JP3416533B2 - 合成樹脂管と金属管との接続方法 - Google Patents

合成樹脂管と金属管との接続方法

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    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C66/00General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts
    • B29C66/70General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts characterised by the composition, physical properties or the structure of the material of the parts to be joined; Joining with non-plastics material
    • B29C66/71General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts characterised by the composition, physical properties or the structure of the material of the parts to be joined; Joining with non-plastics material characterised by the composition of the plastics material of the parts to be joined

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  • Excavating Of Shafts Or Tunnels (AREA)
  • Joints With Sleeves (AREA)
  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、合成樹脂管と金属
管との接続方法に関し、特に、地山削孔用資材の鞘管に
ポリエチレン樹脂管を使用する場合など接続個所で管の
内周面及び外周面への出っ張りを極力少なくしかつ接続
強度を高くする必要がある場合に用いるのに適したもの
に係わる。
【0002】
【従来の技術】従来より、地山削孔用資材として、例え
ば実公平7−43264号公報に開示されるように、中
空孔を有するロッドを鞘管内に挿入し、このロッド及び
鞘管を各々複数本ずつ連結して長尺にして使用し、最先
端のロッド及び鞘管の先端にそれぞれ削孔用ビットを取
り付け、この両ビットを回転させながら打撃力を加え、
更にロッドの中空孔を通して水を噴出することで削孔を
行うようにしたものは知られている。尚、削孔に用いた
水は、スライムと共に鞘管とロッドとの間の空間内を通
して排水される。
【0003】上記鞘管は、ロッドと同じく鋼鉄等の金属
からなり、切羽前方にある場合には削孔工程後にロッド
と共に削孔より引き抜いて回収しているのが普通である
が、本発明者等は、工期の短縮化等のために、鞘管の全
部又は一部をポリエチレン樹脂等の合成樹脂で構成し、
切羽前方にある場合でも削孔工程後はその合成樹脂製の
鞘管を削孔内に残したままとすることを案出した。これ
を実施化するに当たり、合成樹脂製の鞘管同士を接続す
る場合には、その接続強度を高くする必要があるだけで
なく、接続個所で管の内周面及び外周面の出っ張りを極
力少なくすることが、鞘管としての機能を損わないよう
にするために必要である。
【0004】一方、合成樹脂管同士を接続する方法に
は、直接合成樹脂管同士を融着により接続する方法と、
管継手を用いて接続する方法とがある。前者の方法は、
例えば特開平7−112485号公報に開示されるよう
に、各合成樹脂管の端部につば返しにより鍔部を形成
し、2本の合成樹脂管の鍔部同士を、適宜手段により加
熱した上で重ね合わせて融着するものである。また、後
者の方法は、一端に各々結合部(ボルト締結用鍔部又は
ねじ部)を有する一対の金属製の管継手を用い、この両
管継手の他端にそれぞれ合成樹脂管を嵌め込んで接続す
るものであり、この合成樹脂管と金属製の管継手との接
続方法としては、例えば特開平9−254263号公報
に開示されるように、予め合成樹脂管の端部に径が他の
部位のそれよりも大きい受口を形成しておき、この受口
内に管継手を挿入した後、受口外周面から半割りのプレ
ス型等で熱を加えながら管継手の挿入部分に圧着するも
のが知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述の如き
地山削孔用資材の鞘管に合成樹脂管を使用し、その合成
樹脂管同士を接続する場合に、上記従来の接続方法のう
ち、前者の方法を採用すれば削孔工程の途中で加熱手段
を用いて合成樹脂管同士を融着しなければならず、作業
性が悪くなる。また、合成樹脂管の融着部である鍔部が
管の外周面より大きく出っ張ることになり、鞘管として
の機能を損う虞れもある。
【0006】これに対し、後者の方法つまり管継手を用
い、かつその管継手と合成樹脂管との接続を予め工場等
で行っている場合には、削孔現場では管継手同士をボル
ト締め又はねじ込みにより結合するだけの作業で足り、
削孔工程の作業に支障を来たすことはない。また、管継
手の結合部としてねじ部(雄ねじ又は雌ねじ)を形成す
れば管の外周面への出っ張りが少なくて済み、鞘管とし
ての機能を損うこともない。
【0007】しかし、この管継手を用いる接続方法の場
合、合成樹脂管端部の受口外周面から熱を加えながら管
継手の挿入部分に圧着するだけではその接続強度を十分
に確保することができず、特に、削孔内で大きな引張り
力や圧力等を受ける地山削孔用資材の鞘管の接続強度と
しては不十分である。このため、上記例示の公報(特開
平9−254263号公報)にも開示するように、合成
樹脂管端部の受口を圧着した後、その圧着部分を金属板
で巻き回して締め付けることが考えられるが、この方法
では、一つの接続個所に受口の圧着作業と金属板の締め
付け作業とを行わなければならず、作業工程数が増加す
るという問題がある。
【0008】本発明はかかる諸点に鑑みてなされたもの
であり、その課題とするところは、上述の如く地山削孔
用資材の鞘管に合成樹脂管を使用する場合など接続個所
で管の内周面及び外周面への出っ張りを極力少なくしか
つ接続強度を高くする必要がある場合に適した合成樹脂
管と管継手等の金属管との接続方法を提供するものであ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、請求項1に係る発明は、内径が略同一な合成樹脂管
と金属管とを圧入によって接続する接続方法であって、
次のような構成とする。すなわち、予め合成樹脂管の端
部内周面に開口側に向かって外周面寄り傾斜するテーパ
ー面を形成するとともに、金属管の端部外周面に開口側
に向かって内周面寄りに傾斜するテーパー面とこのテー
パー面の管中央側に連続しかつテーパー面の管中央側よ
り一段低い環状の段部とを形成しておく。次に上記合成
樹脂管の端部外周にその合成樹脂管の圧入長さに略等し
い長さを有する金属製の薄肉円筒部材を嵌め込み、しか
る後この合成樹脂管の端部を、薄肉円筒部材を変形させ
ながら上記金属管の端部外周面上に圧入し、圧入完了段
階で薄肉円筒部材の復元力により合成樹脂管のテーパー
面形成部が金属管の段部に接するように変形させるよう
にする。尚、薄肉円筒部材を変形させるとは、弾性域内
で変形させる場合及び塑性域にまで変形させる場合のい
ずれでもよい。
【0010】この接続方法では、金属管の端部外周面上
に、外周に薄肉円筒部材を嵌め込んだ合成樹脂管の端部
を圧入するだけで合成樹脂管と金属管とを簡単かつ迅速
に接続することができる。しかも、金属管の端部外周面
上に圧入された合成樹脂管は、その端部のテーパー面形
成部が薄肉円筒部材の復元力により金属管の段部に接す
るように変形され、抜け止め状態で金属管に強固に接続
されているので、その接続強度を充分に確保できること
になる。また、合成樹脂管に嵌め込んだ円筒部材は薄肉
のものであることから、圧入時にそれ程大きな力を要す
ることなくその円筒部材を変形させながら圧入を行うこ
とができる上、接続個所での管の外周面側への出っ張り
を少なくすることもできる。
【0011】請求項2に係る発明は、上記の圧入作業を
迅速かつ確実に行うための接続方法を提供する。すなわ
ち、圧入に先立って、マンドレルの一部分を合成樹脂管
内に位置決めをして挿入し、この合成樹脂管の外周面の
薄肉円筒部材を嵌め込んだ部分に近い個所をその中に上
記マンドレルを挟むようにクランプ部材で掴み、しかる
後に上記マンドレルの合成樹脂管外に延び出る部分を金
属管内に挿入し、この状態で圧入を行う。このようなマ
ンドレルを用いた圧入方法では、クランプ部材で合成樹
脂管を強く掴んでも合成樹脂管が破損等を生じることは
なく、また圧入作業を迅速かつ確実に行うことができ
る。
【0012】請求項3に係る発明は、請求項1又は2記
載の接続方法の適用態様の一例を提示するものである。
すなわち、上記合成樹脂管が、地山削孔用資材の鞘管を
構成するポリエチレン樹脂管であり、上記金属管が、こ
のポリエチレン樹脂管同士又はポリエチレン樹脂管と上
記鞘管の一部を構成する金属管とを連結するための管継
手である場合に適用する。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は地山削孔用資材を分解した
状態を示し、この地山削孔用資材は、図1(a)に示す
鞘管1と、図1(b)に示すインナロッド2とを有し、
地山に削孔を行うときには鞘管1内にインナロッド2を
挿入して使用される。
【0014】上記鞘管1は、最先端の先導管11と、複
数本の中継管12,12,…と、最後端の端末管13と
を削孔の進捗状況に応じて順次連結するものである。先
導管11は鋼鉄等の金属からなり、その先端部内には取
付ピース16が嵌め込んで固定され、この取付ピース1
6の先導管11外に突出する部分の外周にはロックリン
グ17を介して拡径ビット18が回転自在に装着されて
いる。中継管12及び端末管13は共にポリエチレン樹
脂からなり、この中継管12の両端及び端末管13の一
端にはそれぞれねじ部(雄ねじ又は雌ねじ)を有する鋼
鉄製の管継手19a又は19bが接続され、この管継手
19a,19bを介して中継管12,12同士又は中継
管12と先導管11若しくは端末管13とが連結される
ようになっている。中継管12及び端末管13の長さは
約3mであり、中継管12は、鞘管1の全長が最大約3
0mの範囲内で複数本連結して使用される。
【0015】一方、上記インナロッド2は、最先端のロ
ッドであるステム21と、このステム21の後端にねじ
込み構造等で連結された調整ロッド22と、複数本の連
結ロッド23,23,…とからなり、これらのロッド2
1〜23は、いずれも鋼鉄等の金属製で中心線上に中空
孔25を有してなる。調整ロッド22と連結ロッド23
との連結及び連結ロッド23,23同士の連結には2種
類のスリーブ26,27が用いられており、一方のスリ
ーブ26は、単にロッド同士を連結する過ぎないのに対
し、他方のスリーブ27は、ロッド同士の連結以外に、
ロッドを鞘管1(中継管12)内で同心状に保持するガ
イド機能を有している。
【0016】上記ステム21は、鞘管1の先導管11内
及び取付ピース16内では回転可能に、拡径ビット18
内ではそのビット18と回転一体に係合した状態で挿入
されており、このステム21の先端部にはパイロットビ
ット28が回転一体に装着され、このパイロットビット
28は、鞘管11側の拡径ビット18と同心状でかつ拡
径ビット18より前方に突出した状態で削孔を行うよう
になっている。そして、削孔時には地山削孔用資材の後
端と連結される回転打撃装置(図示せず)から回転力及
び打撃力が共にインナロッド2を介してパイロットビッ
ト28及び拡径ビット18に伝達され、この両ビット1
8,28の回転と両ビット18,28からの打撃力の付
与とに加えて、インナロッド2の中空孔25を通して水
を噴出することによって地山に対して削孔が行われる。
尚、削孔に用いた水は、スライムと共に鞘管1とインナ
ロッド2との間の空間内を通して排水される。
【0017】そして、本発明の一実施形態に係る接続方
法は、合成樹脂管である中継管12又は端末管13と金
属管である管継手19a,19bとの接続に適用したも
のであり、以下に、この接続方法について、図2及び図
3を参照しながら説明する。
【0018】接続に先立って、図2に示すように、中継
管12(又は端末管13)と管継手19a(又は19
b)と金属製薄肉円筒部材としてのステンレスカラー3
1とマンドレル32とマンドレル位置決め治具33とを
用意する。中継管12の外径は約90mm、肉厚は約5
〜6mmであり、この中継管12の端部内周面には予め
開口側に向かって外周面寄りに傾斜するテーパー面41
が形成されている。管継手19aは、内径が中継管12
の内径と略同一でかつ肉厚が中継管12の肉厚より薄い
支給管を用いてなり、この管継手19aの一端部にはね
じ部(外周面側の雄ねじ又は内周面側の雌ねじ)42が
形成され、他端部(中継管12との接続側端部)の外周
面には、開口側に向かって内周面寄りに傾斜する三段状
のテーパー面43とこのテーパー面43の管継手中央側
に連続しかつテーパー面43の管継手中央側より一段低
い環状の段部44とが形成されている。
【0019】また、ステンレスカラー31は、その内径
が上記中継管12の外周面に密着状態で嵌まり込む大き
さ(つまり約90mm)に、肉厚が約0.8mmに、長
さが中継管12の圧入長さにそれぞれ設定されている。
マンドレル32は、中継管12内に挿入する側の部分3
2aと管継手19a内に挿入する側の部分32bとで直
径が異なっており、大径側である中継管32内に挿入す
る側の部分32aの外径は、中継管32の内周面と極僅
かな隙間を隔てるだけの大きさに設定されている。ま
た、マンドレル32の小径側である管継手19a内に挿
入する側の部分32bの外周面には、マンドレル位置決
め治具33が嵌合可能な環状の位置決め溝45が設けら
れている。
【0020】次に、上記中継管12の端部外周にステン
レスカラー31を嵌め込むとともに、この中継管12内
にマンドレル32の大径側32aを挿入し、このマンド
レル32の位置決め溝45に嵌合したマンドレル位置決
め治具33に上記中継管12の端面及びステンレスカラ
ー31の端面を当接してマンドレル32の挿入の位置決
めを行う。
【0021】続いて、上記中継管12の外周面のステン
レスカラー31を嵌め込んだ部分に近い個所をその中に
上記マンドレル32の大径側32aを挟むように圧入装
置の移動側クランプ部材(図示せず)で掴む一方、上記
管継手19aの中央部を圧入装置の固定側クランプ部材
(図示せず)で掴んで固定する。しかる後、圧入装置を
作動させて上記マンドレル32の中継管12外に延び出
る小径側32bを管継手19a内に挿入し、その管継手
19aのテーパー面43側端面がマンドレル位置決め治
具33に所定距離近付いたときに圧入装置を一旦停止す
る(図2に示す状態)。
【0022】そして、上記マンドレル位置決め治具33
をマンドレル32の位置決め溝45から取り外した後、
圧入装置を再度作動させることにより、管継手19aの
端部外周面(詳しくはテーパー面43の形成個所及び段
部44の形成個所)上に中継管12の端部(詳しくはス
テンレスカラー31の嵌め込み個所)を圧入する。この
圧入の途中では、管継手19aのテーパー面43により
中継管12及びステンレスカラー31を拡径するように
変形させながら、特にステンレスカラー31に対しては
その弾性範囲内で変形させながら圧入が行われ、圧入が
完了した段階では、図3に示すように、上記ステンレス
カラー31の弾性復元力により中継管12のテーパー面
41形成部が管継手19aの段部44に接するように変
形され、ステンレスカラー31の外周面は管継手19a
の中央部外周面と連続するようになる。
【0023】従って、このような接続方法によれば、鋼
鉄製の管継手19aの端部外周面上に、外周にステンレ
スカラー31を嵌め込んだポリエチレン樹脂製の中継管
12の端部を圧入するだけで中継管12と管継手19a
とを簡単かつ迅速に接続することができる。しかも、管
継手19aの端部外周面上に圧入された中継管12は、
その端部のテーパー面41形成部がステンレスカラー3
1の弾性復元力により管継手19aの段部44に接する
ように変形され、抜け止め状態で管継手19aに強固に
接続されているので、その接続強度を充分に確保するこ
とができる。
【0024】また、上記ステンレスカラー31は薄肉の
ものであるため、このステンレスカラー31を弾性変形
させながら中継管12を管継手19aに圧入するのにそ
れ程大きな圧入力を必要とせず(2トン程度)、汎用の
圧入装置を用いて圧入を行うことができる。その上、接
続個所での管の内周面側及び外周面側への出っ張りが殆
どないので、地山削孔用資材の鞘管1としての機能を損
うこともない。
【0025】さらに、圧入時に位置決め溝45を有する
マンドレル32を用いているため、圧入装置の移動側ク
ランプ部材で中継管12を強く掴んでも中継管12が破
損等を生じることはなく、また圧入作業を設定通りに確
実かつ迅速に行うことができ、作業性の向上を一層図る
ことができる。
【0026】尚、本発明は上記実施形態に限定されるも
のではなく、その他種々の形態を包含するものである。
例えば上記実施形態では、管継手19aの端部外周面に
開口側に向かって内周面寄りに傾斜する三段状のテーパ
ー面43を形成したが、このテーパー面43は、中継管
12の圧入時にその中継管12とその外周に嵌め込んだ
ステンレスカラー31とを拡径するように変形させる機
能を発揮するためには三段状のものに限らず、一段状、
二段状又は四段状のものにしてもよい。
【0027】また、上記実施形態では、マンドレル32
を用いて圧入を行うに当たり、マンドレル32の外周面
に位置決め溝45を設け、この位置決め溝45にマンド
レル位置決め治具33を嵌め込んだ後、この位置決め治
具33によりマンドレル32の一部分を中継管12内に
挿入する時の位置決めを行うようにしたが、本発明は、
単にマンドレル32に設けたマーク等により挿入時の位
置決めを行うようにしてもよい。
【0028】さらに、上記実施形態では、地山削孔用資
材の鞘管1の中継管12及び端末管13をポリエチレン
樹脂管で構成し、この樹脂管12,13と鋼鉄製の管継
手19a,19bとを接続する場合に本発明の接続方法
を適用したが、本発明の接続方法は、この場合に限ら
ず、合成樹脂管と金属管とを接続する場合に広く適用す
ることができる。特に、接続個所で管の内周面及び外周
面への出っ張りを極力少なくしかつ接続強度を高くする
必要がある場合に適用するのに有効である。
【0029】
【発明の効果】以上のように、本発明における合成樹脂
管と金属管との接続方法によれば、金属管の端部外周面
上に、外周に薄肉円筒部材を嵌め込んだ合成樹脂管の端
部を圧入するだけで合成樹脂管と金属管とを簡単かつ迅
速に接続することができるので、作業性の向上を図るこ
とができる。その上、接続強度を充分に確保することが
できるとともに、接続個所で管の内周面及び外周面への
出っ張りを可及的に少なくすることができ、例えば地山
削孔用資材の鞘管を構成する合成樹脂管と金属製の管継
手とを接続する場合などに有効なものである。
【0030】特に、請求項2に係る発明では、マンドレ
ルを用いて圧入を行うことにより、合成樹脂管に破損等
を生じることなく、圧入作業を迅速かつ確実に行うこと
ができ、作業性の向上を一層図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の接続方法を適用した地山削孔用資材の
分解図である。
【図2】上記地山削孔用資材の鞘管を構成する合成樹脂
製の中継管と金属製の管継手との圧入前の状態を示す縦
断側面図である。
【図3】同じく圧入後の状態を示す縦断側面図である。
【符号の説明】
1 鞘管 12 中継管(合成樹脂管) 13 端末管(合成樹脂管) 19a 管継手(金属管) 31 ステンレスカラー(薄肉円筒部材) 32 マンドレル 41 中継管のテーパー面 43 管継手のテーパー面 44 段部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐々木 晋助 大阪府柏原市玉手町25番32号 株式会社 ササキ技建内 (72)発明者 白石 博己 大阪府堺市出島西町2番地 住友金属プ ランテック株式会社内 (56)参考文献 特開 平9−254263(JP,A) 実開 昭59−141283(JP,U) 特公 昭57−33478(JP,B1) 特表 平8−502340(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29C 65/00 - 65/82 F16L 21/08

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内径が略同一な合成樹脂管と金属管とを
    圧入によって接続する接続方法であって、 予め合成樹脂管の端部内周面に開口側に向かって外周面
    寄りに傾斜するテーパー面を形成するとともに、金属管
    の端部外周面に開口側に向かって内周面寄りに傾斜する
    テーパー面とこのテーパー面の管中央側に連続しかつテ
    ーパー面の管中央側より一段低い環状の段部とを形成し
    ておき、 次に上記合成樹脂管の端部外周にその合成樹脂管の圧入
    長さに略等しい長さを有する金属製の薄肉円筒部材を嵌
    め込み、しかる後この合成樹脂管の端部を、薄肉円筒部
    材を変形させながら上記金属管の端部外周面上に圧入
    し、圧入完了段階で薄肉円筒部材の復元力により合成樹
    脂管のテーパー面形成部が金属管の段部に接するように
    変形させるようにしたことを特徴とする合成樹脂管と金
    属管との接続方法。
  2. 【請求項2】 圧入に先立って、マンドレルの一部分を
    合成樹脂管内に位置決めをして挿入し、この合成樹脂管
    の外周面の薄肉円筒部材を嵌め込んだ部分に近い個所を
    その中に上記マンドレルを挟むようにクランプ部材で掴
    み、しかる後に上記マンドレルの合成樹脂管外に延び出
    る部分を金属管内に挿入し、この状態で圧入を行う請求
    項1記載の合成樹脂管と金属管との接続方法。
  3. 【請求項3】 上記合成樹脂管は、地山削孔用資材の鞘
    管を構成するポリエチレン樹脂管であり、上記金属管
    は、このポリエチレン樹脂管同士又はポリエチレン樹脂
    管と上記鞘管の一部を構成する金属管とを連結するため
    の管継手である請求項1又は2記載の合成樹脂管と金属
    管との接続方法。
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