JP6783565B2 - 乾式床構造 - Google Patents

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本発明は、乾式床構造であって、特に、金属製の床下地部材を備えた乾式床構造に関する。
床下地部材と床板部材とがビスにより固定された乾式床における床鳴りを防止するために、従来から様々な技術が提案されている。
たとえば特開2014−231731号公報(特許文献1)では、床下地板と床仕上面材との間に石膏系面材が配置された二重床構造体において、石膏系面材の下面の緻密化による留め螺子の頭部の頂面または上方突出領域との擦れ音を抑制するために、床下地板と石膏系面材との間に、傾斜した留め螺子の頭部の頂面または上方突出領域の出っ張りを吸収する柔軟なシート状物を介挿する構成が開示されている。
特開2014−231731号公報
事務所系の建物などにおいて、地盤との関係で躯体重量を下げたい場合や、コンクリートが使えない場合に、地上階よりも上の階の床は乾式化されることが多い。乾式床の仕様は複数存在するが、仕様に関わらず乾式床における床鳴り現象が問題となっている。
繰り返し凹凸を有するデッキプレートを床下地部材として用いた乾式床は、軽くて剛性があるため有用である。デッキプレートを用いた乾式床においては、床仕上面材および石膏ボードを含む床板部材とデッキプレートとが、ビスにより締結される。通常、ビスは床仕上面材の上面(床面)側からねじ込まれるため、デッキプレートを用いた乾式床においては、特許文献1に記載されているような、ビス頭の頂面が石膏ボード下面に食い込むことによる擦れ音は発生しない。そのため、デッキプレートのような金属製の床下地部材と床板部材とが、床面側からねじ込まれるビスにより固定される仕様の乾式床においては、別の要因によって床鳴りが発生していると考えられる。
ところで、床下地部材と床板部材とを接着剤で完全に固着することで、乾式床における床鳴りを抑制するという対策も従来から公知であるが、接着剤を用いる場合、乾式床の施工および解体が困難であるという問題がある。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであって、その目的は、床鳴りの抑制と、施工性および解体性の向上とを実現することのできる乾式床構造を提供することである。
この発明のある局面に従う乾式床構造は、水平方向に延在する上面を有する床下地部材と、床下地部材の上面に重ねられ、水平方向に延在する下面を有する床板部材と、床下地部材と床板部材との相対ずれに伴う擦れ音を抑制するために、床下地部材と床板部材とが面接触している領域の中で局所的な荷重を受け易い箇所に配置されるシート材とを備える。シート材は、床下地部材の上面に固着する粘着層と、床板部材の下面に面接触する非粘着層とを含む。
好ましくは、床下地部材は、上面を構成する凸部と凹部とが繰り返し設けられたデッキプレートであり、床板部材は、下面を構成する石膏ボードを含む。この場合、シート材は、デッキプレートの凸部ごとに設けられることが望ましい。
好ましくは、シート材は、凸部の延在方向に沿って貼り付けられる粘着テープである。
非粘着層の表面と床板部材の下面との摩擦力は、床下地部材の上面と床板部材の下面との摩擦力よりも小さいことが望ましい。
床下地部材と床板部材とが、複数のビスにより締結される形態において、シート材は、床下地部材の上面のうち、ビスが貫通する箇所に貼り付けられることが望ましい。
本発明によれば、床鳴りの抑制と、施工性および解体性の向上とを実現することができる。
本発明の実施の形態に係る乾式床構造を模式的に示す断面図である。 本発明の実施の形態に係る乾式床構造を模式的に示す斜視図である。 本発明の実施の形態におけるシート材の構成を模式的に示す断面図である。 本発明の実施の形態において、床下地部材と床板部材との相対ずれを概念的に示す断面図である。 本発明の実施の形態の変形例において、床下地部材と床板部材との相対ずれを概念的に示す断面図である。 本発明の実施の形態において、シート材の他の配置例を模式的に示す図である。 シート材が適用され得る他の乾式床構造を模式的に示す断面図である。
本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰返さない。
図1を参照して、本実施の形態に係る乾式床1は、デッキプレート12と、石膏ボード13と、床仕上面材14とを含む。デッキプレート12は、金属製の床下地部材であり、建物の躯体を構成する梁11に固定される。デッキプレート12は、凸部21と凹部22とを繰り返し有している。凸部21および凹部22は、同一方向に延在している。凸部21の天面21aは、デッキプレート12の上面を構成し、水平方向に延在する。以下の説明において、凸部21の天面21aをデッキプレート12の上面21aともいう。また、凸部21と凹部22とが隣り合う方向、すなわち凸部21および凹部22の延在方向と交差する方向を横方向という。図1および図2には、乾式床1の横方向が矢印A1で示されている。
石膏ボード13は、水平方向に延在し、デッキプレート12の凸部21上に載置される。石膏ボード13は、石膏を芯材とし両面をボード用原紙で被覆成型した板状部材である。つまり、石膏ボード13の上面13aおよび下面13bの材質は紙である。
床仕上面材14もまた、水平方向に延在し、石膏ボード13の上面13aに重ねられる板状部材である。床仕上面材14の材質は、たとえば木材である。
石膏ボード13および床仕上面材14は、デッキプレート12の上面21aに重ねられる床板部材15を構成する。床板部材15の上面は、建物の室内空間に面する床面であり、床仕上面材14の上面14aにより構成される。以下の説明において、床仕上面材14の上面14aを床面14aともいう。床板部材15の下面は、石膏ボード13の下面13bにより構成される。
床仕上面材14、石膏ボード13、およびデッキプレート12は、床面14a側からねじ込まれるビス3により締結される。石膏ボード13はねじが効かない部材であるため、石膏ボード13を間に挟んだ状態で床仕上面材14とデッキプレート12とがビス3によりしっかりと締結されることで、これら三層が固定される。
ところで、施工時においてビス3をねじ込む際に、ビス3の先端が金属製のデッキプレート12に突き当たった時点でビス3が空回りするため、床仕上面材14の浮き上がりが生じ易い。床仕上面材14の浮き上がりを防止するために、リーマ付きのねじをビス3に採用することもあるが、このような場合においても、床仕上面材14におけるビス3の貫通部分に隙間(ビス3の遊び)が生じてしまう。そのため、ビス3によるデッキプレート12と床仕上面材14との引き付け力(締結力)には限界がある。
したがって、人の歩行等により床面14aへの踏圧が加えられた場合、床仕上面材14および石膏ボード13の双方が下方に撓むため、三層間(デッキプレート12と石膏ボード13との間、石膏ボード13と床仕上面材14との間)に相対ずれが発生する。
ここで、公知の乾式床においては、デッキプレート12と石膏ボード13との間で金属の面(上面21a)と紙の面(下面13b)とが擦れる。そのため、公知の乾式床においては、デッキプレート12と石膏ボード13との相対ずれに伴い擦れ音が発生していたと考えられる。特に、床仕上面材14および石膏ボード13が下方に撓むと、ビス3の締結箇所に局所的に荷重が掛かる。そのため、ビス3の締結箇所におけるデッキプレート12と石膏ボード13との擦れ音が、床鳴りの大きな要因となっていると考えられる。
このような知見に基づき、本実施の形態では、ビス3が貫通するデッキプレート12の凸部21にシート材16を設けることとした。つまり、乾式床1の固定状態においては、上述の三層を締結するためのビス3は、シート材16を貫通する構成である。
図3に示されるように、シート材16は、粘着層41と非粘着層42との二層構造である。粘着層41は、シート材16の裏面側に形成され、デッキプレート12の上面21aに固着する。非粘着層42は、シート材16の表面側に形成され、石膏ボード13の下面13bに面接触する。シート材16の厚みは、たとえば0.5mm〜1.0mmである。なお、図3等では、シート材16の厚みを誇張して記載している。
シート材16は、典型的には、図2に示されるようにデッキプレート12の凸部21の延在方向に沿って貼り付けられる片面の粘着テープである。シート材16は、ビス3で固定する前に、デッキプレート12の凸部21の天面21aに予め貼り付けられる。シート材16の幅寸法は、凸部21の天面21aの幅寸法よりも小さくてもよい。
シート材16の非粘着層42は、アルミなどの金属系以外の材料で形成されており、たとえば、ガラス繊維または不織布により形成されている。この場合、互いに面接触する非粘着層42の表面42a(すなわちシート材16の表面)と石膏ボード13の下面13bとの摩擦力は、シート材16を介在させない場合において互いに面接触するデッキプレート12の上面21aと石膏ボード13の下面13bとの摩擦力よりも小さい。
このようなシート材16をデッキプレート12の上面21aに固着するだけで、乾式床1の床鳴りが抑制される。このことについて、図4を参照して具体的に説明する。図4は、図1において破線で囲まれた部分の拡大図に相当するが、図4では、ビス3の図示が省略されている。
床面14aの上からの踏圧により床板部材15が下方へ撓み、図4の概念図に示すようにデッキプレート12と石膏ボード13とが横方向に相対的にずれた場合に、シート材16の表面上を石膏ボード13が滑る。これにより、シート材16と石膏ボード13との摩擦による擦れ音が抑制される。なお、図4では、理解を容易にするために、相対ずれの前に石膏ボード13の下面13bに面接触していたシート材16の位置が、太破線で示されている。
上述のように、本実施の形態では、デッキプレート12と石膏ボード13とを接着剤で固着して両者の相対ずれを防止するのではなく、両者の相対ずれをあえて許容する。その上で、擦れ音が比較的大きくなる箇所、すなわち局所的な荷重が加わるビス3の締結箇所に、シート材16を設けるという簡単な構成で、乾式床1の床鳴りを効果的に抑制することができる。
また、本実施の形態では、テープ状のシート材16をデッキプレート12の上面21aに貼り付けるだけでよいため、接着剤をデッキプレート12の上面21aに塗布する場合に比べて施工性が向上される。また、シート材16はデッキプレート12にのみ固着し、石膏ボード13には固着しないため、乾式床1の解体を容易に行うこともできる。したがって、乾式床1の構造は、たとえば仮設住宅や期間限定の施設等にも適しており、汎用性が高い。
また、本実施の形態では、シート材16が、デッキプレート12の凸部21ごとに、凸部21の延在方向に沿って一続きに貼り付けられる。そのため、デッキプレート12におけるビス3の貫通箇所、すなわちビス3のピッチが予め定まっていない場合であっても、確実にビス3の貫通箇所にシート材16を介在させることができる。
なお、シート材16は、表面側(上面側)に非粘着層42を有し、裏面側(下面側)に粘着層41を有していれば、これらの層41,42間に他の層が介在されていてもよい。
(変形例)
本実施の形態では、シート材16と石膏ボード13との接触面の摩擦力を極力小さくすることで、これらを滑り易くすることとした。しかしながら、一定のずれ範囲内においてのみ、石膏ボード13のずれにシート材を追従させる構成としてもよい。
図5には、本実施の形態の変形例において、デッキプレート12と石膏ボード13(床板部材15)との相対ずれが生じた場合におけるシート材16Aの役割が概念的に示されている。なお、図5においても、ビス3の図示が省略されている。
図5に示されるように、デッキプレート12と石膏ボード13との横方向の相対ずれが所定範囲内である場合には、シート材16Aが幅方向(横方向)に若干変形することにより、シート材16Aの上面と石膏ボード13の下面13bとの間に擦れが生じていない。
デッキプレート12と石膏ボード13との相対ずれは、実際には微小なずれである。そのため、一定のずれ範囲内においてシート材16Aをその厚みにより石膏ボード13の横ずれに追従させることで、相対ずれの発生開始時には、デッキプレート12と石膏ボード13とが接着剤で固着されているのと同様の効果を得ることができる。
本変形例においては、シート材16Aの非粘着層42の材質は、柔軟性を有していることが望ましく、たとえばゴムなどの弾性材であってもよい。また、シート材16Aの非粘着層42の表面42aと石膏ボード13の下面13bとの摩擦力は、シート材16Aを介在させない場合において互いに面接触するデッキプレート12の上面21aと石膏ボード13の下面13bとの摩擦力よりも大きくてもよい。また、シート材16Aの非粘着層42の表面42aは、滑らかな面ではなく凹凸を有していてもよい。なお、上述のシート材16の表面42aも、滑らかな面ではなく凹凸を有していてもよい。
デッキプレート12と石膏ボード13との相対ずれ量が一定のずれ範囲を超えた場合には、石膏ボード13へのシート材16Aの追従は解除される。そのため、シート材16Aの非粘着層42の材質および/または表面粗さは、石膏ボード13のずれにある程度追従可能としつつ、紙材との擦れ音を極力小さくできる材質および/または表面粗さであることが望ましい。面同士のずれに伴う擦れ音は、ずれが生じ始める瞬間に発生することが多いと考えられる。そのため、たとえ、シート材16Aの表面42aと石膏ボード13の下面13bとが擦れた際に擦れ音が発生してしまう場合であっても、相対ずれ量が小さい場合には、シート材16Aの追従により擦れ音が発生しないため、床鳴りの発生頻度を低下させることもできる。
なお、追従が解除された場合における両者の擦れ音を小さくするためには、上記実施の形態で説明したように、シート材16Aの非粘着層42の表面42aと石膏ボード13の下面13bとの摩擦力が、シート材16Aを介在させない場合において互いに面接触するデッキプレート12の上面21aと石膏ボード13の下面13bとの摩擦力よりも小さくてもよい。
(他の変形例)
本実施の形態では、シート材16は、デッキプレート12の凸部21の延在方向に沿って貼り付けられることとしたが、ビス3の貫通箇所にのみ貼り付けられてもよい。つまり、複数のシート材16が、デッキプレート12の凸部21の延在方向に沿って互いに間隔をあけて貼り付けられていてもよい。この場合、図6に示すシート材16Bのように、シート材は所定の大きさの粘着シールであってもよい。
また、本実施の形態では、床下地部材が繰り返し凹凸を有するデッキプレート12であることとしたが、限定的ではない。床下地部材は、凹凸を有さないフラットなプレートであってもよい。このような場合であっても、石膏ボード13とフラットなプレートとが面接触している領域の中で、ビス3の締結箇所にのみシート材16を配置するだけでよい。したがって、乾式床1の施工および解体を容易に行うことができる。
また、本実施の形態では、デッキプレート12と石膏ボード13との接触面にのみシート材16を配置することとしたが、石膏ボード13と床仕上面材14との接触面にもシート材16を配置してもよい。この場合においても、石膏ボード13と床仕上面材14とが面接触している全領域のうちビス3が貫通する部分にだけシート材16が設けられていればよい。
また、上記実施の形態では、床板部材が石膏ボード13と床仕上面材14とにより構成されることとしたが、床板部材は他の面材を含んでいてもよい。また、デッキプレート12の上に載置される硬質面材は、石膏ボード13以外の面材であってもよい。
また、床下地部材は、金属製のプレートに限定されず、金属製の根太のような支持部材であってもよい。この場合、図7に示されるように、乾式床1Aは、たとえば、複数の鋼製根太51と、鋼製根太51上に載置される面材52と、面材52上に重ねられる石膏ボード13と、石膏ボード13上に重ねられる床仕上面材14とを備える。乾式床1Aにおいては、鋼製根太51と面材52とがビス3により固定(締結)され、床仕上面材14、石膏ボード13、および面材52が、床面側からねじ込まれるビス3により固定(締結)されている。この場合、鋼製根太51が床下地部材であり、他の三層の面材が床板部材53を構成するとみなしてよい。
このような構成においても、局所的な荷重を受け易い鋼製根太51と面材52との間にシート材16を配置することで、床鳴りを抑制することができる。なお、図7において想像線で示すように、たとえば、面材52と石膏ボード13との接触面のうちビス3が貫通する箇所にも、シート材16を配置してもよい。
なお、以上の説明では、床下地部材と床板部材とが面接触している領域の中で局所的な荷重を受け易い箇所、すなわち、床面に加わる踏圧等により床板部材が下方に撓んだ際に局所的に荷重を受ける箇所は、ビス3の締結箇所に相当することとした。しかしながら、床下地部材を構成する面材の継ぎ目(角)にも局所的な荷重が掛かり得ることから、局所的な荷重を受け易い箇所は、面材の継ぎ目であってもよい。つまり、シート材は、面材の継ぎ目に配置されてもよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1,1A 乾式床、3 ビス、11 梁、12 デッキプレート、13 石膏ボード、14 床仕上面材、15,53 床板部材、16,16A,16B シート材、21 凸部、22 凹部、41 粘着層、42 非粘着層、51 鋼製根太、52 面材。

Claims (5)

  1. 水平方向に延在する上面を有する床下地部材と、
    前記床下地部材の前記上面に重ねられ、水平方向に延在する下面を有する床板部材と、
    前記床下地部材と前記床板部材との相対ずれに伴う擦れ音を抑制するために、前記床下地部材と前記床板部材とが面接触している領域の中で局所的な荷重を受け易い箇所に配置されるシート材とを備え、
    前記シート材は、前記床下地部材の前記上面に固着する粘着層と、前記床板部材の前記下面に面接触する非粘着層とを含み、
    前記非粘着層の材質は、柔軟性を有する弾性材であり、
    前記床下地部材と前記床板部材との相対ずれ量が一定のずれ範囲内である場合には、前記シート材が前記床板部材のずれに追従することを特徴とする、乾式床構造。
  2. 前記床下地部材は、前記上面を構成する凸部と凹部とが繰り返し設けられたデッキプレートであり、
    前記床板部材は、前記下面を構成する石膏ボードを含み、
    前記シート材は、前記デッキプレートの前記凸部ごとに設けられる、請求項1に記載の乾式床構造。
  3. 前記シート材は、前記凸部の延在方向に沿って貼り付けられる粘着テープである、請求項2に記載の乾式床構造。
  4. 前記非粘着層の表面と前記床板部材の下面との摩擦力は、前記床下地部材の上面と前記床板部材の下面との摩擦力よりも小さい、請求項1〜3のいずれかに記載の乾式床構造。
  5. 前記床下地部材と前記床板部材とは、複数のビスにより締結されており、
    前記シート材は、前記床下地部材の前記上面のうち、前記ビスが貫通する箇所に貼り付けられる、請求項1〜4のいずれかに記載の乾式床構造。
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