JP2569656Y2 - インクフィルム包装体 - Google Patents
インクフィルム包装体Info
- Publication number
- JP2569656Y2 JP2569656Y2 JP1991017623U JP1762391U JP2569656Y2 JP 2569656 Y2 JP2569656 Y2 JP 2569656Y2 JP 1991017623 U JP1991017623 U JP 1991017623U JP 1762391 U JP1762391 U JP 1762391U JP 2569656 Y2 JP2569656 Y2 JP 2569656Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ink film
- roll
- cushioning material
- film roll
- core
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Packages (AREA)
- Impression-Transfer Materials And Handling Thereof (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、プリンタやファクシミ
リ等の記録装置に用いられる転写インクフィルムを供給
用コアにロール状に巻き取ってあるインクフィルムロー
ルの包装技術に関する。
リ等の記録装置に用いられる転写インクフィルムを供給
用コアにロール状に巻き取ってあるインクフィルムロー
ルの包装技術に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来では、図６に示すように、インクフ
ィルムロールＡから繰り出される転写インクフィルムで
ある熱転写性インクフィルム５１の端部に、インクフィ
ルムロールＡの巻取中心に位置する供給用コア５２と平
行姿勢で巻取用コア５３を接着し、これら両コア５２，
５３の同一側に位置する端部に渡って夫々、各コア５
２，５３に対して軸芯方向から嵌合自在な突起５４ａ，
５４ｂを備えた間隔規制部材５４を装着したのち、包装
箱５５にて包装していた（例えば、特開昭６０−９７８
４号公報）。また、前記のような巻取用コア５３を有さ
ないインクフィルムロールの場合では、このインクフィ
ルムロールから繰り出される熱転写性インクフィルムの
端部全域に粘着テープを付設して、当該端部をこれに相
対向する熱転写性インクフィルム部分に止着したのち、
包装箱にて包装していた。
ィルムロールＡから繰り出される転写インクフィルムで
ある熱転写性インクフィルム５１の端部に、インクフィ
ルムロールＡの巻取中心に位置する供給用コア５２と平
行姿勢で巻取用コア５３を接着し、これら両コア５２，
５３の同一側に位置する端部に渡って夫々、各コア５
２，５３に対して軸芯方向から嵌合自在な突起５４ａ，
５４ｂを備えた間隔規制部材５４を装着したのち、包装
箱５５にて包装していた（例えば、特開昭６０−９７８
４号公報）。また、前記のような巻取用コア５３を有さ
ないインクフィルムロールの場合では、このインクフィ
ルムロールから繰り出される熱転写性インクフィルムの
端部全域に粘着テープを付設して、当該端部をこれに相
対向する熱転写性インクフィルム部分に止着したのち、
包装箱にて包装していた。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】前者による場合は、イ
ンクフィルムロールＡの供給用コア５２と巻取用コア５
３との同一側の端部に渡って夫々間隔規制部材５４を装
着したのち、包装箱５５にて包装する必要があるため、
包装のための部材点数及び包装手数の増加によって包装
コストの高騰化を招来し易く、更に、インクフィルムロ
ールＡの端面が硬質の間隔規制部材５４との片当たりに
よって損傷する可能性がある。しかも、前記間隔規制部
材５４によって供給用コア５２と巻取用コア５３との軸
芯間隔を一定間隔に規制するものの、供給用コア５２及
び巻取用コア５３は、間隔規制部材５４の突起５４ａ，
５４ｂに対して各別に回転できるため、包装箱の収納前
の取扱いや収納後に作用する振動等によっては、間隔規
制部材５４の突起５４ａ，５４ｂに対して供給用コア５
２及び巻取用コア５３が回転することがあり、その結
果、インクフィルムロールＡから熱転写性インクフィル
ムが繰り出されるばかりでなく、インクフィルムロール
Ａと巻取用コア５３とに渡る熱転写性インクフィルムが
一旦緩むと、インクフィルムロールＡ自体の巻き緩みが
発生し、記録装置への装着時に多大の手間を要してい
た。また、後者による場合では、熱転写性インクフィル
ムの端部全域に粘着テープを付設したのち、包装箱にて
包装する必要があるため、その粘着テープの貼り付け作
業に多くの手間を要し、しかも、前者の場合と同様に包
装箱が必要であるため、包装コストの高騰化を招来し易
い。更に、前記両者共に、流通過程等での落下や衝突等
に起因するインクフィルムロールの損傷を防止する為に
は、インクフィルムロールを発泡ウレタン等の緩衝材で
保護する必要があるが、この場合、従来では、緩衝材を
インクフィルムロールと共に包装箱内に充填するため、
包装箱自体が大型化し、輸送時や保管時にスペース面で
不利益を被り易い。本考案は、上述の実情に鑑みて為さ
れたものであって、その目的は、転写インクフィルムを
供給用コアにロール状に巻き取ってあるインクフィルム
ロールを包装する場合、或いは、前記インクフィルムロ
ールと、転写インクフィルムの長手方向に対して直交す
る姿勢で当該インクフィルムの遊端部に接着される巻取
用コアとを包装する場合のいずれであっても、緩衝材の
持つ断熱機能と熱収縮性フィルムの収縮機能とを有効利
用して、転写インクフィルム自体に熱的な悪影響を与え
ることなく、しかも、少ない包装部材点数及び包装手数
で安価に包装することができるとともに、流通過程等で
の損傷や転写インクフィルムの繰り出し等の発生を抑制
しながら輸送や保管等を取り扱い面及びスペース面で有
利に実施することのできるインクフィルム包装体を提供
する点にある。
ンクフィルムロールＡの供給用コア５２と巻取用コア５
３との同一側の端部に渡って夫々間隔規制部材５４を装
着したのち、包装箱５５にて包装する必要があるため、
包装のための部材点数及び包装手数の増加によって包装
コストの高騰化を招来し易く、更に、インクフィルムロ
ールＡの端面が硬質の間隔規制部材５４との片当たりに
よって損傷する可能性がある。しかも、前記間隔規制部
材５４によって供給用コア５２と巻取用コア５３との軸
芯間隔を一定間隔に規制するものの、供給用コア５２及
び巻取用コア５３は、間隔規制部材５４の突起５４ａ，
５４ｂに対して各別に回転できるため、包装箱の収納前
の取扱いや収納後に作用する振動等によっては、間隔規
制部材５４の突起５４ａ，５４ｂに対して供給用コア５
２及び巻取用コア５３が回転することがあり、その結
果、インクフィルムロールＡから熱転写性インクフィル
ムが繰り出されるばかりでなく、インクフィルムロール
Ａと巻取用コア５３とに渡る熱転写性インクフィルムが
一旦緩むと、インクフィルムロールＡ自体の巻き緩みが
発生し、記録装置への装着時に多大の手間を要してい
た。また、後者による場合では、熱転写性インクフィル
ムの端部全域に粘着テープを付設したのち、包装箱にて
包装する必要があるため、その粘着テープの貼り付け作
業に多くの手間を要し、しかも、前者の場合と同様に包
装箱が必要であるため、包装コストの高騰化を招来し易
い。更に、前記両者共に、流通過程等での落下や衝突等
に起因するインクフィルムロールの損傷を防止する為に
は、インクフィルムロールを発泡ウレタン等の緩衝材で
保護する必要があるが、この場合、従来では、緩衝材を
インクフィルムロールと共に包装箱内に充填するため、
包装箱自体が大型化し、輸送時や保管時にスペース面で
不利益を被り易い。本考案は、上述の実情に鑑みて為さ
れたものであって、その目的は、転写インクフィルムを
供給用コアにロール状に巻き取ってあるインクフィルム
ロールを包装する場合、或いは、前記インクフィルムロ
ールと、転写インクフィルムの長手方向に対して直交す
る姿勢で当該インクフィルムの遊端部に接着される巻取
用コアとを包装する場合のいずれであっても、緩衝材の
持つ断熱機能と熱収縮性フィルムの収縮機能とを有効利
用して、転写インクフィルム自体に熱的な悪影響を与え
ることなく、しかも、少ない包装部材点数及び包装手数
で安価に包装することができるとともに、流通過程等で
の損傷や転写インクフィルムの繰り出し等の発生を抑制
しながら輸送や保管等を取り扱い面及びスペース面で有
利に実施することのできるインクフィルム包装体を提供
する点にある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本考案の第１請求項では、転写インクフィルムを
供給用コアにロール状に巻き取ってあるインクフィルム
ロールを緩衝材で包み、この緩衝材を含むインクフィル
ムロール全体を熱収縮性フィルムにて密着包装してある
事を特徴とする。また、本考案の第２請求項では、転写
インクフィルムを供給用コアにロール状に巻き取ってあ
るインクフィルムロールと、前記転写インクフィルムの
長手方向に対して直交する姿勢で当該インクフィルムの
遊端部に接着される巻取用コアとを緩衝材で包み、この
緩衝材及び巻取用コアを含むインクフィルムロールの全
体を熱収縮性フィルムにて密着包装してある事を特徴と
する。更に、本考案の第３請求項では、前記緩衝材の一
端部を、インクフィルムロールの外周面と巻取用コアの
外周面との間に入り込み配置した事を特徴とする。
めに、本考案の第１請求項では、転写インクフィルムを
供給用コアにロール状に巻き取ってあるインクフィルム
ロールを緩衝材で包み、この緩衝材を含むインクフィル
ムロール全体を熱収縮性フィルムにて密着包装してある
事を特徴とする。また、本考案の第２請求項では、転写
インクフィルムを供給用コアにロール状に巻き取ってあ
るインクフィルムロールと、前記転写インクフィルムの
長手方向に対して直交する姿勢で当該インクフィルムの
遊端部に接着される巻取用コアとを緩衝材で包み、この
緩衝材及び巻取用コアを含むインクフィルムロールの全
体を熱収縮性フィルムにて密着包装してある事を特徴と
する。更に、本考案の第３請求項では、前記緩衝材の一
端部を、インクフィルムロールの外周面と巻取用コアの
外周面との間に入り込み配置した事を特徴とする。
【０００５】
【作用】本考案の第１請求項による場合では、インクフ
ィルムロールを熱収縮性フィルムにて密着包装すること
により、熱収縮性フィルムの収縮力を利用してインクフ
ィルムロール全体を緊縛することができるから、このイ
ンクフィルムロールから繰り出される転写インクフィル
ムの遊端部の一部を粘着テープ等で仮止めする程度で
も、当該転写インクフィルムの不測の繰り出しを確実に
防止することができるとともに、従来のように包装箱を
用いる場合に比して、包装後における包装体の体積も可
及的に小さくすることができる。しかも、インクフィル
ムロールは緩衝材で包まれているから、流通過程等での
インクフィルムロールの損傷を良好に抑制することがで
きると同時に、この緩衝材の持つ断熱機能を利用して、
熱収縮性フィルムの加熱時における転写インクフィルム
への熱的な悪影響を抑制することができる。本考案の第
２請求項による場合では、特に、熱収縮性フィルムの収
縮力を利用して、インクフィルムロールと巻取用コアと
を互いに密着した状態で緊縛することができるから、包
装後における包装体の体積を可及的に小さくすることが
できるばかりでなく、流通過程等で振動が作用しても、
供給用コア及び巻取用コアが相対回転したり、相対移動
したりすることがなく、従来のように、インクフィルム
ロールから転写インクフィルムが繰り出されたり、或い
は、インクフィルムロール自体の巻き緩みが発生するこ
とを抑制することができる。しかも、インクフィルムロ
ールと巻取用コアとは緩衝材で包まれているから、流通
過程等でのインクフィルムロールの損傷を良好に抑制す
ることができると同時に、この緩衝材の持つ断熱機能を
利用して、熱収縮性フィルムの加熱時における転写イン
クフィルムへの熱的な悪影響を抑制することができる。
更に、本考案の第３請求項による場合では、インクフィ
ルムロール及び巻取用コアに対して、互いに近づく方向
の圧迫力やコア軸芯方向への相対移動力が作用しても、
このような力を緩衝材の弾性変形にて吸収緩和すること
ができる。
ィルムロールを熱収縮性フィルムにて密着包装すること
により、熱収縮性フィルムの収縮力を利用してインクフ
ィルムロール全体を緊縛することができるから、このイ
ンクフィルムロールから繰り出される転写インクフィル
ムの遊端部の一部を粘着テープ等で仮止めする程度で
も、当該転写インクフィルムの不測の繰り出しを確実に
防止することができるとともに、従来のように包装箱を
用いる場合に比して、包装後における包装体の体積も可
及的に小さくすることができる。しかも、インクフィル
ムロールは緩衝材で包まれているから、流通過程等での
インクフィルムロールの損傷を良好に抑制することがで
きると同時に、この緩衝材の持つ断熱機能を利用して、
熱収縮性フィルムの加熱時における転写インクフィルム
への熱的な悪影響を抑制することができる。本考案の第
２請求項による場合では、特に、熱収縮性フィルムの収
縮力を利用して、インクフィルムロールと巻取用コアと
を互いに密着した状態で緊縛することができるから、包
装後における包装体の体積を可及的に小さくすることが
できるばかりでなく、流通過程等で振動が作用しても、
供給用コア及び巻取用コアが相対回転したり、相対移動
したりすることがなく、従来のように、インクフィルム
ロールから転写インクフィルムが繰り出されたり、或い
は、インクフィルムロール自体の巻き緩みが発生するこ
とを抑制することができる。しかも、インクフィルムロ
ールと巻取用コアとは緩衝材で包まれているから、流通
過程等でのインクフィルムロールの損傷を良好に抑制す
ることができると同時に、この緩衝材の持つ断熱機能を
利用して、熱収縮性フィルムの加熱時における転写イン
クフィルムへの熱的な悪影響を抑制することができる。
更に、本考案の第３請求項による場合では、インクフィ
ルムロール及び巻取用コアに対して、互いに近づく方向
の圧迫力やコア軸芯方向への相対移動力が作用しても、
このような力を緩衝材の弾性変形にて吸収緩和すること
ができる。
【０００６】
【考案の効果】従って、本考案の第１請求項による場合
は、転写インクフィルムを供給用コアにロール状に巻き
取ってあるインクフィルムロールを包装する際、緩衝材
の持つ断熱機能と熱収縮性フィルムの収縮機能とを有効
利用して、転写インクフィルム自体に熱的な悪影響を与
えることなく、しかも、少ない包装部材点数及び包装手
数で安価に包装することができるとともに、流通過程等
での損傷や転写インクフィルムの繰り出し等の発生を抑
制しながら輸送や保管等を取り扱い面及びスペース面で
有利に実施することができる。また、本考案の第２請求
項による場合は、前記インクフィルムロールと巻取用コ
アとを包装する際、緩衝材の持つ断熱機能と熱収縮性フ
ィルムの収縮機能とを有効利用して、転写インクフィル
ム自体に熱的な悪影響を与えることなく、しかも、少な
い包装部材点数及び包装手数で安価に包装することがで
きる。更に、流通過程等での損傷や転写インクフィルム
の繰り出し、巻き緩み等の発生を抑制しながら輸送や保
管等を取り扱い面及びスペース面で有利に実施すること
ができるとともに、記録装置への装着を常に容易に行う
ことができる。更に、本考案の第３請求項による場合
は、緩衝材及び巻取用コアを含むインクフィルムロール
全体を外力から保護するための緩衝材を利用して、イン
クフィルムロールの外周面と巻取用コアの外周面とが圧
迫されたり、或いは、コア軸芯方向で擦れることに起因
する熱収縮性フィルムの損傷をも同時に抑制することが
できる効果がある。
は、転写インクフィルムを供給用コアにロール状に巻き
取ってあるインクフィルムロールを包装する際、緩衝材
の持つ断熱機能と熱収縮性フィルムの収縮機能とを有効
利用して、転写インクフィルム自体に熱的な悪影響を与
えることなく、しかも、少ない包装部材点数及び包装手
数で安価に包装することができるとともに、流通過程等
での損傷や転写インクフィルムの繰り出し等の発生を抑
制しながら輸送や保管等を取り扱い面及びスペース面で
有利に実施することができる。また、本考案の第２請求
項による場合は、前記インクフィルムロールと巻取用コ
アとを包装する際、緩衝材の持つ断熱機能と熱収縮性フ
ィルムの収縮機能とを有効利用して、転写インクフィル
ム自体に熱的な悪影響を与えることなく、しかも、少な
い包装部材点数及び包装手数で安価に包装することがで
きる。更に、流通過程等での損傷や転写インクフィルム
の繰り出し、巻き緩み等の発生を抑制しながら輸送や保
管等を取り扱い面及びスペース面で有利に実施すること
ができるとともに、記録装置への装着を常に容易に行う
ことができる。更に、本考案の第３請求項による場合
は、緩衝材及び巻取用コアを含むインクフィルムロール
全体を外力から保護するための緩衝材を利用して、イン
クフィルムロールの外周面と巻取用コアの外周面とが圧
迫されたり、或いは、コア軸芯方向で擦れることに起因
する熱収縮性フィルムの損傷をも同時に抑制することが
できる効果がある。
【０００７】
図５に示すように、前記インクフィルムロールＡと巻取
用コア３とを緩衝材４で包む際、この緩衝材４の一端部
４ａを、インクフィルムロールＡの外周面と巻取用コア
３の外周面との間に入り込み配置させてもよい。換言す
れば、緩衝材４にてインクフィルムロールＡと巻取用コ
ア３とを簀巻き状に包んでもよい。 〔その他の実施例〕 上述の実施例では、前記インクフィルムロールＡから繰
り出される熱転写性インクフィルム１の遊端部に巻取用
コア３を付設したインクフィルム包装体について説明し
たが、このような巻取用コア３を設けていないタイプ、
つまり、熱転写性インクフィルム１の遊端部を粘着テー
プ等で仮止めしてあるタイプにも本考案の技術を適用す
ることができる。また、上述の実施例では、インクフィ
ルムロールＡ及び巻取用コア３のうち、軸芯方向の両端
部を除く他の部分を緩衝材４にて包み込んだが、インク
フィルムロールＡ及び巻取用コア３の全周を緩衝材４に
て包み込んでもよい。更に、前記熱収縮性フィルム５に
て気密状態で包装してある場合には、この熱収縮性フィ
ルム５内に脱酸素剤を封入して実施してもよい。
用コア３とを緩衝材４で包む際、この緩衝材４の一端部
４ａを、インクフィルムロールＡの外周面と巻取用コア
３の外周面との間に入り込み配置させてもよい。換言す
れば、緩衝材４にてインクフィルムロールＡと巻取用コ
ア３とを簀巻き状に包んでもよい。 〔その他の実施例〕 上述の実施例では、前記インクフィルムロールＡから繰
り出される熱転写性インクフィルム１の遊端部に巻取用
コア３を付設したインクフィルム包装体について説明し
たが、このような巻取用コア３を設けていないタイプ、
つまり、熱転写性インクフィルム１の遊端部を粘着テー
プ等で仮止めしてあるタイプにも本考案の技術を適用す
ることができる。また、上述の実施例では、インクフィ
ルムロールＡ及び巻取用コア３のうち、軸芯方向の両端
部を除く他の部分を緩衝材４にて包み込んだが、インク
フィルムロールＡ及び巻取用コア３の全周を緩衝材４に
て包み込んでもよい。更に、前記熱収縮性フィルム５に
て気密状態で包装してある場合には、この熱収縮性フィ
ルム５内に脱酸素剤を封入して実施してもよい。
【０００８】尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面と
の対照を便利にするために符号を記すが、該記入により
本考案は添付図面の構成に限定されるものではない。
の対照を便利にするために符号を記すが、該記入により
本考案は添付図面の構成に限定されるものではない。
【図１】本考案の第１実施例のインクフィルム包装体を
示す全体の斜視図
示す全体の斜視図
【図２】インクフィルムロール及び巻取用コアの斜視図
【図３】緩衝材を巻き付けたときの斜視図
【図４】熱収縮性フィルム内に入れたときの斜視図
【図５】第２実施例のインクフィルム包装体を示す断面
図
図
【図６】従来のインクフィルム包装体を示す分解斜視図
Ａ インクフィルムロール １ 転写インクフィルム ２ 供給用コア ３ 巻取用コア ４ 緩衝材 ４ａ 一端部 ５ 熱収縮性フィルム
フロントページの続き (72)考案者 小島 裕昭 大阪府大阪市西淀川区御幣島５丁目４番 14号 富士化学紙工業株式会社 技術セ ンター内 (56)参考文献 特開 昭63−165170（ＪＰ，Ａ)
Claims (3)
- 【請求項１】 転写インクフィルム（１）を供給用コア
（２）にロール状に巻き取ってあるインクフィルムロー
ル（Ａ）を緩衝材（４）で包み、この緩衝材（４）を含
むインクフィルムロール（Ａ）全体を熱収縮性フィルム
（５）にて密着包装してあるインクフィルム包装体。 - 【請求項２】 転写インクフィルム（１）を供給用コア
（２）にロール状に巻き取ってあるインクフィルムロー
ル（Ａ）と、前記転写インクフィルム（１）の長手方向
に対して直交する姿勢で当該インクフィルム（１）の遊
端部に接着される巻取用コア（３）とを緩衝材（４）で
包み、この緩衝材（４）及び巻取用コア（３）を含むイ
ンクフィルムロール（Ａ）の全体を熱収縮性フィルム
（５）にて密着包装してあるインクフィルム包装体。 - 【請求項３】 前記緩衝材（４）の一端部（４ａ）が、
インクフィルムロール（Ａ）の外周面と巻取用コア
（３）の外周面との間に入り込み配置されている請求項
２記載のインクフィルム包装体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991017623U JP2569656Y2 (ja) | 1991-03-25 | 1991-03-25 | インクフィルム包装体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991017623U JP2569656Y2 (ja) | 1991-03-25 | 1991-03-25 | インクフィルム包装体 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04113960U JPH04113960U (ja) | 1992-10-06 |
| JP2569656Y2 true JP2569656Y2 (ja) | 1998-04-28 |
Family
ID=31904362
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1991017623U Expired - Fee Related JP2569656Y2 (ja) | 1991-03-25 | 1991-03-25 | インクフィルム包装体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2569656Y2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2566278Y2 (ja) * | 1991-03-29 | 1998-03-25 | 大日本印刷株式会社 | 転写フィルムロール包装体 |
| JP2016196322A (ja) * | 2015-04-06 | 2016-11-24 | 大日本印刷株式会社 | 電池用包材のフィルムロール梱包体 |
| JP7338141B2 (ja) * | 2018-10-22 | 2023-09-05 | 東洋製罐株式会社 | 酸素吸収性フィルム包装体 |
| JP7289505B2 (ja) * | 2019-03-01 | 2023-06-12 | 株式会社ハナガタ | 緩衝材包装方法と緩衝材包装装置 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2583869B2 (ja) * | 1986-12-26 | 1997-02-19 | 松下電器産業株式会社 | 熱転写用インクシ−トカセツト |
-
1991
- 1991-03-25 JP JP1991017623U patent/JP2569656Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04113960U (ja) | 1992-10-06 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP2569656Y2 (ja) | インクフィルム包装体 | |
| US5346067A (en) | Package for individual objects with end pieces having tubular film attached thereto | |
| WO2009081622A1 (ja) | カバーテープのレコード巻体の包装方法および包装体 | |
| US5105944A (en) | Shipping package for perfluorinated membrane | |
| JPH08217181A (ja) | フィルムロール用の包装装置 | |
| FI96670B (fi) | Menetelmä ja laite paperirullien pahvisten päätylappujen pakkaamiseksi sekä pakkaus | |
| KR960007379A (ko) | 평행 직육면체 형태의 제품을 포장하기 위한 포장 방법 및 포장 구조체 | |
| US5960954A (en) | Packaging for thermal transfer ribbons | |
| CA2229021A1 (en) | Method and apparatus for wrapping a roll | |
| JP2579075B2 (ja) | 鋼板コイルの包装方法 | |
| JP2566278Y2 (ja) | 転写フィルムロール包装体 | |
| JP4497673B2 (ja) | 製品の梱包構造 | |
| JP2526078Y2 (ja) | 緩衝包装体 | |
| JPH056136Y2 (ja) | ||
| JP2516609Y2 (ja) | インクフィルムロール用サイドホルダ | |
| JPH0643096Y2 (ja) | 巻取ボビンサイドプロテクター | |
| JPS5917828Y2 (ja) | 軒樋の梱包 | |
| JPH05170273A (ja) | メタリックワイヤ包装梱包 | |
| JPH0743029Y2 (ja) | ビデオテープ等の包装箱 | |
| JPH02221050A (ja) | ロール紙包装体 | |
| JPH0811571B2 (ja) | ロ−ル状物の包装方法 | |
| JP4346762B2 (ja) | パックケース | |
| JPH05319450A (ja) | 管棒材用の梱包材および梱包方法 | |
| JPH11310268A (ja) | 包装装置 | |
| JPH10250773A (ja) | 防湿包装体及び防湿包装方法 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |