JP2579075B2 - 鋼板コイルの包装方法 - Google Patents

鋼板コイルの包装方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は鋼板コイルの包装方法に
関するもので、特に高級品質で、防湿・防錆の要求が高
く、機械的損傷が許されない鋼板コイルを能率よく安全
に包装する方法に関するものである。
【0002】
【従来技術とその問題点】一般的に鋼板コイルは、その
外周及び中空部の内周を被包することに加えてコイルの
両端面をも体裁よく被包することが要求されるが、特に
端面の包装には種々の問題がある。通常は、コイル幅よ
り広幅の外周包装材を筒状に巻きつけ、その両側に円筒
状に突出したいわゆる“耳”部分の中に端面に当接させ
る円形の包装材を押し込み、摩擦力で保持することが行
なわれているが、この端面包装材の脱落を防ぐには、接
着剤や糊剤を使用するか、その他の特別な工夫をしなけ
ればならない。しかし、接着剤や糊剤は湿気を生じ、鋼
板に錆を発生させる点で好ましくなく、その使用は極力
避けなければならない。
【0003】鋼板コイルの中には、その外周に外周包装
材を巻きつけるときに、コイルを回転させることを禁じ
られているものがある。例えば、缶詰用の缶製作の原料
であるグレードの高いローモコイルなどがそれである。
このような高品質の鋼板コイルの場合は、コイルを回転
させないで外周包装材をコイルの回りに周回させて巻き
つけなければならない。そのためにはコイルを床面から
吊り上げるなどする必要があるが、それには何らかの機
械的手段をコイルに接触させることが要求されることに
なる。
【0004】このような場合には、コイルの両端面やエ
ッジが、また中空部内に吊り上げ用の棒状部材を挿入す
るのであれば中空部内周が、特に機械的損傷を受けやす
いので、これを保護する必要がある。しかし、まだ外周
紙を巻きつけてない状態であるから、端面被包材を適用
しても、外周紙の円筒状突出部(耳)で端面被包材を保
持することができない。
【0005】さらに、高品質のローモコイルについて
は、特にコイルの端面とエッジを衝撃に対し十分に保護
することが望まれるが、ありきたりの材料を何層も重ね
るのでは作業も煩わしい上に、それほど効果が期待され
ず、しかも包装の仕上がりに凹凸を生じるなどの点で、
満足すべき包装体が得られない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】これらの問題点に鑑み
本発明は、接着剤を使用せず、コイルを回転させること
をしないで、まずコイル端面とコイル中空部内周を包装
し保護するという課題を解決しようとするものである。
【0007】具体的に本発明は、コイル端面の被包材を
それ自体で端面に固定できるようにすると共に、中空部
内周のエッジ及び外周のエッジを機械的損傷から十分に
保護し且つ凹凸を極力生じないようにする鋼板コイルの
包装方法を提供することを課題とする。
【0008】さらに本発明は、高品質で損傷の許されな
い鋼板コイルの端面、内外周及びエッジをそれぞれに最
適な形状と材質の被包材で能率的に被包し、高度の防水
・防錆性を備え、機械的衝撃に対し高度に保護された鋼
板コイルの包装体を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】このため本発明の方法
は、中空部内周に挿入される円筒部を備えた環状の端面
当接ソフトボードで鋼板コイルの両端面を被包すること
から始める。この端面当接ソフトボードは特に防錆性に
すぐれた、緩衝性ある厚手の材質で作られ、端面の全面
積と、中空部の全内周とを被包し、内周エッジを保護す
る。接着剤は、特にコイルに直接接触する部分には使わ
れていない。
【0010】ついでコイルの外周には、鋼板コイルの中
空部にマンドレルを挿入して宙吊り状態にしてコイルを
回転させないで外周紙を周回させて巻きつけ、両側縁
(耳)は先に適用されている端面当接ソフトボードの外
表面上にギャザ折りされ、好適にはホットメルト接着さ
れる。
【0011】コイルの端面及び外周をさらに厚く保護す
る必要があるときは、先に適用した端面当接ソフトボー
ドの上から環状の重ねボード(ドーナツボード)をコイ
ル端面に適用すると共に外周にはさらに一重又は二重に
外周包装材、特に薄鉄板を巻きつけ、その外周エッジに
柔軟性ある緩衝テープを巻きつける。
【0012】機械的衝撃に対しさらに防護を完璧にしよ
うとするときは、環状の金属薄板製エンドキャップを両
端面に嵌め合わせて端面とエッジを完全に被包し、コイ
ル中空部には円筒形の内周鉄板を挿入した上、環状栓体
(プラグキャップ)で内周鉄板とエンドキャップ内縁と
を固定する。こうして鋼板コイルは、端面を三重に(当
接ソフトボード、重ねボード、エンドキャップによ
り)、外周も二重又は三重に(外周紙、外周ボード、そ
して外周薄鉄板により)、そして内周も二重に(端面当
接ソフトボード、重ねボードにより)被包保護された包
装体となる。
【0013】
【実施例】次に図面を参照して本発明の包装方法とそれ
により形成される包装体の好適実施例について説明す
る。図1から図3までは、本発明方法の第1段階(基本
的包装)を示し、図4から図6までは本発明方法の第2
段階(好適な包装)を示し、図7は機械的衝撃に対し完
全に防護した最も好適な包装の完成段階を示す。
【0014】図1を参照すると、本発明の包装方法の最
初の工程が示されている。鋼板コイルCは中空部Oを残
して巻回され、外端をテープTで止められている。この
鋼板コイルは、外周面はもちろん、端面Eも中空部Oの
内周面も、湿気や機械的衝撃から保護されなければなら
ず、また特に外周エッジGo及び内周エッジGiを損傷
から保護しなければならない。そして端面Eと内周エッ
ジGiとは、鋼板コイルを回転させずに包装すべき場合
に、まず最初に保護されなければならない。
【0015】本発明によれば、特殊な構成の端面当接ソ
フトボード1が用意される。このソフトボード1は、環
状円板2の中央穴3に、コイルの中空部内に挿入される
べき挿入円筒部4をそのフランジ部5により固着して構
成される。環状部2と円筒部4は共に厚さ4〜5ミリの
ポリエチレンラミネートシート、特に表面に気化性防錆
剤(VCI)を塗布したシートから形成するのが好適で
ある。このような端面当接ソフトボード1をコイル端面
の両側から1個ずつ適用する。適用に際してはコイルの
中空部Oに挿入円筒部4を一致させて環状部2を単に押
し込むだけでよく、予め環状円板の外径をコイルの外径
に対応させてあるから、これでコイル端面は完全に被包
される。またソフトボードは挿入円筒部4とコイル内周
との摩擦力によりコイル端面に保持されるから、他に補
助手段(例えば接着剤)を用いなくてもソフトボードは
コイル端面から脱落しない。
【0016】挿入円筒部4は、環状部2と中心を一致さ
せてあるから、円筒部4をコイル中空部に一致させるこ
とにより、環状部2は当然にコイル端面と芯合わせされ
る。また、挿入円筒部4は、VCIを塗布したポリエチ
レンラミネートから形成されるから、コイル中空部の内
周の防錆・緩衝の機能を発揮することは勿論である。端
面当接ソフトボード1の装着は、半自動的操作により、
又は手作業でなされ得るが、いずれにしても挿入円筒部
4が保持のための便利な手掛かりを与える。
【0017】端面をまず保護した鋼板コイルCは、次に
例えばその中空部にマンドレルを挿入して宙吊りされ、
図2に示すように外周紙10を巻きつけられる。コイル
がローモコイルなどの高級品である場合は、コイルを回
転させることが禁じられているから、宙吊りしたコイル
の回りに包装材の方を周回させなければならない。外周
紙10はその両側縁11が端面より少し突出するように
巻回される。外周紙はちょうどコイルを一周する程度の
長さを巻回すればよい。このような巻回は自動化作業に
より行なわれ得る。長さ方向の端縁は、互いに重ね、又
は突き合わせて接合する。好適に、外周紙10は、前記
と同様なVCI塗布ポリエチレンラミネート厚紙から形
成され得る。
【0018】次に、図3に示すように外周紙10の両側
縁11を端面のソフトボード環状部2の上にギャザ折り
12し、適宜接着剤、例えばホットメルトで接着して、
基本的包装を完了する。ギャザ折りは周知の菊刃を使用
することで自動化され得る。この状態で、鋼板コイルは
外周を外周紙10により、内周は挿入円筒部4で、そし
て端面はソフトボード環状部2により完全に被包され、
外周及び内周エッジとも被覆防護されている。特に厳格
な要求がなければ、鋼板コイルはこの基本的包装の形で
出荷することもできる。
【0019】前述したようなローモコイルなどのよう
に、機械的損傷に対する保護を高度に要求される被梱包
物の場合は、図4から図6までに示す好適な包装の形に
まで、さらに完全には図7の形にまで包装することが望
ましい。
【0020】好適な包装の最初は、両端にドーナツ状の
重ねボード14を貼着することである。重ねボード14
は、厚さ1〜2ミリのポリエチレンラミネートライナー
が好適であり、これを自動化作業でヒートシール又はホ
ットメルト接着する。図4に示す重ねボード14の一方
(図で左側)はその中心孔の内縁に切り込み15を示し
てあり、この切り込み15を他方(右方)のボード14
について示すように内方へ折り返し16して、先に挿入
されている円筒部4の内周へ差し込む。重ねボード14
の外周は、図4に破線で示すように、ギャザ折り12に
一部重なる。
【0021】ついで、図5に示すように、外周ボード1
8を自動化作業により巻きつける。外周ボード18は厚
さ2〜3ミリ程度でコイル幅Wとほゞ同じ幅のものが用
いられ、材質はソフトボード1又は重ねボード14と同
質のもの、或いは異質のものが用いられ得る。
【0022】被梱包物がローモコイルである場合は、外
周ボード18を一巻きした上から、図6に示すように外
周薄鉄板20を巻きつけることが好適である。外周薄鉄
板20の巻きつけは自動又は半自動で行なうことができ
る。これによりローモコイルの外周面は、前述の外周紙
10(図3)、外周ボード18(図5)及び外周薄鉄板
20の3層により被包され、防湿・防錆・対衝撃性が完
全となる。
【0023】外周薄鉄板20の押えと、コイルの外周エ
ッジのより完全な保護のため、図6に示すように両側エ
ッジにエッジテープ22が巻き突けられる。このエッジ
テープ22は、厚さ5ミリ程度の発泡ポリエチレンテー
プが好適であり、発泡倍率は30〜40倍程度のものが
よい。
【0024】こうして図6に示すような外観で、鋼板コ
イルは出荷され得る。外周面は薄鉄板20で被包されて
いるから、突き刺しなどにによる損傷から防護されてお
り、端面も内部のソフトボード1とその上の重ねボード
14により保護されているから、機械的損傷を受けるこ
とがない。そして、エッジテープ22により両エッジも
保護されている上に、コイルの巻きが弛むことがないよ
うにしっかり押えられているから、もはやコイルを転が
しても層間の弛みや摺擦を生じることがなく、品質を損
なうおそれはない。
【0025】しかし、さらに高度でより完全な防護が望
まれる場合は、図7に示すように、エンドキャップ24
と内周鉄板28を装着すればよい。エンドキャップ24
は図7で一方がすでに端面に被着され、他方がこれから
被着するため端面に接近されている。エンドキャップ2
4は外周に内方へ向けた折り返し縁25を有し、この内
径がエッジテープ22の外周に摺擦するように嵌まり込
む。エンドキャップの中心孔の内周にも折り返し26が
形成され、これは先に貼着した重ねボード14の内周折
り返し16の上に摺擦的に嵌まり込む。このようなエン
ドキャップ24の装着は自動又は半自動で行ない得る。
【0026】次に、エンドキャップ24の中心孔には円
筒形に丸めた内周鉄板28が挿入される。この挿入は半
自動で行なわれる。内周鉄板28の長さは、両端に嵌め
込んだ一対のエンドキャップ24の径面間の距離にほゞ
等しく、内周鉄板の両端は両エンドキャップの中心孔の
縁部にそれぞれのぞくようになる。
【0027】この内周鉄板28の両端内周にきつく嵌合
する一対のプラグキャップ30を取付けて鋼板コイル、
特にローモコイルの完全な梱包が完成される。プラグキ
ャップ30は、内周鉄板28の内周に嵌まり込む短い円
筒部31と、エンドキャップ24の径面に摺接するフラ
ンジ部32とを有する。これにより内周鉄板28とエン
ドキャップ24とは一体化され、鋼板コイルは外周、端
面及び内周の全表面を金属材、特に薄鉄板で完全に被覆
されることになる。
【0028】本発明の包装方法は以上のように端面当接
ソフトボード1の装着を除いて、外周紙10の巻きつ
け、側縁のギャザ折り12、重ねボード14の装着、外
周ボード18と外周薄鉄板20及びエッジテープ22の
巻きつけ、並びにエンドキャップ24の装着をすべて自
動化して行なうことができ、端面ソフトボード1の装着
及び内周鉄板28の挿入も半自動化することができるか
ら、従来高級品質であるために慎重に時間をかけて手作
業で行なっていた梱包をきわめて能率よく自動的に、そ
して被梱包物の品質を損なうおそれなしに実行すること
を可能ならしめるものである。
【0029】
【発明の効果】本発明によれば、特別な設計の端面当接
ソフトボードを用いてまず鋼板コイルの端面と内周を被
包するようにしたから、回転させることを禁じられてい
るローモコイルなどのような高級微妙な品質の被梱包物
を損傷のおそれなしに吊り上げ又は持ち上げて外周包装
材の巻きつけ、ギャザ折りを自動的に行なうことができ
るようになり、高級鋼板コイルの包装作業の能率を大幅
に向上させることができる効果がある。
【0030】本発明で用いる端面当接ソフトボードは、
コイル内周に係合する挿入円筒部がソフトボード自体を
端面に保持するから、接着剤などの補助手段を用いる必
要がなく、被梱包物に発錆や湿気による汚損を生じるこ
とがない利点がある。
【0031】本発明の方法によれば、ローモコイルなど
のような高級品質の被梱包物について要求される高度且
つ完全な包装を最適な材質と形状の包装材の組合せで能
率よく行なうことができるから、信頼性の高い完全な包
装体を実現することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の包装方法の第1段階の最初の工
程を説明する鋼板コイルと一対の端面当接ソフトボード
の斜視図である。
【図2】図2は、まず端面と内周を保護した鋼板コイル
に外周紙を巻きつける工程を説明する斜視図である。
【図3】図3は外周紙の側縁をギャザ折りして第1段階
の包装を終えた状態の斜視図である。
【図4】図4は本発明の包装方法の好適な第2段階の最
初の工程である端面への重ねボードの適用を説明する斜
視図である。
【図5】図5は重ねボードの適用に続いて外周ボードを
巻きつける工程を説明する斜視図である。
【図6】図6は外周ボードの上からこれと同様に外周薄
鉄板を巻きつけたのち両側縁にエッジテープを巻きつけ
た好適包装方法の最終工程を示す斜視図である。
【図7】図7はより完全な包装としてエンドキャップ、
内周鉄板及びプラグキャップを適用する本発明方法の最
終段階を説明する斜視図である。
【符号の説明】
1…端面当接ソフトボード 2…環状円板 3…中央穴 4…挿入円筒部 10…外周紙 12…ギャザ折り 14…重ねボード 16…折り返し 18…外周ボード 20…外周薄鉄板 22…エッジテープ 24…エンドキャップ 28…内周鉄板 30…プラグキャップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岩田 正雄 千葉市今井2丁目18番6号 株式会社シ ンワコーポレーション千葉営業所内 (72)発明者 森 忠洲 千葉市川崎町1番地 川崎製鉄株式会社 千葉製鉄所内 (72)発明者 古角 文雄 千葉市川崎町1番地 川崎製鉄株式会社 千葉製鉄所内 (72)発明者 秋月 敏夫 千葉市川崎町1番地 川崎製鉄株式会社 千葉製鉄所内 (72)発明者 荘野 保之 千葉市川崎町1番地 川崎製鉄株式会社 千葉製鉄所内

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鋼板コイルの端面に当接する環状円板2
    とその中央穴3の縁に固着した挿入円筒部4とから成る
    一対のソフトボード1を用いて鋼板コイルの端面と内周
    の全面積をまず被包し、ついで鋼板コイルの幅より広幅
    の外周紙10を、鋼板コイルの中空部にマンドレルを挿
    入して宙吊り状態でコイルを回転させることなくその外
    周に巻きつけ、外周紙10の両側縁11をギャザ折り1
    2して環状円板2の表面に接着することから成る、鋼板
    コイルの包装方法。
  2. 【請求項2】 前記ソフトボード1は防錆・緩衝性ある
    材料から製作され、その挿入円筒部4が鋼板コイルの中
    空部内周に摩擦的に係合することにより環状円板2が接
    着剤を用いずにコイル端面に保持される請求項1に記載
    の方法。
  3. 【請求項3】 前記ソフトボード1は厚いVCI塗布ポ
    リエチレンラミネートから製作され、前記外周紙10は
    VCIポリエチレンラミネート厚紙から製作される請求
    項2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 鋼板コイルの端面に当接する環状円板2
    とその中央穴3の縁に固着した挿入円筒部4とから成る
    一対のソフトボード1を用いて鋼板コイルの端面と内周
    の全面積をまず被包し、ついで鋼板コイルの幅より広幅
    の外周紙10を、コイルを回転させることなくその外周
    に巻きつけ、外周紙10の両側縁11をギャザ折り12
    して環状円板2の表面に接着し、中心孔の回りに短い円
    筒状の折り返し16を形成してあるドーナツ状の重ねボ
    ード14を両端に当てがって前記環状円板2及びギャザ
    折り12の上に固着し、外周面には外周ボード18を介
    して外周薄鉄板20を巻回し、前記外周薄鉄板の両エッ
    ジにエッジテープ22を巻きつけることから成る、鋼板
    コイルの包装方法。
  5. 【請求項5】 前記ソフトボード1及び前記重ねボード
    14は防錆・緩衝性ある材料から製作され、挿入円筒部
    4が鋼板コイルの中空部内周に摩擦的に係合することに
    より環状円板2が接着剤を用いずにコイル端面に保持さ
    れ、前記短い円筒状の折り返し16が挿入円筒部4の内
    周に係合固着される請求項4に記載の方法。
  6. 【請求項6】 前記ソフトボード1は厚いVCI塗布ポ
    リエチレンラミネートから製作され、前記重ねボード1
    4はこれより薄いポリエチレンラミネートライナーで製
    作され、前記外周紙10はVCIポリエチレンラミネー
    ト厚紙から製作され、前記エッジテープ22は発泡ポリ
    エチレンテープである請求項4に記載の方法。
  7. 【請求項7】 さらに、金属薄板製のエンドボード24
    を前記エッジテープ22の上から端面に嵌め込み、前記
    挿入円筒部4の内周に内周鉄板28を挿入してその両端
    をプラグキャップ30でエンドキャップ30に固定する
    工程を含む請求項4に記載の方法。
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