JP2569949Y2 - 鋼管杭のチャック装置 - Google Patents
鋼管杭のチャック装置Info
- Publication number
- JP2569949Y2 JP2569949Y2 JP8572692U JP8572692U JP2569949Y2 JP 2569949 Y2 JP2569949 Y2 JP 2569949Y2 JP 8572692 U JP8572692 U JP 8572692U JP 8572692 U JP8572692 U JP 8572692U JP 2569949 Y2 JP2569949 Y2 JP 2569949Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- steel pipe
- pipe pile
- press
- pile
- chuck device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Placing Or Removing Of Piles Or Sheet Piles, Or Accessories Thereof (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は抗圧入引抜機に装着さ
れ、その上下移動により鋼管杭の地盤への圧入または引
抜きを行うチャック装置に関する。
れ、その上下移動により鋼管杭の地盤への圧入または引
抜きを行うチャック装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】杭圧入引抜機のチャック装置は鋼管杭の
外面に押圧する挟持爪を複数備えており、これらの挟持
爪が鋼管杭の周囲に押圧し、この挟持状態でチャックが
下降することで、地盤への鋼管杭の圧入が行われる。従
来のチャック装置における挟持爪は鋼管抗の径方向では
鋼管杭の曲率に合わせた曲面に形成される一方、長さ方
面では垂直となるように鋼管杭への押圧面が形成されて
いる。
外面に押圧する挟持爪を複数備えており、これらの挟持
爪が鋼管杭の周囲に押圧し、この挟持状態でチャックが
下降することで、地盤への鋼管杭の圧入が行われる。従
来のチャック装置における挟持爪は鋼管抗の径方向では
鋼管杭の曲率に合わせた曲面に形成される一方、長さ方
面では垂直となるように鋼管杭への押圧面が形成されて
いる。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】ところで地盤への鋼管
抗の圧入の実際では、地盤抵抗その他の諸因子により、
鋼管杭が傾いた状態で圧入され易い。しかしながら従来
のチャックでは、この傾きを修正する機能がないため、
杭列全体が傾いたまま施工される不都合を有していた。
本考案は上記事情に鑑みなされたものであり、鋼管抗の
傾斜状態での圧入修正することが可能なチャック装置を
提供することを目的とする。
抗の圧入の実際では、地盤抵抗その他の諸因子により、
鋼管杭が傾いた状態で圧入され易い。しかしながら従来
のチャックでは、この傾きを修正する機能がないため、
杭列全体が傾いたまま施工される不都合を有していた。
本考案は上記事情に鑑みなされたものであり、鋼管抗の
傾斜状態での圧入修正することが可能なチャック装置を
提供することを目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本考案は、鋼管抗の外面に押圧する挾持爪を複数備え上
下移動により地盤に対する鋼管杭の圧入または引抜きを
行うチャック装置において、前記鋼管杭を所定角度で傾
斜した状態で保持するように前記各挟持爪の押圧面を形
成したことを特徴とする。。
本考案は、鋼管抗の外面に押圧する挾持爪を複数備え上
下移動により地盤に対する鋼管杭の圧入または引抜きを
行うチャック装置において、前記鋼管杭を所定角度で傾
斜した状態で保持するように前記各挟持爪の押圧面を形
成したことを特徴とする。。
【０００５】
【作用】上記構成では、挾持爪が鋼管杭を押圧すると、
鋼管杭は地盤に対して所定角度で傾斜した状態で保持さ
れる。この傾斜状態を地盤圧入時における鋼管杭の傾き
方向と反対となるように保持することにより、圧入時の
鋼管抗の傾きが相殺されるため、鋼管杭を直立状態で圧
入することができる。
鋼管杭は地盤に対して所定角度で傾斜した状態で保持さ
れる。この傾斜状態を地盤圧入時における鋼管杭の傾き
方向と反対となるように保持することにより、圧入時の
鋼管抗の傾きが相殺されるため、鋼管杭を直立状態で圧
入することができる。
【０００６】
【実施例】図１は本考案の一実施例が適用された抗圧入
引抜機１の全体構成を示す。抗圧入引抜機１は地盤に圧
入された既設鋼管杭Ｐ上を移動しながら、新たな鋼管抗
ＰＯを圧入して抗列を施工する。このため杭圧入引抜機
１は複数の既設鋼管抗Ｐのそれぞれを挟持する複数のク
ランプ２と、新たな鋼管杭ＰＯを挟持して昇降するチャ
ック３とを備えている。
引抜機１の全体構成を示す。抗圧入引抜機１は地盤に圧
入された既設鋼管杭Ｐ上を移動しながら、新たな鋼管抗
ＰＯを圧入して抗列を施工する。このため杭圧入引抜機
１は複数の既設鋼管抗Ｐのそれぞれを挟持する複数のク
ランプ２と、新たな鋼管杭ＰＯを挟持して昇降するチャ
ック３とを備えている。
【０００７】複数のクランプ２はサドル４から垂下して
おり、このサドル４上には既設鋼管抗Ｐの少なくとも１
ピッチ以上、杭列方向に相対移動可能なスライドベース
５が搭載され、このスライドベース５上にマスト６が立
設されている。マスト６の前側にはガイドレール７が上
下方向に設けられており、このガイドレール７には昇降
体８が摺動自在に取り付けられている。この昇降体８に
前記チャック３が取り付けられることにより、新たな鋼
管抗ＰＯの圧入が行われる。図中符号１０は一端がサド
ル４に、他端がマスト６の後側に連結された傾斜シリン
ダであり、その作動によってサドル４に対するマスト６
の立設角度が調整される。
おり、このサドル４上には既設鋼管抗Ｐの少なくとも１
ピッチ以上、杭列方向に相対移動可能なスライドベース
５が搭載され、このスライドベース５上にマスト６が立
設されている。マスト６の前側にはガイドレール７が上
下方向に設けられており、このガイドレール７には昇降
体８が摺動自在に取り付けられている。この昇降体８に
前記チャック３が取り付けられることにより、新たな鋼
管抗ＰＯの圧入が行われる。図中符号１０は一端がサド
ル４に、他端がマスト６の後側に連結された傾斜シリン
ダであり、その作動によってサドル４に対するマスト６
の立設角度が調整される。
【０００８】図２および図３はチャック３の内部構造を
示す。図示を省略するが、チャック３は全体が昇降体８
に対して、３６０度または少なくとも９０度の範囲で旋
回可能となっている。これらの図において、符号３０は
昇降体８に旋回可能に取り付けられた回転体であり、鋼
管杭ＰＯが内部に挿通するように略リング形状に成形さ
れている。この回転体３０における挿通孔３１には流体
シリンダからなるチャックシリンダ３２が円周上の４等
分位置に、且つ各等分位置では上下に２基ずつ配置され
ている。そして、各等分位置における上下のチャックシ
リンダ３２には挟持爪３３がそれぞれ連結され、チャッ
クシリンダ３２の作動によって挟持爪３３が進出し、鋼
管杭ＰＯを周囲から押圧してその保持を行う。
示す。図示を省略するが、チャック３は全体が昇降体８
に対して、３６０度または少なくとも９０度の範囲で旋
回可能となっている。これらの図において、符号３０は
昇降体８に旋回可能に取り付けられた回転体であり、鋼
管杭ＰＯが内部に挿通するように略リング形状に成形さ
れている。この回転体３０における挿通孔３１には流体
シリンダからなるチャックシリンダ３２が円周上の４等
分位置に、且つ各等分位置では上下に２基ずつ配置され
ている。そして、各等分位置における上下のチャックシ
リンダ３２には挟持爪３３がそれぞれ連結され、チャッ
クシリンダ３２の作動によって挟持爪３３が進出し、鋼
管杭ＰＯを周囲から押圧してその保持を行う。
【０００９】各挟持爪３３の先端の押圧面は鋼管抗ＰＯ
の径方向では、鋼管抗ＰＯと同曲率の曲面となっている
（図３参照）。一方、対向する少なくとも一対の挟持爪
３３における鋼管抗ＰＯの長さ方向に沿う押圧面は図２
に示すように、鉛直線に対して所定角度αで傾斜するよ
うに形成されている。かかる押圧面の傾斜角度αは、鋼
管抗ＰＯの圧入時における傾きを修正できる程度の角度
であり、１度前後が良好となっている。
の径方向では、鋼管抗ＰＯと同曲率の曲面となっている
（図３参照）。一方、対向する少なくとも一対の挟持爪
３３における鋼管抗ＰＯの長さ方向に沿う押圧面は図２
に示すように、鉛直線に対して所定角度αで傾斜するよ
うに形成されている。かかる押圧面の傾斜角度αは、鋼
管抗ＰＯの圧入時における傾きを修正できる程度の角度
であり、１度前後が良好となっている。
【００１０】上記構成において、挾持爪３３が鋼管杭Ｐ
Ｏを周囲から押圧すると、鋼管抗ＰＯは角度αだけ傾い
た状態でチャック３に保持される。この保持角度が地盤
への圧入時に発生する鋼管杭の杭列方向の傾き角度と反
対となるように、回転体３０を回転させ、この状態で圧
入を開始することにより、鋼管杭は傾きが相殺されて垂
直状に圧入される。これにより杭列全体は、その杭列方
向に傾くことなく施工できる。一方、鋼管杭ＰＯが傾く
ことなく圧入される場合は、傾斜シリンダ１０を作動し
てα＝０となるまでマスト６の角度を調整した後、圧入
を行うことにより、チャック面の押圧面の傾斜と関係な
く、鋼管抗ＰＯを垂直状に圧入できる。さらに、鋼管杭
ＰＯが杭列方向と直行する方向あるいは交差する方向に
傾く場合には、回転体３０を回転して、挟持爪３３の傾
斜方向をその傾きと反対とすることにより、鋼管抗ＰＯ
の傾き圧入を修正することができる。これらにより鋼管
抗ＰＯを常に垂直に圧入できるため、垂直な杭列を容易
に施工することができる。
Ｏを周囲から押圧すると、鋼管抗ＰＯは角度αだけ傾い
た状態でチャック３に保持される。この保持角度が地盤
への圧入時に発生する鋼管杭の杭列方向の傾き角度と反
対となるように、回転体３０を回転させ、この状態で圧
入を開始することにより、鋼管杭は傾きが相殺されて垂
直状に圧入される。これにより杭列全体は、その杭列方
向に傾くことなく施工できる。一方、鋼管杭ＰＯが傾く
ことなく圧入される場合は、傾斜シリンダ１０を作動し
てα＝０となるまでマスト６の角度を調整した後、圧入
を行うことにより、チャック面の押圧面の傾斜と関係な
く、鋼管抗ＰＯを垂直状に圧入できる。さらに、鋼管杭
ＰＯが杭列方向と直行する方向あるいは交差する方向に
傾く場合には、回転体３０を回転して、挟持爪３３の傾
斜方向をその傾きと反対とすることにより、鋼管抗ＰＯ
の傾き圧入を修正することができる。これらにより鋼管
抗ＰＯを常に垂直に圧入できるため、垂直な杭列を容易
に施工することができる。
【００１１】
【考案の効果】以上のとおり本考案は、挾持爪が鋼管抗
を傾斜状態で保持するため、地盤への圧入時の鋼管杭の
傾きを修正でき垂直な杭列を容易に施工することができ
る。
を傾斜状態で保持するため、地盤への圧入時の鋼管杭の
傾きを修正でき垂直な杭列を容易に施工することができ
る。
【図１】本考案の一実施例が適用された抗圧入引抜機の
一例の側面図
一例の側面図
【図２】本考案の一実施例の縦断面図
【図３】本考案の一実施例の横断面図
３ チャック ３３ 挾持爪 ３０ 回転体 ＰＯ 鋼管杭 ３２ チャックシリンダ
Claims (1)
- 【請求項１】 鋼管杭の外面に押圧する挟持爪を複数備
え、上下移動により地盤に対する鋼管杭の圧入または引
抜きを行うチャック装置において、 前記鋼管杭を所定角度で傾斜した状態で保持するように
前記各挟持爪の押圧面を形成したことを特徴とする鋼管
杭のチャック装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8572692U JP2569949Y2 (ja) | 1992-10-30 | 1992-10-30 | 鋼管杭のチャック装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8572692U JP2569949Y2 (ja) | 1992-10-30 | 1992-10-30 | 鋼管杭のチャック装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0640037U JPH0640037U (ja) | 1994-05-27 |
| JP2569949Y2 true JP2569949Y2 (ja) | 1998-04-28 |
Family
ID=13866857
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8572692U Expired - Lifetime JP2569949Y2 (ja) | 1992-10-30 | 1992-10-30 | 鋼管杭のチャック装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2569949Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006037523A (ja) * | 2004-07-27 | 2006-02-09 | Giken Seisakusho Co Ltd | 杭上作業装置及びアタッチメント |
-
1992
- 1992-10-30 JP JP8572692U patent/JP2569949Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006037523A (ja) * | 2004-07-27 | 2006-02-09 | Giken Seisakusho Co Ltd | 杭上作業装置及びアタッチメント |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0640037U (ja) | 1994-05-27 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
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|
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