JP2006037523A - 杭上作業装置及びアタッチメント - Google Patents

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Abstract

【課題】既設杭上で種々の施工を行える杭上作業装置を提供する。
【解決手段】杭上作業装置1Cは、既設杭3と固定される固定部930a、930bを備えた第1本体部950と、第1本体部950に対して移動可能に設けられた第2本体部900と、第2本体部900に対して移動可能で、かつ既設杭3を把持する把持部750とリーダー昇降装置780を備えた昇降体700から構成される。
【選択図】図9

Description

本発明は、装置自身が布設した圧入杭、または既設杭上において、種々の施工を行うための杭上作業装置に関する。
従来、高架下の狭隘地や、堤防などの斜面において地盤改良を行う場合は、一般地における施工に比べて大型の施工機械の搬入が困難であるため、多大な仮設設備を設けるか、その他の高価な工法が採用されていた。そこで、狭隘地などの施工地においても種々の施工を安価に行える施工装置の開発が望まれていた(例えば、特許文献1)。
こうした一方で、鋼矢板などから成る圧入部材(圧入杭)を圧入または引き抜くための杭上作業装置(圧入引抜装置)が知られている。かかる杭上作業装置は、小型に設計することが可能であるので、一般地だけではなく、低空頭な狭隘地などでも使用可能であり、他の施工装置によって予め圧入された杭(既設杭)の上に固定、または移動することが可能であるとともに、杭上作業装置が移動する足場を杭上作業装置自身が作成することも可能であるので、多大な仮設設備が不要であるといった利点がある(例えば、特許文献2)。
特開平8−284146号公報 特公昭63−047848号公報
しかしながら、既設杭上を移動する杭上作業装置、または圧入杭を圧入するための圧入装置としての機能も具備した杭上作業装置は、構造物の基礎杭(圧入部材)や土留め壁を構築するための装置であり、その使用用途が限られていた。
そこで本発明は、少なくとも既設杭上を移動自在な機能を有する杭上作業装置であって、既設杭上から種々の施工を行うことが可能な杭上作業装置を提供することを目的とする。
上記目的を解決するために、本発明に係る杭上作業装置によれば、前記既設杭と固定される固定部を備えた第1本体部と、前記第1本体部に対して移動可能に設けられた第2本体部と、前記第2本体部に対して移動可能で、かつ前記既設杭を把持する把持部とリーダー昇降装置を備えた昇降体から構成されることを要旨とする。
本発明にかかる杭上作業装置によって、従来よりも安価に、かつ種々の施工を一般地及び狭隘地において行える。
以下、本発明の一施形態を、図面を参照しながら説明する。なお、以下では原則として、杭上作業装置自身が圧入杭(圧入部材)を圧入引き抜きする機能を有する場合は、かかる杭上作業装置を圧入装置を称するものとする。
第1実施形態
以下では、本発明に係る第1実施形態を詳述する。
図1は、本発明の基礎となる圧入装置(杭上作業装置)の一例を示す図であり、(a)は側面図、(b)は(a)の矢印B方向から見た上面図、(c)は(a)の矢印C方向から見た正面図である。
本発明に係る圧入装置1は、土留めの役割を果たす土留め壁Wなどを形成するために、鋼矢板などの圧入杭(圧入部材)を圧入/引き抜きするための装置である。
より詳細には、圧入装置1は、図示しない各種制御部や油圧装置などが設けられた本体(第1本体部)10と、この本体10に対して矢印AR1方向に摺動可能に連結された胴部(第2本体部)11と、この胴部11に設けられた脚部12a、12b、12c、12d(第1杭掴み手段)とから概略構成される。かかる脚部12a、12b、12c、12dは、圧入装置1が圧入した圧入部材3(鋼矢板、コンクリート板など)を把持することで圧入装置1の自重を支えるとともに、後述のチャック19(第2杭掴み手段)と共同して動作することで圧入装置1を圧入部材3によって形成された土留め壁Wの上を移動させるためのものである。
さらに、昇降部15を昇降するための一対のメインシリンダ14、14が、本体10に取り付けられている。かかる昇降部15の下部には、圧入部材3を把持するための把持部18a、18bを有したチャック19が設けられている。なお、図1(c)の点線は、昇降部15が昇降した場合の位置を示している。
図2は、かかる圧入装置1の圧入動作を説明するための説明図である。
図1(a)の状態から、次の圧入位置へ圧入部材3を圧入するために、脚部12a〜12dが土留め壁Wを把持した状態のままで、本体10が矢印AR2方向へ摺動する(図2(a))。かかる状態で、図示しないクレーンなどの施工機械によって新たに圧入部材3が昇降部15のチャック19へ供給される。なお、図1(b)示されるように、把持部18a、18bによって画成される空間(把持空間)Sが概略H字形状に形成されているので、断面U字またはH字状などの種々の圧入部材を把持可能である。もちろん、かかる把持空間は適宜変更可能であり、上記よりもさらに種々の被把持対象に対しても適用可能である。
把持部18a、18bで把持されている圧入部材3を、シリンダ14を昇降させることによって矢印AR3方向に移動させて原地盤へ圧入する(図2(b))。チャック19を構成する一対の把持部18a、18bで把持される圧入部材3が、圧入装置1の重量を支持可能な程度に圧入された状態において、脚部12a〜12dが土留め壁Wを開放し、シリンダ14によって矢印AR4方向(土留め壁Wから離間する方向)に移動された後、胴部12が矢印AR5方向に移動される(図2(c))。この後本体10及び胴部12が矢印AR6方向に移動され、再び脚部12a〜12dが土留め壁Wを把持する。この後、再度シリンダ14及びチャック19を適宜操作することで、圧入部材3が所定の位置まで圧入される(図1(a)の状態)。この作業を繰り返し行うことで、所望の長さだけ土留め壁Wを形成できる。以下に説明する実施形態は、上記特徴を有する圧入装置を基礎とするものである。
図3は、本発明の一実施形態に係る連結装置60を上述の圧入装置1に取り付けた圧入装置1Aの側面図である。
図3を参照するに、連結装置60は、圧入装置1Aの昇降部15に取り付けられ把持部18a、18bを内部に備えた側面視概略L字形状のチャック30と、かかるチャック30に連結された支持部40と、支持部40及びチャック30に連結されているクランプ部50とから概略構成される。
さらに詳細には、支持部40には後述する種々の施工用のリーダー昇降装置を取り付けるための連結部41が設けられ、クランプ部50には、土留め壁Wを把持するための脚部50a、50b(移動脚)が設けられている。
図4(a)は、本発明の要部であるクランプ部50を図3のIVA方向から見た正面図であり、(b)は、図4(a)のIVB-IVB断面図である。ただし、図4(a)において、支持部40は省略されている。
クランプ部50は、上記一対の把持部18a、18bによって画成される空間Sに把持可能な断面を有する被把持部51と、被把持部51に連設された本体部52とから成り、上記脚部(移動脚)50a、50bはかかる本体52に移動可能に設けられている。圧入装置1Aの昇降部15に回転可能に取り付けられたチャック30が把持可能な形状にクランプ部50の被把持部51が設定されているので、圧入装置1Aの本体10などに大きな変更を行うことなく、脱着自在かつ容易に連結装置60を取り付けることが可能である。なお、図1におけるチャック19と、当該実施形態におけるチャック30の側面形状は異なっているが、内部に把持空間Sを画成する把持部18a、18bを有すること、及び昇降部15に対して矢印AR8方向(図1(b)参照)に回転可能な点等は共通している。
図4(b)を参照するに、二組の移動脚50a、50a及び50b、50bの間には、それぞれ固定脚51、51が設けられている。移動脚50a、50a及び50b、50bは、図示しない駆動手段によって、矢印AR7方向に移動され、移動不能に本体52に固定された固定脚51、51との間で、土留め壁Wを把持する。換言すれば、移動脚50a、50b及び固定脚51とによって、第2実施形態における第2杭掴み手段が構成されている。
図4(b)から理解されるように、固定脚51は、圧入部材3によって区切られる空間のどちらか一方に配置されるように、本体52に固定されている。さらに、d1>d2、かつ、d3≒d4が成立するように、固定脚51の寸法d2、d4が決定される。また、移動脚50a、50b、及び固定脚51の端面には把持を確実にするための滑り止め55が設けられている。
なお、クランプ部50の本体52に固定された一つの固定脚と、この固定脚に対向する位置に配置され、固定脚に接近離間する方向に移動自在な一つの移動脚とで脚部を構成した場合は、圧入部材3が互い違いに圧入されているので、圧入装置が移動するたびにかかる脚部を回転させる必要がある。しかし、上記実施形態では、圧入部材を、一つの固定脚とこの固定脚の両側に設けられた二つの移動脚のどちらか一方とで把持するので、回転を行うことなく互い違いに圧入された圧入部材3を把持することが可能である。なお、図4(b)に示す実施形態では、二組の脚部を有しているが、連結装置60をよりコンパクトに設計する場合は、一つの固定脚とこの固定脚を把持するように接近離間可能な二つの移動脚があればよい。また、クランプ部50の構成は圧入部材の断面形状等に従って決定されるものであるので、上記構成に限定されるものではない。
以下では、上記連結装置60を介して圧入装置に連結される、各種施工を行うためのリーダー昇降装置について詳述する。リーダー昇降装置は、上記連結装置に取り付けられる取り付け部を有する本体部(リーダー)と、この本体部に取り付けられ、所定の施工に特化した施工装置を固定するための固定手段を有するとともに本体部に対して昇降手段によって昇降される昇降体から概略構成されるものである。
図5は、上述の連結装置60の支持部40に、地盤改良用のリーダー昇降装置200を取り付けた場合を示す側面図である。
以下では、リーダー昇降装置の一例として、原地盤を流動化(ソイル化)させるための多軸揺動噴射装置200を説明する。多軸揺動噴射装置200は、原地盤をソイル化するためのソイル化用溶液(ソイルセメントなど)を高圧で噴射するための高圧噴射装置(施工装置)210と、この高圧噴射装置210を昇降するための昇降手段(移動手段)250と、これら昇降手段250及び高圧噴射装置210が取り付けられた本体(本体部)201とから概略構成される。なお、高圧噴射装置210には、ソイル化溶液などを噴射するためのノズル211が、ロッド208を介して設けられている。
昇降手段250はさらに、油圧によって駆動される油圧部260(第1昇降手段)と、チェーン機構部(第2昇降手段)270とから構成されている。
多軸揺動噴射装置200の本体201は、溶接または固定ねじなどによって、支持筒(シリンダ)261を介して上述の支持部40の連結部41に連結されている。図5に示されるように、支持筒261内には、図示しない油圧装置によって昇降されるシリンダロッド262が昇降自在に収容され、シリンダロッド262の上端部に固定された第1昇降部263が、シリンダロッド262の昇降量と等しい昇降量だけ昇降される。
第1昇降部263には、第1ギヤ264(動滑車)、及び第2ギヤ265(動滑車)が設けられ、これらギヤ264、265には、チェーン機構部270の要部である第1チェーン270a、及び第2チェーン270bが夫々巻回される。
詳細には、第1チェーン270aは、上記支持筒261を支える本体201の突出部202を始点として固定され、多軸揺動噴射装置200の本体201の下部に設けられた第3ギヤ267(定滑車)に巻回された後、後述する高圧噴射装置210と一体に昇降する第2昇降部(昇降体)290を終端として固定されている。
他方、第2チェーン270bは、かかる第2昇降部290を始点として固定され、本体201の上部に設けられた第4ギヤ268(定滑車)に巻回され、上記第1昇降部263の第2ギヤ265に巻回された後本体201を終端として固定される。
かかる機構によって、シリンダロッド262が図示しない油圧装置によって伸ばされると、この摺動運動に伴って第1昇降部263が上方に移動される。第1昇降部263の上昇に伴って、第1チェーン270aを介して連結されている第2昇降部290及び高圧噴射装置210が下方に移動される。加えて、第2昇降部290の下降に際して、第2チェーン270bも移動される。本実施形態において、第2昇降部290の移動量は、第1昇降部263の移動量の概略2倍に等しくなるように設定されている。
なお、かかる多軸揺動噴射装置200を使用して地盤改良を行っている途中において、追加の圧入部材3を圧入する場合や、別のリーダー昇降装置が必要となった場合は、脚部(第2杭掴み手段)50a、50b、51が土留め壁Wを把持した状態で、いったんチャック30を開放させて、多軸揺動噴射装置200から、チャック30を備えた圧入装置1Aを外せばよい。かかる状態で、圧入部材3の圧入を行ってもよいし、また図示しない別の施工を行うためのリーダー昇降装置を取り付けて、かかる多軸揺動噴射装置を使用した施工を行ってもよい。また複数のリーダー昇降装置は、夫々土留め壁W上に脚部によって起立されているので、別途仮設設備を設ける必要はない。さらに、圧入装置1Aは、連結装置60及び圧入部材3の双方を把持可能な把持空間Sを画成するチャック30を備えているので、種々の施工を一つの圧入装置を使用して実現できる。
図6は、連結装置に取り外し自在なリーダー昇降装置の別の実施形態を示す図であり、(a)はリーダー昇降装置の正面図であり、(b)はリーダー昇降装置に取り外し自在な施工装置の一例としての止水板の正面図であり、(c)はリーダー昇降装置に取り外し自在な施工装置の一例としてのフレームの正面図である。なお、本実施形態で説明するリーダー昇降装置700も、上述の連結装置60によって圧入装置(杭上作業装置)に取り付けられるものである。
図6(a)に示すリーダー昇降装置700は、圧入装置1Aに対して連結装置60を介して取り外し自在であり、後述する施工用パネル(施工装置)としてのフレーム500、及び止水板400を取り付けるためのものである。なお、上述のリーダー昇降装置200と同一の部位には同じ参照番号を付し、重複する説明は省略する。
リーダー昇降装置700の本体(本体部)701に昇降自在に設けられたチャック(昇降体)710は、図6(b)に示す止水板400の取り付け部401及び、図6(c)に示すフレーム500の取り付け部501に取り付けられものであり、第1チャック(固定手段)708が設けられた一対の本体705b、705bと、一対の本体705b、705bを連結する連結部705aと、この連結部705aに設けられた第2チャック(固定手段)709とから概略構成される。
詳細には止水板400の取り付け部401の一対の第1突部402aがチャック710の第1チャック708によって固定され、第2突部402bがチャック710の第2チャック709に夫々固定される。また、同様に、フレーム500の第1突部502aが第1チャック708に固定され、第2突部502bが第2チャック709に夫々固定される。
本実施形態に係るリーダー昇降装置(地盤改良装置)によれば、土留め壁Wの形成が終了した後、上述のように、圧入装置1Aの連結装置60にリーダー昇降装置700に取り付け、さらにリーダー昇降装置700にフレーム500を取り付けて原地盤に貫入する。この後、リーダー昇降装置700に止水板400を取り付け、かかる止水板400を貫入済みのフレーム500の近傍に打設貫入させることで、防水壁が形成される。
かかる工法においても、同一の圧入装置によって、土留め壁の形成から、防水壁の形成までがこれまでよりも容易に行える。また、リーダー昇降装置そのものが、圧入装置の形成した土留め壁上に起立させることが可能であるので、別途の仮設設備を設ける必要がなく、従来よりも低コストで施工を行うことができる。
なお、図6に示す止水板400、フレーム500は、その上端部に設けられた取り付け部401、501に、チャック710が係合する場合を示したが、例えば止水板やフレームの長手方向の部位に所定間隔ごとに設けられた取り付け用突起と、昇降(移動)自在なチャックとが係合する構成としてもよい。かかる構成によれば、被圧入部材の撓み量を最少にする部位の取り付け用突起とチャックとが係合することで、被圧入部材の全長に拘わらず被圧入部材を撓ませることなく圧入作業が行える。
また、施工用のパネル(施工装置)としては、その他にもクッション体や、ゴムシート、さらに鉄板なども含まれる。
一般に施工中の杭上作業装置、杭上作業装置から取り外され土留め壁上で起立された状態の種々のリーダー昇降装置は、原地盤に対して水平に起立している状態を保つことが要求されるので、かかる杭上作業装置、またはリーダー昇降装置を水平に保つための姿勢維持手段を設けることにより施工中の安全を確保できる。
以下では、リーダー昇降装置、及びリーダー昇降装置を備えた連結装置、並びに杭上作業装置を原地盤に対して所定の角度に傾斜された状態に保つための姿勢維持手段を、図7を参照しながら説明する。
図7は、姿勢維持手段の一例を示す正面図である。図7参照するに、連結装置60の左右両側面に、姿勢維持手段としてのアウトリガー70、70が支持部74を介して支持部40に固定されている。
詳細には、シリンダ72と、このシリンダ72を昇降自在に収容する本体71と、シリンダ72の先端に設けられた接地部73とから概略構成され、図示しない制御手段によって、シリンダ72の昇降が制御される。
アウトリガー70は、リーダー昇降装置200(700)が取り付けられた圧入装置(杭上作業装置)1Aが所定の位置に移動された状態において、上記支持部74、74が原地盤Sの上空に本体71、71が位置するように移動され、この後、接地部73、73が原地盤Sに当接するまで油圧等によってシリンダ72、72が延長される。
かかるアウトリガー70を設けることで、比較的重量のある前述のリーダー昇降装置200(700)などが圧入装置1Aに取り付けられた場合であっても、所定の角度を保ちつつ施工を行うことが可能である。また加えて、上述のように施工途中でリーダー昇降装置を圧入装置から離間させる場合においても、リーダー昇降装置の転倒を防止できる。
なお、リーダー昇降装置700のように、比較的高さを有するリーダー昇降装置を使用する場合は、姿勢維持手段70を連結装置60だけではなく、リーダー昇降装置700自身にも設けてもよい。
もちろん、姿勢維持手段70は、杭上作業装置の胴部等に設けてもよい。この場合は、土留め壁Wを形成する際に、原地盤に対して所定の角度で圧入部材を圧入できるという利点がある。
第2実施形態
以下では、本発明の第2実施形態に係る施工装置(杭上作業装置)について詳述する。以下に説明する第2実施形態では、第1実施形態で説明した圧入装置1(1A)と概略同一の構成を有する杭上作業装置を使用するので、同一の機能を奏する部位には同一の参照符号を付し、重複する説明は省略する。
図8は、本発明の第2実施形態に係る杭上作業装置の側面図である。
図8を参照するに、杭上作業装置1Bは、本体10、胴部11、脚部12a、12b、12c(第1杭掴み手段)、昇降部15、及びチャック12から概略構成される杭上作業装置100と、チャック12に固定されている被固定部610及び脚部(第2杭掴み手段)620を有した連結装置600と、連結装置600の連結部630を介して固定されたリーダー昇降装置300とから構成される。
詳細には、杭上作業装置100は、図2(a)乃至(c)に示したように、杭上作業装置100は、第1杭掴み手段及び第2杭掴み手段を用いて、既設杭3(土留め壁Wなどを含む)上を移動する。
リーダー昇降装置300は、本体部301と、本体301に設けられたガイド部302を昇降する昇降体350と、本体301の内部に設けられ、シリンダ等の油圧手段から構成され、昇降体350を昇降させるための昇降手段(移動手段)303とから概略構成されている。昇降手段303が、本体301の内部に設けられているので、上記第1実施形態よりもより小さくリーダー昇降装置を形成することができる。
さらに、上述のノズル211に相当する噴射手段(施工装置)701が、ロッド(施工装置)702に設けられ、ロッド702の一方は昇降体350(固定手段)に固定されている。また、上述の止水板400に相当するパネル(施工装置)801が、固定手段800によってチャック350に設けられている。
リーダー昇降装置300は、シリンダ850、860から成る姿勢制御装置によって杭上作業装置100に対して傾斜させることが可能である。また、油圧モータ890によって、リーダー昇降装置300を杭上作業装置100に対して回動させることも可能である。なお、図8には示していないが、上述のアウトリガーを適宜設けてもよい。
なお、上記第1実施形態では、杭上作業装置1Bに取り付ける連結装置60を、チャック30で把持可能な形状とすることで、杭上作業装置の圧入装置としての機能を損なうことがない場合を摘示したが、第2実施形態のように、図示しない施工装置によって予め布設された基礎杭上を移動可能でかつ種々のリーダー昇降装置が連結装置によって固定された構成を有する装置も、本発明の範疇に含まれるものである。
第3実施形態
図9は、本発明の第3実施形態に係る杭上作業装置の側面図であり、図10は図9に示す杭上作業装置に姿勢維持手段を取り付けた場合の正面図である。
同図は、圧入機能を有しない杭上作業装置1Cに、連結装置を介さずにリーダー昇降装置及び連結部を有するアタッチメントが取り付けられた場合を示している。
詳細には、既設杭3を把持する固定部(第1杭掴み手段)930a、930bを有する第1本体部950と、シリンダ790によって第1本体部950に対して摺動可能に連結された第2本体部900と、第2本体部900の取り付け部910に連結さたれシリンダ(昇降手段)780と、シリンダ780によって第2本体部900に対して昇降する昇降体(第1昇降体)700とから概略構成されている。
さらに、昇降体700には、第2杭掴み手段である把持部750が設けられている。第1杭掴み手段、第2杭掴み手段を共同して動作させることで、杭上作業装置1Cが既設杭上で移動自在に構成されている。
また、リーダー昇降装置300は、油圧モータなどから構成される駆動手段890によって、軸受け840を中心に回動可能である。なお、図10は、図9の状態から概略90回動した状態を示している。さらにリーダー昇降装置300は、シリンダ850、860から構成される姿勢制御装置によって矢印AR9方向に傾斜可能である。
さらに、図10に示されるように、アウトリガー(姿勢維持手段)990、990を設けることで、一層作業の安全性、及び精度が得られる。なお、図10では、第1本体部950に姿勢維持手段を設けた場合を示したが、昇降体700などに設けてももちろんよい。
以上のように連結装置を有しない構成であっても、上述の第1、第2実施形態と同様の作用、効果を奏する装置を得ることが可能である。さらに第3実施形態に示す構成では、圧入装置としての機能が省略されているので、より安価かつ、小さく施工装置を設計できる。
なお図9では、昇降体700に連結されたリーダー昇降装置300は、上述の第2実施形態におけるリーダー昇降装置300と同一の構成である場合を示したが、もちろんその他のリーダー昇降装置も適応可能である。
上記、各実施形態では、図4(b)に示したごとく、継手で連結された鋼矢板を用いて説明を行ったが、継手を用いない鋼管杭なででも適応可能である。さらに、上記実施形態では原地盤に対して面一に布設された土留め壁(圧入部材)上を移動する場合を摘示したが、本発明に係る杭上作業装置は、第1杭掴み手段と、第2杭掴み手段とを有しているので、階段状に布設された圧入部材上であっても移動可能である。
既設杭が設けられている場所であれば、一般地だけではなく、狭隘地などにおいても、種々の施工を行うことができる。
本発明に係る圧入装置を示す図であり、(a)は側面図であり、(b)は(a)の矢印B方向から見た上面図、(c)は(a)の矢印C方向からみた正面図である。 図1に示す圧入装置の動作を説明する図であって、(a)は圧入を行うための位置へ移動している状態を示し、(b)は(a)の位置において圧入を開始した状態を示し、(c)圧入装置を上昇させて次の圧入位置へ移動している状態を示す。 図1に示す圧入装置に連結装置を取り付けた場合の側面図である。 (a)は連結装置のクランプ部の正面図を示し、(b)は連結装置の脚部であって(a)のIVB−IVB断面図を示す。 本発明に係る圧入装置及び連結装置にアタッチメントを取り付けた場合の側面図である。 連結装置に取り外し自在なアタッチメントの別の実施形態を示す図であり、(a)はアタッチメントの正面図であり、(b)はアタッチメントに取り外し自在な止水板の正面図であり、(c)はアタッチメントに取り外し自在なフレームの正面図である。 姿勢維持手段の正面図である。 本発明の第2実施形態に係る杭上作業装置の側面図である。 は、本発明の第3実施形態に係る杭上作業装置の側面図である。 は、図9に示す杭上作業装置に姿勢維持手段を取り付けた場合の正面図である。
符号の説明
1C 杭上作業装置
3 既設杭
300 リーダー昇降装置
700 昇降体
750 把持部
780 昇降装置
800 固定手段
900 第1本体部
930a、930b 固定部
950 第2本体部
850、860 姿勢制御装置
990 姿勢維持手段

Claims (8)

  1. 既設杭を把持して前記既設杭上に固定可能で、かつ前記既設杭上を移動可能な杭上作業装置であって、
    前記既設杭と固定される固定部を備えた第1本体部と、
    前記第1本体部に対して移動可能に設けられた第2本体部と、
    前記第2本体部に対して移動可能で、かつ前記既設杭を把持する把持部とリーダー昇降装置を備えた第1昇降体から構成されることを特徴とする杭上作業装置。
  2. 請求項1記載の杭上作業装置であって、前記第1昇降体に前記リーダー昇降装置の姿勢を制御する姿勢制御装置をさらに有することを特徴とする杭上作業装置。
  3. 請求項1乃至2のいずれか1項に記載の杭上作業装置であって、
    前記リーダー昇降装置には所定の施工を行うための施工装置を昇降するための第2昇降体が取り付けられていることを特徴とする杭上作業装置。
  4. 請求項3記載の杭上作業装置であって、前記第2昇降体には、前記施工装置を固定するための固定手段が設けられ、
    前記施工装置には、噴射ノズルを有する噴射手段または土中に施工されるパネルの少なくとも一方が含まれることを特徴とする杭上作業装置。
  5. 圧入部材を圧入する圧入装置に取り外し自在なアタッチメントであって、
    連結装置と、
    リーダー昇降装置とから構成され、
    前記連結装置はさらに、
    前記圧入装置のチャックで把持される把持部とリーダー昇降装置を取り付ける連結部と、
    既設杭を把持する把持部と、を有することを特徴とするアタッチメント。
  6. 請求項5記載のアタッチメントであって、前記連結装置に前記リーダー昇降装置の姿勢を制御する姿勢制御装置が設けられていることを特徴とするアタッチメント。
  7. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の杭上作業装置であって、当該杭上作業装置を原地盤に対して所望の角度に維持する姿勢維持手段をさらに含むことを特徴とする杭上作業装置。
  8. 請求項5乃至6のいずれか1項に記載のアタッチメントであって、当該アタッチメントを原地盤に対して所望の角度に維持する姿勢維持手段が設けられていることを特徴とするアタッチメント。
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