JPH0811571B2 - ロ−ル状物の包装方法 - Google Patents

ロ−ル状物の包装方法

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JPH0811571B2
JPH0811571B2 JP62194533A JP19453387A JPH0811571B2 JP H0811571 B2 JPH0811571 B2 JP H0811571B2 JP 62194533 A JP62194533 A JP 62194533A JP 19453387 A JP19453387 A JP 19453387A JP H0811571 B2 JPH0811571 B2 JP H0811571B2
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roll
shaped material
shaped
core
packaging
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JP62194533A
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一義 斉藤
宏和 佐藤
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Teijin Ltd
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Teijin Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 a.産業上の利用分野 本発明は紙,布,金属箔,プラスチックフイルム等の
薄く柔軟なウエブを巻芯に巻上げてロール状物となした
ものの梱包方法に関する。本発明はロール状物或いはそ
れを構成するウエブに損傷を与えることのない包装手段
を提供するものである。
b.従来技術とその問題点 従来のロール状物の梱包形態を第2図により説明す
る。従来技術では巻芯12の上にウエブを巻き、ロール状
物10としたものを梱包する。ロール状物の外周に包装用
シート16を直接巻付けて包装する。要すれば、ロール状
物の両端に保護板18を取付け、包装用シート及び保護板
を固定するため嵌合部材20を巻芯の端部に嵌合する。更
に梱包を確実にするためバンドやロープを掛けることが
ある。これらの包装手段を経た後に木箱又はダンボール
ケースに入れて出荷している。ここで、保護板はロール
状物が床面やケースの底面に直接触れない為のものであ
り、かつ包装後のロール状物を床面に置けるように保護
板の形状は四角形とする場合が多いが、梱包時に積重ね
る場合には六角形とすることもできる。この際また嵌合
部材と保護板とを一体化したものとして使用することも
できる(米国特許第4058216号明細書参照)。
ところで、本発明ではロール状物を構成するウエブは
紙,プラスチックフイルム等の薄いものを指称するが、
特に最近のプラスチックフイルムは1〜15μm程度の極
めて薄いものがコンデンサー用途や磁気記録材料用途に
供されている。この種の薄いウエブは損傷を受け易く、
またシワになり易いものである。
そして、従来の梱包方式ではロール状物を包装シート
により直接巻くことから、この巻付けに際しロール状物
が押圧され、ロール状物の表面(表面層のウエブ)や端
面に損傷を与えることがしばしば起きる。また、保護板
や嵌合部材を巻芯に挿入するとき、包装用シートを横方
向に引張るためロール状物の角部分に力が加わり、梱包
直後にはロール状物に傷や変形の発生がなくとも、長期
間保管したり輸送中に振動が加わったりした場合、ロー
ル状物の角部分が変形することがしばしば生じている。
これらロール状物の梱包体が損傷を受けたり、変形が発
生すると包装用シートを解除してウエブを使用すると
き、広範囲にわたってウエブの不良部分があるばかりで
なく、特に薄いウエブでは切断に到る場合があり、ウエ
ブの加工工程における歩留低下や作業性の低下が起きる
問題があった。
C.発明の目的 本発明はロール状物に巻上げた際の新しい包装方法を
提示することを目的とするものである。本発明によれ
ば、ウエブに損傷や変形のない状態のロール状物の梱包
体が得られるものであって、製品に損傷や変形のない包
装技術を提供するものである。
d.発明の構成及び作用 本発明は、ウエブを巻芯に巻上げてロール状物とし、
該ロール状物を梱包するに際し、該ロール状物の外径よ
りも大きいドーナツ状(リング状)の端面部の保護部材
を該ロール状物の巻芯の両側端に取付け、しかる後該ロ
ール状物及び保護部材の外側を包装用シートにより包装
することからなるロール状物の包装方法である。
本発明を図面を引用して説明する。
第1図は本発明の包装方法を示す実施例である。第2
図は比較のために示す従来の包装方法である。これらの
図面はいずれも包装された後のロール状物(梱包体)の
状態を示す縦断面図である。
薄いウエブを円筒状の巻芯12に巻上げてロール状物10
に形成したものを梱包するに際し、この巻芯の両側端部
に、端面部の保護部材14を該巻芯の両端において夫々嵌
合せしめる。次いで包装用シート16をもって、ロール状
物と保護部材とを一緒に包み込む。更にロール状物端部
の保護部材に近接するように保護板18を当てる。この保
護板は包装用シートを介して保護部材14を外側から補
い、ロール状物の端面や表面層の変形や損傷を防止する
作用をもつ。更に、梱包後のロール状物包装体が床面に
接触しないように嵌合部材20を巻芯の両側端に嵌合(挿
入)固定することができる。
本発明で薄い「ウエブ」とは、例えばポリエステルフ
イルムの1〜5μm程度の厚さのものを示すことができ
る。勿論6〜200μm程度のやや薄いものから普通の厚
さのものまで対象を広めることができる。
「巻芯」は、木,金属或いはプラスチックを素材とし
た円筒状(中空体)のものである。巻芯はその両側端に
嵌合部材や保護板等を嵌合(挿入)できるように設計さ
れている。
本発明のロール状物の端面に接するか又は接触しない
ように設ける「保護部材」とは、厚紙,布,プラスチッ
クスの他に、ゴミの生じない金属板等を材料とし、ドー
ナツ状に形成したものである。保護部材の外径は巻上げ
られたロール状物の外径より僅かに(数cm)大きいこと
が好ましいものである。ドーナツ状の中央部の円形の中
空部は巻芯の外径より僅かに大きく、巻芯にドーナツ状
の保護部材を嵌めることができる。
本発明の「包装用シート」には普通の又は発泡積層プ
ラスチックスのシート,段ボール紙,布等が適用でき
る。プラスチックシートの場合には50〜200μm程度の
ものを使用するとよい。この包装用シートは、ドーナツ
状の保護部材を配した状態でロール状物を包装するもの
である。包装用シートの端部は巻芯に挿入するとよい。
「保護板」はやや厚みのプラスチックス成形品が好適
であるが他の物によっても替り得る。この保護板は「嵌
合部材」と一体化しておくこともできる。嵌合部材を巻
芯に挿入し固定すると、保護板も巻芯の外側において嵌
合部材に挟まれて固定されるように設計できる。この嵌
合部材もプラスチックスの成形品が好適であり、金属等
の別の材料に代替できるものである。
本発明によればロール状物の巻径(外観)よりも大き
いドーナツ状の端面の保護部材を設けているためロール
状物の表面及び端面が保護され、包装用シートが巻付け
られるとき、ロール状物の角部分(端面と表面とから形
成される)に押圧を加えることが殆どない。この結果ロ
ール状物の表面層となるウエブに損傷が起きない利点が
ある。
また、本発明では保護部材を配して包装しているため
保護板や嵌合部材を取付ける際に包装用シートに引張り
力が加わってもロール状物に直接影響しないことから、
ロール状物の表面・端面が保護されている。
e.発明の効果 本発明によれば包装材料によるロール状物の損傷,変
形を防止できるので、紙,プラスチックスフイルム等の
機能を損ったり破損させることがなく、加工時の歩留低
下等の問題も生じることがない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のロール状物を包装した状態を示す(実
施例となる)縦断面図である。また第2図は従来のロー
ル状物の包装状態を示す縦断面図である。 図面において、10はロール状物,12は巻芯,14は保護部
材,16は包装用シート,18は保護板,及び20は嵌合部材で
ある。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ウエブを巻芯に巻上げてロール状物とし、
    該ロール状物を梱包するに際し、該ロール状物の外径よ
    りも大きいドーナツ状の端面部の保護部材を該ロール状
    物の巻芯の両側端に取付け、しかる後該ロール状物及び
    保護部材の外側を包装用シートにより包装することから
    なるロール状物の包装方法。
  2. 【請求項2】ウエブを巻芯12に巻上げてロール状物(1
    0)に形成したものを梱包するに際し、該巻芯の両側端
    に端面部の保護部材(14)を該巻芯に嵌合せしめ、次い
    で包装用シート(16)により該ロール状物及び保護部材
    を包装し、更に包装用シートを介して保護部材と近接す
    るように保護板(18)を当て、しかる後嵌合部材(20)
    を該巻芯に嵌合せしめることからなる特許請求の範囲第
    1項記載のロール状物の包装方法。
JP62194533A 1987-08-05 1987-08-05 ロ−ル状物の包装方法 Expired - Lifetime JPH0811571B2 (ja)

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JPS6445219A JPS6445219A (en) 1989-02-17
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