JPH076195Y2 - 杭圧入引抜機のチャック機構 - Google Patents
杭圧入引抜機のチャック機構Info
- Publication number
- JPH076195Y2 JPH076195Y2 JP1989072622U JP7262289U JPH076195Y2 JP H076195 Y2 JPH076195 Y2 JP H076195Y2 JP 1989072622 U JP1989072622 U JP 1989072622U JP 7262289 U JP7262289 U JP 7262289U JP H076195 Y2 JPH076195 Y2 JP H076195Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pile
- chuck mechanism
- press
- chuck body
- chuck
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Placing Or Removing Of Piles Or Sheet Piles, Or Accessories Thereof (AREA)
- Load-Engaging Elements For Cranes (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、軽量鋼矢板等の杭の地中圧入あるいは引抜き
作業に使用する杭圧入引抜機のチャック機構に関する。
作業に使用する杭圧入引抜機のチャック機構に関する。
(従来の技術) 軽量鋼矢板等の杭は、管路埋設の掘削工事や小規模の河
川護岸などに用いられ、杭圧入引抜機のチャック機構で
挾持され地中に圧入される。
川護岸などに用いられ、杭圧入引抜機のチャック機構で
挾持され地中に圧入される。
第6図に示すように、従来のチャック機構20は略円筒形
状をしていて、圧入杭P全体を内部に挿入し、そのウェ
ブPwを挾持する構成となっていた。
状をしていて、圧入杭P全体を内部に挿入し、そのウェ
ブPwを挾持する構成となっていた。
(考案が解決しようとする課題) したがって圧入杭Pの大きさに比較してチャック機構の
外径が非常に大きくなり、建築物等に隣接して圧入する
には、少なくともチャック機構の外径分だけ建築物等か
ら離さなければならず施工範囲に限界があった。
外径が非常に大きくなり、建築物等に隣接して圧入する
には、少なくともチャック機構の外径分だけ建築物等か
ら離さなければならず施工範囲に限界があった。
さらに、従来のチャック機構は圧入杭Pのウェブの中心
部分の一点を挾持していため杭列上の移動に際し、第7
図に示すように、チャック機構20で杭圧入引抜機Bを支
持すると自重により装置Bが傾斜した。このように装置
Bが傾斜すると、杭Pに変形、捩じれが生じ圧入引抜時
の抵抗が増加し以後の作業が不可能になることがあっ
た。
部分の一点を挾持していため杭列上の移動に際し、第7
図に示すように、チャック機構20で杭圧入引抜機Bを支
持すると自重により装置Bが傾斜した。このように装置
Bが傾斜すると、杭Pに変形、捩じれが生じ圧入引抜時
の抵抗が増加し以後の作業が不可能になることがあっ
た。
(課題を解決するための手段) 本考案は上記課題を解決するため、昇降シリンダ下端
に、少なくとも一側を平坦面に形成した略直方体形状の
チャック本体を取付け、該チャック本体に杭の挿入孔を
設けると共に、先端に可動爪を形成した一対の挟持用シ
リンダを内設し、上記可動爪の対向位置に固定爪を配置
し、上記可動爪と固定爪で杭のウェブとグリップの連結
部を挟持することを特徴とし、 また昇降シリンダ下端に、少なくとも一側を平坦面に形
成した略直方体形状のチャック本体を取付け、該チャッ
ク本体に杭の挿入孔を設けると共に、先端に可動爪を形
成した一対の挟持用シリンダを内設し、上記可動爪の対
向位置に固定爪を配置し、上記可動爪と固定爪で杭のフ
ランジとグリップの連結部とフランジを挟持することを
特徴としている。
に、少なくとも一側を平坦面に形成した略直方体形状の
チャック本体を取付け、該チャック本体に杭の挿入孔を
設けると共に、先端に可動爪を形成した一対の挟持用シ
リンダを内設し、上記可動爪の対向位置に固定爪を配置
し、上記可動爪と固定爪で杭のウェブとグリップの連結
部を挟持することを特徴とし、 また昇降シリンダ下端に、少なくとも一側を平坦面に形
成した略直方体形状のチャック本体を取付け、該チャッ
ク本体に杭の挿入孔を設けると共に、先端に可動爪を形
成した一対の挟持用シリンダを内設し、上記可動爪の対
向位置に固定爪を配置し、上記可動爪と固定爪で杭のフ
ランジとグリップの連結部とフランジを挟持することを
特徴としている。
(作用) チャック本体の挿入孔に杭を挿入し、挾持用シリンダを
作動させて可動爪と固定爪で杭のウェブとグリップの連
結部、あるいはフランジとグリップの連結部とフランジ
を挾持する。この状態で昇降用シリンダを作動させて杭
の圧入引抜を行う。
作動させて可動爪と固定爪で杭のウェブとグリップの連
結部、あるいはフランジとグリップの連結部とフランジ
を挾持する。この状態で昇降用シリンダを作動させて杭
の圧入引抜を行う。
(実施例) 本考案の実施例を図面を参照しながら説明する。第1図
は第1実施例の平面図、第2図は同正面図、第3図は第
1実施例を装着した杭圧入引抜機の側面図、第4図は第
2実施例の平面図、第5図は同正面図である。
は第1実施例の平面図、第2図は同正面図、第3図は第
1実施例を装着した杭圧入引抜機の側面図、第4図は第
2実施例の平面図、第5図は同正面図である。
第1実施例のチャック機構1は、昇降用シリンダSの下
端に略直方体形状のチャック本体2を回転可能に取付け
ている。
端に略直方体形状のチャック本体2を回転可能に取付け
ている。
チャック本体2は各種の杭、例えば軽量鋼矢板Pの挿入
孔4を有する直方体形状であり、外側面2cが平坦面に形
成され、その突出量が少なくなっている。そのため杭圧
入引抜時には隣接物に接近して作業を行うことができ
る。
孔4を有する直方体形状であり、外側面2cが平坦面に形
成され、その突出量が少なくなっている。そのため杭圧
入引抜時には隣接物に接近して作業を行うことができ
る。
上記挿入孔4内部の両端に一対の固定爪3、3を水平に
設けると共に、この固定爪3の対向位置に可動爪6、6
を設置している。この可動爪6はチャック本体2に内設
された挾持用シリンダ5の先端部に形成されていて、ロ
ッド5aの伸長により軽量鋼矢板Pを押圧挾持する。つま
り軽量鋼矢板Pはその両端を各爪により水平な2ケ所で
同時に挾持されるのである。
設けると共に、この固定爪3の対向位置に可動爪6、6
を設置している。この可動爪6はチャック本体2に内設
された挾持用シリンダ5の先端部に形成されていて、ロ
ッド5aの伸長により軽量鋼矢板Pを押圧挾持する。つま
り軽量鋼矢板Pはその両端を各爪により水平な2ケ所で
同時に挾持されるのである。
上記構成に基づき本実施例の作用を説明する。
まず、図示のように挿入孔4に軽量鋼矢板Pを挿入す
る。次に挾持用シリンダ5を作動させてロッド5aを伸長
させて可動爪6と固定爪3で軽量鋼矢板PのウェブPwと
グリップPgの間を挾持するが、本実施例では特に杭のフ
ランジPfとグリップPgの間の連結部Pmを挾持する。この
状態で昇降用シリンダSを作動させて軽量鋼矢板Pを圧
入あるいは引抜を行う。(第3図参照) このように本実施例は、軽量鋼矢板PのウェブPwとグリ
ップPgの間を挾持するため挾持時の安定性が著しく向上
する。つまり軽量鋼矢板Pの両端を2ケ所で同時に挾持
しているため、チャック機構1だけで圧入途中の軽量鋼
矢板Pにつかまり装置Aの全体を支えても、装置Aが傾
斜することがない。
る。次に挾持用シリンダ5を作動させてロッド5aを伸長
させて可動爪6と固定爪3で軽量鋼矢板PのウェブPwと
グリップPgの間を挾持するが、本実施例では特に杭のフ
ランジPfとグリップPgの間の連結部Pmを挾持する。この
状態で昇降用シリンダSを作動させて軽量鋼矢板Pを圧
入あるいは引抜を行う。(第3図参照) このように本実施例は、軽量鋼矢板PのウェブPwとグリ
ップPgの間を挾持するため挾持時の安定性が著しく向上
する。つまり軽量鋼矢板Pの両端を2ケ所で同時に挾持
しているため、チャック機構1だけで圧入途中の軽量鋼
矢板Pにつかまり装置Aの全体を支えても、装置Aが傾
斜することがない。
第2実施例のチャック機構10は、第4図、第5図に示す
ように固定爪13と可動爪16が、軽量鋼矢板Pのフランジ
PfとグリップPgの連結部PmとフランジPfを挾持する。
ように固定爪13と可動爪16が、軽量鋼矢板Pのフランジ
PfとグリップPgの連結部PmとフランジPfを挾持する。
そのため、固定爪13と可動爪16の挾持面の形状をフラン
ジPfとグリップPgの形状と相似形状としている。その他
の構成は第1実施例とほぼ同構成であるため、説明を省
略する。
ジPfとグリップPgの形状と相似形状としている。その他
の構成は第1実施例とほぼ同構成であるため、説明を省
略する。
また本実施例の作用、効果も第1実施例と同様である
が、軽量鋼矢板Pを固定爪13と可動爪16で挾持する面積
が広いため、より確実に軽量鋼矢板Pを挾持できるとい
う効果を奏する。
が、軽量鋼矢板Pを固定爪13と可動爪16で挾持する面積
が広いため、より確実に軽量鋼矢板Pを挾持できるとい
う効果を奏する。
なお上記各実施例の他に、従来のチャック機構で軽量鋼
矢板Pのウェブを挾持してもよい。
矢板Pのウェブを挾持してもよい。
(考案の効果) 以上のように本考案の杭圧入引抜機のチャック機構によ
れば、圧入あるいは引抜き中の杭を確実に挾持できる。
そのため自走移動の過程において杭圧入引抜機が傾斜す
ることがなく、杭に変形、捩じれが生じず、確実に杭の
圧入引抜作業ができる。さらには、隣接的に近接して杭
を圧力できる等の効果を奏する。
れば、圧入あるいは引抜き中の杭を確実に挾持できる。
そのため自走移動の過程において杭圧入引抜機が傾斜す
ることがなく、杭に変形、捩じれが生じず、確実に杭の
圧入引抜作業ができる。さらには、隣接的に近接して杭
を圧力できる等の効果を奏する。
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は第1実施
例の平面図、第2図は同正面図、第3図は本実施例を装
着した杭圧入引抜機の側面図、第4図は第2実施例の平
面図、第5図は同正面図、第6図は従来例の平面図及び
第7図は従来例を装着した杭圧入引抜機の作動説明図で
ある。 1、10…チャック機構 2、12…チャック本体、3、13…固定爪 4、14…挿入孔、5、15…昇降用シリンダ 6、16…可動爪、A…杭圧入引抜機 P…軽量鋼矢板、S…昇降用シリンダ
例の平面図、第2図は同正面図、第3図は本実施例を装
着した杭圧入引抜機の側面図、第4図は第2実施例の平
面図、第5図は同正面図、第6図は従来例の平面図及び
第7図は従来例を装着した杭圧入引抜機の作動説明図で
ある。 1、10…チャック機構 2、12…チャック本体、3、13…固定爪 4、14…挿入孔、5、15…昇降用シリンダ 6、16…可動爪、A…杭圧入引抜機 P…軽量鋼矢板、S…昇降用シリンダ
Claims (2)
- 【請求項1】昇降シリンダ下端に、少なくとも一側を平
坦面に形成した略直方体形状のチャック本体を取付け、
該チャック本体に杭の挿入孔を設けると共に、先端に可
動爪を形成した一対の挟持用シリンダを内設し、上記可
動爪の対向位置に固定爪を配置し、上記可動爪と固定爪
で杭のウェブとグリップの連結部を挟持することを特徴
とする杭圧入引抜機のチャック機構。 - 【請求項2】昇降シリンダ下端に、少なくとも一側を平
坦面に形成した略直方体形状のチャック本体を取付け、
該チャック本体に杭の挿入孔を設けると共に、先端に可
動爪を形成した一対の挟持用シリンダを内設し、上記可
動爪の対向位置に固定爪を配置し、上記可動爪と固定爪
で杭のフランジとグリップの連結部とフランジを挟持す
ることを特徴とする杭圧入引抜機のチャック機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989072622U JPH076195Y2 (ja) | 1989-06-21 | 1989-06-21 | 杭圧入引抜機のチャック機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989072622U JPH076195Y2 (ja) | 1989-06-21 | 1989-06-21 | 杭圧入引抜機のチャック機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0313334U JPH0313334U (ja) | 1991-02-12 |
JPH076195Y2 true JPH076195Y2 (ja) | 1995-02-15 |
Family
ID=31610720
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1989072622U Expired - Lifetime JPH076195Y2 (ja) | 1989-06-21 | 1989-06-21 | 杭圧入引抜機のチャック機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH076195Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5718454Y2 (ja) * | 1978-12-11 | 1982-04-17 | ||
JP7203597B2 (ja) * | 2018-12-27 | 2023-01-13 | 株式会社技研製作所 | 杭圧入機 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0619141B2 (ja) * | 1986-07-29 | 1994-03-16 | 株式会社技研製作所 | 杭圧入引抜機 |
-
1989
- 1989-06-21 JP JP1989072622U patent/JPH076195Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0313334U (ja) | 1991-02-12 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |