JP2568565Y2 - 歩行型作業機の機体構造 - Google Patents

歩行型作業機の機体構造

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JP2568565Y2
JP2568565Y2 JP9390091U JP9390091U JP2568565Y2 JP 2568565 Y2 JP2568565 Y2 JP 2568565Y2 JP 9390091 U JP9390091 U JP 9390091U JP 9390091 U JP9390091 U JP 9390091U JP 2568565 Y2 JP2568565 Y2 JP 2568565Y2
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JP
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battery
fender
fuselage
support
walk
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JP9390091U
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JPH0541993U (ja
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敏 藤本
貞雄 山中
孝司 野村
千太郎 塩谷
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Kubota Corp
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Kubota Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、歩行型耕耘機や歩行型
管理機などの歩行型作業機の機体構造に係わり、詳しく
は、搭載バッテリーの着脱操作に関連した構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、歩行型作業機では、例えば実開平
1‐82987号公報や実開平32849号公報で開示
されているように、バッテリーをエンジンとミッション
ケースとの間に配置している。つまり、エンジンとミッ
ションとをベルト伝動する都合上存在するこれら両者間
の空間にバッテリーを配置することにより、重量物を集
約配置して作業機の操縦性の向上に寄与させてある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】そこで、前述した重量
物の配設高さをできるだけ低めて低重心化を促進するよ
うにすれば、操縦性のさらなる向上を図る上において好
都合である。本考案は、上記低重心化を進める上でのバ
ッテリーの配置高さ低減処理を上手く実現させることを
目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本考案のうちの請求項1記載の考案では、歩行型作
業機の機体構造において、左右一対のフェンダ間に設け
られるバッテリーの載置面を前記左右のフェンダの上面
よりも低く設定し、かつ、前記左右のフェンダのうち、
前記バッテリーを機体に対して着脱する際の移動経路側
に位置するフェンダを、前記機体に対して着脱自在とな
るように構成するとともに、該着脱フェンダの前記機体
に対する取り付けを、前記バッテリーを機体に固定する
支持手段を介して行うように構成した。又、本考案のう
ちの請求項2記載の考案では、上記請求項1記載の本考
案において、前記支持手段を、機体側に固定の支持ステ
ーと、前記バッテリーの着脱フェンダ側部分に作用して
該バッテリーを機体側に押圧する支持ブラケットと、前
記支持ステーに対する前記着脱フェンダ及び前記支持ブ
ラケットの取り付けを兼ねる単一の取付ボルトとで構成
した。
【0005】
【作用】上記請求項1記載の考案によると、左右のフェ
ンダ間において、バッテリーの載置面を左右のフェンダ
の上面よりも低くなるように設定しても、バッテリーの
機体に対する着脱移動経路側に位置するフェンダを機体
に対して着脱自在に構成していることから、バッテリー
を機体に対して着脱する際には、この着脱フェンダを機
体から取り外すことにより、前記着脱移動経路を開放す
ることができて、バッテリーの機体に対する着脱の際に
フェンダが障害になることを回避できるようになる。し
かも、機体に対する着脱フェンダの取り付けをバッテリ
ー取付用の支持手段を利用して行うことから、バッテリ
ーの着脱の際に要する機体に対するバッテリー固定用の
支持手段の着脱作業と、機体に対する着脱フェンダの着
脱作業とを支持手段の兼用で簡単に行えるようになる。
一方、上記請求項2記載の考案によると、支持ステーに
対する着脱フェンダ及び支持ブラケットの取り付けを単
一の取付ボルトで行う共締め構造に構成していることに
より、その単一の取付ボルトを操作するだけで、機体側
の支持ステーに対する着脱フェンダと支持ブラケットの
双方の着脱を一挙に行えるようになることから、バッテ
リーの着脱の際に要する機体に対するバッテリー固定用
の支持ブラケット及び着脱フェンダの着脱作業をより一
層簡単に行えるようになる。
【0006】
【考案の効果】従って、上記請求項1記載の考案によれ
ば、左右のフェンダ間において、バッテリーをその載置
面が左右のフェンダの上面よりも低くなるように配置す
ることによって得られる低重心化を、バッテリーの着脱
に支障を生じさせることなく実現できるとともに、その
着脱作業の容易化をも図れるようになる。すなわち、バ
ッテリーを低い位置に配設しながらも、良好なメンテナ
ンス性を確保することができ、もって、機体の低重心化
を合理的に図れる歩行型作業機の機体構造を提供できる
に至った。又、上記請求項2記載の考案によれば、より
一層のバッテリー着脱作業の容易化を図れることから、
バッテリーを低い位置に配設しながらも、より良好なメ
ンテナンス性を確保することができ、もって、機体の低
重心化をより一層合理的に図れる歩行型作業機の機体構
造を提供できるに至った。
【0007】
【実施例】以下に、本考案の実施例を図面に基づいて説
明する。図4に歩行型耕耘機が示され、1はエンジン、
2はミッション、3は左右一対ある駆動走行輪、4は操
縦ハンドル、5は耕耘装置である。図2、図3に示すよ
うに、エンジン1とミッション2とは機体の左側位置に
おいてベルト伝動機構6で連動連結され、エンジン1と
ミッション2との前後間において前部フレーム8に固定
した受け部材9にバッテリー7を載置してある。前記受
け部材9上におけるバッテリー7の載置面は、左右一対
のフェンダ10,11間において、その載置面が前記左
右のフェンダ10,11の上面よりも低くなるように設
定されており、機体から右側のフェンダ11を取り外す
ことによって機体からの取り外しを行えるように構成さ
れている。バッテリー7は、前部フレーム8から立設し
た正面視逆L字状の板ステー12でバッテリー左部の位
置決めをするとともに、ミッションケース2Aにボルト
止めされた支持ステー13に蝶ボルト14で固定される
支持ブラケット15でバッテリー右部を押圧することに
よって機体に固定されている。支持ステー13と支持ブ
ラケット15とは共に屈曲板材で構成してある。右フェ
ンダ11は、その後部に固着した屈曲棒16をミッショ
ンケース2Aに固定された受けパイプ17に挿入すると
ともに、フェンダ前部に固着した支持片18を、前記蝶
ボルト14で支持ステー13に支持ブラケット15と共
締めすることで機体に取り付けられている。つまり、前
記バッテリー7を固定する支持手段であるところの、前
記支持ステー13、蝶ボルト14、支持ブラケット15
を介して取付けられている。従って、蝶ボルト14を外
せば支持ステー13に対する右フェンダ11と支持ブラ
ケット15の固定状態が一挙に解除され、次いで右フェ
ンダ11を取り外せば図1の(ロ)に示すバッテリー搭
載状態から、図1の(イ)に示すようにバッテリー7を
機外へ取り出すことができるのである。
【0008】図3に示すように、減速比の差が小さい高
低の変速が行えるデュアル変速機構(図示せず)がミッ
ションケース2Aに内装され、その操作片19を巻スプ
リングイ20によって低速(L)側に引っ張り付勢して
ある。そして、巻スプリングイ20には保護用の筒状ゴ
ムカバー21が外嵌されるとともに、ボルト・ナットに
よる付勢力調節機構aが設けてある。
【0009】尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面と
の対照を便利にする為に符号を記すが、該記入により本
考案は添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】バッテリーの取り外し状態を示す作用図
【図2】バッテリーの搭載状態を示す平面図
【図3】歩行型耕耘機のミッション部分を示す側面図
【図4】歩行型耕耘機の全体側面図
【符号の説明】
7 バッテリー 10,11 フェンダ 13 支持ステー 14 蝶ボルト 15 屈曲棒
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 塩谷 千太郎 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社ク ボタ 堺製造所内

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右一対のフェンダ(10),(11)
    間に設けられるバッテリー(7)の載置面を前記左右の
    フェンダ(10),(11)の上面よりも低く設定し、
    かつ、前記左右のフェンダ(10),(11)のうち、
    前記バッテリー(7)を機体に対して着脱する際の移動
    経路側に位置するフェンダ(11)を、前記機体に対し
    て着脱自在となるように構成するとともに、該着脱フェ
    ンダ(11)の前記機体に対する取り付けを、前記バッ
    テリー(7)を機体に固定する支持手段を介して行うよ
    うに構成してある歩行型作業機の機体構造。
  2. 【請求項2】 前記支持手段を、機体側に固定の支持ス
    テー(13)と、前記バッテリー(7)の着脱フェンダ
    側部分に作用して該バッテリー(7)を機体側に押圧す
    る支持ブラケット(15)と、前記支持ステー(13)
    に対する前記着脱フェンダ(11)及び前記支持ブラケ
    ット(15)の取り付けを兼ねる単一の取付ボルト(1
    4)とで構成してある請求項1記載の歩行型作業機の機
    体構造。
JP9390091U 1991-11-15 1991-11-15 歩行型作業機の機体構造 Expired - Lifetime JP2568565Y2 (ja)

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JPH0541993U JPH0541993U (ja) 1993-06-08
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