JP2570892Y2 - 床タイル - Google Patents

床タイル

Info

Publication number
JP2570892Y2
JP2570892Y2 JP1989135638U JP13563889U JP2570892Y2 JP 2570892 Y2 JP2570892 Y2 JP 2570892Y2 JP 1989135638 U JP1989135638 U JP 1989135638U JP 13563889 U JP13563889 U JP 13563889U JP 2570892 Y2 JP2570892 Y2 JP 2570892Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
floor tile
tile
floor
thermosetting resin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1989135638U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0373347U (ja
Inventor
勇 丹羽
Original Assignee
東リ 株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 東リ 株式会社 filed Critical 東リ 株式会社
Priority to JP1989135638U priority Critical patent/JP2570892Y2/ja
Publication of JPH0373347U publication Critical patent/JPH0373347U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2570892Y2 publication Critical patent/JP2570892Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本願考案は不陸の大きい下地に施工できる表面平滑な
床タイルに関する。
(従来技術とその問題点) 従来よりタイル等の比較的硬い床材は床下地の不陸が
大きいと平滑な表面が得られにくい傾向にあった。
またさらに表面が熱硬化性樹脂で被覆された床材は不
陸になじめず、ひび入りや割れが生じ施工が困難であっ
た。
このため実願平1−59831号が出願されたが形状安定
性に問題があった。
(問題点を解決するための手段) 本願考案は上記問題点を解決したさらに改良された考
案で、表面が0.1〜0.8mmのジアリルフタレートまたはメ
ラミンの熱硬化性樹脂層で被覆されている床タイルにお
いて、熱可塑性樹脂基材上面に繊維補強材、および模様
層が形成され、該模様層が熱硬化性樹脂表面層で被覆さ
れており、かつ基材中には繊維補強材が介在されている
ことを特徴とする床タイルをその要旨とする。
以下図面に基づいて本考案を説明する。
第1図は本考案床タイル断面図であり1は、1〜10mm
の熱可塑性樹脂基材であり、ポリ塩化ビニル(PVC)エ
チレン−酢ビコポリマー(EVA)等の樹脂が好適で先端
部が室温で加圧されたとき変形する程度の柔らかさがあ
ることが望ましい。
例えば以下の図面に示されるようにエンボスを公知の
配合のPVCタイル裏面に形成し、このエンボスを室温で
加圧することにより変形するようにする。
基材層の上には模様層2を形成する。
模様層2はPVCペーストや液状アクリル樹脂からなる
インキで基材1上に直接印刷して模様を形成してもよい
が、予め紙、不織布等を柄に印刷し、この紙等を基材1
に積層してもよい。
また所望により模様層下部はフェノール樹脂等で処理
してもよい。
上記印刷模様中にはパールエツセンスが配合されても
よい。
この模様層2は0.1〜0.8mmの熱硬化性熱硬化性樹脂表
面層3で被覆されている。
この表面層3はジアリールフタレート、メラミン等の
熱硬化性樹脂で、前記印刷層上に直接塗布形成硬化させ
てもよいし、印刷された紙に含浸されてオーバーレイヤ
ー層として形成され硬化されてもよい。
上記表面層は熱硬化性で形成されているので、耐熱
性、耐シガレット性が良好である上、厚さが0.1〜0.8mm
であるので切断し易く、施工性も良好である。
模様層2と表面層3が積層されて表面化粧層6が得ら
れる。
室温に於て変形可能なエンボス4が床タイル裏面に形
成される。このエンボスは0.1〜0.4mmの深さが望まし
い。
本考案床タイルには合成樹脂基材中にはガラス繊維、
ポリエステル、ナイロン、ビニロン繊維からなる織布ま
たは不織布からなる20〜100g/m2の繊維補強材5が介在
し、さらに模様層2と表面層3からなる表面化粧層6と
基材1の間に前記と同じ繊維補強材8が介在している。
床タイル中に繊維補強材を介在させることにより、起り
(むくり)や反りを防止し、寸法安定性を向上させ、タ
イル施工後も常に良好な状態で使用でき、優れた形状安
定性が得られる。
このようにして床タイル9が得られる。
第1図、の床タイルは合成樹脂基材1、基材中に介在
される繊維補強材5、表面化粧層6と基材間の繊維補強
材8、表面化粧層が下から順次熱圧成型され、積層され
て得られる。
この時表面化粧層と基材間はウレタン系、エポキシ
系、またはホットメルト系接着材を塗布し、接着強度を
より高めるのが望ましい。
本願考案の床タイルは室温で加圧によって変形可能な
エンボス4が床タイル裏面の床下地Gとの接着面に形成
されている。このエンボスは0.1〜0.4mmの深さが望まし
い。
この結果不陸のある床下地に施工してもタイルは表面
平滑な仕上がりが得られる。
第2図および第3図は施工状態を示す図であり、上記
床タイル基材裏面にはエンボス4が付与されている。
床下地Gに不陸の凸部10があっても、床下地上に床タ
イル7をローラー等の圧力Pで押さえつけると、エンボ
ス4が室温で変形して11,11′のように山の潰れた状態
になり、不陸を吸収する。
このため床タイル表面12、12′、12″は常に平滑な表
面が得られる。
この時基材の厚さが比較的厚みがあると、さらに不陸
の吸収がよく、平滑なタイルの仕上がりになる。
また本考案においては反り等が生じない。
本考案床タイルはポリ酢酸ビニル系、またはエポキシ
系接着材で施工するのが望ましい。
これらの接着剤は不陸の凹部でエンボス4の突出部を
床下地にしっかり固定しており、ガタツキが生ずること
はない。
実施例1 印刷した紙にメラミン樹脂を含浸し、更にメラミン樹
脂でオーバーレイヤー層を塗布形成後、模様層および0.
3mmの表面層が積層された表面化粧層を形成した。
一方従来のPVC床タイル用組成物の1.2mmの下層シート
と1.2mmの上層シート間に40g/m2のガラス繊維不織布を
介在させてこれを積層して基材を得て、その一面を平滑
にし、他面に深さ0.3mmのエンボスを形成した。
上記PVCシートと印刷紙のオーバーレイヤー層側を外
側にした表面化粧層間にさらに40g/m2のガラス繊維不織
布をホットメルト接着剤を介して積層一体化した。
得られた積層体を一辺が約30cmの正方形に裁断して本
願考案床タイルを得た。
得られたタイルは相当不陸のある下地でも表面から加
圧するだけで容易に表面平滑に施工でき、施工後も反り
等の発生も無く快適に使用できた。
また実施例1からガラス繊維不織布を除去したタイル
を比較例とした。
各温度における1辺約30cmのタイルの反り値を第1表
に示す。反り値の単位はmmである。結果に示されるよう
に本発明は温度変化に拘らず、優れた形状安定性を示し
た。
(考案の効果) 表面が熱硬化性樹脂で被覆されているにもかかわら
ず、不陸の大きい床下地でもヒビが入ったり、割れたり
することなくタイルの表面を平滑にしかも容易に施工で
きた。
寸法安定性、形状安定性がよく、反りやむくりが生じ
ず、施工後は快適に使用できた。
表面層が薄いので、タイル全体がカッターで容易に切
断できた。
熱硬化性樹脂表面層により、耐熱性、耐シガレット性
が得られた。
透明表面層を介して、模様層が透視でき、優れた意匠
性が得られた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案床タイル断面図、第2図、第3図は本考
案床タイルの施工状態の断面図である。 1は基材、2は模様層、3は表面層、5、8は繊維補強
材である。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】表面が0.1〜0.8mmのジアリルフタレートま
    たはメラミンの熱硬化性樹脂層で被覆されている床タイ
    ルにおいて、熱可塑性樹脂基材上面に繊維補強材、およ
    び模様層が形成され、該模様層が上記熱硬化性樹脂表面
    層で被覆されており、かつ基材中には繊維補強材が介在
    されていることを特徴とする床タイル。
JP1989135638U 1989-11-21 1989-11-21 床タイル Expired - Lifetime JP2570892Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989135638U JP2570892Y2 (ja) 1989-11-21 1989-11-21 床タイル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989135638U JP2570892Y2 (ja) 1989-11-21 1989-11-21 床タイル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0373347U JPH0373347U (ja) 1991-07-24
JP2570892Y2 true JP2570892Y2 (ja) 1998-05-13

Family

ID=31682892

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1989135638U Expired - Lifetime JP2570892Y2 (ja) 1989-11-21 1989-11-21 床タイル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2570892Y2 (ja)

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4348447A (en) * 1981-02-24 1982-09-07 Armstrong World Industries, Inc. Non-skid plastic flooring product and method of manufacture
JPS5972350A (ja) * 1982-10-19 1984-04-24 田島応用化工株式会社 エンボスタイルの製造法
JPS60164509U (ja) * 1984-04-11 1985-11-01 山陽国策パルプ株式会社 化粧床材
JPS60239576A (ja) * 1984-05-14 1985-11-28 Mitsui Toatsu Chem Inc 耐摩耗性および耐汚染性のすぐれた床材
JPS6139193U (ja) * 1984-08-09 1986-03-12 フクビ化学工業株式会社 プラスチツクタイル
JPS62296057A (ja) * 1986-06-14 1987-12-23 東リ株式会社 タイルカ−ペツト
JPH069232Y2 (ja) * 1986-10-09 1994-03-09 東リ株式会社 フリーアクセスフロア用床材

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0373347U (ja) 1991-07-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11840850B2 (en) Panel for forming a floor covering
KR100579841B1 (ko) 멜라민 시트 적층 바닥 장식재 및 그 제조 방법
KR100640738B1 (ko) 입체 목리를 갖는 무늬목 시트의 제조 방법 및 그 방법으로제조한 입체 목리를 갖는 무늬목 시트
US7622408B2 (en) Fabric-faced composites and methods for making same
CN110036161A (zh) 地板和用于制造地板的方法
EP1362695B1 (en) Resilient flooring structure with encapsulated fabric
JP2570892Y2 (ja) 床タイル
JPH0672484B2 (ja) 内装材
KR20090006503A (ko) 변형 방지 천연무늬목 표면 합성수지 시트
KR100746567B1 (ko) 입체 목리 무늬목 표면 합판
JPH0623595Y2 (ja) 床タイル
JP6731656B2 (ja) 表面化粧パネル及びこれを備えた化粧パネル
KR100717125B1 (ko) 모자이크 무늬목 시트 및 그 제조 방법
KR100756644B1 (ko) 입체 목리 무늬목 표면 섬유판
TW590888B (en) Plastic composite material and method for producing product from composite material
KR100746568B1 (ko) 입체 목리 무늬목 표면 합성수지 패널
JP3964997B2 (ja) 畳用芯材および畳
JPH054508Y2 (ja)
JP2596407Y2 (ja) フレキシブルエンボス化粧シート
JPH0611181Y2 (ja) 折畳み式内装材
KR100687626B1 (ko) 입체 목리 무늬목 표면 금속 프레이트
JPH0721313Y2 (ja) 木質化粧材
JPH01225552A (ja) 装飾材
JP3057668U (ja) 装飾合板
JP3052193U (ja) 使い捨てスリッパ用敷板の構造

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term