JP2568996Y2 - 装飾材 - Google Patents

装飾材

Info

Publication number
JP2568996Y2
JP2568996Y2 JP5621992U JP5621992U JP2568996Y2 JP 2568996 Y2 JP2568996 Y2 JP 2568996Y2 JP 5621992 U JP5621992 U JP 5621992U JP 5621992 U JP5621992 U JP 5621992U JP 2568996 Y2 JP2568996 Y2 JP 2568996Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chip
transparent resin
chips
resin layer
pattern
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP5621992U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH069998U (ja
Inventor
尚茂 林
由美 西村
Original Assignee
東リ株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 東リ株式会社 filed Critical 東リ株式会社
Priority to JP5621992U priority Critical patent/JP2568996Y2/ja
Publication of JPH069998U publication Critical patent/JPH069998U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2568996Y2 publication Critical patent/JP2568996Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願考案は、意匠性に優れたつぶ
状模様の外観を有する化粧シ−トに関する。
【0002】
【従来技術とその問題点】従来より特開昭55−212
28号公報に開示されているように、表面に印刷を施し
た基材に装飾片を散布した透明層が積層された装飾材が
知られている。しかし従来の方法で例えばチップ模様の
装飾材を得る場合は、模様として貧弱であり、またチッ
プの散布むらにより模様が不均一になりやすく、意匠性
が低かった。
【0003】この点を解消するため着色チップ散布量を
増量してチップ密度を上げ、チップの散布むらを目立た
なくする試みがなされた。
【0004】しかしながら、上記手段では着色チップ散
布量を増量することにより、チップの散布むらは目立た
なくなるが、その反面、チップ散布量が多くなるほど化
粧シ−トの強度が低下する上表面平滑性も悪化するとい
った欠点が生じた。
【0005】また従来の方法では、化粧シ−トの色彩を
豊かにするためには、表現したい色数全ての着色チップ
を予め準備する必要があり、意匠性を高めるためには、
煩雑な工程が必要で作業能率も低いという問題点があっ
た。-2-
【0006】
【考案が解決しようとする課題】本願考案は、化粧シ−
トの着色チップの散布むらが目立つことなく、また意匠
性と強度に優れ、表面平滑性が高い化粧シ−トなどの装
飾材を提供することを目的とする。
【0007】
【問題点を解決する手段】本願考案は上記問題点を解決
した装飾材で、基材表面に高密度のチップ模様印刷面が
形成され、該印刷面上にチップが疎に分散された透明樹
脂層が積層されており、印刷されたチップ模様は透明樹
脂中のチップと平面外観が略同一であることを特徴とす
る装飾材をその要旨とする。
【0008】以下図面に基づいて本願考案を説明する。
「図1」は本願考案の断面模式図であり、1はバックシ
−トで軟質または半硬質のポリ塩化ビニル(PVC)、
ポリウレタン、エチレン−酢酸ビニルコポリマー、ポリ
オレフィン等合成樹脂層で好ましくは0.3〜0.8m
mの厚さである。
【0009】バックシ−ト1上には、PVC等の樹脂中
にガラス繊維または合成樹脂の織布または不織布3が内
在された樹脂補強層2が加熱圧着され形成される。樹脂
補強層2は、0.3〜0.8mmが好適である。
【0010】バックシ−ト1と樹脂補強層2とからなる
基材4が形成される。基材4表面に高密度のチップ模様
の印刷層5が形成される。
【0011】この印刷面上にPVC、ポリウレタン、ア
クリル樹脂等の好ましくは0.5〜2.0mm厚の透明
樹脂層が形成され、この透明樹脂層中に径が5mm以下
好ましくは0.1〜4.5mm径のPVC、アクリル樹
脂等のチップが分散されている。-3-
【0012】このように、樹脂含浸層2の表面に、例え
ばスクリ−ン印刷によりつぶ状チップ模様が印刷され、
この印刷面の上に透明樹脂層が形成されチップが分散さ
れた透明樹脂層6が積層されることにより形成され、本
願考案の化粧シート装飾材が完成される。
【0013】「図2」は本願考案装飾材を分解した斜視
図である。1はバックシ−ト、2は織布または不織布3
の含浸樹脂層でバックシ−トと含浸樹脂層の積層された
基材4表面には、高密度の透明樹脂層のチップと略々同
一のチップ模様9の印刷模様が付与されており、この印
刷面上には透明樹脂層6が積層され、この透明樹脂層中
にチップは印刷面のチップ模様よりも疎に分散されてい
る。
【0014】この結果少ない透明樹脂層中のチップと印
刷面のチップ模様の組合せにより立体的なツブ感が得ら
れる。上記透明樹脂層中のチップと基材上面の印刷面に
は、チップと平面外観略々チップ模様の印刷がなされて
いる。この透明樹脂層中のチップとこのチップ酷似模様
との組合せが本願考案の主要な特徴である。
【0015】透明樹脂層中のチップは比較的疎で、チッ
プ酷似模様は上記透明樹脂中に実在するチップよりも高
密度に印刷されている。
【0016】このように構成された化粧シート装飾材に
おいては、むらなく立体感のあるチップ模様が得られる
とともに、印刷面にチップ模様を印刷するとき多色を用
いることにより、散布する着色チップの色の種類を増や
すことなく容易に多彩な組合せの彩色表面を得ることが
できる。-4-
【0017】
【作用】透明樹脂中のチップとこれに酷似したチップ模
様印刷面の組合せにより、下層の印刷の模様が表層を形
成する透明樹脂層中のチップ散布むらを補間し、見かけ
上の模様の均一性を向上させ、意匠性も優れたものとす
る。さらに、透明樹脂層中の着色チップ散布量を少なく
することができるので、シ−ト強度が向上するととも
に、表面平滑性が改善される。
【0018】
【考案の効果】本願考案は、 1.透明樹脂層の下層にチップ模様の印刷面を介在させ
ることにより、透明樹脂中の着色チップの散布が不均一
であってもカバ−され、表面外観を著しく向上させるこ
とができた。
【0019】2.透明樹脂層内部の着色チップ含有量を
少なくしても優れた意匠性を保つことができるので、化
粧シート装飾材の表面平滑性が改善された。
【0020】3.透明樹脂内部の着色チップ含有量を少
なくすることができるので、透明樹脂層の強度が向上し
た。などの効果を奏する。
【0021】
【実施例】厚さ5mmでPVC100重量部、DOP4
8重量部、炭酸カルシウム150重量部配合のバックシ
ートに、30g/m2のガラス不織布をPVCぺ−スト
で含浸させたガラス不織布含浸樹脂層を積層した基材表
面に、後で積層する透明樹脂層中のチップと略々同一外
観のチップ模様の高密度印刷模様を付与した。-5-
【0022】次に厚さ1mmの透明PVC樹脂層中に直
径が1〜4mmで厚さが透明PVC層以下の着色チップ
を疎に分散させた状態で散布したフィルムを基材印刷面
上に熱圧積層して本願考案の床材を得た。
【0023】本願考案の化粧シートはチップとチップ印
刷模様の組合せでむらなく立体感があり、しかも透明樹
脂層は11kg/cm幅の引っ張り強度でチップの入ら
ない引っ張り強度は12kg/cm幅で同じ程度の強度
であった。また得られた床材の表面は平滑であった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願考案装飾材の断面模式図である。
【図2】本願考案装飾材の分解された斜視図である。
【符号の説明】
4・・・基材、5・・・印刷面、6・・・透明樹脂層、7・・・チッ
プ、8・・・化粧シート 9・・・チップ模様

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】基材表面に高密度のチップ模様印刷面が形
    成され、該印刷面上にチップが疎に分散された透明樹脂
    層が積層されており、印刷されたチップ模様は透明樹脂
    中のチップと平面外観が略同一であることを特徴とする
    装飾材。
JP5621992U 1992-07-16 1992-07-16 装飾材 Expired - Fee Related JP2568996Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5621992U JP2568996Y2 (ja) 1992-07-16 1992-07-16 装飾材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5621992U JP2568996Y2 (ja) 1992-07-16 1992-07-16 装飾材

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH069998U JPH069998U (ja) 1994-02-08
JP2568996Y2 true JP2568996Y2 (ja) 1998-04-22

Family

ID=13020999

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5621992U Expired - Fee Related JP2568996Y2 (ja) 1992-07-16 1992-07-16 装飾材

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2568996Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH069998U (ja) 1994-02-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1362695B1 (en) Resilient flooring structure with encapsulated fabric
US20030148076A1 (en) Composite fabric for shoes
US4673596A (en) Process for producing decorative sheet
JP2568996Y2 (ja) 装飾材
CN206201633U (zh) 一种改进的植绒烫金复合面料
JP2000211296A (ja) 装飾材
JPS6324467B2 (ja)
JP4197766B2 (ja) ノンハロゲン床材
JPH03267452A (ja) 建築用パネル
JPS6326703B2 (ja)
KR200258992Y1 (ko) 입체적인 섬유질감을 갖는 바닥재
JPH056121Y2 (ja)
JPH0342087B2 (ja)
JPH1122167A (ja) 不織布が2層構成の床材
KR200299621Y1 (ko) 난반사 효과가 우수한 동조입체질감의 바닥재
JPH01320197A (ja) 装飾シートの製造方法
JPS5941091Y2 (ja) 装飾用材料
JPH03257250A (ja) タイル
JPH0429841A (ja) ジュラク調装飾シート
JPS6233038Y2 (ja)
JPH0679795U (ja) ラメ模様の化粧素材
JPH0247876Y2 (ja)
JP2570892Y2 (ja) 床タイル
JP2002309747A (ja) 壁紙及び壁紙の貼付方法
JPH0347884Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees