JP3023169U - 単管杭引抜治具 - Google Patents

単管杭引抜治具

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JP3023169U
JP3023169U JP1995011206U JP1120695U JP3023169U JP 3023169 U JP3023169 U JP 3023169U JP 1995011206 U JP1995011206 U JP 1995011206U JP 1120695 U JP1120695 U JP 1120695U JP 3023169 U JP3023169 U JP 3023169U
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JP
Japan
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pipe pile
single pipe
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rod
fitting cylinder
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JP1995011206U
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宏行 小菅
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Daiwa House Industry Co Ltd
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Daiwa House Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 てこの原理によって単管杭11を引き抜く場
合に、取り付けと取り外しが簡単に行うことが出来、て
こ16に加える力が効果的に単管杭11に作用して楽に
単管杭を引き抜くことが出来る単管杭引抜治具29を得
る。 【構成】 単管杭11に外嵌する単管杭嵌合筒12の軸
芯13の直角方向に突き出たアーム14と、支台15に
ピン接合されていて桿材16を差し込む空洞を有する桿
差込筒17を、それぞれ連結桿18にピン接合し、その
連結桿18を介してアーム14と桿差込筒17を連結し
て単管杭引抜治具29を構成する。支台15と桿差込筒
17とのピン接合点19における回転軸芯22と、連結
桿18と桿差込筒17とのピン接合点20における回転
軸芯23と、連結桿18とアーム14とのピン接合点2
1における回転軸芯24とは、それぞれ平行にする。単
管杭嵌合筒12の上端の内縁25のアーム側(14)に
なる部分と、単管杭嵌合筒12の下端の内縁27のアー
ムに向き合う部分は、単管杭嵌合筒12の軸芯13に向
けて突き出た凸部26・28とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、土木建築作業現場において地面に打ち込まれた単管杭を引き抜くた めに使用される単管杭引抜治具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
土木建築作業現場において地面31に打ち込む単管杭11には、土木建築作業 の足場を組み立てるために使用される単管が利用されている。
【0003】 その地面31に打ち込んだ単管杭11を引き抜く場合には、図10に図示する 如く、足場を組み立てる場合に使用されるクランプ36を単管杭11に取り付け 、そのクランプ36に単管杭11と同じ単管をてことして取り付け、それら単管 杭11とてこ16をクランプ36を介してピン接合し、てこの先端33を地面3 1に当てて支点とし、てこ16の後端34を持ち上げて単管杭11を引き抜いて いる。
【0004】 しかし、この方法では、単管杭11やてこ16へのクランプ36の取り外しに 手間取り非能率である。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
このため、図9に図示する如く、単管を差し込むことが出来る太さの短いパイ プ35・36を2本斜交いに溶接して作った治具29の一方のパイプ35を単管 杭11に嵌め込み、他方のパイプ36にてことしての単管16を差し込み、単管 16の後端34を持ち上げて引き抜こうとした。
【0006】 しかし、この場合は、単管杭11が前後に動くだけで全く引き抜くことは出来 なかった。
【0007】 そこで更に工夫し、単管杭11に外嵌する単管杭嵌合筒12の軸芯13に斜め に向けて単管杭嵌合筒12に溶接したアーム14を、支台15にピン接合した桿 差込筒17の軸芯方向に向けて桿差込筒17に溶接した治具29を用意し、図8 に図示する如く、単管杭嵌合筒12を単管杭11に嵌めて地面31に支台15が 当たるまで引き降ろし、桿差込筒17に単管16を差し込み、支台15を支点と して単管16の上端34を押し下げてみた。
【0008】 しかし、この場合は、単管杭11を前後に押す力が強く作用し過ぎて労力の無 駄が多く、単管杭11を垂直に引き抜く方向に作用する力が不足し、効率的に単 管杭11を引き抜くことが出来なかった。
【0009】 そこで、単管杭11を前後に押す力が強く作用しないようにするため、図7に 図示する如く、単管杭11に外嵌する単管杭嵌合筒12の軸芯13の方向に向け て単管杭嵌合筒12に溶接したアーム14に、支台にピン接合した桿差込筒17 を連結桿18を介してピン接合した治具29を用意し、単管杭嵌合筒12を単管 杭に嵌め、地面31に支台15が当たるまで引き降ろし、そのとき連結桿18が 垂直に向くように支台15を単管杭11に近づけ、桿差込筒17に差し込んだ単 管16の上端34を押し下げてみた。
【0010】 この場合は確かに、その押し下げる力が単管杭11に垂直に作用して単管杭1 1を引き抜くことが出来た。
【0011】 しかし、単管杭11と単管杭嵌合筒12の間に滑りが見られ、より効率的に単 管杭11を引き抜くには、その単管杭11と単管杭嵌合筒12の間の滑りを解消 しなければならないと言うことが判明した。
【0012】
【考案の目的】
そこで本考案は、てこの原理によって単管杭11を引き抜く場合に、取り付け と取り外しが簡単に行うことが出来、てこ16に加える力が効果的に単管杭11 に作用して楽に単管杭を引き抜くことが出来る単管杭引抜治具29を得ることを 目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
即ち、本考案に係る単管杭引抜治具(29)は、単管杭(11)に外嵌する単 管杭嵌合筒(12)の軸芯(13)の直角方向に突き出たアーム(14)と、支 台(15)にピン接合されていて桿材(16)を差し込む空洞を有する桿差込筒 (17)を、連結桿(18)にピン接合し、その連結桿(18)を介して連結し て構成され、それらのピン接合点(19・20)における回転軸芯22・23・ 24が平行になっており、上記単管杭嵌合筒(12)の一端の内縁(25)のア ーム側(14)になる部分と、その他端の内縁(27)のアームとは反対側にな る部分に、それぞれ当該単管杭嵌合筒(12)の軸芯(13)に向けた凸部(2 6・28)が形成されていることを特徴とするものである。
【0014】
【実施例】
以下、図示する実施例により本考案を説明する。 図1、図2、図3、図4および図6は、本考案の実施例に係る単管杭引抜治具 29を図示するものである。
【0015】 単管杭引抜治具29は、単管杭11に外嵌する単管杭嵌合筒12の軸芯13の 直角方向に突き出たアーム14と、支台15にピン接合されていて桿材16を差 し込む空洞を有する桿差込筒17を、それぞれ連結桿18にピン接合し、その連 結桿18を介してアーム14と桿差込筒17を連結して構成されている。
【0016】 支台15と桿差込筒17とのピン接合点19における回転軸芯22と、連結桿 18と桿差込筒17とのピン接合点20における回転軸芯23と、連結桿18と アーム14とのピン接合点21における回転軸芯24とは、それぞれ平行になっ ている。
【0017】 単管杭嵌合筒12の上端の内縁25のアーム側(14)になる部分と、単管杭 嵌合筒12の下端の内縁27のアームに向き合う部分は、単管杭嵌合筒12の軸 芯13に向けて突き出た凸部26・28になっている。
【0018】 アーム14は、単管杭嵌合筒12に溶接されている。
【0019】 連結桿18のアーム14とのピン接合点21から、連結桿18の桿差込筒17 とのピン接合点20までの長さは、支台15の底面30から、支台15の桿差込 筒17とのピン接合点19までの距離よりも短くなっている。
【0020】
【作用】
単管杭引抜治具29は、単管杭嵌合筒12の内縁のアーム側から突き出た凸部 26を上側に向けて単管杭嵌合筒12を単管杭11に嵌め合わせ、支台15が地 面31に当たるまで引き降ろし、連結桿18が略垂直になるように支台15を単 管杭11に近づけ、桿差込筒17に単管16を差し込み、単管16の上端34を 押し下げると、単管杭11と単管杭嵌合筒12の間にスベリは発生せず、支台1 5を中心に単管杭引抜治具29に作用する回転モーメントによって単管杭11が 極めて楽に引き抜くことが出来る。
【0021】 即ち、単管杭11に単管杭嵌合筒12を嵌め合わせて単管杭引抜治具29を引 き降ろす場合、単管杭嵌合筒12は、その自重によって、単管杭11に沿って滑 り降り、図5に図示する如く、その内縁に突き出た凸部26・28は障害になら ない。
【0022】 しかし、単管杭11を引き抜く場合、単管16の上端34を押し下げる力は、 支点たる支台15の先端側(20)ではアーム14の先端(21)を引き上げる ように作用する。
【0023】 そのとき、単管杭嵌合筒12は、その自重が絶えず単管杭嵌合筒12を押し下 げるように作用しており、単管杭嵌合筒12の上側の内縁のアーム側から突き出 ている凸部26と下側の内縁のアームとは反対側から突き出ている凸部28とは 、アーム14と連結桿18とのピン接合点21が降下しない限り、単管杭11に 密着した状態になる。
【0024】 このため、単管杭嵌合筒12の上側の内縁のアーム側から突き出ている凸部2 6と下側の内縁のアームとは反対側から突き出ている凸部28とは、アーム14 の先端(21)を引き上げるように、つまり、そのピン接合点21を引き上げる ように、単管16の上端34に加えられる外力が作用する場合には、図6に図示 する如く、それらの凸部26・28は、一層強く単管杭11に密着することにな り、その際、それが内縁から突き出た凸部26・28であるので単管杭11に食 い込む恰好になる。
【0025】 このため、単管杭11は単管杭嵌合筒12から滑脱することがなく、楽に引き 抜くことが出来るようになる。
【0026】 尚、単管杭引抜治具29を単管杭11から取り外す場合には、単管杭嵌合筒1 2が上向きになるようにアーム14を手に持って斜めに向ければよい。
【0027】
【考案の効果】
上記のとおり本考案によると、取り付けと取り外しが簡単に行うことが出来、 てこ16に加える力が効果的に単管杭11に作用して楽に単管杭を引き抜くこと が出来る単管杭引抜治具29が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る単管杭引抜治具の斜視図である。
【図2】本考案に係る単管杭引抜治具の使用状態におけ
る側面図である。
【図3】本考案に係る単管杭引抜治具の使用状態におけ
る側面図である。
【図4】本考案に係る単管杭引抜治具の使用状態におけ
る正面図である。
【図5】本考案に係る単管杭引抜治具の使用状態におけ
る要部側面断面図である。
【図6】本考案に係る単管杭引抜治具の使用状態におけ
る要部側面断面図である。
【図7】本考案を完成する過程で試作した単管杭引抜治
具の使用状態における側面図である。
【図8】本考案を完成する過程で試作した単管杭引抜治
具の使用状態における側面図である。
【図9】本考案を完成する過程で試作した単管杭引抜治
具の使用状態における側面図である。
【図10】従来のクランプを利用した単管杭引抜治具の
使用状態における側面図である。
【符号の説明】
11 単管杭 12 単管杭嵌合筒 13 単管杭嵌合管の軸芯 14 アーム 15 支台 16 桿材 17 桿差込筒 18 連結桿 19 ピン接合点 20 ピン接合点 21 ピン接合点 22 軸芯 23 軸芯 24 軸芯 25 内縁 26 凸部 27 内縁 28 凸部 29 単管杭引抜治具 30 底面 31 地面 32 クランプ 33 先端 34 後端 35 パイプ 36 パイプ

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 単管杭に外嵌する単管杭嵌合筒の軸芯の
    直角方向に突き出たアームと、支台にピン接合されてい
    て桿材を差し込む空洞を有する桿差込筒を、連結桿にピ
    ン接合し、その連結桿を介して連結して構成され、それ
    らのピン接合点における回転軸芯が平行になっており、
    上記単管杭嵌合筒の一端の内縁のアーム側になる部分
    と、その他端の内縁のアームとは反対側になる部分に、
    それぞれ当該単管杭嵌合筒の軸芯に向けた凸部が形成さ
    れていることを特徴とする単管杭引抜治具。
  2. 【請求項2】 前掲請求項1に記載のアームが上記単管
    杭嵌合筒に溶接されており、上記連結桿の上記アームと
    のピン接合点から、上記連結桿の上記桿差込筒とのピン
    接合点までの長さが、前記支台の底面から、当該支台の
    当該桿差込筒とのピン接合点までの距離よりも短いこと
    を特徴とする前掲請求項1に記載の単管杭引抜治具。
JP1995011206U 1995-09-26 1995-09-26 単管杭引抜治具 Expired - Lifetime JP3023169U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012243690A (ja) * 2011-05-23 2012-12-10 Swcc Showa Cable Systems Co Ltd ケーブル接続器用引抜工具、ケーブル接続器の引き抜き方法及びケーブル接続器
JP2022118889A (ja) * 2021-02-03 2022-08-16 英樹 吉田 パイプ保持具

Cited By (3)

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