JP2570567Y2 - 流体通路に配設されたストレナー構造体の保持構造 - Google Patents
流体通路に配設されたストレナー構造体の保持構造Info
- Publication number
- JP2570567Y2 JP2570567Y2 JP1991020254U JP2025491U JP2570567Y2 JP 2570567 Y2 JP2570567 Y2 JP 2570567Y2 JP 1991020254 U JP1991020254 U JP 1991020254U JP 2025491 U JP2025491 U JP 2025491U JP 2570567 Y2 JP2570567 Y2 JP 2570567Y2
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- Japan
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- strainer
- oil passage
- notch
- holding
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- Expired - Lifetime
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Description
【考案の詳細な説明】
【0001】
【0002】
【産業上の利用分野】本考案は流体通路に配設されて流
体内の異物を捕獲するストレナーに係わり、特にストレ
ナーの新規な保持構造に関する。
体内の異物を捕獲するストレナーに係わり、特にストレ
ナーの新規な保持構造に関する。
【0003】
【従来の技術】本考案に関連する従来技術を、第2図を
用いて説明する。
用いて説明する。
【0004】第2図は2つの流体通路を有する電磁弁の
部分拡大断面図を示したものである。以下、この流体通
路について説明する。ハウジング50には内空間52が
形成されている。そして、この内空間52は隔壁部材5
3によつて第1油路54と第2油路55に画成されてい
る。隔壁部材53の先端部分にはシール部材56が隔壁
部材53の先端部をかしめることによつて固定されてい
る。シール部材56の隔壁部材53に固定されない側に
は切欠部56aが形成されている。また、シール部材5
6には、第1油路54および第2油路55の連通を許容
する内腔部56bが形成されている。
部分拡大断面図を示したものである。以下、この流体通
路について説明する。ハウジング50には内空間52が
形成されている。そして、この内空間52は隔壁部材5
3によつて第1油路54と第2油路55に画成されてい
る。隔壁部材53の先端部分にはシール部材56が隔壁
部材53の先端部をかしめることによつて固定されてい
る。シール部材56の隔壁部材53に固定されない側に
は切欠部56aが形成されている。また、シール部材5
6には、第1油路54および第2油路55の連通を許容
する内腔部56bが形成されている。
【0005】隔壁部材53の切欠部56a内にはストレ
ナー構造体57が配設されている。
ナー構造体57が配設されている。
【0006】 このストレナー構造体57は、ストレナー
58と、これを保持する樹脂製の保持部材59から構成
されている。ストレナー58は保持部材59に一体的に
モールドされている。また、保持部材59の上下面上の
全周には突条60aおよび60bが形成されて、この突
条をシール部材56とハウジング50に負荷を掛けて当
接させることによってストレナー構造体57のシール部
材56からの脱落を防止するようにしている。
58と、これを保持する樹脂製の保持部材59から構成
されている。ストレナー58は保持部材59に一体的に
モールドされている。また、保持部材59の上下面上の
全周には突条60aおよび60bが形成されて、この突
条をシール部材56とハウジング50に負荷を掛けて当
接させることによってストレナー構造体57のシール部
材56からの脱落を防止するようにしている。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】前述した従来技術によ
るとストレナー構造体に突条を形成して、これをシール
部材とハウジングに当接係止することによってストレナ
ー構造体のシール部材からの脱落を防止する構造として
いた。ところが、このような従来技術によるストレナー
構造体の係止構造であると、ストレナーを保持する保持
部材の構成が複雑になって突条の精度管理を充分行わな
ければならないという問題があった。また、保持部材の
突条をハウジングとシール部材に当接する固定方法であ
るため、突条に付与される過大な応力によってストレナ
ー構造体が破損する可能性もあった。
るとストレナー構造体に突条を形成して、これをシール
部材とハウジングに当接係止することによってストレナ
ー構造体のシール部材からの脱落を防止する構造として
いた。ところが、このような従来技術によるストレナー
構造体の係止構造であると、ストレナーを保持する保持
部材の構成が複雑になって突条の精度管理を充分行わな
ければならないという問題があった。また、保持部材の
突条をハウジングとシール部材に当接する固定方法であ
るため、突条に付与される過大な応力によってストレナ
ー構造体が破損する可能性もあった。
【0008】本考案は上記した従来技術が抱えた問題点
を解決することを技術的課題とするものである。
を解決することを技術的課題とするものである。
【0009】
【0010】
【課題を解決するための手段】上記した技術的課題を解
決するために講じた技術的な手段は、第1油路、および
第2油路を有し、さらに前記第1油路と第2油路との間
にストレナー構造体が配設される流体通路において、前
記第1油路および第2油路を画成する隔壁部材の内部に
第1切欠部を形成し、前記両油路の連通を許容する内腔
部を有したシール部材に第2切欠部を形成し、この第2
切欠部の内部に前記ストレナー構造体の全体を収容させ
ると共にかかるシール部材の全体を前記第1切欠部の内
部に収容させ、前記隔壁部材の前記第1切欠部の開口部
分の周壁を内径側へ屈曲させてシール部材を隔壁部材に
固定すると共に前記ストレナー構造体を前記第2切欠部
の内部に保持させた、ことである。
決するために講じた技術的な手段は、第1油路、および
第2油路を有し、さらに前記第1油路と第2油路との間
にストレナー構造体が配設される流体通路において、前
記第1油路および第2油路を画成する隔壁部材の内部に
第1切欠部を形成し、前記両油路の連通を許容する内腔
部を有したシール部材に第2切欠部を形成し、この第2
切欠部の内部に前記ストレナー構造体の全体を収容させ
ると共にかかるシール部材の全体を前記第1切欠部の内
部に収容させ、前記隔壁部材の前記第1切欠部の開口部
分の周壁を内径側へ屈曲させてシール部材を隔壁部材に
固定すると共に前記ストレナー構造体を前記第2切欠部
の内部に保持させた、ことである。
【0011】
【作用】上記技術的手段を用いたことによつて、ストレ
ナー構造体を構成する保持部材の構造を簡素化すること
ができると同時に、ストレナー構造体の破損も確実に防
止することができるようになつて、信頼性に優れるスト
レナー構造体の保持をすることができるようになる。
ナー構造体を構成する保持部材の構造を簡素化すること
ができると同時に、ストレナー構造体の破損も確実に防
止することができるようになつて、信頼性に優れるスト
レナー構造体の保持をすることができるようになる。
【0012】
【実施例】次に、本考案の好ましい実施例について図面
を参照して説明する。
を参照して説明する。
【0013】第1図は本考案による流体通路に配設され
たストレナー構造体の保持構造を示す部分拡大断面図で
ある。ハウジング1には内空間2が形成され、この内空
間2は隔壁部材3によつて第1油路4と第2油路5に画
成されている。隔壁部材3の内腔部3a内には切欠部3
b(第1切欠部)が形成されている。そして、隔壁部材
3の切欠部3b内にはシール部材6が配設されている。
隔壁部材3の先端部は薄肉に形成されており、シール部
材6を隔壁部材3の切欠部3b内に配設した後にこれを
かしめてシール部材6を隔壁部材3に固定する。したが
つて、シール部材6は隔壁部材3の切欠部3b内に収容
された状態で隔壁部材3に固定されている。
たストレナー構造体の保持構造を示す部分拡大断面図で
ある。ハウジング1には内空間2が形成され、この内空
間2は隔壁部材3によつて第1油路4と第2油路5に画
成されている。隔壁部材3の内腔部3a内には切欠部3
b(第1切欠部)が形成されている。そして、隔壁部材
3の切欠部3b内にはシール部材6が配設されている。
隔壁部材3の先端部は薄肉に形成されており、シール部
材6を隔壁部材3の切欠部3b内に配設した後にこれを
かしめてシール部材6を隔壁部材3に固定する。したが
つて、シール部材6は隔壁部材3の切欠部3b内に収容
された状態で隔壁部材3に固定されている。
【0014】シール部材6には、第1油路4および第2
油路5の連通を許容する内腔部16bが形成されると同
時に、開口する部分を第1油路4に開口する切欠部6a
(第2切欠部)が形成されている。切欠部6a内には後
述するストレナー構造体20が配設されている。このよ
うに、第1油路4と第2油路5との間に配設されている
ストレナー構造体20によって、第1油路4から第2油
路5への異物の侵入を確実に防止することができる。以
上、第1油路から第2油路に向かっての流れについて説
明したが、第1油路から第2油路に向かう流れのみでは
なく、第2油路5から第1油路4への流れにおいても同
様の作用を提供できることは言うまでもない。
油路5の連通を許容する内腔部16bが形成されると同
時に、開口する部分を第1油路4に開口する切欠部6a
(第2切欠部)が形成されている。切欠部6a内には後
述するストレナー構造体20が配設されている。このよ
うに、第1油路4と第2油路5との間に配設されている
ストレナー構造体20によって、第1油路4から第2油
路5への異物の侵入を確実に防止することができる。以
上、第1油路から第2油路に向かっての流れについて説
明したが、第1油路から第2油路に向かう流れのみでは
なく、第2油路5から第1油路4への流れにおいても同
様の作用を提供できることは言うまでもない。
【0015】ストレナー構造体20は、ストレナー21
と、これを保持する樹脂製の保持部材22から構成され
ている。ストレナー21は保持部材22に一体的にモー
ルドされている。ストレナー構造体20は隔壁部材3と
シール部材6によって画成された空間30内に配設され
ることになり、この空間30からの脱落は確実に防止さ
れることになる。また、図示は省略したが、保持部材2
2の外周面上の一部には径方向外方に突出する突起部が
形成されており、この突起部がシール部材6の切欠部6
aの壁に当接して空間30内でのストレナー構造体20
の傾動を防止したり、空間30内での所謂がたつきが防
止されている。
と、これを保持する樹脂製の保持部材22から構成され
ている。ストレナー21は保持部材22に一体的にモー
ルドされている。ストレナー構造体20は隔壁部材3と
シール部材6によって画成された空間30内に配設され
ることになり、この空間30からの脱落は確実に防止さ
れることになる。また、図示は省略したが、保持部材2
2の外周面上の一部には径方向外方に突出する突起部が
形成されており、この突起部がシール部材6の切欠部6
aの壁に当接して空間30内でのストレナー構造体20
の傾動を防止したり、空間30内での所謂がたつきが防
止されている。
【0016】
【考案の効果】以上説明したように、本考案の技術的手
段を用いたことによつて、ストレナー構造体、特にスト
レナーの保持部材の構成を簡易なものとするできるよう
になつて精度管理の煩わしさを解消することができ、コ
スト的に有利になつた。また、ストレナー構造体に過大
な応力が掛からないようになるため、耐久性能に優れた
ストレナー構造体とすることができるようになつた。ま
た、ストレナー構造体を保持するシール部材を隔壁部材
の内腔部で保持するようにしたため、油路間の長さも短
縮することができるようになり、装置のコンパクト化に
も大きく寄与するこになり、産業上の利用価値を大きく
することができるようになつた。
段を用いたことによつて、ストレナー構造体、特にスト
レナーの保持部材の構成を簡易なものとするできるよう
になつて精度管理の煩わしさを解消することができ、コ
スト的に有利になつた。また、ストレナー構造体に過大
な応力が掛からないようになるため、耐久性能に優れた
ストレナー構造体とすることができるようになつた。ま
た、ストレナー構造体を保持するシール部材を隔壁部材
の内腔部で保持するようにしたため、油路間の長さも短
縮することができるようになり、装置のコンパクト化に
も大きく寄与するこになり、産業上の利用価値を大きく
することができるようになつた。
【図1】第1図は、本考案の流体通路に配設されたスト
レナー構造体の保持構造を示す部分的な拡大断面図であ
る。
レナー構造体の保持構造を示す部分的な拡大断面図であ
る。
【図2】第2図は、従来技術による流体通路に配設され
たストレナー構造体の保持構造を示す部分的な拡大断面
図である。
たストレナー構造体の保持構造を示す部分的な拡大断面
図である。
4 第1油路 5 第2油路 20 ストレナー構造体 3b 切欠部(第1切欠部) 3 隔壁部材 6a 切欠部(第2切欠部)
Claims (1)
- 【請求項1】第1油路、および第2油路を有し、さらに
前記第1油路と第2油路との間にストレナー構造体が配
設される流体通路において、前記第1油路および第2油路を画成する隔壁部材の内部
に第1切欠部を形成し、前記両油路の連通を許容する内
腔部を有したシール部材に第2切欠部を形成し、この第
2切欠部の内部に前記ストレナー構造体の全体を収容さ
せると共にかかるシール部材の全体を前記第1切欠部の
内部に収容させ、前記隔壁部材の前記第1切欠部の開口
部分の周壁を内径側へ屈曲させてシール部材を隔壁部材
に固定すると共に前記ストレナー構造体を前記第2切欠
部の内部に保持させた ことを特徴とする流体通路に配設
されたストレナー構造体の保持構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991020254U JP2570567Y2 (ja) | 1991-03-29 | 1991-03-29 | 流体通路に配設されたストレナー構造体の保持構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991020254U JP2570567Y2 (ja) | 1991-03-29 | 1991-03-29 | 流体通路に配設されたストレナー構造体の保持構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04117277U JPH04117277U (ja) | 1992-10-20 |
JP2570567Y2 true JP2570567Y2 (ja) | 1998-05-06 |
Family
ID=31906368
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991020254U Expired - Lifetime JP2570567Y2 (ja) | 1991-03-29 | 1991-03-29 | 流体通路に配設されたストレナー構造体の保持構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2570567Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6261647A (ja) * | 1985-09-11 | 1987-03-18 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 脱硝触媒の再生方法 |
-
1991
- 1991-03-29 JP JP1991020254U patent/JP2570567Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6261647A (ja) * | 1985-09-11 | 1987-03-18 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 脱硝触媒の再生方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04117277U (ja) | 1992-10-20 |
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