JP2566278Y2 - 転写フィルムロール包装体 - Google Patents

転写フィルムロール包装体

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JP2566278Y2
JP2566278Y2 JP1991027731U JP2773191U JP2566278Y2 JP 2566278 Y2 JP2566278 Y2 JP 2566278Y2 JP 1991027731 U JP1991027731 U JP 1991027731U JP 2773191 U JP2773191 U JP 2773191U JP 2566278 Y2 JP2566278 Y2 JP 2566278Y2
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JP
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transfer film
bobbin
film roll
winding
transfer
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良公 仙波
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、感熱転写プリンターに
装着して使用される転写フィルムロールに係るものであ
り、詳しくは包装された状態の転写フィルムロール包装
体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、小幅の転写フィルムを感熱転写プ
リンターに装着する場合には、転写フィルムを巻取状態
で保持した供給側ボビンと転写フィルムを巻き取る巻取
側ボビンとからなる転写フィルムロールをカセットの中
に収納し、このカセットごとプリンターに装填するよう
にしているが、幅の大きな転写フィルムの場合には、転
写フィルムロールをカセットに入れない状態でプリンタ
ーに装着して使用するようにしている。このように、広
幅の転写フィルムを有する転写フィルムロールはカセッ
トに入れないため、そのままでは転写フィルムが解けて
供給側ボビンと巻取側ボビンとがバラバラになるので、
通常は図5に示すように、供給側ボビン11及び巻取側
ボビン12が最接近するまで転写フィルム13を巻き取
った状態でバンド14が掛けられて販売に供されてお
り、プリンターで使用するまでは転写フィルム13が不
用意に解けないようにしている。さらに、転写フィルム
13を保護するために、バンド14を掛けた状態のもの
を必要に応じて別の袋や箱などに収納することも行われ
ている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上述したように、広幅
の転写フィルムを有する転写フィルムロールは、バンド
掛けされた上に、さらに袋や箱などに入れられて販売さ
れているため、その包装形態が複雑になってコスト高に
なるという問題点があった。また、広幅の転写フィルム
ロールは多種類で小ロットの場合が多いために、バンド
掛けは通常人手により行われており、包装作業に手間が
かかるという問題点があった。
【0004】本考案は、上記のような問題点に鑑みなさ
れたもので、その目的とするところは、包装形態が簡略
化されると共に包装工程が簡単な転写フィルムロール包
装体を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案の転写フィルムロール包装体は、転写フィル
ムの本体部分にリードフィルムが接続され、巻取側ボビ
ンの表面に軸方向に間隔を置いて塗布された接着剤によ
りリードフィルムの先端が巻取側ボビンに接着されてお
り、転写フィルムを巻取状態で保持した供給側ボビンと
転写フィルムを巻き取る巻取側ボビンの両ボビンを、転
写フィルムを巻き取ることにより最接近した状態とし、
周囲全体をシュリンクフィルムにより包装したことを特
徴とするものである。
【0006】
【作用】上記構成からなる転写フィルムロール包装体に
おいては、両ボビンの結束と全体の包装とがシュリンク
包装により同時に行われる。
【0007】
【実施例】図1の転写フィルムロール包装体1は、図2
に示される転写フィルムロール2をシュリンク包装した
ものである。この転写フィルムロール2は、図2に示す
ように、転写フィルム3を巻取状態で保持した供給側ボ
ビン4と、転写フィルム3の一端が接着されて使用時に
はこの転写フィルム3を巻き取る巻取側ボビン5とから
構成されている。
【0008】本実施例における転写フィルム3には、転
写フィルム本体部分3aとリードフィルム3bとが接着
テープ6により接続されたものが使用されており、リー
ドフィルム3bはその先端が巻取側ボビン5の表面に接
着されると共に巻取側ボビン5に数周巻かれる長さとさ
れている。一方、転写フィルム本体部分3aは所定の画
面数分が供給側ボビン4に巻取状で巻かれており、その
最終端付近には必要に応じてエンドマーク等が設けられ
ている。
【0009】そして、リードフィルム3bを巻取側ボビ
ン5に接着する場合、図3の如く糊等の接着剤7を幅方
向長く塗布して接着することが一般的であるが、本実施
例では図4に示すように巻取側ボビン5の表面に軸方向
に間隔を置いて塗布するようにした。通常はスティック
状の糊を使用するので、図4に示す方法の方が簡単であ
り、しかもこれで十分に転写フィルム3を巻き取ること
ができた。
【0010】そして、上記の転写フィルムロール2にお
ける両ボビン4,5を、転写フィルムを巻き取ることに
より最接近した状態とし、その周囲全体をポリ塩化ビニ
ル或いはポリエチレンからなるシュリンクフィルム8を
用いてシュリンク包装することにより図1に示す転写フ
ィルムロール包装体1が形成されている。
【0011】上記の転写フィルムロール包装体1は、こ
のシュリンク包装されたままの状態で出荷されて販売さ
れる。そして、感熱転写プリンターに装着する時点でシ
ュリンクフィルム8が破られ転写フィルムロール2が取
り出されて、所定の箇所にセットされるものである。
【0012】
【考案の効果】以上説明したように、本考案の転写フィ
ルムロール包装体は、供給側ボビンと巻取側ボビンの両
者を最接近させた状態で全体をシュリンク包装したの
で、包装形態が簡略化され、包装工程が簡単となってコ
ストが低くなるという効果を奏する。また、転写フィル
ムの本体部分に接続されたリードフィルムの先端を巻取
側ボビンに接着するに際して、巻取側ボビンの表面に軸
方向に間隔を置いて接着剤を塗布することにより、包装
作業がより簡略化される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例としての転写フィルムロール
包装体を示す斜視図である。
【図2】転写フィルムロールを少し解いた状態で示す斜
視図である。
【図3】巻取側ボビンに接着剤を塗布する例を示す斜視
図である。
【図4】巻取側ボビンに接着剤を塗布する他の例を示す
斜視図である。
【図5】転写フィルムロールを固定する従来例を示す斜
視図である。
【符号の説明】
1 転写フィルムロール包装体 2 転写フィルムロール 3 転写フィルム 4 供給側ボビン 5 巻取側ボビン 8 シュリンクフィルム

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 転写フィルムの本体部分にリードフィル
    ムが接続され、巻取側ボビンの表面に軸方向に間隔を置
    いて塗布された接着剤によりリードフィルムの先端が巻
    取側ボビンに接着されており、転写フィルムを巻取状態
    で保持した供給側ボビンと転写フィルムを巻き取る巻取
    側ボビンの両ボビンを、転写フィルムを巻き取ることに
    より最接近した状態とし、周囲全体をシュリンクフィル
    ムにより包装したことを特徴とする転写フィルムロール
    包装体。
JP1991027731U 1991-03-29 1991-03-29 転写フィルムロール包装体 Expired - Lifetime JP2566278Y2 (ja)

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JP2569656Y2 (ja) * 1991-03-25 1998-04-28 フジコピアン株式会社 インクフィルム包装体

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