JP2570361Y2 - グロメット - Google Patents

グロメット

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JP2570361Y2
JP2570361Y2 JP9517191U JP9517191U JP2570361Y2 JP 2570361 Y2 JP2570361 Y2 JP 2570361Y2 JP 9517191 U JP9517191 U JP 9517191U JP 9517191 U JP9517191 U JP 9517191U JP 2570361 Y2 JP2570361 Y2 JP 2570361Y2
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JP
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grommet
peripheral wall
annular
cable
fixing cover
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朋浩 福島
徹 真壁
昇 平田
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Mazda Motor Corp
Yazaki Corp
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Mazda Motor Corp
Yazaki Corp
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  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
  • Insulating Bodies (AREA)
  • Installation Of Indoor Wiring (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は自動車のパネル等の壁体
に穿設された孔と該孔に挿入されるケーブルとの隙間を
密封する配線用グロメットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5,図6において(実公平3−105
77号)、軟質ゴム材によるグロメット本体aは中空円
板状の基部bにチューブc及び周壁dが連設され、周壁
dの端部には内側に向って環状の支持部eが突設され、
支持部eにはパネルfに接触する環状のリップgが設け
られ、基部b及び周壁dによって形成される環状凹部h
内に硬質合成樹脂製ロック部材iの基板jが嵌入されて
いる。
【0003】ロック部材iにおいて(図7)、中空円板
状の基板jの側面に筒状の周壁kが連設され、周壁kの
端部には中央に向って屈曲されて中央孔を有する底壁l
が形成され、周壁kの複数個所に外方に向けて切り起し
状に係止片mが設けられている。
【0004】そして、グロメット本体aとロック部材i
の結合を強化して周壁dのめくれ上りを防止するため
に、グロメット部材iの基板jの外周面に環状溝nを形
成すると共にグロメット本体aの周壁dの内周面に環状
突起oを突設して上記環状溝nに嵌合し、更に周壁dの
環状突起oと相対する位置に浅い凹溝pを形成して該凹
溝pのグロメット本体aよりも硬くて弾性を有するリン
グ状のリテーナqを装着し(図8)、周壁dのめくれを
防止している。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】上記した従来の構造で
は、環状突起oを環状溝nに完全に嵌合させることが作
業的に非常に困難であり、またリテーナqは変形し易く
て周壁dのめくれが完全に防止できなかった。
【0006】本考案は上記した点に着目し、組立時にお
けるグロメット本体とロック部材の結合が容易であり、
しかもロック部材からグロメット本体の周壁がめくれる
のを完全に防止し得るようにしたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本考案においては、軟質のグロメット本体において
硬質金成樹脂製ロック部材の基板が嵌合する環状凹部
設け、該樹脂製ロック部材パネル等のケーブル挿入孔
の孔縁に弾性的に係合する係止片を設け、上記グロメッ
ト本体によりケーブルと上記ケーブル挿入孔を密封する
グロメットにおいて、該グロメット本体の基部から周壁
の外面に当接する固定用カバーを設けて成る構成を採用
した。
【0008】
【作用】固定用カバーがグロメット本体の基部から周壁
の外面にかけて当接しているので、グロメット本体にケ
ーブルを介して引っ張り力が加わった場合における該グ
ロメット本体の変形を全体的に阻止する。
【0009】
【実施例】図1ないし図4において、Aは軟質ゴム材に
よるグロメット本体、Bは硬質合成樹脂部材によるロッ
ク部材、Cは合成樹脂材による固定用カバーである。グ
ロメット本体Aにおいて(図2)、中空円板状の基部1
にチューブ2及び周壁3が連設され、周壁3の端部には
内側に向って環状の支持部4が突設され、支持部4には
パネルPに接触する環状のリップ5が設けられ、基部
1、周壁3及び支持部4によって形成される環状凹部6
内に硬質合成樹脂製ロック部材Bの基板7の周縁部7a
が嵌入される。
【0010】ロック部材Bにおいて(図3)、中空円板
状の基板7の側面に筒状の周壁8が連設され、周壁8の
端部には中央に向って屈曲されて中心孔を有する底壁9
が形成され、周壁8の複数個所に外方に向けて切り起し
状に係止片10が設けられている。係止片10はパネル
Pのケーブル挿入孔P′の孔縁に係合する。
【0011】固定用カバーCは、グロメット本体Aの基
部1の外面に当接する中空円板状の基板部11とグロメ
ット本体Aの周壁3の外面に当接する周壁カバー部12
とから成り、周壁カバー部12の内面に形成された環状
係止突条13がグロメット本体Aの周壁3に形成された
環状溝14に係合する(図1)。
【0012】固定用カバーCは2個の半環状部材C′よ
り成り、該半環状部C′の一端部の上面にはロック係合
部15aを有するロック片15が突設されると共に下面
には受入孔16が形成され、他端部の上面には該ロック
片15の受入部17においてロック用突起17aが形成
されると共に下面には該受入孔16に進入する係合片1
8が形成されている。固定用カバーCは、同一形状の半
環状部材C′,C′を相対向させて組み合わせるもので
あり、一方のロックー片15を他方の受入部17に押し
入れてロック係合部15aをロック用突起17aと係合
させると共に他方の係合片18を受入部17に受け入れ
て結合する(図4)。なお、固定用カバーCは2個の部
材が完全に分離したものではなく、一端においてヒンジ
結合する場合もある。
【0013】図1の状態において、グロメット本体Aの
チューブ2と反対側の固定片19はテープ巻きによりケ
ーブルWと結合され、特に、矢符F方向の引っ張り力に
対して固定用カバーCがグロメット本体Aのめくれ等を
阻止する。
【0014】
【考案の効果】本考案は上記した如くに、軟質のグロメ
ット本体において硬質合成樹脂製ロック部材の基板が嵌
合する環状凹部を設け、該樹脂製ロック部材パネル等
のケーブル挿入孔の孔縁に弾性的に係合する係止片を設
、上記グロメット本体によりケーブルと上記ケーブル
挿入孔を密封するグロメットにおいて、該グロメット本
体の基部から周壁の外面に当接する固定用カバーを設け
て成るものであるから、グロメット本体とロック部材の
結合を容易にしつつ、固定用カバーによりグロメット本
体のロック部からのめくれを完全に防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のグロメットについてパネルに取り付け
られた状態の縦断面図である。
【図2】同上のグロメット本体の縦断面図である。
【図3】同上のロック部材の縦断面図である。
【図4】同上の固定用カバーについて、(A)は平面
図、(B)は正面図である。
【図5】従来例のグロメットについてパネルに取り付け
られた状態の縦断面図である。
【図6】同上のグロメット本体の縦断面図である。
【図7】同上のロック部材の縦断面図である。
【図8】同上のリテーナの縦断面図である。
【符号の説明】
A グロメット本体 B ロック部材 C 固定用カバー W ケーブル P パネル P′ ケーブル挿入孔 1 基部 3 周壁 6 環状凹部 7 基板 10 係止片 12 周壁カバー部 13 突条 14 環状溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 平田 昇 広島県広島市南区仁保新町2丁目1−25 矢崎部品株式会社内 (56)参考文献 特表 平3−501513(JP,A) 実開 平1−62621(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軟質のグロメット本体において硬質合成
    樹脂製ロック部材の基板が嵌合する環状凹部を設け、該
    樹脂製ロック部材パネル等のケーブル挿入孔の孔縁
    弾性的に係合する係止片を設け、上記グロメット本体に
    よりケーブルと上記ケーブル挿入孔を密封するグロメッ
    トにおいて、該グロメット本体の基部から周壁の外面に
    当接する固定用カバーを設けて成ることを特徴とするグ
    ロメット。
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