JPH0679795U - ラメ模様の化粧素材 - Google Patents

ラメ模様の化粧素材

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JPH0679795U
JPH0679795U JP2464993U JP2464993U JPH0679795U JP H0679795 U JPH0679795 U JP H0679795U JP 2464993 U JP2464993 U JP 2464993U JP 2464993 U JP2464993 U JP 2464993U JP H0679795 U JPH0679795 U JP H0679795U
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JP
Japan
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felt
resin
pattern layer
blended
lame
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Application number
JP2464993U
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Inventor
祥和 安部
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FUJICO CO., LTD.
Original Assignee
FUJICO CO., LTD.
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 表面の全体又は一部に光輝を放つラメ模様を
有し、特殊用途の壁面,床,天井又はケース内側などを
装飾するために用いる。 【構成】 基材として繊維ラップをニードルパンチング
で一体化したフェルトを用い、各種の金属箔フィルムを
微細に裁断し、適宜の樹脂とブレンドしてからフェルト
表面の全体又は部分的に塗布してラメ模様層を形成す
る。このラメ模様層は、アルミニウム又はアルミナを蒸
着したポリエステルフィルムを200〜300μmの大
きさに裁断し、ウレタン系樹脂とブレンドしてからフェ
ルト表面の全体又は部分的に塗布して形成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、表面の全体又は一部に光輝を放つラメ模様を有し、特殊用途の壁面 ,床,天井又はケース内側などを装飾するために用いる化粧素材に関する。
【0002】
【従来の技術】
住宅を構成する壁材は、現在では石灰,ドロマイトプラスター,石膏プラスタ ー,繊維壁などの塗壁材よりも、合板,ファイバーボード,パーティクルボード などの板壁材が一般的である。表面用板壁材としては、プリント板,塗装板,オ ーバーレイ合板などが用いられている。
【0003】 また、住宅を構成する床には、畳や絨毯のように床に直接 敷き込むもののほかに、コンクリート又は板仕上げの床の上に接着する貼付け床 が存在する。貼付け床としては、リノリウム,ビニルタイル,アスファルトタイ ル,プラスチックシート,ゴム系タイル,木質タイルなどが使用されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
前記のような既存の表面用板壁材や床材は、一般に弾力性及び耐久性が優れ、 それぞれ独特の模様,色彩と光沢を持っているけれども、店内や展示会の内壁又 はショーウインドの内張りなどに用いると装飾的に平凡である。また、金糸や銀 糸のメタリックヤーンを織り込んだラメ織物も存在し、このラメ織物は光輝を放 って豪華な外観を与えるけれども、これを壁材や床材として用いるにはあまりに も高価である。
【0005】 本考案は、従来の板壁材や床材などが持っていない特殊な 装飾性を付与するために提案されたものである。したがって、本考案の目的は、 壁材や床材などとして用いた際に、光輝を放ち特殊な装飾性を付与する化粧素材 を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】 上記目的を達成するために、本考案に係る化粧素材1は、図1に示すように、 合成及び/又は天然繊維ラップをニードルパンチングで一体化したフェルト2を 基材として用い、該フェルトに公知の基布5を介在させてもよい。フェルト2に 用いる合成及び/又は天然繊維ラップとしては、ポリエステル,ポリプロピレン ,ナイロン,アセテート,レーヨン,綿などが例示でき、これらを相互に混綿し てもよい。
【0007】 フェルト2は、床材などとして用いるために目付を増やし て厚くしたり、硬度を高めるために低融点の熱融着性繊維を適量混綿してもよい 。これらの原料繊維の一部又は全部が反毛(回収再生綿)であってもよい。フェ ルト2の展綿量は、一般に約250〜450g/m2であると、感触性やクッシ ョン性などの点で好ましい。
【0008】 基材であるフェルトは、比較的高融点の合成及び/又は天 然繊維のラップと比較的低融点を有する熱融着性繊維とで構成してもよく、この 場合にはプレスなどで熱成形が可能である。高融点の合成及び/又は天然繊維は 、熱融着性繊維よりも約40℃以上、好ましくは70℃以上融点が高く、ポリエ ステル,ナイロン,羊毛,木綿,麻などが例示できる。
【0009】 一方、熱融着性繊維としては、融点が90〜170℃であ る繊維や樹脂、例えばポリエチレン,ポリプロピレン,低融点ポリエステル,低 融点ポリアミド又はこれらの混合物が例示できる。この熱融着性繊維としては、 ポリプロピレンが好ましく、プロピレンとエチレン又はブテンなどとのコポリマ が好適に用いられる。
【0010】 化粧素材1では、ラメ模様層3をフェルト2の表面全体又 はその一部に形成し、該ラメ模様層として各種の金属箔フィルムを用いる。この 金属箔フィルムは、一般にポリエステルやアセテート製であり、該フィルム上に 形成する金属箔は、アルミニウム,銅,錫,金,銀などであり、錫箔を金色に着 色したり、銅箔に銀めっきしたりしてもよく、2枚の薄いフィルムの間にアルミ 箔などを挟んでもよい。
【0011】 ラメ模様層3は、一般にアルミニウム,アルミナ,銅など の金属を蒸着したポリエステルフィルムからなり、これを200〜300μmに 微細に裁断し、適宜の樹脂とブレンドしてからフェルト表面の全体又は部分的に 塗布して乾燥させる。ブレンドする樹脂は、接着性やクッション性などの点から ウレタン系樹脂が好ましい。ラメ模様層3において、全面塗布の場合、金属箔フ ィルムの添加量は約10〜50g/m2、ブレンドする樹脂の塗布量は約100 〜200g/m2であると好ましい。
【0012】 フェルト2の裏面には、ラメ模様層3の塗布と同時に樹脂 を塗布すると好ましい。この樹脂は、一般にSBRラテックス,PVCペースト ,酢酸ビニルラテックス,EVAラッテクスなどをベースにするコンパウンドで ある。裏面樹脂層4の塗布量は一般に約200〜400g/m2である。
【0013】
【作用】
本考案に係る化粧素材1では、各種の金属箔フィルム微細片を樹脂とブレンド してラメ模様層3を形成することにより、金属箔又は蒸着金属が樹脂中に埋没し て直接空気と接触せず、壁材などとして使用中に空気酸化による退色が比較的少 ない。ラメ模様層3は、フェルト2の表面に塗布することでフェルト表面の凹凸 の影響を受け、同様の凹凸表面を生じて光の乱反射によって金属光輝を放つこと になる。
【0014】 化粧素材1の中心はフェルト2であるから、その目付を増 やして厚くすることが簡単であり、公知の熱融着性繊維を適量混綿すれば硬度を 高めることも容易である。フェルト2の裏面には、ラメ模様層3の塗布と同時に 樹脂を塗布しておくと、化粧素材1の腰が強くなって施工時に扱いやすくなり、 床板上などに敷設した際に滑りにくくなる。
【0015】
【実施例】
次に、本考案を実施例に基づいて説明する。 実施例1 図1に示す化粧素材1を製造するため、15デニールのポリプロピレンのラッ プ250g/m2の下にポリプロピレンクロス5を介在させ、全体をニードルパ ンチングによって一体化して厚さ2.5mmのフェルト2を得る。
【0016】 一方、ラメ模様層3として、アルミナを蒸着した厚さ7μ mのポリエステルフィルムを200〜300μmの大きさに微細に裁断し、ウレ タン系樹脂とブレンドする。このブレンド樹脂をフェルト2の表面全体に塗布・ 乾燥してラメ模様層3を形成すると、アルミナ蒸着ポリエステルフィルムの塗布 量は45g/m2、ウレタン系樹脂の塗布量は190g/m2である。
【0017】 フェルト2の裏面には、ラメ模様層3の塗布と同時にSB Rラテックスを固形分で250g/m2塗布する。このラテックスをラメ模様層 3の乾燥と同時に乾燥し、厚さ1mmのSBR樹脂層4を形成する。
【0018】 得た化粧素材1は、900×1800mmの長方形に裁断 して壁材として用いる。化粧素材1において、ラメ模様層3は、凹凸表面を生じ て光の乱反射によって金色の光輝を放ち、蒸着アルミナはウレタン系樹脂中に埋 没して直接空気と接触せず、壁材として使用中に空気酸化による退色が少ない。
【0019】 実施例2 ラメ模様層3において、アルミニウムを蒸着した厚さ12μmのポリエステル フィルムを用いる以外は実施例1と同様に処理して、銀色の光輝を放つ化粧素材 1を得る。この化粧素材1は、900×2400mmの長方形に裁断して壁材と して用い、壁材として使用中に空気酸化による退色が少ない。
【0020】 実施例3 図3に示す化粧素材7を製造するため、15デニールで繊維長51mmの赤色 ポリエステルのラップ250g/m2の下にポリプロピレンクロスを介在させ、 全体をニードルパンチングによって一体化してフェルト8を得る。
【0021】 一方、ラメ模様層9として、アルミナを蒸着した厚さ7μ mのポリエステルフィルムを200〜300μmの大きさに微細に裁断し、ウレ タン系樹脂とブレンドする。このブレンド樹脂を、フェルト8の表面において全 面均一ではなく、雲竜模様に塗布・乾燥してラメ模様層9を形成する。ウレタン 系樹脂の塗布量は150g/m2である。
【0022】 フェルト2の裏面には、ラメ模様層9の塗布と同時にSB Rラテックスを固形分で250g/m2塗布する。このラテックスをラメ模様層 9の乾燥と同時に乾燥し、厚さ1mmのSBR樹脂層を形成する。
【0023】 得た化粧素材7は、900×2400mmの長方形に裁断 して展装材として用いる。
【0024】
【考案の効果】
本考案に係る化粧素材は、表面の全体又は一部において光輝を放つラメ模様を 有することにより、特殊用途である店内や展示会の壁材,床材,ショーウインド の内張り材,贈答品ケースの内張り材などに使用すると装飾効果が非常に高くな る。本考案の化粧素材は、光輝を放って豪華な外観を与える反面、仮に壁材や床 材の全面に用いたとしても比較的安価である。
【0025】 本考案の化粧素材では、微細に裁断された金属箔又は蒸着 金属は樹脂中に埋没して直接空気と接触せず、使用中に空気酸化による退色が比 較的少ない。この化粧素材では、フェルトの目付を増やして厚くすることが容易 であり、裏面に樹脂を塗布して化粧素材の腰を強くしたり滑り止め効果も付与で きる。
【0026】 また、基材としてのフェルト中に低融点の熱融着性繊維を 適量混綿することにより、本考案の化粧素材をプレスなどによって熱成形するこ とが可能になる。この化粧素材が熱成形可能であれば、贈答品ケースの内張り材 ,車両の内装材などとしても使用する場合に好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案に係る化粧素材の一例を示す概略断面
図である。
【図2】 図1の化粧素材を部分的に切り欠いて示す平
面図である。
【図3】 本考案の変形例を示す平面図である。
【符号の説明】
1 化粧素材 2 フェルト 3 ラメ模様層 4 裏面樹脂層 5 基布

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材として繊維ラップをニードルパンチ
    ングで一体化したフェルトを用い、各種の金属箔フィル
    ムを微細に裁断し、適宜の樹脂とブレンドしてからフェ
    ルト表面の全体又は部分的に塗布してラメ模様層を形成
    する化粧素材。
  2. 【請求項2】 基材として合成繊維ラップをニードルパ
    ンチングで一体化したフェルトを用い、アルミニウム又
    はアルミナを蒸着したポリエステルフィルムを200〜
    300μmの大きさに裁断し、ウレタン系樹脂とブレン
    ドしてからフェルト表面の全体又は部分的に塗布してラ
    メ模様層を形成し、且つフェルト裏面を樹脂加工する化
    粧素材。
  3. 【請求項3】 基材として高融点の合成及び/又は天然
    繊維のラップと低融点の熱融着性繊維又はこれの類似物
    のラップとをニードルパンチングで一体化した混綿フェ
    ルトを用い、プレスなどによって熱成形が可能である請
    求項1又は2記載の化粧素材。
JP2464993U 1993-04-13 1993-04-13 ラメ模様の化粧素材 Pending JPH0679795U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017039221A (ja) * 2015-08-17 2017-02-23 トヨタ紡織株式会社 繊維ボードの製造方法
JP2017101473A (ja) * 2015-12-03 2017-06-08 世紀東急工業株式会社 ラメ入り路面用塗布材及びその施工方法並びに舗装構造

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JP2017039221A (ja) * 2015-08-17 2017-02-23 トヨタ紡織株式会社 繊維ボードの製造方法
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