JPH069232Y2 - フリーアクセスフロア用床材 - Google Patents

フリーアクセスフロア用床材

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JPH069232Y2
JPH069232Y2 JP1986154919U JP15491986U JPH069232Y2 JP H069232 Y2 JPH069232 Y2 JP H069232Y2 JP 1986154919 U JP1986154919 U JP 1986154919U JP 15491986 U JP15491986 U JP 15491986U JP H069232 Y2 JPH069232 Y2 JP H069232Y2
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JP
Japan
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floor
free access
layer
backing layer
floor material
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JP1986154919U
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JPS6359945U (ja
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光昭 中村
通規 関口
和也 長谷部
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東リ株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本願はコンピュータ室,OA機器室や電子部品取扱い工
場等のフリーアクセスフロア表面を被覆する床材に関す
る。
従来の技術 従来よりアルミダイキャストやGRC(ガラス繊維強化
セメント)板製のフリーアクセスフロアの表面に、ビニ
ルタイルやカーペットなどの仕上材を接着した床材は公
知である。
考案が解決しようとする課題 しかしながら、カーペットを接着した上記床材は端部が
ほつれ易く、そのメンテナンス方法も確立されていなか
った。
また一般にフリーアクセスフロアは配線レイアウトの変
更の都度、コンクリートから成る床盤上から取り除かれ
るが、これらの作業は熟練していない者によってしばし
ば行われ、しかもフリーアクセスフロアの床部材はかな
りの重量を有するので、乱暴な扱いにより或いは落下に
よりタイル等の表面仕上材を破損したり、また元通りに
復元する作業が困難で非能率的であった。
特にGRC板製のフリーアクセスフロアの場合は寸法精
度が悪く、床部材相互間で反りや段差が大きく生じ、こ
の反りや段差は、従来の表面仕上材では吸収できず、そ
のため美観及び歩行感などを損なうという欠陥があっ
た。
課題を解決するための手段 そこで本願は、上記した従来のものの欠陥を改善するた
めに、プラスチックから成る表面層と、ガラス繊維布を
中間部に介在し、かつ、変形可能な裏打ち層とから成る
厚さ3〜6mmで重量が5000〜12000g/m3であ
る床材であって、前記表面層は、その上部周縁に沿って
面取り部分を有し、さらに前記裏打ち層の裏面に、フイ
ルム層を積層したことを特徴とするものである。
実施例 以下、図面に基づいて本願の実施例を説明する。
第1図は施工状態の本願床材の断面図を示しており、1
はPVC等のプラスチックから成る表面層であり、2は
裏打ち層で、内間部にガラス繊維布3が介在されてい
る。4は前記表面層1の上部周縁に沿って設けた面取り
部分である。
前記表面層1と裏打ち層3の間には所望により、発泡体
または非発泡体の中間層が設けられる。
本願の床材の全体の厚さSは3〜6mmであり、その重量
は5000〜12000g/m3である。
このように構成された床材は自重または荷重を加えるこ
とにより、裏打ち層2が変形してコンクリートの床盤上
に敷設されたフリーアクセスフロアの床部材5と、これ
と隣接する床部材5′,5″との間に生じた段差を吸収
し、本願床材8,8′,8″の表面は相互間で均一なレ
ベルを保つことができ、かつ、床材が横滑りする惧れも
ない。
上記において、考案者が実験した結果によれば、本願床
材の重量が5000g/m3未満または厚さSが3mm未満
の場合は、軽すぎて床材が歩行時に横滑りしたり或いは
安定した状態での置き敷きが不可能となり、また不陸の
吸収を期待することができなかった。
また一方重量が12000g/m3を越えるか、厚さが6
mmを越えた場合、剛性が高すぎて床下地とのなじみが悪
くなり、この場合も置き敷きが不可能であり、かつ、不
陸の吸収も期待できなかった。
上記において、裏打ち層2と前記床部材5との境界6に
は、好ましくは粘着剤或いは可剥離性接着剤層を設け
る。
前記表面層1の上部周縁に沿って面取り部分4を有して
いることによりさらに床材相互間の段差を黙視上消去す
ることができる。即ち面取り部分4の形成により床材相
互間に形成される目地が上部において広く形成されるの
で、床材相互間に段差が生じた場合でも、その段差は黙
視上消去される。さらにまた床材相互間に段差が存在す
るときは、歩行時に靴などの爪先がその段差部分に引っ
掛かって歩行感を損なうが、面取り部分4の形成により
歩行時に靴などの爪先が引っ掛かる惧れは防止される。
上記において、フリーアクセスフロアとコンクリート床
盤との間に配線されている通信ケーブルなどの配線レイ
アウトの変更に際しては、フリーアクセスフロアを構成
する床部材5,5′,5″の表面から、本願床材8,
8′,8″を剥離して取り外すことができる。
また前記裏打ち層2の裏面には、PVCペースト、ポリ
エチレンエマルジョン(PE)などをコーティングする
か、PVC,PE,ポリプロピレン,ポリエステル等を
積層してフイルム層7が形成してあり、この形成により
床材をフリーアクセスフロアの床材に粘着剤等で仮固定
したとき、フイルム層の平滑面によって床部材の表面に
よく密着し、しかも床部材より床材を剥離できるので、
配線レイアウトの変更などを行うために床材を床部材か
ら取り去る場合に便利であり、さらに裏打ち層2の中間
部にガラス繊維布3を介在していることにより、温度や
湿度の変化により、多少とも発生する膨張,収縮作用に
よって、敷設した床材の相互間にめくりや反りが生じた
り或いは隙間が生じたりする惧れが抑制されて、寸法の
安定性が向上する。
なお表面層1に公知の方法で帯電防止性を付与すること
により、コンピュータ室やクリーンルームにも十分使用
することができる。
第2A図、第2B図は一部切り欠いた本願床材の施工状
態の平面図を示しており、本願床材は例えば一辺が各々
300〜600mm×300〜1000mmの方形状に作成
され、第2A図はフリーアクセスを構成する床部材5と
本願床材8との目地9,10が互いに同調するように施
工した場合を、また第2B図は上記床部材5の目地9と
本願の床材8の目地10とが一致しないように施工した
場合を夫々示しており、図中破線9′は床材8下の上記
床部材5の目地を示している。
上記したいずれの場合でも床材Aは粘着剤或いは可剥離
性接着剤層で床部材5に着脱自在に固定され、かつ、重
量が5000〜12000g/m3であることにより自重
または荷重を加えることにより、床部材の不陸を吸収
し、一方厚さが3〜6mmであることにより表面を常に均
一なレベルを保つことができる。
考案の効果 以上のように本願によれば、フリーアクセスフロアを構
成する床部材の段差や反りなどを充分に吸収することが
でき、特に面取り部分の形成により、床材相互間に段差
が存在する場合でも黙視上その段差を消去できて、平滑
で均一な床面を形成することができると共に、歩行時に
おいて靴などの爪先が引っ掛かる惧れも解消でき、さら
に裏打ち層の中間部にガラス繊維布を介在しているの
で、温度や湿度の変化により、多少とも発生する膨張、
収縮作用によって敷設した床材の相互間にめくりや反り
が生じたり或いは隙間が生じたりする惧れがガラス繊維
布の介在により抑制されて寸法の安定性が得られ、さら
に裏打ち層の裏面に、フイルム層を設けたので、床材を
フリーアクセスフロアの床部分に粘着剤等で仮固定した
とき、フイルム層の平滑面によって床部材の表面によく
密着し、しかも床部材より床材を剥離できるので、配線
レイアウトの変更時に床材を容易に取り外すことができ
て、その変更作業に便利であると共に、床材自体の洗浄
も可能であるなどの利点を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は施工状態の本考案の床材断面図、第2図A図,
第2B図は一部切り欠いた本考案施工状態の平面図であ
る。 1は表面層、2は裏打ち層、5はフリーアクセス表面
板、8は本考案床材である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 長谷部 和也 神奈川県厚木市温水字中原2020 東洋リノ リューム株式会社内 (56)参考文献 実開 昭52−35829(JP,U) 実公 昭55−48047(JP,Y2)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】プラスチックから成る表面層と、ガラス繊
    維布を中間部に介在し、かつ、変形可能な裏打ち層とか
    ら成る厚さが3〜6mmで重量が5000〜12000g
    /m3である床材であって、前記表面層は、その上部周縁
    に沿って面取り部分を有し、さらに前記裏打ち層の裏面
    に、フイルム層を積層したことを特徴とするフリーアク
    セスフロア用床材。
JP1986154919U 1986-10-09 1986-10-09 フリーアクセスフロア用床材 Expired - Lifetime JPH069232Y2 (ja)

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JP1986154919U JPH069232Y2 (ja) 1986-10-09 1986-10-09 フリーアクセスフロア用床材

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JPS6359945U JPS6359945U (ja) 1988-04-21
JPH069232Y2 true JPH069232Y2 (ja) 1994-03-09

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ID=31075146

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JP1986154919U Expired - Lifetime JPH069232Y2 (ja) 1986-10-09 1986-10-09 フリーアクセスフロア用床材

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JPS5548047U (ja) * 1978-09-27 1980-03-29
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