JP2570419Y2 - 冷蔵庫等の排水装置 - Google Patents

冷蔵庫等の排水装置

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JP2570419Y2
JP2570419Y2 JP1991103747U JP10374791U JP2570419Y2 JP 2570419 Y2 JP2570419 Y2 JP 2570419Y2 JP 1991103747 U JP1991103747 U JP 1991103747U JP 10374791 U JP10374791 U JP 10374791U JP 2570419 Y2 JP2570419 Y2 JP 2570419Y2
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多賀男 中島
光幸 高岡
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Hoshizaki Electric Co Ltd
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Hoshizaki Electric Co Ltd
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  • Removal Of Water From Condensation And Defrosting (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、貯蔵室の底部の排水口
に、室内で生じる結露水等を排水するための排水パイプ
が設けられている排水装置に関し、さらに詳しくいえ
貯蔵室の底壁より上方で生じる水を底壁の排水口に導く
ための排水ホース備えている冷蔵庫等の排水装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】冷凍機の蒸発器が貯蔵室に設けられてい
る冷凍・冷蔵庫においても、あるいは断熱性の外箱と熱
良導性の内箱との空間に冷気を循環させて貯蔵室を間接
的に冷却するようになっている冷却貯蔵庫においても、
いずれの場合にも蒸発器は除霜運転をする必要があり、
また貯蔵品から出る水分、扉の開閉にともなう侵入外気
の水分等が貯蔵室の壁面には着霜するので、これを融解
し排出する必要がある。そこで、この種貯蔵庫には排水
装置が設けられている。このような排水装置は、例えば
実開平1−123183号、実開昭61−116992
号、実公昭49−45515号、同54−33742号
等に開示されている。そして、これらの従来の排水装置
の典型的な例が模式的に図4に示されている。図4の
(イ)に示されているように、貯蔵室の底壁51には穴
開け加工され、この穴を塞ぐようにして下方から配水管
52が、そのフランジ53により底壁51に水密的に取
り付けられている。また、底壁51の排水口には、配水
管52に固形物が流れ込むのを防止するために、ゴム等
で形成されている蓋54が被せられている。一方、図4
の(ロ)に示されている排水装置には、他の装置例えば
蒸発器からの排水を導くための軟質の排水ホース55が
設けられ、このホース55の先端は排水口56の近傍に
臨んでいる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】図4の(イ)に示され
ている排水装置50も蓋54が設けられているので、異
物が不用意に配水管52に流れ込み、配水管52が詰ま
るようなことはない。また蓋54を取って排水すること
もできる。しかしながら、排水するときはその都度人が
手で蓋54を取らなければならず面倒であり、また手が
排水で汚れるという問題もある。さらには、常時排水で
きないので、貯蔵室が不衛生にもなる。一方、図4の
(ロ)に示されている排水装置50には、蓋が設けられ
ていないので、手を汚すことなく常時排水できる利点は
あるが、青菜等の破片が配水管52に詰まる恐れがあ
る。また、排水ホース55の端が排水口56に臨んで
はいるが、ホース55の端が固定されている訳ではな
いので、その位置が定まらず、排水が排水口56に確実
に導かれず、排水口56の周囲を汚すという問題もあ
る。したがって、本考案は、手を汚すこと無く、しかも
目詰まりすることもなく常時排水できると共に、貯蔵室
の底部より上方で生じる水を排水する排水ホースからの
排水により、排水口近傍が汚染されることのない、冷蔵
庫等の排水装置を提供することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記目的を達
成するために、貯蔵室の底壁の排水口に、該室内で生じ
る結露水等を排水する排水パイプが設けられていると
に、前記貯蔵室の底部より上方で生じる水を排水する排
水ホースが設けられている排水装置において、前記排水
パイプの上部には、該排水パイプを前記排水口に設ける
とき前記貯蔵室 底壁よりも上方へ突き出る複数本のリ
ブ状部材が所定の間隔をおいて設けられていると共に、
前記排水ホースの下端部は前記リブ状部材に係止されて
いる
【0005】
【作用】本考案によると、排水パイプの上部には、排水
口に設けるとき底壁よりも上方へ突き出る複数本のリブ
状部材が所定の間隔をおいて設けられているので、貯蔵
室の底部より上方で生じる水を排水する排水ホースの下
端部をリブ状部材に係止あるいは固定する。そして貯蔵
室に、従来のように例えば食品を貯蔵する。貯蔵中の食
品から蒸発する水分、扉の開閉にともなう侵入外気の水
分等は、貯蔵室の底壁の排水口に設けられているリブ状
部材の隙間を通って庫外へ排水される。このとき、排水
中の異物はリブ状部材材で濾過され、排水パイプへ流れ
込むようなことはない。排水ホースからの排水も貯蔵室
の底壁の排水口を通って庫外へ同様に排水される。
【0006】
【実施例】以下、本考案を二重箱構造の冷却貯蔵庫で実
施した例について説明する。図1を参照すると、本実施
例に係わる冷却貯蔵庫1は、上部収納室Uと、下部収納
室Dと、これらの収納室U、Dを冷却する冷凍装置Rと
から概略構成されているということが容易に理解され
る。また、排水装置30、30’は、これらの収納室
U、Dの奥の方の底壁7a、8aに設けられていること
も一見して理解される。上下の収納室U、Dの周囲を取
り囲んでいる断熱箱体Hは、前面側に矩形状開口部を有
する外箱2と、この外箱2と同様に前面側に矩形状開口
部を有し、外箱2より小さい内箱3と、これらの内外箱
2、3間に充填されている発泡ウレタン等の断熱材4と
から構成されている。そして、断熱箱体Hの内部に、内
箱3と所定の間隔の冷却風通路5、6が形成されるよう
にして、熱良導性の例えば不錆鋼板から形成されている
上下部の収納箱7、8が配置されれている。上下部の収
納箱7、8の間には仕切板9が介在され、冷却風は、矢
印で示されているように仕切板9を迂回するようになっ
ている。上下の収納室U、Dの天井部には露受皿10、
10’が設けられ、これらの露受皿10、10’により
上下部の収納箱7、8の天井に結露する露が後壁側へ案
内されるようになっている。特に上部収納箱7の露受皿
10の結露水は、排水受11で受けられ、そして排水ホ
ースPで排水装置30に導かれるようになっている
【0007】冷凍装置Rは、上部断熱材20上に載置さ
れているコンプレッサ21、同様に断熱材20上に載置
されている凝縮器22、凝縮器22に送風するファン2
3、上部断熱材20と上部収納箱7の天井との間の空間
に配置されている蒸発器24等から構成されている。蒸
発器24で冷却される空気は、送風機25で冷却風通路
5内へ送風され、冷却風通路5から仕切板9を迂回し、
冷却風通路6に至り、そして上下部の収納箱7、8の側
壁の外側の冷却風通路を上昇して送風機25に戻る。こ
のように冷却風が循環して、上下部の収納箱7、8内が
間接的に冷却されるようになっている。なお、蒸発器2
4の下方には第2の露受皿26が設けられ、この露受皿
26で受けられた凝縮水は、図には示されていないが、
断熱材4の中に配置されているパイプを通って庫外へ排
水されるようになっている。
【0008】排水装置30は、図1に示されているよう
に、上部収納箱7の底壁7aの奥の方の例えば中央部に
設けられ、排水装置30’は下部収納箱8の底壁8aに
排水装置30と上下方向に整合する位置に設けられてい
る。そして、排水装置30の第1実施例は図2に示され
ている。排水装置30の排水口31は、略長方形の開口
として形成されている。すなわち、上部収納箱7の後壁
7bは鈍角に、底壁7aは段差を有するように略直角に
下方に曲げられて、傾斜受部32と、水平受部33とを
有するように孔開け加工されている。排水口31に上方
から装着される排水パイプ34は、排水口31の径より
大径のフランジ部Fと、このフランジ部Fより小径の管
部36とから例えば合成樹脂から一体的に形成されてい
る。フランジ部Fは、図2の(イ)に示されているよう
に、底壁7aの水平受部33に装着時に接する水平フラ
ンジ部35と、後壁7bの傾斜受部32に接する傾斜フ
ランジ部36とから構成されている。水平フランジ部3
5は、図2の(イ)に示されているように、平面的にみ
ると半ドウナツ状をし、傾斜フランジ部36は所定の長
さを有する。そして、これらのフランジ部35、36
は、一体的に略ドウナツ状に形成されている。したがっ
て、フランジ部Fは、排水口31の上部収納箱7の底壁
7aと後壁7bとに水密的に接することになる。管部3
6の下方は、縮径部39となって、この縮径部39に例
えば図に示されていない排水ホースが接続されるように
なっている。
【0009】排水パイプ34の上方部には、複数個のリ
ブ40a〜40fが排水パイプ34と例えば一体的に略
等間隔に形成されている。すなわち、リブ40a〜40
dは、水平フランジ部35から、またリブ40e、fは
傾斜フランジ部36から立ち上がるようにして一体的に
形成されている。これらのリブ40a〜40fは、フラ
ンジ部Fより上下の両方向に延在し、その面は垂直で放
射状に配置され、対向した内側縁43、43、…の間に
は所定の間隔がある。すなわち、排水口31の中心部に
は、リブ40a〜40fが無い筒状空間がある。この筒
状空間の径は、排水ホースPの外径と略等しい。また、
リブ40a〜40fの内側縁43、43の下方には、段
差が形成され筒状空間は狭くなっている。なお、図1に
示されているように、下部収納箱8の底壁8aに設けら
れている排水装置30’も前述した実施例あるいは後述
する実施例と略同じ構造を有する。
【0010】次に、上記実施例の作用を説明する。排水
パイプ34をその縮径部39を先にして底壁7aの上方
から排水口31に挿入する。そうすると、排水パイプ3
4は、そのフランジ部Fが排水口31に密着して取り付
けられる。排水ホースPの下端を筒状空間に挿入係止す
る。上部収納箱7に例えば食料品を入れ従来のようにし
て使用する。使用中に結露水等が生じると、リブ40a
〜40fは略等間隔に形成されているので、隙間があ
り、従来の蓋のようにいちいち手を煩わすことなく常時
排水される。また、リブ40a〜40fは、フランジ部
35より上方まで延在しているので、すなわち、底壁7
aの上方まで突出しているので、例え排水中に青菜等の
破片が混じっていても、リブ40a〜40fがフィルタ
の作用をし、排水パイプ34に流れ込むようなことはな
い。また、排水ホースPの下端部はリブ40a〜40f
の内側縁43、43で形成されている筒状空間に係止さ
れているので、排水ホースPからの排水は排水パイプ3
4に確実に案内される。
【0011】従来の冷蔵庫等において見られるように、
上下に収納箱があり、上の収納箱には奥の方に排水装置
が設けられ、そして下の収納箱には手前側に設けられて
いると、冷蔵庫本体を前方に傾けると、後方の排水装置
は機能せず、逆に後方に傾けると前方の排水装置からは
排水しにくいが、本実施例によると、図1に示されてい
るように、排水装置30、30’は上下の収納箱7、8
の後方に設けられているので、冷蔵庫1を後方へ例えば
1〜2度傾斜して設置すると上下の収納箱7、8から同
時に排水できる。
【0012】本考案の第2の実施例を図3によって説明
する。本実施例によると、後壁7b側に位置するリブ4
0e、40fの上方部には、適用される排水ホースPの
径より大きいリング体41が設けられいる。他の部分は
前述した実施例と略同じ構造を有するので、同じ参照符
号をつけて重複説明はしない。本実施例によると、リブ
40e、40fの上方部にリング体41が形成されてい
るので、リング体41に排水ホースPの先端部を挿入す
ることができ、排水ホースPをより一層確実に保持でき
る効果が得られる。また、挿入深さも調節でき、排水ホ
ースPの長さに対応できる。
【0013】
【考案の効果】以上のように、本考案によると、貯蔵室
の底壁の排水口に、該室内で生じる結露水等を排水する
排水パイプが設けられていると共に、貯蔵室の底部より
上方で生じる水を排水する排水ホースが設けられている
排水装置において、排水パイプの上部には、該排水パイ
プを排水口に設けるとき貯蔵室の底壁よりも上方へ突き
出る複数本のリブ状部材が所定の間隔をおいて設けられ
ているので、これらの複数本のリブ状部材がフィルタの
作用をし、貯蔵室の結露水等は、リブ状部材の隙間から
常時排水され、庫内を衛生的に保つことができると共
に、排水中の異物はリブ状部材で濾過され、排水パイプ
へ流れ込むようなことはないという本考案特有の効果が
得られる。また、本考案によると、排水ホースの下端部
はリブ状部材に係止されているので、排水ホースの下端
部が固定され、排水ホースからの排水も確実に排水口に
導くことができ、排水口近傍が排水ホースからの排水で
汚染されるようなこともない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の実施例に係わる排水装置を備えた冷
却貯蔵庫の例を示す断面図である。
【図2】 排水装置の第1実施例を示す図で、その
(イ)は平面図、(ロ)は側断面図である。
【図3】 排水装置の第2実施例を示す図で、その
(イ)は平面図、(ロ)は側断面図である。
【図4】 従来の排水装置の例を示す図で、その
(イ)、(ロ)はそれぞれ異なる従来例を示す断面図で
ある。
【符号の説明】 7a 上部収納箱の底壁 30 排水装置 31 排水口 34 排水パイプ 40a〜40f リブP 排水ホース

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】貯蔵室の底壁の排水口に、該室内で生じる
    結露水等を排水する排水パイプが設けられていると
    に、前記貯蔵室の底部より上方で生じる水を排水する排
    水ホースが設けられている排水装置において、 前記排水パイプの上部には、該排水パイプを前記排水口
    に設けるとき前記貯蔵室の底壁よりも上方へ突き出る複
    数本のリブ状部材が所定の間隔をおいて設けられている
    共に、前記排水ホースの下端部は前記リブ状部材に係
    止されていることを特徴とする、冷蔵庫等の排水装置。
JP1991103747U 1991-11-22 1991-11-22 冷蔵庫等の排水装置 Expired - Lifetime JP2570419Y2 (ja)

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