
を図ることができる。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明における前記綴じ足は、前
記本体片から立設された薄片により構成され、この薄片
の幅方向両側には突部が設けられる一方、前記綴じ板に
は前記綴じ足を受容可能な溝が長手方向に延設され、当
該溝に前記突部に係合する幅狭部が形成される、という
構成が好ましくは採用されている。これによれば、ファ
スナー全体を簿型に形成でき、製本対象物とファスナー
との一体感に違和感を与えることのない外観形態を得る
ことができる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しながら
説明する。
【0008】図1には、本実施例に係る製本ファスナー
の部分概略分解斜視図が示され、図2には、本体片及び
綴じ足の平面図及び正面図が示されている。また、図3
には、綴じ板の平面図が示されている。これらの図にお
いて、製本ファスナー10は、長片状の本体片11と、
この本体片11の上面側に所定の間隔をもって立設され
た複数の綴じ足12と、これら綴じ足12を挿通保持し
てこれに係合可能な長片状の綴じ板13とを備えて構成
されている。
【0009】前記綴じ足12は、長片状の薄片を逆U字
状に折り曲げてその両端を基部19として形成されたも
のであり、本体片11の長手方向に沿って閉ループをな
すように本体片11に連設される。ここで、綴じ足12
は、本体片11に略垂直に立設する一対の脚部15と、
これら脚部15の上端間に位置する連設部16とからな
っており、脚部15の幅方向両縁15A,15Bには、
突部17,18が複数箇所に亘ってそれぞれ設けられて
いる。また、綴じ足12は、上方から所定の力を加える
と、パンタグラフのような形状変化を伴って次第に高さ
位置を低くし、これによって、基部19が略中間に位置
するように二層に折り畳み可能となっている。
【0010】前記綴じ板13には、前記複数の綴じ足1
2の設置間隔と等しい間隔で複数の貫通穴21が形成さ
れているとともに、この貫通穴21から長手方向すなわ
ち図3中左右方向に溝22がそれぞれ形成されている。
溝22の上部すなわち開口側には、当該溝22の延出方
向に沿って幅狭部23が形成されている。幅狭部23,
23間の距離は、綴じ足12の突部17,18の先端間
の距離よりも短寸となっている一方、幅狭部23,23
の下部領域における溝22の幅は、前記突部17,18
の先端間の距離よりも長寸となっている。また、幅狭部
23の下部領域は、二層に折り畳まれた綴じ足12を受
容可能な深さに形成されている。従って、二層に折り畳
まれた綴じ足12は、その突部17,18が幅狭部2
3,23に係合し、脱落不能に溝22に受容可能とな
る。
【0011】次に、本実施例における製本ファスナー1
0による製本手順について、図5〜図7をも参照しなが
ら説明する。
【0012】まず、図5(A)に示されるように、製本
対象物30の綴じ代近傍に設けられた複数の穴31に前
記綴じ足12をそれぞれ挿通し、穴31から突出した綴
じ足12を綴じ板13の貫通穴21に挿通し、本体片1
1と綴じ板13とにより製本対象物30を挟み込む。次
いで、図5(B)に示されるように、貫通穴21から突
出した綴じ足12の前記連設部16に上方から力を加え
て、基部19を略中間に位置させるように綴じ足12を
折り畳む。その後、綴じ足12の突部17,18が溝2
2の幅狭部23の上面に当接したときに、更に綴じ足1
2の表面全域に力を加えて溝22に強制嵌合させる。こ
れにより、図5(C)に示されるように、綴じ足12が
略偏平に折り畳まれた状態で溝22に受容されることと
なる。この状態では、図6及び図7に示されるように、
脚部15の短寸幅方向端部及び突部17,18が幅狭部
23,23の下面側に位置しており、これによって、綴
じ足12を綴じ板13にしっかりと係合させることがで
きる。
【0013】従って、このような実施例によれば、綴じ
足12が貫通穴21に対して左右両側に保持されるた
め、従来例における片側係合方式に比べ、綴じ足12を
一層強固に綴じ板13に保持することができ、綴じ足1
2が綴じ板13から不用意に脱落することを有効に防止
することができる。
【0014】なお、本発明は前記実施例に限定されるも
のでなく、例えば、前記幅狭部23,23は溝22の延
出方向に沿って断続的に設ける態様も可能である。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
綴じ足が閉ループ状に形成され、その上端を押圧したと
きに、基部位置を略中間に位置させるように折り畳み可
能に設けられ、綴じ足の上方から力を加えるだけで、綴
じ足を略偏平に折り畳むことができ、製本作業の効率化
を図ることができる。
【0016】更に、綴じ足が本体片から閉ループ状に立
設された薄片により構成され、この薄片の幅方向両側に
突部を設ける一方、綴じ板に前記綴じ足を受容可能な溝
を長手方向に延設し、当該溝に前記突部に係合する幅狭
部を形成したから、ファスナー全体を薄型に形成でき、
製本対象物とファスナーとを一体感のある係合状態とす
ることができる。しかも、薄片は折り畳まれた状態で二
枚厚となって溝内に位置するため、係合状態も安定的に
維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係る製本ファスナーの部分概略分解斜
視図。
【図2】(A)は綴じ足が設けられた本体片側の平面
図、(B)はその正面図。
【図3】(A)は綴じ板の平面図、(B)はその部分拡
大平面図。
【図4】(A)は図3(B)のA−A線矢視断面図、
(B)は同B−B線矢視断面図、(C)は同C−C線矢
視断面図。
【図5】(A)は製本初期工程を示す説明図、(B)は
綴じ足が折り畳まれる状態を示す説明図、(C)は製本
完了状態を示す説明図。
【図6】図5(C)のF−F線に沿う綴じ板側の断面
図。
【図7】図5(C)のG−G線に沿う綴じ板側の断面
図。
【符号の説明】
10 製本ファスナー 11 本体片 12 綴じ足 13 綴じ板 17 突部 18 突部 19 基部 22 溝 23 幅狭部 30 製本対象物 31 穴
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭54−123320(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B42F 13/06 B42B 5/00,5/04,5/08 B42F 3/00 - 3/04

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長片状の本体片と、この本体片の上面側
    に所定の間隔をもって立設された複数の綴じ足と、これ
    ら綴じ足に係合可能な長片状の綴じ板とを備え、製本対
    象物の綴じ代近傍に設けられた複数の穴に前記綴じ足を
    それぞれ挿通した後、当該綴じ足と前記綴じ板とを相互
    に係合させる製本ファスナーにおいて、前記綴じ足は上
    端側が相互に連なる閉ループ状に形成され、その上端を
    押圧したときに、基部位置を略中間に位置させるように
    折り畳み可能に設けられ、当該綴じ足が略偏平に折り畳
    まれた状態で、前記綴じ板に係合可能に設けられている
    ことを特徴とする製本ファスナー。
  2. 【請求項2】 前記綴じ足は、前記本体片から立設され
    た薄片により構成され、この薄片の幅方向両側には突部
    が設けられる一方、前記綴じ板には前記綴じ足を受容可
    能な溝が長手方向に延設され、当該溝に前記突部に係合
    する幅狭部が形成されていることを特徴とする請求項1
    記載の製本ファスナー。
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